JP2009296540A - 画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの嗜好に適した音楽データを選択することができる画像音声編集方法を提供する。
【解決手段】画像音声編集システムでは、ユーザは、画像データにBGMを添付しようと欲する場合、画像データをサーバ101にアップロードする。サーバ101は、ユーザが利用可能である音楽候補リストと共に、ネットワーク上のコミュニティに画像を公開する。コミュニティの参加者は、公開された画像のBGMに相応しい音楽データを、音楽候補リストから選択し、それに対して投票を行う。ユーザは、投票結果を受け取り、その多数決の結果に基づき、画像データのBGMに相応しい音楽データを決定する。さらに、決定した音楽データをダウンロードして、画像データに、その音楽データを添付する編集作業を行う。
【選択図】図2
【解決手段】画像音声編集システムでは、ユーザは、画像データにBGMを添付しようと欲する場合、画像データをサーバ101にアップロードする。サーバ101は、ユーザが利用可能である音楽候補リストと共に、ネットワーク上のコミュニティに画像を公開する。コミュニティの参加者は、公開された画像のBGMに相応しい音楽データを、音楽候補リストから選択し、それに対して投票を行う。ユーザは、投票結果を受け取り、その多数決の結果に基づき、画像データのBGMに相応しい音楽データを決定する。さらに、決定した音楽データをダウンロードして、画像データに、その音楽データを添付する編集作業を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像データに音楽データを関連付ける画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置に関する。
従来、ビデオカメラ等を利用して、動画像の撮影が行われている。こうした動画像には、同時録音された音声データが多重化されていることが通常である。しかしながら、ユーザが撮影した直後の動画像データでは、音声データはたまたま録音されたものにすぎず、画像内容にそぐわないものや、無関係な音声データである場合も多い。特に、音声を発しない風景などを撮影した画像では、音声は風きり音などの雑音ばかりである場合も多い。このような場合、同時録音された音声データに代えて、音楽データなどを添付し、BGMとする編集作業がよく行われている。さらに、この作業を自動化する技術が知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
一方、近年、画像データや音声データの圧縮符号化技術、さらにはインターネットなどの通信技術の発達に伴い、ネットワークを介して、画像データや音楽データを公開し、配信するシステムが発達している。特に最近では、動画像データも公開、配信することが容易になってきた。特許文献3では、このように公開された画像データや音楽データに対し、画像と音楽を組み合わせて配信・再生する技術が示されている。
特開2004−221666号公報
特開2007−110659号公報
特開2007−033512号公報
このように、ユーザ自身が撮影した画像であっても、無意味な音声データが多重化されている画像では、視聴する場合に退屈なものであり、BGMを添付する編集を行うことは、これを改善するために効果的である。しかしながら、実際にユーザ自身が多数の音楽データの中から、適切なBGMを選定し、添付することは、煩雑であり、困難であった。これに対し、特許文献1では撮影環境状況から、特許文献2では画像データのイメージから、それぞれBGMを選択しているが、選択される楽曲が画一的になったり、機械的に選択されるので、必ずしもユーザの嗜好と一致するものではなかった。
なお、特許文献3は画像と音楽を組み合わせて配信・再生する技術に関するものであり、画像や音声の編集に関するものではない。
そこで、本発明は、ユーザの嗜好に適した音楽データを選択することができる画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像音声編集方法は、画像データを配信する情報処理装置と、前記情報処理装置と通信回線を介して接続される複数の端末とからなる画像音声編集システムにおいて、前記複数の端末のうち、特定の端末が前記情報処理装置に画像データを送信する画像送信ステップと、前記情報処理装置が、前記送信された画像データに音楽候補リストを付加して前記複数の端末の少なくとも一部の各端末に配信する配信ステップと、前記各端末が、前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を前記情報処理装置に送信する投票送信ステップと、前記情報処理装置が、前記各端末からの投票結果を集約した情報を前記特定の端末に送信する結果送信ステップと、前記特定の端末が、前記投票結果を集約した情報に基づいて決定された音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集ステップとを有することを特徴とする。
