JP2009296794A - 慣性駆動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が容易な慣性駆動アクチュエータを提供する。
【解決手段】一端が固定部材に隣接し、他端に第1の変位が発生する第1の変位発生手段、一端が固定部材に隣接し、他端に第2の変位を発生する第2の変位発生手段、第1及び第2の変位発生手段を変位させるための電圧を印加する駆動手段、第1の変位発生手段の他端と第2の変位発生手段の他端とに接し、第1の変位の方向及び第2の変位の方向が存在する平面内を変位可能な振動基板、振動基板と対向するように配置され、振動基板の変位に対して慣性により振動基板に対して移動する移動体、移動体と振動基板との間の摩擦力を変化させる摩擦制御手段、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、慣性駆動アクチュエータに関するものである。
電気機械変換素子を用いた駆動機構によって物体の移動を可能としたアクチュエータの従来例として、特許文献1記載の移動テーブル200がある。この移動テーブル200について、図9を参照して説明する。図9は、従来のアクチュエータの構成を示す分解斜視図である。
移動テーブル200は、X軸方向のアクチユエ−タ210とY軸方向のアクチュエータ220とを備える。X軸方向のアクチユエ−タ210は、それぞれフレ−ム201の部材201a、201bの上に、摺動自在且つ緩み無く嵌合した、支持ブロック213、214と、圧電素子215と、駆動軸216と、スライダブロック212と、パッド218と、板ばね219と、から構成される。駆動軸216は、支持ブロック213と一体に形成された軸受213aと、支持ブロック214と、により軸方向に移動自在に支持されている。また、圧電素子215の一端は、支持ブロック213に接着固定され、他端は駆動軸216の一端に接着固定され、圧電素子215の厚み方向の変位により駆動軸216はX軸方向に変位可能に構成されている。
また、Y軸方向のアクチユエ−タ220は、それぞれフレ−ム201の部材201c、201dの上に、摺動自在且つ緩み無く嵌合した、支持ブロック223、224と、圧電素子225と、駆動軸226と、スライダブロック212と、パッド228と、板ばね229と、から構成される。駆動軸226は、支持ブロック223と一体に形成された軸受223aと、支持ブロック224と、により軸方向に移動自在に支持されている。
また、圧電素子225の一端は、支持ブロック223に接着固定され、他端は駆動軸226の一端に接着固定され、圧電素子225の厚み方向の変位により駆動軸226はY軸方向に変位可能に構成されている。以上の構成においては、圧電素子215又は圧電素子225を駆動することにより、駆動軸216又は駆動軸226を通じてスライダブロック212を変位させ、これにより、スライダブロック212上に配置されたテーブルTをXY軸方向に移動させる。
特開平8−340682号公報
しかしながら、図9の移動テーブル200では、X軸、Y軸に移動させる機構が独立で構成されているため、構成部品が多くなり、サイズの小型化が困難であった。また、テーブルTを精度良く移動させるためには、フレーム201の平行度が重要であり、変形が許されない。よって、製造精度が要求され、この面からも小型化が困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、部品数を少なくすることができ、かつ、高い製造精度を要しない構成にすることができ、これにより小型化が容易な慣性駆動アクチュエータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る慣性駆動アクチュエータは、固定部材と、その一端が固定部材に隣接し、他端に第1の変位が発生する第1の変位発生手段と、その一端が固定部材に隣接し、他端に第2の変位を発生する第2の変位発生手段と、第1及び第2の変位発生手段を変位させるための電圧を印加する駆動手段と、第1の変位発生手段の他端と第2の変位発生手段の他端とに接し、第1の変位の方向及び第2の変位の方向が存在する平面内を変位可能な振動基板と、振動基板と対向するように配置され、振動基板の変位に対して慣性により振動基板に対して移動する移動体と、移動体と振動基板との間の摩擦力を変化させる摩擦制御手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、振動基板は、振動基板電極を有し、移動体は、振動基板電極と対向する位置に移動体電極を有し、振動基板電極と移動体電極との間に絶縁層が配置され、摩擦手段は、移動体電極と振動基板電極との間に電位差を発生させ、この電位差に基づく静電引力により、振動基板と移動体との間の摩擦力を変化させることが好ましい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、振動基板は、平面内において、第1の変位の方向と第2の変位の方向に限らない方向へ変位可能であることが好ましい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、第1の変位の方向と第2の変位の方向が平面内で交差するように、第1の変位発生手段と第2の変位発生手段を配置するとよい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、第1の変位発生手段を振動基板の中心付近に配置し、第2の変位発生手段を、第1の変位の方向と第2の変位の方向が平面内において互いに平行となるように、振動基板の中心付近以外に配置することが好ましい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、慣性駆動アクチュエータは、更に、第3の変位が発生する第3の変位発生手段を有し、第1の変位発生手段を、振動基板の中心付近に配置し、第2の変位発生手段を、第1の変位の方向と第2の変位の方向が平面内において互いに平行になるように、振動基板の中心付近以外に配置し、第3の変位発生手段を、第1の変位の方向と第3の変位の方向が同一平面内にて交差する位置に配置するとよい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、移動体は導電材料にて形成することができる。