JP2009300708A - ブレ補正ユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】「過拘束」を抑制し、円滑なブレ補正駆動動作を簡易に実現することが可能なブレ補正ユニット、およびそれに関連する技術を提供する。
【解決手段】ブレ補正ユニット100は、ベース部材50と第1移動部材60と第2移動部材70と第1駆動ユニット81と第2駆動ユニット82とを備える。第1駆動ユニット81は、ベース部材50と第1移動部材60とを第1の方向において相対的に移動させ、第2駆動ユニット82は、第1移動部材60と第2移動部材70とを第2の方向において相対的に移動させる。また、第2移動部材70は、ベース部材60に対して3つの接触点CP1,CP2,CP3で接しており、当該3つの接触点で規定される基準平面PLに対して平行に移動可能である。そして、第1駆動ユニット60とベース部材50とは、基準平面PLに垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材58を介して接続される。
【選択図】図6

Description

本発明は、手ブレなどのブレを補正するブレ補正ユニット、および当該ブレ補正ユニットを備える撮像装置に関する。
手ブレなどのブレを補正する技術が存在する。例えば、撮影レンズの光軸に垂直な平面内において撮像素子をブレを打ち消すように微小揺動するブレ補正ユニットが存在する(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、このようなブレ補正ユニットにおいては、ベース部材と、ベース部材に対して第1の方向(例えばX方向)に移動する第1移動部材と、第1移動部材に対して第2の方向(例えばY方向)に移動する第2移動部材とが設けられる。ベース部材と第1移動部材との相対移動は、第1駆動ユニットにより実現され、第1移動部材と第2移動部材との相対移動は、第2駆動ユニットにより実現される。そして、撮像素子が固定された第2移動部材は、ブレを打ち消すように、ベース部材に対して第1の方向および第2の方向に移動することによって、ブレ補正が実行される。
特開2006−81348号公報
ところで、撮像装置においては、合焦精度を高度に維持するため、撮像素子の光軸方向の位置を正確に位置決めすることが求められる。
上記のようなブレ補正ユニットにおいては、撮像素子が固定された第2移動部材が、光軸方向の所定位置に固定されたベース部材に対して、バネなどによる押し付け力が付与された状態で、鋼球等を介して接触している。このような構成により、撮像素子の光軸方向の位置の安定化が図られている。
より詳細には、(撮像素子が固定された)上記第2移動部材がベース部材上の所定の平面(例えばXY平面)内において移動可能となるように、当該第2移動部材をベース部材に対して3つの接触点で接するように配置することが好ましい。これによれば、ベース部材上の3つの接触点で規定される基準平面に沿って第2移動部材を移動させることができる。
一方、ベース部材と第1移動部材と第2移動部材とは、2つの駆動ユニットを介して接続される。このとき、ベース部材と第1移動部材と第2移動部材との接続経路に関する光軸方向の実寸法が設計値通りであれば、問題は生じない。
しかしながら、当該実寸法には誤差が含まれることが多く、また、経年変化等によっても誤差が生じてくることもある。
ベース部材から第1駆動ユニットと第1移動部材と第2駆動ユニットとを介して第2移動部材へ至る接続経路において、上述したような誤差が含まれる場合には、これらの複数の要素のいずれかが変形してこの誤差を吸収することになる。あるいは、状況によっては第1駆動ユニットあるいは第2駆動ユニットにおいて無理な負荷が作用し、当該駆動ユニットによるブレ補正性能が低下することも生じ得る。
このような状況は、ベース部材に対する第2移動部材の光軸方向の位置が3つの接触点で決定されるにもかかわらず、もう1つの接続経路における過剰な拘束が生じている状況、すなわち、「過拘束」が生じている状況、であるとも表現される。このような「過拘束」は、ブレ補正ユニットにおける円滑な駆動動作の妨げになる。
そこで、この発明の課題は、このような「過拘束」を抑制し、円滑なブレ補正駆動動作を簡易に実現することが可能なブレ補正ユニット、およびそれに関連する技術を提供することにある。
本発明の第1の側面は、ブレ補正ユニットであって、ベース部材と、前記ベース部材に対して第1の方向において相対的に移動する第1移動部材と、撮像素子が固定され、前記第1移動部材に対して第2の方向において相対的に移動する第2移動部材と、前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを前記第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを前記第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットとを備え、前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とは、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な第1弾性部材を介して接続される、ブレ補正ユニットである。
本発明の第2の側面は、撮像装置であって、本体部と、前記本体部に設けられ、撮像素子を移動してブレを補正するブレ補正ユニットとを備え、前記ブレ補正ユニットは、ベース部材と、前記ベース部材に対して第1の方向において相対的に移動する第1移動部材と、前記撮像素子が固定され、前記第1移動部材に対して第2の方向において相対的に移動する第2移動部材と、前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを前記第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを前記第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットとを有し、前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とは、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を介して接続される、撮像装置である。
本発明の第3の側面は、ブレ補正ユニットであって、ベース部材と、前記ベース部材に対して相対的に移動する第1移動部材と、前記第1移動部材に対して相対的に移動し、撮像素子が固定される第2移動部材と、前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットとを備え、前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、前記ベース部材と前記第1駆動ユニットと前記第1移動部材と前記第2駆動ユニットと前記第2移動部材とを含む複数の要素の接続経路において、いずれかの隣接2要素は、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を用いて接続される、ブレ補正ユニットである。