本発明の画像音声編集システムは、画像データを配信する情報処理装置と、前記情報処理装置と通信回線を介して接続される複数の端末とからなる画像音声編集システムにおいて、前記複数の端末のうち、特定の端末は、前記情報処理装置に画像データを送信する画像送信手段と、投票結果に基づいて決定された音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集手段とを有し、前記情報処理装置は、前記送信された画像データに音楽候補リストを付加して前記複数の端末の少なくとも一部の各端末に配信する配信手段と、前記各端末からの投票結果を前記特定の端末に送信する結果送信手段とを有し、前記各端末は、前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を集約した情報を前記情報処理装置に送信する投票送信手段を有することを特徴とする。
本発明の画像音声編集装置は、情報処理装置から受信した情報に基づいて画像データに関連付ける音楽データを選択する画像音声編集装置において、前記情報処理装置に前記画像データを送信する画像送信手段と、前記情報処理装置によって前記画像データに音楽候補リストが付加されて複数の端末に配信され、前記配信された各端末において前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を集約した情報を前記情報処理装置から受信する受信手段と、前記投票結果を集約した情報に基づいて決定される音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像データに適した音楽データを、情報処理装置に接続された複数の端末の各ユーザによる投票結果をもとに選択する。これにより、ユーザの嗜好に適した音楽データを選択することができる。
本発明の画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態における画像音声編集システムの全体構成を示す図である。この画像音声編集システムは、情報処理装置となるサーバ101および複数の端末102、104、105、106がネットワーク150(通信回線)に接続された構成を有する。
図1は第1の実施形態における画像音声編集システムの全体構成を示す図である。この画像音声編集システムは、情報処理装置となるサーバ101および複数の端末102、104、105、106がネットワーク150(通信回線)に接続された構成を有する。
サーバ101は、音声(音楽)データ107および音声データのリスト(音楽リスト)108を有するとともに、画像配信部109、音楽配信部110および投票集計部111を有する。
画像音声編集装置となる端末102は、この画像音声編集システムを利用するユーザ側の端末であり、編集対象となる画像データ112を有する。一方、端末104、105、106は、ネットワーク150内に設けられたコミュニティ103に参加している参加者の端末である。コミュニティ参加者の端末104、105、106には、それぞれ閲覧機能113、115、117および投票機能114、116、118が設けられている。
ここでは、ユーザ側の端末102をユーザ端末(特定の端末)と呼び、参加者側の端末104、105、106を参加者端末と呼ぶことにする。なお、ユーザ端末がコミュニティに参加して参加者端末を兼ねてもよいことは勿論である。また、サーバおよび各端末は汎用のコンピュータで構成することが可能である。
上記構成を有する画像音声編集システムによる編集手順について説明する。図2は画像音声編集手順を示すフローチャートである。このフローチャートには、ユーザ端末102の操作手順、サーバ101の動作手順、およびコミュニティ参加者の一人の参加者端末104、105、106の操作手順が表されている。
まず、ユーザはアップロードする画像データを用意する(ステップU1)。このアップロードされる画像データは、ユーザ自身がビデオカメラ等を利用して自ら撮影した動画像の画像データ、もしくは編集してBGMを添付する権利を持つ画像データである。すなわち、ステップU1において、ユーザ端末102は、アップロードされる画像データを入力し、記憶媒体に格納しておく。
