JP2009290500A - Ip電話システム及びip電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】IPネットワーク上の無駄なパケットを低減して、IP電話システム及びIP電話機における消費電力の低減を図る。
【解決手段】IP電話機2において、第1送信手段は、人体が検出された場合にSIPサーバ1に対して登録要求を送信し、第2送信手段は人体が検出されない場合に、SIPサーバに対して非登録要求を送信する。SIPサーバ1において、記憶手段は送信された登録要求と非登録要求とに基づいて、IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とを対応づけて記憶し、取得手段は、発呼元端末からIP電話機に対する接続要求を受信した場合に、当該IP電話機の登録/非登録情報を取得する。通知手段は、登録/非登録情報において非登録である場合に、接続不可である旨を発呼元端末に通知し、呼制御手段は、登録/非登録情報において登録である場合に、当該IP電話機に対して呼制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、IPネットワーク上での音声通話を実現するIP電話システム及びIP電話機に関する。
近年、音声信号をパケット化して伝送するVoIP(Voice over Internet Protocol)技術を利用して、IP(Internet Protocol)ネットワーク上での音声通話を実現するIP電話システムの普及が進んでいる。
VoIPでは、SIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルによる呼制御が行われる。SIPによる呼制御では、まず、発呼元のIP電話機が、SIPサーバに対して、着呼先の識別情報を宛先とするINVITEリクエストを送信して接続要求を行う。発呼元からの接続要求を受けたSIPサーバは、メッセージ内の識別情報に基づいて着呼先のIPアドレスを特定し、着呼先のIP電話機に対してINVITEリクエストを転送して通話の可否を問い合わせる。着呼先のユーザが電話機を取った場合、着呼先から200 OKレスポンスが送られ、これに対して発呼元からACKレスポンスが送信されると、発呼元と着呼先との間で通話路が確立して、IPネットワーク上でRTP(Real-time Transport Protocol)を利用した音声パケットのやり取りが開始されることとなる。
一方、SIPサーバでは、各IP電話機の登録/非登録状況を管理している。通常、IP電話機は、電源オン時に、SIPサーバに対して端末情報を含むREGISTERリクエストを送信して登録要求を行うことにより、SIPサーバに登録有効期間(Expire)とともに登録され、他の通信端末との間の通信が可能となる。その後、SIPサーバに登録された登録有効期間が切れる前に再登録を行い、再登録が行われなかった場合には非登録となる。
ところが、前回の登録要求により登録された登録有効期間が切れる前にIP電話機が電源オフとなった場合でも、SIPサーバに登録された登録有効期間の間は、SIPサーバが登録状態を保持する。そのため、電源オフとなってから登録有効期間が切れるまでの間に、他の通信端末によりそのIP電話機を宛先とする接続要求が行われると、着呼先のIP電話機が電源オフ状態であるにも関わらず、SIPメッセージ等の無駄なパケットが、SIPサーバと着呼先IP電話機の間でIPネットワークを介してやり取りされることとなり、SIPサーバとIP電話機における当該パケットの送受信処理による電力消費と合わせて、システム全体での電力消費の増大を招くという問題があった。
そこで、例えば、特許文献1に開示されたIP電話システムでは、発着信が無い状態やユーザによる操作入力が無い状態の継続時間を計測して、計測した時間が所定時間以上となると、電力モードを通常モードから省電力モードに切り換えて省電力化を図っている。
特開2005−101921号公報
しかしながら、上記特許文献1のシステムは、IP電話機自体の省電力を図るものに過ぎず、他のIP電話機による接続要求が行われた場合には、SIPサーバにおいてIP電話機のレジスト状態が保持されている限り、SIPサーバと着呼先IP電話機との間で無駄なパケットがやり取りされることとなり、上記問題を解決するものではなかった。
本発明の課題は、IPネットワーク上の無駄なパケットを低減して、IP電話システム及びIP電話機における消費電力の低減を図ることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバと、当該SIPサーバに登録されるIP電話機と、を備え、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して伝送するIP電話システムにおいて、
前記IP電話機は、
当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
所定時間の間、前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
を備え、
前記SIPサーバは、
前記第1送信手段により送信された前記登録要求と前記第2送信手段により送信された前記非登録要求とに基づいて、前記IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、
発呼元端末から前記IP電話機に対する接続要求を受信した場合に、前記記憶手段から当該IP電話機の登録/非登録情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が登録である場合に、前記端末情報に基づいて、当該IP電話機に対して呼制御を行う呼制御手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録である場合に、接続不可である旨を前記発呼元端末に通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のIP電話システムにおいて、前記SIPサーバは、