本発明の第4の側面は、撮像装置であって、本体部と、前記本体部に設けられ、撮像素子を移動してブレを補正するブレ補正ユニットとを備え、前記ブレ補正ユニットは、ベース部材と、前記ベース部材に対して相対的に移動する第1移動部材と、前記第1移動部材に対して相対的に移動し、撮像素子が固定される第2移動部材と、前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットとを有し、前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、前記ベース部材と前記第1駆動ユニットと前記第1移動部材と前記第2駆動ユニットと前記第2移動部材とを含む複数の要素の接続経路において、いずれかの隣接2要素は、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を用いて接続される、撮像装置である。
本発明の第1の側面および第2の側面によれば、第1駆動ユニットとベース部材との間に設けられた第1弾性部材が、第3の方向(基準平面に垂直な方向)において微小変形することによって、ベース部材と第1移動部材と第2移動部材との接続経路に関する第3の方向の寸法誤差が吸収される。したがって、「過拘束」を抑制し、円滑なブレ補正駆動動作を簡易に実現することが可能である。
本発明の第3の側面および第4の側面によれば、ベース部材と第1駆動ユニットと第1移動部材と第2駆動ユニットと第2移動部材とを含む複数の要素の接続経路において、いずれかの隣接2要素間に設けられた弾性部材は、第3の方向(基準平面に垂直な方向)において微小変形可能である。そのため、当該接続経路に関する第3の方向の寸法誤差が吸収される。したがって、「過拘束」を抑制し、円滑なブレ補正駆動動作を簡易に実現することが可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1(1A)の外観構成を示す図である。ここで、図1は、撮像装置1の正面外観図であり、図2は、撮像装置1の背面外観図である。この撮像装置1は、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1は、カメラ本体部(カメラボディ)2を備えている。このカメラ本体部2に対して、交換式の撮影レンズユニット(交換レンズ)3が着脱可能である。
撮影レンズユニット3は、主として、鏡胴36、ならびに、鏡胴36の内部に設けられるレンズ群37(図3参照)及び絞り等によって構成される。レンズ群37(撮影光学系)には、光軸方向に移動することによって焦点位置を変更するフォーカスレンズ等が含まれている。
カメラ本体部2は、撮影レンズユニット3が装着される円環状のマウント部Mtを正面略中央に備え、撮影レンズユニット3を着脱するための着脱ボタン49を円環状のマウント部Mt付近に備えている。
また、カメラ本体部2は、その正面右上部にモード設定ダイヤル42を備えている。モード設定ダイヤル42を操作することによれば、カメラの各種モード(各種撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、およびフルオート撮影モード等)、撮影した画像を再生する再生モード、および外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等を含む)の設定動作(切替動作)を行うことが可能である。
また、カメラ本体部2は、正面左端部に撮影者が把持するためのグリップ部14を備えている。グリップ部14の上面には露光開始を指示するためのレリーズボタン11が設けられている。グリップ部14の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えばリチウムイオン電池が収納されており、カード収納室には撮影画像の画像データを記録するためのメモリカードが着脱可能に収納される。
レリーズボタン11は、半押し状態(S1状態)と全押し状態(S2状態)との2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。レリーズボタン11が半押しされS1状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作およびAE制御動作等)が行われる。また、レリーズボタン11がさらに押し込まれてS2状態になると、当該本撮影画像の撮影動作(撮像素子5(後述)を用いて被写体像(被写体の光像)に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作)が行われる。
図2において、カメラ本体部2の背面略中央上部には、ファインダ窓(接眼窓)10が設けられている。撮影者は、ファインダ窓10を覗くことによって、撮影レンズユニット3から導かれた被写体の光像を視認して構図決定を行うことができる。すなわち、光学ファインダを用いて構図決めを行うことが可能である。
図2において、カメラ本体部2の背面の略中央には、背面モニタ12が設けられている。背面モニタ12は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。背面モニタ12は、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示すること、および再生モードにおいてメモリカードに記録された撮影画像を再生表示することなどが可能である。
背面モニタ12の左上部にはメインスイッチ41が設けられている。メインスイッチ41は2点スライドスイッチからなり、接点を左方の「OFF」位置に設定すると、電源がオフになり、接点の右方の「ON」位置に設定すると、電源がオンになる。
背面モニタ12の右側には方向選択キー44が設けられている。この方向選択キー44は、円形の操作ボタンを有し、この操作ボタンにおける上下左右の4方向の押圧操作と、右上、左上、右下及び左下の4方向の押圧操作とを、それぞれ検出できるように構成されている。なお、方向選択キー44は、上記8方向の押圧操作とは別に、中央部のプッシュボタンの押圧操作も検出できる。
背面モニタ12の左側には、メニュー画面の設定、画像の削除などを行うための複数のボタンからなる設定ボタン群43が設けられている。
図3は、撮像装置1の内部構成を示す断面図である。図3は、ミラーダウン状態を示している。
図3に示すように、撮影レンズユニット3から撮像素子5に至る光路(撮影光路)上にはミラー機構6が設けられている。ミラー機構6は、撮影光学系からの光を上方に向けて反射する主ミラー6a(主反射面)を有している。この主ミラー6aは、例えばその一部または全部がハーフミラーとして構成され、撮影光学系からの光の一部を透過する。また、ミラー機構6は、主ミラー6aを透過した光を下方に反射させるサブミラー6b(副反射面)をも有している。サブミラー6bで下方に反射された光は、AFモジュール20へと導かれて入射し、位相差方式のAF動作に利用される。
レリーズボタン11が全押し状態S2にされる前まで(すなわち構図決め時において)、ミラー機構6はミラーダウン状態となるように配置される(図3)。そして、この際には、撮影レンズユニット3からの被写体像は、主ミラー6aで上方に反射され観察用光束としてペンタプリズム8に入射し、ペンタプリズム8において更に反射され、接眼レンズおよびファインダ窓10を通過して、撮影者の眼に到達する。この状態において、光学ビューファインダ(OVF)を用いた構図決め動作が行われる。
