JP2009293184A - 除雪機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン24のクランクシャフト61に従動軸62が接続されている。この従動軸62には、ブロア27およびギヤボックス63が接続されている。このギヤボックス63にはオーガ26が接続されている。エンジン24の下方には、排気系統64が接続されている。排気系統64は、排気を導く排気導入管65、排気を貯める排気貯留室66およびテールパイプ67で構成されている。
発電ユニット60は、排気貯留室66、発電部品としての熱発電素子10及び放熱板68で構成され、ボルト71、71でオーガハウジング51に固定されている。
【効果】エンジンの排気を利用し、熱発電素子で発電するので、エンジンの駆動力を除雪装置にのみ使用できる。
【選択図】図4
Description
この除雪機は、電気を必要とする部品を備えており、必要な電気を発電する発電部品を備えたものが実用に供されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8は従来の技術に係る発電機を説明する図であり、除雪機100では、機体101に設けられたエンジン102を駆動させ、駆動プーリ103を回転させる。この駆動プーリ103が回転することで、駆動ベルト104を介して従動プーリ105が回転し、発電部品としてのオルタネータ106で発電される。この結果、バッテリー107が充電され、照明部108に電気が供給される。
前記発電部品は、前記エンジンの排気系統に設けられて排気を貯める排気貯留室に、高温導体を臨ませ、前記オーガハウジングに、低温導体を臨ませた熱発電素子であることを特徴とする。
図1は本発明に使用する熱発電素子の基本原理を説明する図であり、発電部品としての熱発電素子10は、高温側に設けられている高温導体11と、低温側に設けられている低温導体12、12と、高温導体11と低温導体12とに介設されるn型熱電半導体13及びp型熱電半導体14とからなる。
高温導体11は、高温の熱媒体から矢印(1)のように熱が供給されると高温が維持される。又、低温導体12、12は低温の媒体へ矢印(2)、(2)のように放熱することで低温が維持される。
このようにして、高温導体11と低温導体12、12との間に温度差が生じると、ゼーベック効果が起こる。
ゼーベック効果によれば、n型熱電半導体13で、矢印(3)のように、電子15が移動し、p型熱電半導体14で、矢印(4)のように、正孔16が移動する。この結果、矢印(5)のように、電流が生じる。
除雪機20は、機体としての伝動ケース21の下部左右側にそれぞれ走行用の電動モータ(図示せず)を取り付け、左右の電動モータに走行装置23を連結するとともに、伝動ケース21の下部に走行装置23を備え、伝動ケース21の上部に駆動源としてのエンジン24を備え、エンジン24で駆動する除雪装置25を伝動ケース21の前部に備え、除雪装置25の後部およびエンジン24をカバー体28で覆い、伝動ケース21の上部から後上方へ左右の操作ハンドル31、32を延ばし、これら左右の操作ハンドル31、32間に操作盤33を取り付け、作業者が左右の操作ハンドル31、32のグリップ34、35を握った状態で操作盤33の後から連れ歩く、自力走行式の歩行型作業機である。
すなわち、左右の走行部36、36をエンジン24の下方で、かつ伝動ケース21の両側に備える。さらに、左右の走行部36、36の前方に除雪装置25を備える。
なお、左右の走行部36、36は同じ構成部材なので同一符号を付して、左側の走行部26の説明を省略する。
また、除雪装置25は、オーガ26、ブロア27およびシュータ29などで構成したものである。
左右のクローラベルト39、39が回転することで除雪機20が走行する。
この状態で、エンジン24で除雪装置25、すなわちオーガ26およびブロア27を駆動し除雪作業を行う。
この伝動ケース21の下方左右側にそれぞれ左右側の走行部36、36を設け、伝動ケース21の前部に除雪装置25を設け、伝動ケース21の上部にエンジン24を設け、伝動ケース21の下方左右側から左右の操作ハンドル31、32をそれぞれ後方に延ばす。
このバッテリ43の後方には、吸気部45を配置する。吸気部45は、エアクリーナ46および気化器47などで構成したものである。
吸気部45の気化器47は、エアクリーナ46から導いたエアと、燃料とを混合させて混合ガスとし、この混合ガスをエンジン24の燃焼室に導くものである。
このオーガ26およびブロア27を囲うオーガハウジング51の上部に、シュータ52が取り付けられている。このシュータ52の下部には、シュータ旋回駆動部53を備える。シュータ52の先端には、シュータキャップ54を備える。シュータ旋回駆動部53でシュータ52を旋回させ、雪を投げ出す方向を調整する。シュータキャップ54で雪を投げ出す角度を調整する。
また、エンジン24の下部には、発電ユニット60が設けられている。この発電ユニット60で発電した電気でバッテリ43を充電し、このバッテリ43を介して照明部55に電気を供給する。
また、エンジン24の下方には、排気系統64が接続されている。排気系統64は、排気を導く排気導入管65、排気を貯める排気貯留室66およびテールパイプ67で構成されている。
発電ユニット60は、排気貯留室66、発電部品としての熱発電素子10及び放熱板68で構成され、ボルト71、71でオーガハウジング51に固定されている。
エンジン24を始動し、クランクシャフト61を介して従動軸62を回転させる。従動軸62の回転により、ブロア27が回転し、さらにギヤボックス63を介してオーガ26が回転する。
除雪機20を前進させると、矢印(6)のように、オーガ26で雪が集められる。集められた雪は、矢印(7)のように、後方のブロア27に送られる。
雪はオーガハウジング51に接触しながら、矢印(8)のように、シュータ52に送られる。そして、矢印(9)のように、雪は投げ出される。
一方、エンジン24から出た高温の排気は、矢印(10)のように、排気導入管65に送られる。
他方、オーガハウジング51の内壁72に沿って、矢印(14)のように、雪が接触しながら移動する。オーガハウジング51は低温になる。
オーガハウジング51、51に設けれている放熱板68は、雪に直接接触するヒートシンク73を備えている。この結果、放熱の効率を高めることができる。放熱板68は、カラー74、74を介してオーガハウジング51、51にボルト71、71で固定されている。
Claims (3)
- 機体に、エンジンと、このエンジンで駆動され雪を集めるオーガと、前記エンジンで駆動され集めた雪を飛ばすブロアと、これらオーガ及びブロアを囲うオーガハウジングと、発電部品とが備えられている除雪機において、
前記発電部品は、前記エンジンの排気系統に設けられて排気を貯める排気貯留室に、高温導体を臨ませ、前記オーガハウジングに、低温導体を臨ませた熱発電素子であることを特徴とする除雪機。 - 前記オーガハウジングは、雪に直接接触するヒートシンクと放熱板から構成される冷却部を備えていることを特徴とする請求項1記載の除雪機。
- 前記熱発電素子で発電された電力は、前記エンジンで駆動されるオルタネータの電力と共に電動モータに供給されることを特徴とする請求項1記載の除雪機。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013096075A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Shigeru Yashima | 融雪機 |
KR102121903B1 (ko) * | 2019-06-07 | 2020-06-11 | 계백자동차 주식회사 | 전기구동장치를 포함하는 소음저감형 먼지 청소차 |
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2008
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