JP2009292274A - 駆動輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハブ輪の表面に駆動軸がかしめられた場合であっても、フランジ部が傾くように変形を抑制することができ、異音の発生を抑制することができる駆動輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】駆動輪用軸受装置1は、車体に対して固定される外輪2と、駆動輪及びブレーキロータが取り付けられるフランジ部3aを有するとともに外輪2に対して回転可能なハブ輪3と、ハブ輪3を回転させる駆動軸4とを備えている。ハブ輪3には駆動軸4が挿入されるとともに、ハブ輪3の側面3fに駆動軸4がかしめられることにより、駆動軸4に対してハブ輪3が固定される。この側面3fには、駆動軸4がかしめられることにより変形可能な溝11が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として自動車に使用される駆動輪用軸受装置に関する。
一般に、自動車は、駆動軸によって回転される駆動輪を回転可能に支持するための駆動輪用軸受装置を備えている。このような駆動輪用軸受装置は、車体に対して固定される外輪と、駆動輪及びブレーキロータが取り付けられるフランジ部を有するとともに外輪に対して回転可能なハブ輪と、ハブ輪を回転させる駆動軸とを備えている。
また、エンジンに接続されたシャフトと駆動軸とを等速自在継手(等速ジョイント)を介して接続するために、駆動軸と等速自在継手の構成部品である継手部材を一体化させた駆動輪用軸受装置や、さらに、駆動軸と転がり軸受の内輪を一体化させた駆動輪用軸受装置が知られている。このような駆動輪用軸受装置は、ハブ輪に駆動軸が挿入されるとともに、ハブ輪の表面である側面に駆動軸がかしめられることにより、駆動軸に対してハブ輪が固定される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、図5に示すように、駆動輪用軸受装置101は、転がり軸受Bを構成するものとして、外輪102や、外輪102に対して回転可能な内輪に相当するハブ輪103や、転動体105,106を備えている。外輪102は、車体(不図示)に対して固定されるとともに、ハブ輪103は、駆動輪及びブレーキロータ(いずれも不図示)が取り付けられるフランジ部103aを有している。そして、駆動輪用軸受装置101は、ハブ輪103を回転させる駆動軸104をさらに備え、ハブ輪103には駆動軸104が挿入されるとともに、ハブ輪103の側面103fに駆動軸104がかしめられることにより、駆動軸104に対してハブ輪103が固定されている。
即ち、駆動軸104の車輪側の端部104Aには、その外周104aに嵌合されたハブ輪103を駆動軸104に対して固定するために、ハブ輪103の車輪側の側面103fに当接するかしめ部104bが設けられている。また、駆動軸104の外周104aには、かしめ部104bとともにハブ輪103を挟持するために、ハブ輪103の車体側の側面103gに当接する段差部104cが設けられている。従って、円筒状に形成された駆動軸104の端部104Aを径方向Rにおける外方へ塑性変形させてかしめ部104bを形成することにより、段差部104c及びかしめ部104bによって駆動軸104に嵌合されたハブ輪103が挟持されて、駆動軸104に対してハブ輪103が固定された構成となっている。
特開2002−356101号公報
しかしながら、駆動軸104がかしめられることによってハブ輪103にフープ応力と呼ばれる応力(即ち、ハブ輪103を外方へ拡張させようとする力)が発生するため、ハブ輪103を形成する金属の塑性流動が発生して、図5中の二点鎖線で示すように、フランジ部103aが傾くように変形してしまう場合があるという問題があった。