JP2009297992A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】「吐出曲がり」や「しぶき」が発生しても、印字ヘッドのカバーの内部や外部をインク滴により汚損せず、取り扱いの容易なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】カバーの一部に、インク滴を外部の被印字物の表面に取り出すための開口部が形成され、その内部には、ノズルと、帯電手段と、偏向手段と、ガターと、そして、当該ガターにより取り込まれたインク滴を検出する帯電検知センサ15を備えたインクジェット記録装置の印字ヘッド部の内部には、更に、ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後にガターで取り込まれるべきインク滴であって、当該ガターで取り込まれなかったインク滴を補足するインク滴補足手段が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】カバーの一部に、インク滴を外部の被印字物の表面に取り出すための開口部が形成され、その内部には、ノズルと、帯電手段と、偏向手段と、ガターと、そして、当該ガターにより取り込まれたインク滴を検出する帯電検知センサ15を備えたインクジェット記録装置の印字ヘッド部の内部には、更に、ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後にガターで取り込まれるべきインク滴であって、当該ガターで取り込まれなかったインク滴を補足するインク滴補足手段が設けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば、搬送システム上を移動する被印字物上にインク滴を付着させて文字や画像を印字するインクジェット記録装置に係り、さらに詳細には、かかるインクジェット記録装置において、印字に使用されないインク滴が飛散し、もって、装置の内部や被印字物や搬送システム等の周辺をインクで汚損することを防止するための技術に関する。
本発明が関わる、例えば、ベルトコンベア等からなる搬送システム上を移動する被印字物に、文字や画像などを印字する、所謂、インクジェット記録装置では、一般に、当該搬送システムに隣接して配置された筐体(カバー)内に設けられたノズルから、加圧したインクを柱状に吐出し、かつ、当該吐出インクに周期的な振動を与えることにより、インク柱からインク滴を分裂させる。そして、当該インク滴を各々に帯電し、かつ、電界を介して偏向させることにより、被印字物の表面にインク滴を選択的に付着させ、もって、所望の文字や画像などを印字することが行われる。
しかしながら、かかるインクジェット記録装置では、例えば、電源の停電時やその運転の停止時など、即ち、ノズルからのインクの吐出を停止した際、当該ノズル内でインクが固着し、その後において、再度、ノズルからインクを吐出しようとする場合、例えば、「ノズル詰まり」、「吐出曲がり」、「しぶき」等、インクを正常に吐出することが出来ない場合が生じる。なお、かかる「ノズル詰まり」とは、インクの固形成分やゴミがノズル流路を塞ぐため、インクがノズルから吐出できない状態を言う。また、「吐出曲がり」とは、インクの固形成分やゴミがノズル流路の一部を塞ぎ、又は、ノズルの出口周辺に付着するために、インクが所望の吐出経路から逸れて吐出する状態を言う。また、「しぶき」とは、ノズル内にエアーが混入し、その後、吐出時にノズル内で加圧供給されるインクと混合して一緒にノズルより吐出するために、インクが霧状に吐出する状態を言う。なお、これらのいずれの場合にも、安定したインク滴を形成することが出来ないことから、印字動作を行うことは出来ない。
加えて、特に、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」では、インクは所望の方向から外れた方向に吐出されるため、インクがノズル周辺の部品や被印字物に付着して汚損するという問題があった。
そこで、従来、かかる問題点を解消するため、以下の特許文献1に開示される従来技術によれば、ノズルから所望の経路で吐出されたインク滴であって、しかし、印字には使用しないインク滴を捕捉するためのガター内に、当該インク滴の捕捉の有無を検知するためのガターセンサを設け、そして、当該ノズルからのインクの吐出を開始してから所定の時間内において、当該ガターセンサによりインク滴の捕捉を検出できなかった場合には、異常を知らせ、もって、インクの吐出動作を停止するインクジェット記録装置が既に知られている。
