JP5043711B2 - ビデオ評価装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、ビデオ提供システムにおけるビデオ評価装置及び方法関する。
動画像の内容を把握するには、基本的に、全部を再生する必要があり、仮に高速再生するにしても、時間がかかる。そこで、予め、動画像に含まれる重要なシーン又はフレームを抽出し、要約動画像を生成しておくことが考えられる。その前提として、動画像の重要なシーン等を自動抽出することが必要になる。
特許文献1には、動画像を含むビデオ素材に対して複数の利用者による操作履歴を記録し、その操作履歴を分析することで、多くの人に興味を持たれるシーン等を検出する技術が記載されている。重要なシーンは、具体的には、多くの人が興味を持つシーンだからである。具体的には、教育用ビデオ素材を複数の生徒がどのような再生操作をしたか、即ち、早送り再生部分、繰り返し再生部分及びスロー再生部分等を比較/分析する。
特開平09−046688号公報
動画像の内の興味を持たれるシーンとはいっても、視聴者の年代、性別及び所属等の属性により、対象が異なる。視聴者の属性に応じた要約動画像を用意できれば、利便性が高まる。
例えば、教育用ビデオ素材の場合で、それが中学生用の教育用ビデオ素材であれば、中学生を対象にどの部分に興味を持ったかを調べるべきである。また、自分の撮影した映像を同年代の女性がどの部分に興味を持ったかを知ってダイジェスト編集をしたいこともある。特定の視聴者グループの中でも、特にビデオ素材を視聴することにかけて経験豊富な利用者の意見を重視することも考えられる。
また、視聴者が予め、ビデオ素材の所有者の編集意図を承知していれば、その意図に応じた再生操作を採用するので、より適切な要約映像を生成できる。従来の方法では、視聴者は、ビデオ素材を要約したいビデオ素材の所有者の編集意図や、ビデオ素材の概要を予め知ることができない。たとえば、所有者の「10分間のビデオデータを5分間にしたい」などの編集意図を視聴者が予め知ることができれば、視聴者はそのコメントに基づいて、ビデオ素材を半分くらいの時間に短縮して視聴することを考えて、視聴操作するだろう。
本発明は、視聴者の属性を加味して、動画像を評価するビデオ評価装置及び方法提示することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るビデオ評価装置は、利用者端末からの再生要求及び再生操作信号に従い、前記再生要求で指定される映像情報を、前記再生操作信号に従う再生動作で前記利用者端末に送信するビデオ提供システムで用いるビデオ評価装置であって、映像所有者によってアップロードされたビデオ素材に基づく映像情報と、当該映像情報に関連付けられた前記映像所有者によるコメント情報とを格納する情報記憶手段と、前記再生要求に応じて、前記情報記憶手段に格納されたコメント情報を前記利用者端末に送信するとともに、前記情報記憶手段に格納された映像情報を前記利用者端末に送信する送信手段と、前記利用者端末によって前記コメント情報が再生され、その後、前記映像情報が再生された際に前記利用者端末によって発生された前記再生操作信号によって表される操作内容を記述した操作情報を、前記利用者端末の利用者の属性情報と共に記憶する操作ログ記憶手段と、前記操作ログ記憶手段に記憶された複数の利用者に関する複数の前記属性情報の中からいずれかの属性情報を限定し、当該限定された属性情報に対応する複数の操作情報を選別する操作情報選別手段と、前記操作情報選別手段で選別された複数の操作情報にそれぞれ記述された操作内容に基づいて、前記映像情報を複数の期間に分割した際の各期間に対して、操作内容毎に異なる評価値を割り当てることによって、前記映像情報における各期間の注目度を評価する評価手段とを具備し、前記属性情報は、前記利用者端末の利用者の性別、年齢範囲及び趣味の少なくとも1つを含むグループ属性であることを特徴とする。
