JP2009289609A - リチウムイオン電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】充放電に用いられるリチウムイオンの濃度が低下してしまうのを抑制することができるリチウムイオン電池を提供する。
【解決手段】集電板上に形成された正極層を含む正極素子と、集電板上に形成された負極層13bを含む負極素子13と、正極層及び負極層の間に配置され、電解液を含むセパレータと、を有する。負極素子は、負極層の変形によって負極層の外部に向かって移動する電解液を収容し、この電解液を負極素子内に保持させておくための収容部13dを有する。
【選択図】図6
【解決手段】集電板上に形成された正極層を含む正極素子と、集電板上に形成された負極層13bを含む負極素子13と、正極層及び負極層の間に配置され、電解液を含むセパレータと、を有する。負極素子は、負極層の変形によって負極層の外部に向かって移動する電解液を収容し、この電解液を負極素子内に保持させておくための収容部13dを有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、充放電を行う際の電解液中に含まれるリチウムイオンの濃度が低下するのを抑制することができるリチウムイオン電池に関するものである。
図14は、リチウムイオン電池(単電池)の構成を示している。ここで、正極素子12及び負極素子13の間には、電解液を含むセパレータ14が配置されている。正極素子12は、集電板12aと、集電板12aの表面に形成され、正極に応じた活物質を含む正極層12bとを有している。また、負極素子13は、集電板13aと、集電板13aの表面に形成され、負極に応じた活物質を含む負極層13bとを有している。なお、図14では、正極素子12及び負極素子13をセパレータ14から離して示しているが、実際には、正極層12b及び負極層13bがセパレータ14に接触している。
図14に示すリチウムイオン電池の構成において、充電を行うときには、正極層12bから負極層13bに向かってリチウムイオンが移動し、放電を行うときには、負極層13bから正極層12bに向かってリチウムイオンが移動する。なお、図14では、放電時におけるリチウムイオンの移動を示している。
一方、複数のリチウムイオン電池を並列に配置して電池モジュールを構成する場合には、電池モジュールを狭持するための力(外力)Fを、電池モジュールの両端部に対して作用させている。この場合には、1つのリチウムイオン電池に対しても外力Fが作用することになる。
特開2006−318867号公報
特開平05−314969号公報
特開2005−11660号公報
図14に示すように、リチウムイオン電池に対して外力Fが作用している状態において、リチウムイオン電池の放電を行うと、負極層13bからリチウムイオンが離れることにより、負極層13bの体積が減少することになる。すなわち、負極層13bは、外力Fを受けることにより、外力Fが作用する方向において縮むことになる。
そして、負極層13bが縮む際に、負極層13bの表面や内部に存在する電解液が、リチウムイオンとともに負極層13bの外部に移動してしまうことがある。具体的には、図15の矢印Dで示す方向に、電解液が移動してしまうことがある。ここで、図15は、負極層13bを外力Fが作用する方向から見たときの正面図である。
上述したように、電解液がリチウムイオンとともに負極層13bの外部に移動してしまうと、充放電に用いられるリチウムイオンの濃度が低下してしまい、リチウムイオン電池の出力性能が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、充放電に用いられるリチウムイオンの濃度が低下してしまうのを抑制することができるリチウムイオン電池を提供することにある。
本発明であるリチウムイオン電池は、集電板上に形成された正極層を含む正極素子と、集電板上に形成された負極層を含む負極素子と、正極層及び負極層の間に配置され、電解液を含むセパレータと、を有する。そして、負極素子は、負極層の変形によって負極層の外部に向かって移動する電解液を収容し、この電解液を負極素子内に保持させておくための収容部を有する。
ここで、収容部を、負極層の表面に形成された凹部で構成することができる。また、負極素子の集電板上において、負極層が形成されていない領域を設けることによって、収容部を形成することができる。