しかしながら、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」が発生した場合、上記の特許文献1のインクジェット記録装置では、上記のガターセンサにより、ノズルより吐出されるインクがガターから外れたことを検知して異常を知らせ、もって、インクの吐出動作を停止することは可能ではあるが、しかしながら、「吐出曲がり」や「しぶき」によりガターから外れたインクを捕捉する手段がない。そのため、ガターから外れたインク滴が、印字に使用するインク滴を通過させるために開けられたカバーの開口部から、当該カバーの外へ放出されてしまい、そのため、印字ヘッドのカバー内部や、当該カバー外部の被印字物や搬送手段等を、インク滴により汚損してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は上述した従来技術における問題点に鑑みて達成されたものであり、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」が発生した場合でも、印字ヘッドのカバーの内部や、当該カバーの外部をインク滴により汚損することがなく、もって、メンテナンスの回数が低減されて取り扱いの容易なインクジェット記録装置を提供することをその目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明によれば、まず、少なくとも、本体部と印字ヘッド部とを備えており、前記印字ヘッド部では、そのカバーの一部には、形成されたインク滴を外部の被印字物の表面に取り出すための開口部が形成されると共に、当該印字ヘッド部の内部には、インクを吐出してインク滴を形成するノズルと、前記ノズルから吐出したインク滴を帯電する帯電手段と、前記帯電手段により帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界を形成する偏向手段と、前記偏向手段に電界が形成されない場合、前記ノズルから吐出され、かつ、前記帯電手段で帯電されて飛翔するインク滴を取り込むためのガターと、そして、前記帯電手段で帯電され、かつ、当該ガターにより取り込まれたインク滴を検出する手段とが設けられているインクジェット記録装置において、前記印字ヘッド部には、更に、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足するための手段を設けたインクジェット記録装置が提供される。
なお、本発明では、前記に記載したインクジェット記録装置において、前記インク滴補足手段は、その内面側にインク吸収体を取り付け、かつ、前記カバーの一部に形成された開口部を塞ぐシャッタにより構成されていることが好ましく、更には、前記インク滴補足手段を構成するシャッタは、前記印字ヘッド部の開口部を開閉可能に移動可能であることが好ましい。そして、かかるインクジェット記録装置においては、更に、少なくとも、前記帯電手段によるインク滴の帯電と、前記偏向手段による帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界の形成を制御するための制御手段を備えており、前記制御手段は、更に、当該インクジェット記録装置の停止後のインク吐出指令の後、インク滴が正常に吐出されるまで、前記インク滴補足手段により、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足することが好ましく、加えて、前記制御手段は、前記ガターにより取り込まれたインク滴を検出するインク滴検出手段からの検出信号を利用して、前記ガターで取り込まれなかったインク滴の検出を行うことが好ましい。
また、本発明によれば、前記に記載したインクジェット記録装置において、前記インク滴補足手段は、前記カバーの一部に形成された開口部に近接して配置され、前記インク滴の飛翔方向に対して略直角方向にエアーを吹き出す手段と、前記カバーの内部において、当該エアーを吹き出す手段に対向する位置に取り付けられたインク吸収体により構成されていることが好ましく、更に、少なくとも、前記帯電手段によるインク滴の帯電と、前記偏向手段による帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界の形成を制御するための制御手段を備えており、前記制御手段は、更に、当該インクジェット記録装置の停止後のインク吐出指令の後、インク滴が正常に吐出されるまで、前記インク滴補足手段により、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足することが好ましい。加えて、かかるインクジェット記録装置において、前記制御手段は、前記ガターにより取り込まれたインク滴を検出するインク滴検出手段からの検出信号を利用して、前記ガターで取り込まれなかったインク滴の検出を行うことが好ましい。
即ち、上述した本発明になるインクジェット記録装置によれば、特に、装置の停止後において、ノズルから吐出するインクに上述したような「吐出曲がり」や「しぶき」が発生してしまい、ガターで捕捉できない場合でも、当該インク滴が印字ヘッド部を構成するカバーから放出されることがなく、また、その内部で飛散することもないため、装置の外部において被印字物や搬送装置等を汚損することがなく、印字ヘッド部の内部を汚損することもない。そのため、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」が発生した場合でも、印字ヘッドのカバーの内部や、当該カバーの外部をインク滴により汚損することがなく、もって、メンテナンスの回数が低減されて取り扱いの容易なインクジェット記録装置を提供することが可能となるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の一実施の形態について、添付の図面を参照しながら、詳細に説明する。