前記IP電話機に対応する転送先端末の転送先端末情報を記憶する第2記憶手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されている場合に、前記通知手段による通知を行わず、前記転送先端末情報に基づいて、前記転送先端末に対して呼制御を行う転送手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバと、当該SIPサーバに登録されるIP電話機と、を備え、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して伝送するIP電話システムにおいて、
前記IP電話機は、
赤外線センサを備えて成り、当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
所定時間の間、前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
を備え、
前記SIPサーバは、
前記第1送信手段により送信された前記登録要求と前記第2送信手段により送信された前記非登録要求とに基づいて、前記IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とを対応づけて記憶する第1記憶手段と、
前記IP電話機に対応する転送先端末の転送先端末情報を記憶する第2記憶手段と、
発呼元端末から前記IP電話機に対する接続要求を受信した場合に、前記第1記憶手段から当該IP電話機の登録/非登録情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が登録である場合に、前記端末情報に基づいて、当該IP電話機に対して呼制御を行う呼制御手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されていない場合に、接続不可である旨を前記発呼元端末に通知する通知手段と、
前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されている場合に、前記通知手段による通知を行わず、前記転送先端末情報に基づいて、前記転送先端末に対して呼制御を行う転送手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバに登録され、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して送受信するIP電話機において、
当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、IP電話機において、人体検出手段により、当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体が検出され、第1送信手段により、人体検出手段により人体が検出された場合に、SIPサーバに対して登録要求が送信され、第2送信手段により、所定時間の間、人体検出手段により人体が検出されない場合に、SIPサーバに対して、非登録要求が送信される。また、SIPサーバにおいて、記憶手段により、第1送信手段により送信された登録要求と第2送信手段により送信された非登録要求とに基づいて、IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とが対応づけて記憶され、取得手段により、発呼元端末からIP電話機に対する接続要求を受信した場合に、記憶手段から当該IP電話機の登録/非登録情報が取得され、通知手段により、取得手段により取得された登録/非登録情報において、IP電話機が非登録である場合に、接続不可である旨が発呼元端末に通知され、呼制御手段により、取得手段により取得された登録/非登録情報において、IP電話機が登録である場合に、端末情報に基づいて、当該IP電話機に対して呼制御が行われる。
すなわち、本発明のIP電話システムでは、ユーザが在席から不在の状態となると、SIPサーバに対して自動的に非登録要求が送られ、ユーザが不在の状態から在席の状態となると、SIPサーバに対して自動的に登録要求が送られることとなる。つまり、従来のIP電話システムのように、電源オフとなってから登録有効期限が切れるまでの間に、他の端末からの接続要求に基づいてSIPメッセージ等の無駄なパケットがSIPサーバと着呼先IP電話機との間でやり取りされることが無くなる。したがって、IPネットワーク上の無駄なパケットを低減して、IP電話システムにおける消費電力の低減を図ることができる。
また、ユーザが在席中である限り、登録有効期間が保持されるため、登録有効期間が切れる度に行う再登録処理を行う必要がなくなり、IP電話機システムにおける更なる省電力化を図ることができる。
また、ユーザの在席/不在に応じて、SIPサーバにおける登録/非登録情報を切り換えることができるため、ユーザが一時的に席を外す場合等、ユーザが不在である間に、他の端末からの接続要求に基づいて呼制御に関する無駄なパケットがSIPサーバと着呼先IP電話機との間でやり取りされることが無くなり、より一層の省電力化を図ることができる。
さらに、発呼元端末は、接続要求に応じて、着呼先のIP電話機のユーザが不在である旨のレスポンスをより素早く得ることができ、レスポンスが素早く得られない場合にユーザに生じる苛々等の否定的な感情を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、発明の範囲は図示例に限定されない。
(IP電話システム)
本実施形態のIP電話システムSは、例えば、図1に示すように、IPネットワーク上に配置されたSIP(Session Initiation Protocol)サーバ1と、IPネットワークに接続して音声通話を行う複数のIP電話機2…(例えば、IP電話機2a、IP電話機2b、IP電話機2c)と、等を備えて構成される。
IP電話機2は、例えば、LAN上に配置され、LANの出入口に配置されたゲートウェイ3を介してIPネットワークに接続され、SIPサーバ1や他の通信端末との間で通信を行う。
SIPサーバ1は、例えば、IPネットワーク上に配置され、例えば、IP電話機2からの登録要求/非登録要求に応じてIP電話機2の登録/非登録処理を担うレジストラサーバ、レジストラサーバにより登録される端末情報を管理するロケーションサーバ、クライアントの代理としてメッセージを中継するプロキシサーバ、宛先の問い合わせを受けるリダイレクトサーバ、としての機能を有する。