その後、レリーズボタン11が全押し状態S2にされると、ミラー機構6は、ミラーアップ状態となるように駆動され、露光動作が開始される。詳細には、撮影光学系からの光(被写体像)を遮らないように主ミラー6aとサブミラー6bとが上方に跳ね上げられ、撮影レンズユニット3からの光が、主ミラー6aで反射されることなく進行して、シャッタ4の開放期間に合わせて撮像素子5に到達する。撮像素子5は、光電変換によって、受光した光束に基づいて被写体の画像信号を生成する。このように、被写体からの光束(被写体像)が撮影レンズユニット3を通過して撮像素子5に導かれることによって、被写体に係る撮影画像(撮影画像データ)が得られる。
撮像素子(ここではCCDセンサ(単にCCDとも称する))5は、撮影レンズユニット3からの被写体の光像(被写体像)を光電変換作用により電気的信号に変換する受光素子であり、本撮影画像に係る画像信号(記録用の画像信号)を生成して取得する。具体的には、撮像素子5は、受光面に結像された被写体像の露光(光電変換による電荷蓄積)を行い、当該被写体像に係る画像信号を生成する。
また、撮像素子5で取得された画像信号に対して信号処理部により所定のアナログ信号処理が施されると、当該アナログ信号処理後の画像信号はA/D変換回路によってデジタル画像データ(画像データ)に変換され、デジタル信号処理回路に入力される。当該デジタル信号処理回路は、当該デジタル画像データに対して種々のデジタル信号処理(黒レベル補正処理、ホワイトバランス(WB)処理、γ補正処理等)を施す。これにより、本撮像画像に係る画像データが生成され、生成された画像データは、メモリカードに記録される。
さらに、この撮像装置1(1A)は、ブレを補正するブレ補正ユニット100(100A)を備えている。ブレ補正ユニット100は、カメラ本体部2内に設けられる。より詳細には、ブレ補正ユニット100は、カメラ本体部2内の所定部材(例えばミラーボックス等)に固定されている。また、ブレ補正ユニット100は、撮影レンズユニット3の光軸に垂直な平面内において撮像素子5を移動させることが可能である。ブレ補正ユニット100は、撮像装置1のブレ検出センサ(ジャイロセンサ等)によって検出されたブレを打ち消すように、撮像素子5を駆動する。このような光学的なブレ補正制御動作によって、撮像装置1におけるブレ(手ブレ等)が低減された画像(本撮影画像等)を得ることが可能である。
以下では、このブレ補正ユニット100の構成等について詳述する。
<1−2.ブレ補正機構概要>
図4は、ブレ補正ユニット100を背面側から見た図(背面図)である。図5は、ブレ補正ユニット100の分解斜視図であり、図6は、その一部の部品を示す概略斜視図である。図6においては、各部品を簡略化して示している。また、図7は、図4において、第1スライダ60を取り外した状態を示す図である。さらに、図8は、ブレ補正ユニット100を底面側(−Y側)から見た図(底面図)であり、図9は、ブレ補正ユニット100を+X側の側面から見た図(側面図)である。また、図10は、図4におけるI−I断面の一部(領域RG1付近)を示す断面図であり、図11は、図4におけるII−II断面の一部(領域RG2付近)を拡大した図である。さらに、図12は、図4におけるIII−III断面の一部(領域RG3付近)を拡大した図であり、図13は、図4におけるIV−IV断面の一部(領域RG4付近)を拡大した図である。
図5および図6に示すように、ブレ補正ユニット100は、台板(ベース部材とも称する)50、第1スライダ(第1移動部材とも称する)60、および第2スライダ(第2移動部材とも称する)70を備えている。第1スライダ60は、略L字形状の板状部材であり、台板50および第2スライダ70は、それぞれ、略矩形状の略板状部材である。台板50は、その略中央部に中空部50eを有しており、第2スライダ70も、その略中央部に中空部70eを有している。
また、ブレ補正ユニット100は、第1駆動ユニット81および第2駆動ユニット82をさらに備えている。第1駆動ユニット81は、台板50と第1スライダ60との間に設けられる。この第1駆動ユニット81は、台板50と第1スライダ60とをX方向において相対的に移動させる。また、第2駆動ユニット82は、第1スライダ60と第2スライダ70との間に設けられる。この第2駆動ユニット82は、第1スライダ60と第2スライダ70とをY方向において相対的に移動させる。
台板50は、取り付け金具59を介してカメラ本体部2に固定されている。台板50と第1スライダ60とは第1駆動ユニット81を介して連結されており、第1スライダ60と第2スライダ70とは第2駆動ユニット82を介して連結されている。第2スライダ70には撮像素子5が固定されている。具体的には、撮像素子5は、第2スライダ70の中空部70eに嵌め込まれた状態でネジで締結され固定されている。撮像素子5の撮像面は、+Z側(被写体側)に配置される。また、撮像素子5側に設けられた電気的接続端子部とカメラ本体部2側に設けられた電気的接続端子部とは、フレキシブル基板79等によって電気的に接続されている。撮像素子5によって取得された電気信号(画像信号)は、当該フレキシブル基板79等を介してカメラ本体部2側のデジタル信号処理回路等に伝送される。
第1駆動ユニット81の駆動によって、第1スライダ60は台板50に対してX方向に移動することが可能であり、第2駆動ユニット82の駆動によって、第2スライダ70は第1スライダ60に対してY方向に移動することが可能である。
第1駆動ユニット81は、台板50に対して、弾性部材58を介して接続されている。この接続構造等については、後に詳述する。
第1駆動ユニット81は、駆動素子として圧電アクチュエータ81Xを備えている。圧電アクチュエータ81Xは、圧電素子を含む駆動部81aを有するとともに、当該駆動部81aに接続された駆動軸81dを有している。また、第1駆動ユニット81は、圧電アクチュエータ81Xを保持するアクチュエータホルダ81hをも備えている。
図10の断面図にも示すように、駆動軸81dの上側には、断面視略V字状の細長形状の金属板81eが設けられている。また、駆動軸81dの下側には、断面視略V字状の細長形状の金属板81f(図5も参照)が設けられている。金属板81eは、第1スライダ60の+Z側の面において、その表面が露出するようにインサート成型されて構成されており、金属板81fは、駆動軸81dを挟んで金属板81eの反対側(+Z側)に配置される。これらの金属板81e,81fは、駆動軸81dを挟持する。
また、図8の底面図にも示すように、第1スライダ60の−Y側突出部61a(図5も参照)に貫通しているネジリコイルバネ81gによって、金属板81fは、第1スライダ60に向けて押し付けられた状態で第1スライダ60と一体化されている。すなわち、金属板81e,81fは、第1スライダ60と一体化されている。ただし、金属板81e,81fと駆動軸81dとは、互いに摺動可能な程度の摩擦力が作用した状態で接触している。
このように、圧電アクチュエータ81Xの駆動軸81dは、第1スライダ60と摩擦結合された状態になっている。このような構成において、圧電アクチュエータ81Xの駆動部81aに所定の駆動パルス(例えば、鋸刃状の駆動パルス)を連続して印加することによって、第1スライダ60は、台板50に対してX方向に移動することが可能である。例えば、鋸刃状の駆動パルスにおける比較的低速の立ち上がり部分では、駆動軸81dが所定の向きに比較的低速で移動し、金属板81e,81fが駆動軸81dに追従して移動する。その後、鋸刃状の駆動パルスにおける急峻な立ち下がり部分では、比較的高速で駆動軸81dが当該所定の向きとは逆向きに移動し(すなわち戻り)、金属板81e,81fが駆動軸81dに対して滑りを生じる。このような動作を繰り返すことによって、金属板81e,81f(すなわち第1スライダ60)は、台板50に対して所定の向きに移動される。なお、上記とは逆の動作を行うことによって、第1スライダ60を台板50に対して逆向きに移動させることも可能である。