まず、添付の図1には、本発明の一実施の形態になるインクジェット記録装置の全体概観が示されおり、この図からも明らかなように、このインクジェット記録装置は、その内部に制御系や循環系を収納した本体600と、例えばコンベア等、その上に被印字物を移動するための搬送システムの経路に隣接して配置され、後にも説明するが、インク滴を形成する印字ヘッド部610と、そして、当該本体600と印字ヘッド610とを結ぶケーブル620とから構成されている。なお、本体600には、例えば、ユーザが、その印字内容や印字仕様等を入力し、あるいは、その上に、装置の制御内容や装置運転状況等を表示することを可能にするための、所謂、タッチパネル式の液晶パネル630が設けられている。また、この本体600の下部には、開閉可能な扉670が取り付けられており、ここから、その内部の構成部品のメンテナンスを行うことが可能となっている。
一方、印字ヘッド部610は、その外周を、例えばステンレス製のカバー615によって覆われており、その内部には、以下にも詳細に説明するが、インクを吐出してインク滴を形成するためのノズルと、インク滴を帯電/偏向するための電極類と、更には、印字に使用しないインク滴を回収するためのガター等、所謂、装置の構成部品とが収納されている。なお、この印字ヘッド610を構成するカバー615の先端部(即ち、コンベア等の上を移動する被印字物に対向する面であり、図中における左下の面)には、印字に使用するインク滴が通過可能な、所謂、送出用の開口部640が開口されている。
次に、上述した本体600の内部構成について、添付の図2を参照しながら説明する。図にも示すように、本体600の内部上方には、制御回路645等、所謂、電気系部品が配置されている。他方、本体600の下部空間680(破線で示す)には、電磁弁650、ポンプユニット655等の、所謂、循環系制御部品が配置されており、更に、本体600の他の下部空間660(一点鎖線で示す)には、ノズルに供給するインクを溜めたインク容器1や、ここでは図示しないが、洗浄などに使用する溶剤を溜めた溶剤容器が納められている。なお、この扉670は、上述したように、開閉可能であり、これにより、その内部に収容したインク容器1や溶剤容器が、当該扉670から外部へ引き出せるようになっている。即ち、インクと溶剤の補給や廃棄等を含め、そのメンテナンスが容易に可能になっている。
続いて、上記にその概略構成を説明したインクジェット記録装置、特に、印字ヘッド部610の詳細の構成やその印字動作について、添付の図3を参照しながら、以下に説明する。
まず、本体600のインク供給流路21は、図からも明らかなように、上述したインクを貯めておくインク容器1と、インクを圧送するポンプ2と、インク圧力を調節する調圧弁3と、供給インクの圧力を表示する圧力計4と、流路の開閉を行う電磁弁33と、そして、フィルタ5とによって構成されている。なお、ノズル6に対し、所定の圧力に加圧したインクを供給することにより、ノズル6からインクが柱状に吐出する。そして、当該ノズル6には、インクを加振する圧電アクチュエータ(図示せず)が取り付けられ、かつ、当該圧電アクチュエータに、励振源370(以下に説明する図4を参照)からの一定周期の正弦波(以後、励振信号と呼ぶ)を加えることにより、ノズル6から柱状に吐出していたインク(インク柱16)は分裂し、もって、ほぼ球状のインク滴8となり、飛翔を続ける。
なお、本発明では、一例として、ノズル6の吐出孔の直径を60μm、正弦波の周波数を70kHzとすることにより、直径約120μmのインク滴8が得られた。なお、その後、当該インク滴8は、例えば速度20m/sで飛翔し、帯電/偏向するための電極類を通過して被印字物690又はガター11へ向かって飛翔する。また、ノズル6から吐出したインク柱16が所望のインク滴8に分裂するまでに必要な距離(インク柱16の長さ)は、約5mmであった。なお、電極類に関しては、帯電電極7は、インク柱16の一部とインク滴8を囲むように配置されており、当該帯電電極7に記録信号電圧を印加することによって、帯電電極7内にあるインク滴8を帯電する。この帯電電極7を通過したインク滴8は、更に、偏向電極9、10の間を通過する。これらの電極のうち、上部偏向電極9には高電圧源(図示せず)が印加され、他方、下部偏向電極10は接地(GND電位)されている。そのため、上部偏向電極9と下部偏向電極10との間には静電界が形成され、当該電極間に形成された静電界により、インク滴8はその帯電量に応じて偏向されることとなる。
