JP2009296340A - 移動通信システム、移動通信方法および通信装置 - Google Patents

移動通信システム、移動通信方法および通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009296340A
JP2009296340A JP2008148209A JP2008148209A JP2009296340A JP 2009296340 A JP2009296340 A JP 2009296340A JP 2008148209 A JP2008148209 A JP 2008148209A JP 2008148209 A JP2008148209 A JP 2008148209A JP 2009296340 A JP2009296340 A JP 2009296340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mtu value
mobile station
radio base
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008148209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5374929B2 (ja
Inventor
Ryuichi Kano
竜一 狩野
Tatsuji Hamamura
達司 濱村
Kenji Fukuda
健次 福田
Yoshiro Tamura
嘉郎 田村
Hajime Hasegawa
一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008148209A priority Critical patent/JP5374929B2/ja
Priority to EP20090156331 priority patent/EP2131619B1/en
Priority to US12/413,456 priority patent/US8179851B2/en
Publication of JP2009296340A publication Critical patent/JP2009296340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374929B2 publication Critical patent/JP5374929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/22Negotiating communication rate
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/26Flow control; Congestion control using explicit feedback to the source, e.g. choke packets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/36Flow control; Congestion control by determining packet size, e.g. maximum transfer unit [MTU]
    • H04L47/365Dynamic adaptation of the packet size
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/16Implementation or adaptation of Internet protocol [IP], of transmission control protocol [TCP] or of user datagram protocol [UDP]
    • H04L69/166IP fragmentation; TCP segmentation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】伝送路を構成する装置の負荷の増加を抑えつつ伝送路のMTU値に応じたデータサイズで移動局側からパケットを送信させる。
【解決手段】移動局取得手段1aは、基地局通知手段2bによって通知されるMTU値を取得し、取得したMTU値を移動局記憶手段1cに記憶させる。移動局送信手段1bは、データの送信先に対して移動局記憶手段1cによって記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータを送信する。基地局取得手段2aは、伝送路のMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶手段2cに記憶させる。基地局通知手段2bは、移動局1に対して基地局記憶手段2cによって記憶されているMTU値を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動通信システム、移動通信方法および通信装置に関し、特に、伝送路のMTU(Maximum Transmission Unit)に応じたデータサイズで移動局側からパケットを送信させる移動通信システム、移動通信方法および通信装置に関する。
例えばU−Plane伝送などのパケット(packet)を用いたデータ通信(パケット通信)では、情報の伝送に用いられる伝送路ごとに1回の伝送で送信できるパケットのサイズの最大値である、例えばMTUが定められている。送信端末および受信端末ならびにその間の伝送路にある通信装置(ノード)において、MTUより大きいサイズのパケットを受信した場合には、パケット分割が可能であればIPパケットをMTUより小さくなるように分割するフラグメンテーション(Fragmentation)処理が実行される。また、パケット分割が不可能であればフラグメンテーション処理が実行されることなくパケットが破棄される。このとき、IPのエラーメッセージや制御メッセージを転送するプロトコルであるICMP(Internet Control Message Protocol)によって、到達不能メッセージとともに、MTUの値が通知される。このMTUは、例えば無線通信における移動局のハンドオーバ(hand-over)などによる、伝送路のネットワーク構成の変化に従って変化する。
このパケット通信において、大きなサイズのパケットが伝送路上を占有すると、例えばVoIP(Voice Over IP)等のリアルタイム性が要求されるパケットの伝送が揺らぐことにより、伝送品質を確保できない場合が生じる。この原因は、ネットワーク上でフラグメンテーション処理が実行されると処理負荷の増大を招くことにより、U-Planeのスループットが低下するためである。これを防止するためには、ネットワーク側で伝送されるパケットサイズを小さくし、パケット伝送の揺らぎを少なくする必要がある。
しかし、パケットサイズを小さくすることは、制御信号が増加して伝送効率が悪化するとともに、パケットの再構成の処理が増加することに繋がる。したがって、送信されるパケットサイズを適切に定めることが求められる。
これに対して、伝送路のMTUを取得して、端末側からも伝送路側のMTUを超えないサイズでデータパケットを送信するための技術が知られている(例えば、特許文献1から4参照)。
特開2005−204001号公報 特開2001−251353号公報 特開2004−336748号公報 特開2006−157544号公報
しかし、端末側から呼接続の都度伝送路のMTU探索を実行すると、呼接続の確立に要する時間が増加するという問題点がある。
また、複数の端末によってMTU探索が実行されると、伝送路上のMTU探索の実行により伝送路を構成する装置の負荷が増加することにより、伝送路の使用効率が低下するという問題点がある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、伝送路を構成する装置の負荷の増加を抑えつつ伝送路のMTU値に応じたデータサイズで移動局側からデータを送信させることが可能な移動通信システム、移動通信方法および通信装置を提供することを目的とする。
開示の無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信システムでは、前記無線基地局装置は、前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する基地局記憶手段と、前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させる基地局取得手段と、前記移動局に対して前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する基地局通知手段と、を有し、前記移動局は、前記基地局通知手段によって通知される前記伝送路の前記MTU値を記憶する移動局記憶手段と、前記基地局通知手段によって通知される前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記移動局記憶手段に記憶させる移動局取得手段と、前記データの送信先に対して前記移動局記憶手段によって記憶されている前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信する移動局送信手段と、を有する。
開示の移動通信システムによれば、無線基地局装置が有する基地局記憶手段により、移動局から送信されるデータが伝送される伝送路のMTU値が記憶され、基地局取得手段により、伝送路のMTU値が取得され、取得されたMTU値が基地局記憶手段に記憶させられ、基地局通知手段により、移動局に対して基地局記憶手段によって記憶されているMTU値が通知される。移動局が有する移動局記憶手段により、基地局通知手段によって通知される伝送路のMTU値が記憶され、移動局取得手段により、基地局通知手段によって通知されるMTU値が取得され、取得されたMTU値が移動局記憶手段に記憶させられ、移動局送信手段により、データの送信先に対して移動局記憶手段によって記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータが送信される。
また、無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信方法では、前記無線基地局装置が、前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を取得し、前記無線基地局装置が、取得した前記MTU値を記憶し、前記無線基地局装置が、前記移動局に対して記憶している前記MTU値を通知し、前記移動局が、前記無線基地局装置によって通知される前記MTU値を取得し、前記移動局が、取得した前記MTU値を記憶し、前記移動局が、前記データの送信先に対して記憶している前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信する。
開示の移動通信方法によれば、無線基地局装置により、移動局から送信されるデータが伝送される伝送路のMTU値が取得され、取得されたMTU値が記憶され、移動局に対して記憶されているMTU値が通知される。次に、移動局により、無線基地局装置によって通知されるMTU値が取得され、取得されたMTU値が記憶され、データの送信先に対して記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータが送信される。
また、移動局との間でデータの無線通信を行う通信装置では、前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する記憶手段と、前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記記憶手段に記憶させる取得手段と、前記移動局に対して前記記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する通知手段と、を有する。
開示の通信装置によれば、記憶手段により、移動局から送信されるデータが伝送される伝送路のMTU値が記憶され、取得手段により、伝送路のMTU値が取得され、取得されたMTU値が記憶手段に記憶させられ、通知手段により、移動局に対して記憶手段によって記憶されているMTU値が通知される。
開示の移動通信システム、移動通信方法および通信装置によれば、伝送路のMTUを取得して端末装置に通知する。これにより、伝送路を構成する装置の負荷の増加を抑えつつMTU値に応じたデータサイズによって移動局側からデータを送信させることが可能になる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示す移動通信システムは、無線基地局装置と移動局との間でデータの無線通信を行うことにより、移動局から送信先に無線基地局装置を通じてデータを送信する。この移動通信システムは、移動局1、無線基地局装置2を有する。無線基地局装置2には、ネットワーク4が接続されている。このネットワーク4を介して、移動局1は、データの送信先(図示省略)と接続される。