このようにフランジ部103aが変形した場合には、フランジ部103aに取り付けられたブレーキロータも傾いてしまうため、ブレーキロータを挟持するためのブレーキパッド(不図示)とブレーキロータとが不要に接触にして異音(いわゆる、ジャダー音)が発生するという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハブ輪の表面に駆動軸がかしめられた場合であっても、フランジ部が傾くように変形を抑制することができ、異音の発生を抑制することができる駆動輪用軸受装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車体に対して固定される外輪と、駆動輪及びブレーキロータが取り付けられるフランジ部を有するとともに外輪に対して回転可能なハブ輪と、ハブ輪を回転させる駆動軸とを備え、ハブ輪には駆動軸が挿入されるとともに、ハブ輪の表面に駆動軸がかしめられることにより、駆動軸に対してハブ輪が固定される駆動輪用軸受装置であって、表面には、駆動軸がかしめられることにより変形可能な溝が形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、駆動軸がかしめられるハブ輪の表面には、駆動軸がかしめられることにより変形可能な溝が形成されているため、駆動軸がかしめられることによってハブ輪に応力(即ち、ハブ輪を外方へ拡張させようとする力)が発生した場合であっても、ハブ輪の表面に形成された溝が変形することにより、応力を除去することができる。従って、駆動軸がかしめられることによって発生した応力が、ハブ輪のフランジ部に影響を与えないようにすることができ、ハブ輪の表面に駆動軸がかしめられた場合であっても、フランジ部が傾くように変形することを抑制することができる。その結果、フランジ部に取り付けられたブレーキロータが傾くことを抑制することができ、例えば、ブレーキロータを挟持するためのブレーキパッドとブレーキロータとが不要に接触することに起因する異音の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動輪用軸受装置であって、表面には溝が環状に形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、駆動軸がかしめられるハブ輪の表面には、駆動軸がかしめられることにより変形可能な溝が環状に形成されているため、駆動軸がかしめられることによってハブ輪の全周に発生した応力を一様に除去することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の駆動輪用軸受装置であって、溝の外方において、ハブ輪には、フランジ部へブレーキロータを案内するための案内部が設けられていることを特徴とする。
同構成によれば、駆動軸がかしめられることにより変形可能な溝の外方において、ハブ輪には、フランジ部へブレーキロータを案内するための案内部が設けられているため、駆動軸がかしめられることによって発生した応力が、ハブ輪の案内部にも影響を与えないようにすることができる。従って、フランジ部へブレーキロータを案内するための案内部が変形することを抑制することができる。
本発明によれば、ハブ輪の側面に駆動軸がかしめられた場合であっても、フランジ部が傾くように変形することを抑制することができ、例えば、ブレーキロータを挟持するためのブレーキパッドとブレーキロータとが不要に接触することに起因する異音の発生を抑制することができる。
以下に、本発明について、図面を参照しながら説明する。なお、図中の矢印Aは、駆動軸の中心線(図1中の一点鎖線)に平行な方向である軸方向を示すとともに、図中の矢印Rは、駆動軸の中心線に垂直な方向である径方向を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る駆動輪用軸受装置1の概略構成図であって、駆動輪用軸受装置1は、駆動輪(不図示)を回転可能に支持するために主として自動車に使用される転がり軸受装置(いわゆるハブユニット)であって、転がり軸受Bと等速自在継手(等速ジョイント)Jとが一体化されている。
即ち、本実施形態においては、転がり軸受Bは、外輪2と、内輪に相当するハブ輪3と、内輪が一体化された駆動軸4と、転動体5,6等から構成されるとともに、等速自在継手Jは、外側の継手部材が一体化された駆動軸4と、内側の継手部材8と、ボール9等から構成されている。
略円筒状に形成された外輪2の外周2aには、車体に対してボルト(不図示)を用いて固定されるフランジ部(不図示)が設けられるとともに、外輪2の内周2bには、軸方向Aにおいて間隔をあけて2列となるように、外輪2の内周2bに沿った環状の軌道面2c,2dが形成されている。外輪2内には、ハブ輪3及び駆動軸4が設けられている。