また、本発明では、インク滴8はマイナス(−)電荷を持つように帯電され、そして、上部偏向電極9には、+5kVの電圧を印加した。その結果、帯電したインク滴8は、上部偏向電極9側に偏向力を受ける。そのため、印字に使用するために帯電したインク滴8は、帯電・偏向により、ガター11を飛び越え、開口部640に向かう経路、即ち、飛翔経路13に沿って飛翔する。なお、この飛翔経路13に沿って飛翔するインク滴8は、カバー615の開口部640を通過し、被印字物690の表面に付着する。なお、このインク滴8の偏向量(角度)は、インク滴8の帯電電荷量を変えることによって制御可能である。また、このインク滴8の偏向は、上記の例では、一方向にのみ行われるものとして説明したが、しかしながら本発明はこれに限定されることなく、例えば、偏向方向に対して、直角方向に被印字物690を移動させることによっても、同様に、被印字物690上に、二次元マトリクスで構成される文字を形成することができることは、当業者であれば明らかであろう。
一方、印字に使用しないインク滴8に対しては、上述した帯電は行われず、そのため、静電界中を直進する経路、即ち、飛翔経路14に沿って飛翔し、その結果、ガター11によって捕捉され、その後、インク回収流路22に導かれる。なお、このインク回収流路22は、上述したガター11と共に、更に、帯電検知センサ15、フィルタ12、ポンプ14から構成されており、その結果、印字に使用しないインク滴、即ち、帯電電極7で帯電されないインク滴8をガター11で回収し、ポンプ14によりインク容器1に戻す。
なお、上述した帯電検知センサ15は、ガター11で取り込んだインクと接触する導電性のパイプと、電流を増幅するアンプとから構成されており、これにより、帯電したインクが導電性パイプに到達する量に比例した電流が流れるようになっている。その結果、インク滴8を帯電電極7で帯電させた場合であっても、上部偏向電極9と下部偏向電極10とを同電位(例えば、両者を接地(GND)電位)にしても上記帯電検知センサ15で電流が検出できない場合には、当該インク滴8がガター11で回収されていないことを意味しており、これにより、ノズル6からのインク滴8の吐出が、上述した「ノズル詰まり」、「吐出曲がり」、「しぶき」等を理由として、正常に行われていないものと判断することができる。
そして、本発明では、特に、「吐出曲がり」や「しぶき」により、ノズル6からのインク滴8の吐出が正常に行われていない場合には、ガター11から外れたインク滴がカバー615の開口部640を通過して外部へ放出され、又は、当該カバー615の内部を汚損してしまうという課題を解消するため、更に、ガター11では取り込まれなかったインク滴(即ち、「吐出曲がり」や「しぶき」により、ノズル6から非正常に吐出されたインク滴)を補足するためのインク滴補足手段500が、当該インク滴の飛翔方向に設けられている。
加えて、以上にその構成を説明したインクジェット記録装置において、その動作を制御するための制御回路645(図2を参照)について、添付の図4を用いて説明する。
まず、CPU300は、本発明になるインクジェット記録装置の諸動作の制御を司る中央演算処理装置であり、ROM320は、当該CPU300が動作するのに必要なプログラムや制御データをその内部に記憶するための、読み出し専用のメモリである。また、RAM310は、プログラムの実行途上でCPU300が扱うデータ等を一時的に記憶するための書き換え可能なメモリである。
また、バスライン370は、上記CPU300からのデータ、アドレス信号、コントロール信号の全てを含む信号を伝送するための信号ラインであり、インターフェース回路330は、これらデータ、アドレス信号、コントロール信号等の入出力を仲介する。ポンプ制御回路320は、CPU300からの命令に基づいて、上述した供給ポンプ2や回収ポンプ14の動作を制御する。電磁弁制御回路340は、CPU300からの命令に基づいて、電磁弁33の開閉動作を制御する。励振源370は、上述したように、ノズル動作条件に基づいた励振信号を作成し、ノズル6に取り付けた圧電アクチュエータ(図示せず)を駆動する。記録信号源360は入力された印字データに基づいて各インク滴8の記録信号及び印字有無情報を作成した後、RAM310に保存し、CPU300からの命令に基づいて、帯電電極7に記録信号を印加する。帯電検知回路350は、帯電検知センサ15からの電流信号に基づいて、ノズル6より吐出したインク滴8がガター11により回収できているか否かを判断する。インク滴飛翔制御回路355は、インク滴補足手段500の制御を司るものであり、具体的は、上記帯電検知センサ15により正常なインクの吐出が確認された場合には、印字に使用するインク滴8の飛翔を妨げないように、そして、上記帯電検知センサ15により非正常なインクの吐出が確認された場合には、当該インク滴8を補足するように、上記インク滴補足手段500を制御する。
次に、上述した本発明になるインクジェット記録装置について、特に、そのインク滴補足手段500を中心として、以下の実施例により、その具体的構成と制御方法について、詳細に説明する。
添付の図5〜図7には、本発明の実施例1になるインク滴補足手段500を中心として、インクジェット記録装置を構成する印字ヘッド部610の内部構造が示されており、図8には、その動作を示すフローチャートが示されている。
