JP2009294915A - 情報通信サービス提供装置、情報通信サービス提供方法、及び情報通信サービス提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信された情報通信サービスの要求を受信し、該受信した要求に対する情報通信サービスに必要なリソースの確保、該確保したリソースの利用、及び該利用が終了したリソースの解放を行って情報通信サービスを提供する情報通信サービス提供装置において、前記確保したリソースの利用状況に関する情報であるリソース利用情報を、リソース利用情報記憶部に記憶させるリソース利用情報管理部と、前記リソース利用情報記憶部が記憶するリソース利用情報に基づき、前記確保したリソースを解放するリソース解放部と、を備える。
【選択図】図1
Description
一方、リソースの確保を行うウェブサービスについて、標準化団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards:構造化情報標準促進協会)では、WS−Resource Framework(ウェブサービスリソースフレームワーク)というウェブサービスが備えるべきインターフェースの仕様であって、リソースの管理を行うインターフェースの仕様が記載されている。
"OASIS Web Services Resource Framework(WSRF)"、[online]、[平成20年5月28日検索]、インターネット、http://www.oasis−open.org/committees/wsrf
例えば、クライアント端末がサーバにリソースを確保した後に異常終了し、リソースを解放するインターフェースが利用できなくなった場合、また、確保したリソースを解放するインターフェースが正常に動作しない場合には、クライアント端末がサーバに確保したリソースが解放されなかった。このような状態は、サーバのリソースを不要に圧迫し、また、リソースの利用状況(例えば、リソースを確保した時間)に応じて課金するような場合には、ユーザが意図しない課金が発生するおそれがあった。
上記構成によると、前記情報通信サービス提供装置は、前記情報処理装置からの情報通信サービスの要求に対してリソースを解放することに加え、前記リソース解放部が前記リソース利用情報に基づき、前記確保したリソースを解放するので、前記情報処理装置からの情報通信サービスの要求がなくともリソースを解放することができ、適切にリソースを管理することができる。また、情報通信サービス提供装置は、リソースが解放されないことにより生ずる不要なリソースの浪費を防止することができる。また、情報通信サービス提供装置は、確保したリソースに応じた課金をしている場合には、リソースが解放されないことにより生ずる不当な課金を防止することができる。
上記構成によると、情報通信サービス提供装置は、前記情報処理装置からリソース確保継続通知を受信し、リソース確保継続通知を受信した時間から予め定めた時間が経過した場合に確保したリソースを解放するので、前記情報処理装置からリソース確保継続通知がなく、リソースの確保を継続する必要がないリソースを解放することができ、適切にリソースを管理することができる。
図1は、本実施形態に係るウェブサービス提供システムの構成を示す概略的ブロック図である。この図において、ウェブサービス提供システム1は、複数のクライアント端末装置(情報処理装置)11a〜c(以下、クライアント端末各々を、単にクライアント端末11という)と、該クライアント端末装置11にネットワーク10を介して接続されるサーバ(情報通信サービス提供装置)12とを含んで備える。
サーバ12は、クライアント端末装置11からウェブサービス要求(情報通信サービスの要求)を受信し、該受信した要求に対するウェブサービス要求に必要なリソース125a〜125cの確保、該確保したリソース125a〜125cの利用、及び該利用が終了したリソース125a〜125cの解放を行う。
ここで、リソース125aの確保とは、ウェブサービス要求で指定されたウェブサービスの提供を受けるクライアント端末11が、リソース125aを利用できるような状態をいう。また、リソース125aの解放とは、ウェブサービス要求で指定されたウェブサービスを受けるクライアント端末11以外でも、リソース125aを利用できるような状態をいう。
また、本実施形態では、リソース125a〜125cは、記憶装置(例えば、ハードディスク装置)の記憶領域とする。ただし、本発明はこれに限らず、例えば、リソース125a〜125cは、物理メモリや仮想メモリ、CPUの計算時間、ネットワークの帯域幅であってもよい。
サーバ12は、確保したリソースを利用したウェブサービスを、ウェブサービス要求で指定されたウェブサービスの提供を受けるクライアント端末11に対して提供する。
ウェブサービスインターフェース部121は、クライアント端末装置11がウェブサービスの提供を受けるためのインターフェースを提供する。クライアント端末装置11は、このインターフェースを呼び出してウェブサービス要求を送信することにより、サーバ12から、ウェブサービスの提供を受ける。
ウェブサービスインターフェース部121は、リソース確保・解放命令部1211、ウェブサービス提供部1212、リソース確保通知受信部1213を含んで構成される。
本実施形態では、ウェブサービス要求で指定されたウェブサービスの提供を受けるクライアント端末11は、ウェブサービス要求を送信したクライアント端末装置11であるとする。
リソース確保・解放命令部1211は、特定したクライアントIDと、特定したウェブサービスに必要なリソースの確保、又は、利用が終了したリソースの解放を指示するリソース制御命令とをリソース管理部122のリソース制御部1221に出力する。
また、リソース確保・解放命令部1211は、ウェブサービスに必要なリソースを確保すると、該ウェブサービス要求を送信したクライアント端末装置11に対し、確保したリソースについて、リソースを識別するリソースIDをクライアント端末11に送信する。