移動局1は、移動局取得手段1a、移動局送信手段1bおよび移動局記憶手段1cを有する。
移動局取得手段1aは、基地局通知手段2bによって通知されるMTU値を取得し、取得したMTU値を移動局記憶手段1cに記憶させる。
このMTU値は、移動局1によって送信されるデータが伝送される通信ネットワーク上で1回の転送によって送信可能なデータサイズの最大値を示すMTUを示す値である。このMTU値より大きい値でデータが送信された場合、送信されたデータはそのままのデータサイズで伝送されることはない。この場合、データが送信される通信ネットワークにおける伝送路上の通信機器により、データが破棄されるか、またはデータがフラグメンテーション(再分割)処理されて送信されることになる。
移動局送信手段1bは、データの送信先に対して移動局記憶手段1cによって記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータを送信する。
移動局取得手段1aによって取得されたMTU値に基づき、移動局送信手段1bによって、データサイズがこのMTU値以下に設定されたデータが送信される。これにより、移動局1から送信されるデータは、通信ネットワーク上の伝送路において、フラグメンテーション処理およびデータ破棄が行われることなく送信される。
移動局記憶手段1cは、基地局通知手段2bによって通知され、移動局取得手段1aによって取得されたMTU値を記憶する。このMTU値は、移動局1によって送信されるデータを伝送するネットワーク上の伝送路のMTU値である。
無線基地局装置2は、基地局取得手段2a、基地局通知手段2bおよび基地局記憶手段2cを有する。
基地局取得手段2aは、移動局1から送信先に送信されるデータを伝送する伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶手段2cに記憶させる。これにより、移動局1から送信されるデータのデータサイズの基準となるMTU値が取得される。
基地局通知手段2bは、移動局1に対して基地局記憶手段2cによって記憶されているMTU値を通知する。
基地局記憶手段2cは、移動局1から送信されるデータが伝送される伝送路のMTU値を記憶する。
このような移動通信システムによれば、無線基地局装置2が有する基地局記憶手段2cにより、移動局1から送信されるデータが伝送される伝送路のMTU値が記憶され、基地局取得手段2aにより、伝送路のMTU値が取得され、取得されたMTU値が基地局記憶手段2cに記憶させられ、基地局通知手段2bにより、移動局1に対して基地局記憶手段2cによって記憶されているMTU値が通知される。移動局1が有する移動局記憶手段1cにより、基地局通知手段2bによって通知される伝送路のMTU値が記憶され、移動局取得手段1aにより、基地局通知手段2bによって通知されるMTU値が取得され、取得されたMTU値が移動局記憶手段1cに記憶させられ、移動局送信手段1bにより、データの送信先に対して移動局記憶手段1cによって記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータが送信される。
これによって、伝送路のMTU値を取得して移動局に通知するので、伝送路を構成する装置の負荷の増加を抑えつつ、伝送路のMTU値に応じたデータサイズによって移動局側からデータを送信させることが可能になる。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態に係る移動通信システムは、移動局が無線基地局経由で他の移動局と通信を行うものである。この移動通信システムは、移動局100a,100b、無線基地局装置200a,200b,200c,200d、中継装置300a,300bおよびコアネットワーク400を有する。
無線基地局装置200a,200bと中継装置300a、無線基地局装置200c,200dと中継装置300bとは、それぞれ有線で接続されている。また、中継装置300aと中継装置300bとは、それぞれ有線で接続されている。また、中継装置300aはコアネットワーク400に接続されている。
移動局100a,100bは、無線基地局装置200a,200b,200c,200dと無線通信が可能な無線端末装置であり、UE(User Equipment)と呼ばれるものに相当する。この移動局100a,100bは、それぞれ図3において後述する移動局100と同一の構成および機能を有する。
無線基地局装置200a,200b,200c,200dは、移動局100a,100bと無線通信を行う通信装置であり、eNB(E-UTRAN NodeB)やNode−Bと呼ばれるものに相当する。この無線基地局装置200a,200b,200c,200dは、それぞれ図3において後述する無線基地局装置200と同一の構成および機能を有する。
無線基地局装置200a,200bは、移動局100aまたは移動局100bから無線でデータを受信すると、受信データを中継装置300aに送信する。また、無線基地局装置200c,200dは、移動局100aまたは移動局100bから無線でデータを受信すると、受信データを中継装置300bに送信する。中継装置300aと無線基地局装置200a,200b、中継装置300bと無線基地局装置200c,200dは、それぞれS1−AP(S1-Application Protocol)によって接続されている。
また、無線基地局装置200a,200b,200c,200dは、互いに通信可能に接続されており、それぞれが記憶しているMTU値を互いに送受信することができる。これらは、互いにX2−AP(X2-Application Protocol)を用いて接続されている。
中継装置300a,300bは、管理下にある無線基地局装置を制御すると共に、データ転送を行う。中継装置300a,300bは、MME/S−GW(Mobility Management Entity/Serving GateWay)、RNC(Radio Network Controller)、BSC(Base Station Controller)などと呼ばれるものに相当する。この中継装置300a,300bは、それぞれ図3において後述する中継装置300と同一の構成および機能を有する。
コアネットワーク400は、中継装置300a,300bおよびその他の中継装置の間で伝送されるデータの中継を行うネットワークである。コアネットワーク400内には、回線交換機410およびパケット交換機420が設けられている。
回線交換機410は、音声交換(CS:Circuit Switching)呼を処理する交換機である。パケット交換機420は、パケット交換(PS:Packet Switching)呼を処理する交換機である。回線交換機410およびパケット交換機420は、それぞれCS呼およびPS呼のトラフィックを制御する。
このような移動通信システムは、例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化されたHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)機能を備えるCDMA通信システムとして実現することができる。
なお、図2では、中継装置300aと中継装置300bとは、コアネットワーク400を経由せず直接接続するが、これに限らず、コアネットワーク400経由で接続してもよい。
次に、本実施の形態の移動通信システムの機能について説明する。
図3は、本実施の形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。図3に示す移動通信システムは、無線基地局装置と移動局との間でデータの無線通信を行うことにより、移動局から送信先に無線基地局装置を通じてデータを送信する。この移動通信システムは、移動局100、無線基地局装置200、中継装置300を有する。中継装置300には、コアネットワーク400が接続されている。このコアネットワーク400を介して、移動局100は、データの送信先(図示省略)と接続される。
この移動局100から送信先までの伝送路において、無線通信におけるハンドオーバまたはその他の通信状況の変化などにより、伝送路のネットワーク構成が変化する場合がある。このネットワーク構成の変化が生じると、一般にはMTU値が変化する。
本実施の形態の移動通信システムは、伝送路のMTU値に合わせて移動局100から送信されるデータのサイズを設定するために、以下の構成および機能を有する。
移動局100は、移動局取得部110、移動局送信部120および移動局記憶部130を有する。
移動局取得部110は、基地局通知部220によって通知されるMTU値を取得し、取得したMTU値を移動局記憶部130に記憶させる。
このMTU値は、移動局100によって送信されるデータが伝送される通信ネットワーク上で1回の転送によって送信可能なデータサイズの最大値を示すMTUを示す値である。このMTU値より大きい値でデータが送信された場合、送信されたデータはそのままのデータサイズで伝送されることはない。この場合、データが送信される通信ネットワークにおける伝送路上の通信機器により、データが破棄されるか、またはデータがフラグメンテーション(再分割)処理されて送信されることになる。
移動局送信部120は、データの送信先に対して移動局記憶部130によって記憶されているMTU値によって示されるデータサイズ以下でデータを、伝送路12を介して無線基地局装置200に送信する。この移動局送信部120から送信されたデータは、伝送路12、無線基地局装置200、伝送路23、中継装置300、伝送路34およびコアネットワーク400を介して送信先に伝送される。
移動局取得部110によって取得されたMTU値に基づき、移動局送信部120によって、データサイズがこのMTU値以下に設定されたデータが送信される。これにより、移動局100から送信されるデータは、通信ネットワーク上の伝送路において、フラグメンテーション処理およびデータ破棄が行われることなく送信される。
移動局記憶部130は、基地局通知部220によって通知され、移動局取得部110によって取得されたMTU値を記憶する。このMTU値は、移動局100によって送信されるデータを伝送するネットワーク上の伝送路のMTU値である。
無線基地局装置200は、ICMPにおけるPath MTUをサポートしているものとする。無線基地局装置200は、伝送路のMTU値を、ICMPを利用した経路MTU探索(Path MTU discovery)で求める。
また、無線基地局装置200は、基地局取得部210、基地局通知部220および基地局記憶部230を有する。
基地局取得部210は、移動局100から送信先に送信されるデータを伝送する伝送路12のMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。これにより、移動局100から送信されるデータのデータサイズの基準となるMTU値が取得される。
また、基地局取得部210は、中継装置通知部320によって通知されたMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。
また、基地局取得部210は、移動局100においてハンドオーバが行われる場合には、移動局100のハンドオーバ後に接続される無線基地局装置である移動先無線基地局装置(図示省略)の送信先側の伝送路23(移動先無線基地局装置から中継装置300に至るまでの伝送路)のMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。本実施の形態におけるハンドオーバ時の移動通信システムの処理については、詳しくは図11および図12において後述する。
また、基地局取得部210は、無線基地局装置200が動作を開始する場合には、中継装置通知部320から通知されたMTU値を取得し、取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。
また、基地局取得部210は、所定の時間間隔毎に、伝送路のMTU値を取得し、取得したMTU値によって基地局記憶部230に記憶させたMTU値を更新させる。このように、無線基地局装置200における経路MTU探索は、移動局100のデータ通信の開始とは無関係に実行される。
基地局通知部220は、移動局100に対して基地局記憶部230によって記憶されているMTU値を通知する。
また、基地局通知部220は、移動先無線基地局装置から取得されたMTU値が基地局記憶部230に記憶されると、基地局記憶部230に記憶されている移動先無線基地局装置から取得されたMTU値を移動局100に通知する。
基地局通知部220は、移動局100においてデータ伝送を行うための呼の接続が開始された場合に、移動局100に対して基地局記憶部230によって記憶されているMTU値を通知する。
基地局通知部220は、移動局100における呼の接続に用いられるメッセージに基地局記憶部230によって記憶されているMTU値を含める。次に、基地局通知部220は、MTU値を含めたメッセージを移動局100に対して送信することによって、移動局100に対して基地局記憶部230によって記憶されているMTU値を通知する。
