JP2009297040A - 低温適応性ウマインフルエンザウィルス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、実験的に作製された低温適応性ウマインフルエンザウィルス及び、そのようなウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有するリアソータントインフルエンザA型ウィルスを提供し、前記ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節が、低温適応性、温度感受性、優性干渉性または弱毒性などの、低温適応性ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの識別表現型を付与することを特徴とする。これらのウィルスを、インフルエンザA型ウィルスに起因する疾患から動物を保護するための、そして特に、ウマインフルエンザウィルスに起因する疾患からウマを保護するための治療用組成に製剤する。
【選択図】なし
Description
本発明は、実験的に作製された低温適応性ウマインフルエンザウィルスに関し、特に、弱毒化、優性干渉、または温度感受性などの付加的表現型を有する低温適応性ウマインフルエンザウィルスに関する。本発明は、そのようなウマインフルエンザウィルスからの、少なくとも1つのゲノム分節を有するリアソータントインフルエンザA型ウィルスも含み、このため、このリアソータントウィルスは、供与ウマインフルエンザウィルスの複数の表現型を含む。本発明は、リバース遺伝工学により作製された、本発明の低温適応性ウマインフルエンザウィルスの複数の識別表現型を持つ、遺伝子組換えされたウマインフルエンザウィルスをさらに含む。本発明は、インフルエンザウィルスに起因する疾患から動物を保護するため、これらのウィルスを治療用組成物中で使用する方法にも関する。
ウマインフルエンザウィルスは、1956年頃から、ウマ類の呼吸性疾患の主な病原として知られている。ウマインフルエンザウィルスにより引き起こされる疾患の症状は重症となるおそれがあり、また、多くの場合、続発性の細菌感染症を伴う。ウマインフルエンザウィルスの亜型としては、A/ウマ/プラハ/1/56(H7N7)を原型とする亜型−1と、A/ウマ/マイアミ/1/63 (H3N8)を原型とする亜型−2との2種類が知られている。現在、優勢なウィルス亜型は亜型−2であり、この亜型は、近年ではユーラシア及び北アメリカ分離菌にさらに分化している。
現在認可されているウマインフルエンザワクチンは、不活化(死菌)ウィルスワクチンである。このワクチンがウマ類に対して発揮する保護効果は、あるとしても非常に低く、また、例えば注射部位の炎症性反応などの望ましくない副作用を伴う可能性がある。例えば、非特許文献1及び非特許文献2を参照されたい。さらに、現在の療法を若齢の子馬に適用することはできない。なぜなら、現在の療法は母子免疫を克服できない可能性があり、また、若齢の動物の場合は耐薬性を誘発するおそれがあるからである。疾患の重症度から考えて、ウマをウマインフルエンザウィルスから保護するための、安全で効果的な治療用組成物が必要とされている。
低温適応性ヒトインフルエンザウィルスを含む治療用組成物の製造方法は、例えば、非特許文献3及び非特許文献4に述べられている。さらに、これらの研究者らは、低温適応性ヒトインフルエンザウィルス、すなわち、通常の温度よりも低い温度で生育するように適応されたウィルスが、温度感受性表現型を持つ傾向がある、つまり、そのようなウィルスは、野生型ウィルスが生育及び複製可能であるような、ある一定のより高い非許容温度では、十分に生育しないということを指摘した。既存の低温適応性ヒトインフルエンザA型ウィルスとのリアソートメントにより作製した様々な低温適応性ヒトインフルエンザA型ウィルスは、ワクチン接種された個体に良好な免疫反応を惹起することが示されており、また、複数の弱毒性の低温適応性リアソータントヒトインフルエンザA型ウィルスが、ヒトを野生型ウィルスの攻撃から保護することが証明されている。例えば、非特許文献5を参照のこと。 1992年9月22日に発行された、Youngner, et alによる特許文献1で、本発明の発明者らは、複数のリアソータント低温適応性ヒトインフルエンザA型ウィルスが優性干渉表現型を有する、すなわち、これらのウィルスが、対応する親野生型系統及び異種インフルエンザA型ウィルスの生育を阻害することをさらに示した。1987年7月28日に発行された、Coggins et al.による特許文献2及び、1987年9月15日に発行された、Campbell による特許文献3は、野生型ウマインフルエンザウィルスと弱毒性の低温適応性ヒトインフルエンザA型ウィルスとのリアソートメントにより作製された、弱毒性の治療用組成物を開示している。これらの治療用組成物は、ウマに対しては一般に安全で効果的であるものの、ヒトとウマ双方の遺伝子を含むウィルスの環境への導入は、重大な危険を伴う。