そして、ユーザ端末102は、ユーザの指示に従い、コミュニティサイトに接続し、画像データをアップロードする(ステップU2)。その際、ユーザはBGMとなる音楽の希望を添付してもよい。図3は画像データをアップロードする用意が整った場合のユーザ端末の表示画面を示す図である。ウインド301には、ユーザ側からアップロードされる各種データが表示される。このウインドの中には、ユーザが用意した画像データ112に基づく画像302、すなわちこれからアップロードする予定の画像データが表示される。また、必要に応じて、操作部303に設けられた操作ボタンなどで再生や早送り等を行い、画像内容を確認することができる。さらに、オーナーコメント304として、ユーザの希望を画像データに添付することもできる。このように、ユーザは、自身がアップロードする画像データを画面で確認し、希望内容を記述し、送信ボタン305をクリック操作することにより、ステップU2において、ユーザ端末102はサーバ101に画像データをアップロードする。この処理は画像送信ステップに相当する。
サーバ101は、アップロードされた画像データを受信し、保存すると、この画像データに添付可能である音楽データを選定する(ステップS1)。本実施形態では、サーバ側に、音声データおよび音声データのリストが登録されている。サーバ101は、画像データをアップロードしたユーザが利用可能な音楽データを選定する。すなわち、サーバ101は、サーバ側が管理する音楽データのうち、自由に利用可能な音楽データ、もしくはユーザが利用可能な権利を持つまたは権利を持つ予定である音楽データを選定し、その選定した音楽データの音楽候補リストを作成する。ここで、利用可能な権利とは、音楽データをダウンロードして、画像データに添付してよい権利を意味する。
続いて、サーバ101は、アップロードされた画像データに、選定した音楽候補リストを付加し、それをコミュニティに公開する(ステップS2)。コミュニティのサーバでは、アップロードされた各画像データにそれぞれ音楽候補リストが連結(結合)された状態でホームページ等により公開され、アクセスしてきたユーザに画像データと音楽候補リストとが配信される。このとき、公開した旨を、コミュニティの各参加者に通知してもよい。
コミュニティの参加者は、参加者端末104、105、106を用い、公開された画像データを閲覧する(ステップP1)。すなわち、ステップP1において、参加者端末104、105、106は、公開された画像データが閲覧可能となるように、この画像データを画面に表示する。図4は画像データと音楽候補リストが表示された参加者端末の表示画面を示す図である。ウインド401は、アップロードされた画像データとオーナーコメント等を表示しており、図3のユーザ端末とほぼ同等の表示内容を有する。ウインド402は、この画像データのBGMとなり得る音楽候補リストを表示する。
このウインド402には、音楽候補リストの内容として、曲名403、アーチスト名404、演奏時間405等が表示される。音楽候補リストが多い場合、スクロールバー406を利用し、音楽候補リストの一部を表示し、スクロールバーをスライドさせることで、音楽候補リストの全てが見られる。投票ボタン407は、コミュニティの参加者が音楽候補リストから音楽を選択して投票する際に使用される。
コミュニティの参加者は、ユーザがアップロードした画像データの内容を見て、さらにオーナーコメントの内容を参酌し、それに相応しい音楽データを、音楽候補リストの中から選び出し、その1つの音楽データについて投票を行う。
図5は音楽候補リストの中から1つの音楽データを選び出して投票する際の参加者端末の表示画面を示す図である。この画面では、参加者が、音楽候補リストの中から音楽データ501を選択する様子が示される。参加者は、音楽候補リストに登録された音楽データ501をマウスのクリック操作などで選択する。この結果、音楽データ501は反転表示される。この後、参加者は、投票ボタン407をクリック操作することで、参加者端末104、105、106がサーバ101側に選択結果(投票結果)を知らせる(ステップP2、投票送信ステップに相当)。すなわち、参加者がBGMに相応しいと思った音楽データに投票する。
サーバ101は、参加者端末104、105、106から音楽データの選択結果を受け取ると、コミュニティの全ての参加者からの投票結果を集計する(ステップS3)。そして、サーバ101は、参加者からの全ての投票が終了すると、あるいは一定の投票期間が経過すると、投票完了として、その投票結果を集約した情報をユーザ端末102側に送付する(ステップS4、結果送信ステップに相当)。
ユーザ端末102は、投票結果を受領すると、表示画面に投票結果を表示する。図6は受領した投票結果を表示した場合のユーザ端末102の表示画面を示す図である。ウインド301には、前述したように、アップロードした画像データとオーナーコメント等が表示される。ウインド602は、音楽候補リストと、コミュニティの参加者からの投票結果を表示する。すなわち、このウインド602は、音楽候補リストのウインド402に対し、投票結果欄603が加わったものである。図6では、投票結果欄に、投票数の表示が行われる。さらに、その中の最も高い得票の音楽リストに対し、印604(図では“*”)が表示される。ユーザは、この印604により、音楽候補リスト中で、最も投票数が多かった音楽データがいずれであるかを容易に知ることができる。
