JP2009296094A - ポジショニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部の向きの調整を自動的に高精度で行う。
【解決手段】リモコン側制御装置11の撮像手段15により、コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4を含むTV本体3を撮像する。そして、撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離をそれぞれ計測し、各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくなるように、リモコン側制御装置11の制御部16は双方向通信手段14によりTV側制御装置1と双方向通信を行いながら、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構によりTV本体3の向きを制御するための制御信号を演算しTV側制御装置1へ送信する。この結果、TV本体3の向きは、撮像手段15に対し真正面になるように制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状の表示部の向きを自動的に最適な状態に調整できるようにしたポジショニング装置に関する。
従来、液晶テレビ(以下、TVという)においては、TV画面に対するユーザの視線がなす角度である視聴角度は、TV画面に対し視線が垂直になるようにユーザが対面した状態、つまりTV画面の真正面にユーザが位置した状態が最適な視聴角度である。
ユーザがTV画面を斜め方向から観賞するなどの状態においては、TV映像の色彩が自然な状態で観賞できる限界である視野角が存在することから、この視野角を越えてユーザがTV画面を斜め方向から観賞するとTV映像の色彩が不自然な状態に見えてしまう。
このような問題に対し、視聴角度のいかんにかかわらずTV映像の色彩が自然な状態で視聴できるようにしたものもあるが、液晶デバイスの原理的な限界があることから液晶デバイスが有している視野角の限界をなくすことは容易ではないのが現状である。
このような問題に対し、赤外線を利用したリモコン装置により遠隔操作が可能なテレビ装置において、所定のコード信号の赤外線信号をリモコン装置から送信し、テレビ装置の画面近傍の水平方向に配置された第1の受光手段と第2の受光手段とが赤外線信号を受信するようにテレビ装置の画面の水平方向の向きを調整する。また、第1、第2の受光手段と、テレビ装置の画面近傍の垂直方向中央に配置された第3の受光手段とが赤外線信号を受信するように、テレビ装置の画面の水平方向の向きと垂直方向の向きとを調整するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−344768号公報
したがって、従来のポジショニング装置では、TVを視聴するユーザがTV画面を見なら手元のたとえばリモコン装置を操作してTV画面の向きの調整を行うため、視野角のような微妙な調整を行うのは容易でないという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、液晶テレビなどの板状の表示部の向きの調整を自動的に高精度で行うことの出来るポジショニング装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明にかかるポジショニング装置は、板状の表示部の水平方向の向きを調整する水平方向回動機構および上下方向の向きを調整する上下方向回動機構と、前記水平方向回動機構および前記上下方向回動機構を制御する回動機構制御手段と、前記表示部の外周部の複数箇所を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した前記表示部の外周部の複数箇所の画像をもとに、前記撮像手段から前記表示部の外周部の各箇所までの距離をそれぞれ算出し、それら算出した距離が等しくなるように前記水平方向回動機構および前記上下方向回動機構の少なくとも一方を駆動し、前記表示部の向きを前記撮像手段の真正面に位置させるための表示部制御信号を生成する画像利用制御手段と、前記表示部制御信号を含む制御信号を前記画像利用制御手段と前記回動機構制御手段との間で双方向通信する通信手段とを備える。
本発明によれば、板状の表示部の向きの調整を自動的に高精度で行う上で有利となる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるポジショニング装置の構成を示す説明図である。
この実施の形態のポジショニング装置は、TV側制御装置1と、TV画面駆動部4と、リモコン側制御装置11とを含んで構成されている。
TV側制御装置1は、液晶TVの一部、たとえば液晶TV画面が構成された板状のTV本体3(特許請求の範囲の表示部に相当)の一部に取り付けられるものである。
TV画面駆動部4は、板状のTV本体3の支持機構に組み込まれて構成されるものである。
リモコン側制御装置11は、TVの視聴者が手元でTV操作するためのリモコン装置に組み込まれ、TV側制御装置1との間で双方向通信を行うものである。
なお、リモコン側制御装置11はリモコン装置に組み込まれていない独立した装置であってもよい。
TV側制御装置1はアンテナ2を備えている。
このアンテナ2によりTV側制御装置1はリモコン側制御装置11との間でたとえば高周波無線信号により双方向通信を行い、各種情報を送受信する。
TV側制御装置1がリモコン側制御装置11との間で高周波無線信号により双方向通信を行うのは、赤外線を利用する方式に比べ指向性が顕著に現れないようにすることで、TV本体3とユーザとの間に障害物が位置している状況に対しても双方向通信を維持しリモコン機能を確保できるようにするためである。