負極素子の端部に沿って延びるように、収容部を配置することにより、負極素子の端部から電解液が漏れてしまうのを抑制することができる。また、収容部を、負極素子の端部に沿って延びる第1の領域と、第1の領域と接続され、負極素子の中心部に向かって延びる第2の領域とで構成することができる。
この構成では、第1の領域において、負極素子の外部に漏れてしまう電解液を収容しておくことができる。しかも、第1の領域で収容された電解液を、第2の領域を介して負極素子の中心部に戻すことができる。これにより、負極素子の面内において、電解液に含まれるリチウムイオンの濃度のバラツキを抑制することができる。
ここで、第2の領域を、重力が作用する方向に延ばすことにより、重力の作用を用いて電解液を負極素子の中心部に戻すことができる。すなわち、リチウムイオン電池を放置させておくだけで、第1の領域に収容された電解液を、第2の領域を介して負極素子の中心部に戻すことができる。
また、第2の領域を、負極素子の両端部に位置する第1の領域に接続し、重力が作用する方向に向かって凸となる軌跡に沿って配置することができる。この場合であっても、重力の作用を用いて、第1の領域に収容された電解液を、第2の領域を介して負極素子の中心部に戻すことができる。
なお、負極層は、リチウムイオン電池を狭持するための外力を受けることによって変形することがある。また、正極素子、負極素子及びセパレータからなる発電要素を収容するケースにおいて、発電要素の周囲に位置する領域に、電解液を収容させておくことができる。
本発明では、負極素子に、電解液を収容するための収容部を設けている。これにより、リチウムイオンを含む電解液が、負極層の変形によって負極素子の外部に移動しようとするときに、この電解液を収容部に保持させておくことができる。このように、リチウムイオンを含む電解液が負極素子の外部に漏れてしまうのを阻止することにより、リチウムイオン電池の充放電に用いられるリチウムイオンの濃度が低下してしまうのを抑制することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1であるリチウムイオン電池について説明する。
図1は、本実施例のリチウムイオン電池の内部構成を示す図である。ここで、図1に示すX軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する軸を示している。そして、Z軸は、重力が作用する方向を示している。
リチウムイオン電池1は、電池ケース10と、電池ケース10の内部に収容された発電要素11とを有している。発電要素11とは、充放電を行うことができる要素であり、図2に示すように、電池ケース10の内部において巻かれた状態で収容されている。ここで、図2は、リチウムイオン電池1をX−Z平面で切断したときの断面図である。
発電要素11は、図3に示すように、正極素子12と、負極素子13と、正極素子12及び負極素子13の間に配置され、電解液を含むセパレータ14とで構成されている。ここで、正極素子12は、図14に示す構成と同様に、集電板12aと、集電板12aの表面に形成された正極層12bとを有している。正極層12bは、集電板12aのうち、セパレータ14と向かい合う面に形成されている。なお、集電板12aの両面に正極層12bを形成することもできる。
正極層12bとは、正極に応じた活物質や導電剤等を含む層である。正極層12bの活物質としては、例えば、リチウム−遷移金属複合酸化物を用いることができる。また、導電剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、カーボンナノチューブを用いることができる。
また、負極素子13は、図14に示す構成と同様に、集電板13aと、集電板13aの表面に形成された負極層13bとを有している。負極層13bは、集電板13aのうち、セパレータ14と向かい合う面に形成されている。なお、集電板13aの両面に負極層13bを形成することもできる。負極層13bとは、負極に応じた活物質や導電剤等を含む層である。負極層の活物質としては、例えば、カーボンを用いることができる。
なお、集電板の一方の面に正極層12bを形成するとともに、集電板の他方の面に負極層13bを形成した電極を用いることもできる。この電極は、いわゆるバイポーラ電極と呼ばれるものである。また、本実施例では、図1及び図2に示すように、リチウムイオン電池1をいわゆる角型の構成としているが、これに限るものではなく、いわゆる円筒型の構成とすることもできる。すなわち、電池ケース10を矩形状又は円筒形状とし、この電池ケース10の内部に、発電要素11を巻いた状態で収容すればよい。
