JP2016025470A - 映像再生装置 - Google Patents

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Kazuhiro Toda
和宏 戸田
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Abstract

【課題】操作手順情報に基づいて映像データを再生する技術を提供する。
【解決手段】記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得する取得手段と、前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生する再生手段と、を備える映像再生装置。
【選択図】図1

Description

本件は、テレビ等の映像を再生する技術に関する。
近年、デジタル放送の開始や、衛星放送、ケーブルテレビ、ネットワークを介した動画配信サービスの普及により、多様な映像データを記録し、視聴することが可能になっている。
また、受信している全てのテレビ放送を録画するレコーダ、所謂全録機や、入力したキーワードが一致した番組を自動的に録画するレコーダの普及により、大量の映像データを機械的に記録することが可能になっている。
このため、視聴する可能性のある映像データを機械的に記録しておき、都合の良い時に、この中から選んで視聴するといった視聴スタイルが提案されている。
しかし、これらの大量な映像データから視聴したい映像を見つける、又は各映像の概要を把握するためには、多大な時間と労力を必要とする。
そこで、映像データから要約映像を作成し、その要約映像を視聴することにより映像の概要を把握することが提案されている。
例えば、映像データから音響の盛上がりの大きさやキーワードなどにより特徴情報を抽出すると共に、ユーザの操作情報を記録して、その得点付けの評価により、その映像の時刻に対して、操作重要度を求める。また、映像からダイジェストの再生時刻を指定するためのパラメタにより定まるダイジェスト再生のためシーンに対してシーン重要度情報を生成する。そして、シーン重要度情報とダイジェスト再生の時間とによりダイジェスト再生位置情報を生成することが提案されている(特許文献1)。
特開2009−4994号公報 国際公開第2006/16591号公報 特開2007−184781号公報 特開2003−264771号公報
映像データからダイジェストを作成する従来の装置は、音響の盛り上がりやユーザの操作情報に基づいて重要なシーンやユーザの嗜好を機械的に判断してダイジェストを作成するので、必ずしも適切なダイジェストが作成されるとは限らないという問題点があった。
一方、SNS(Social Networking Site)の書き込み等によりテレビ番組の概要を知ることもできる。これらの書き込みは、実際に視聴した人の感想なので、機械的に作成された情報よりも適切な情報を得ることができるが、SNSの情報は、映像データと関連付けられていないため、SNSで話題のシーンをダイジェストで視聴するといったことは出来なかった。仮に、映像データを視聴したユーザがダイジェストを作成し、ネットワークを介して他のユーザに公開すれば、適切なダイジェストを提供することができるはずである
が、映像データの権利者の許可を得ずにダイジェストを提供することはできないため、このようにユーザが編集したダイジェストを自由に配信するシステムを実現することはできなかった。
また、例え権利者の許可が得られたとしても、ダイジェストを配信するには、ダイジェストを作成したユーザの端末からサーバへダイジェストのデータをアップロードし、このサーバから他のユーザがダウンロードすることになり、通信量が多大になるという問題点があった。
そこで、本発明は、操作手順情報に基づいて映像データを再生する技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の映像再生装置は、
記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得する取得手段と、
前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生する再生手段と、
を備える。
前記映像再生装置は、
前記映像データ中の特定部分の映像を再生させる操作手順、及び、前記映像情報中の特定部分の映像をスキップする操作手順を示す操作手順情報を作成する操作手順生成手段と、
前記操作手順情報をサーバに送信する送信手段と、
を更に備えても良い。
また、本発明の映像再生システムは、
前記映像再生装置と、前記映像再生装置に前記操作手順情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、前記映像再生装置に提供した前記操作手順情報の履歴に基づいて、前記映像再生装置に提供する操作手順情報を決定するリコメンド手段を備える。
また、本発明の映像再生方法は、
記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得するステップと、
前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生するステップと、