本発明に係るビデオ評価方法は、利用者端末からの再生要求及び再生操作信号に従い、前記再生要求で指定される映像情報を、前記再生操作信号に従う再生動作で前記利用者端末に送信するビデオ提供システムにおいて、前記映像情報を評価する方法であって、映像所有者によってアップロードされたビデオ素材に基づく映像情報と、当該映像情報に関連付けられた前記映像所有者によるコメント情報とを情報記憶装置に格納する情報記憶ステップと、前記再生要求に応じて、前記情報記憶装置に格納されたコメント情報を前記利用者端末に送信するとともに、前記情報記憶装置に格納された映像情報を前記利用者端末に送信する送信ステップと、前記利用者端末によって前記コメント情報が再生され、その後、前記映像情報が再生された際に前記利用者端末によって発生された前記再生操作信号によって表される操作内容を記述した操作情報を、前記利用者端末の利用者の属性情報と共に記憶装置に記憶する操作ログ記憶ステップと、前記記憶装置に記憶された複数の利用者に関する複数の前記属性情報の中からいずれかの属性情報を限定し、当該限定された属性情報に対応する複数の操作情報を選別する操作情報選別ステップと、前記操作情報選別ステップで選別された複数の操作情報にそれぞれ記述された操作内容に基づいて、前記映像情報を複数の期間に分割した際の各期間についての注目度を表す評価値を算出することによって、前記映像情報の重要部分を定量的に評価する評価ステップとを具備し、前記属性情報は、前記利用者端末の利用者の性別、年齢範囲及び趣味の少なくとも1つを含むグループ属性であることを特徴とする。
本発明に係るビデオ提供装置は、映像情報を記憶する映像記憶手段と、利用者端末からの再生要求及び再生操作信号に従い、前記再生要求で指定される映像情報を、前記再生操作信号に従う再生動作で前記利用者端末に送信する送信手段と、前記再生操作信号が示す操作情報を、前記利用者端末の利用者の属性情報と共に記憶する操作ログ記憶手段と、前記属性情報を参照して、前記操作ログ記憶手段に記憶される操作情報から指定の属性情報に対応する操作情報を選別する操作情報選別手段と、前記操作情報選別手段で選別された操作情報に従い、前記映像情報の重要部分を定量的に評価する評価手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、限定された属性情報の利用者(視聴者)の再生状況に従い映像情報の重要部分を定量的に評価できるので、より適切な評価を行える。また、このような評価に従い、評価値の高い部分を抽出して要約映像を生成するので、より適切な要約を自動生成することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。図1に示すビデオ提供システムでは、複数の利用者端末14,16が、インターネット網12を介して、ビデオ提供装置10に接続する。利用者端末14,16は例えば、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)である。勿論、3台以上の利用者端末がビデオ提供装置10を利用可能である。ビデオ提供装置10は、利用者端末14,16からの要求に従い、要求されたビデオ素材(映像情報)を要求元に送信するいわゆるビデオサーバである。ビデオ提供装置10はまた、利用者に提供するビデオ素材の重要シーン又は注目シーンを評価するビデオ評価装置としての機能と、評価結果を使って要約映像を作成する機能を具備する。
ビデオ提供装置10は、提供する1又は複数のビデオ素材(映像情報)を記憶するビデオ記憶装置(映像記憶装置)18を具備する。ビデオ記憶装置18は、例えば、ハードディスク装置、固体メモリ又は光ディスク等からなる。ビデオ記憶装置18には、例えば、ビデオ素材所有者が撮影した1又は2以上のビデオ素材が格納されている。
ビデオ素材の所有者は、ビデオ記憶装置18に記憶される各ビデオ素材にコメントを付加することができる。このコメントは、ビデオ素材に関連づけられて所有者関連データ記憶装置20に記憶される。
ビデオ提供装置10の利用者操作情報取得装置22は、利用者端末14,16からのストリーミング再生要求、及び提供しているビデオ素材の再生操作要求を受け付ける。利用者操作情報取得装置22は、具体的には、インターネット網12に接続する通信手段と、インターネット網12から受信した信号に従い、ビデオ提供装置10の各部を制御する機能を具備する。