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、振動基板の移動体とは反対に配置された永久磁石を備え、移動体が磁性材料にて形成することが好ましい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータにおいて、移動体は複数であって、この複数の移動体は独立制御可能であるとよい。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータは、第1の変位が発生する第1の変位発生手段と、第2の変位を発生する第2の変位発生手段と、第1及び第2の変位発生手段を変位させるための電圧を印加する駆動手段と、第1の変位発生手段及び第2の変位発生手段に接し、第1の変位の方向及び第2の変位の方向が存在する平面内を変位可能な振動基板と、振動基板と対向するように配置され、振動基板の変位に対して慣性により振動基板に対して移動する移動体と、移動体と振動基板との間の摩擦力を変化させる摩擦制御手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る慣性駆動アクチュエータは、部品数を少なくすることができ、かつ、高い製造精度を要しない構成にすることができ、これにより小型化が容易となる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る慣性駆動アクチュエータの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1から図5を参照しつつ、第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10について説明する。ここで、図1は、第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のIB−IB線における断面図、(c)は(a)の移動体31及び振動基板12の一部拡大図である。
図1(a)、(b)に示すように、慣性駆動アクチュエータ10は、固定部材11と、第1及び第2の変位発生手段としての圧電素子21、22と、固定部材11の中板11e上に変位可能に載置された振動基板12と、移動体31と、を備える。また、固定部材11の中板11eの下側には永久磁石13が配置されている。矩形枠状の固定部材11の二つの内側面11a、11bには、圧電素子21、22の一端がそれぞれ隣接している。この圧電素子21、22の他端は、平面視矩形状の振動基板12の左側面12a、下側面12bにそれぞれ隣接している。圧電素子21、22をこのように配置すると、圧電素子21の変位の方向と圧電素子22の変位の方向が存在する平面内において、これらの変位の方向が交差する。なお、移動体31は磁性材料及び/又は導電材料で形成することが好ましい。
また、振動基板12を介して圧電素子21、22と対向するように、バネ27、28が配置されている。具体的には、バネ27、28は、一端が固定部材11の二つの内側面11c、11dにそれぞれ隣接するとともに、他端が振動基板12の二つの側面12c、12dにそれぞれ隣接している。慣性駆動アクチュエータ10においては、圧電素子21、22が伸張して振動基板12が変位したときにバネ27、28が振動基板12を支持し、圧電素子21、22が収縮すると、振動基板12はバネ27、28の弾性力によってもとの位置へ変位する。すなわち、バネ27、28は、圧電素子21、22の伸縮を振動基板12へ伝達する補助を行っている。なお、圧電素子21、22の両端及びバネ27、28の両端は、固定部材11及び/又は振動基板12に、それぞれ固定されていてもよい。
図1(c)に示すように、振動基板12の上面には振動基板電極14が形成され、振動基板電極14の上面には絶縁層15が形成されている。一方、振動基板12に対向する、移動体31の下面には移動体電極32が形成されている。また、図示しないが、圧電素子21、22には、これらを変位させるための駆動電圧を印加するための駆動回路(駆動手段)が接続されている。さらに、移動体電極32及び振動基板電極14には、移動体31と振動基板12との間の電位差を発生させ、この電位差に基づく静電引力により、振動基板12と移動体31との間の摩擦力を変化させるための電圧を印加する摩擦制御回路(摩擦制御手段)(不図示)が接続されている。なお、圧電素子21、22の変位の制御は独立して行うことができる。また、上述の摩擦制御手段は、電位差に基づく静電引力により移動体31と振動基板12との摩擦力を変化させるものであるが、これに限らず摩擦制御手段は、例えば、ほかに磁気吸着力を利用したものでもよく、移動体31と振動基板12との摩擦力を変化させるものであればよい。