をコンピュータが実行する。
また、本発明は、上記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。更に、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていても良い。
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオン
リーメモリ)等がある。
本発明は、操作手順情報に基づいて映像データを再生する技術を提供できる。
図1は、実施形態に係る映像再生システムの概略図である。 図2は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。 図3は、ログDBに記憶する操作手順情報の一例を示す図である。 図4は、操作手順情報に基づいて映像データを再生する処理の説明図である。 図5は、操作ログの表示例を示す図である。 図6は、DMCの操作画面例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
(1)システムの概要
図1は、実施形態に係る映像再生システム10の概略図である。映像再生システム10は、操作手順情報を提供するサービス事業者のログサーバ1や、ユーザ宅において操作手順情報に基づいて映像データを再生するためのユーザ端末20を有している。ユーザ端末20は、映像再生装置の一形態であり、本実施形態では、映像データを記憶するデジタルメディアサーバ(DMS)2、DMS2から映像データを取得して再生するデジタルメディアプレーヤ(DMP)3、DMS2やDMP3を操作するデジタルメディアコントローラ(DMC)4を有している。
ログサーバ1は、ログ送信部11、視聴ログ受信部12、操作ログ生成部13、リコメンド部14、ログDB(操作手順記憶部)15、ユーザ情報DB(ユーザ情報記憶部)16を備え、操作手順情報の提供や収集を行う。操作手順情報は、映像データの再生やスキップ等、映像データを操作する手順を示す情報である。なお、本実施形態において、ログサーバ1から提供する操作手順情報を操作ログ、ユーザが映像情報を視聴した際の操作手順情報を視聴ログとも称する。
ログ送信部11は、サービス事業者の作成した操作手順情報をDMC4等のユーザ端末20へ送信する。
視聴ログ受信部12は、ユーザが視聴した際の操作手順情報(視聴ログとも称す)をDMC等のユーザ端末20から受信する。
操作ログ生成部13は、受信した視聴ログを集約・加工して操作ログを生成する。また、操作ログ生成部13は、映像データのメタ情報から操作ログを生成する。
リコメンド部14は、視聴ログ等のユーザの属性情報に基づいて各ユーザに推奨する操作ログを決定する。
ログDB15は、生成した操作ログや受信した視聴ログを記憶する記憶部である。
ユーザ情報DB16は、ユーザの認証や嗜好の推定のためのデータを記憶する記憶部である。
DMS2は、チューナ21、ディスクドライブ22、メモリ読書部23、通信制御部24、リクエスト処理部25、映像記憶部26を備えている。
チューナ21は、テレビ放送を受信し、受信したテレビ放送(映像データ)を映像記憶部26に記憶させる。チューナ21は、地上波や衛星波によるテレビ放送を受信するものに限らず、ケーブルを介してテレビ放送を受信するケーブルテレビのセットトップボックスであっても良い。
ディスクドライブ22は、DVDやBlu-lay(登録商標)ディスク等の記憶媒体から映
像データを読み出す。
メモリ読書部23は、メモリカード等の記憶媒体から映像データを読み出す。
通信制御部24は、インターネット等のネットワークを介して動画の配信サイトから映像データを受信する。
リクエスト処理部25は、DMC4等のユーザ端末20から受信したリクエストに応じて映像記憶部26やディスクドライブ22、メモリ読書部23、通信制御部24から映像データを取得してDMP3へ送出する。
映像記憶部26は、チューナ21等によって受信した映像データを記憶する。
DMP3は、デコード部31、表示装置32、スピーカ33を備え、デコード部31がDMS2から映像データを取得してデコードし、表示装置32に映像を表示させる、及びスピーカ33から音出力させることにより、映像データの再生を行う。
DMC4は、操作部41や、操作ログ取得部(取得手段)42、操作要求部(再生手段)43、視聴ログ生成部(操作手順生成手段及び送信手段)44を備えている。
操作部41は、チャンネルの選択、再生、停止、録画、早送り、戻し、スロー、スキップ、音量調整など、映像データの再生に係る操作が行われるユーザインターフェースである。
操作ログ取得部42は、ログサーバ1から操作ログを取得する。操作ログの取得は、ユーザが任意に選択した操作ログを取得するものでも良いし、リコメンドされた操作ログやキーワード等が一致した操作ログを取得するようにしても良い。
操作要求部43は、操作ログに基づいて、映像データの選択や再生といった操作をDMS2に要求する。
視聴ログ生成部44は、映像データの視聴中に操作部41から行われた早送り、戻し、スキップ、停止等の操作を視聴ログとして生成する。
