JP2009298871A - ガス化方法及びガス化装置 - Google Patents

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【課題】化石原料をガス化する際にガス化装置がバナジウムアタックを受ける問題を防止し、同時にガス化性能を高めるようにする。
【解決手段】バナジウムを含む重金属含有の原料5を酸化剤7が供給されたガス化炉1に供給して部分酸化によりガス化ガス8を生成するガス化方法であって、温度調節手段11によりガス化炉1内部の雰囲気温度を800℃以下に保持してバナジウムアタックを抑制すると共に、ガス化炉1内部の原料5をプラズマ又はレーザにより局所的に800℃以上に加熱して原料5のガス化を促進する。
【選択図】図1

Description

本発明は、化石原料をガス化する際にガス化装置がバナジウムアタックを受ける問題を防止し、同時にガス化性能を高めるようにしたガス化方法及びガス化装置に関する。
近年、石油の枯渇の問題から、石油精製時の残渣である石油コークスや現在有効利用されていない資源であるオイルサンド、ビチューメン、瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭といった劣質炭等の化石燃料を原料としてガス化し、水素及び炭化水素等を主体とするガス化ガスを得て有効利用することが提案されている。
この種の化石原料が利用されない理由としては、硫黄や重金属等の不純物が多く取り扱いや処理が困難な点が挙げられる。
石油系原料であるペトロコーク、オイルサンド及び石炭等は、バナジウム(V)、ニッケル(Ni)等の重金属を多く含んでいることが知られている。
一方、従来から化石原料等をガス化する方法としては、酸素や空気を用いて原料の一部を燃焼させその燃焼熱を利用して原料のガス化を行う部分酸化プロセスがある。従来の部分酸化プロセスによって例えば石油コークスをガス化する場合には800〜1300℃の高温でガス化しており、このような高温でガス化を行うと、生成するガス化ガスに含まれるタール分は非常に少なくできるため、ガス化ガスの精製等の操作が容易になる利点がある反面、石油コークスに含有されるバナジウム(V)によるバナジウムアタックによって鉄系材料の炉材が高温腐食する問題がある。バナジウムアタックは、バナジウム自身の融点は高いが原料中に含まれるバナジウム(V)、硫黄(S)、ナトリウム(Na)等がV25−Na2SO4系の低融点灰(油灰)となって炉材表面に付着・堆積し、炉材を著しく酸化させる現象である。バナジウムアタックによる酸化速度は大気中における通常の酸化速度に比べて数倍から数十倍速く、構造物の寿命を著しく低下させる原因となっている。
このような問題から、石油コークスを従来のガス化炉でガス化することは困難であるため、高価な酸化し難い炉材を使用したり、酸化カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)等の添加剤を添加することによって、バナジウム化合物を生成させて、ガス化炉内の重金属の濃度を希釈することが行われている。しかし、装置価格が増大したり、大量の添加剤を必要とし、更に後段の分離装置が大型になる等の問題がある。
従来の部分酸化プロセスにおいて、バナジウムアタックの問題を防止する方法としては、ガス化炉から抜き出した未反応物からバナジウム等の重金属を分離することによって重金属の系内濃度を低下するようにしたものが特許文献1にある。
特開平08−143876号公報
しかし、特許文献1に示すように、例えば石油コークス等を800〜1300℃の高温でガス化した場合には、高温加熱によってバナジウムが低融点灰と共に炉材に付着・堆積してバナジウムアタックを生じる問題があり、単にガス化炉から未反応物を抜き出してその未反応物からバナジウム等の重金属を分離しても、バナジウムアタックの問題を防止することはできない。
