JP2009289529A - 紫外線照射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のマグネトロンの備えた場合におけるシステムの小型化を実現しながら、マグネトロンに対する適切な冷却効果を確保することで良好な紫外線の特性を実現する。
【解決手段】筐体11内に、マイクロ波を発生するマグネトロン131,132および導波管151,152を介してマイクロ波に基づき紫外線を発光することが可能な放電媒体が封入された無電極ランプ12が構成される。筐体11内のマグネトロン131,132および無電極ランプ12は、ファンを主体とする冷却機構20により冷却する。無電極ランプ12から照射される前記ランプの紫外線は、被照射物に対して反射板21を用いて集光または拡散させる。マグネトロン131と132の配置間隔は、20mm以上に設定する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体11内に、マイクロ波を発生するマグネトロン131,132および導波管151,152を介してマイクロ波に基づき紫外線を発光することが可能な放電媒体が封入された無電極ランプ12が構成される。筐体11内のマグネトロン131,132および無電極ランプ12は、ファンを主体とする冷却機構20により冷却する。無電極ランプ12から照射される前記ランプの紫外線は、被照射物に対して反射板21を用いて集光または拡散させる。マグネトロン131と132の配置間隔は、20mm以上に設定する。
【選択図】図1
Description
この発明は、マイクロ波によって励起を行い、紫外線を発光させる無電極ランプを用いた紫外線照射装置に関する。
従来、紫外線を生成させる放電ランプとして、マイクロ波による放電を利用したマイクロ波給電方式無電極放電ランプが考えられている。なかんずく、鉄を封入したメタルハライドランプは、波長360〜380nmの紫外線を発光させることで、ペンキ、インク、樹脂、塗装などが塗布された面の表面硬化処理や光化学反応による化学物質の合成および処理等の工程のある半導体や液晶パネルの製造、さらには紫外線を用いて殺菌を行う水処理等に用いられている。このような紫外線照射装置では、同一筐体内に複数のマグネトロンを配置させ、これのマグネトロンから共通の無電極ランプに放射させている。(例えば、特許文献1)
特表2003−510773公報
上記した特許文献1の技術は、発熱部品であるマグネトロンを使用していることから、何らかの形の冷却構造が必要があり、一般的には送風による冷却構造で冷却させている。しかしながら、システムの小型化に加え、複数のマグネトロンを使用することで高出力の紫外線を得る考えと相反するものがある。複数のマグネトロンとシステムの小型化との間で、マグネトロンに均一な風を送ることが困難となり、延いてはマグネトロンの特性の劣化を来たしてしまう、という問題があった。
この発明の目的は、複数のマグネトロンの備えた場合におけるシステムの小型化を実現しながら、マグネトロンに対する適切な冷却効果を確保することで、良好な紫外線の特性をすることができる紫外線照射装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の紫外線照射装置は、マイクロ波により紫外線が放射可能な放電媒体が封入された無電極ランプと、前記ランプにマイクロ波を供給するための第1および第2のマグネトロンと、前記第1および第2のマグネトロンから発生するマイクロ波を、それぞれ前記ランプへ給電するための第1および第2の導波管と、前記ランプの紫外線光を集光または拡散させる反射板と、少なくとも前記マグネトロンおよび前記ランプを送風により冷却する冷却機構と、が筐体内に構成された紫外線照射装置において、前記第1および第2のマグネトロンの間隔を20mm以上に設定したことを特徴とする。
この発明によれば、複数のマグネトロンの備えた場合におけるシステムの小型化を実現しながら、マグネトロンに対する適切な冷却効果を確保することで、安定した紫外線の特性を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、この発明の紫外線照射装置に関する一実施形態について説明するためのもので、図1はシステム構成図、図2は図1のI−I’線断面図、図3は図1で用いる無電極ランプの一例について説明するための構成図である。
図1、図2において、11は筐体であり、この筐体11の中央部には電極を備えない、いわゆる無電極ランプ12を配置して取り付けてある。131,132は、マイクロ波を発生させるマグネトロンである。14は、マグネトロン131,132に電力を供給するための電源である。151,152は、マグネトロン131,132で発生させアンテナ161,162から送信されるマイクロ波を、無電極ランプ12に伝達させる導波管である。
ここで、図3を参照して無電極ランプ12の構成例について説明する。121は紫外光を透過させる石英ガラス製の長さが240mm程度の円筒形状のバルブである。バルブ121は、中央部122をその両端部123,124よりも細くなるようにテ―パをつけたもので、両端部123,124の外径は例えば17mm程度、中央部122の外径は10mm程度である。
バルブ121の発光空間125内には、不活性ガスとそれに水銀と鉄を主成分とするマイクロ波で放電させる放電媒体を封入する。バルブ121の両端にはバルブ121を支持する支持部126,127がバルブ121と一体的に形成される。
再び図1、図2において、17は、無電極ランプ12から照射された光を受光する、金属線をメッシュ状に編み込んだり、金属板にパンチング加工したりしたカバーで覆われた受光素子、18は受光素子17が受光した光の量を検出する光量検出器である。また、19は光量検出器18により検出された光の量が、予め設定された光の量に等しくなるように電源14を制御する制御部である。
光量検出器18は、受光素子17に対しリード線などで接続され、受光素子17が受光した光の量を例えば受光素子17から供給される電流の値により検出するようになっている。光量検出器18は、制御部19に対しリード線などで接続され、検出した光の量を示すアナログ電圧を制御部19へ与えるようになっている。