利用者操作情報取得装置22は、特定のビデオ素材を指定するストリーミング再生要求を利用者端末14から受信したとする。この要求の受信に応じて、利用者操作情報取得装置22は、指定されたビデオ素材のビデオデータをビデオ記憶装置18からデータ送信装置24に読み出させる。データ送信装置24は、ビデオ記憶装置18からのビデオデータを、要求元の利用者端末14にストリーム送信する。要求されたビデオ素材に所有者のコメントが付いている場合、利用者操作情報取得装置22は、ビデオデータの送信に先立ち、所有者関連データ記憶装置20から、要求されたビデオ素材のコメントをデータ送信装置24に読み出させる。データ送信装置24は、所有者関連データ記憶装置20からのコメントを、ビデオストリームに先立ち要求元の利用者端末14に送信する。
利用者端末14は、受信するビデオ素材に対して、再生、早送り、巻き戻し、スロー再生、停止及び一時停止などの一般的な再生操作を実行できる。この操作信号は、インターネット網12を介してビデオ提供装置10に送られる。ビデオ提供装置10の利用者操作情報取得装置22は、利用者端末14からの操作信号を受信すると、その操作内容に応じて、ビデオ記憶装置18からのビデオデータの読み出しと、データ送信装置24のストリーミング送信を制御する。
例えば、利用者端末14からの早送り操作信号に対して、データ送信装置24は、ビデオデータを間引いて利用者端末14に送信する。利用者端末14からのスロー再生操作信号に対して、データ送信装置24は、ビデオデータの転送レートを下げて利用者端末14に送信する。
利用者端末14,16からビデオ提供装置10に送信される要求信号及び操作信号には、利用者端末14,16及び利用者を特定する属性情報が付加される。属性情報は、例えば、利用者ID、利用者グループID、及び、利用者のビデオデータ視聴経験係数を含む。利用者操作情報取得装置22は、事後的な利用のために、利用者端末14,16からの要求信号及び各種操作信号の履歴を属性情報と共に操作ログ記憶装置26に記憶する。
要約映像の作成のために、ビデオ提供装置10は、操作情報選別装置28と評価装置30を具備する。操作情報選別装置28は、要約作成に利用する視聴者の操作情報を操作ログ記憶装置26から選別して読み出し、評価装置30に供給する。評価装置30は、操作情報選別装置28により選別された操作情報に基づき、対応するビデオ素材から重要なシーンを抽出し、要約映像を作成してビデオ記憶装置18に格納する。作成された要約映像は、各利用者端末14,16にデータ送信装置24によって送信可能である。
図2は、ビデオ記憶装置18に記憶されるビデオ素材(Video ID=Movie001)に対する所有者のコメント例を示す。図2に示す文言のコメントが、テキスト形式で所有者関連データ記憶装置20に記憶されている。利用者端末14,16の利用者は、Movie001の再生前にこのコメントデータ(テキスト形式)を受信し、ビデオ素材の見所(図2に示す例では、2分間の映像の後半)を知ることができる。これにより、例えば、再生しようとする利用者は、前半1分間を早送りするなどして、効率的にこのビデオ素材を視聴できる。
図3を参照して、本実施例における再生要求から再生終了までの動作を説明する。図3は、利用者端末14が、ビデオ素材(Video ID=Movie001)の再生をビデオ提供装置10に要求する場合の動作手順を示す。
利用者端末14が、インターネット網12を介してビデオ提供装置10に接続要求S1を送信する。この接続要求S1には属性情報が付属する。ビデオ提供装置10は、接続要求S1に付属する属性情報により接続の可否を判断し、拒否又は許可の応答(S2)を返信する。許可の場合、ビデオ提供装置10は、利用者端末14との間にビデオストリーミングのための接続状態(S3)を確立する。この段階で、ビデオ提供装置10は、ビデオ素材の目次情報を含むメニュー画面を利用者端末14に送信する。
利用者端末14は、ビデオ提供装置10からのビデオ素材の目次情報に基づき、再生したいビデオ素材を選択し、再生要求(S4)をビデオ提供装置10に送信する。ここでは、ビデオ素材Movie001が選択されたとする。再生要求(S4)は、再生したいビデオ素材を指定する情報を含み、また、属性情報が付属する。接続要求(S1)を出力する利用者端末と、再生要求(S4)を出力する利用者端末の同一性を確認できる場合、再生要求(S4)に属性情報を付加しなくても良い。また、属性情報は、接続情態(S3)において確認するようにしてもよい。
ビデオ提供装置10は、再生要求(S4)に応じて、指定されたビデオ素材のコメント(S5)を利用者端末14に送信する。ビデオ提供装置10は続けて、指定されたビデオ素材のビデオデータ(S6)を利用者端末14にストリーミング送信する。これにより、利用者端末14の利用者は、コメントを見た後、ビデオ素材Movie001を視聴できる。