環状に形成されたハブ輪3の車輪側の端部3Aには、径方向Rにおいて外方へ突出したフランジ部3aと、軸方向Aにおいて車輪側へ突出した案内部3bとが設けられている。案内部3bは、フランジ部3aへブレーキロータ(不図示)を案内するための環状の突起であって、ブレーキロータを案内部3bに沿って移動させることで、フランジ部3aへブレーキロータを案内することができ、フランジ部3aには、ボルト(不図示)を用いてブレーキロータ及び駆動輪が取り付けられる。
また、ハブ輪3の車体側の外周3cには、1列の軌道面2cに対向した環状の軌道面3dが形成されるとともに、ハブ輪3の内周3eには、駆動軸4が挿入されている。即ち、駆動軸4の外周4aにハブ輪3が嵌合されており、ハブ輪3の内周3e及び駆動軸4の外周4aに形成された歯及び歯溝(いずれも不図示)が噛み合うことにより、ハブ輪3と駆動軸4とが一体的に回転する構成となっている。
駆動軸4の車輪側の端部4Aには、その外周4aに嵌合されたハブ輪3を駆動軸4に対して固定するために、ハブ輪3の車輪側の側面3fに当接するかしめ部4bが設けられるとともに、駆動軸4の外周4aには、かしめ部4bとともにハブ輪3を挟持するために、ハブ輪3の車体側の側面3gに当接する段差部4cが設けられている。従って、円筒状に形成された駆動軸4の端部4Aを径方向Rにおける外方へ塑性変形させてかしめ部4bを形成することにより、段差部4c及びかしめ部4bによって駆動軸4に嵌合されたハブ輪3が挟持されて、駆動軸4に対してハブ輪3が固定された構成となっている。
また、本実施形態においては、段差部4cよりも車体側において、駆動軸4の外周4aには、転動体6が転動する軌道面4dが形成されているため、駆動軸4が、転がり軸受Bの内輪と一体化された軸部材となっている。以上のように構成された外輪2とハブ輪3及び駆動軸4との間には、2列となるように軸方向Aにおいて間隔をあけて、転動体5と転動体6とが設けられている。
転動体5,6は、球状の転動面を有する玉であって、車輪側に設けられた1列の転動体5は、外輪2とハブ輪3の間に配置され、外輪2の軌道面2c及びハブ輪3の軌道面3dと接触して転動する構成となっている。また、車体側に設けられた転動体6は、外輪2と駆動軸4の間に配置され、外輪2の軌道面2d及び駆動軸4の軌道面4dと接触して転動する構成となっている。
さらに、本実施形態においては、駆動軸4の車体側の端部4Bには、有底円筒状に形成された開口部4eが設けられており、この開口部4eの内周4fには、軸方向Aに延設された複数のトラック溝4gが形成されている。また、駆動軸4の開口部4eには、自動車の内燃機関であるエンジン(不図示)に接続されたシャフト7が挿入されている。
シャフト7の外周7aには、環状に形成された継手部材8が固定されて設けられており、この継手部材8の外周8aには、駆動軸4のトラック溝4gに対向して延設された複数のトラック溝8bが形成されている。以上のように構成された駆動軸4とシャフト7との間には、複数のボール9が設けられている。
ボール9は、駆動軸4に形成されたトラック溝4gと継手部材8に形成されたトラック溝8bに嵌められて配置されており、ボール9は、トラック溝4g,8bから抜け落ちないように保持器10により保持されている。
以上のようにして、シャフト7の回転力が、継手部材8及びボール9を介して駆動軸4に伝達されるように構成されている。従って、本実施形態においては、駆動軸4の開口部4eの内周4fには、シャフト7の回転力を伝達するためのボール9が嵌められるトラック溝4gが形成されているため、駆動軸4が、等速自在継手Jの外側の継手部材と一体化された軸部材となっている。
以上のように、駆動輪用軸受装置1は、車体に対して固定される外輪2と、駆動輪及びブレーキロータが取り付けられるフランジ部3aを有するとともに外輪2に対して回転可能なハブ輪3と、ハブ輪3を回転させる駆動軸4とを備えている。そして、ハブ輪3に駆動軸4が挿入されるとともに、ハブ輪3の表面である側面3fに駆動軸4がかしめられることにより、駆動軸4に対してハブ輪3が固定される構成となっている。
ここで、本実施形態においては、図1及び図2に示すように、ハブ輪3の側面3fに、駆動軸4がかしめられることにより変形可能な溝11が形成されている点に特徴がある。より具体的には、かしめ部4bよりも外方であってフランジ部3a及び案内部3bの内方において、ハブ輪3の車輪側の側面3fには、断面円弧状の溝11が形成されている。即ち、駆動軸4のかしめ部4bとハブ輪3とが当接する箇所の外方において溝11が形成されるとともに、溝11の外方において案内部3bとフランジ部3aとが設けられている。また、溝11は、図2に示すように、ハブ輪3の側面3fにおいて環状に形成されている。