基地局記憶部230は、移動局100から送信されるデータが伝送される伝送路12のMTU値を記憶する。
中継装置300は、中継装置取得部310、中継装置通知部320および中継装置記憶部330を有する。
中継装置取得部310は、所定の時間間隔毎に、移動局100によるデータの送信先側の伝送路である送信先側伝送路(中継装置取得部310から伝送路34およびコアネットワーク400を介して送信先に至るまでの伝送路)のMTU値を取得する。ここで、中継装置300は、無線基地局装置200と同様に、伝送路のMTU値を、ICMPを利用した経路MTU探索で求める。その後、中継装置取得部310は、取得したMTU値に基づいて中継装置記憶部330に記憶させたMTU値を更新させる。これにより、中継装置記憶部330に記憶されているMTU値は、データを伝送する通信ネットワークのトポロジーの変化に対して一定時間ごとに最新の状態に更新される。また、このように中継装置300における経路MTU探索は、移動局100のデータ通信の開始とは無関係に実行される。
中継装置通知部320は、無線基地局装置200が有する基地局取得部210に対して中継装置記憶部330に記憶されているMTU値を通知する。
中継装置通知部320は、無線基地局装置200が動作を開始する場合に、中継装置記憶部330に記憶されているMTU値を無線基地局装置200が有する基地局取得部210に対して通知する。
中継装置通知部320は、移動局100における呼の接続に用いられるメッセージに、中継装置記憶部330によって記憶されているMTU値を含める。次に、中継装置通知部320は、MTU値を含めたメッセージを移動局100に対して送信することによって、無線基地局装置200に対して中継装置記憶部330によって記憶されているMTU値を通知する。
中継装置記憶部330は、送信先側伝送路のMTU値を記憶する。
次に、移動通信システムの動作について説明する。
図4は、移動通信システムの動作を示すブロック図である。図4に示す移動通信システムは、本実施の形態の移動局100がコアネットワーク400に接続されている送信先(図示省略)との間でデータ通信を行うための通信システムである。ここでは、例えば、移動局100が無線基地局装置200a、中継装置300およびコアネットワーク400を介して図示しない送信先と接続される場合に基づいて、移動局100による、送信先に対して送信されるデータサイズの設定に用いられるMTU値の取得について説明する。
本実施の形態の中継装置300は、コアネットワーク400と中継装置300とを接続する伝送路34およびコアネットワーク400を含む伝送路のMTU値434aを、伝送路から取得する。取得したMTU値434aは、中継装置300内に記憶される。この中継装置300に記憶されているMTU値は、一定時間ごとに取得されて更新される。また、中継装置300は、伝送路23a,23b,23cを通じて、最新のMTU値302aを無線基地局装置200a,200b,200cに通知する。
無線基地局装置200a,200b,200cは、中継装置300から通知されたMTU値302aを受信して取得する。
また、無線基地局装置200aは、中継装置300と接続する伝送路23aのMTU値223aを経路MTU探索により取得する。同様に、無線基地局装置200bは、中継装置300と接続する伝送路23bのMTU値223bを取得し、無線基地局装置200cは、中継装置300と接続する伝送路23cのMTU値223cを取得する。
また、無線基地局装置200aは、中継装置300から通知されたMTU値302aと、無線基地局装置200aが自ら取得した伝送路23aのMTU値223aとを比較して、小さい方のMTU値を記憶する。
具体的には、無線基地局装置200aは、中継装置300からMTU値302aが通知されると、記憶しているMTU値と中継装置300から通知されて取得したMTU値302aとを比較して、記憶しているMTU値が大きければ、記憶しているMTU値を通知されたMTU値302aに更新する。一方、記憶しているMTU値と通知されたMTU値302aとを比較して、記憶しているMTU値が小さいか、記憶しているMTU値と通知されたMTU値302aとが等しければ、記憶しているMTU値を更新しない。
また、無線基地局装置200aが伝送路23aのMTU値223aを取得すると、記憶しているMTU値と伝送路23aから取得したMTU値223aとを比較して、記憶しているMTU値が大きければ、記憶しているMTU値を取得したMTU値223aに更新する。一方、記憶しているMTU値と取得したMTU値223aとを比較して、記憶しているMTU値が小さいか、記憶しているMTU値と取得したMTU値223aとが等しければ、記憶しているMTU値を更新しない。
なお、無線基地局装置200aは、伝送路23aのMTU値223aを自ら取得した場合には、MTU値の比較を行うことなく、取得したMTU値223aで更新してもよい。また、無線基地局装置200aは、中継装置300からMTU値302aが通知された場合には、MTU値の比較を行うことなく、通知されて取得したMTU値302aで更新してもよい。これらにより、記憶されているMTU値が、それぞれ伝送路23aから実際に取得したMTU値223a、中継装置300から通知されたMTU値302aによってリセットされるので、MTU値が次第に小さく収束してしまい、伝送路の実際のMTU値が大きくなっているにもかかわらず、それが送信されるデータサイズに反映されないことを防止できる。
また、以上のMTU値の更新については、無線基地局装置200b,200cも同様に動作する。
無線基地局装置200aは、移動局100による着信または発信の開始に基づいて、記憶しているMTU値201aを移動局100に通知する。移動局100は、送信先との間で通信が確立すると、送信先とデータ通信を行う。このとき、移動局100から送信先に送信されるデータ101aは、無線基地局装置200aから通知されたMTU値201aに基づいて決定されたデータサイズ(例えば、通知されたMTU値以下)によって無線基地局装置200aに送信される。その後、データ101aは、無線基地局装置200aからデータ101bとして中継装置300に送信され、中継装置300から送信先までデータ101cとして送信される。
このとき、これらのデータ101a,101b,101cのデータサイズは、ネットワークの状態が変化していなければ、伝送路23aから送信先までの伝送路におけるMTU値を超えないので、フラグメンテーション処理および破棄が行われることなく送信先まで送信される。
このようにして、移動局100は、取得したデータの伝送路のMTU値に基づいて、伝送路でフラグメンテーション処理または破棄が行われずに送信されるデータサイズでデータを送信する。
また、無線基地局装置200a,200b,200cは、図2に示したように、互いに通信可能に接続されており、記憶しているMTU値を互いに送受信することができる。これにより、移動局100でハンドオーバが発生し、移動局100の接続先が無線基地局装置200aから無線基地局装置200bに切り替わる場合、移動局100のハンドオーバにおける移動元の無線基地局装置(例えば、無線基地局装置200a)は、上記の通信により移動先(例えば、無線基地局装置200b)のMTU値を取得して、取得したMTU値をハンドオーバが発生した移動局100に通知する。通知を受けた移動局100は、通知されたMTU値に基づいたデータサイズでデータを送信する。
これにより、移動局100は、ハンドオーバの発生時にも、移動元の無線基地局装置200aから、移動先の無線基地局装置200bを介した伝送路のMTU値を取得して、取得したMTU値に基づいて移動先の無線基地局装置200bを介してデータを送信する。
このように、移動局100は、ハンドオーバの発生後には、取得した移動先の無線基地局装置200bのMTU値に基づいて、伝送路でフラグメンテーション処理または破棄が行われずに送信されるデータサイズでデータを送信することで、伝送路でフラグメンテーション処理または破棄が行われることなくデータを送信することができる。
図5は、S1−APメッセージのプロトコルスタックを示す図である。本実施の形態では、移動局100、無線基地局装置200、中継装置300が、図に示すプロトコルスタックに基づいて順に接続されている。
移動局100のプロトコルスタックは、例えば下位から上位へ向かって、PHY(物理層)、MAC(Media Access Control)、RLC(Radio Link Control)、PDCP(Packet Data Convergence. Protocol)、RRC(Radio Resource Control)、NAS(Non Access Stratum)となっている。
無線基地局装置200の移動局100側のプロトコルスタックは、例えば下位から上位へ向かって、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRCとなっている。
また、無線基地局装置200の中継装置300側のプロトコルスタックは、下位から上位へ向かって、PHY、MAC、IP(Internet Protocol)、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)、S1−APとなっている。
中継装置300の無線基地局装置200側のプロトコルスタックは、例えば下位から上位へ向かって、PHY、MAC、IP、SCTP、S1−AP、NASとなっている。
次に、本実施の形態の移動通信システムにおける処理の手順について説明する。
まず、本実施の形態の移動通信システムにおいて、移動局100との間で発信または着信を開始する時の処理について説明する。
図6および図7は、呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。
3GPP LTE(Long Term Evolution)で定義される移動通信システムでは、発信または着信を開始する移動局100との呼を接続するために、S1−APメッセージ(S1 UE context setup request)が、中継装置300から無線基地局装置200に向けて送信される。中継装置300により、このS1−APメッセージに中継装置300が記憶しているMTU値を含めて無線基地局装置200に送信されることによって、中継装置300から無線基地局装置200に対してMTU値が通知される。
また、このS1−APメッセージ(S1 UE context setup request)を受信した無線基地局装置200から発信または着信を開始する移動局100に向けて、RRCメッセージ(SAE radio bearer setup)が送信される。無線基地局装置200により、このRRCメッセージに無線基地局装置200が記憶しているMTU値が含められて移動局100に送信されることによって、無線基地局装置200から移動局100に対してMTU値が通知される。
以下に、このときの処理の手順を図に従って説明する。
[ステップS111]中継装置300は、コアネットワーク400側の伝送路のMTU探索を行う。このMTU探索については、詳しくは後述する。
[ステップS112]中継装置300は、コアネットワーク400側の伝送路の応答から、ステップS111におけるMTU探索の結果得られたコアネットワーク400側の伝送路の最小のMTU値を取得する。
中継装置300は、経路MTU探索の実行によってネットワークの負荷が増加して伝送効率が低下することを防止するために、端末のデータ通信開始とは無関係に、一定の時間間隔ごとにコアネットワーク400までの伝送路のMTU探索を行い、中継装置記憶部330にコアネットワーク400までの伝送路における最小のMTU値を記憶させる。
この際、既にこの中継装置300が記憶していたMTU値は、ここで新たに調べたMTU値に更新することにより、トポロジー変更によるMTU値の変化に対応することができる。MTU探索は、例えばICMPを利用した方法(経路MTU探索)で求めることができる。
経路MTU探索は、具体的には以下のようにして行われる。送信側(例えば、中継装置300)は、分割禁止に設定した十分大きいサイズのICMPパケットを送信先(例えば、コアネットワーク400)に送信する。この送信したICMPパケットのサイズが伝送路における各MTUのうちの最小値より大きい場合には、伝送路を構成する機器からエラーメッセージが応答される。
このエラーメッセージを受信した送信側は、ICMPパケットのサイズを小さくしながらパケットを送信することを繰り返す。送信先からICMPパケットに対する応答があった場合には、そのときのICMPパケットのサイズが、伝送路における最適なMTUであることになる。
[ステップS113]中継装置300は、ステップS112で取得したMTU値を、コアネットワーク400側のMTU値として中継装置記憶部330に記憶させる。なお、以前にコアネットワーク400側のMTU値を記憶していた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
