JP6420613B2 - ケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置ならびにその運転方法 - Google Patents
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Description
排ガス(N2,O2など)とともに空気反応塔出口ライン5から出た酸化された酸素キャリア粒子(MeO)は、酸素キャリア粒子(MeO)回収サイクロン3において排ガスと分離され、800〜1000℃程度の高温状態のままニューマティックバルブ10により燃料反応塔2に送られる。
なお、燃料反応塔2は一般的に流動層を形成しており、その流動化気体として例えば燃料反応塔排ガスを再循環して利用する。
空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置であって、
高温場に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する流動層式の未反応固体炭素質燃料生成手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段によって生成された前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する改質燃料回収手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段から排出される排ガス中の二酸化炭素を分離回収する二酸化炭素回収手段と、を備え、
前記燃料反応塔が前記未反応固体炭素質燃料生成手段を兼ねて流動層により前記高温場を形成し、前記燃料反応塔に前記改質前の固体炭素質燃料を供給して前記未反応固体炭素質燃料を生成し、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に、前記燃料反応塔から排出される未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子とを流動化気体により流動化して分離する流動層式分離装置を設け、
前記流動層式分離装置の未反応固体炭素質燃料排出ライン上に、前記改質燃料回収手段を設けたことを特徴とするものである。
前記燃料反応塔に、生成した排ガスを排出する燃料反応塔排ガスラインと、その燃料反応塔排ガスラインから分岐して、前記排ガスの一部を前記流動化気体として前記流動層式分離装置に供給する燃料反応塔排ガス再循環ラインを設けたことを特徴とするものである。
前記二酸化炭素回収手段が、前記燃料反応塔排ガスラインならびに前記燃料反応塔排ガ
ス再循環ラインからの排ガス中の二酸化炭素を分離回収する構成になっていることを特徴
とするものである。
空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置であって、
高温場に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する流動層式の未反応固体炭素質燃料生成手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段によって生成された前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する改質燃料回収手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段から排出される排ガス中の二酸化炭素を分離回収する二酸化炭素回収手段と、を備え、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けられた前記未反応固体炭素質燃料生成手段が流動層により前記高温場を形成し、前記未反応固体炭素質燃料生成手段に前記改質前の固体炭素質燃料を供給して前記未反応固体炭素質燃料を生成し、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段内の前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により前記燃料反応塔に搬送して、
前記燃料反応塔から排ガスを排出する燃料反応塔排ガスライン上に前記改質燃料回収手段を設けたことを特徴とするものである。
前記未反応固体炭素質燃料生成手段は、生成された前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子とを流動化気体により流動化して分離する流動層式分離装置であり、前記流動層式分離装置に、前記流動化気体により浮遊する前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を前記燃料反応塔に搬送する分離装置出口ラインを設け、
前記燃料反応塔から排ガスを排出する燃料反応塔排ガスラインと、
その燃料反応塔排ガスラインから分岐して、前記排ガスの一部を前記流動化気体として前記流動層式分離装置に供給する燃料反応塔排ガス再循環ラインを設けたことを特徴とするものである。
前記二酸化炭素回収手段が、前記燃料反応塔排ガスラインならびに前記燃料反応塔排ガス再循環ラインからの排ガス中の二酸化炭素を分離回収する構成になっていることを特徴とするものである。
空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法であって、
前記燃料反応塔の流動層により高温場を形成し、その流動層に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する工程と、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けた流動層式分離装置に、前記燃料反応塔から排出された前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子を供給して流動化気体により流動化させながら前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子を分離する工程と、
前記流動層式分離装置の未反応固体炭素質燃料排出ライン上に設けられた改質燃料回収手段に、前記流動層式分離装置から排出された前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により流動化させながら供給して、前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料を生成する工程で排出された排ガス中の二酸化炭素を分離回収する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
前記燃料反応塔から排出される排ガスの一部を流動化気体として前記流動層式分離装置に供給することを特徴とするものである。
前記燃料反応塔ならびに前記流動層式分離装置から排出される排ガスから二酸化炭素を分離回収することを特徴とするものである。