一方、上記バナジウムアタックの問題を避けるためには、800℃以下の低温でガス化を行うことが考えられるが、このような低温でガス化を行った場合には、原料の転化率を向上させることができず、よって必要なガス化ガスの成分、ガス量が得られないという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、化石原料をガス化する際にガス化装置がバナジウムアタックを受ける問題を防止し、同時にガス化性能を高めるようにしたガス化方法及びガス化装置を提供しようとするものである。
本発明は、バナジウムを含む重金属含有の原料を酸化剤が供給されたガス化炉に供給して部分酸化によりガス化ガスを生成するガス化方法であって、温度調節手段によりガス化炉内部の雰囲気温度を800℃以下に保持してバナジウムアタックを抑制すると共に、ガス化炉内部の原料をプラズマ又はレーザにより局所的に800℃以上に加熱して原料のガス化を促進することを特徴とするガス化方法、に係るものである。
上記ガス化方法において、ガス化炉内底部から取出した固体粒子及び/又はガス化ガスから分離した固体粒子を処理して重金属を回収することは好ましい。
本発明は、バナジウムを含む重金属含有の原料を酸化剤が供給されたガス化炉に供給して部分酸化によりガス化ガスを生成するガス化装置であって、ガス化炉内部の雰囲気温度を設定温度に保持するための温度調節手段と、ガス化炉内部の原料を局所的に加熱するプラズマ発生装置又はレーザ発生装置とを有することを特徴とするガス化装置、に係るものである。
上記ガス化装置において、ガス化炉は、噴流床炉であってもよい。
又、上記ガス化装置において、ガス化炉は、固定床炉であってもよい。
又、上記ガス化装置において、ガス化炉は、流動床炉であってもよい。
又、上記ガス化装置において、流動床炉に、金属担持型触媒からなる流動媒体を用いることは好ましい。
又、上記ガス化装置において、温度調節手段は、前記酸化剤の供給量を調節する流量調節器であってもよい。
又、上記ガス化装置において、温度調節手段は、酸化剤と共に燃焼を抑制する流体を供給する燃焼抑制流体添加装置であってもよい。
又、上記ガス化装置において、燃焼抑制流体添加装置は、窒素供給装置であってもよい。
又、上記ガス化装置において、燃焼抑制流体添加装置は、水供給装置であってもよい。
又、上記ガス化装置において、燃焼抑制流体添加装置は、水蒸気供給装置であってもよい。
又、上記ガス化装置において、燃焼抑制流体添加装置は、酸素製造装置により酸素を分離した酸素分離後の低酸素空気を供給する低酸素空気供給装置であってもよい。
又、上記ガス化装置において、ガス化炉内底部から取り出した固体粒子及び/又はガス化ガスから分離して取り出した固体粒子を導入し、固体粒子から重金属を回収する重金属回収手段を有することは好ましい。
本発明のガス化方法及びガス化装置によれば、ガス化炉内部の雰囲気温度を800℃以下に保持してバナジウムアタックを抑制した状態において、ガス化炉内部の原料をプラズマ又はレーザにより局所的に800℃以上に加熱して原料のガス化を促進するようにしたので、バナジウムアタックの抑制と同時に、原料のガス化促進が図れるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例を示すブロック図あり、図1は噴流床炉1aによるガス化炉1を備えた場合を示したもので、ガス化炉1にはホッパー2、スクリューフィーダ3等からなる原料供給装置4によりバナジウム等の重金属を含有する石油コークス、オイルサンド、ビチューメン、及び石炭等の原料5が供給されており、更に、ガス化炉1の下部からは酸化剤供給装置6により酸素、空気等の酸化剤7が供給されている。そして、ガス化炉1内部では原料5の一部が酸化剤7により燃焼してその燃焼熱で原料5のガス化を行う部分酸化が行われてガス化ガス8が生成され、生成したガス化ガス8はガス化炉1から取り出されてサイクロン等の分離装置9により固体粒子10が分離され、清浄なガス化ガス8となって後流のガス精製設備等に供給されるようになっている。