SIPサーバ1は、ネットワークに接続された各IP電話機2の登録/非登録状況を管理しており、ネットワーク上の通信端末からIP電話機2に対して接続要求があった場合に、各IP電話機2の登録/非登録状況に応じた呼制御/通知/転送処理を行い、端末間の通信を仲介する。
ここで、本実施形態のIP電話システムSでは、SIPサーバ1により管理される登録/非登録情報が、各IP電話機2のユーザの在席/不在に応じて切り替わる仕組みとなっている。
(IP電話機の構成)
IP電話機2(IP電話機2a、IP電話機2b、IP電話機2c)は、例えば、図2に示すように、第1送信手段及び第2送信手段としての通信部21、音声処理部22、音声入出力部23、操作入力部24、人体検出手段としての赤外線センサ25、制御部26等を備える。
通信部21は、NIC(Network Interface Card)等を備えてLANに接続され、ネットワーク上の各通信端末との間でパケットの送受信を行う。
例えば、通信部21は、呼制御/通知/転送処理中に、制御部26から供給されるメッセージパケットを、所定のヘッダ等を付して伝送可能なパケットに変換し、LANを介してSIPサーバ1に送信する。また、SIPサーバ1からLANを介して送られてくる伝送パケットを受信してメッセージパケットを取得し、制御部26に供給する。
また、通信部21は、音声通話処理中に、相手側からLANを介して送られてくる伝送パケットを受信して音声パケットを取得し、音声処理部22に供給する。また、音声処理部22から供給される音声パケットに対して、所定のヘッダ等を付して伝送可能なパケットに変換し、LANを介して相手側に送信する。
また、通信部21は、赤外線センサ25により人体が検出された場合に制御部26から供給されるREGISTERリクエスト(登録要求)のパケットを、所定のヘッダ等を付して伝送可能なパケットに変換し、LANを介してSIPサーバ1に送信する。これにより、通信部21は、第1送信手段の一部を構成する。
さらに、通信部21は、赤外線センサ25により、所定時間の間人体が検出されない場合に制御部26から供給されるUNREGISTERリクエスト(非登録要求)を、所定のヘッダ等を付して伝送可能なパケットに変換し、LANを介してSIPサーバ1に送信する。これにより、通信部21は、第2送信手段の一部を構成する。
音声処理部22は、通信部21から入力される音声パケットをアナログの音声信号に変換して、音声入出力部23に供給する。また、音声処理部22は、音声入出力部23から入力されるアナログの音声信号を、PCM(Pulse Code Modulation)方式等によりデジタル化し、音声パケットに変換して、通信部21に供給する。
音声入出力部23は、マイクロホン23a、スピーカ23b等を備える。マイクロホン23aは、入力されたユーザの音声を増幅して音声処理部22に供給し、スピーカ23は、音声処理部22から入力されたアナログの音声信号を増幅して出力する。
操作入力部24は、例えば、キーパッドや表示パネル等を備え、ユーザによる各種指示や電話番号等の入力を受け付ける。
赤外線センサ25は、例えば、IP電話機2の正面等の所定箇所に配設されている。赤外線センサ25は、IP電話機2の所定範囲内に存在する人体を検出し、人体の検出に応じて、人体検出信号を制御部26に出力する。
制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)261、CPU261のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)262、データの書換え及び消去が可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)から成る端末情報メモリ263、登録/非登録メモリ264、CPU261によって実行される各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)265等を備えて構成される。
CPU261は、IP電話機2の各部から入力される入力信号に応じて、ROM265に格納されたプログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、IP電話機2の動作全般を統括制御する。
端末情報メモリ263は、自身に割り当てられた電話番号、IPアドレス等を端末情報として記憶している。端末情報は、REGISTERリクエスト(登録要求)/UNREGISTERリクエスト(非登録要求)の送信時に、URI(Uniform Resource Identifier)フォーマットで、発信元としてメッセージ内に格納されて、SIPサーバ1に送信される。
登録/非登録メモリ264は、IP電話機2自身が、SIPサーバ1において「登録」とされているか、或いは、「非登録」とされているかを記憶し、REGISTERリクエスト(登録要求)/UNREGISTERリクエスト(非登録要求)の送信後にSIPサーバ1から送られる200 OKレスポンスに応じて更新される。
ROM265は、プログラム格納エリアに、人体検出手段としての人体検出プログラム265a、第1送信手段としての第1送信プログラム265b、第2送信手段としての第2送信プログラム265c等を格納している。
人体検出プログラム265aは、例えば、CPU261に、当該IP電話機2の所定範囲内に存在する人体を検出する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU261は、赤外線センサ25において人体が検出された場合に出力される人体検出信号に応じて、所定時間の間(例えば、10秒間)連続して、IP電話機2の所定範囲内に、人体が検出されたか否かを判断する。
CPU261は、かかる人体検出プログラム265aを実行することにより、赤外線センサ25とともに人体検出手段を構成する。