一方、電池ケース10の内部には、図1に示すように、余剰液としての電解液20が収容されている。電解液20は、発電要素11の周囲に位置しており、発電要素11と接触している。電解液20は、発電要素11における充放電の性能を担保するために設けられている。なお、電解液20の量は、適宜設定することができる。
図1において、正極素子12の集電板12aに接続された正極タブ12cには、正極端子21が電気的及び機械的に接続されている。ここで、正極端子21に接続される正極タブ12cは、図1に示すように、巻かれた状態の発電要素11のうちY方向における一端部から突出している。正極タブ12cは、正極素子12の集電板12aと一体として構成することもできるし、別体として構成することもできる。
また、負極素子13の集電板13aに接続された負極タブ13cには、負極端子22が電気的及び機械的に接続されている。ここで、負極端子22に接続される負極タブ13cは、巻かれた状態の発電要素11のうちY方向における他端部から突出している。負極タブ13cは、負極素子13の集電板13aと一体として構成することもできるし、別体として構成することもできる。
正極端子21及び負極端子22は、電池ケース10の上面から突出しており、配線(不図示)を介して電子機器(不図示)に電気的に接続される。これにより、リチウムイオン電池1の出力を用いて、電子機器を駆動することができる。
ここで、リチウムイオン電池1を車両の駆動源として用いる場合には、リチウムイオン電池1を複数用意しておき、これらのリチウムイオン電池1を電気的に直列に接続することにより、電池モジュールを構成することができる。そして、電池モジュールから車両の走行に必要なエネルギを取り出すことができる。なお、各リチウムイオン電池1における正極端子21及び負極端子22は、他のリチウムイオン電池1における正極端子21及び負極端子22と、バスバーを介して電気的に接続される。また、電池モジュールを備えた車両としては、内燃機関又は燃料電池といった他の動力源と共に用いられるハイブリッド自動車や、電池モジュールだけを動力源として備えた電気自動車が挙げられる。
次に、負極素子13の構成について説明する。
図4に示すように、負極素子13のうち、Y方向における両端部には、負極層13bが形成されていない領域である収容部13dが設けられている。ここで、図4は、巻かれた状態の発電要素11における負極素子13の構成を示す図である。また、図5には、図4のA−A断面図を示している。
収容部13dにおいては、集電板13aが外部に露出している。収容部13dは、後述するように、負極層13bにおける電解液が負極層13bの外部に移動しようとする際に、この電解液を収容して、負極素子13に保持させておくために用いられる。
ここで、図6に示す負極素子13を用意しておき、この負極素子13を図6の点線で示す位置で折り曲げることにより、巻かれた状態の負極素子13を得ることができる。なお、負極素子13を巻く場合には、上述したように、セパレータ14及び正極素子12を重ねた状態で巻くことになる。
なお、図6に示す構成の負極素子13は、以下に説明する工程によって得ることができる。
まず、シート状の集電板13aに対して、収容部13dに対応した位置にマスク部材を配置しておく。そして、集電板13aのうち、マスク部材で覆われた領域以外の領域に対して、負極層13bを構成する材料を塗布する。これにより、図6に示す負極素子13が得られる。なお、図6に示す負極素子13は、上述した製造方法に限るものではなく、収容部13dが設けられる領域に、負極層13bを構成する材料が塗布されないようにすればよい。
図14及び図15を用いて説明したように、発電要素11に対して外力Fが加わると、負極層13bの内部や表面に存在する電解液が、リチウムイオンとともに負極層13bの外部に漏れてしまうことがある。ここで、リチウムイオン電池1を連続放電させた場合には、負極層13bの表層部分に位置する電解液において、リチウムイオンの濃度が一次的に上昇することになる。すなわち、放電時には、リチウムイオンが負極層13bから正極層12bに向かって移動することになるため、負極層13bの表層部分には、リチウムイオンが多く存在することになる。
ここで、負極層13bの表層部分に位置する電解液が、負極層13bの外部に漏れてしまう場合には、電解液とともに、より多くのリチウムイオンが負極層13bの外部に漏れてしまうことになる。