ガス化炉1には、部分酸化によってガス化炉1内部の雰囲気温度を800℃以下の例えば700℃に設定保持するようにした温度調節手段11を備えている。温度調節手段11としては、酸化剤供給装置6によって供給する酸素、空気等の酸化剤7の供給量を調節する流量調節器12とすることができ、ガス化炉1内部の温度を検出する温度計13の検出温度に基づいて流量調節器12により酸化剤7の供給量を調節することによって雰囲気温度を制御することができる。図1では弁による流量調節器12を示しているが、酸化剤供給装置6自体が酸化剤7の供給量を制御するようになっていてもよい。
又、温度調節手段11は、前記酸化剤7と共に、燃焼を抑制するための燃焼抑制流体14を供給する燃焼抑制流体添加装置15を備えていてもよい。燃焼抑制流体添加装置15は、窒素供給装置15aであってもよく、又、水供給装置15bであってもよく、又、水蒸気供給装置15cであってもよく、更に、図示しない酸素製造装置により酸素を分離した酸素分離後の低酸素空気を供給する低酸素空気供給装置15dであってもよい。燃焼抑制流体添加装置15では、温度計13の検出温度に基づいて流量調節器16により燃焼抑制流体14の供給量を調節することによって雰囲気温度を制御するようになっている。
更に、前記ガス化炉1には、原料供給装置4の先端に設けた投入管17からガス化炉1内に落下供給される原料5を局所的に加熱する局所加熱手段18としてのプラズマ発生装置19を設けている。プラズマ発生装置19は負極(−)の電極20aと正極(+)の電極20bが対向してガス化炉1の周囲の炉壁を貫通して設けてあり、前記投入管17から落下する原料5をプラズマによって局所的に加熱するようにしている。前記原料5は、プラズマ発生装置19のプラズマによって瞬時に例えば1300℃前後の任意の高温に加熱することができ、この時、加熱部分の周りの狭い範囲の温度も局所的に高められるようになって、原料5は高温により効果的にガス化されるようになっている。プラズマ発生装置19は、図1に示すように上下に多段の電極20a,20bを配置したり、或いは、多段に配置する電極20a,20bの位置を横方向にずらしたり、或いは電極をガス化炉1の周方向に複数配置する等によって、投入管17から落下する原料5を更に満遍なく加熱するようにしてもよい。
前記プラズマ発生装置19によって局所加熱する際の入熱分だけガス化炉1内の温度は上昇することになるが、前記温度調節手段11によってガス化炉1内の雰囲気温度は常に800℃以下の例えば700℃に設定保持されるようにしている。
前記ガス化炉1の底部からは取出管21により固体粒子22が取り出されるようになっており、この固体粒子22と、前記分離装置9によってガス化ガス8から分離した固体粒子10は、重金属回収手段23に導いて重金属を回収するようにしている。即ち、前記固体粒子10,22は篩等の分離装置24に導いて未燃チャー25と灰分26とに分離し、未燃チャー25は再び前記原料供給装置4のホッパー2に供給し、灰分26は溶解炉27に供給している。溶解炉27では酸により灰分26中の重金属を溶解させ、重金属が溶解した溶解液28と灰29とに分離し、前記溶解液28から重金属を回収するようにしている。
図2は、本発明を実施する形態の他の例を示すもので、局所加熱手段18として図1に示すプラズマ発生装置19に代えて、レーザ発生装置30を備えており、レーザ発生装置30はガス化炉1の周囲の炉壁を貫通するレーザガン31を有しており、原料供給装置4の先端の投入管17から落下する原料5を、レーザガン31から投射されるレーザによって局所的に加熱するようにしている。その他の構成は図1の形態と同様である。図2の形態の場合においても複数のレーザガン31を配置することによって、投入管17から落下する原料5を満遍なく加熱するようにしてもよい。