なお、この投票結果については、音楽候補リストを投票結果順に並べて表示してもよい。図7は音楽候補リストが投票結果順に並べられた場合のユーザ端末102の表示画面を示す図である。この並び替えは、サーバ側もしくはユーザ端末側で行うことが可能である。
ユーザは、投票結果を見て、自分の画像データに相応しいBGM(音楽データ)を、音楽候補リストの中から決定する(ステップU3)。最も簡易な決定のし方は、最も高い得票を得た音楽データを選択することであるが、得票数が多い候補の中から最終的にユーザが選択するようにしてもよい。このように、ステップU3において、ユーザ端末102は、ユーザによって選択された音楽データを、画像データに添付する音楽データとして決定する。なお、音楽候補リストの中から音楽データを決定する際、ユーザ端末が自動的に決定するようにしてもよい。この決定のし方は、上記ユーザが決定する場合と同様でもよい。
そして、ユーザ端末102は、ユーザの指示に従って、決定した音楽データを配信するように、サーバ101側に配信要求を送る(ステップU4)。このとき、決定した音楽データについて、ユーザが利用可能な権利を持っていない場合、その音楽データが利用可能となるように手続きを行う。
サーバ101は、ユーザの配信要求に基づき、決定した音楽データを、ユーザ端末102にダウンロードさせる(ステップS5)。これにより、サーバ101の処理が終了する。
最後に、ユーザ端末102は、ユーザの指示に従い、ダウンロードした音楽データを、自分の画像データのBGMとして、添付するように編集する(ステップU5)。この場合の編集とは、撮影時に録音した音声データをダウンロードした音楽データに差し替えることである。あるいは、撮影時に録音した音声データとダウンロードした音楽データを混合(ミックス)して新たな音声データとすることである。さらには、ダウンロードした音楽データを別トラックに記録し、再生時に混合(ミックス)して出力できるようにすることである。このように、音楽データを画像データに関連付ける編集が行われる。
第1の実施形態における画像音声編集システムでは、ユーザは、画像データにBGMを添付しようと欲する場合、画像データをサーバ101にアップロードする。サーバ101は、ユーザが利用可能である音楽候補リストと共に、ネットワーク上のコミュニティに画像を公開する。コミュニティの参加者は、公開された画像のBGMに相応しい音楽データを、音楽候補リストから選択し、それに対して投票を行う。ユーザは、投票結果を受け取り、その多数決の結果に基づき、画像データのBGMに相応しい音楽データを決定する。さらに、決定した音楽データをダウンロードして、画像データに、その音楽データを添付するように編集作業を行う。
これにより、ユーザは、画像データに、BGMとして相応しい音楽データを決定する際、コミュニティ参加者からの意見を参考にすることができ、容易に判断を下せるようになる。これは、ユーザが全ての音楽データを視聴してBGMを決定する場合に比べて、容易である。また、オーナーコメントを添付し、それをコミュニティ参加者が参酌することで、機械的に選択した場合よりも、よりユーザの嗜好に適したBGMを決定することができる。このように、ユーザの嗜好に適した音楽データを選択することができる。
なお、本実施形態では、アップロードする画像データとして、画像データ全体をアップロードする場合を示したが、画像サイズを縮小した動画像(プレビュー画像)とすることも可能である。また、BGMを添付する範囲は、動画像データ全体でなく、一部のシーン、あるいは一部のカットであってもよい。また、音楽候補リストには、音楽データの一部分を抜き出した音声ダイジェスト(ダイジェストデータ)を添付しておくことも可能である。
また、本実施形態では、サーバ側で投票結果を集計することとしたが、サーバは投票結果を単にユーザ端末に送信するだけとし、投票結果の集計はユーザ側の端末で行われるようにしてもよい。そして、ユーザ端末は自身で投票結果を集計した集計結果に基づいて編集を行う。
また、本実施形態では、ネットワーク上の1つのサーバが、音楽(音声)データと、音楽(音声)配信部、画像配信部などを持つ構成を示したが、音楽データと画像配信部などが別々の装置で分散されて配置されていてもよい。
また、本実施形態では、ユーザ端末などの画面の選択ボタンや、参加者端末の投票ボタンなどを用いて説明したが、これらのボタンは説明を簡素にするためのものであった。選択や投票の動作を行う際、それぞれメニュー表示やマウス動作などの他の動作で行われるようにしてもよい。また、本実施形態では、サーバに対するログイン、ダウンロードやアップロードの手続きは、通常の手順と同様である。