負極層13bから漏れた電解液は、発電要素11の外部に位置する余剰液としての電解液20と混ざることになる。ここで、負極層13bから漏れる電解液の量は、電解液20の量よりも少ないため、電解液20におけるリチウムイオンの濃度はほとんど変化しない。そして、負極層13bから漏れる電解液におけるリチウムイオンの濃度が、電解液20におけるリチウムイオンの濃度よりも高くなっている場合には、負極層13bからの電解液が電解液20と混ざることにより、リチウムイオンの濃度が希釈されることになる。
負極層13bから漏れて電解液20と混ざった電解液は、発電要素11を充電させたり、放置させたりしたときに、発電要素11の内部に戻ることがある。そして、発電要素11に戻る電解液におけるリチウムイオンの濃度は、電解液20におけるリチウムイオンの濃度と等しくなっている。
ここで、電解液20におけるリチウムイオンの濃度よりも高い濃度のリチウムイオンを含む電解液が、負極層13bから漏れてしまった場合には、負極層13bから漏れたときのリチウムイオンの濃度よりも低い濃度のリチウムイオンが発電要素11に戻ることになる。すなわち、発電要素11内におけるリチウムイオンの濃度を、負極層13bから電解液が漏れる前の濃度に戻すことができなくなってしまう。
このような場合には、発電要素11内におけるリチウムイオンの濃度が低下してしまい、リチウムイオン電池1の出力性能が低下してしまうことになる。
そこで、本実施例では、負極素子13に収容部13dを形成しておき、収容部13dにおいて、負極層13bから漏れてしまう電解液を保持させるようにしている。これにより、電解液がリチウムイオンとともに負極層13bから漏れて、発電要素11内におけるリチウムイオンの濃度が低下してしまうのを抑制することができる。そして、収容部13dに収容された電解液に含まれるリチウムイオンは、発電要素11の充放電に用いることができる。
ここで、収容部13dに収容される電解液としては、負極層13bの内部に存在する電解液や、負極層13bの表面に存在する電解液がある。
本実施例では、図4に示すように、負極素子13の両端部に収容部13dを形成しているため、負極層13bにおける電解液が外力Fを受けて矢印Dの方向に移動しても、この電解液を収容部13dに収容させておくことができる。ここで、図5に示す収容部13dの上部は、セパレータ14によって塞がれているため、収容部13dにおいて電解液を保持させておくことができる。
ここで、収容部13dを形成する位置は、適宜設定することができる。すなわち、図4に示す構成において、Y方向における収容部13dの位置は適宜設定することができる。ただし、負極層13bにおける電解液は、外力Fを受けることによって、図4の矢印Dで示す方向に移動するため、この電解液が発電要素11から漏れてしまうのを防止するためには、負極素子13の端部に近づいた位置に収容部13dを設けることが好ましい。
なお、本実施例では、負極素子13の両端部に収容部13dを設けているが、負極素子13の一端部に収容部13dを設けるだけでも、負極層13bにおける電解液が発電要素11の外部に漏れてしまうのを抑制することができる。これにより、本実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、図5に示すように、集電板13a上で負極層13bを形成しないことにより、収容部13dを設けているが、これに限るものではない。具体的には、図7に示すように、負極層13bに凹形状の収容部13dを設けることもできる。この場合において、収容部13dが設けられた領域では、集電板13aが外部に露出しておらず、負極層13bの一部によって集電板13aが覆われている。このように、収容部13dが設けられる領域にも負極層13bを形成しておくことにより、収容部13dが設けられた領域も充放電に用いることができる。なお、1つの負極素子13において、図5及び図7に示す収容部13dを併用することもできる。
ここで、収容部13dの深さ、言い換えれば、図7の上下方向における長さは、適宜設定することができる。例えば、負極層13bのうち収容部13dが設けられた領域における厚さを、収容部13dが設けられていない領域における厚さの半分以上とすることができる。
また、収容部13dの深さを、図4に示す構成のZ方向に関して、段階的又は連続的に変化させることもできる。具体的には、図4に示す構成において、収容部13dのうち最上部に位置する領域における深さを最も大きくするとともに、収容部13dのうち最下部に位置する領域における深さを最も小さくする。そして、最上部から最下部に向かって、収容部13dの深さを連続的又は段階的に小さくすることができる。このように構成することによって、収容部13dの全体に電解液を収容させておくことができる。