本発明は、実験的に作製した低温適応性ウマインフルエンザウィルスと、低温適応により作製したウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有し、そのウマインフルエンザウィルスのゲノム分節が、低温適応性ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの識別表現型をリアソータントウィルスに与えるようなウマインフルエンザウィルスと、リバース遺伝工学により作製され、低温適応性ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの識別表現型を有する、遺伝子組換えウマインフルエンザウィルスとを提供する。識別表現型は、低温適応性、温度感受性、優性干渉性及び弱毒性を含む。本発明は、インフルエンザA型ウィルスに起因する疾患から動物を保護するための治療用組成物をさらに提供する。この治療用組成物は、本発明の低温適応性ウマインフルエンザウィルス、リアソータントインフルエンザA型ウィルス、または遺伝子組換えウマインフルエンザウィルスを含む。また、そのような治療用組成物の投与を含む、インフルエンザA型ウィルスに起因する疾患から動物を保護するための方法も提供される。また、低温適応性ウマインフルエンザウィルスを作製する方法、及び、低温適応性ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有するリアソータントインフルエンザA型ウィルスを作製する方法も含む。後記の方法では、このウマインフルエンザのゲノム分節が、低温適応性ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの識別表現型を、リアソータントウィルスに与える。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1) 低温適応性ウマインフルエンザウィルス。
(項目2) 低温適応により作製されたウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有し、前記ウマインフルエンザウィルスが、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される1つの識別表現型を有するようなリアソータントインフルエンザA型ウィルスであって、前記ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節が、前記識別表現型の少なくとも1つを前記リアソータントウィルスに与える、リアソータントインフルエンザA型ウィルス。
(項目3) (a)低温適応性ウマインフルエンザウィルスと、(b)低温適応により作製されたウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有するリアソータントインフルエンザA型ウィルスと、から選択されるウィルスを有し、前記ウマインフルエンザウィルスが、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される1つの識別表現型を有する、動物をインフルエンザA型ウィルスから保護するための治療用組成物であって、前記ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節が、前記識別表現型の少なくとも1つを前記リアソータントウィルスに与える、動物をインフルエンザA型ウィルスから保護するための治療用組成物。
(項目4) (a)低温適応性ウマインフルエンザウィルスと、(b)低温適応により作製されたウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有するリアソータントインフルエンザA型ウィルスと、から選択されるウィルスを有し、前記ウマインフルエンザウィルスが、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される1つの識別表現型を有する治療用組成物を動物に投与することを含む、前記動物をインフルエンザA型ウィルスに起因する疾患から保護するための方法であって、前記ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節が、前記識別表現型の少なくとの1つを前記リアソータントウィルスに与える、動物をインフルエンザA型ウィルスに起因する疾患から保護するための方法。
(項目5) a.野生型ウマインフルエンザウィルスを継代培養することと、 b.低温で生育するウィルスを選別することと、 を含む、低温適応性ウマインフルエンザウィルスを作製する方法。
(項目6) a.供与低温適応性ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節と受容インフルエンザA型ウィルスのゲノム分節を混合することと、 b.前記供与ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの表現型を有するリアソータントウィルスを選別することと、を含む、低温適応により作製されたウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つのゲノム分節を有し、前記ウマインフルエンザウィルスが、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される1つの識別表現型を有する、リアソータントインフルエンザA型ウィルスを作製するための方法であって、前記表現型が、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される、リアソータントインフルエンザA型ウィルスを作製するための方法。