以上の構成により、圧電素子21及び/又は圧電素子22に駆動電圧を印加すると、振動基板12は、圧電素子21の変位の方向及び圧電素子22の変位の方向が存在する平面内を変位する。このように振動基板12が変位すると、振動基板12上の移動体31は、慣性により移動可能である。ここで、振動基板12の変位する方向は、圧電素子21の変位の方向及び圧電素子22の変位の方向に限られない。例えば、圧電素子21と圧電素子22の両方に駆動電圧を印加すると、圧電素子21の変位の方向と圧電素子22の変位の方向が同一平面内において交差することにより、振動基板12は、圧電素子21の変位方向と圧電素子22の変位方向とを掛け合わせた方向へ変位する。したがって、振動基板12は、圧電素子21の変位の方向、圧電素子22の変位の方向、又は、第1の変位方向と第2の変位方向とを掛け合わせた方向、へ変位することができる。
次に、図2、図3、図4及び図5を参照して、慣性駆動アクチュエータ10の駆動原理について説明する。
まず、移動体31を左方向へ移動させる場合について、図2を参照しつつ説明する。図2は、移動体31を左方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフであって、(a)は圧電素子21への印加電圧、(b)は圧電素子22への印加電圧、(c)は振動基板電極への印加電圧、(d)は移動体電極32への印加電圧、をそれぞれ示すグラフである。
図2に示された時点Aから時点Bまでの間で、図示しない駆動回路から圧電素子21への印加波形は急峻に立ち下がり(図2(a))、振動基板12の左側面12aに隣接した圧電素子21が急激に縮むとともに振動基板12は急激に左方向へと変位する。一方、時点Aから時点Bまでの間、図示しない電位差発生手段によって、振動基板12に設けられた振動基板電極14への印加電圧(図2(c))と、移動体31に設けられた移動体電極32への印加電圧(図2(d))と、の間には電位差を生じさせている。このため、振動基板12と移動体31の間に、静電吸着力が作用し、この間の摩擦力が増大する。従って、振動基板12の変位とともに移動体31も左方向へ移動する。
これに対して、図2の時点Cから時点Dの間では、逆に圧電素子21への印加波形は急峻に立ち上がり、圧電素子21が急激に右方向へ変位するのに伴い、振動基板12も急激に右方向へ変位する。このとき、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧と、移動体31の移動体電極32への印加電圧と、を同電位にしている。このため、振動基板12と移動体31との間に静電吸着力が発生しない。従って、移動体31の慣性により、移動体31はその位置に留まる。
以上のような、時点Aから時点Bまでの動作と、時点Cから時点Dまでの動作と、を繰り返すことにより、移動体31が振動基板12に対して左方向へ移動することになる。なお、図2に示す例では、圧電素子22へは駆動電圧を印加していないため、移動体31は上下方向には変位しない(図2(b))。
次に、図3を参照して、移動体31を右方向へ移動させる場合について説明する。図3は、移動体31を右方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフであって、(a)は圧電素子21への印加電圧、(b)は圧電素子22への印加電圧、(c)は振動基板電極への印加電圧、(d)は移動体電極32への印加電圧、をそれぞれ示すグラフである。
図3に示すように、時点Eから時点Fまでの間に、圧電素子21への印加波形は急峻に立ち下がり(図3(a))、圧電素子21が縮むとともに振動基板12は急激に左方向へ変位する。この間、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧(図3(c))と、移動体31の移動体電極32への印加電圧(図3(d))と、を同電位にしている。このため、振動基板12と移動体31との間には、静電吸着力が発生していない。従って、移動体31の慣性により、移動体31はその位置に留まる。
これに対して、図3の時点Gから時点Hの間では、圧電素子21への印加電圧は急峻に立ち上がり、圧電素子21が急激に右方向へ変位するのに伴い、振動基板12も急激に右方向へ変位する。この間、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧と、移動体31の移動体電極32への印加電圧と、の間に電位差を生じさせている。このため、静電吸着力が、振動基板12と移動体31の間に作用し摩擦力が増大する。従って、振動基板12の変位とともに移動体31も右方向へ移動する。
上述の、時点Eから時点Fまでの動作と、時点Gから時点Hまでの動作と、を繰り返すことにより、移動体31が振動基板12に対して右方向へ移動する。なお、図3に示す例では、圧電素子22へは駆動電圧を印加していないため、移動体31は上下方向には変位しない(図3(b))。
つづいて、図4を参照して、移動体31を下方向に移動させる場合について説明する。図4は、移動体31を下方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフであって、(a)は圧電素子21への印加電圧、(b)は圧電素子22への印加電圧、(c)は振動基板電極への印加電圧、(d)は移動体電極32への印加電圧、をそれぞれ示すグラフである。
図4に示すように、時点Iから時点Jまでの間に、圧電素子22への印加波形は急峻に立ち下がり(図4(b))、振動基板12の下側面12bに隣接した圧電素子22が縮むとともに振動基板12は急激に下方向へ変位する。この間、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧(図4(c))と、移動体31の移動体電極32への印加電圧(図4(d))と、の間に電位差を生じさせている。このため、静電吸着力が、振動基板12と移動体31の間に作用し摩擦力が増大する。従って、振動基板12の変位とともに移動体31も下方向へ移動する。
これに対して、図4の時点Kから時点Lの間では、圧電素子22への印加波形は急峻に立ち上がり、圧電素子22が急激に上方向へ変位するのに伴い、振動基板12も急激に上方向へ変位する。このとき、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧と、移動体31の移動体電極32への印加電圧と、を同電位にしている。このため、振動基板12と移動体31との間に静電吸着力が発生しない。従って、移動体31の慣性により、移動体31はその位置に留まる。
以上のような、時点Iから時点Jまでの動作と、時点Kから時点Lまでの動作と、を繰り返すことにより、移動体31が振動基板12に対して下方向へ移動することになる。なお、図4に示す例では、圧電素子21へは駆動電圧を印加していないため、移動体31は左右方向には変位しない(図4(a))。
次に、図5を参照しつつ、移動体31を上方向に移動させる場合について説明する。図5は、移動体31を上方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフであって、(a)は圧電素子21への印加電圧、(b)は圧電素子22への印加電圧、(c)は振動基板電極への印加電圧、(d)は移動体電極32への印加電圧、をそれぞれ示すグラフである。
図5に示すように、時点Mから時点Nまでの間に、圧電素子22への印加波形は急峻に立ち下がり(図5(b))、振動基板12の下側面に隣接した圧電素子22が縮むとともに振動基板12は急激に下方向へ変位する。この間、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧(図5(c))と、移動体31の移動体電極32への印加電圧(図5(d))と、を同電位差としている。このため、振動基板12と移動体31との間に静電吸着力が発生しない。従って、移動体31の慣性により、移動体31はその位置に留まる。
これに対して、図5の時点Oから時点Pの間では、圧電素子22への印加波形は急峻に立ち上がり、圧電素子22が急激に上方向へ変位するのに伴い、振動基板12も急激に上方向へ変位する。このとき、振動基板12の振動基板電極14への印加電圧と、移動体31の移動体電極32への印加電圧と、の間に電位差を生じさせている。このため、静電吸着力が、振動基板12と移動体31の間に作用し摩擦力が増大する。従って、振動基板12の変位とともに移動体31も上方向へ移動する。
以上のような、時点Mから時点Nまでの動作と、時点Oから時点Pまでの動作と、を繰り返すことにより、移動体31が振動基板12に対して上方向へ移動することになる。なお、図5に示す例では、圧電素子21へは駆動電圧を印加していないため、移動体31は左右方向には変位しない(図5(a))。
以上説明したように、慣性駆動アクチュエータ10においては、移動体31のX軸方向(左右方向)、Y軸方向(上下方向)の移動を、1つの振動基板14にて行うことができる。具体的には、各圧電素子の振動変位を単一の振動基板を介し移動体に伝達し移動体を変位させている。このため、独立の機構を有せずに、部品数が少なく小型化に適している、という効果を奏する。また、製造精度も厳密に要求されず、その面からも小型化に適している。また、本実施形態においては、移動体が振動基板より小さい構成で説明したが、移動体は振動基板より大きくしてもよく、本慣性駆動アクチュエータの移動体は振動基板の大きさに限定されるものではない。
なお、2つの圧電素子21、22へ同時に電圧印加を行った場合は、振動基板12を、圧電素子21の変位の方向及び圧電素子22の変位の方向だけでなく、これらの方向に限定されない方向へ斜めに変位させることができ、これにより、移動体31を、圧電素子21の変位の方向及び圧電素子22の変位の方向を含む面内において任意の方向へ移動させることが可能となる。
(第2実施形態)
つづいて、図6を参照しつつ、第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ40について説明する。図6は、第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータの構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のVIB−VIB線における断面図である。
図6(a)に示すように、第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ40においては、振動基板12の下側面12bの左端に圧電素子51(変位発生手段)の一端を、振動基板12の下側面12bの略中央に圧電素子52(変位発生手段)の一端を、それぞれ隣接配置している。圧電素子51の他端及び圧電素子52の他端は固定部材11の内側面11bに隣接配置している。ここで、圧電素子51は、中央以外であれば、下側面12bのどの位置に配置してもよい。すなわち、圧電素子52を振動基板12の中心付近に配置し、圧電素子51を振動基板12の中心付近以外に配置している。また、このように配置したことにより、圧電素子51及び圧電素子52はY方向へ変位するため、圧電素子51の変位の方向と圧電素子52の変位の方向は、これらの方向を含む平面内において互いに平行となる。
また、図6(b)に示すように、振動基板12の下面12e、すなわち、移動体31とは反対側であって、振動基板12の平面視略中央に、弾性材56を接着している。さらに、弾性材56は固定部材11の中板11e上に載置される。これにより、圧電素子51、52の伸縮を振動基板12へ伝達する補助を行っている。第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ40においては、以上の点が第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と異なる。その他の構成は第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と同様であって、同じ部材については同じ参照符号を使用する。
このように、圧電素子52を振動基板12の中心付近以外に配置することにより、振動基板12は圧電素子51の伸縮に伴い弾性材56を中心として回転運動をする。このとき、第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と同様に振動基板電極と移動体電極32との間の電位差を設定すれば、移動体31と振動基板12の摩擦力を制御することができ、これにより移動体31は、図6(a)に示す矢印のように自転、又は、所定の軌道を描いて移動する。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図7を参照しつつ、第3実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ60について説明する。図7は、第3実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ60の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のVIIB−VIIB線における断面図である。
図7(a)に示すように、第3実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ60においては、第2実施形態に係る圧電素子51、52と同様に、72、73(変位発生手段)を配置している。さらに、振動基板12の左側面12aの略中央に、一端が隣接するように圧電素子71(変位発生手段)を配置し、この圧電素子71の他端を固定部材11の内側面11aに隣接配置している。この構成では、圧電素子71の変位の方向はX方向であって、圧電素子71、72、73が存在する平面内において、圧電素子72、73の変位の方向であるY方向と交差する。
その他の構成は第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ40及び第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と同様であって、同じ部材については同じ参照符号を使用する。
上述のように3つの圧電素子71、72、73を使用することにより、X軸、Y軸、斜め、回転方向へ振動基板12を変位させることができ、移動体31は、それらに伴い、圧電素子71の変位の方向、圧電素子72による振動基板12を回転させる方向、圧電素子73の変位の方向、又は、これらを掛け合わせた方向へ移動することが可能となる。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
つづいて、図8を参照して、第4実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ80について説明する。図8は、第4実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ80の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のVIIIB−VIIIB線における断面図である。
図8(a)に示すように、振動基板12上には、二つの移動体91、92が載置されている点が第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と異なる。その他の構成は第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータ10と同様であって、同じ部材については同じ参照符号を使用する。
移動体91、92は、それぞれ別個独立して、第1実施形態に係る移動体31と同様に、振動基板12上を移動させることができる。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
なお、以上の第1から第4実施形態では、移動体に移動体電極を形成していたが、これに限らず、移動体を導電材料にすることにより、移動体電極を形成しなくても良い。
更に、移動体を磁性材料にし、振動基板の移動体とは反対方向に永久磁石を配置することにより、移動体電極と振動基板電極の電位差を無くした場合でも移動体の位置を保持することができる。
また、12を変位可能であれば、圧電素子以外の素子を用いることもできる。
以上のように、本発明に係る慣性駆動アクチュエータは、移動体を微小に変位させることが必要な小型機器に有用である。
(a)は第1実施形態に係る慣性駆動アクチュエータの構成を示す平面図、(b)は(a)のIB−IB線における断面図、(c)は移動体と振動基板の構成を示す(b)の一部拡大図である。 第1実施形態に係る移動体を図1(a)における左方向に移動させる場合の駆動波形を示すグラフである。 第1実施形態に係る移動体を右方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフである。 第1実施形態に係る移動体を下方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフである。 第1実施形態に係る移動体を上方向へ移動させる場合の駆動波形を示すグラフである。 (a)は第2実施形態に係る慣性駆動アクチュエータの構成を示す平面図、(b)は(a)のVIB−VIB線における断面図である。 (a)は第3実施形態に係る慣性駆動アクチュエータの構成を示す平面図、(b)は(a)のVIIB−VIIB線における断面図である。 (a)は第4実施形態に係る慣性駆動アクチュエータの構成を示す平面図、(b)は(a)のVIIIB−VIIIB線における断面図である。 従来のアクチュエータの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 慣性駆動アクチュエータ
11 固定部材
12 振動基板
13 永久磁石
14 振動基板電極
15 絶縁層
21、22 圧電素子
27、28 バネ
31 移動体
32 移動体電極
40 慣性駆動アクチュエータ
51、52 圧電素子
56 弾性材
60 慣性駆動アクチュエータ
71、72、73 圧電素子
80 慣性駆動アクチュエータ
91、92 移動体

Claims (11)

  1. 固定部材と、
    その一端が前記固定部材に隣接し、他端に第1の変位が発生する第1の変位発生手段と、
    その一端が前記固定部材に隣接し、他端に第2の変位を発生する第2の変位発生手段と、
    前記第1及び第2の変位発生手段を変位させるための電圧を印加する駆動手段と、
    前記第1の変位発生手段の他端と前記第2の変位発生手段の他端とに接し、前記第1の変位の方向及び前記第2の変位の方向が存在する平面内を変位可能な振動基板と、
    前記振動基板と対向するように配置され、前記振動基板の変位に対して慣性により前記振動基板に対して移動する移動体と、
    前記移動体と前記振動基板との間の摩擦力を変化させる摩擦制御手段と、
    を備えることを特徴とする慣性駆動アクチュエータ。
  2. 前記振動基板は、振動基板電極を有し、
    前記移動体は、前記振動基板電極と対向する位置に移動体電極を有し、
    前記振動基板電極と前記移動体電極との間に絶縁層が配置され、
    前記摩擦手段は、前記移動体電極と前記振動基板電極との間に電位差を発生させ、この電位差に基づく静電引力により、前記振動基板と前記移動体との間の摩擦力を変化させることを特徴とする請求項1に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  3. 前記振動基板は、前記平面内において、前記第1の変位の方向と前記第2の変位の方向に限らない方向へ変位可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  4. 前記第1の変位の方向と前記第2の変位の方向が前記平面内で交差するように、前記第1の変位発生手段と前記第2の変位発生手段を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  5. 前記第1の変位発生手段を、前記振動基板の中心付近に配置し、前記第2の変位発生手段を、前記第1の変位の方向と前記第2の変位の方向が前記平面内において互いに平行となるように、前記振動基板の前記中心付近以外に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  6. 前記慣性駆動アクチュエータは、更に、第3の変位が発生する第3の変位発生手段を有し、
    前記第1の変位発生手段を、前記振動基板の前記中心付近に配置し、
    前記第2の変位発生手段を、前記第1の変位の方向と前記第2の変位の方向が前記平面内において互いに平行になるように、前記振動基板の前記中心付近以外に配置し、
    前記第3の変位発生手段を、前記第1の変位の方向と前記第3の変位の方向が同一平面内にて交差する位置に配置したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  7. 前記移動体は導電材料にて形成されたことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  8. 前記振動基板の前記移動体とは反対に配置された永久磁石を備え、前記移動体が磁性材料にて形成されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  9. 移動体は複数であって、前記複数の移動体を独立制御可能なことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の慣性駆動アクチュエータ。
  10. 第1の変位が発生する第1の変位発生手段と、
    第2の変位を発生する第2の変位発生手段と、
    前記第1及び第2の変位発生手段を変位させるための電圧を印加する駆動手段と、
    前記第1の変位発生手段及び前記第2の変位発生手段に接し、前記第1の変位の方向及び前記第2の変位の方向が存在する平面内を変位可能な振動基板と、
    前記振動基板と対向するように配置され、前記振動基板の変位に対して慣性により前記振動基板に対して移動する移動体と、
    前記移動体と前記振動基板との間の摩擦力を変化させる摩擦制御手段と、
    を備えることを特徴とする慣性駆動アクチュエータ。
  11. 前記振動基板は、振動基板電極を有し、
    前記移動体は、前記振動基板電極と対向する位置に移動体電極を有し、
    前記振動基板電極と前記移動体電極との間に絶縁層が配置され、
    前記摩擦手段は、前記移動体電極と前記振動基板電極との間に電位差を発生させ、この電位差に基づく静電引力により、前記振動基板と前記移動体との間の摩擦力を変化させることを特徴とする請求項10に記載の慣性駆動アクチュエータ。
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