さらに、収容部13dの形状も、適宜設定することができる。例えば、収容部13dの一部に、集電板13aの表面に対して傾斜する傾斜面を設けておくことができる。上述したように、収容部13dは、発電要素11の外部に漏れようとする電解液を収容できるスペースを有していればよい。
なお、図7に示す構成は、以下の説明する工程によって得ることができる。
まず、シート状の集電板13aに対して負極層13bを構成する材料を塗布することにより、集電板13aの表面に、略均一の厚さを有する負極層を形成しておく。そして、収容部13dに相当する位置にマスク部材を配置しておき、マスク部材で覆われた領域以外の領域に対して、再度、負極層13bを構成する材料を塗布すれば、図7に示す構成の負極素子13が得られる。
本実施例では、発電要素11を巻くようにしているが、これに限るものではない。具体的には、図8に示すように、正極素子12及び負極素子13を、セパレータ14を挟んだ状態で、交互に配置する構成であってもよい。
図8に示す構成では、負極素子13の外縁に沿って収容部13dが形成されている。図8に示す構成では、平板状の負極素子13を用いているため、発電要素11が積層方向に作用する外力を受けた際に、負極層13bにおける電解液が図8の上下左右に移動して、発電要素11の外部に漏れてしまうおそれがある。そこで、負極素子13の外縁に沿って収容部13dを形成することにより、発電要素11から漏れようとする電解液を収容部13d内にとどめておくことができる。これにより、発電要素11内におけるリチウムイオンの濃度が低下するのを防止でき、発電要素11の出力性能が低下してしまうのを防止することができる。
なお、図8に示す構成では、負極素子13の4つの外縁に沿って収容部13dを形成しているが、これに限るものではない。例えば、負極素子13の4つの外縁のうち、少なくとも1つの外縁に沿って収容部13dを形成するだけでもよい。この場合であっても、収容部13dを用いて、電解液が発電要素11の外部に漏れてしまうのを防止することができる。ここで、重力が作用することを考慮すると、負極素子13の底面に位置する外縁に沿って、収容部13dを形成しておくことができる。
また、図8に示す構成では、収容部13dを矩形状に形成しているが、これに限るものではない。すなわち、収容部13dに曲率を持たせることもできる。例えば、収容部13dをリング状に形成することもできる。
さらに、図8に示す構成において、収容部13dは、図5に示した場合と同様に、負極層13bを形成しないことによって形成することもできるし、図7に示した場合と同様に、負極層13bを凹状とすることによって形成することもできる。
一方、本実施例では、発電要素11に対して、電池モジュールを拘束したときの外力Fが作用する場合について説明したが、これに限るものではない。すなわち、負極層13bを変形させる外力が発電要素11に加わる状態であれば、本発明を適用することができる。この点を考慮すると、リチウムイオン電池1を円筒型とすることもできる。
次に、本発明の実施例2であるリチウムイオン電池について説明する。なお、実施例1で説明した部材と同一の機能を有する部材については同一符号を用い、詳細な説明は省略する。以下、実施例1と異なる点について、主に説明する。
本実施例における負極素子13は、図9に示すように、負極素子13のうちY方向における両端部に設けられた第1の収容部13d1と、Y方向に延びて第1の収容部13d1に接続される第2の収容部13d2とを有している。ここで、図9は、図4に対応する図であり、負極素子13のうち、セパレータ14と向かい合う部分における構成を示す図である。また、図10には、図9のB−B断面図を示している。
本実施例の負極素子13は、Y−Z平面内において、2つの第2の収容部13d2を有しており、これらの第2の収容部13d2は、Z方向において並んで配置されている。第2の収容部13d2は、曲率を有しており、重力が作用する方向(Z方向)に向かって凸となる軌跡に沿って形成されている。
なお、図9に示す構成では、第2の収容部13d2に曲率を持たせているが、これに限るものではない。具体的には、第2の収容部13d2を階段状の軌跡に沿って配置することもできる。この場合にも、階段状の軌跡は、重力が作用する方向に向かって凸となればよい。
ここで、図11に示す負極素子13を用意しておき、この負極素子13を図11の点線で示す位置で折り曲げることにより、巻かれた状態の負極素子13を得ることができる。なお、負極素子13を巻く場合には、実施例1で説明したように、セパレータ14及び正極素子12を重ねた状態で巻くことになる。図11に示す構成では、負極素子13を折り曲げた際に、第2の収容部13d2がすべて重力方向に向かって凸となるように、折り曲げる部分を境として第2の収容部13d2を対称に配置している。