(項目7) 低温適応性ウマインフルエンザウィルスを卵内で増殖させることと、前記ウィルスを組織培養細胞内で増殖させることとから選択される方法を含む、低温適応性ウマインフルエンザウィルスを増殖させるための方法。
(項目8) 単離されたウマインフルエンザ核酸分子であって、前記ウマインフルエンザ核酸分子が、SEQ ID NO:1, SEQ ID NO:3, SEQ ID NO:4, SEQ ID NO:6, SEQ ID NO:7, SEQ ID NO:9, SEQ ID NO:10, SEQ ID NO:12, SEQ ID NO:13, SEQ ID NO:15, SEQ ID NO:16, SEQ ID NO:18, SEQ ID NO:19, SEQ ID NO:21, SEQ ID NO:22, SEQ ID NO:23, SEQ ID NO:25及び、前記核酸配列のいずれかと完全に相補的な核酸配列を有する核酸分子より選択される、単離されたウマインフルエンザ核酸分子。
(項目9) 単離されたウマインフルエンザ核酸分子であって、前記ウマインフルエンザ核酸分子が、SEQ ID NO:2, SEQ ID NO:5, SEQ ID NO:8, SEQ ID NO:11, SEQ ID NO:14, SEQ ID NO:17, SEQ ID NO:20、SEQ ID NO:24より選択されるアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする、単離されたウマインフルエンザ核酸分子。
(項目10) 単離されたウマインフルエンザタンパク質であって、前記ウマインフルエンザタンパク質が、SEQ ID NO:2, SEQ ID NO:5, SEQ ID NO:8, SEQ ID NO:11, SEQ ID NO:14, SEQ ID NO:17, SEQ ID NO:20、SEQ ID NO:24より選択されるアミノ酸配列を有する、単離されたウマインフルエンザタンパク質。
(項目11) 項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスが、ふ化鶏卵内で、温度約26℃から約30℃で複製を行う、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目12) 項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスが弱毒性である、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目13) 項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスが温度感受性である、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目14) 項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスが、ふ化鶏卵内で、温度約26℃から約30℃で複製を行うが、組織培養細胞内で、温度約39℃ではプラークを形成しない、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目15) 項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスが、ふ化鶏卵内で、温度約26℃から約30℃で複製を行うが、組織培養細胞内で、温度約37℃ではプラークを形成しない、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目16) 非許容温度約39℃の表現型が、項目1、3、4、5、7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルス、または項目2、3、4または6に記載のリアソータントインフルエンザA型ウィルスに、前記ウィルスのゲノム中の少なくとも2つの突然変異により与えられ、これらの突然変異が第1の突然変異及び第2の突然変異を有する、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目17) 前記第1の突然変異が、温度約39℃でプラーク形成を阻害する表現型を与え、また、前記第1の突然変異が、核タンパク質遺伝子を有する前記ゲノムの分節と共分離する、項目16に記載の発明。
(項目18) 前記第2の突然変異が、温度約39℃でタンパク質合成を阻害する表現型を与える、項目16に記載の発明。
(項目19) 少なくとも1つのさらなる突然変異を有し、前記のさらなる突然変異が、非許容温度約37℃の表現型を与え、前記表現型が、温度約37℃でのプラーク形成の阻害及び温度約37℃での後期遺伝子発現の阻害から選択される、項目16に記載の発明。