また、第2スライダ70の+X側には、第2駆動ユニット82(図6)が取り付けられている。第2駆動ユニット82は、矩形形状を有する撮像素子5の+X側の一辺に沿う位置に接着されて固定されており、第2スライダ70と一体化している。
第2駆動ユニット82は、駆動素子として圧電アクチュエータ82Yを備えている。圧電アクチュエータ82Yは、圧電素子を含む駆動部82aを有するとともに、当該駆動部82aに接続された駆動軸82dを有している。圧電アクチュエータ82Yは、第2スライダ70に直接的に接着されて固定されている。
図11の断面図にも示すように、駆動軸82dの上側には、断面視略V字状の細長形状の金属板82eが設けられている。また、駆動軸82dの下側には、断面視略V字状の細長形状の金属板82f(図5も参照)が設けられている。金属板82eは、第1スライダ60の+Z側の面に、その表面が露出するようにインサート成型されて構成されており、金属板82fは、駆動軸82dを挟んで金属板82eの反対側(+Z側)に配置される。これらの金属板82e,82fは、駆動軸82dを挟持する。
また、図9の側面図にも示すように、第1スライダ60の+X側突出部61b(図5も参照)に貫通しているネジリコイルバネ82gによって、金属板82fは、第1スライダ60に向けて押し付けられた状態で第1スライダ60と一体化されている。すなわち、金属板82e,82fは、第1スライダ60と一体化されている。ただし、金属板82e,82fと駆動軸82dとは、互いに摺動可能な程度の摩擦力が作用した状態で接触している。
このように、第2スライダ70に固定された圧電アクチュエータ82Yの駆動軸82dは、第1スライダ60と摩擦結合された状態になっている。このような構成において、圧電アクチュエータ82Yの駆動部82aに所定の駆動パルスを連続して印加することによって、第2スライダ70は、第1スライダ60に対してY方向に移動することが可能である。圧電アクチュエータ82Yの駆動原理は、圧電アクチュエータ81Xの駆動原理と同様である。
以上のように、台板50と第1スライダ60とは、X方向に相対移動可能となるように、第1駆動ユニット81を介して連結されている。また、第2スライダ70と第1スライダ60とは、Y方向に相対移動可能となるように、第2駆動ユニット82を介して連結されている。この結果、第2スライダ70に固定された撮像素子5は、台板50(ひいてはカメラ本体部2)に対してX方向およびY方向にそれぞれ移動可能である。
また、図6に示すように、第2スライダ70は、台板50に対して3つの接触点CP1,CP2,CP3で接している。第2スライダ70は、当該3つの接触点CP1,CP2,CP3で規定される基準平面PLに対して平行に移動可能である。基準平面PLは、3点CP1,CP2,CP3を通る平面である、とも表現される。
詳細には、第2スライダ70は、3つの突出部71a,71b,71cを有している。突出部71a,71bは、第2スライダ70の中空部70eを取り囲む枠部70fの−X側の部分からさらに−X側へ突出する部分であり、突出部71cは、第2スライダ70の中空部70eを取り囲む枠部70fの+X側の部分からさらに+X側へ突出する部分である。そして、図12の断面図にも示すように、突出部71aにおいては鋼球73aが設けられる。同様に、図13の断面図にも示すように、突出部71bにおいては鋼球73bが設けられる。また、図11の断面図にも示すように、突出部71cにおいては鋼球73cが設けられる。
まず、図11(II−II断面の一部拡大図)を参照しながら、鋼球73c付近の構成について説明する。
図11に示すように、鋼球73cは、台板50と第2スライダ70の突出部71cにインサート成型された金属板75cとの両者に挟まれて配置されており、そのZ方向両端部にて該両者50,75cにそれぞれ接触している。特に、鋼球73cは、台板50と接触点CP3で接触しており、第2スライダ70の突出部71cは、当該接触点CP3において台板50に対して鋼球73cによって支持される。
さらに、図6等に示すように、引張りコイルバネ85cは、台板50と第1スライダ60との両者の+Y側端部において、当該両者(台板50および第1スライダ60)の間に掛けられている。また、引張りコイルバネ85dは、台板50と第1スライダ60との両者の−Y側端部において、当該両者の間に掛けられている。このように、引張りコイルバネ85c,85dは、第1スライダ60等を介して、第2スライダ70を台板50に押し付ける付勢力を付与している。
このような構造により、突出部71c付近において、金属板75cと鋼球73cと台板50とはZ方向においてこの順序で配置され、それぞれ隣接部材に対して隙間なく接触する(図11参照)。そして、第2スライダ70は、接触点CP3において、鋼球73cを介して台板50の−Z側の平面に接触している。このように、突出部71c付近において、台板50に対する第2スライダ70の光軸方向(Z方向)の位置が規制される。
つぎに、図12(III−III断面の一部拡大図)を参照しながら、鋼球73a付近の構成について説明する。
図12に示すように、第2スライダ70の突出部71aには、インサート成型された金属板75aが配置されている。この金属板75aは、Z方向において突出部71aの略中央位置に固定されている。そして、金属板75aの+Z側(図12の下側)には鋼球73aが設けられており、金属板75aの−Z側(図12の上側)には鋼球73mが設けられている。
鋼球73mは、その−Z側においてボール押さえ板51(次述)と接触しており、その+Z側において金属板75aと接触している。一方、鋼球73aは、その−Z側において金属板75aと接触している。さらに、鋼球73aは、その+Z側において台板50と接触点CP1で接触している。このように、第2スライダ70の突出部71aは、当該接触点CP1において台板50に対して鋼球73aによって支持される。
また、図5および図6にも示すように、突出部71aの−Z側(図の上側)にはボール押さえ板51が配置され、さらにボール押さえ板51の−Z側にはボール押さえホルダ53aが配置される。ボール押さえホルダ53aは、台板50に対してネジ締結により固定される。また、ボール押さえ板51とボール押さえホルダ53aとの間には、圧縮コイルバネ85aが配置される。この圧縮コイルバネ85aは自然長よりも短い圧縮状態を有しており、圧縮コイルバネ85aの反発力によって、ボール押さえ板51を台板50側へ向けて押し付ける力が作用する。換言すれば、圧縮コイルバネ85aは、ボール押さえ板51等を介して、第2スライダ70を台板50に押し付ける付勢力を付与している。
このような構造により、図12に示すように、突出部71a付近において、ボール押さえ板51と鋼球73mと金属板75aと鋼球73aと台板50とはZ方向においてこの順序で隙間なく接触する。そして、第2スライダ70は、接触点CP1において、鋼球73aを介して台板50の−Z側の平面に接触している。このように、突出部71a付近において、台板50に対する第2スライダ70の光軸方向(Z方向)の位置が規制される。