ウェブサービス提供部1212は、ウェブサービス要求したクライアント端末装置11に対し、入力されたリソースの情報が示す確保したリソースを利用したウェブサービスを提供する。
なお、後述するように、クライアント端末11は、リソースの確保を継続するために、リソース解放間隔より短い時間間隔で、リソース確保継続通知を通知する必要がある。
リソース制御部1221は、リソース確保・解放命令部1211から入力されたリソース制御命令が示すウェブサービスに必要となるリソースを確保、又は利用が終了したリソースを解放するための制御情報をリソースプール123に出力する。
また、リソース制御部1221は、リソースプール123から入力されたリソースの情報であって、制御情報に対して確保又は解放されたリソースの情報(例えば、リソースID)をウェブサービス提供部1212に出力する。
また、リソース利用情報管理部1222は、リソース制御部1221又はリソース解放部1223がリソースの解放を行った場合、リソース利用情報記憶部1241が記憶する解放したリソースに関する情報を削除する。
リソース解放部1223は、リソースを解放するための制御情報をリソースプール123に出力する。
リソースプール情報とは、複数のリソースを一元管理する情報であり、例えば、リソース125aがサーバ12内のハードディスク装置の記憶領域、リソース125bがサーバ12内の他のハードディスク装置の記憶領域、リソース125cがサーバ12の外部にある記憶装置の記憶領域である場合、リソースプール123は、リソース125a〜125c各々が示す記憶領域について、該記憶領域を識別するリソースIDと対応付けて、該記憶領域の記憶容量、該記憶領域にアクセスするためのアドレス情報、及び該記憶領域についての利用の有無を含む情報である。
リソースプール123は、制御情報に対し確保又は解放したリソースの情報(例えば、リソースプール情報)を、リソース制御部1221に出力する。
また、データベース124、リソース125a〜cは、データを保持するものであり、磁気ハードディスク装置あるいは半導体メモリを用いて実現される。
リソース利用情報テーブルは、リレーショナル形式のデータベースにより管理されている。図示するように、リソース利用情報テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、クライアントID、最大有効時間、リソースID、生成時間、及び更新時間の各項目の列を有している。このリソース利用情報テーブルの主キーは、クライアントID及びリソースIDである。なお、このリソース利用情報テーブルの情報をリソース利用情報という。
生成時間は、リソースIDで示されるリソースの確保を開始した時間であり、また、更新時間は、リソース確保通知受信部1213が、クライアント端末11からリソース確保継続通知を最後に受信した時間である。
また、この図は、クライアントID「user1」のクライアント端末11に対し、リソースID「Resource1」、「Resource2」のリソースが確保されていることを示す。また、この図は、リソースID「Resource1」のリソースが、生成時間「11月26日10時15分」に確保が開始され、更新時間「11月26日12時00分」にリソースID「Resource1」に対するリソース確保継続通知を受信したことを示し、リソースID「Resource2」のリソースが、生成時間「11月26日11時00分」に確保が開始され、更新時間「11月26日12時20分」にリソースID「Resource2」に対するリソース確保継続通知を受信したことを示す。
図3は、本実施形態に係るリソース解放部1223が行うリソース解放の動作について説明するフロー図である。
まず、リソース解放部1223は、リソース利用情報記憶部1241が記憶するリソース利用情報テーブル(図2)を参照し、リソース利用情報を取得する(S301)。ここで、リソース利用情報は、リソースIDと該リソースIDに対応付けられた最大有効時間、生成時間、更新時間である。
次に、リソース解放部1223は、リソース利用情報に含まれる全ての情報について、リソースID毎に、ステップS303〜S306の処理を行い(ステップS302、S307のループ)、その処理が完了すると、ステップS308の処理をする。
ステップS303の判定にて現時刻と更新時間との差がリソース解放間隔以上と判定された場合、リソース解放部1223は、当該リソースを浮きリソースとして、ステップS304の処理を行う。
リソース解放部1223は、ステップS303にて浮きリソースと判定したリソースを解放する(S304)。次に、リソース解放部1223は、リソース利用情報記憶部1241が記憶するリソース利用情報テーブルを更新し、解放したリソースに関するリソースID、生成時間、更新時間を削除する(S305)。すなわち、リソース解放部1223は、更新時間(リソース確保継続通知を受信した時間)から予め定めた時間が経過したか否かを判定し、該判定により予め定めた時間が経過したと判定した場合に確保したリソースを解放する。
一方、ステップS303の判定にて現時刻と更新時間との差がリソース解放間隔以上ではないと判定された場合、リソース解放部1223は、ステップS306の判定を行う。
ステップS306の判定にて現時刻と生成時間との差が最大有効時間以上と判定された場合、リソース解放部1223は、当該リソースを浮きリソースとして、ステップS304の処理を行う。
リソース解放部1223は、ステップS306にて浮きリソースと判定したリソースを解放する(S304)。次に、リソース解放部1223は、リソース利用情報記憶部1241が記憶するリソース利用情報テーブルを更新し、解放したリソースに関するリソースID、生成時間、更新時間を削除する(S305)。すなわち、リソース解放部1223は、リソースの確保を開始した時間から予め定めた時間が経過したか否かを判定し、該判定により予め定めた時間が経過したと判定した場合に前記確保したリソースを解放する。