制御部19は、コンピュータプログラムにより動作するコンピュータやこのコンピュータを集積化した集積回路により構成される。制御部19は、所望の光の量を示すアナログ電圧、電源14の制御量ならびに制御量を増加または減少させるときの1回の量(単位制御量という)が記憶される図示しないメモリを備え、メモリには当初は当該アナログ電圧、制御量の初期値および当該単位制御量が記憶されている。また、制御部19は、光量検出器18から与えられるアナログ電圧と、メモリに記憶したアナログ電圧に基づいて、メモリに記憶された制御量を更新し、電源14に与える制御量を増加または減少させるようになっている。
電源14は、制御部19から与えられた制御量に応じたエネルギー量のマイクロ波が発生するようにマグネトロン131,132を制御するようになっている。
さらに、筐体11の上部には、筐体11の内部に、例えば、風を供給することにより無電極ランプ12とマグネトロン131,132を冷却させるファンを主体とする冷却機構20が設けられる。
無電極ランプ12の背面側には反射板21が設置される。また、反射板21の反射面側と被照射物(図示せず)との間には、照射窓を構成するスクリーン22が筐体11の一部に設けられている。スクリーン22は金属であり、かつ開口部が設けられている。スクリーン22は、例えば、金属線をメッシュ状に編み込んで形成したり、金属板にパンチング加工で形成したりして開口部を有するようになっている。23は、無電極ランプ12と反射板21それにスクリーン22で構成される空洞共振部である。
筐体11内でのマグネトロン131と132は、スペースSを有した状態で配置される。このスペースSは、少なくとも20mmとする。
このように、マグネトロン131と132との間隔を20mm以上であれば、冷却機構20からの冷却風がマグネトロン131と132に対して均一に当たるようにすることができる。従って、マグネトロン131と132の間隔が少なくとも20mmであれば、システムの小型化を図りながら、マグネトロン131,132に対する適切な冷却効果を確保することが可能となる。
図4および図5は、それぞれこの発明の効果について説明するための説明図である。図4は、マグネトロン131と132とのスペースSを変化させた場合のマグネトロンの陽極の温度をグラフに示し、図5は図4の代表的なスペースSによるマグネトロンの陽極の温度を表に示したものである。
図4、図5に示すように、マグネトロン131と132のスペースSが20mmを境に、20mm未満では、マグネトロンの温度が急激に上昇し、20mm以上ではマグネトロンの温度上昇を抑えることができる。
このことから、システムの小型化の要望に対し、マグネトロン131と132のスペースSは少なくとも20mmを確保すれば、マグネトロンの冷却に支障を与えることなく、小型化の実現が可能となる。
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、同一の筐体内のマグネトロン数は3個以上あっても、相互のスペースを20mm以上確保することで同様の効果を享受できる。
11 筐体
12 無電極ランプ
131,132 マグネトロン
14 電源
151,152 導波管
161,162 アンテナ
20 冷却機構
21 反射板
22 スクリーン
23 空洞共振部
S スペース
12 無電極ランプ
131,132 マグネトロン
14 電源
151,152 導波管
161,162 アンテナ
20 冷却機構
21 反射板
22 スクリーン
23 空洞共振部
S スペース
Claims (1)
- マイクロ波により紫外線が放射可能な放電媒体が封入された無電極ランプと、
前記ランプにマイクロ波を供給するための第1および第2のマグネトロンと、
前記第1および第2のマグネトロンから発生するマイクロ波を、それぞれ前記ランプへ給電するための第1および第2の導波管と、
前記ランプの紫外線光を集光または拡散させる反射板と、
少なくとも前記マグネトロンおよび前記ランプを送風により冷却する冷却機構と、が筐体内に構成された紫外線照射装置において、
前記第1および第2のマグネトロンの間隔を20mm以上に設定したことを特徴とする紫外線照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008139207A JP2009289529A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 紫外線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008139207A JP2009289529A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 紫外線照射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009289529A true JP2009289529A (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=41458560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008139207A Pending JP2009289529A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 紫外線照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009289529A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005038860A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Fusion Uv Systems Inc | バーンアウトした光バルブを信頼性を持って検知するマイクロ波駆動型ランプ |
-
2008
- 2008-05-28 JP JP2008139207A patent/JP2009289529A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005038860A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Fusion Uv Systems Inc | バーンアウトした光バルブを信頼性を持って検知するマイクロ波駆動型ランプ |
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