さらに、図13(IV−IV断面の一部拡大図)を参照しながら、鋼球73b付近の構成について説明する。鋼球73b付近の構成は、鋼球73a付近の構成と同様の構成を有している。
図13に示すように、第2スライダ70の突出部71bには、インサート成型された金属板75bが配置されている。この金属板75bは、Z方向において突出部71bの略中央位置に固定されている。そして、金属板75bの+Z側(図13の下側)には鋼球73bが設けられており、金属板75bの−Z側(図13の上側)には鋼球73nが設けられている。
鋼球73nは、その−Z側においてボール押さえ板51と接触しており、その+Z側において金属板75bと接触している。一方、鋼球73bは、その−Z側において金属板75bと接触しており、その+Z側において台板50と接触点CP2で接触している。このように、第2スライダ70の突出部71bは、当該接触点CP2において台板50に対して鋼球73bによって支持される。
また、ボール押さえ板51(図5および図6も参照)の−Z側にはボール押さえホルダ53bが配置される。ボール押さえホルダ53bは、台板50に対してネジ締結により固定される。また、ボール押さえ板51とボール押さえホルダ53bとの間には、圧縮コイルバネ85bが配置される。この圧縮コイルバネ85bは自然長よりも短い圧縮状態を有しており、圧縮コイルバネ85bの反発力によって、ボール押さえ板51を台板50側へ向けて押し付ける力が作用する。換言すれば、圧縮コイルバネ85bは、ボール押さえ板51等を介して、第2スライダ70を台板50に押し付ける付勢力を付与している。
このような構造により、図13に示すように、突出部71b付近において、ボール押さえ板51と鋼球73nと金属板75bと鋼球73bと台板50とはZ方向においてこの順序で配置され、それぞれ隣接部材に対して隙間なく接触する。そして、第2スライダ70は、接触点CP2において、鋼球73bを介して台板50の−Z側の平面に接触している。このように、突出部71b付近において、台板50に対する第2スライダ70の光軸方向(Z方向)の位置が規制される。
以上のように、各突出部71a,71b,71c付近において、台板50に対する第2スライダ70の光軸方向(Z方向)の位置が規制される。したがって、第2スライダ70に固定された撮像素子5の光軸方向の位置も規制される。換言すれば、撮像素子5の光軸方向の位置は安定的に維持される。
また、接触点CP1における鋼球73aと台板50との間の摩擦力は非常に小さく、接触点CP2における鋼球73bと台板50との間の摩擦力は非常に小さい。また、接触点CP3における鋼球73cと台板50との間の摩擦力も非常に小さい。そのため、第2スライダ70と台板50とは、滑らかに相対的に移動することが可能である。
この結果、第2スライダ70は、Z方向(光軸方向)に対する位置を固定したまま、台板50に対してX方向およびY方向に円滑に移動することが可能である。
<1−3.第1駆動ユニット81付近の構成>
上述のように、第2スライダ70と第1スライダ60とは第2駆動ユニット82を介して接続されている(図6および図11等参照)。詳細には、第2スライダ70には第2駆動ユニット82が接着固定され、第2駆動ユニット82は、駆動軸82d、および金属板82e,82fを介して第1スライダ60と接続されている。端的に言えば、第2スライダ70と第1スライダ60とは、Z方向においてリジッドに固定されている。
一方、上述したように、第1スライダ60と台板50とは第1駆動ユニット81を介して接続されている(図6および図10等参照)。
詳細には、第1駆動ユニット81は、駆動軸81d、および金属板81e,81fを介して第1スライダ60と接続されている。換言すれば、第1スライダ60と第1駆動ユニット81とは、圧電アクチュエータ81Xの駆動軸81dを介して摩擦結合により接続されている。
また特に、第1駆動ユニット81は、台板50に対して、弾性部材58を介して接続されている。詳細には、圧電アクチュエータ81Xを保持するアクチュエータホルダ81hが、図14等に示すように、台板50に対して、弾性部材58を介して接続されている。すなわち、第1駆動ユニット81は、台板50に対して、Z方向において微小変位することが可能な状態で接続されている。以下では、この接続構造等について詳述する。
図14は、台板50と第1駆動ユニット81とが弾性部材58を介して接続される様子を示す斜視図である。また、図15は、図4におけるV−V断面を示す断面図であり、図16は、図15の一部(第1駆動ユニット81付近)を示す一部拡大図である。さらに、図17は、図16における右側の一部(弾性部材58付近)を示す一部拡大図であり、図18は、図16における左側の一部(ネジ57c付近)を示す一部拡大図である。また、図19は、第1駆動ユニット81が弾性部材58を介して台板50に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図14等に示すように、第1駆動ユニット81において、圧電アクチュエータ81Xは、アクチュエータホルダ81hに接着固定されている。そして、第1駆動ユニット81のアクチュエータホルダ81hは、弾性部材58を介して台板50に固定されている。
弾性部材58は、弾性を有する材料(例えば金属材料)で形成されている。図17に示すように、弾性部材58は、板バネとして形成されており、Z方向に微小変形可能である。詳細には、弾性部材58は、そのX方向略中央に段差部58cを有する階段状部材として形成されている。弾性部材58は、Z方向における位置が互いに異なる2つの平面部58a,58bと、当該2つの平面部58a,58bを相互に接続する段差部58cとを有している。より詳細には、弾性部材58は、段差部58cの+X側に平面部(高段部あるいは+X側平面部とも称する)58aを有しており、段差部58cの−X側に平面部(低段部あるいは−X側平面部とも称する)58bを有している。高段部58aは、低段部58bよりも−Z側(図14の上側)に存在する。
アクチュエータホルダ81hの一端側(−X側)において、弾性部材58の高段部58aはアクチュエータホルダ81hにネジ57b(図14も参照)で締結され固定されている。また、弾性部材58の低段部58bは台板50に対してネジ57aで締結され固定されている。第1駆動ユニット81(アクチュエータホルダ81h)は、このような構成によって、弾性部材58を介して台板50に接続されている。また、図17に示すように、第1駆動ユニット81の+Z側の面と台板50との間に空隙SP1が存在する状態で、第1駆動ユニット81と台板50とは接続される。
このように、第1駆動ユニット81は、台板50に対してリジッドに固定されているのではなく、弾性部材58を介して台板50に固定されている。詳細には、第1駆動ユニット81(圧電アクチュエータ81Xおよびアクチュエータホルダ81h等)は、弾性部材58の弾性変形によって、Z方向において微小変位することが可能である。換言すれば、第1駆動ユニット81のZ方向における変位が許容されている。
また、図14に示すように、アクチュエータホルダ81hの他端側(+X側)においては略円状の孔81cが設けられている。一方、台板50には、−Z側に向けて突出する略円柱状の突出部52が設けられている。そして、アクチュエータホルダ81hに設けられた略円状の孔81cに対して、突出部52が嵌合(遊嵌)して貫通している。