図3は、本発明を実施する形態の更に他の例を示すもので、流動床炉1bからなるガス化炉1に適用した場合を示しており、流動床炉1bは、酸化剤7の供給によって分散板32上に流動媒体と原料と未反応チャーによる流動層33が形成されており、流動層33を局所的に加熱するための局所加熱手段18としてのプラズマ発生装置34を設けている。このプラズマ発生装置34は、電場の安定のために負極(−)の電極35aは流動層33より上部に配置し、正極(+)の電極35bは流動層33内の下部に対応して配置している。そして、プラズマ発生装置34により流動層33内部の原料・未反応チャーを局所的に高温に加熱することにより、ガス化を促進するようにしている。図中Aは局所加熱部である。上記流動床炉1bの流動媒体に、例えばニッケル(Ni)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)等が担持された担持型触媒を用いると、低い温度でのガス化性能を向上させることができる。
又、図3示に示す流動床炉1bによるガス化炉1において、流動層33の上部から下方へ向けて図2に示すようなレーザ発生装置30を設けて、レーザによって流動層33を局所的に加熱するようにしてもよい。
更に、図3の形態において、前記図1、図2に示したように投入管17から落下する原料5を局所加熱するプラズマ発生装置19又は、レーザ発生装置30を合わせて備えるようにしてもよい。
又、上記形態では、噴流床炉1a及び流動床炉1bの場合について例示したが、固定床炉の場合にも同様に適用することができる。
次に、上記図示例の作動を説明する。
図1、図2における噴流床炉1aによるガス化炉1では、原料供給装置4によってバナジウム等の重金属を含有する石油コークス、オイルサンド、ビチューメン、及び石炭等の原料5をガス化炉1に供給し、ガス化炉1の下部からは酸化剤供給装置6により酸素、空気等の酸化剤7を供給することにより、ガス化炉1内部で原料5の一部が酸化剤7により燃焼してその燃焼熱で原料5のガス化を行う部分酸化が行われてガス化ガス8が生成される。生成したガス化ガス8はガス化炉1から取り出されてサイクロン等の分離装置9により固体粒子10が分離され、清浄なガス化ガス8となって後流のガス精製設備等に供給される。
この時、局所加熱手段18である図1のプラズマ発生装置19、又は図2のレーザ発生装置30を作動させて原料供給装置4の先端の投入管17からガス化炉1内に落下供給される原料5をプラズマ又はレーザにより局所的に例えば1300℃前後の温度に加熱する。これにより原料5はプラズマ発生装置19又はレーザ発生装置30によって高温に加熱されるため、原料5のガス化が大幅に促進されるようになる。
この時、ガス化炉1内部の雰囲気温度が800℃以下の例えば700℃に保持されるように、温度調節手段11を構成する流量調節器12を調節して、酸化剤供給装置6からガス化炉に供給される酸素、空気等の酸化剤7の供給量を調節する。前記温度調節手段11として燃焼を抑制するための燃焼抑制流体14を供給する燃焼抑制流体添加装置15を備えている場合には、窒素供給装置15aによる窒素、水供給装置15bによる水、水蒸気供給装置15cによる水蒸気、酸素製造装置により酸素を分離した酸素分離後の低酸素空気を供給する低酸素空気供給装置15dによる低酸素空気を供給することによっても雰囲気温度を制御することができる。
上記したように、温度調節手段11によってガス化炉1内部の雰囲気温度を800℃以下に保持しているので、ガス化炉1内で低融点灰が生成されるのを防止することができる。
ここで、プラズマ発生装置19又はレーザ発生装置30によってガス化炉1内を局所的に1300℃前後の高温に加熱しているために、原料5中のバナジウム等の重金属が低融点灰と共に浮游することが考えられるが、ガス化炉1内部の雰囲気温度は前記したように温度調節手段11によって常に例えば700℃に保持されていて、低融点灰は周囲の低い温度で直ちに冷却されて固化するため、バナジウムが低融点灰と共に炉材に付着・堆積してバナジウムアタックを生じる問題は防止することができる。
前記ガス化炉1の底部から取出管21により取り出された固体粒子22と、前記分離装置9によってガス化ガス8から分離した固体粒子10は、重金属回収手段23の分離装置24に導かれて未燃チャー25と灰分26とに分離され、未燃チャー25は再び前記原料供給装置4のホッパー2に供給されてガス化される。分離装置24で分離された灰分26は溶解炉27に供給され、酸によって灰分26中の重金属が溶解されることにより灰29と分離され、前記溶解液28からはバナジウム、ニッケル等の高価な重金属が回収される。