本実施の形態の中継装置300は、上記のステップS111からステップS113の処理を一定間隔ごと(例えば、10分ごと)に繰り返し実行する。これにより、中継装置300におけるコアネットワーク400側のMTU値が一定間隔ごとに更新されるので、コアネットワーク400側の伝送路のネットワークのトポロジーの変化にも対応することができる。
[ステップS114]無線基地局装置200は、同様に、中継装置300側の伝送路のMTU探索を行う。
[ステップS115]無線基地局装置200は、同様に、中継装置300側の伝送路の応答から、ステップS114におけるMTU探索の結果得られた中継装置300側の伝送路の最小のMTU値を取得する。
本実施の形態の無線基地局装置200は、中継装置300と同様に、MTU探索の実行によってネットワークの負荷が増加して伝送効率が低下することを防止するために、端末のデータ通信開始とは無関係に、一定の時間間隔ごとに中継装置300までの伝送路のMTU探索を行い、基地局記憶部230に中継装置300までの伝送路における最小のMTU値を記憶させる。
[ステップS116]無線基地局装置200は、ステップS115で取得したMTU値を、中継装置300側のMTU値として基地局記憶部230に記憶させる。なお、以前に中継装置300側のMTU値を記憶していた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
本実施の形態の無線基地局装置200は、中継装置300と同様、上記のステップS114からステップS116の処理を一定間隔ごと(例えば、10分ごと)に繰り返し実行する。これにより、無線基地局装置200における中継装置300側のMTU値が一定間隔ごとに更新されるので、中継装置300側の伝送路のネットワークのトポロジーの変化にも対応することができる。
次に、無線基地局装置200および中継装置300のそれぞれに、上記のように取得されたMTU値が記憶されている状態において、移動局100において発信または着信が開始された場合に実行される処理を説明する。
[ステップS121]中継装置300は、移動局100において発信または着信が開始されると、移動局100と接続される無線基地局装置200に対して、ステップS113(図6参照)で記憶したMTU値を通知する。この通知は、上記のようにS1−APメッセージに含められて送信される。
[ステップS122]無線基地局装置200は、ステップS121で中継装置300から送信されたS1−APメッセージを受信すると、受信したS1−APメッセージに含まれているMTU値を抽出する。次に、無線基地局装置200は、S1−APメッセージから抽出したMTU値を、ステップS116(図6参照)で基地局記憶部230に記憶されているMTU値と比較する。
[ステップS123]無線基地局装置200は、ステップS122におけるMTU値の比較の結果、通知されたMTU値の方が小さければ、通知されたMTU値によって基地局記憶部230に記憶されているMTU値を更新する。一方、通知されたMTU値と基地局記憶部230に記憶されているMTU値とが等しいか、または基地局記憶部230に記憶されているMTU値の方が小さければ、無線基地局装置200は、MTU値を更新しない。
[ステップS124]無線基地局装置200は、移動局100に対して基地局記憶部230に記憶されているMTU値を通知する。この通知は、上記のようにRRCメッセージに含められて送信される。
[ステップS125]移動局100は、ステップS124で無線基地局装置200から送信されたRRCメッセージを受信すると、受信したRRCメッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200側のMTU値を取得する。
その後、移動局100は、ステップS125で取得したMTU値を用いてデータ通信を開始する。取得したMTU値を用いた移動局100によるデータの送信について以下に説明する。
[ステップS126]移動局100は、ステップS125で取得したMTU値に基づいて、データサイズがMTU値(またはMTU値以下)のパケットをユーザデータから生成する。
[ステップS127]移動局100は、ステップS126でユーザデータから生成したパケットを無線基地局装置200および中継装置300を介してコアネットワーク400に送信する。ここで送信されるパケットは、データサイズが伝送路のMTU値以下であるため、フラグメンテーション処理が実行されることなく伝送される。
次に、本実施の形態の移動通信システムにおいて、移動局が複数(例えば、移動局100a、移動局100bの2つ)存在する場合における、移動局の発信または着信が開始する時の処理について説明する。
図8から図10は、移動局が複数存在する場合の呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。
以下に、このときの処理の手順を図に従って説明する。
[ステップS211]中継装置300は、コアネットワーク400側の伝送路のMTU探索を行う。
[ステップS212]中継装置300は、コアネットワーク400側の伝送路の応答から、ステップS211におけるMTU探索の結果得られたコアネットワーク400側の伝送路の最小のMTU値を取得する。
[ステップS213]中継装置300は、ステップS212で取得したMTU値を、コアネットワーク400側のMTU値として中継装置記憶部330に記憶させる。なお、以前にコアネットワーク400側のMTU値が記憶されていた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
本実施の形態の中継装置300は、上記のステップS211からステップS213の処理を一定間隔ごと(例えば、10分ごと)に繰り返し実行する。
[ステップS214]無線基地局装置200は、同様に、中継装置300側の伝送路のMTU探索を行う。
[ステップS215]無線基地局装置200は、同様に、中継装置300側の伝送路の応答から、ステップS214におけるMTU探索の結果得られた中継装置300側の伝送路の最小のMTU値を取得する。
[ステップS216]無線基地局装置200は、ステップS215で取得したMTU値を、中継装置300側のMTU値として基地局記憶部230に記憶させる。なお、以前に中継装置300側のMTU値が記憶されていた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
次に、無線基地局装置200および中継装置300のそれぞれに、上記のように取得されたMTU値が記憶されている状態において、移動局100a、移動局100bにおいて発信または着信が開始された場合に実行される処理を説明する。
[ステップS221]中継装置300は、移動局100a(移動局A)において発信または着信が開始されると、移動局100aと接続される無線基地局装置200に対して、ステップS213(図8参照)で記憶したMTU値を通知する。この通知は、上記のようにS1−APメッセージに含められて送信される。
[ステップS222]無線基地局装置200は、ステップS221で中継装置300から送信されたS1−APメッセージを受信すると、受信したS1−APメッセージに含まれているMTU値を抽出する。次に、無線基地局装置200は、S1−APメッセージから抽出したMTU値を、ステップS216(図8参照)で基地局記憶部230に記憶されているMTU値と比較する。
[ステップS223]無線基地局装置200は、ステップS222におけるMTU値の比較の結果、通知されたMTU値の方が小さければ、通知されたMTU値によって基地局記憶部230に記憶されているMTU値を更新する。一方、通知されたMTU値と基地局記憶部230に記憶されているMTU値とが等しいか、または基地局記憶部230に記憶されているMTU値の方が小さければ、無線基地局装置200は、MTU値を更新しない。
[ステップS224]無線基地局装置200は、移動局100aに対して基地局記憶部230に記憶されているMTU値を通知する。この通知は、上記のようにRRCメッセージに含められて送信される。
[ステップS225]移動局100aは、ステップS224で無線基地局装置200から送信されたRRCメッセージを受信すると、受信したRRCメッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200側のMTU値を取得する。
移動局100aは、ステップS225で取得したMTU値を用いてデータ通信を開始する。取得したMTU値を用いた移動局100aによるデータの送信について以下に説明する。
[ステップS226]移動局100aは、ステップS225で取得したMTU値に基づいて、データサイズがMTU値(またはMTU値以下)のパケットをユーザデータから生成する。
[ステップS227]移動局100aは、ステップS226でユーザデータから生成したパケットを無線基地局装置200および中継装置300を介してコアネットワーク400に送信する。ここで送信されるパケットは、データサイズが伝送路のMTU値以下であるため、フラグメンテーション処理が実行されることなく伝送される。
[ステップS231]中継装置300は、移動局100b(移動局B)において発信または着信が開始されると、移動局100bと接続される無線基地局装置200に対して、ステップS213(図8参照)で記憶したMTU値を通知する。この通知は、上記のようにS1−APメッセージに含められて送信される。
[ステップS232]無線基地局装置200は、ステップS231で中継装置300から送信されたS1−APメッセージを受信すると、受信したS1−APメッセージに含まれているMTU値を抽出する。次に、無線基地局装置200は、S1−APメッセージから抽出したMTU値を、ステップS216(図8参照)で基地局記憶部230に記憶されているMTU値と比較する。
[ステップS233]無線基地局装置200は、ステップS232におけるMTU値の比較の結果、通知されたMTU値の方が小さければ、通知されたMTU値によって基地局記憶部230に記憶されているMTU値を更新する。一方、通知されたMTU値と基地局記憶部230に記憶されているMTU値とが等しいか、または基地局記憶部230に記憶されているMTU値の方が小さければ、無線基地局装置200は、MTU値を更新しない。
[ステップS234]無線基地局装置200は、移動局100bに対して基地局記憶部230に記憶されているMTU値を通知する。この通知は、上記のようにRRCメッセージに含められて送信される。
[ステップS235]移動局100bは、ステップS234で無線基地局装置200から送信されたRRCメッセージを受信すると、受信したRRCメッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、MTU値を取得する。
移動局100bは、ステップS235で取得したMTU値を用いてデータ通信を開始する。取得したMTU値を用いた移動局100bによるデータの送信について以下に説明する。
[ステップS236]移動局100bは、ステップS235で取得したMTU値に基づいて、データサイズがMTU値(またはMTU値以下)のパケットをユーザデータから生成する。
[ステップS237]移動局100bは、ステップS236でユーザデータから生成したパケットを無線基地局装置200および中継装置300を介してコアネットワーク400に送信する。ここで送信されるパケットは、データサイズが伝送路のMTU値以下であるため、フラグメンテーション処理が実行されることなく伝送される。
このように、本実施の形態の移動通信システムでは、無線基地局装置200および中継装置300はMTU探索を一定間隔でそれぞれ単独に行うのみである。従って、複数の移動局で発信または着信が開始された場合にも、移動局の発信または着信の開始に付随したMTU探索は行われない。移動局において発信または着信の開始が行われた場合には、中継装置300からはS1−APメッセージに含められて、無線基地局装置200からはRRCメッセージに含められて、それぞれ記憶しているMTU値が送信される。これにより、複数の移動局による発信または着信の開始が同時または連続して複数発生しても、その都度MTU探索を行う必要がないので、多数のMTU探索が行われることによる伝送路の負荷の増加を防止しつつ、発信または着信を開始した移動局にMTU値を通知することができる。
次に、本実施の形態の移動通信システムで移動局100が無線基地局装置200aに接続されている状態からハンドオーバにより無線基地局装置200bに接続されている状態に移行する場合の処理について説明する。
図11は、X2−APメッセージのプロトコルスタックを示す図である。本実施の形態では、ハンドオーバ時には、移動局100、無線基地局装置200a、無線基地局装置200bが、図に示すプロトコルスタックに基づいて接続される。
移動局100のプロトコルスタックは、下位から上位へ向かって、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRCとなっている。
ハンドオーバの移動元の無線基地局装置200aの移動局100側のプロトコルスタックは、図5と同様に、下位から上位へ向かって、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRCとなっている。