図11に示す構成は、以下に説明する工程によって得ることができる。
まず、シート状の集電板13aに対して、第1及び第2の収容部13d1,13d2に対応した位置にマスク部材を配置しておく。そして、集電板13aのうち、マスク部材で覆われた領域以外の領域に対して、負極層13bを構成する材料を塗布する。これにより、図11に示す負極素子13が得られる。なお、図11に示す負極素子13は、上述した製造方法に限るものではなく、第1及び第2の収容部13d1,13d2が設けられる領域に負極層13bを構成する材料が塗布されないようにすればよい。
本実施例において、リチウムイオン電池1を狭持するための外力Fが発電要素11に作用すると、実施例1で説明したように、負極層13bにおける電解液が発電要素11の外部に向かって移動することになる。このとき、負極素子13の両端部には、実施例1と同様に第1の収容部13d1が設けられているため、発電要素11の外部に漏れようとする電解液が第1の収容部13dに収容されることになる。
また、本実施例では、第1の収容部13d1に対して、Y方向に延びる第2の収容部13d2が接続されている。このため、第1の収容部13d1に収容された電解液は、第2の収容部13d2を介して負極層13bの中心部に向かって移動することになる。すなわち、第2の収容部13d2は、重力が作用する方向に向かって凸となる軌跡を描いているため、第1の収容部13d1に収容された電解液は、重力の作用を受けることにより、第2の収容部13d2を介して負極層13bの中心部に向かって移動することになる。ここでいう負極層13bの中心部とは、負極層13bのY−Z平面内において、Y方向における中心部を意味する。
本実施例では、発電要素11の外部に漏れようとする電解液を第1の収容部13d1に収容させることにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、リチウムイオンを含む電解液が発電要素11の外部に漏れることにより、発電要素11内におけるリチウムイオンの濃度が低下してしまうのを抑制することができる。これにより、リチウムイオン電池1の出力性能が低下してしまうのを抑制することができる。
また、本実施例では、第1の収容部13d1に収容された電解液を、第2の収容部13d2を介して負極層13bの中心部に移動させることにより、負極層13bの面内(Y−Z平面内)において、電解液中におけるリチウムイオンの濃度のバラツキを抑制することができる。これにより、セパレータ14及び正極層12bの面内(Y−Z平面内)において、電解液中におけるリチウムイオンの濃度のバラツキを抑制することができる。したがって、正極層12b及び負極層13bの全面を用いて、充放電を効率良く行うことができる。
なお、本実施例では、図10に示すように、負極層13bを形成しないことによって第1及び第2の収容部13d1,13d2を設けるようにしているが、これに限るものではない。すなわち、図7に示す場合と同様に、負極層13bに凹部を形成することにより、第1及び第2の収容部13d1,13d2とすることもできる。
また、本実施例では、負極素子13のY−Z平面内において、第2の収容部13d2を2つ設けているが、これに限るものではない。すなわち、Y−Z平面内における第2の収容部13d2の数は、適宜設定することができる。
次に、本実施例における変形例1について、図12を用いて説明する。以下、本実施例と異なる点について説明する。
本実施例では、Y方向に延びる第2の収容部13d2に曲率を持たせているが、本変形例では、図12に示すように、Y方向に延びる第2の収容部13d2を直線で構成している。具体的には、第2の収容部13d2は、重力が作用する方向に向かって凸となる軌跡を描いており、直線状の2つの領域を有している。
図12に示す構成であっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、第1の収容部13d1に収容された電解液を、第2の収容部13d2を介して負極層13bの中心部に移動させることができる。これにより、負極層13bの面内(Y−Z平面内)において、電解液に含まれるリチウムイオンの濃度のバラツキを抑制することができる。
次に、本実施例における変形例2について、図13を用いて説明する。以下、本実施例と異なる点について説明する。