なお、この実施例1では、インク滴補足手段500は、印字ヘッド部610の外部を覆うカバー615の内部に設けられており、より具体的には、特に、図6及び7から明らかなように、印字ヘッド部610のカバー615の前面に開口された開口部640を塞ぐためのシャッタ510と、当該シャッタ510を所定の方向に(本例では横方向)に滑動可能に支持するガイド520と、そして、当該シャッタ510を移動させるための電磁アクチュエータ(530、550、530、540を含む)とから構成されている。なお、このシャッタ510又はその一部は、特に、その内側面(図5の左側の面)において、例えば、紙片やプラスチックを発泡成形したスポンジ等のインク吸収体を取り付け、もって、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」等を理由として正常に行われていないインク滴(非正常に吐出されたインク滴)を補足/吸収(吸着)する構成となっている。即ち、かかるインク滴補足手段500を非正常なインク滴の飛翔方向に配置することにより、当該非正常なインク滴がカバー615の開口部640を通過して外部へ放出、又は、当該カバー615の内部を汚損してしまうという課題を解消するものである。
また、上述した電磁アクチュエータは、電磁コイル530、ばね550、電磁コイル530とばね550を支えるホルダ540からなり、更に、上記シャッタ510の一部は磁性材料で構成されており、その一部(図6及び7の左側突出部)が電磁コイル530に内包されるように配置されている。かかる電磁アクチュエータの構成によれば、図3にも示すように、電磁コイル530に通電することにより、シャッタ510は電磁コイル530側に移動し、もって、開口部640とシャッタ510が重ならない状態(以後、「開放状態」と呼ぶ)を得ることができる。なお、この開放状態において、印字に用いる帯電したインク滴8は、シャッタ510に衝突/吸着されることなく、開口部640を通って、カバー640の外に飛び出すことができる。また、このとき、ばね550は、ホルダ540とシャッタ510に挟まれて圧縮された状態となる。
他方、電磁コイル530の通電を停止した時には、上述した圧縮された状態のばね550により、図7にも示すように、シャッタ510が、開口部640と重なる位置(以後、「遮蔽状態」と呼ぶ)まで移動することとなる。このとき、開口部640に向かって飛翔するインク滴8は、その帯電の有無に関わらず、シャッタ510にてその進路が妨げられ、その表面の吸収体に吸着されることから、印字ヘッド部610の外部を覆うカバー615から外部へ飛び出すことはなく、また、その内部において周辺に飛散することもない。なお、本実施例では、シャッタ510の素材としては、インクに対して耐食性があり、かつ、磁性体であるSUS430採用すると共に、その内側面には、スポンジなどの吸収体を貼り付けている。また、本実施例では、シャッタ510をカバー615内部側に設けているが、当該カバー615の外部に設けることも可能であるが、しかしながら、特に、カバー615内部におけるインク滴の周辺への飛散を考慮した場合、シャッタ510をカバー615の内部側に設けることが好ましい。
加えて、上記シャッタ510の内側面に取り付けたスポンジ部材を着脱可能にすることによれば、当該シャッタ510にインクが付着して汚損しても、当該吸収体を除去する(取り替える)ことにより、容易にメンテナンスすることが可能となる。あるいは、それに代え、上記吸収体の下部にインク溜を形成しておき、当該吸収体に吸収されて下方に移動するインクを、例えば、パイプなどのインク回収流路やポンプ(例えば、図3の符号22や14を参照)によりインク容器1へ回収するように構成することも可能であろう。
続いて、上記インクジェット記録装置において、特に、上述した「ノズル詰まり」、「吐出曲がり」、「しぶき」等が発生し易い期間である、インクの吐出開始から印字の開始までの動作について、添付の図8を参照しながら、以下に説明する。なお、かかる動作は、上記図4にも示した、インクジェット記録装置の諸動作の制御を司る中央演算処理装置である、CPU300により実行される。
図8において、インクの吐出の開始が指令されると、まず、ステップ700において、ポンプ2及び14を起動する。特に、ポンプ2が起動することにより、インク供給流路21内のインクの圧力が上昇する。続いて、ステップ705では、インク供給流路21の圧力が、所定の圧力設定値に達したか否かを圧力計4で検出し、その後、電磁弁33を開く。これにより、次にステップ710では、ノズル6からインクを吐出する。このとき、シャッタ510は遮蔽状態であることから、上述した「吐出曲がり」や「しぶき」が発生しても、吐出したインクが開口部640を通過して印字ヘッド部610のカバー615の外部に漏れ出ることはない。