TV画面駆動部4は、板状のTV本体3を水平方向に回動させるための水平方向回動機構と、その水平方向回動機構により水平方向に回動可能なTV本体3を上下方向に回動させる上下方向回動機構とを備えている。
このTV画面駆動部4は、板状のTV本体3を安定させた状態で支持するための台座5上に構成されている。
リモコン側制御装置11はアンテナ12、位置・高さ情報取得手段13、双方向通信手段14および撮像手段15を備えている。
リモコン側制御装置11は、双方向通信手段14がアンテナ12によりTV側制御装置1との間で高周波無線信号により双方向通信を行い、各種情報を送受信する。
位置・高さ情報取得手段13は、撮像手段15が撮像したTV本体3の画像からTV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置11の位置・高さ情報を演算し、メモリへ保存する。
図2は、このポジショニング装置におけるTV側制御装置1とリモコン側制御装置11の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、TV側制御装置1は、双方向通信手段6、制御部7およびTV駆動部8を備えている。
双方向通信手段6は、アンテナ2を介して高周波無線信号による双方向通信をリモコン側制御装置11との間で行う。
制御部7は、例えばマイクロコンピュータにより構成されており、双方向通信手段6およびTV駆動部8を含む各部の制御を行い、リモコン側制御装置11との間で送受信される各種信号をもとにリモコン側制御装置11に対するTV本体3の向きを高精度で自動的に最適な状態に制御するとともに、各種リモコン機能を実現する。
TV駆動部8は、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構と上下方向回動機構を駆動し、TV本体3の向きを自動的に最適な向きに高精度で制御する。
リモコン側制御装置11では、マイクロコンピュータにより構成された制御部16が位置・高さ情報取得手段13、双方向通信手段14および撮像手段15を含む各部の制御を行う。
そして、双方向通信手段14がアンテナ12によりTV側制御装置1との間で高周波無線信号により双方向通信を行い、各種情報を送受信し、位置・高さ情報取得手段13は、撮像手段15が撮像したTV本体3の画像からTV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置11の位置・高さ情報を検出し、メモリへ保存する。
図3は、TV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置11の位置・高さ情報の計測手法を示す説明図である。
TV本体3の液晶画面の四隅、すなわち表示部の外周部にはコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4があらかじめ付されている。
リモコン側制御装置11の撮像手段15により、これらコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4を含むTV本体3を撮像する。
そして、撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離をそれぞれ計測する。
この各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離の計測手法については、例えば撮像手段15により各コーナ識別マーカを撮像してフォーカシングを行い合焦したとき、つまりピントが合ったときのレンズ位置をもとに撮像位置)撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4をそれぞれ計測する。
そして、計測した各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくなるように、リモコン側制御装置11の制御部16は双方向通信手段14によりTV側制御装置1と双方向通信を行いながら、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構によりTV本体3の向きを制御するための制御信号を演算しTV側制御装置1へ送信する。
この結果、TV本体3の液晶画面の向きは、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構により撮像位置)撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくなるように制御される。
このようにして、図3(a)、(b)に示すように撮像手段15から各コーナ識別マーカM1(C1)、M2(C2)、M3(C3)、M4(C4)までの距離L1、L2、L3、L4が等距離mになったとき(L1=L2=L3=L4=m)、撮像手段15つまりリモコン側制御装置11はTV本体3の液晶画面の真正面に位置していることなる。
そして、このときTV本体3の液晶画面の中央位置(対角線の交点)Pからリモコン側制御装置11までの距離Lは、TV本体3の対角線距離の1/2をCPとすると、(m−CP1/2で求められる。
つまり、TV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置11の最適な位置は、撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等距離mになったとき(L1=L2=L3=L4=m)の位置であり、このときの撮像手段15の高さ、リモコン側制御装置11の高さは、TV本体3の液晶画面の中央位置(対角線の交点)Pからリモコン側制御装置11までの距離Lであり(m−CP1/2で求められる。