本実施例及び変形例1では、負極素子13の両端に位置する第1の収容部13d1を、Y方向に延びる第2の収容部13d2を介して互いに接続している。一方、本変形例では、負極素子13の両端に位置する第1の収容部13d1のそれぞれに対して、Y方向に延びる第2の収容部13d2を接続している。
具体的には、負極素子13の一端に位置する第1の収容部13d1に接続された第2の収容部13d2は、重力が作用する方向であって、負極層13bの中心部に向かって延びている。また、負極素子13の他端に位置する第1の収容部13d1に接続された第2の収容部13d2は、重力が作用する方向であって、負極層13bの中心部に向かって延びている。ここで、X−Y平面内に位置する2つの第2の収容部13d2は、互いに接続されていない。
図13に示す構成でも、第1の収容部13d1に収容された電解液を、第2の収容部13d2を介して負極層13bの中心部に戻すことができる。これにより、負極層13bの面内(Y−Z平面内)において、電解液に含まれるリチウムイオンの濃度のバラツキを抑制することができる。
なお、本実施例及び変形例では、第2の収容部13d2を、第1の収容部13d1に対して重力が作用する方向に傾斜させているが、これに限るものではない。すなわち、第1の収容部13d1が延びる方向に対して略直交する方向に延びるように、第2の収容部13d2を設けることもできる。この構成であっても、第1の収容部13d1に収容された電解液を、負極層13bの中心部に向かって戻すことができる。
1:リチウムイオン電池 10:電池ケース 11:発電要素
12:正極素子 12b:正極層 13:負極素子
13b:負極層 12a,13a:集電板
13d,13d1,13d2:収容部 14:セパレータ
20:電解液(余剰液) 21:正極端子 22:負極端子
12:正極素子 12b:正極層 13:負極素子
13b:負極層 12a,13a:集電板
13d,13d1,13d2:収容部 14:セパレータ
20:電解液(余剰液) 21:正極端子 22:負極端子
Claims (9)
- 集電板上に形成された正極層を含む正極素子と、
集電板上に形成された負極層を含む負極素子と、
前記正極層及び前記負極層の間に配置され、電解液を含むセパレータと、を有し、
前記負極素子は、前記負極層の変形によって前記負極層の外部に向かって移動する電解液を収容し、この電解液を前記負極素子内に保持させておくための収容部を有することを特徴とするリチウムイオン電池。 - 前記収容部は、前記負極層の表面に形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン電池。
- 前記収容部は、前記負極素子の集電板上において、前記負極層が形成されていない領域であることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン電池。
- 前記収容部は、前記負極素子の端部に沿って延びていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のリチウムイオン電池。
- 前記収容部は、前記負極素子の端部に沿って延びる第1の領域と、前記第1の領域と接続され、前記負極素子の中心部に向かって延びる第2の領域とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のリチウムイオン電池。
- 前記第2の領域は、重力が作用する方向に延びていることを特徴とする請求項5に記載のリチウムイオン電池。
- 前記第1の領域は、前記負極素子の両端部に沿って延びており、
前記第2の領域は、前記負極素子の両端部に位置する前記第1の領域に接続され、重力が作用する方向に向かって凸となる軌跡に沿って配置されていることを特徴とする請求項5に記載のリチウムイオン電池。 - 前記負極層は、前記リチウムイオン電池を狭持するための外力を受けることによって変形することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のリチウムイオン電池。
- 前記正極素子、前記負極素子及び前記セパレータからなる発電要素を収容するケースを有しており、
前記ケースは、前記発電要素の周囲に位置する領域において、電解液を収容していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のリチウムイオン電池。
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