本実施形態では、ユーザ端末20が、DMS2、DMP3、DMC4といった複数の装置から構成される例を示したが、これに限らず、映像再生装置としてのユーザ端末20は、少なくとも取得手段と再生手段の機能を有していれば良く、上記DMS2、DMP3、DMC4を組み合わせた一つの装置であっても、他の組み合わせで構成されるものであっても良い。例えば、ユーザ端末20が、DMS2、DMP3、DMC4の何れか一つの装置であっても良いし、DMP3とDMC4とを一体とした構成や、DMS2とDMP3とを一体とした構成、DMS2とDMC4とを一体とした構成としても良い。
<装置構成>
図2は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。ログサーバ1、DMS2、DMP3、DMC4は、図2に示すようなコンピュータであっても良い。図2に示すコンピュータ1000は、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、
補助記憶装置1003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラム(「ソフトウェア」又は「アプリケーション」とも呼ぶ)を実行することにより本実施の形態に係る処理を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。
主記憶装置は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる設定情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置1003は、ログサーバ1のログDB15やユーザ情報DB16、DMS2の映像記憶部26、その他の一時データを記憶する手段として働く。通信IF1004は、他のコンピュータとの間でデータを送受信する。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。
入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから操作を受け付けたり、ユーザへ情報を提示したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル等である。ドライブ装置1006は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素はそれぞれ複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006等)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。また、ドライブ装置1006で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、フラッシュメモリのような可搬性の補助記憶装置1003、通信IF1004などを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001が所定のプログラムを実行することにより、図2に示したコンピュータを前述のログサーバ1や、DMS2、DMP3、DMC4等として動作させる。
<データ構造>
図3は、ログDB15に記憶する操作手順情報の一例を示す図である。図3に示すように操作手順情報は、ログID、対象ID、ログタイトル、操作手順を有している。
ログIDは、操作手順情報を一意に識別するための情報であり、対象IDは、操作対象とする映像データを一意に識別するための情報である。図3の対象IDは、局IDとコンテンツIDとからなり、テレビ番組(映像データ)を放送した放送局を特定する局IDと当該局で放送したテレビ番組(映像データ)を特定するコンテンツIDの組み合わせによって、映像データを一意に識別できるようにしている。また、DVDやBlu-layディスク
に記録された映像データの場合、対象IDは、規格品番やJANコードであっても良い。インターネット等のネットワークを介して提供される映像データの場合、対象IDは映像データのURLであっても良い。更に、TV Anytimeシステムにおける映像データの場合、対象IDは、CRID(Content Reference ID)であっても良い。
また、操作手順は、映像データを再生する際、再生、早送り、スキップ、停止等の操作を示す情報である。なお、各操作の情報は、操作の種類と共に、操作を行うタイミング(映像データ中の位置)を示す。例えば、次のように、操作を行うタイミングを示すタイム
コードと操作の種類とを対応付けて順に記録する。
00:01:15.20 再生
00:02:30.10 早送り(4倍速再生)
00:03:00.15 再生
00:05:15.25 スキップ
00:10:03.05 再生
00:15:50.06 終了
この操作手順情報の例では、最初の操作が“00:01:15.20 再生”と記録されているの
で、映像データの先頭から1分15秒20フレーム目から再生を行う。そして、次の操作が、“00:02:30.10 早送り(4倍速再生)”であるので、2分30秒9フレーム目まで
再生を行った後、2分30秒10フレーム目から早送り(4倍速再生)を行う。また、次の操作が、“00:03:00.15 再生”であるので、3分00秒14フレーム目まで早送りし
た後、3分00秒15フレーム目から再生を行う。