次に、ステップ715では、励振信号をノズル6に取り付けた圧電アクチュエータに印加することで、ノズル6より吐出するインク柱16を分断し、インク滴8を形成する。続いて、ステップ720では、帯電信号を帯電電極7に出力し、インク滴8に電荷を与える。このとき、上部偏向電極9には偏向電圧が印加されていないので、当該帯電したインク滴8は、偏向電極で偏向されずに飛翔する。その結果、上述した「ノズル詰まり」や「しぶき」等の吐出トラブルが発生していなければ、当該インク滴8は飛翔経路14を通り、ガター11に向かって飛翔することとなり、帯電検知センサ15によって検出される。
そこで、ステップ725では、帯電検知センサ15によって、当該帯電したインク滴8がガター11において回収されていることが、検出することが出来ない場合には、インク滴8の吐出が正常でない、即ち、「ノズル詰まり」等の吐出トラブルが発生しているものと判断し、ステップ735へ移行し、インクの吐出を直ちに停止する。
一方、上記のステップ725において、帯電したインク滴8がガター11において回収されていることが、帯電検知センサ15によって検出することが出来れば、インクの吐出は正常であると判断し、次のステップ730に移行し、帯電信号の出力を停止する。次に、ステップ740では、上部偏向電極9に偏向電圧を印加し、偏向電極9、10間に静電界を形成する。このとき、上記インク滴8は帯電されていないことから、当該静電界で偏向されることなく、ガター11によって回収されることとなる。
次に、ステップ750では、電磁コイル530に通電を行い、もって、シャッタ510を開放状態とする。その後、ステップ760において、当該装置による印字を許可する。例えば、上記本体600のタッチパネル式の液晶パネル630により入力された印字情報に基づいて帯電信号を帯電電極7に印加して、印字を実行することとなる。
続いて、添付の図9〜図11には、本発明の実施例2になるインク滴補足手段500’を中心として、インクジェット記録装置を構成する印字ヘッド部610の内部構造が示されており、更に、添付の図12には、その動作を示すフローチャートが示されている。
なお、このインクジェット記録装置の概観、インク循環構成、制御回路構成、及び、その印字方法は、上記実施例1とほぼ同様であるため、ここでの説明は省略する。そして、この実施例2になるインク滴補足手段500’は、図9〜図11にも示すように、本体600内に取り付けられたエアーポンプ460、エアーフィルタ450、エアー切替弁430と共に、印字ヘッド部610を構成するカバー615の内部に設けられたエアー供給流路420、エアーパージ流路440、そして、エアー吐出ノズル410から構成される。
まず、本体600内に取り付けられたエアーポンプ460は、エアーフィルタ450を通して、エアー切替弁430にエアーを供給する。当該エアー切替弁430には、エアー供給流路420と共に、エアーパージ流路440が接続されており、そして、エアー切替弁430の流路の切替により、そのいずれか一方にエアーを供給することが可能となっている。なお、このエアーパージ流路440は、カバー615内にエアーを供給するための配管である。即ち、本実施例2では、上述した実施例になる開口部640を塞ぐためのシャッタ510に代えて、エアー吐出ノズル410からのエアーを利用して、非正常なインク滴がカバー615の開口部640を通過して外部へ放出、又は、当該カバー615の内部を汚損してしまうという課題を解消するものである。
より具体的には、エアーパージ流路440(図9を参照)は、印字ヘッド部610を構成するカバー615の内部において、ノズル6から吐出されたインク滴8の飛翔に影響を与えないように、ケーブル620側に近い位置でエアーをカバー610内に放出するようにしている。
一方、エアー供給流路420は、エアー切替弁430とエアー吐出ノズル410とを結ぶ配管であり、ここで、上記エアー吐出ノズル410の詳細について、添付の図10及び図11を用いて説明する。
これらの図にも示すように、エアー吐出ノズル410は、エアー供給流路420の配管との接続部470と、エアーを吐出する吐出口460とを備えており、かつ、印字ヘッド部610を構成するカバー615の内部において、開口部640が形成された位置の近傍(例えば、一方の側に隣接して)において、その内側面上に固定されている。かかる構成によれば、エアー供給流路420から供給されたエアーは、エアー吐出ノズル410において、ノズル6から吐出されたインク滴8の飛翔経路に対してほぼ直角な方向に(即ち、インク滴8が開口部640を通過しないように)、その流れを変え、もって、開口部640の全領域を横切るエアー(図11中の矢印440を参照)を吐出する。また、カバー615の他の内面には、上記エアー吐出ノズル410から吐出されたエアーが当たる位置(開口部640を挟んでエアーノズル410に対向する位置)にインク吸収体490が設けられている。なお、このインク吸収体490は、上述した実施例1において開口部640を塞ぐためのシャッタ510と同様に、その素材として、スポンジなどの吸収体からなり、カバー615の内面に貼り付けられている。