溝11は、かしめ部4bが形成される前に、ハブ輪3の側面3fに予め形成されており、鍛造されて生成されたハブ輪3に対して、所定の形状の刃先を有する旋削工具(不図示)を用いて形成することができる。
このような溝11が、ハブ輪3の側面3fに予め形成されているため、フープ応力と呼ばれる応力(即ち、ハブ輪3を外方へ拡張させようとする力)を除去することができる。即ち、円筒状に形成された駆動軸4の端部4Aが径方向Rにおける外方へ塑性変形されて、駆動軸4がかしめられることによってハブ輪3にフープ応力が発生した場合であっても、ハブ輪3の側面3fに形成された溝11が変形することにより、その応力を除去することができる。
上記実施形態の駆動輪用軸受装置1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)駆動軸4がかしめられるハブ輪3の側面3fには、駆動軸4がかしめられることにより変形可能な溝11が形成されているため、駆動軸4がかしめられることによってハブ輪3に応力が発生した場合であっても、溝11が変形することにより応力を除去することができる。従って、駆動軸4がかしめられることによって発生した応力が、ハブ輪3のフランジ部3aに影響を与えないようにすることができ、ハブ輪3の側面3fに駆動軸4がかしめられた場合であっても、フランジ部3aが傾くように変形することを抑制することができる。その結果、フランジ部3aに取り付けられたブレーキロータが傾くことを抑制することができ、ブレーキロータを挟持するためのブレーキパッド(不図示)とブレーキロータとが不要に接触することに起因する異音(いわゆるジャダー音)の発生を抑制することができる。
(2)駆動軸4がかしめられるハブ輪3の側面3fには、溝11が環状に形成されているため、駆動軸4がかしめられることによってハブ輪3の全周に発生した応力を一様に除去することができる。
(3)溝11の外方において、ハブ輪3には、フランジ部3aへブレーキロータを案内するための案内部3bが設けられているため、駆動軸4がかしめられることによって発生した応力が、ハブ輪3の案内部3bにも影響を与えないようにすることができる。従って、フランジ部3aへブレーキロータを案内するための案内部3bが変形することを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、ハブ輪3の側面3fに断面円弧状の溝11が形成されていたが、溝11の断面形状は適宜変更してもよい。例えば、図3に示すように、溝11が断面矩形状であってもよく、また、図4に示すように、溝11が断面V字状であってもよい。
本発明の実施形態に係る駆動輪用軸受装置を示す概略構成図。 本発明の実施形態に係る駆動輪用軸受装置を構成するハブ輪を車輪側から見た場合の正面図。 本発明の実施形態の変形例に係る駆動輪用軸受装置を示す概略構成図と部分拡大図。 本発明の実施形態の変形例に係る駆動輪用軸受装置を示す概略構成図と部分拡大図。 従来の駆動輪用軸受装置を示す概略構成図。
符号の説明
A…軸方向、R…径方向、B…転がり軸受、J…等速自在継手、1…駆動輪用軸受装置、2…外輪、3…ハブ輪、3a…フランジ部、3b…案内部、3f…側面(表面)、4…駆動軸、5,6…転動体、7…シャフト、8…継手部材、9…ボール、10…保持器、11…溝。

Claims (3)

  1. 車体に対して固定される外輪と、駆動輪及びブレーキロータが取り付けられるフランジ部を有するとともに前記外輪に対して回転可能なハブ輪と、前記ハブ輪を回転させる駆動軸とを備え、前記ハブ輪には前記駆動軸が挿入されるとともに、前記ハブ輪の表面に前記駆動軸がかしめられることにより、前記駆動軸に対して前記ハブ輪が固定される駆動輪用軸受装置であって、
    前記表面には、前記駆動軸がかしめられることにより変形可能な溝が形成されていることを特徴とする駆動輪用軸受装置。
  2. 前記表面には前記溝が環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動輪用軸受装置。
  3. 前記溝の外方において、前記ハブ輪には、前記フランジ部へ前記ブレーキロータを案内するための案内部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の駆動輪用軸受装置。
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