更に、次の操作が、“00:05:15.25 スキップ” その次の操作が、“00:10:03.05 再
生”であるので、5分15秒24フレーム目まで再生した後、次に10分03秒5フレーム目から再生を行う。即ち。5分15秒25フレーム目から10分03秒4フレーム目までをスキップする。
そして、次の操作が、“00:15:50.06 終了”であるので、15分50秒5フレーム目
まで再生した後、15分50秒6フレーム目で映像データの再生を終了する。
このように上記操作手順情報に基づいて再生を行うことで、1分15秒20フレーム目から2分30秒9フレーム目まで、3分00秒15フレーム目から5分15秒24フレーム目まで、そして10分03秒5フレーム目から15分50秒5フレーム目までの約9分17秒の再生時間としたダイジェスト再生を行うことができる。即ち、操作手順情報は、映像データ中の再生する部分を設定すると共に、映像データ中のスキップする部分を設定する。上記の例では、映像データの先頭から1分15秒19フレーム目まで、2分30秒10フレーム目から3分00秒14フレーム目まで、5分15秒25フレーム目から10分03秒4フレーム目まで、15分50秒6フレーム目から映像データの最後までがスキップする部分である。なお、本実施形態では、早送り(n倍速再生)部分もダイジェストを作成する上で再生時間を短くすることに寄与するので、スキップする部分に含めている。これに限らず、早送り(n倍速再生)する部分を再生する部分に含めても良い。例えば、4倍速以下は再生する部分と定義し、8倍速以上はスキップする部分と定義しても良い。
上記の例では省略したが、早戻し(逆再生)期間は、スキップする部分としても良い。また、スロー再生する部分は、再生する部分と定義しても良い。
なお、一つの操作ログで操作する映像情報は、一つに限らず、異なる番組や異なるチャンネルの映像データをまとめて再生するものでも良い。例えば、特定の野球チームの試合結果について、複数のスポーツニュースの映像データをまとめたものや、特定のタレントが出演している映像データをまとめたものであっても良い。
<映像再生方法>
図4は、操作手順情報に基づいて映像データを再生する処理の説明図である。DMC4は、起動時等の所定のタイミングや周期的なタイミングでDMS2にアクセスし、DMS2に記憶されている映像データの情報を要求する(ステップS10)。
この要求に応じてDMS2は、記憶している映像データの対象ID、即ち局IDとコンテンツIDのリストを要求元のDMC4へ送信する(ステップS20)。
DMC4は、ログサーバ1にアクセスしてログインし、DMS2から取得した対象IDのリストをログサーバ1へ送信して操作ログを要求する(ステップS30)。
ログサーバ1は、受信した対象IDと対応する操作ログをログDB15から読み出すと共に、ログインしたユーザのユーザIDやDMC4の識別情報に基づいて、ユーザを特定し、当該ユーザに対するリコメンド情報を生成する(ステップS40)。例えば、ユーザ情報DB16から当該ユーザの属性情報を読み出し、属性情報として登録されているユーザの好みのジャンルや、贔屓の球団、好きなタレント等と関連性の高い操作ログをレコメンド情報とする。また、当該ユーザと同じ操作ログを視聴した他のユーザが新たに選択した操作ログを協調フィルタリングによって求めてリコメンド情報とする。
そして、ログサーバ1は、要求された操作ログとリコメンド情報をDMC4へ送信する(ステップS50)。DMC4は、ログサーバ1から取得した操作ログのタイトルや映像時間(再生時間)を図5に示すように一覧表示して、視聴に用いる操作ログの選択をユーザに促す(ステップS60)。なお、DMS2が、所謂全録機であり、地上波の全てのチャンネルや、衛星波の選択したチャンネルのテレビ番組を常に録画している場合、このチャンネルで放送されている全ての番組(映像データ)が記憶されているはずなので、DMS2から対象IDのリストを取得するステップを省略して、ログサーバ1から当該チャンネルで放送されているテレビ番組の操作ログを取得するようにしても良い。
ユーザが視聴に用いる操作ログを選択した場合、DMC4は、選択された操作ログに従ってDMS2を操作する。即ち、対象IDによって映像データを特定し、当該映像データに対して再生やスキップ等を行う(ステップS70)。この操作により、再生する部分の映像データをDMP3へ送って再生させる(ステップS80)。
また、操作ログに基づく再生中に、ユーザによる操作を加えることもでき、DMC4は、ユーザによる操作も含めて再生の制御を行う(ステップS90)。例えば、操作ログに基づく早送り中にユーザが操作部41を操作して再生を選択した場合、早送りを中止して再生を行う。また、操作ログに基づく再生中にユーザが早送りやスキップを選択した場合、再生を中断してユーザによる早送りやスキップの操作を優先する。
そして、DMC4は、ユーザによる操作も含めて視聴の結果を視聴ログとして作成する(ステップS100)。即ち、ユーザによる操作を加えなかった場合には、元の操作ログと同じ操作手順の視聴ログが作成され、ユーザによる操作が行われた場合には、この操作を加えた視聴ログが作成される。