一方、ステップS306の判定にて現時刻と生成時間との差が最大有効時間以上ではないと判定された場合、リソース解放部1223は、ステップS307に進み、他のリソースIDについてステップS303〜S306の処理を繰り返す。
全てのリソースIDについて、ステップS303〜S306の処理が終わると、リソース解放部1223は、予め決められたリソース監視間隔だけ待機する(S308)。ステップS308にて待機後、リソース解放部1223は、ステップS301の処理を行い、上記処理を繰り返す。すなわち、リソース解放部1223は、定期的にS303、S306の判定を行う。
リソース解放部1223は、ステップS301の処理にて取得した図2に示すリソース利用情報について、リソースID「Resource1」、「Resource2」、「Resource3」毎に、ステップS303〜S306の処理を行う。
例えば、サーバ12は、クライアント端末11がリソースを確保した後に異常終了し、リソースを解放するインターフェースが利用できなくなった場合、また、リソースを解放するインターフェースが正常に動作しない場合に、確保したリソースが正常に解放されず、サーバ12のリソースを不要に圧迫することを防止することができる。また、リソースの利用状況に応じて課金するような場合には、ユーザが意図しない課金が発生するということを防止することができる。
また、上記各実施形態において、ウェブサービス提供部1212は、ウェブサービス要求があったクライアント端末11に対し、確保したリソースを利用したウェブサービスを提供していた。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、ウェブサービス提供部1212は、クライアント端末11aからのウェブサービス要求に対し、クライアント端末11b、及び11cに対し、確保したリソースを利用したウェブサービスを提供してもよい。
12・・・サーバ(情報通信サービス提供装置)、121・・・ウェブサービスインターフェース部、122・・・リソース管理部、123・・・リソースプール、124・・・データベース
1211・・・リソース確保・解放命令部、1212・・・ウェブサービス提供部、1213・・・リソース確保通知受信部、1221・・・リソース制御部、1222・・・リソース利用情報管理部、1223・・・リソース解放部、1241・・・リソース利用情報記憶部
Claims (6)
- ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信された情報通信サービスの要求を受信し、該受信した要求に対する情報通信サービスに必要なリソースの確保、該確保したリソースの利用、及び該利用が終了したリソースの解放を行って情報通信サービスを提供する情報通信サービス提供装置において、
前記確保したリソースの利用状況に関する情報であるリソース利用情報を、リソース利用情報記憶部に記憶させるリソース利用情報管理部と、
前記リソース利用情報記憶部が記憶するリソース利用情報に基づき、前記確保したリソースを解放するリソース解放部と、
を備えることを特徴とする情報通信サービス提供装置。 - 前記リソース利用情報は、前記リソースの確保を開始した時間を示す情報であって、
前記リソース解放部は、前記リソースの確保を開始した時間から予め定めた時間が経過したか否かを判定し、該判定により前記予め定めた時間が経過したと判定した場合に前記確保したリソースを解放する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信サービス提供装置。 - 前記情報処理装置から、確保したリソースを継続して確保することを示すリソース確保継続通知を受信するリソース確保継続通知受信部を備え、
前記リソース利用情報は、前記リソース確保継続通知を受信した時間を示す情報であって、
前記リソース解放部は、前記リソース確保継続通知を受信した時間から予め定めた時間が経過したか否かを判定し、該判定により前記予め定めた時間が経過したと判定した場合に前記確保したリソースを解放する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報通信サービス提供装置。 - 前記リソース解放部は、定期的に前記判定を行う
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報通信サービス提供装置。 - ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信された情報通信サービスの要求を受信し、該受信した要求に対する情報通信サービスに必要なリソースの確保、該確保したリソースの利用、及び該利用が終了したリソースの解放を行って情報通信サービスを提供する情報通信サービス提供装置における情報通信サービス提供方法において、
前記情報通信サービス提供装置が、前記確保したリソースの利用状況に関する情報であるリソース利用情報を、リソース利用情報記憶部に記憶させる第1の過程と、
前記情報通信サービス提供装置が、前記リソース利用情報記憶部が記憶するリソース利用情報に基づき、前記確保したリソースを解放する第2の過程と、
を有することを特徴とする情報通信サービス提供方法。 - ネットワークを介して接続された情報処理装置から送信された情報通信サービスの要求を受信し、該受信した要求に対する情報通信サービスに必要なリソースの確保、該確保したリソースの利用、及び該利用が終了したリソースの解放を行って情報通信サービスを提供する情報通信サービス提供装置のコンピュータに、
前記確保したリソースの利用状況に関する情報であるリソース利用情報を、リソース利用情報記憶部に記憶させる手段、
前記リソース利用情報記憶部が記憶するリソース利用情報に基づき、前記確保したリソースを解放する手段、
として機能させる情報通信サービス提供プログラム。
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