利用者端末14は、ビデオ素材Movie001を視聴しながら、早送り、巻き戻し、スロー再生、停止及び一時停止などの再生操作を行うことが出来る。利用者端末14は、利用者の操作信号(S7)を、属性情報と共にビデオ提供装置10に送信する。ビデオ提供装置10は、操作信号(S7)に応じた再生動作になるように、ビデオ素材Movie001の送信を制御する。ビデオ提供装置10はまた、操作ログ記装置26に操作内容を属性情報と共に操作ログとして記録する。
ビデオ提供装置10は、利用者端末14からビデオ素材Movie001に対するストリーミング送信終了要求(S8)を受信すると、ビデオ素材Movie001の利用者端末14へのストリーミング送信を終了する。
図4は、利用者端末14から受信した操作情報の操作ログ例を示す。Video IDは、ビデオデータを識別する識別子である。User IDは、ビデオ素材の視聴者を識別する識別子である。Group IDは、視聴者の属性又は所属グループを示すグループ属性である。Group IDの中で、Group ID_Sexは視聴者の性別を示し、Group ID_Ageは視聴者の年齢範囲を示し、Group ID_Favoriteは視聴者の嗜好(趣味)を示す。Experienceは視聴者の視聴経験を示すデータからなり、この数値が高いほど視聴経験が豊富であることを示す。視聴経験は、たとえば視聴回数である。
History以下の記述は、Time(ビデオ素材の時間軸方向のカウンタ値)に対して実行された操作内容を示す。FFは早送りを示す。PLAYは通常再生を示す。Slowはスロー再生を示す。PAUSEは一時停止を示す。REWは巻き戻しを示す。History以下の操作情報が、利用者の属性情報とともに、テキストデータとして操作ログ記憶装置26に逐次、記憶される。
図4(a)は、User ID:Yamada、男性、年齢10歳〜15歳、趣味:サッカー、視聴経験係数:1035の属性を持つ視聴者がビデオ素材(Video ID:Movie001)を視聴した際の操作情報を示す。この視聴者は、2分間のビデオ素材(Video ID:Movie001)に対して、開始から15秒間分を早送りしている。カウンタ値15秒から1分35秒に相当する映像を通常再生し、カウンタ値1分35秒から1分55秒に相当する映像をスロー再生している。その後、一時停止し、カウンタ値1分30秒に相当する部分まで巻き戻ししている。再度、カウンタ値1分30秒から1分50秒に相当する映像をスロー再生し、カウンタ値1分50秒から2分に相当する映像を通常再生している。
図4(b)は、User ID:Tanaka、女性、年齢20歳〜25歳、趣味:サッカー、視聴経験係数78の視聴者がビデオ素材(Video ID:Movie001)を視聴した際の操作情報を示す。この視聴者は、開始から1分30秒間分を早送りし、その後は通常再生している。
図4(c)は、User ID:Sato、男性、年齢30歳〜35歳、趣味:サッカー、視聴経験係数35の視聴者がビデオ素材(Video ID:Movie001)を視聴した際の操作情報を示す。この視聴者は、2分間のビデオ素材Movie001に対して、開始から終了まで2分間分を通常再生している。
図4(d)は、User ID:Suzuki、女性、年齢50歳〜55歳、趣味:テニス、視聴経験係数1040の視聴者がビデオ素材(Video ID:Movie001)を視聴した際の操作情報を示す。この視聴者は、2分間のビデオ素材Movie001に対して、開始から1分30秒間分を通常再生し、その後はスロー再生している。
図4(e)は、ビデオ素材(Video ID:Movie002)を視聴した際の操作情報を示す。
図5を参照して、ビデオ素材Movie001の重要度評価(注目度評価)と要約作成の動作を説明する。
先ず、ビデオ素材Movie001の所有者は、要約作成のために参照する操作情報を限定するために、ビデオ素材Movie001を視聴・評価してほしい視聴者を限定する(S11)。具体的には、グループID又は視聴経験係数で視聴者を限定する。
ビデオ素材Movie001がサッカーのビデオ素材であるので、例えば、Group ID_Favorite==Soccerを指定する。追加的に、たとえば、Group ID_Sex==Manとして男性視聴者に限定したり、Group ID_Age==50〜として50歳以上に限定しても良い。操作グループIDを利用せずに、Experienceの高い利用者(視聴者)を指定しても良い。