次に動作について説明する。
図4は、この実施の形態のポジショニング装置のリモコン側制御装置11の動作を示すフローチャートである。
また、図5は、この実施の形態のポジショニング装置のTV側制御装置1の動作を示すフローチャートである。
このポジショニング装置では、図4のフローチャートに示すように、先ず、リモコン側制御装置11において撮像手段15がTV本体3の液晶画面の四隅に付されているコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4を撮像し、撮像手段15つまりリモコン側制御装置11から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4を前述した手法でそれぞれ計測する(ステップS1)。
次に、前記計測したリモコン側制御装置11から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4、L5が等しい値になっているか否かを判定する(ステップS2)。この結果、等しくないと判定すると、計測した各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくになるように、距離L1、L2、L3、L4の各値とその大小関係に応じてTV本体3の向きを制御するための回転制御角、つまり回転方向と回転角度を演算する(ステップS3)。
そして、制御部16は、ステップS3で演算された水平方向回動機構および上下方向回動機構に対する回転方向と回転角度の各値を、水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報としてTV側制御装置1へ双方向通信手段14により送信し(ステップS5)、続けてTV側制御装置1から送信された回転制御終了信号を受信したか否かを判定する(ステップS6)。
一方、図5のフローチャートに示すようにTV側制御装置1の制御部7は、リモコン側制御装置11から送信された水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報を受信したか否かを判定している(ステップS11)。
この結果、ステップS5においてリモコン側制御装置11から送信された水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報を受信すると、現在のTV本体3の向きに応じた水平方向回動機構と上下方向回動機構の状態と、受信した水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報をもとに水平方向回動機構と上下方向回動機構を駆動させ、TV本体3の向きを制御する(ステップS12)。
そして、TV本体3の水平方向と上下方向の制御が終了したか否か判定し(ステップS13)、受信した水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報に応じた量に達するまで、水平方向回動機構と上下方向回動機構を駆動しTV本体3の向きを調整する。
この受信した水平方向回転角度情報および上下方向回転角度情報に応じたTV本体3の向きの調整が終了すると、TV側制御装置1の制御部7は双方向通信手段6により回転制御終了信号をリモコン側制御装置11へ送信する(ステップS14)。
このため、TV側制御装置1からリモコン側制御装置11へ回転制御終了信号が送られてきたときには、図3(a)、(b)に示すようにリモコン側制御装置11の撮像手段15はTV本体3の真正面に位置している状態になっている。
そして、このときのリモコン側制御装置11から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離はL1=L2=L3=L4=m、TV本体3の液晶画面の中央位置(対角線の交点)Pからリモコン側制御装置11までの距離はLである。
一方、リモコン側制御装置11の制御部16は、図4のフローチャートのステップS6においてTV側制御装置1から送信された回転制御終了信号を受信したか否かを判定しているため、TV側制御装置1から送信された回転制御終了信号を受信すると、ステップS1へ戻り、撮像手段15による各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4の計測を行う。
そして、計測した各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しく(L1=L2=L3=L4=m)になっていれば処理を終了する。
なお、リモコン側制御装置11が連続して移動している状態であると、ステップS1の各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4の計測結果は等しく(L1=L2=L3=L4=m)にはならない。
このため、リモコン側制御装置11が連続して移動しているときには、ステップS1からステップS2、ステップS3へ進んで、ステップS1において新たに計測した各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくなるように、距離L1、L2、L3、L4の各値とその大小関係に応じた、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構に対する回転方向と回転角度を演算する。