さらに、アクチュエータホルダ81hには、孔81cよりも+X側において孔81bが更に設けられている。そして、図18に示すように、ネジ57cの頭部573と台板50との間にスリーブ56が挟まれた状態で、当該ネジ57cが台板50に対して締結されている。詳細には、ネジ57cの軸部571が、略円筒形状のスリーブ56の中空部を貫通し、さらにアクチュエータホルダ81hの他端(+X側)に設けられた当該孔81bをも貫通し、台板50に締結されている。ここにおいて、ネジ57cおよびスリーブ56は、その軸部571および円筒部分56a(次述)に沿って、アクチュエータホルダ81hの孔81bを案内するガイド部材であるとも表現される。また、ネジ57cの軸部571およびスリーブ56は、台板50からZ方向に沿って(−Z側に向けて)立設されている軸部材であるとも表現される。さらに、当該ネジ57cの頭部573は、軸部571の先端部(−Z側)において、軸部571の伸延方向(Z方向)に垂直な方向(X方向およびY方向)に突出する突出部であるとも表現される。
ただし、図18に示すように、スリーブ56は、多段構造を有しており、外径が互いに異なる2つの円筒部分56a,56bを備えている。円筒部分56aは、孔81bの孔径とほぼ同じ大きさの外径(詳細には当該孔径よりも微小量小さな外径)を有しており、円筒部分56bは、孔81bの孔径よりも大きな外径を有している。円筒部分56a,56bのうち+Z側の円筒部分56aは、孔81bに嵌合(遊嵌)して設けられている。また、円筒部分56aは、アクチュエータホルダ81hの孔81bを貫通して設けられている。換言すれば、当該円筒部分56aのZ方向における長さLbは、アクチュエータホルダ81hの厚さ(Z方向における長さ)Lhよりも大きい(Lb>Lh)。また特に、アクチュエータホルダ81hの+X側端部において、アクチュエータホルダ81hの+Z側の面と台板50との間には空隙SP2が存在する。
したがって、上述のように、第1駆動ユニット81が弾性部材58の弾性変形によってZ方向において微小変位する際には、アクチュエータホルダ81hの孔81bは、スリーブ56の円筒部分56aに案内されつつZ方向に移動可能である。このとき、アクチュエータホルダ81hは、両長さLb,Lhの差(Lb−Lh)を移動範囲長の上限値として、Z方向に移動可能である。このように、第1駆動ユニット81(アクチュエータホルダ81h)は、第1駆動ユニット81のX方向における+X側端においても、そのZ方向における変位が許容された状態で台板50に接続されている。なお、円筒部分56aと孔81bとの間に所定量のクリアランス(間隙)が存在する状態で、円筒部分56aは孔81bに遊嵌されている。そのため、第1駆動ユニット81のX方向およびY方向における位置変動を、円筒部分56aと孔81bとの間のクリアランス量を上限として制限することが可能である。すなわち、Z方向における第1駆動ユニット81の微小変位を許容しつつ、基準平面PLに平行な方向における第1駆動ユニットの位置変動を制限することが可能である。
<1−4.接続経路における寸法誤差等>
次に、第2スライダ70から第2駆動ユニット82、第1スライダ60および第1駆動ユニット81を介して台板50に至る接続経路CRについて説明する。
図20は、本実施形態に係る接続経路CRを模式的に示す図である。一方、図21は、図20と同様の模式図を比較例について示す図である。
まず、図21の比較例に係る問題点について説明する。
この比較例においては、本実施形態とは異なり、第1駆動ユニット81が弾性部材58を介さずに直接的に台板50に接着固定されているものとする。より詳細には、アクチュエータホルダ81hが直接的に台板50に接着固定されている。その他の構成においては、上記第1実施形態と同様である。
この比較例においては、例えば、台板50から第1駆動ユニット81を介して第1スライダ60へと至る接続経路CR1(CR11)において、第1スライダ60の上面は、台板50の基準平面PLに対して高さH1(H11)の位置に存在する。また、第1スライダ60から第2駆動ユニット82を介して第2スライダ70へと至る接続経路CR2において、第1スライダ60の上面から高さH2下降した位置で、第2スライダ70の鋼球73a等が基準平面PLに接触する。
理想的には(寸法精度がきわめて高い場合には)、上記の高さH1と高さH2とは同一の値である。換言すれば、接続経路CR1と接続経路CR2とを含む接続経路CRに関する光軸方向の実寸法が設計値通りであれば、高さH1と高さH2とは同一である(H1−H2=0)。そして、この場合には問題は生じない。
しかしながら、部品の実寸法には誤差が含まれることが多く、上記接続経路CRを構成する部品も例外ではない。すなわち、上記接続経路CRを構成する各部品の実寸法にも誤差が含まれ得る。また、経年変化等によって当該各部品の実寸法に誤差が生じることもある。
ここにおいて、第2スライダ70の光軸方向(Z方向)における位置は、台板50に対して正確に位置決めされることが好ましい。例えば、第2スライダ70は、光軸方向(Z方向)において、第2スライダ70と台板50との間の3つの接触点CP1,CP2,CP3で、台板50に対して接触する位置に存在することが好ましい。例えば、本実施形態のように、バネ85a,85b,85c,85d等で第2スライダ70を台板50に押し付けることによって、第2スライダ70が常に台板50に対して3つの接触点CP1,CP2,CP3で接触するように構成することができる。これにより、第2スライダ70は、光軸方向における所定位置に正確に位置決めされた状態で、基準平面PLに平行に移動することが可能である。
さて、上記接続経路CRを構成する部品の実寸法に誤差が存在する場合には、基準平面PLに対して3点で接触して正規の拘束状態を有する第2スライダ70に対して、接続経路CRの構成部品による拘束がさらに加わることになる。このような状況は、「直接接続」(次述)とは別の接続経路CRにおいて過剰な拘束が生じている状況、すなわち、「過拘束」が生じている状況、であるとも表現される。ここで、「直接接続」は、台板50と第2スライダ70とが接触点CP1,CP2,CP3で直接的に接続されている状態を意味している。
このような過拘束が生じている場合でも、上述したように、バネ(付勢部材)85a,85b,85c,85d等の付勢力で第2スライダ70を台板50に押し付けることによって、第2スライダ70の基準平面PLからの離反を回避することは可能である。しかしながら、このときでも、寸法誤差の存在に起因して接続経路CRの構成部品に無用な応力が作用する。そのため、当該構成部品のいずれかが変形してこの寸法誤差を吸収することになる。あるいは、状況によっては、第1駆動ユニット81ないし第2駆動ユニット82において、駆動軸81d,82dに対する摺動動作が正常に行われないために、当該駆動ユニット81,82によるブレ補正性能が低下することも生じ得る。このように、「過拘束」が生じている状況においては、円滑な駆動動作が妨げられるなどの問題が生じ得る。