第1送信プログラム265bは、例えば、CPU261に、人体検出プログラム265aにより人体が検出された場合に、SIPサーバ1に対してREGISTERリクエスト(登録要求)を送信する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU261は、人体検出プログラム265aの実行において、所定時間の間連続して人体が検出されたと判断すると、登録/非登録メモリ264を参照し、登録/非登録メモリ264において「非登録」とされている場合に、当該IP電話機2を登録するためのREGISTERリクエストを生成し、生成したREGISTERリクエストをSIPサーバ1に対して送信する。また、SIPサーバ1に送信したREGISTERリクエストに応じて、SIPサーバ1から200 OKレスポンスが送られてきた場合に、登録/非登録メモリ264を「非登録」から「登録」に変更する。
CPU261は、かかる第1送信プログラム265bを実行することにより、通信部21とともに第1送信手段を構成する。
第2送信プログラム265cは、例えば、CPU261に、所定時間の間、人体検出プログラム265aにより人体が検出されない場合に、SIPサーバ1に対して、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)を送信する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU261は、人体検出プログラム265aの実行において、所定時間の間連続して人体が検出されないと判断すると、登録/非登録メモリ264を参照し、登録/非登録メモリ264において「登録」とされている場合に、当該IP電話機2の登録を解除するためのUNREGISTERリクエストを生成し、生成したUNREGISTERリクエストをSIPサーバ1に対して送信する。また、SIPサーバ1に送信したUNREGISTERリクエストに応じて、SIPサーバ1から200 OKレスポンスが送られてきた場合に、登録/非登録メモリ264を「登録」から「非登録」に変更する。IP電話機2は、非登録に移行した後、IP電話に関するパケットの送受信を一切に行わず、待機状態となる。
CPU261は、かかる第2送信ププログラムを実行することにより、通信部21とともに第2送信手段を構成する。
また、このIP電話機2では、操作入力部24において電源オフが指示された場合に、SIPサーバ1に対して、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)を送信した後に、電源オフ処理を行い、操作入力部24において電源オンが指示された場合に、電源オン処理を行った後に、SIPサーバ1に対してREGISTERリクエスト(登録要求)を送信するように構成されている。
ここで、SIPサーバ1に送信されるREGISTERリクエスト(登録要求)及びUNREGISTERリクエスト(非登録要求)のデータ構造について説明する。
REGISTERリクエスト(登録要求)及びUNREGISTERリクエスト(非登録要求)は、スタートライン、ヘッダ・フィールド、空白行、ボディから構成される。
REGISTERリクエスト(登録要求)は、ヘッダ・フィールドに、登録したいIP電話機2の端末情報を指定する「To」、リクエストの発行者を指定する「From」、「Call−ID」、「CSeq(Command Sequence)」、「Contact」、登録有効期間を指定する「Expires」等のヘッダ・フィールドを含み、「Expires」ヘッダ・フィールドでは、例えば、登録有効期間として「無限大」が設定される。
また、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)は、ヘッダ・フィールドの「Expires」ヘッダ・フィールドにおいて、登録有効期間として「0」が設定される。
なお、REGISTERリクエストにおいて登録有効期間を指定せず、SIPサーバ1側でUNREGISTERリクエストが送られるまで登録状態を保持するように構成されていても良い。
(SIPサーバの構成)
SIPサーバ1は、例えば、図3に示すように、呼制御手段、通知手段、転送手段としての通信部11、第1記憶手段(記憶手段)及び第2記憶手段としての端末管理テーブル12、制御部13等を備える。
通信部11は、IPネットワークに接続され、ネットワーク上の各通信端末との間で各種パケットの送受信を行う。
例えば、通信部11は、呼制御/通知/転送処理中に、ネットワークに接続されたIP電話機2から伝送されるパケットを受信して、各種メッセージパケット、REGISTERリクエスト(登録要求)のパケット、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)のパケット等を取得し、制御部13に供給する。
また、通信部11は、呼制御/通知/転送処理中に、着呼先IP電話機2の登録/非登録情報が「登録」である場合に、発呼元端末から送信されたINVITEリクエスト(接続要求)を、着呼先IP電話機2に転送する。これにより、通信部11は、呼制御手段の一部を構成する。
また、通信部11は、呼制御/通知/転送処理中に、着呼先IP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」であり、且つ、転送先端末の転送先端末情報が記憶されていない場合に、接続不可である旨のレスポンスを、発呼元端末に送信する。これにより、通信部11は、通知手段の一部を構成する。
また、通信部11は、呼制御/通知/転送処理中に、着呼先IP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」であり、且つ、転送先端末の転送先端末情報が記憶されている場合に、発呼元端末から送信されたINVITEリクエスト(接続要求)を、転送先端末に転送する。これにより、通信部11は、転送手段の一部を構成する。
端末管理テーブル12は、IPネットワークに接続される各IP電話機2の登録/非登録情報と、各IP電話機2に割り当てられた端末情報と、IP電話機2に対応する転送先端末の転送先端末情報と、を対応づけて記憶している。
端末情報は、例えば、識別情報と位置情報とを対応づけたものである。識別情報は、例えば、電話番号であり、位置情報は、例えば、IPアドレスを取得するためのURI(Uniform Resource Identifier)である。また、転送先端末情報も、端末情報と同様に、電話番号等の識別情報と、URI等の位置情報とを対応づけたものである。