従って、リモコン側制御装置11が連続して移動している状態であると、TV本体3の液晶画面の向きはリモコン側制御装置11の位置している方向に向くようにリモコン側制御装置11の移動に追従して連続的に調整される。
以上説明したように、この実施の形態によれば、TV画面の向きの調整を自動的に高精度で行うことの出来るポジショニング装置を提供できる効果がある。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態であるポジショニング装置の構成を示す説明図である。なお、以下の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の部分、部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態のポジショニング装置は、第1の実施の形態と同様に、TV側制御装置1と、TV画面駆動部4と、リモコン側制御装置11とを含んで構成されている。
リモコン側制御装置201はアンテナ202、位置・高さ情報取得手段251、双方向通信手段252、撮像手段253および6軸センサ254を備えている。
リモコン側制御装置201は、双方向通信手段252がアンテナ202によりTV側制御装置1との間で高周波無線信号により双方向通信を行い各種情報を送受信する。
第2の実施の形態では、位置・高さ情報取得手段251は、撮像手段253が撮像したTV本体3の画像から演算したTV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置201の規準位置と、6軸センサ254により検出した前記規準位置からのリモコン側制御装置201の移動情報とをもとに、TV本体3に対する現在のリモコン側制御装置201の位置・高さ情報を演算し、メモリへ保存する。
図7は、このポジショニング装置におけるTV側制御装置1とリモコン側制御装置201の構成を示す機能ブロック図である。
図7に示すように、リモコン側制御装置201では、マイクロコンピュータにより構成された制御部256が位置・高さ情報取得手段251、双方向通信手段252、撮像手段253、6軸センサ254およびメモリ255を含む各部の制御を行う。
そして、双方向通信手段252がアンテナ202によりTV側制御装置1との間で高周波無線信号により双方向通信を行い、各種情報を送受信し、位置・高さ情報取得手段251は、撮像手段253が撮像したTV本体3の画像から演算したTV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置201の規準位置と、6軸センサ254により計測した前記規準位置からの移動情報とをもとに、TV本体3の液晶画面に対する現在のリモコン側制御装置201の位置・高さ情報を検出し、メモリ255へ保存する。
図8は、第2の実施の形態におけるTV本体3の液晶画面に対するリモコン側制御装置201の位置・高さ情報の計測手法を示す説明図である。
第2の実施の形態でもTV本体3の液晶画面の四隅にはコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4があらかじめ付されている。
リモコン側制御装置201の撮像手段253により、これらコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4を含むTV本体3を撮像する。
そして、撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離をそれぞれ計測する。この各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離の計測手法については、前記第1の実施の形態の計測手法と同様である。
図8ではTV本体3は最初の状態として四隅が符号C1、C2、C3、C4の実線で示された向きにあり、リモコン側制御装置201の撮像手段253はTV本体3の真正面には位置していない。
この状態で、撮像手段253により各コーナ識別マーカを撮像してフォーカシングを行い合焦したときのレンズ位置をもとに撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4をそれぞれ計測する。
そして、計測した各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等しくなるように、リモコン側制御装置201の制御部256は双方向通信手段252によりTV側制御装置1と双方向通信を行なってTV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構を制御する制御信号を演算しTV側制御装置1へ送信する。
この結果、TV本体3の液晶画面の向きは、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構により撮像手段15から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が等距離mになるように回動され制御される。このときリモコン側制御装置201の撮像手段253の位置はA点にあって、TV本体3は四隅が符号C1′、C2′、C3′、C4′の破線で示された状態にある。
第2の実施の形態では、この状態からリモコン側制御装置201がさらにA′点へ移動する場合を想定する。
このとき、障害物301がTV本体3とリモコン側制御装置201の撮像手段253との間に存在し、この障害物301によりA′点へ移動する過程では、TV本体3のコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4全てを撮像手段253は撮像できない状態にある。