(項目20) 前記低温適応性ウマインフルエンザウィルスを、 a.野生型ウマインフルエンザウィルスを継代培養することと、 b.低温で生育するウィルスを選別することと、を含む方法により作製可能な、項目1、3、4または7に記載の発明。
(項目21) 前記低温適応性ウマインフルエンザウィルスを、前記継代培養及び選別工程を1回またはそれ以上繰り返すことをさらに含む方法により作製し、前記低温を順次低下させる、項目20に記載の発明。
(項目22) 前記継代培養工程をふ化鶏卵内で行う、項目20に記載の発明。
(項目23) 前記低温適応性ウマインフルエンザウィルスが、優性干渉性表現型を有する、項目20に記載の発明。
(項目24) 項目1、3、4、5または7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のゲノム分節が、A/ウマ/ケンタッキー/1/91(H3N8)株に由来する、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目25) 項目1、3、4、5または7に記載の低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載のゲノム分節が、受託番号ATCC VR____で識別されるEIV−P821;受託番号ATCC VR____で識別されるEIV−P824;受託番号ATCC VR____で識別されるMSV+5より選択される、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目26) 項目1、3、4、5または7に記載の前記低温適応性ウマインフルエンザウィルスまたは項目2、3、4または6に記載の前記ゲノム分節が、受託番号ATCC VR____で識別されるEIV−P821;受託番号ATCC VR____で識別されるEIV−P824;受託番号ATCC VR____で識別されるMSV+5;及び前記いずれかの受託番号の前記いずれかのウィルスの後代より選択される、項目1、2、3、4、5、6または7に記載の発明。
(項目27) 前記リアソータントウィルスが、 a.供与低温適応性ウマインフルエンザウィルスのゲノム分節と受容インフルエンザA型ウィルスのゲノム分節とを混合することと、 b.前記供与ウマインフルエンザウィルスの少なくとも1つの表現型を有するリアソータントウィルスを選別することと、を含む方法により作製され、前記表現型が、低温適応性、温度感受性、優性干渉性、弱毒性から選択される、項目2、3または4に記載の発明。
(項目28) 前記受容インフルエンザA型ウィルスのヘマグルチニン及びノイラミニダーゼ表現型が、前記供与ウマインフルエンザウィルスのヘマグルチニン及びノイラミニダーゼ表現型とは異なり、また、前記リアソータントウィルスのヘマグルチニン及びノイラミニダーゼ表現型が、前記受容ウィルスのヘマグルチニン及びノイラミニダーゼ表現型である、項目27または6に記載の発明。
(項目29) 前記動物がウマ科動物である、項目3または項目4に記載の発明。
(項目30) 前記治療用組成物を、ウィルスが上気道の粘膜細胞に侵入可能であるような経路で前記動物に投与する、項目3または項目4に記載の発明。
(項目31) 前記治療用組成物が低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含有し、前記疾患がウマインフルエンザウィルスに起因し、前記治療用組成物を予防的にウマ科動物に投与することにより、前記ウマ科動物体内のウマインフルエンザウィルスに対する免疫反応を惹起する、項目3または項目4に記載の発明。
(項目32) 前記治療用組成物が、前記ウィルスを約10 5 TCID 50 単位から約10 8 TCID 50 単位含有する、項目3または項目4に記載の発明。
(項目33) 前記治療用組成物が、賦形剤をさらに含有する、項目3または項目4に記載の発明。
(項目34) 前記核酸分子が、SEQ ID NO:4, SEQ ID NO:6, SEQ ID NO:10, SEQ ID NO:12, SEQ ID NO:16, SEQ ID NO:18, SEQ ID NO:23, SEQ ID NO:25から選択される核酸配列を有する低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含む、項目8に記載の発明。
(項目35) 前記核酸分子が、Mタンパク質をコードする低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含み、前記Mタンパク質のアミノ酸配列が、SEQ ID NO:5を有する、項目8に記載の発明。
(項目36) 前記核酸分子が、HAタンパク質をコードする低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含み、前記HAタンパク質のアミノ酸配列が、SEQ ID NO:11を有する、項目8に記載の発明。
(項目37) 前記核酸分子が、PB2−Nタンパク質をコードする低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含み、前記PB2−Nタンパク質のアミノ酸配列が、SEQ ID NO:17を有する、項目8に記載の発明。