なお、識別情報/位置情報として、IPアドレスを用いても良い。
図4は、端末管理テーブル12を例示する図である。
図4に示すように、端末管理テーブル12は、IPネットワークに接続される各IP電話機2の端末情報として、電話番号(例えば、050-AAAA-BBBB)とURI(例えば、sip:AAA@xxxxx)とを一対一で対応づけている。また、端末管理テーブル12では、各IP電話機2の登録/非登録状況と、転送先端末の転送先端末情報と、を記憶している。
この登録/非登録情報は、各IP電話機2において、ユーザの在席が検出された場合に自動的に送信されるREGISTERリクエスト(登録要求)と、ユーザの不在が検出された場合に自動的に送信されるUNREGISTERリクエスト(非登録要求)とに応じて切り替わる。すなわち、REGISTERリクエスト(登録要求)を受信すると、登録/非登録情報が「登録」に変更され、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)を受信すると、登録/非登録情報が「非登録」に変更される。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)131、CPU131のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)132、データの書換え及び消去が可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)133、CPU131によって実行される各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)134等を備えて構成される。
CPU131は、SIPサーバ1の各部から入力される入力信号に応じて、ROM134に格納されたプログラムを実行するとともに、実行にかかるプログラムに基づいて各部に出力信号を出力することにより、SIPサーバ1の動作全般を統括制御する。
ROM134は、プログラム格納エリアに、取得手段としての取得プログラム134a、呼制御手段としての呼制御プログラム134b、通知手段としての通知プログラム134c、転送手段としての転送プログラム134d等を格納している。
取得プログラム134aは、例えば、CPU131に、発呼元端末からIP電話機2に対する接続要求を受信した場合に、端末管理テーブル(第1記憶手段)12から当該IP電話機2の登録/非登録情報を取得する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU131は、ネットワーク上の他の通信端末である発呼元端末から、IP電話機2を宛先とするINVITEリクエスト(接続要求)を受信すると、呼制御/通知/転送処理を開始し、受信したINVITEリクエストから、「To」ヘッダ・フィールドに含まれる着呼先IP電話機2の識別情報(例えば、電話番号)を読み出す。そして、読み出した電話番号をキーとして、端末管理テーブル12から、宛先のIP電話機2の登録/非登録情報を読み出す。
CPU131は、かかる取得プログラム134aを実行することにより、取得手段として機能する。
呼制御プログラム134bは、例えば、CPU131に、取得プログラム(取得手段)134aにより取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が登録である場合に、端末情報に基づいて、当該IP電話機2に対して呼制御を行う機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU131は、呼制御/通知/転送処理において、端末管理テーブル12から読み出した着呼先のIP電話機2の登録/非登録情報が「登録」である場合、端末管理テーブル12を参照して、発呼元端末から受信したINVITEリクエストから読み出した着呼先の電話番号をIPアドレスに変換し、このIPアドレスにINVITEリクエストを送信する。電話番号からIPアドレスへの変換では、例えば、電話番号に対応するURIからドメイン名を取得し、ドメイン名からDNS(Domain Name System)を利用してIPアドレスを得る方法を用いる。
例えば、発呼元端末が、電話番号が「050-AAAA-BBBB」を宛先とするINVITEメッセージをSIPサーバ1に送信して接続要求を行った場合、図4に例示する端末管理テーブル12において、この電話番号を有するIP電話機2の登録/非登録情報が「登録」であるため、この電話番号をIPアドレスに変換して、発呼元端末から受信したINVITEメッセージをこのIPアドレスのIP電話機2に送信する。
CPU131は、かかる呼制御プログラム134bを実行することにより、通信部11とともに呼制御手段として機能する。
通知プログラム134cは、例えば、CPU131に、取得プログラム(取得手段)134aにより取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が非登録であり、且つ、端末管理テーブル(第2記憶手段)12により転送先端末情報が記憶されていない場合に、接続不可である旨を発呼元端末に通知する機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU131は、呼制御/通知/転送処理において、端末管理テーブル12から読み出した着呼先のIP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」である場合、端末管理テーブル12を参照し、着呼先のIP電話機2の転送先としての転送先端末の転送先端末情報が記憶されているか否かを判断する。そして、転送先端末の転送先端末情報が記憶されていない場合、発呼元端末に対して、接続不可である旨を示すレスポンスメッセージを送信する。