このような状況下では前記第1の実施の形態では、コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4の撮像が障害物301により不可能になることから、TV本体3の向きを制御できない状態になる。
これに対し、第2の実施の形態では、A点からA′点までのリモコン側制御装置201の移動情報を6軸センサ254の出力をもとに検出する。
そして、A点の規準位置情報と、6軸センサ254により検出した前記移動情報とをもとに、A′点に移動したリモコン側制御装置201がTV本体3の液晶画面の真正面になるように、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構と上下方向回動機構とによる回転方向と回転角度を求める。
そして、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構と上下方向回動機構とを駆動させ、TV本体3の液晶画面の向きを調整する。
図8では、このときのリモコン側制御装置201の撮像手段253の位置はA′点にあり、TV本体3は四隅が符号C1′′、C2′′、C3′′、C4′′の破線で示された状態に制御される。
次に動作について説明する。
図9は、第2の実施の形態のポジショニング装置のリモコン側制御装置201の動作を示すフローチャートである。また、図5に示すフローチャートは、第2の実施の形態でもポジショニング装置のTV側制御装置1の動作を示す。なお、図9において図4と同一または相当のステップについては同一の符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態のポジショニング装置では、図9のフローチャートに示すように、ステップS21において撮像手段253によるTV本体3の四隅に付されたコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4の撮像が可能であってリモコン側制御装置201から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が計測可能か判定する。
そして、各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4が撮像可能でありコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離L1、L2、L3、L4が計測できる状態であれば前記第1の実施の形態で説明したステップS1、ステップS2、ステップS3、ステップS4、ステップS5およびステップS6の処理を実行する。
次いで、TV本体3の液晶画面の真正面にリモコン側制御装置201が位置するようにTV本体3の液晶画面の向きを自動調整する。
このときステップS4では、TV本体3の液晶画面の真正面にリモコン側制御装置201が位置したときの撮像手段253の位置から各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離と、TV本体3の液晶画面の中央位置(対角線の交点)からリモコン側制御装置201までの距離Lを位置・高さ情報、リモコン側制御装置201の基準位置として制御部256が演算してメモリ255に記憶する。
図8に示すようにリモコン側制御装置201がA点に位置している状態で、制御部256はステップS6においてTV側制御装置1から出力された回転制御終了信号を受信し、さらにステップS21において各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの各距離が計測可能であり、ステップS2において各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までのそれぞれの距離が等しいと判定すると、次に6軸センサ254の出力を取り込む(ステップS22)。
そして、前記メモリ255に記憶した基準位置(撮像手段253の位置しているA点)からリモコン側制御装置201がさらに移動すると、この移動情報を6軸センサ254の出力により計測し、前記基準位置と前記移動情報をもとに現在のリモコン側制御装置201の位置を高い精度で演算し(ステップS23)、メモリ255に記憶されている前記基準位置(撮像手段253の位置していたA点)についてのデータを、リモコン側制御装置201が移動した新たな基準位置(A′点)に更新し、記憶する(ステップS25)。
そして、この新たな基準位置A′へ移動したリモコン側制御装置201がTV本体3の液晶画面の真正面に位置するようにTV本体3の液晶画面の向きを自動調整する(ステップS1、ステップS2、ステップS3、ステップS4、ステップS5、ステップS6)。
一方、リモコン側制御装置201がA点からA′点に移動する過程で障害物301によりコーナ識別マーカM1、M2、M3、M4の撮像が不可能になると、コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの距離が計測できなくなる。
このため、リモコン側制御装置201の制御部256は、ステップS21において各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの各距離が計測不可能と判定すると、メモリ255に記憶されている撮像手段253の位置していたA点の基準位置についてのデータと、前記A点の基準位置からリモコン側制御装置201が移動したときの移動情報である6軸センサ254の出力をもとに現在のリモコン側制御装置201の位置(A′点)情報を演算し求める。