(項目38) 前記核酸分子が、PB2−Cタンパク質をコードする低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含み、前記PB2−Cタンパク質のアミノ酸配列が、SEQ ID NO:24を有する、項目8に記載の発明。
本発明は、いくつかの規定された表現型を有する、実験的に作製された低温適応性ウマインフルエンザウィルスを提供し、それらをここに開示する。ここで使用する「1つの」物体は、1つ又はそれ以上の物体を指す。例えば、「1つの低温適応性ウマインフルエンザウィルス」は、1つ又はそれ以上の低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含みうる。従って、「1つの」、「1つまたはそれ以上の」及び「少なくとも1つの」という語は、ここでは互換的に使用可能である。また、「備える」、「含む」及び「有する」という語も互換的に使用可能であることに留意されたい。さらに、「から選択される」物体は、そのグループの1つまたはそれ以上の物体に関し、それらの組み合わせを含む。
3d ed., Lippincott−Raven、 Palese, et al., 1976, J. Virol., 17, 876−884. Fields, et al., 同上、及び Palese, et al., 同上、に開示されている。
本例は、本発明の複数の低温適応性ウマインフルエンザウィルスの製法及び表現型の特徴を説くものである。
(ケンタッキー州レキシントン、ケンタッキー大学、トム・チャンバーズより入手)を、外来宿主種、すなわち、ふ化鶏卵中で、次の方法で低温適応させた。例えば、メリーランド州チェスタータウン、トラスロー・ファームまたアイオワ州アデル、ハイバック社より入手可能な、ふ化後10日目または11日目の鶏卵の殻に穿孔した小さな孔を介して、尿膜腔内に、約106プラーク形成単位(pfu)の親ウマインフルエンザウィルスを含有する約0.1ミリリットル(ml)の非希釈AFを注射することにより、このウィルスを接種した。これらの孔を、マニキュア液で密封した後、これらの卵を、加湿したインキュベータ内で、適切な温度で3日間インキュベートした。インキュベート後、これらの卵を検卵し、無生育性の卵をすべて廃棄した。卵殻の一部を無菌的に除去し、滅菌ピンセットで漿尿膜(CAM) を剥がし、AFを滅菌ピペットで取り出して、生育可能な胚からAFを回収した。回収したAFを、次の継代培養まで冷凍した。次に、このAFを、未希釈の状態で、または表1に示したように、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で1000倍に希釈して使用し、2回目以降の継代培養に用いる新たな卵をインキュベートした。合計69回の継代培養を行った。初期の継代培養は、約34℃(継代1−2回目)または約30℃で行い、それ以降の継代培養では、培養温度を約28℃または約26℃に低下させた。安定した弱毒性のウィルスの所望の表現型の選択の可能性を高めるため、表1に示すように、初回の連続継代を、連続継代培養ツリーの5つの異なる枝、AからEまでに展開した。
本発明の治療用組成物を、次の方法で作製した。
低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の安全性と複製能力とを、ウマインフルエンザウィルスに対する検出可能な免疫をすでに持っている3頭のウマで次のように検査した。例1で説明した方法で作製したEIV−P821を、例2Aで説明した方法により卵内で生育させ、これを用いて例2Cに述べた107pfu EIV−P821/2ml BSA−MEM溶液を含有する治療用組成物を調剤した。
1995, Equine Practice, 17, 19−23. Chambers, et al., 同上 に記載されている方法で、ワクチン接種後0日目から11日目にわたって、子馬の鼻咽頭スワブを採取した。簡単に言うと、これらの子馬のそれぞれの鼻孔に、2本の滅菌ダクロンポリエステルチップアプリケータ(例えばメイン州ギルフォード、ハードウッド・プロダクツ社より入手可能)を同時に挿入した。スワブ(合計4本、各鼻孔毎に2本)を、5%のグリセロール、ペニシリン、ストレプトマイシン、ネオマイシン及びゲンタマイシンを含有する生理的pHのPBSからなる冷却輸送培地2.5mlを入れた15−mlコニカル遠心分離管内に折り入れた。サンプルを湿らせた氷上に保持しながら、スワブを無菌的に培地中に絞り出し、鼻咽頭サンプルを2つのアリコートに分けた。アリコートの1つを使用して、例1に記載の方法で、ふ化鶏卵接種によるEIVの分離を行った。次に、接種された鶏卵のAFの赤血球凝集能力を、標準的な方法で検査したところ、当該AF中にウマインフルエンザウィルスの存在が確認された。ワクチン接種後2日目及び3日目に、もう1つのアリコートを使用して、ベクトン−ディッキンソン社(メリーランド州コッキーズヴィル)より入手可能なDirectigen(登録商標)Flu Aテストによるウィルス検査を行った。