また、無線基地局装置200aのハンドオーバの移動先の無線基地局装置200b側のプロトコルスタックは、下位から上位へ向かって、PHY、MAC、IP、SCTP、X2−APとなっている。
無線基地局装置200bの無線基地局装置200a側のプロトコルスタックは、下位から上位へ向かって、PHY、MAC、IP、SCTP、X2−APとなっている。
次に、本実施の形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ時の処理の手順について説明する。
図12は、ハンドオーバ時の手順を示すシーケンス図である。
ここで、移動通信システムにおいて移動局の移動によりハンドオーバが発生した場合について考える。このとき、移動元の無線基地局装置から移動先の無線基地局装置にハンドオーバする際に、移動元の伝送路のMTU値と移動先の伝送路のMTU値とは一般に異なる。このため、移動元の伝送路におけるMTU値でデータを送信した場合、移動先の伝送路のMTU値の方が移動元の伝送路のMTU値より小さい場合には、移動先の伝送路において移動局から送信されたデータのフラグメンテーション処理が発生し、伝送路の伝送効率が低下する可能性がある。また、移動先の伝送路のMTU値の方が移動元の伝送路のMTU値より大きい場合には、MTU値が必要以上に小さ過ぎることにより、やはり伝送効率が低下する可能性がある。
LTEシステムにおける無線基地局装置間のハンドオーバでは、移動元無線基地局装置がX2−APメッセージ(Handover Request)によって、移動先無線基地局装置に対してハンドオーバの開始を通知する。
本実施の形態の移動通信システムでは、移動先の無線基地局装置である無線基地局装置200bが、移動元の無線基地局装置である無線基地局装置200aから送信されたこのX2−APメッセージ(Handover Request)を受信すると、無線基地局装置200aに対する応答として送信するX2−APメッセージ(Handover request Ack)を利用して、無線基地局装置200b側のMTU値を無線基地局装置200aに通知する。
無線基地局装置200bから送信されたX2−APメッセージ(Handover request Ack)を受信した無線基地局装置200aは、無線基地局装置200b側の接続情報を得るとともに、X2−APメッセージ(Handover request Ack)内に含まれている無線基地局装置200b側のMTU値を抽出する。無線基地局装置200aは、抽出したMTU値を、RRCメッセージ(Handover command)に含めて、ハンドオーバを行う移動局100に対して通知する。
移動局100は、受信したハンドオーバ指示から抽出したMTU値に従って、送信すべきパケットサイズを調整して移動先の無線基地局装置200bにパケットを送信する。これにより、ユーザデータが無線基地局装置200bを経由する伝送路でユーザデータが伝送される。
本実施の形態の移動通信システムにおいて、移動局100のユーザにより移動元の無線基地局装置200aデータ通信が行われている状態においてハンドオーバが発生した時の処理について、図に従って説明する。
[ステップS311]移動局100は、移動元の無線基地局装置200a、中継装置300およびコアネットワーク400を介して、送信先にパケットを送信することにより、ユーザデータのデータ伝送を行っている。ここで送信されるパケットは、データサイズが無線基地局装置200aを経由する伝送路のMTU値以下であるため、無線基地局装置200aを経由する伝送路ではフラグメンテーション処理が実行されることなく伝送される。
[ステップS312]移動局100は、ハンドオーバ測定報告通知を送信する。
[ステップS313]移動元である無線基地局装置200aは、ステップS312において移動局100から送信されたハンドオーバ測定報告通知を受信すると、ハンドオーバを行うか否かを判定するハンドオーバ判定を実行する。
[ステップS314]無線基地局装置200aは、ステップS313におけるハンドオーバ判定においてハンドオーバを実行すると判定した場合には、ハンドオーバを開始する。
[ステップS315]無線基地局装置200aは、移動先である無線基地局装置200bに対して、ハンドオーバ要求を送信する。このハンドオーバ要求には、上記のX2−APメッセージ(Handover request Ack)が用いられる。
[ステップS316]無線基地局装置200bは、無線基地局装置200aから送信されたハンドオーバ要求を受信すると、無線基地局装置200aに対して、ハンドオーバ応答を送信する。このハンドオーバ応答には、上記のX2−APメッセージ(Handover request Ack)が用いられる。またハンドオーバ応答には、無線基地局装置200bの中継装置300側のMTU値が含まれている。
[ステップS317]無線基地局装置200aは、ステップS316で無線基地局装置200bから送信されたハンドオーバ応答を受信すると、受信したハンドオーバ応答に含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200bの中継装置300側のMTU値を取得する。
[ステップS318]無線基地局装置200aは、移動局100に対して、ハンドオーバ指示を送信する。このハンドオーバ指示には、上記のRRCメッセージ(Handover command)が用いられる。また、ハンドオーバ指示には、ステップS317で取得したMTU値が含まれている。
[ステップS319]移動局100は、ステップS318で無線基地局装置200aから送信されたハンドオーバ指示を受信すると、受信したハンドオーバ指示に含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200bの中継装置300側のMTU値を取得する。
[ステップS320]移動局100は、ユーザデータから生成したパケットを、無線基地局装置200bおよび中継装置300を介してコアネットワーク400に送信する。ここで送信されるパケットは、データサイズが無線基地局装置200bを経由する伝送路のMTU値以下であるため、移動先である無線基地局装置200bを経由する伝送路においてもフラグメンテーション処理が実行されることなく伝送される。
このように、移動局100は、ハンドオーバ時にも、ハンドオーバ指示メッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、移動先の無線基地局装置200bのMTU値を取得することができる。これにより、移動局100がMTU探索を実行する必要がなく、また、移動先の無線基地局装置200bがフラグメンテーション処理を実行することによるネットワーク上の負荷の増加を防止することができる。
次に、本実施の形態の移動通信システムにおいて、停止していた無線基地局装置が動作を再開する時の処理について説明する。
本実施の形態では、無線基地局装置200の動作の再開時において、接続対象の中継装置300から送信される、無線基地局装置200に対して再開開始処理(再起動処理)の実行を指示する再開開始指示メッセージに、再開開始後において無線基地局装置200に設定されるMTU値が含まれている。無線基地局装置200(または接続対向ノード)は、通知された再開開始指示メッセージからMTU値を抽出して基地局記憶部230に記憶させる。無線基地局装置200は、その後、移動局100の呼の着信または発信の開始があった場合には、記憶したMTU値をRRCメッセージに含めて移動局100に通知する。
まず、本実施の形態の移動通信システムをLTEシステムで構成した場合における無線基地局装置200の動作を再開する時の処理の手順について説明する。
図13は、LTEシステムで構成した場合における無線基地局装置の再開時の手順を示すシーケンス図である。
[ステップS411]中継装置300は、経路MTU探索でコアネットワーク400側のMTU値を取得し、取得したMTU値を中継装置記憶部330に記憶させる。なお、以前にコアネットワーク400側のMTU値を記憶していた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
[ステップS412]中継装置300は、無線基地局装置200に対して、再開開始指示メッセージを通知する。この再開開始指示メッセージには、ステップS411で記憶したMTU値が含まれている。これにより、無線基地局装置200に設定されるMTU値が中継装置300から動作を再開する無線基地局装置200に対して送信される。
[ステップS413]無線基地局装置200は、ステップS412で中継装置300から送信された再開開始指示メッセージを受信すると、受信したRRCメッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200側のMTU値を取得する。
[ステップS414]無線基地局装置200は、ステップS412で中継装置300から送信された再開開始指示メッセージを受信すると、再開開始処理を実行する。この再開開始処理によって無線基地局装置200の動作が再開すると、無線基地局装置200は、中継装置300に対して、動作を再開した旨を通知する再開通知メッセージを送信する。その後、無線基地局装置200の動作の再開が完了する。
[ステップS415]無線基地局装置200は、ステップS413で取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。その後、上記のように、無線基地局装置200は、移動局100の呼の着信または発信の開始があった場合には、記憶したMTU値をRRCメッセージに含めて移動局100に通知する。
これにより、無線基地局装置200において動作の再開が行われた時にも、中継装置300から、中継装置300が保持しているMTU値が通知される。従って、無線基地局装置200の動作の再開時にMTU探索を行う必要がないので、再開時におけるネットワークの負荷の増加を防止することができる。
次に、本実施の形態の移動通信システムを3Gシステムで構成した場合における無線基地局装置200の動作を再開する時の処理の手順について説明する。3Gシステムでは、無線基地局装置200の動作の再開には、ノードBアプリケーション部(NBAP:Node B Application Part)メッセージが用いられる。
図14および図15は、3Gシステムで構成した場合における無線基地局装置の再開時の手順を示すシーケンス図である。
[ステップS511]中継装置300は、経路MTU探索でコアネットワーク400側のMTU値を取得し、取得したMTU値を中継装置記憶部330に記憶させる。なお、以前にコアネットワーク400側のMTU値を記憶していた場合には、中継装置300は、これを今回取得したMTU値で更新する。
[ステップS512]中継装置300は、無線基地局装置200に対して、再開開始指示メッセージを通知する。この再開開始指示メッセージには、ステップS511で記憶したMTU値が含まれている。これにより、無線基地局装置200に設定されるMTU値が中継装置300から動作を再開する無線基地局装置200に対して送信される。
[ステップS513]無線基地局装置200は、ステップS512で中継装置300から送信された再開開始指示メッセージを受信すると、受信したRRCメッセージに含まれているMTU値を抽出することにより、無線基地局装置200側のMTU値を取得する。
[ステップS514]無線基地局装置200は、ステップS512で中継装置300から送信された再開開始指示メッセージを受信すると、再開開始処理を実行する。この再開開始処理によって無線基地局装置200の動作が再開すると、無線基地局装置200は、中継装置300に対して、動作を再開した旨を通知する再開通知メッセージを送信する。
[ステップS515]中継装置300は、ステップS514において無線基地局装置200から送信された再開完了通知メッセージを受信すると、無線基地局装置200に対して、セルセットアップ要求を送信する。このセルセットアップ要求は、NBAP(Cell Setup Request)メッセージを用いて通知される。
[ステップS516]無線基地局装置200は、ステップS515において中継装置300から送信されたセルセットアップ要求を受信すると、中継装置300に対して、セルセットアップ応答を送信する。このセルセットアップ応答は、NBAP(Cell Setup Response)メッセージを用いて通知される。なお、このステップS515およびステップS516は、無線基地局装置200の対象セクタに応じて繰り返される。
[ステップS517]中継装置300は、ステップS516において無線基地局装置200から送信されたセルセットアップ応答を受信すると、無線基地局装置200に対して、共通トランスポートチャネルセットアップ要求を送信する。この共通トランスポートチャネルセットアップ要求は、NBAP(Common Transport Channel Setup Request)メッセージを用いて通知される。また、この共通トランスポートチャネルセットアップ要求は、SCCPCH(Secondly Common Control Physical Channel)上にマッピングされたPCH(Paging CHannel),FACH(Forward Access CHannel)によって送信される。