例えば、発呼元端末が、電話番号が「050-CCCC-DDDD」を宛先とするINVITEメッセージをSIPサーバ1に送信して接続要求を行った場合、図4に例示する端末管理テーブル12において、この電話番号を有するIP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」であり、且つ、転送先端末の転送先端末情報が記憶されていないため、発呼元端末に対して、接続不可である旨を示すレスポンスメッセージを送信する。
CPU131は、かかる通知プログラム134cを実行することにより、通信部11とともに通知手段として機能する。
転送プログラム134dは、例えば、CPU131に、取得プログラム(取得手段)134aにより取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が非登録であり、且つ、端末管理テーブル(第2記憶手段)12により転送先端末情報が記憶されている場合に、通知プログラム(通知手段)134cによる通知を行わず、転送先端末情報に基づいて、転送先端末に対して呼制御を行う機能を実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU131は、呼制御/通知/転送処理において、端末管理テーブル12から読み出した着呼先のIP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」である場合、端末管理テーブル12を参照し、着呼先のIP電話機2の転送先としての転送先端末の転送先端末情報が記憶されているか否かを判断する。そして、転送先端末の転送先端末情報が記憶されている場合、転送先端末のIPアドレスを読み出し、発呼元端末から受信したINVITEリクエストを転送先端末に対して送信する。
例えば、発呼元端末が、電話番号が「050-EEEE-FFFF」を宛先とするINVITEメッセージをSIPサーバ1に送信して接続要求を行った場合、図4に例示する端末管理テーブル12において、この電話番号を有するIP電話機2の登録/非登録情報が「非登録」であり、且つ、転送先端末の転送先端末情報(電話番号「050-IIII-JJJJ」、URI「sip:EEE@xxxxx」)が記憶されているため、この転送先端末の電話番号をIPアドレスに変換して、発呼元端末から受信したINVITEメッセージをこのIPアドレスのIP電話機2に送信する。
CPU131は、かかる転送プログラム134dを実行することにより、通信部11ととともに転送手段として機能する。
ここで、発呼元端末及び転送先端末は、IP電話機2に限られず、公衆電話網に接続された一般の固定電話機や、携帯電話網に接続された携帯電話機、VoIP機能を備えるパーソナルコンピュータ等であっても良い。
(登録/非登録処理)
次に、図5のフローチャートを参照しながら、IP電話機2とSIPサーバ1との間で実行される登録/非登録処理の流れについて説明する。
初めに、ステップS1において、IP電話機2は、赤外線センサ25からの人体検出信号に基づいて、IP電話機2の所定範囲内に人体が検出されたか否かを判断する。ステップS1において、人体が検出されたと判断すると(ステップS1;Yes)、ステップS2において、SIPサーバ1に対して、REGISTERリクエスト(登録要求)を送信し、ステップS1に戻る。
ステップS3において、SIPサーバ1は、IP電話機2からREGISTERリクエスト(登録要求)を受信すると、続くステップS4において、この登録要求に応じて、端末管理テーブル12における当該IP電話機2の登録/非登録情報を「非登録」から「登録」に変更して登録処理を行う。
一方、ステップS1において、IP電話機2は、人体が検出されないと判断されると(ステップS1;No)、ステップS5に進み、SIPサーバ1に対して、UNREGISTERリクエスト(非登録要求)を送信する。
ステップS6において、SIPサーバ1は、IP電話機2からUNREGISTERリクエスト(非登録要求)を受信すると、続くステップS7において、この非登録要求に応じて、端末管理テーブル12における当該IP電話機2の登録/非登録情報を「登録」から「非登録」に変更して非登録処理を行う。
(呼制御/通知/転送処理)
次に、図6及び図7のフローチャートを参照しながら、ネットワーク上の他の通信端末である発呼元端末からIP電話機2に対して接続要求があった場合に、発呼元端末、SIPサーバ1、着呼先IP電話機2、転送先端末の間で実行される呼制御/通知/転送処理の流れについて説明する。ここでは、例えば、図1のIP電話機2aを発呼元端末、IP電話機2bを着呼先IP電話機2、IP電話機2cを転送先端末として、発呼元端末2aのユーザが、着呼先IP電話機2bのユーザとの間で音声通話を試みる場合について説明する。
初めに、図6のステップS11において、発呼元端末2aにおいて、ユーザが受話器を取り上げて(オンフック)、操作入力部24において着呼先の電話番号をダイヤルすると、ステップS12において、着呼先の電話番号を宛先とするINVITEリクエスト(接続要求)がSIPサーバ1に送信される。
ステップS13において、SIPサーバ1は、INVITEリクエスト(接続要求)を受信すると、続くステップS14において、端末管理テーブル12を参照し、着呼先のIP電話機2bの登録/非登録情報が「登録」であるか否かを判断する。ステップS14において、着呼先IP電話機2bが登録されていると判断すると(ステップS14;Yes)、ステップS15に進み、発呼元端末2aからのINVITEリクエスト(接続要求)を着呼先IP電話機2bに転送して呼制御を行う。
一方、SIPサーバ1は、ステップS14において、着呼先IP電話機2bが非登録であると判断すると(ステップS14;No)、ステップS16に進み、端末管理テーブル12において、着呼先IP電話機2bに対応する転送先端末2cの転送先端末情報が記憶されているか否かを判断する。ステップS16において、転送先端末2cの転送先端末情報が端末管理テーブル12に記憶されていると判断すると(ステップS16;Yes)、ステップS17に進み、発呼元端末2aからのINVITEリクエスト(接続要求)を転送先IP電話機22cに転送して呼制御を行う。
一方、SIPサーバ1は、ステップS16において、転送先端末2cの転送先端末情報が端末管理テーブル12に記憶されていないと判断すると(ステップS16;No)、ステップS18に進み、発呼元端末2aに対して、接続不可である旨のレスポンスを送信し、本処理を終了する。