この例では、低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の安全性と有効性を評価するための動物研究を開示する。
この例では、低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の弱毒性と、ワクチン接種されたウマを、その後のビルレントウマインフルエンザウィルスの攻撃から保護する能力とを評価するためのさらなる動物研究を開示する。さらに、この研究では、運動ストレスがこの治療用組成物の安全性と有効性に及ぼす効果についても評価した。
この例では、本発明の治療用組成物の感染力を、卵内で生育させた場合と組織培養細胞中で生育させた場合とで比較した。製剤的見地からすると、本発明の治療用組成物を、ふ化鶏卵内で生育させるよりも、組織培養細胞中で生育させる方が有利である。ウマインフルエンザウィルスは、しかし、細胞内では、卵内ほど高力価にまで生育しない。加えて、このウィルスが感染力を得るためには、ウィルスのヘマグルチニンに、トリプシンのようなタンパク分解酵素による細胞外タンパク分解開裂が必要である。血清にはトリプシン抑制物質が含まれるので、細胞培養で生育したウィルスに感染力を付与するためには、トリプシンを含む無血清培地中で増殖させなければならない。このような条件が、組織培養細胞の生存力の点では決して最適ではないことは、当業者に周知である。さらに、これらの生育条件のために、ウマ細胞との結合性が変化したウィルスが選別されるかもしれないが、そのためにウィルスの感染力が影響を受けるかもしれない。なぜなら、ウィルスは、複製及び免疫刺激を行うためには、動物の鼻粘膜に効率的に結合する必要があるからである。従って、この例で開示した研究は、本発明の治療用組成物の感染力が、インヴィトロ組織培養における多数の継代にわたる生育により、逆に影響を受けるかどうかを評価することを目的とする。
この例では、ウマをウマインフルエンザウィルス感染から保護するために必要な、低温適応性ウマインフルエンザウィルスを含有する治療用組成物の最小量を評価した。
この例では、低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の免疫性の持続時間を評価するための動物研究について開示する。
この例では、低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の、ウマインフルエンザウィルスの異種株への曝露後の疾患を予防する能力を評価するための動物研究を開示する。
この例では、低温適応性ウマインフルエンザウィルスEIV−P821を含有する治療用組成物の、ウマインフルエンザウィルスの異種株への曝露後の疾患を予防する能力を評価するための動物研究について開示する。
この例では、野生型及び低温適応性ウマインフルエンザウィルスの、ウマインフルエンザM(基質)タンパク質核酸分子のクローニング及び配列決定について説明する。
ID NO:1のヌクレオチド25から780までにあるコドン鎖を有し、SEQ ID NO:3で表される。
この例では、野生型または低温適応性ウマインフルエンザウィルスのウマインフルエンザHA(ヘマグルチニン)タンパク質核酸分子のクローニング及び配列決定について説明する。
NO:7のヌクレオチド30からヌクレオチド33にあり、終了コドンがSEQ ID
NO:7のヌクレオチド1725からヌクレオチド1727にあることを想定している。PeiwtHA565をコードする領域は、neiwtHA1695で表されるが、この領域は、SEQ ID NO:7のヌクレオチド30から1724までにあるコドン鎖を有し、SEQ ID NO:9で表される。
この例では、野生型又は低温適応性ウマインフルエンザウィルスの、ウマインフルエンザPB2タンパク質(RNA依存RNAポリメラーゼ)のN−末端部分に対応する核酸分子のクローニング及び配列決定について説明する。
この例では、野生型又は低温適応性ウマインフルエンザウィルスの、ウマインフルエンザPB2タンパク質(RNA依存RNAポリメラーゼ)のC−末端部分に対応する核酸分子のクローニング及び配列決定について説明する。
NO:22を含むコドン鎖を有する、ヌクレオチド1232個からなる核酸分子を作製した。neiwt2PB2−N1232は、5’−末端のヌクレオチド1個の欠失を除いては、neiwt1PB2−C1233と同一である。SEQ ID NO:22を翻訳すると、核酸分子neiwt1PB2−C1233が、PwtPB2−C398(SEQ
ID NO.20)もコードすることが判明するが、ただしこのとき、開いた読み枠の開始コドンがSEQ ID NO:22のヌクレオチド2からヌクレオチド4にあり、終了コドンがヌクレオチド1196からヌクレオチド1198にあることを想定している。SEQ ID NO:22は単なる部分的な遺伝子配列であるので、開始コドンを含まないSEQ ID NO:22のヌクレオチド2から1195までにあるヌクレオチドを含むコドン鎖を有する核酸分子は、neiwt2PB2−C1194で表され、SEQ ID NO:21と同一である。
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