[第2の実施形態]
図8は第2の実施形態における画像音声編集システムの全体構成を示す図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号が付されている。この画像音声編集システムは、サーバ201、および端末202、104、105、106がネットワーク150に接続された構成を有する。
図8は第2の実施形態における画像音声編集システムの全体構成を示す図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号が付されている。この画像音声編集システムは、サーバ201、および端末202、104、105、106がネットワーク150に接続された構成を有する。
サーバ201は画像配信部109および投票集計部111を有する。ユーザ端末202は、この画像音声編集システムを利用するユーザ側の端末であり、編集対象となる画像データ112、音声(音楽)データ107および音楽データのリスト(音楽リスト)108を有する。参加者端末104、105、106は、前記第1の実施形態と同様、ネットワーク150内に設けられたコミュニティ103に参加している参加者の端末である。コミュニティ参加者の端末104、105、106には、それぞれ閲覧機能113、115、117および投票機能114、116、118が設けられている。
このように、第2の実施形態では、第1の実施形態においてサーバ側に存在していた音楽データと音楽候補リストが、既にユーザ端末側に存在している。
上記構成を有する画像音声編集システムによる編集手順について説明する。図9は画像音声編集手順を示すフローチャートである。このフローチャートには、ユーザ端末202の操作手順、サーバ101の動作手順、およびコミュニティ参加者の一人の参加者端末104、105、106の操作手順が表されている。
まず、ユーザはアップロードする画像データを用意する(ステップU1)。このアップロードされる画像データは、ユーザ自身がビデオカメラ等を利用して自ら撮影した画像データ、もしくは編集してBGMを添付する権利を持つ画像データである。すなわち、ステップU1において、ユーザ端末202は、アップロードされる画像データを入力し、記憶媒体に格納しておく。
さらに、ユーザ端末202は、ユーザの指示に従い、自身が所有する音楽データの中から、この画像データに添付可能である音楽データを選定する(ステップU1A)。本実施形態では、ユーザ端末側に、音楽データおよび音楽データの音楽候補リストが用意されている。ユーザは、自身の持つ音楽データのうち、自由に利用可能な音楽データ、もしくはユーザが利用可能な権利を持つまたは権利を持つ予定である音楽データを選定し、その選定した音楽データの音楽候補リストを作成する。ここで、利用可能な権利とは、音楽データを画像データに添付してよい権利を意味する。
ユーザ端末202は、ユーザの指示に従い、コミュニティサイトに接続し、画像データおよび音楽候補リストをサーバ201にアップロードする(ステップU2)。その際、ユーザは、BGMとする音楽の希望を添付してもよい。図10は画像データをアップロードする用意が整った場合のユーザ端末の表示画面を示す図である。ウインド301には、前記第1の実施形態と同様、ユーザ側からアップロードされる各種データが表示される。ウインド701は、この画像データのBGMとなり得る音楽候補リストを表示するウインドである。表示内容は、前記第1の実施形態の音楽候補リストのウインド402とほぼ同等である。ユーザは、自身がアップロードする画像データを画面で確認し、BGMとする音楽の希望内容を記述し、BGMとなり得る音楽候補リストを選定すると、送信ボタン305をクリック操作し、サーバ201に画像データおよび音楽候補リストをアップロードする。
サーバ201は、アップロードされた画像データおよび選定した音楽候補リストを、コミュニティ103側に公開する(ステップS2A)。このとき、公開した旨を、コミュニティの各参加者に通知するようにしてもよい。
この後、ステップP1、P2、S3、S4におけるコミュニティの参加者(参加者端末)とサーバとの間の動作は、前記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ユーザは、投票結果を見て、自分の画像データに相応しいBGMを、音楽候補リストの中から決定する(ステップU3)。すなわち、ステップU3において、ユーザ端末202は、ユーザによって選択された音楽データを、画像データに添付する音楽データとして決定する。なお、音楽候補リストの中から音楽データを決定する際、ユーザ端末が自動的に決定するようにしてもよい。この決定のし方は、前記第1の実施形態と同様、ユーザが決定する場合と同様でもよい。