これに対して、本実施形態においては、第1駆動ユニット81は、台板50に対してリジッドに固定されているのではなく、弾性部材58を介して台板50に固定されている。そして、第1駆動ユニット81(圧電アクチュエータ81Xおよびアクチュエータホルダ81h等)は、弾性部材58の弾性変形によって、Z方向において微小変位することが可能である。したがって、接続経路CRを構成する部品等に寸法誤差が存在する場合であっても、弾性部材58が弾性変形することによって、高さH1(H10)(図20参照)が適切に変更される。具体的には、弾性部材58は、弾性変形により当該寸法誤差を吸収し、高さH1(H10)を所定の設計寸法(あるいは、接続経路CR2の高さH2の実寸法と同じ寸法)に合わせることが可能である。このようにして、台板50と第1スライダ60と第2スライダ70との接続経路CRに関する光軸方向(Z方向)における位置誤差(寸法誤差)が吸収され、上述のような問題が解消ないし抑制される。
このように本実施形態によれば、「過拘束」を抑制し、円滑なブレ補正駆動動作を簡易に実現することが可能である。
<2.第2実施形態>
上記第1実施形態においては、第1駆動ユニット81のX方向およびY方向における移動動作は、突出部52と孔81cとの嵌合部、およびアクチュエータホルダ81hの孔81bとスリーブ56の円筒部分56aとの嵌合部によって、規制されている。
ただし、このような各嵌合部においては、所定程度の間隙を設けた状態で嵌め合い(遊嵌)がなされている。そのため、Z方向だけでなく、Z方向に垂直な方向(例えば、X方向および/またはY方向)にも、アクチュエータホルダ81hが移動する。そして、この移動量が比較的大きくなると、ブレ制御性能に悪影響を及ぼしてしまう。
そこで、この第2実施形態においては、この点を改善することが可能な技術について説明する。なお、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図22は、第2実施形態に係るブレ補正ユニット100Bにおいて、第1駆動ユニット81が弾性部材58を介して台板50に取り付けられた状態を示す斜視図である。図23は、ネジ57c付近の状態を示す図である。
図23と図18とを対比すると判るように、この第2実施形態に係る撮像装置1Bのブレ補正ユニット100Bにおいては、コイルバネ(弾性部材)88がさらに設けられている。コイルバネ88は、第1駆動ユニット81とネジ57cの頭部573とを接続している。具体的には、コイルバネ88は、自然長よりも縮められた状態で、アクチュエータホルダ81hの−Z側の面とネジ57cの頭部573との間に挟まれて配置されている。より具体的には、略円筒形状のコイルバネ88が、スリーブ56の周囲を取り巻くように配置されている。
このような構成においては、コイルバネ88とアクチュエータホルダ81hとの間には、コイルバネ88の弾性力(反発力)に応じた大きさの静止摩擦力が作用する。そして、この静止摩擦力により、第1駆動ユニット81(アクチュエータホルダ81h)は、X方向およびY方向には移動しない。すなわち、基準平面PLに平行な方向における第1駆動ユニット81の位置変動が抑止される。このようにして、アクチュエータホルダ81h(ひいては第2スライダ70および撮像素子5)が基準平面PLに平行な方向に移動することを抑制できる。
<3.その他>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、弾性部材58として板バネを用いる場合を例示したが、これに限定されず、その他の種類の弾性部材(コイルバネ等)を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、台板50と第1駆動ユニット81とを弾性部材58を介して接続する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、第1駆動ユニット81と第1スライダ60とを同様の弾性部材を介して接続するようにしてもよい。あるいは、第1スライダ60と第2駆動ユニット82とを同様の弾性部材を介して接続するようにしてもよい。さらには、第2駆動ユニット82と第2スライダ70とを同様の弾性部材を介して接続するようにしてもよい。このように、台板50と第1駆動ユニット81と第1スライダ60と第2駆動ユニット82と第2スライダ70とを含む複数の要素の接続経路CRにおいて、いずれかの隣接2要素が、Z方向において微小変形可能な弾性部材を用いて接続されるようにしてもよい。
撮像装置の正面外観図である。 撮像装置の背面外観図である。 撮像装置の内部構成を示す断面図である。 ブレ補正ユニットを背面側から見た図(背面図)である。 ブレ補正ユニットの分解斜視図である。 図5の一部の部品を示す概略斜視図である。 第1スライダを取り外した状態を示す図である。 ブレ補正ユニットを底面側(−Y側)から見た図(底面図)である。 ブレ補正ユニットを+X側の側面から見た図(側面図)である。 図4におけるI−I断面の一部(領域RG1付近)の拡大図である。 図4におけるII−II断面の一部(領域RG2付近)の拡大図である。 図4におけるIII−III断面の一部(領域RG3付近)の拡大図である。 図4におけるIV−IV断面の一部(領域RG4付近)の拡大図である。 台板と第1駆動ユニットとが弾性部材を介して接続される様子を示す斜視図である。 図4におけるV−V断面を示す断面図である。 図15の一部(第1駆動ユニット付近)の拡大図である。 図16における右側の一部の拡大図である。 図16における左側の一部の拡大図である。 第1駆動ユニットが弾性部材を介して台板に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る接続経路を模式的に示す図である。 図20と同様の模式図を比較例について示す図である。 第2実施形態に係るブレ補正ユニットにおいて、第1駆動ユニットが弾性部材を介して台板に取り付けられた状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係るブレ補正ユニットの一部を拡大して示す図である。
符号の説明
1,1A,1B 撮像装置
2 カメラ本体部
5 撮像素子
50 台板(ベース部材)
56 スリーブ
57a,57b,57c ネジ
58 弾性部材
60 第1スライダ(第1移動部材)
70 第2スライダ(第2移動部材)
73a,73b,73c,73m,73n 鋼球
81 第1駆動ユニット
81b,81c 孔
81h アクチュエータホルダ
82 第2駆動ユニット
88 コイルバネ
100,100A,100B ブレ補正ユニット
CP1,CP2,CP3 接触点
PL 基準平面

Claims (13)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に対して第1の方向において相対的に移動する第1移動部材と、
    撮像素子が固定され、前記第1移動部材に対して第2の方向において相対的に移動する第2移動部材と、
    前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを前記第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを前記第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットと、
    を備え、
    前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、
    前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とは、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な第1弾性部材を介して接続される、ブレ補正ユニット。