[ステップS518]無線基地局装置200は、ステップS517において中継装置300から送信された共通トランスポートチャネルセットアップ要求を受信すると、中継装置300に対して、共通トランスポートチャネルセットアップ応答を送信する。この共通トランスポートチャネルセットアップ応答は、NBAP(Common Transport Channel Setup Response)メッセージを用いて通知される。また、共通トランスポートチャネルセットアップ応答は、SCCPCHによって送信される。なお、このステップS517およびステップS518は、無線基地局装置200の対象セクタに応じて繰り返される。
[ステップS521]中継装置300は、ステップS518(図14参照)において無線基地局装置200から送信された共通トランスポートチャネルセットアップ応答を受信すると、無線基地局装置200に対して、確立要求を送信する。この確立要求は、ALCAP(Access Link Control Application Protocol)(Establish Request)メッセージを用いて通知される。
[ステップS522]無線基地局装置200は、ステップS521において中継装置300から送信された確立要求を受信すると、中継装置300に対して、確立応答を送信する。この確立応答は、ALCAP(Establish Response)メッセージを用いて通知される。なお、このステップS521およびステップS522は、無線基地局装置200の対象となるトランスポートチャネル(Transport Channel)に応じて繰り返される。
[ステップS523]中継装置300は、ステップS522において無線基地局装置200から送信された確立応答を受信すると、無線基地局装置200に対して、共通トランスポートチャネルセットアップ要求を送信する。この共通トランスポートチャネルセットアップ要求は、NBAP(Common Transport Channel Setup Request)メッセージを用いて通知される。また、この共通トランスポートチャネルセットアップ要求は、SCCPCH上にマッピングされたRACH(Random Access Channel)によって送信される。
[ステップS524]無線基地局装置200は、ステップS523において中継装置300から送信された共通トランスポートチャネルセットアップ要求を受信すると、中継装置300に対して、共通トランスポートチャネルセットアップ応答を送信する。この共通トランスポートチャネルセットアップ応答は、NBAP(Common Transport Channel Setup Response)メッセージを用いて通知される。また、共通トランスポートチャネルセットアップ応答は、SCCPCHによって送信される。なお、このステップS523およびステップS524は、無線基地局装置200の対象セクタに応じて繰り返される。
[ステップS525]中継装置300は、ステップS524において無線基地局装置200から送信された共通トランスポートチャネルセットアップ応答を受信すると、無線基地局装置200に対して、確立要求を送信する。この確立要求は、ALCAP(Establish Request)メッセージを用いて通知される。
[ステップS526]無線基地局装置200は、ステップS525において中継装置300から送信された確立要求を受信すると、中継装置300に対して、確立応答を送信する。この確立応答は、ALCAP(Establish Response)メッセージを用いて通知される。なお、このステップS525およびステップS526は、無線基地局装置200の対象となるトランスポートチャネル(Transport Channel)に応じて繰り返される。
[ステップS527]中継装置300は、ステップS526において無線基地局装置200から送信された確立応答を受信すると、無線基地局装置200に対して、システム情報更新要求を送信する。このシステム情報更新要求は、NBAP(System Information Update Request)メッセージを用いて通知される。
[ステップS528]無線基地局装置200は、ステップS527において中継装置300から送信されたシステム情報更新要求を受信すると、中継装置300に対して、システム情報更新応答を送信する。このシステム情報更新応答は、NBAP(System Information Update Response)メッセージを用いて通知される。なお、このステップS527およびステップS528は、無線基地局装置200の対象セクタに応じて繰り返される。
[ステップS529]無線基地局装置200は、ステップS513で取得したMTU値を基地局記憶部230に記憶させる。その後、上記のように、無線基地局装置200は、移動局100の呼の着信または発信の開始があった場合には、記憶したMTU値をRRCメッセージに含めて移動局100に通知する。
これにより、3Gシステムで構成された移動通信システムの無線基地局装置200において動作の再開が行われた時にも、中継装置300から、中継装置300が保持しているMTU値が通知される。従って、無線基地局装置200の動作の再開時にMTU探索を行う必要がないので、再開時におけるネットワークの負荷の増加を防止することができる。
以上のようにして、本実施の形態では、データを伝送する伝送路のMTU値を取得して移動局に通知するので、伝送路を構成する装置の負荷の増加を抑えつつ、伝送路のMTU値に応じたデータサイズによって移動局側からデータを送信させることが可能になる。
また、無線基地局装置200は、それぞれ記憶しているMTU値を所定の契機で最新の状態に更新するので、ネットワーク構成の変化(トポロジー変化)に応じて移動局100から送信されるデータのデータサイズを変更させることができる。
また、中継装置300は、それぞれ記憶しているMTU値を所定の契機で最新の状態に更新するので、ネットワーク構成の変化に応じて移動局100から送信されるデータのデータサイズを変更させることができる。
また、無線基地局装置200で一つのMTU値を取得し、複数の移動局100a,100bによって呼の接続が開始された場合には、このMTU値を各移動局100a,100bに送信するので、移動局100a,100b側で経路MTU探索を行う必要がないためネットワークの負荷の増加を防止でき、ネットワークの伝送効率の低下を防止することができる。
以上、開示の移動通信システム、移動通信方法および通信装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。また、上記で説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による開示の範囲とみなされ、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
(付記1) 無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信システムにおいて、
前記無線基地局装置は、
前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する基地局記憶手段と、
前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させる基地局取得手段と、
前記移動局に対して前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する基地局通知手段と、
を有し、
前記移動局は、
前記基地局通知手段によって通知される前記伝送路の前記MTU値を記憶する移動局記憶手段と、
前記基地局通知手段によって通知される前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記移動局記憶手段に記憶させる移動局取得手段と、
前記データの送信先に対して前記移動局記憶手段によって記憶されている前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信する移動局送信手段と、
を有することを特徴とする移動通信システム。
(付記2) 前記移動局による前記データの送信先側の伝送路である送信先側伝送路の前記MTU値を記憶する中継装置記憶手段と、
前記送信先側伝送路の前記MTU値を取得する前記中継装置取得手段と、
前記無線基地局装置が有する前記基地局取得手段に対して前記中継装置記憶手段に記憶されている前記MTU値を通知する中継装置通知手段と、
を有する中継装置を有し、
前記基地局取得手段は、前記中継装置通知手段によって通知された前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させることを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記3) 前記基地局取得手段は、前記移動局においてハンドオーバが行われる場合には、前記移動局のハンドオーバ後に接続される前記無線基地局装置である移動先無線基地局装置の送信先側の前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させ、
前記基地局通知手段は、前記移動先無線基地局装置から取得された前記MTU値が前記基地局記憶手段に記憶されると、前記基地局記憶手段に記憶されている移動先無線基地局装置から取得された前記MTU値を前記移動局に通知することを特徴とする付記2記載の移動通信システム。
(付記4) 前記中継装置通知手段は、前記無線基地局装置が動作を開始する場合に、前記中継装置記憶手段に記憶されている前記MTU値を前記無線基地局装置が有する前記基地局取得手段に対して通知し、
前記基地局取得手段は、前記無線基地局装置が動作を開始する場合に前記中継装置通知手段から通知された前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させることを特徴とする付記2記載の移動通信システム。
(付記5) 前記基地局通知手段は、前記移動局において呼の接続が開始された場合に、前記移動局に対して前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知することを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記6) 前記基地局通知手段は、前記移動局における呼の接続に用いられるメッセージに前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を含め、前記メッセージを前記移動局に対して送信することによって、前記移動局に対して前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知することを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記7) 前記中継装置通知手段は、前記移動局における呼の接続に用いられるメッセージに前記中継装置記憶手段によって記憶されている前記MTU値を含め、前記メッセージを前記移動局に対して送信することによって、前記無線基地局装置に対して前記中継装置記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知することを特徴とする付記2記載の移動通信システム。
(付記8) 前記基地局取得手段は、所定の時間間隔毎に、前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値によって前記基地局記憶手段に記憶させた前記MTU値を更新させることを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記9) 前記中継装置取得手段は、所定の時間間隔毎に、前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値によって前記中継装置記憶手段に記憶させた前記MTU値を更新させることを特徴とする付記2記載の移動通信システム。
(付記10) 無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信方法において、
前記無線基地局装置が、前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を取得し、
前記無線基地局装置が、取得した前記MTU値を記憶し、
前記無線基地局装置が、前記移動局に対して記憶している前記MTU値を通知し、
前記移動局が、前記無線基地局装置によって通知される前記MTU値を取得し、
前記移動局が、取得した前記MTU値を記憶し、
前記移動局が、前記データの送信先に対して記憶している前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信することを特徴とする移動通信方法。