Group ID_Favorite==Soccerを指定した場合、図4に示す例では、図4(a),(b),(c)に示す操作情報が、重要シーンの抽出、従って要約作成に利用されることになる。
操作情報選別装置28は、グループID又は視聴経験係数で限定された視聴者の操作状況を操作ログ記憶装置26から読み出し、評価装置30に供給する(S11)。
評価装置30は、ステップS11で選択的に操作ログ記憶装置26から読み出された各視聴者の操作情報を数値評価し、視聴者全員の結果を累積加算する。例えば、各視聴者の早送り(FF)操作期間に0を、スロー再生(Slow)操作期間に1.5を、通常再生(Play)操作期間に1を割り当てる。即ち、スロー再生期間を最も重要と評価し、通常再生期間を次に重要な期間と評価し、早送り再生期間を重要でないと評価する。このような評価値を、図4(a),(b),(c)のユーザについて計算し加算して、算出する。この加算結果が評価装置30の評価値であり、ビデオ素材の時間軸上でどの部分が重要と判断しているかを示す。評価値が大きい程、多くの視聴者が重要と判断しているか、或いは興味を持って注目していることになる。
図6は、図4に示す操作情報から得られるビデオ素材Movie001に対する評価結果を示す。横軸はビデオ素材Movie001の時間軸を示し、縦軸は評価装置30の評価値を示す。評価値の高い期間から順に挙げていくと、
期間1:35〜1:50 評価値5
期間1:30〜1:35 評価値4.5
期間1:50〜1:55 評価値4.5
期間1:55〜2:00 評価値3
期間0:15〜1:30 評価値2
期間0:00〜0:15 評価値1
となる。30秒程度の要約を作成したい場合、時間1:30〜2:00の期間を抜き出せばよいことが分かる。
評価装置30には予め、要約の長さが指定されている。評価装置30は、指定された要約の長さの中になるように、評価値の高い期間を抜き出してつなぎあわせ、要約映像とする(S13)。このように作成された要約映像の映像データは、ビデオ記憶装置18に格納される。
ビデオ提供装置10は、要約映像の要求に対し、オリジナルのビデオ素材のときと同様のプロセスで、要求元に要約映像の映像データを送信する。要約映像に対する操作情報も、オリジナルのビデオ素材に対するのと同様に、操作ログ記憶装置26に記憶される。この操作情報は、要約映像から重要な部分を抽出した2番目の要約映像を作成するのに利用される。
このように、本実施例では、視聴者が重要視した又は興味を持った個所を定量的に評価し、このような個所を含む要約映像を自動生成することができる。また、参照する操作情報の視聴者を限定することで、特定範囲の視聴者に適した要約映像を生成できる。
ビデオ提供装置10は、ネットワーク接続可能なビデオカメラに実装したものでもよい。
ビデオ素材の所有者は、インターネット網12を介してビデオ提供装置10にアクセスし、ビデオ素材及びコメント等をビデオ提供装置10にアップロードしてもよい。勿論、ネットワーク対応のビデオカメラからビデオ素材をアップロードし、パーソナルコンピュータからコメントをアップロードしても良い。
ビデオ提供装置10は、具体的にはコンピュータにより実現される。利用者操作情報取得装置22、操作情報選別装置28及び評価装置30の一部又は全部は、そのコンピュータ上のソフトウエアにより実現される。
なお、映像素材の操作ログから重要部分を評価する機能、更には、その評価結果から要約映像を作成する機能は、ビデオデータを提供するサーバに組み込まれている必要は無く、別のサーバに装備しても良いことは明らかである。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 本実施例のコメント例である。 本実施例の動作再生手順例を示す図である。 操作ログの具体例である。 本実施例の重要度評価と要約作成のフロー図である。 本実施例における重要度を評価結果の一例である。
符号の説明
10 ビデオ提供装置
12 インターネット網
14,16:利用者端末
18 ビデオデータ記憶装置
20 所有者関連データ記憶装置
22 利用者操作情報取得装置
24 データ送信装置
26 操作ログ記憶装置