この視聴ログをDMC4がログサーバ1へ送信すると(ステップS110)、ログサーバ1は、受信した視聴ログを当該ユーザの識別情報と対応付けてログDB15に記憶する。また、ログサーバ1は、受信した視聴ログを一意に識別するログIDを新たに付加し、元となった操作ログIDも元ログIDとして保持する。即ち、この視聴ログによって、どの操作ログをどのユーザが視聴したのかが記録される。
また、ログサーバ1は、視聴ログを集約・加工して操作ログを生成する(ステップS120)。例えば、操作ログを視聴に用いたユーザのうち、当該操作ログでスキップしていた部分を視聴したユーザの割合が所定値以上であった場合、これらのユーザが視聴した個所を再生する部分に加えた操作ログを生成する。また、操作ログを視聴に用いたユーザのうち、当該操作ログで再生していた部分をスキップしたユーザの割合が所定値以上であった場合、これらのユーザがスキップした個所を再生する部分から除いた、即ちスキップする部分とした操作ログを生成する。更に、視聴ログを操作ログIDを更新して、新たな操
作ログとして提供しても良い。
図6は、DMC4における操作画面例を示す図である。図6のDMC4では、ユーザによる操作を行うための操作部41や、操作手順情報に基づく操作を示すためのシークバー70が表示されている。シークバー70は、再生を行う映像情報の縮小画像が時系列に並んで表示されて成り、操作タイミングに応じた位置に各操作を示すアイコン71〜74が表示されている。スライダ79が再生している現在位置を示し、再生位置を示すアイコン71が再生開始位置(再生を行う操作タイミング)を示し、アイコン72が早送り位置を示す。また、アイコン73がスキップ位置を示し、アイコン74が停止位置を示す。即ち、スライダ79がアイコン72の位置に達すると、次の再生アイコン71の位置まで早送りが行われる。そして再生アイコン71の位置から通常の再生が行われ、スライダ79がアイコン73の位置に達すると、次の再生アイコン71の位置まスキップされる。そして、再生アイコン71の位置から通常の再生が行われ、スライダ79がアイコン74の位置に達すると再生が終了する。なお、各アイコン71〜74をドラッグして、シークバー上の位置を変えることで、操作タイミングを変更することもできる。即ち、スキップの開始位置や早送りの開始位置などを変更できる。
このように本実施形態によれば、操作手順情報に基づいて映像データをダイジェスト再生することができる。また、本実施形態によれば、操作手順情報のみを流通させるので、映像データに係る権利を侵害することなく、ダイジェスト情報を共有できる。更に、ダイジェスト情報として映像データを送信しないのでダイジェスト再生に係るトラフィックを抑えることができる。
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、上記の各要素を組み合わせるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ログサーバ
2 コンテンツサーバ
10 映像再生システム
11 ログ送信部
12 視聴ログ受信部
13 操作ログ生成部
14 リコメンド部
20 ユーザ端末
21 チューナ
22 ディスクドライブ
23 メモリ読書部
24 通信制御部
25 リクエスト処理部
26 映像記憶部
31 デコード部
32 表示装置
33 スピーカ
41 操作部
42 操作ログ取得部
43 操作要求部
44 視聴ログ生成部
70 シークバー
71-74 アイコン

Claims (5)

  1. 記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得する取得手段と、
    前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生する再生手段と、
    を備える映像再生装置。
  2. 前記映像データ中の特定部分の映像を再生させる操作手順、及び、前記映像情報中の特定部分の映像をスキップする操作手順を示す操作手順情報を作成する操作手順生成手段と、
    前記操作手順情報をサーバに送信する送信手段と、
    を更に備える請求項1に記載の映像再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載の映像再生装置と、前記映像再生装置に前記操作手順情報を提供するサーバとを備え、
    前記サーバが、前記映像再生装置に提供した前記操作手順情報の履歴に基づいて、前記映像再生装置に提供する操作手順情報を決定するリコメンド手段を備える映像再生システム。
  4. 記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得するステップと、
    前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生するステップと、
    をコンピュータが実行する映像再生方法。
  5. 記憶媒体に記憶された映像データに対応して作成され、前記映像データ中の特定部分の映像を再生する操作手順、及び、前記映像データ中の特定部分の映像をスキップする操作手順を設定した操作手順情報を取得するステップと、
    前記取得した操作手順情報に従って前記映像データを再生するステップと、
    をコンピュータに実行させるための映像再生プログラム。
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