以上説明した本実施形態におけるIP電話システムSによれば、IP電話機2において、赤外線センサ25を備えて成る人体検出手段(人体検出プログラム265a、赤外線センサ25)により、当該IP電話機2の所定範囲内に存在する人体が検出され、第1送信手段(第1送信プログラム265b、通信部21)により、人体検出手段(人体検出プログラム265a、赤外線センサ25)により人体が検出された場合に、SIPサーバ1に対して登録要求(REGISTERリクエスト)が送信され、第2送信手段(第2送信プログラム265c、通信部21)により、所定時間の間、人体検出手段(人体検出プログラム265a、赤外線センサ25)により人体が検出されない場合に、SIPサーバ1に対して、非登録要求が送信される。また、SIPサーバ1において、第1記憶手段(記憶手段)(端末管理テーブル12)により、第1送信手段(第1送信プログラム265b、通信部21)により送信された登録要求(REGISTERリクエスト)と第2送信手段(第2送信プログラム265c、通信部21)により送信された非登録要求(UNREGISTERリクエスト)とに基づいて、IP電話機2の登録/非登録情報と端末情報とが対応づけて記憶され、第2記憶手段(端末管理テーブル12)により、IP電話機2に対応する転送先端末の転送先端末情報が記憶される。また、取得手段(取得プログラム134a)により、発呼元端末からIP電話機2に対する接続要求(INVITEリクエスト)を受信した場合に、第1記憶手段(記憶手段)(端末管理テーブル12)から当該IP電話機2の登録/非登録情報が取得され、呼制御手段(呼制御プログラム134b、通信部11)により、取得手段(取得プログラム134a)により取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が登録である場合に、端末情報に基づいて、当該IP電話機2に対して呼制御が行われ、通知手段(通知プログラム134c、通信部11)により、取得手段(取得プログラム134a)により取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が非登録であり、且つ、第2記憶手段(端末管理テーブル12)により転送先端末情報が記憶されていない場合に、接続不可である旨が発呼元端末に通知され、転送手段(転送プログラム134d、通信部11)により、取得手段(取得プログラム134a)により取得された登録/非登録情報において、IP電話機2が非登録であり、且つ、第2記憶手段(端末管理テーブル12)により転送先端末情報が記憶されている場合に、通知手段(通知プログラム134c、通信部11)による通知を行わず、転送先端末情報に基づいて、転送先端末に対して呼制御が行われる。
すなわち、本発明のIP電話システムSでは、ユーザが在席から不在の状態となると、SIPサーバ1に対して自動的に非登録要求が送られ、ユーザが不在の状態から在席の状態となると、SIPサーバ1に対して自動的に登録要求が送られることとなる。つまり、従来のIP電話システムSのように、電源オフとなってから登録有効期限が切れるまでの間に、他の端末からの接続要求に基づいてSIPメッセージ等の無駄なパケットがSIPサーバ1と着呼先IP電話機2との間でやり取りされることが無くなる。したがって、IPネットワーク上の無駄なパケットを低減して、IP電話システムSにおける消費電力の低減を図ることができる。
また、ユーザが在席中である限り、登録有効期間が保持されるため、登録有効期間が切れる度に行う再登録処理を行う必要がなくなり、IP電話機2システムにおける更なる省電力化を図ることができる。
また、ユーザの在席/不在に応じて、SIPサーバ1における登録/非登録情報を切り換えることができるため、ユーザが一時的に席を外す場合等、ユーザが不在である間に、他の端末からの接続要求に基づいて呼制御に関する無駄なパケットがSIPサーバ1と着呼先IP電話機2との間でやり取りされることが無くなり、より一層の省電力化を図ることができる。
さらに、発呼元端末は、接続要求に応じて、着呼先のIP電話機2のユーザが不在である旨のレスポンスをより素早く得ることができ、レスポンスが素早く得られない場合にユーザに生じる苛々等の否定的な感情を防止することができる。
また、SIPサーバ1において、着呼先IP電話機2が非登録である、すなわち、着呼先のユーザが不在の場合には、予め登録した転送先端末に対して、発呼元端末からの接続要求が転送される。
すなわち、ユーザは、予め転送先を登録しておくことにより、IP電話機2を離れる場合に、このIP電話機2への着呼を所望の端末に自動的に転送させることができる。したがって、ユーザにとって使い勝手の良いIP電話システムSとすることができる。
さらに、人体検出手段は赤外線センサ25を備えるため、簡易な構成で、ユーザの在席/不在を検出することができる。
なお、本発明の範囲は、上記実施形態に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、IP電話機2への接続要求に対して着呼先IP電話機2が非登録である際、転送先端末の転送先端末情報が記憶されている場合に転送を行い、転送先端末情報が記憶されていない場合に発呼元端末に対して接続不可である旨の通知を行うこととしたが、IP電話機2からの指定に応じて転送処理と通知処理の何れを実行するかを記憶しておく構成であっても良い。
また、IP電話機2は、IP電話専用の電話機に限られず、VoIP機能を備えるパーソナルコンピュータや、VoIPゲートウェイと接続されるアナログ固定電話機等であっても良い。
また、SIPサーバ1において、各IP電話機2の状態を管理して、発呼先のIP電話機2が通信中である場合に、発呼元端末からの接続要求が転送先端末に転送されるように構成されていても良い。