図3の形態においては、プラズマ発生装置34によって流動層33内部の原料・未反応チャーが局所的に高温に加熱され、これによってガス化が促進されるようになり、その他の作用は前記図1、2の場合と同様である。
上記したように、ガス化炉1内部の雰囲気温度を800℃以下に保持してバナジウムアタックを抑制した状態において、ガス化炉1内部の原料5をプラズマ又はレーザにより局所的に800℃以上に加熱して原料5のガス化を促進するようにしたので、バナジウムアタックの抑制と、原料5のガス化促進とを同時に達成することができる。
なお、本発明は上記形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示すブロック図である。 本発明を実施する形態の他の例を示すブロック図である。 本発明を実施する形態の更に他の例を示すブロック図ある。
符号の説明
1 ガス化炉
1a 噴流床炉
1b 流動床炉
4 原料供給装置
5 原料
6 酸化剤供給装置
7 酸化剤
8 ガス化ガス
9 分離装置
10 固体粒子
11 温度調節手段
12 流量調節器
14 燃焼抑制流体
15 燃焼抑制流体添加装置
15a 窒素供給装置
15b 水供給装置
15c 水蒸気供給装置
15d 低酸素空気供給装置
18 局所加熱手段
19 プラズマ発生装置
21 取出管
22 固体粒子
23 重金属回収手段
30 レーザ発生装置
34 プラズマ発生装置

Claims (14)

  1. バナジウムを含む重金属含有の原料を酸化剤が供給されたガス化炉に供給して部分酸化によりガス化ガスを生成するガス化方法であって、温度調節手段によりガス化炉内部の雰囲気温度を800℃以下に保持してバナジウムアタックを抑制すると共に、ガス化炉内部の原料をプラズマ又はレーザにより局所的に800℃以上に加熱して原料のガス化を促進することを特徴とするガス化方法。
  2. ガス化炉内底部から取出した固体粒子及び/又はガス化ガスから分離した固体粒子を処理して重金属を回収する請求項1に記載のガス化方法。
  3. バナジウムを含む重金属含有の原料を酸化剤が供給されたガス化炉に供給して部分酸化によりガス化ガスを生成するガス化装置であって、ガス化炉内部の雰囲気温度を設定温度に保持するための温度調節手段と、ガス化炉内部の原料を局所的に加熱するプラズマ発生装置又はレーザ発生装置とを有することを特徴とするガス化装置。
  4. ガス化炉は、噴流床炉である請求項3に記載のガス化装置。
  5. ガス化炉は、固定床炉である請求項3に記載のガス化装置。
  6. ガス化炉は、流動床炉である請求項3に記載のガス化装置。
  7. 流動床炉に、金属担持型触媒からなる流動媒体を用いる請求項6に記載のガス化装置。
  8. 温度調節手段は、前記酸化剤の供給量を調節する流量調節器である請求項3に記載のガス化装置。
  9. 温度調節手段は、酸化剤と共に燃焼を抑制する流体を供給する燃焼抑制流体添加装置である請求項3又は8に記載のガス化装置。
  10. 燃焼抑制流体添加装置は、窒素供給装置である請求項9に記載のガス化装置。
  11. 燃焼抑制流体添加装置は、水供給装置である請求項9に記載のガス化装置。
  12. 燃焼抑制流体添加装置は、水蒸気供給装置である請求項9に記載のガス化装置。
  13. 燃焼抑制流体添加装置は、酸素製造装置により酸素を分離した酸素分離後の低酸素空気を供給する低酸素空気供給装置である請求項9に記載のガス化装置。
  14. ガス化炉内底部から取り出した固体粒子及び/又はガス化ガスから分離して取り出した固体粒子を導入し、固体粒子から重金属を回収する重金属回収手段を有する請求項3に記載のガス化装置。
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