続いて、上記にその構成を説明した本発明の実施例2になるインク滴補足手段500’を備えたインクジェット記録装置における、特に、インク吐出開始から印字開始までの動作について、添付の図12を参照しながら説明する。なお、かかる動作も、上記実施例1と同様、上記図4にも示した、インクジェット記録装置の諸動作の制御を司る中央演算処理装置である、CPU300により実行される。
まず、インク吐出の開始が指令されると、ステップ701では、ポンプ2、ポンプ14、エアーポンプ460を起動する。そして、ポンプ2が運転すると、インク供給流路21の圧力が上昇する。その後、ステップ702では、エアー供給流路420にエアーを送るように、エアー切替弁430を切り替える。更に、ステップ705では、インク供給流路21の圧力が所定の圧力設定値に達したことを、圧力計4で検出した後、電磁弁33を開く。これにより、ステップ710では、ノズル6からインクが吐出される。
このとき、本実施例2では、上記エアー吐出ノズル410からは、インク滴8の飛翔方向に対しほぼ直角方向にエアーが吐出しているため、当該ノズル6内に上述した「吐出曲がり」や「しぶき」が発生しても、当該直角方向の吐出エアーによってその飛翔経路が曲げられ、当該ノズル6から吐出されたインク滴8が、印字ヘッド部610を構成するカバー615の開口部640を通過して外部に漏れ出ることはない。即ち、ノズル6から吐出されたインク滴8は、
その進路が妨げられ、上記インク吸収体490の表面に衝突し、その吸収体内に吸着されることから、印字ヘッド部610の外部を覆うカバー615から外部へ飛び出すことはなく、また、その内部においてもその周辺に飛散することもない。
その進路が妨げられ、上記インク吸収体490の表面に衝突し、その吸収体内に吸着されることから、印字ヘッド部610の外部を覆うカバー615から外部へ飛び出すことはなく、また、その内部においてもその周辺に飛散することもない。
次に、ステップ715では、励振信号をノズル6の圧電アクチュエータに印加することにより、ノズル6から吐出するインク柱16を分断し、インク滴8を形成する。続いて、ステップ720では、帯電信号を帯電電極7に出力し、インク滴8に電荷を与える。なお、このとき、上部偏向電極9には偏向電圧が印加されていないことから、帯電したインク滴8は、当該偏向電極で偏向されることなく、そのまま飛翔する。その結果、上述した「ノズル詰まり」や「しぶき」等の吐出トラブルが生じていない場合には、当該インク滴8は飛翔経路14を通り、即ち、ガター11に向かって飛翔することとなり、その結果、帯電検知センサ15によって検出される。
そこで、ステップ725では、帯電検知センサ15により、帯電したインク滴8がガター11において回収されていることが検出できなければ、インク滴8の吐出が正常でないと判断し、ステップ735へ移行し、インクの吐出を直ちに停止する。
一方、帯電検知センサ15により、帯電したインク滴8がガター11にて回収されていることが検出された場合には、インクの吐出は正常であると判断し、次のステップ730において、帯電信号の出力を停止する。続いて、ステップ740では、上部偏向電極9に偏向電圧を印加し、もって、偏向電極9、10間に静電界を形成する。このとき、インク滴8は帯電されていないことから、静電界で偏向されることはなく、それ故、ガター11で回収されることとなる。
次に、ステップ755では、エアーパージ流路440にエアーを送るようにエアー切替弁430を切り替える。その後、ステップ760では、装置による印字を許可し、入力した印字情報に基づいて、帯電信号を帯電電極7に印加し、もって、印字を実行する。
以上に詳述したように、本発明になるインクジェット記録装置によれば、印字ヘッド部内に設けたインク滴補足手段によれば、装置の停止後において、ノズルから吐出するインク滴に上述したような「吐出曲がり」や「しぶき」が発生してしまい、ガターで捕捉できない場合でも、当該インク滴が印字ヘッド部を構成するカバーから放出することがなく、また、その内部で飛散することもないため、装置の外部において被印字物や搬送装置等を汚損することがなく、印字ヘッド部の内部を汚損することもない。
加えて、上記実施例1及び2に記載したインクジェット記録装置の印字ヘッド部内に設けたインク滴補足手段によれば、「吐出曲がり」や「しぶき」による非正常なインク滴をカバーからを放出することがなく、また、その内部で飛散することを防止するが、更には、インク滴補足手段で補足したインクを集め、再度、インク容器1に戻すようにすることも可能であろう。なお、その場合、例えば、図示はしないが、上記インク滴補足手段を構成するシャッタ510(図5を参照)やインク吸収体490(図11を参照)の下部にインク溜部と共にパイプを設け、例えば、ポンプ12を利用してインク容器1に戻す構造が考えられる。
1…インク容器,2…供給ポンプ,5…フィルタ,6…ノズル,7…帯電電極,8…インク滴,11…ガター,14…回収ポンプ,15…帯電検知センサ,21…インク供給流路,22…インク回収流路,410…エアー吐出ノズル、500…インク滴補足手段、510…シャッタ、610…ヘッドカバー、640…開口部。
Claims (8)
- 少なくとも、本体部と印字ヘッド部とを備えており、