28 操作情報選別装置
30 評価装置

Claims (5)

  1. 利用者端末からの再生要求及び再生操作信号に従い、前記再生要求で指定される映像情報を、前記再生操作信号に従う再生動作で前記利用者端末に送信するビデオ提供システムで用いるビデオ評価装置であって、
    映像所有者によってアップロードされたビデオ素材に基づく映像情報と、当該映像情報に関連付けられた前記映像所有者によるコメント情報とを格納する情報記憶手段と、
    前記再生要求に応じて、前記情報記憶手段に格納されたコメント情報を前記利用者端末に送信するとともに、前記情報記憶手段に格納された映像情報を前記利用者端末に送信する送信手段と、
    前記利用者端末によって前記コメント情報が再生され、その後、前記映像情報が再生された際に前記利用者端末によって発生された前記再生操作信号によって表される操作内容を記述した操作情報を、前記利用者端末の利用者の属性情報と共に記憶する操作ログ記憶手段と、
    前記操作ログ記憶手段に記憶された複数の利用者に関する複数の前記属性情報の中からいずれかの属性情報を限定し、当該限定された属性情報に対応する複数の操作情報を選別する操作情報選別手段と、
    前記操作情報選別手段で選別された複数の操作情報にそれぞれ記述された操作内容に基づいて、前記映像情報を複数の期間に分割した際の各期間に対して、操作内容毎に異なる評価値を割り当てることによって、前記映像情報における各期間の注目度を評価する評価手段
    とを具備し、
    前記属性情報は、前記利用者端末の利用者の性別、年齢範囲及び趣味の少なくとも1つを含むグループ属性である
    ことを特徴とするビデオ評価装置。
  2. 前記属性情報は、前記利用者端末の利用者の視聴回数の多さを示す視聴経験係数をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のビデオ評価装置。
  3. 前記評価手段は、指定された長さになるよう前記評価値の高い方の期間から映像を抜き出しつなぎ合わせることによって、前記情報記憶手段に格納された映像情報の要約映像を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のビデオ評価装置。
  4. 前記操作内容としては、早送り、通常再生、スロー再生を含み、
    前記評価手段は、早送り、通常再生、スロー再生の順で前記評価値が高くなるように設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のビデオ評価装置。
  5. 利用者端末からの再生要求及び再生操作信号に従い、前記再生要求で指定される映像情報を、前記再生操作信号に従う再生動作で前記利用者端末に送信するビデオ提供システムにおいて、前記映像情報を評価する方法であって、
    映像所有者によってアップロードされたビデオ素材に基づく映像情報と、当該映像情報に関連付けられた前記映像所有者によるコメント情報とを情報記憶装置に格納する情報記憶ステップと、
    前記再生要求に応じて、前記情報記憶装置に格納されたコメント情報を前記利用者端末に送信するとともに、前記情報記憶装置に格納された映像情報を前記利用者端末に送信する送信ステップと、
    前記利用者端末によって前記コメント情報が再生され、その後、前記映像情報が再生された際に前記利用者端末によって発生された前記再生操作信号によって表される操作内容を記述した操作情報を、前記利用者端末の利用者の属性情報と共に記憶装置に記憶する操作ログ記憶ステップと、
    前記記憶装置に記憶された複数の利用者に関する複数の前記属性情報の中からいずれかの属性情報を限定し、当該限定された属性情報に対応する複数の操作情報を選別する操作情報選別ステップと、
    前記操作情報選別ステップで選別された複数の操作情報にそれぞれ記述された操作内容に基づいて、前記映像情報を複数の期間に分割した際の各期間についての注目度を表す評価値を算出することによって、前記映像情報の重要部分を定量的に評価する評価ステップとを具備し、
    前記属性情報は、前記利用者端末の利用者の性別、年齢範囲及び趣味の少なくとも1つを含むグループ属性であることを特徴とするビデオ評価方法。
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