  2. 請求項1に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とは、前記第1駆動ユニットの前記第1の方向における一端側にて、前記第1駆動ユニットと前記ベース部材との間に空隙が存在する状態で前記第1弾性部材を介して接続される、ブレ補正ユニット。
  3. 請求項2に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記ベース部材から前記第3の方向に沿って立設される軸部材を有するガイド部材、
    をさらに備え、
    前記軸部材は、前記第1駆動ユニットの前記第1の方向における他端側に設けられた孔部に遊嵌され、
    前記ガイド部材は、前記孔部の前記第3の方向における移動を案内する、ブレ補正ユニット。
  4. 請求項3に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1駆動ユニットの前記他端側において当該第1駆動ユニットと前記ガイド部材とを接続する第2弾性部材、
    をさらに備えるブレ補正ユニット。
  5. 請求項4に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記ガイド部材は、前記軸部材の先端部において、前記軸部材の伸延方向に対して垂直な方向に突出する突出部をさらに有しており、
    前記第2弾性部材は、前記突出部と前記第1駆動ユニットとの間に設けられ、前記第1駆動ユニットとの間に作用する静止摩擦力によって、前記基準平面に平行な方向における前記第1駆動ユニットの位置変動を抑止する、ブレ補正ユニット。
  6. 請求項1に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1弾性部材は、
    前記第3の方向における位置が互いに異なる2つの平面部と、
    前記2つの平面部を相互に接続する段差部と、
    を有し、
    前記第1駆動ユニットの前記第1の方向における一端側において、前記2つの平面部のうちの一方の第1平面部と前記第1駆動ユニットとが固定されるとともに前記2つの平面部のうちの他方の第2平面部と前記ベース部材とが固定され、
    前記第1駆動ユニットと前記ベース部材との間に空隙が存在する状態で前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とが接続され、前記第1駆動ユニットの前記第3の方向における変位が許容される、ブレ補正ユニット。
  7. 請求項1に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1弾性部材は板バネである、ブレ補正ユニット。
  8. 請求項1に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第2移動部材を前記基準平面に対して押し付ける付勢力を付与する付勢部材、
    をさらに備えるブレ補正ユニット。
  9. 請求項1に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1駆動ユニットは、当該第1駆動ユニットの前記第1の方向における少なくとも一端側にて前記第3の方向の変位が許容された状態で、前記第1弾性部材を介して前記ベース部材に接続される、ブレ補正ユニット。
  10. 請求項9に記載のブレ補正ユニットにおいて、
    前記第1駆動ユニットは、当該第1駆動ユニットの前記第1の方向における他端側においても前記第3の方向の変位が許容された状態で、前記第1弾性部材を介して前記ベース部材に接続される、ブレ補正ユニット。
  11. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、撮像素子を移動してブレを補正するブレ補正ユニットと、
    を備え、
    前記ブレ補正ユニットは、
    ベース部材と、
    前記ベース部材に対して第1の方向において相対的に移動する第1移動部材と、
    前記撮像素子が固定され、前記第1移動部材に対して第2の方向において相対的に移動する第2移動部材と、
    前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを前記第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを前記第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットと、
    を有し、
    前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、
    前記第1駆動ユニットと前記ベース部材とは、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を介して接続される、撮像装置。
  12. ベース部材と、
    前記ベース部材に対して相対的に移動する第1移動部材と、
    前記第1移動部材に対して相対的に移動し、撮像素子が固定される第2移動部材と、
    前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットと、
    を備え、
    前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、
    前記ベース部材と前記第1駆動ユニットと前記第1移動部材と前記第2駆動ユニットと前記第2移動部材とを含む複数の要素の接続経路において、いずれかの隣接2要素は、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を用いて接続される、ブレ補正ユニット。
  13. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、撮像素子を移動してブレを補正するブレ補正ユニットと、
    を備え、
    前記ブレ補正ユニットは、
    ベース部材と、
    前記ベース部材に対して相対的に移動する第1移動部材と、
    前記第1移動部材に対して相対的に移動し、撮像素子が固定される第2移動部材と、
    前記ベース部材と前記第1移動部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記第1移動部材とを第1の方向において相対的に移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第1移動部材と前記第2移動部材との間に設けられ、前記第1移動部材と前記第2移動部材とを第2の方向において相対的に移動させる第2駆動ユニットと、
    を有し、
    前記第2移動部材は、前記ベース部材に対して3つの接触点で接しており、前記3つの接触点で規定される基準平面に対して平行に移動可能であり、
    前記ベース部材と前記第1駆動ユニットと前記第1移動部材と前記第2駆動ユニットと前記第2移動部材とを含む複数の要素の接続経路において、いずれかの隣接2要素は、前記基準平面に垂直な方向である第3の方向において微小変形可能な弾性部材を用いて接続される、撮像装置。
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