そして、最後に、ユーザ端末202は、ユーザの指示に従い、自身の持つ音楽データの中から、BGMとして決定した音楽データを、自分の画像データのBGMとして、添付するように編集する(ステップU5)。
第2の実施形態の画像音声編集システムでは、ユーザは、画像データにBGMを添付しようと欲する場合、画像データと自身が持つ音楽データのうち、利用可能である音楽候補リストをサーバ201にアップロードし、ネットワーク上のコミュニティに公開する。コミュニティの参加者は、公開した画像のBGMに相応しい音楽データを、音楽候補リストから選択し、それに対して投票を行う。ユーザは、サーバ201から投票結果を受け取り、その多数決の結果に基づき、画像データのBGMに相応しい音楽データを決定し、画像データに、その音楽データを添付する編集作業を行う。
これにより、ユーザは、画像データに、BGMとして相応しい音楽データを決定する際、コミュニティの参加者からの意見を参考にすることができ、容易に判断を下せるようになる。これは、ユーザが全ての音楽データを視聴してBGMを決定する場合に比べて、容易である。また、オーナーコメントを添付し、それをコミュニティの参加者が参酌することで、機械的に選択した場合よりも、よりユーザの嗜好に適したBGMを決定することができる。このように、ユーザの嗜好に適した音楽データを選択することができる。
なお、本実施形態では、アップロードする画像データとして、画像データ全体をアップロードする場合を示したが、アップロードする画像データを、画像サイズを縮小したプレビュー画像とすることも可能である。
また、BGMを添付する範囲は、動画像データ全体でなく、一部のシーンあるいは一部のカットであってもよい。また、音楽候補リストには、音楽データの一部分を抜き出した音声ダイジェスト(ダイジェストデータ)を添付しておくことも可能である。
また、本実施形態では、サーバ側で投票結果を集計することとしたが、サーバは投票結果をユーザ端末に送信するだけとして、投票結果の集計はユーザ端末で行ってもよい。そして、ユーザ端末は自身で投票結果を集計した集計結果に基づいて編集を行う。
また、本実施形態では、ユーザ端末などの画面の選択ボタンや、参加者端末の投票ボタンなどを用いて説明したが、これらのボタンは説明を簡素にするためのものであった。選択や投票の動作を行うためには、それぞれメニュー表示やマウス動作などの他の動作で行われるようにしてもよい。また、本実施形態では、サーバに対するログイン、ダウンロードやアップロードの手続きは、通常の手順と同様である。
第1、第2の実施形態で示したように、本発明では、音楽データの所在などに自由度があるが、BGMの選択を、コミュニティによる投票結果を参考にして行うことで、ユーザは容易に適切なBGMの選択を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、サーバ101はコミュニティ103に参加している全ての参加者端末に対し、画像データおよび音楽候補リストを配信していたが、コミュニティに参加している一部の参加者端末にだけ配信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、コミュニティの参加者が、音楽候補リストの中から画像データに相応しい音楽データを投票する場合を示したが、逆に画像データに相応しくない音楽データを投票するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末側では、相応しくない音楽データを考慮し、画像データに添付する音楽データを決定することができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
101、201 サーバ
102、202 ユーザ端末
103 コミュニティ
107 音楽(音声)データ
104、105、106 参加者端末
102、202 ユーザ端末
103 コミュニティ
107 音楽(音声)データ
104、105、106 参加者端末
Claims (11)
- 画像データを配信する情報処理装置と、前記情報処理装置と通信回線を介して接続される複数の端末とからなる画像音声編集システムにおいて、
前記複数の端末のうち、特定の端末が前記情報処理装置に画像データを送信する画像送信ステップと、
前記情報処理装置が、前記送信された画像データに音楽候補リストを付加して前記複数の端末の少なくとも一部の各端末に配信する配信ステップと、
前記各端末が、前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を前記情報処理装置に送信する投票送信ステップと、
前記情報処理装置が、前記各端末からの投票結果を集約した情報を前記特定の端末に送信する結果送信ステップと、