前記印字ヘッド部では、そのカバーの一部には、形成されたインク滴を外部の被印字物の表面に取り出すための開口部が形成されると共に、当該印字ヘッド部の内部には、
インクを吐出してインク滴を形成するノズルと、
前記ノズルから吐出したインク滴を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段により帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界を形成する偏向手段と、
前記偏向手段に電界が形成されない場合、前記ノズルから吐出され、かつ、前記帯電手段で帯電されて飛翔するインク滴を取り込むためのガターと、そして
前記帯電手段で帯電され、かつ、当該ガターにより取り込まれたインク滴を検出する手段とが設けられているインクジェット記録装置において、
前記印字ヘッド部には、更に、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足するための手段を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項1に記載したインクジェット記録装置において、
前記インク滴補足手段は、その内面側にインク吸収体を取り付け、かつ、前記カバーの一部に形成された開口部を塞ぐシャッタにより構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項2に記載したインクジェット記録装置において、
前記インク滴補足手段を構成するシャッタは、前記印字ヘッド部の開口部を開閉可能に移動可能であることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項3に記載したインクジェット記録装置において、更に、少なくとも、前記帯電手段によるインク滴の帯電と、前記偏向手段による帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界の形成を制御するための制御手段を備えており、
前記制御手段は、更に、当該インクジェット記録装置の停止後のインク吐出指令の後、インク滴が正常に吐出されるまで、前記インク滴補足手段により、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項4に記載したインクジェット記録装置において、前記制御手段は、前記ガターにより取り込まれたインク滴を検出するインク滴検出手段からの検出信号を利用して、前記ガターで取り込まれなかったインク滴の検出を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記請求項1に記載したインクジェット記録装置において、
前記インク滴補足手段は、前記カバーの一部に形成された開口部に近接して配置され、前記インク滴の飛翔方向に対して略直角方向にエアーを吹き出す手段と、前記カバーの内部において、当該エアーを吹き出す手段に対向する位置に取り付けられたインク吸収体により構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項6に記載したインクジェット記録装置において、更に、少なくとも、前記帯電手段によるインク滴の帯電と、前記偏向手段による帯電したインク滴の飛翔方向を偏向させるための電界の形成を制御するための制御手段を備えており、
前記制御手段は、更に、当該インクジェット記録装置の停止後のインク吐出指令の後、インク滴が正常に吐出されるまで、前記インク滴補足手段により、前記ノズルから吐出されて前記帯電手段で帯電された後に前記ガターで取り込まれるべきインク滴であって、前記ガターで取り込まれなかったインク滴を補足することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記請求項7に記載したインクジェット記録装置において、前記制御手段は、前記ガターにより取り込まれたインク滴を検出するインク滴検出手段からの検出信号を利用して、前記ガターで取り込まれなかったインク滴の検出を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
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JP2021011097A (ja) * | 2019-07-09 | 2021-02-04 | 株式会社キーエンス | インクジェット記録装置 |
CN115384193A (zh) * | 2022-09-05 | 2022-11-25 | 蓝茵工业标识科技(无锡)有限公司 | 一种具有油墨管路清洗功能的连续式喷码装置 |
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- 2008-06-12 JP JP2008154074A patent/JP2009297992A/ja active Pending
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