そして、この演算したリモコン側制御装置201の新たな移動先の位置(A′点)情報をもとに、TV本体駆動機構4の水平方向回動機構および上下方向回動機構の回転角度情報を求めることが出来る。つまり、新たな移動先の位置(A′点)情報や前記6軸センサ254の出力をもとにTV本体3の向きを新たな移動先の位置(A′点)の真正面に位置させるための前記水平方向回動機構や前記上下方向回動機構の回転角度情報を生成する(ステップS31)。
そして、この回転角度情報を双方向通信手段252を介してTV側制御装置1へ送信し(ステップS32)、TV側制御装置1から送られてくる回転制御終了信号を受信したか否かを判定する(ステップS33)。
以上のように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が奏されることは無論のこと、基準位置情報と6軸センサ254により検出した移動情報とをもとにリモコン側制御装置201の移動先を判定できるため、各コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4を撮像できず、コーナ識別マーカM1、M2、M3、M4までの各距離が障害物により計測不可能な状況下においても、TV本体3の液晶画面の向きを精度よく調整できる効果がある。
なお、実施の形態では、表示部が液晶テレビである場合について説明したが、本発明は表示部がテレビジョン受信機能を有さないディスプレイ装置(モニタ装置)などに広く適用可能である。
本発明の第1の実施の形態であるポジショニング装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であるポジショニング装置におけるTV側制御装置とリモコン側制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であるポジショニング装置におけるTV本体の液晶画面に対するリモコン側制御装置の位置・高さ情報の計測手法を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるポジショニング装置のリモコン側制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるポジショニング装置のTV側制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であるポジショニング装置の構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態であるポジショニング装置におけるTV側制御装置とリモコン側制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるTV本体の液晶画面に対するリモコン側制御装置の位置・高さ情報の計測手法を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態のポジショニング装置のリモコン側制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1……TV側制御装置、4……TV本体駆動機構(水平方向回動機構、上下方向回動機構)、6、14、252……双方向通信手段(通信手段)、7……制御部(回動機構制御手段)、8……TV駆動部(回動機構制御手段)、13……位置・高さ情報取得手段(画像利用制御手段)、16……制御部(画像利用制御手段)、15、253……撮像手段、254……6軸センサ(移動情報検出手段)、256……制御部(演算手段、センサ利用制御手段)。

Claims (3)

  1. 板状の表示部の水平方向の向きを調整する水平方向回動機構および上下方向の向きを調整する上下方向回動機構と、
    前記水平方向回動機構および前記上下方向回動機構を制御する回動機構制御手段と、
    前記表示部の外周部の複数箇所を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した前記表示部の外周部の複数箇所の画像をもとに、前記撮像手段から前記表示部の外周部の各箇所までの距離をそれぞれ算出し、それら算出した距離が等しくなるように前記水平方向回動機構および前記上下方向回動機構の少なくとも一方を駆動し、前記表示部の向きを前記撮像手段の真正面に位置させるための表示部制御信号を生成する画像利用制御手段と、
    前記表示部制御信号を含む制御信号を前記画像利用制御手段と前記回動機構制御手段との間で双方向通信する通信手段とを備える、
    ポジショニング装置。
  2. 前記画像利用制御手段が生成した表示部制御信号をもとに、前記表示部の外周部の各箇所までの距離が等しくなるように前記表示部の向きが制御されたときの前記撮像手段の位置である基準位置から前記撮像手段が移動したときの移動情報を検出する移動情報検出手段と、
    前記基準位置と前記移動情報とをもとに前記移動した前記撮像手段の位置情報を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算した前記移動した撮像位置の位置情報や前記移動情報検出手段が検出した移動情報をもとに前記水平方向回動機構および前記上下方向回動機構の少なくとも一方を駆動し、前記表示部を前記撮像手段の真正面に位置させるための表示部制御信号を生成するセンサ利用制御手段とを備えた、
    請求項1記載のポジショニング装置。
  3. 前記通信手段は、指向性の弱い高周波無線信号による双方向通信を行う、
    請求項1記載のポジショニング装置。
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