本実施形態におけるIP電話システムの全体構成を例示するブロック図である。 IP電話機の要部構成を例示するブロック図である。 SIPサーバの要部構成を例示するブロック図である。 端末管理テーブルを例示する図である。 本実施形態のIP電話システムにおいて実行される登録/非登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態のIP電話システムにおいて実行される呼制御/通知/転送処理を示すフローチャートである。 本実施形態のIP電話システムにおいて実行される呼制御/通知/転送処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S IP電話システム
1 SIPサーバ
11 通信部(呼制御手段、通知手段、転送手段)
12 端末管理テーブル(第1記憶手段、第2記憶手段)
131 CPU(取得手段、呼制御手段、通知手段、転送手段)
134a 取得プログラム(取得手段)
134b 呼制御プログラム(呼制御手段)
134c 通知プログラム(通知手段)
134d 転送プログラム(転送手段)
2(2a、2b、2c) IP電話機
21 通信部(第1送信手段、第2送信手段)
25 赤外線センサ(人体検出手段)
261 CPU(人体検出手段、第1送信手段、第2送信手段)
265a 人体検出プログラム(人体検出手段)
265b 第1送信プログラム(第1送信手段)
265c 第2送信プログラム(第2送信手段)

Claims (4)

  1. SIP(Session Initiation Protocol)サーバと、当該SIPサーバに登録されるIP電話機と、を備え、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して伝送するIP電話システムにおいて、
    前記IP電話機は、
    当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
    前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
    所定時間の間、前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記SIPサーバは、
    前記第1送信手段により送信された前記登録要求と前記第2送信手段により送信された前記非登録要求とに基づいて、前記IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、
    発呼元端末から前記IP電話機に対する接続要求を受信した場合に、前記記憶手段から当該IP電話機の登録/非登録情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が登録である場合に、前記端末情報に基づいて、当該IP電話機に対して呼制御を行う呼制御手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録である場合に、接続不可である旨を前記発呼元端末に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とするIP電話システム。
  2. 前記SIPサーバは、
    前記IP電話機に対応する転送先端末の転送先端末情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されている場合に、前記通知手段による通知を行わず、前記転送先端末情報に基づいて、前記転送先端末に対して呼制御を行う転送手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。
  3. SIP(Session Initiation Protocol)サーバと、当該SIPサーバに登録されるIP電話機と、を備え、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して伝送するIP電話システムにおいて、
    前記IP電話機は、
    赤外線センサを備えて成り、当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
    前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
    所定時間の間、前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
    を備え、
    前記SIPサーバは、
    前記第1送信手段により送信された前記登録要求と前記第2送信手段により送信された前記非登録要求とに基づいて、前記IP電話機の登録/非登録情報と端末情報とを対応づけて記憶する第1記憶手段と、
    前記IP電話機に対応する転送先端末の転送先端末情報を記憶する第2記憶手段と、
    発呼元端末から前記IP電話機に対する接続要求を受信した場合に、前記第1記憶手段から当該IP電話機の登録/非登録情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が登録である場合に、前記端末情報に基づいて、当該IP電話機に対して呼制御を行う呼制御手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されていない場合に、接続不可である旨を前記発呼元端末に通知する通知手段と、
    前記取得手段により取得された登録/非登録情報において、前記IP電話機が非登録であり、且つ、前記第2記憶手段により転送先端末情報が記憶されている場合に、前記通知手段による通知を行わず、前記転送先端末情報に基づいて、前記転送先端末に対して呼制御を行う転送手段と、
    を備えることを特徴とするIP電話システム。
  4. SIP(Session Initiation Protocol)サーバに登録され、IPネットワーク上で音声信号をパケット化して送受信するIP電話機において、
    当該IP電話機の所定範囲内に存在する人体を検出する人体検出手段と、
    前記人体検出手段により人体が検出された場合に、前記SIPサーバに対して登録要求を送信する第1送信手段と、
    所定時間の間、前記人体検出手段により人体が検出されない場合に、前記SIPサーバに対して、非登録要求を送信する第2送信手段と、
    を備えることを特徴とするIP電話機。
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