(付記11) 移動局との間でデータの無線通信を行う通信装置において、
前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する記憶手段と、
前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記記憶手段に記憶させる取得手段と、
前記移動局に対して前記記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する通知手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成を示す図である。 本実施の形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。 移動通信システムの動作を示すブロック図である。 S1−APメッセージのプロトコルスタックを示す図である。 呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。 呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。 移動局が複数存在する場合の呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。 移動局が複数存在する場合の呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。 移動局が複数存在する場合の呼接続からデータ転送までの処理の手順を示すシーケンス図である。 X2−APメッセージのプロトコルスタックを示す図である。 ハンドオーバ時の手順を示すシーケンス図である。 LTEシステムで構成した場合における無線基地局装置の再開時の手順を示すシーケンス図である。 3Gシステムで構成した場合における無線基地局装置の再開時の手順を示すシーケンス図である。 3Gシステムで構成した場合における無線基地局装置の再開時の手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 移動局
1a 移動局取得手段
1b 移動局送信手段
1c 移動局記憶手段
2 無線基地局装置
2a 基地局取得手段
2b 基地局通知手段
2c 基地局記憶手段
4 ネットワーク

Claims (6)

  1. 無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信システムにおいて、
    前記無線基地局装置は、
    前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する基地局記憶手段と、
    前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させる基地局取得手段と、
    前記移動局に対して前記基地局記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する基地局通知手段と、
    を有し、
    前記移動局は、
    前記基地局通知手段によって通知される前記伝送路の前記MTU値を記憶する移動局記憶手段と、
    前記基地局通知手段によって通知される前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記移動局記憶手段に記憶させる移動局取得手段と、
    前記データの送信先に対して前記移動局記憶手段によって記憶されている前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信する移動局送信手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動局による前記データの送信先側の伝送路である送信先側伝送路の前記MTU値を記憶する中継装置記憶手段と、
    前記送信先側伝送路の前記MTU値を取得する前記中継装置取得手段と、
    前記無線基地局装置が有する前記基地局取得手段に対して前記中継装置記憶手段に記憶されている前記MTU値を通知する中継装置通知手段と、
    を有する中継装置を有し、
    前記基地局取得手段は、前記中継装置通知手段によって通知された前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記基地局取得手段は、前記移動局においてハンドオーバが行われる場合には、前記移動局のハンドオーバ後に接続される前記無線基地局装置である移動先無線基地局装置の送信先側の前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させ、
    前記基地局通知手段は、前記移動先無線基地局装置から取得された前記MTU値が前記基地局記憶手段に記憶されると、前記基地局記憶手段に記憶されている移動先無線基地局装置から取得された前記MTU値を前記移動局に通知することを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記中継装置通知手段は、前記無線基地局装置が動作を開始する場合に、前記中継装置記憶手段に記憶されている前記MTU値を前記無線基地局装置が有する前記基地局取得手段に対して通知し、
    前記基地局取得手段は、前記無線基地局装置が動作を開始する場合に前記中継装置通知手段から通知された前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記基地局記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  5. 無線基地局装置によって移動局との間でデータの無線通信を行う移動通信方法において、
    前記無線基地局装置が、前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を取得し、
    前記無線基地局装置が、取得した前記MTU値を記憶し、
    前記無線基地局装置が、前記移動局に対して記憶している前記MTU値を通知し、
    前記移動局が、前記無線基地局装置によって通知される前記MTU値を取得し、
    前記移動局が、取得した前記MTU値を記憶し、
    前記移動局が、前記データの送信先に対して記憶している前記MTU値によって示されるデータサイズ以下で前記データを送信することを特徴とする移動通信方法。
  6. 移動局との間でデータの無線通信を行う通信装置において、
    前記移動局から送信される前記データが伝送される伝送路の1回の転送で送信できるデータの最大値であるMTU値を記憶する記憶手段と、
    前記伝送路の前記MTU値を取得し、取得した前記MTU値を前記記憶手段に記憶させる取得手段と、
    前記移動局に対して前記記憶手段によって記憶されている前記MTU値を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
JP2008148209A 2008-06-05 2008-06-05 移動通信システム、移動通信方法および通信装置 Expired - Fee Related JP5374929B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008148209A JP5374929B2 (ja) 2008-06-05 2008-06-05 移動通信システム、移動通信方法および通信装置
EP20090156331 EP2131619B1 (en) 2008-06-05 2009-03-26 Mobile communication system, mobile communication method, and communication apparatus
US12/413,456 US8179851B2 (en) 2008-06-05 2009-03-27 Mobile communication system, mobile communication method, and communication apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008148209A JP5374929B2 (ja) 2008-06-05 2008-06-05 移動通信システム、移動通信方法および通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009296340A true JP2009296340A (ja) 2009-12-17
JP5374929B2 JP5374929B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=41130328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008148209A Expired - Fee Related JP5374929B2 (ja) 2008-06-05 2008-06-05 移動通信システム、移動通信方法および通信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8179851B2 (ja)
EP (1) EP2131619B1 (ja)
JP (1) JP5374929B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263576A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Ntt Docomo Inc 接続管理装置及び接続管理方法
JP2012089915A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Kddi Corp 通信方法、無線通信システム及び基地局制御装置
JP2017514388A (ja) * 2014-04-21 2017-06-01 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー セッション・ベースの装置構成設定

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110044241A1 (en) * 2007-08-20 2011-02-24 Ntt Docomo, Inc. Transmission method and mobile station
KR20100123074A (ko) * 2009-05-14 2010-11-24 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 데이터 호의 최대 세그먼크 크기 결정 장치 및 방법
US20120039250A1 (en) * 2010-01-22 2012-02-16 Zte Corporation Processing method for access mode based on an HNB/HENB
US8537710B2 (en) * 2011-05-06 2013-09-17 Verizon Patent And Licensing Inc. Maximum transfer unit (MTU) optimization for advanced wireless networks
TW201328387A (zh) 2011-12-20 2013-07-01 Acer Inc 網際協定分割之方法及相關無線網路系統
CN103179149A (zh) * 2011-12-21 2013-06-26 宏碁股份有限公司 网际协议分片的方法及相关无线网络系统
US9088515B2 (en) * 2013-03-15 2015-07-21 International Business Machines Corporation Dynamic maximum transmission unit size adaption
WO2014168525A1 (en) 2013-04-08 2014-10-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods, device and node for discontinuous reception (drx) of data
WO2014205814A1 (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 华为技术有限公司 一种数据传输方法、装置、基站及用户设备
US9510350B2 (en) 2013-09-13 2016-11-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Reference signal allocation for flexible data lengths
EP3045005B1 (en) 2013-09-13 2018-11-07 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Flexible transmission scheme for wireless communication