空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法であって、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けられた未反応固体炭素質燃料生成手段が流動層により高温場を形成し、前記未反応固体炭素質燃料生成手段に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段内の前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により前記燃料反応塔に搬送する工程と、
前記燃料反応塔から排出される排ガス中から改質燃料回収手段により前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料を生成する工程で排出された排ガス中の二酸化炭素を分離回収する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
前記改質燃料回収手段から排出される排ガスの一部を前記流動化気体として前記未反応固体炭素質燃料生成手段に再循環することを特徴とするものである。
前記未反応固体炭素質燃料を回収した後の排ガスから二酸化炭素を分離回収することを特徴とするものである。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係るケミカルルーピング燃焼システムを利用した低品位固体炭素質燃料改質装置ならびにその運転方法を示す概略系統図である。
H2+MeO→H2O+Me (4)
CH4+3MeO→CO+2H2O+3Me (5)
一方、固体炭素と灰分からなるチャー粒子は、揮発分のCO2やH2Oとともに、下式(6)、(7)のようなガス化反応を起こす。
チャー(C)+H2O→H2+CO (7)
(6)式、(7)式で生成したH2やCOは再び(3)式および(4)に示した反応により最終的にCO2およびH2Oに変換される。あるいは下式(8)に示す固体−固体反応によって直接CO2を生成する。
ところで、(6)〜(8)式に示した反応は、固体であるチャー粒子の反応であり、(3)〜(5)式に示した気体燃料であるCO、H2およびCH4と酸素キャリア粒子との反応に比べて反応速度が非常に遅い。
一方、未反応チャー粒子は再循環ガスとともに未反応チャー排出ライン17を通って後続の未反応チャー回収サイクロン16へ送られ、再循環ガスと固気分離され、未反応チャー粒子は未反応チャー抜出ライン14より抜き出されて回収される。
酸素キャリア粒子(MeO)回収サイクロン3で酸素キャリア粒子(MeO)から固気分離された排ガスは高温のため、排熱回収ボイラ23で熱回収され、排熱回収ボイラ23により生成された過熱蒸気は発電に利用される。
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2に係るケミカルルーピング燃焼システムを利用した低品位の固体炭素質装置ならびに改質方法を示す概略系統図である。
2:燃料反応塔、
3:酸素キャリア粒子(MeO)回収サイクロン、
4:酸素キャリア粒子(Me)供給ライン、
6:空気供給ライン、
7:燃料供給ライン、
10:酸素キャリア粒子(MeO)供給用ニューマティックバルブ、
11:酸素キャリア粒子(Me)供給用ニューマティックバルブ、
12、15:燃料反応塔排ガス再循環ライン、
13:流動層式チャー分離装置、
14:未反応チャー抜出ライン、
16:未反応チャー回収サイクロン、
17:未反応チャー排出ライン、
19:酸素キャリア粒子(Me)・未反応チャー供給ライン、
20:チャー分離装置出口ライン、
21:酸素キャリア粒子(Me)供給用ニューマティックバルブ、
22:燃料反応塔出口ライン、
24:CO2分離回収装置。
Claims (12)
- 空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置であって、
高温場に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する流動層式の未反応固体炭素質燃料生成手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段によって生成された前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する改質燃料回収手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段から排出される排ガス中の二酸化炭素を分離回収する二酸化炭素回収手段と、を備え、
前記燃料反応塔が前記未反応固体炭素質燃料生成手段を兼ねて流動層により前記高温場を形成し、前記燃料反応塔に前記改質前の固体炭素質燃料を供給して前記未反応固体炭素質燃料を生成し、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に、前記燃料反応塔から排出される未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子とを流動化気体により流動化して分離する流動層式分離装置を設け、
前記流動層式分離装置の未反応固体炭素質燃料排出ライン上に、前記改質燃料回収手段を設けたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 請求項1に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置において、
前記燃料反応塔に、生成した排ガスを排出する燃料反応塔排ガスラインと、その燃料反応塔排ガスラインから分岐して、前記排ガスの一部を前記流動化気体として前記流動層式分離装置に供給する燃料反応塔排ガス再循環ラインを設けたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 請求項2に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置において、
前記二酸化炭素回収手段が、前記燃料反応塔排ガスラインならびに前記燃料反応塔排ガス再循環ラインからの排ガス中の二酸化炭素を分離回収する構成になっていることを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置であって、
高温場に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する流動層式の未反応固体炭素質燃料生成手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段によって生成された前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する改質燃料回収手段と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段から排出される排ガス中の二酸化炭素を分離回収する二酸化炭素回収手段と、を備え、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けられた前記未反応固体炭素質燃料生成手段が流動層により前記高温場を形成し、前記未反応固体炭素質燃料生成手段に前記改質前の固体炭素質燃料を供給して前記未反応固体炭素質燃料を生成し、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段内の前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により前記燃料反応塔に搬送して、
前記燃料反応塔から排ガスを排出する燃料反応塔排ガスライン上に前記改質燃料回収手段を設けたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 請求項4に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置において、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段は、生成された前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子とを流動化気体により流動化して分離する流動層式分離装置であり、前記流動層式分離装置に、前記流動化気体により浮遊する前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を前記燃料反応塔に搬送する分離装置出口ラインを設け、
前記燃料反応塔から排ガスを排出する燃料反応塔排ガスラインと、
その燃料反応塔排ガスラインから分岐して、前記排ガスの一部を前記流動化気体として前記流動層式分離装置に供給する燃料反応塔排ガス再循環ラインを設けたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 請求項5に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置において、
前記二酸化炭素回収手段が、前記燃料反応塔排ガスラインならびに前記燃料反応塔排ガス再循環ラインからの排ガス中の二酸化炭素を分離回収する構成になっていることを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置。 - 空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法であって、
前記燃料反応塔の流動層により高温場を形成し、その流動層に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する工程と、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けた流動層式分離装置に、前記燃料反応塔から排出された前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子を供給して流動化気体により流動化させながら前記未反応固体炭素質燃料と前記酸素キャリア粒子を分離する工程と、
前記流動層式分離装置の未反応固体炭素質燃料排出ライン上に設けられた改質燃料回収手段に、前記流動層式分離装置から排出された前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により流動化させながら供給して、前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料を生成する工程で排出された排ガス中の二酸化炭素を分離回収する工程と、を備えたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。 - 請求項7に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法において、
前記燃料反応塔から排出される排ガスの一部を流動化気体として前記流動層式分離装置に供給することを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。 - 請求項8に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法において、
前記燃料反応塔ならびに前記流動層式分離装置から排出される排ガスから二酸化炭素を分離回収することを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。 - 空気反応塔と、燃料反応塔と、前記空気反応塔ならびに燃料反応塔の間を酸素キャリア粒子が循環するループ状流路を備えて、
前記空気反応塔内では前記酸素キャリア粒子が酸素含有気体により酸化され、
酸化された前記酸素キャリア粒子は、前記空気反応塔から前記燃料反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記燃料反応塔に供給され、
前記燃料反応塔内では前記酸素キャリア粒子が還元剤として使用される固体炭素質燃料により還元され、
還元された前記酸素キャリア粒子は、前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路を介して前記空気反応塔に供給されるケミカルルーピング燃焼システムが構成されたケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法であって、
前記燃料反応塔から前記空気反応塔に至る前記ループ状流路上に設けられた未反応固体炭素質燃料生成手段が流動層により高温場を形成し、前記未反応固体炭素質燃料生成手段に改質前の固体炭素質燃料を供給して、前記改質前の固体炭素質燃料の脱水ならびに熱分解により未反応固体炭素質燃料を生成する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料生成手段内の前記固体炭素質燃料および前記未反応固体炭素質燃料を流動化気体により前記燃料反応塔に搬送する工程と、
前記燃料反応塔から排出される排ガス中から改質燃料回収手段により前記未反応固体炭素質燃料を改質燃料として回収する工程と、
前記未反応固体炭素質燃料を生成する工程で排出された排ガス中の二酸化炭素を分離回収する工程と、を備えたことを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。 - 請求項10に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法において、
前記改質燃料回収手段から排出される排ガスの一部を前記流動化気体として前記未反応固体炭素質燃料生成手段に再循環することを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。 - 請求項10に記載のケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法において、
前記未反応固体炭素質燃料を回収した後の排ガスから二酸化炭素を分離回収することを特徴とするケミカルルーピング燃焼式固体炭素質燃料改質装置の運転方法。
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