前記特定の端末が、前記投票結果を集約した情報に基づいて決定された音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集ステップとを有することを特徴とする画像音声編集方法。 - 前記音楽候補リストは、前記情報処理装置が管理している音楽データに関するものであり、
前記情報処理装置は、前記音楽候補リストを選定する選定ステップと、前記選定された音楽候補リストを前記画像データに結合する結合ステップとを有し、前記配信ステップにおいて、前記音楽候補リストが結合された画像データを配信することを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。 - 前記特定の端末は、前記編集ステップにおいて、前記画像データに関連付ける音楽データを前記情報処理装置に要求する要求ステップと、前記情報処理装置から前記音楽データを受信する受信ステップとを有することを特徴とする請求項2記載の画像音声編集方法。
- 前記音楽候補リストは、前記特定の端末のユーザが所有している音楽データに関するものであり、
前記特定の端末は、前記音楽候補リストを選定する選定ステップを有し、前記画像送信ステップにおいて、前記画像データおよび前記音楽候補リストを前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。 - 前記送信された画像データは、画像サイズを縮小した動画像であることを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。
- 前記音楽候補リストには、前記音楽データのダイジェストデータが添付されていることを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。
- 前記情報処理装置は、前記結果送信ステップにおいて、前記投票結果を集約した情報と、前記投票結果から特定された音楽データとを前記特定の端末に送信することを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。
- 前記特定の端末は、前記編集ステップにおいて、前記各端末からの投票結果を集約した情報に基づき、前記投票結果を集計し、当該集計した集計結果に基づき、前記編集を行うことを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。
- 前記特定の端末は、前記編集ステップにおいて、前記投票結果に基づき、自動的に前記音楽データを決定し、前記決定された音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行うことを特徴とする請求項1記載の画像音声編集方法。
- 画像データを配信する情報処理装置と、前記情報処理装置と通信回線を介して接続される複数の端末とからなる画像音声編集システムにおいて、
前記複数の端末のうち、特定の端末は、前記情報処理装置に画像データを送信する画像送信手段と、投票結果に基づいて決定された音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集手段とを有し、
前記情報処理装置は、前記送信された画像データに音楽候補リストを付加して前記複数の端末の少なくとも一部の各端末に配信する配信手段と、前記各端末からの投票結果を前記特定の端末に送信する結果送信手段とを有し、
前記各端末は、前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を集約した情報を前記情報処理装置に送信する投票送信手段を有することを特徴とする画像音声編集システム。 - 情報処理装置から受信した情報に基づいて画像データに関連付ける音楽データを選択する画像音声編集装置において、
前記情報処理装置に前記画像データを送信する画像送信手段と、
前記情報処理装置によって前記画像データに音楽候補リストが付加されて複数の端末に配信され、前記配信された各端末において前記音楽候補リストに登録された音楽データに対して行われた投票結果を集約した情報を前記情報処理装置から受信する受信手段と、
前記投票結果を集約した情報に基づいて決定される音楽データを前記画像データに関連付ける編集を行う編集手段とを有することを特徴とする画像音声編集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008150809A JP2009296540A (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008150809A JP2009296540A (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 画像音声編集方法、画像音声編集システム及び画像音声編集装置 |
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