JP2017058829A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社オプティム 無人航空機制御システム、無人航空機制御方法
US11240703B2 (en) * 2016-09-30 2022-02-01 Sony Corporation Communications devices, method and mobile communications system
US10841834B2 (en) 2018-04-04 2020-11-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Legacy network maximum transmission unit isolation capability through deployment of a flexible maximum transmission unit packet core design
US10638363B2 (en) * 2018-04-04 2020-04-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Legacy network maximum transmission unit isolation capability through deployment of a flexible maximum transmission unit packet core design

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114183A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ネットワーク中継装置、データ受信装置、データ送信装置、マルチ経路mtu発見方法並びにマルチ経路mtu発見システム
WO2008056411A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Fujitsu Limited Appareil de station de base, équipement utilisateur et procédé utilisé dans un système de communication mobile effectuant un transfert interbande

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3511969B2 (ja) 2000-03-07 2004-03-29 日本電気株式会社 Ipネットワークにおけるpmtu見積もり値検出の方法およびそのシステム
KR100453055B1 (ko) * 2002-03-29 2004-10-15 삼성전자주식회사 Ip 네트워크 상에서의 경로 mtu 탐색 방법 및 그 장치
US7542471B2 (en) * 2002-10-30 2009-06-02 Citrix Systems, Inc. Method of determining path maximum transmission unit
KR100562899B1 (ko) 2003-05-03 2006-03-21 삼성전자주식회사 무선-적합 맥 프레임 송수신 방법 및 장치
US20040218630A1 (en) * 2003-05-03 2004-11-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless-compatible MAC frame transmitting/receiving method and apparatus
KR100733196B1 (ko) * 2003-10-15 2007-06-28 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 노차간 통신 시스템
US7864806B2 (en) * 2004-01-06 2011-01-04 Broadcom Corp. Method and system for transmission control packet (TCP) segmentation offload
JP2005204001A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Hitachi Ltd データ配信サーバ、ソフトウェア、及びシステム
US7548523B2 (en) * 2004-06-30 2009-06-16 Qualcomm Incorporated Dynamic configuration of IP for a terminal equipment attached to a wireless device
JP4574341B2 (ja) 2004-11-30 2010-11-04 京セラ株式会社 パケット通信装置、パケット通信システムおよびパケット通信制御方法
WO2006130959A1 (en) * 2005-06-06 2006-12-14 Mobidia, Inc. System and method of providing service information to a carrier
EP1853011A1 (en) * 2006-05-02 2007-11-07 Alcatel Lucent Method for transmission of high speed uplink packet access data information in a cellular communications system
US8040850B2 (en) * 2006-08-21 2011-10-18 Qualcomm Incorporated Advanced internet protocol with flash-OFDM methods and systems
US8422501B2 (en) * 2007-01-04 2013-04-16 International Business Machines Corporation Efficient path maximum transmission unit information discovery and storage
ZA200904102B (en) * 2007-03-22 2010-08-25 Ericsson Telefon Ab L M Method for configuring the link Maximum Transmission Unit (MTU) in a User Equipment (UE)
US7995478B2 (en) * 2007-05-30 2011-08-09 Sony Computer Entertainment Inc. Network communication with path MTU size discovery
US20110044241A1 (en) * 2007-08-20 2011-02-24 Ntt Docomo, Inc. Transmission method and mobile station
US7725603B1 (en) * 2008-04-30 2010-05-25 Network Appliance, Inc. Automatic network cluster path management

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114183A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ネットワーク中継装置、データ受信装置、データ送信装置、マルチ経路mtu発見方法並びにマルチ経路mtu発見システム
WO2008056411A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Fujitsu Limited Appareil de station de base, équipement utilisateur et procédé utilisé dans un système de communication mobile effectuant un transfert interbande

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012062562; '"IP Fragmentation"' 3GPP TSG-RAN WG3 #55bis R3-070616 , 20070327 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263576A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Ntt Docomo Inc 接続管理装置及び接続管理方法
JP2012089915A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Kddi Corp 通信方法、無線通信システム及び基地局制御装置
JP2017514388A (ja) * 2014-04-21 2017-06-01 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー セッション・ベースの装置構成設定

Also Published As

Publication number Publication date
EP2131619A3 (en) 2011-03-02
US20090303947A1 (en) 2009-12-10
EP2131619B1 (en) 2012-11-28
US8179851B2 (en) 2012-05-15
EP2131619A2 (en) 2009-12-09
JP5374929B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374929B2 (ja) 移動通信システム、移動通信方法および通信装置
EP2667660B1 (en) Recovering from an unsuccessful handover in a LTE system
EP3520482B1 (en) Handover to avoid delays in relaying data between a first and a second user equipment
JP5920801B2 (ja) データ転送方法、装置、および通信システム
US11889361B2 (en) Methods providing anchor change for ethernet PDU sessions and related network entities/nodes
CN111328460B (zh) 无效协议数据单元会话的处理方法及其用户设备
US9560628B2 (en) Method and node for paging in a radio access network
AU2013260235B2 (en) Classifying failure reports as either current or stale for mobility robustness optimization adjustments
WO2011155512A1 (ja) 無線基地局及びその制御方法
US20080108354A1 (en) Mobile communcation system, base station and hand-over method used in mobile communication system
EP4167643A1 (en) Data processing method and related device
CN113424652B (zh) 无线电网络节点、无线装置以及在其中执行的方法
US8774132B2 (en) Base station device, base station controlling device, mobile terminal, communication system, and method for controlling base station device
WO2006073210A1 (en) Method for hand-over in the mixed network of asynchronous communication network and synchronous communication network
WO2021261580A1 (ja) 中継装置の接続先変更処理を効率化する、中継装置、基地局装置、制御方法、および、プログラム
CN112753249A (zh) 通信方法和通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees