JP2009287841A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機において、空気清浄フィルタ及びその周囲を通る空気の風量分布を均一化して、空気清浄性能、熱交換性能及び快適性を向上すること。
【解決手段】空気調和機の室内機30は、吸込口6及び吹出口7を設けた筐体5と、室内空気を、吸込口6を通して吸い込み、吹出口7を通して吹き出すように筐体5の内部に設置された貫流ファン4と、貫流ファン4の吸込側に配置され、当該貫流ファン4を囲むように複数段の熱交換ブロック3a〜3dで形成された室内熱交換器3と、室内熱交換器3の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタ1とを備える。この空気清浄フィルタ1は、熱交換ブロック3aの段間の吸込側に形成される隙間に対向して設置され、空気清浄フィルタ1から隙間10を含む室内熱交換器3を通る空気の平均速度と空気清浄フィルタ1の上下両側から室内熱交換器3を通る速度とが概略均等になる大きさ及び位置で設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に係り、特に空気清浄フィルタを有する室内機を備えた家庭用ルームエアコンなどの空気調和機に好適なものである。
従来の一般的な家庭用空気調和機を図7及び図8を用いて説明する(従来技術1)。図7は従来の家庭用空気調和機の室内機の断面図、図8は図7の空気清浄フィルタ付近の拡大説明図である。
この従来技術1の空気調和機の室内機30は、吸込口6及び吹出口7を設けた筐体5と、室内空気を、吸込口6を通して吸い込み、吹出口7を通して吹き出すように筐体5の内部に設置された貫流ファン4と、貫流ファン4の吸込側に配置され、当該貫流ファン4を囲むように複数段の熱交換ブロック3a〜3dで形成された室内熱交換器3と、室内熱交換器3の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタ1と、室内熱交換器3及び空気清浄フィルタ1の吸込側に配置されたプレフィルタ2とを備える。なお、プレフィルタ2は、空気清浄フィルタ1よりも通風抵抗が小さく設定されている。
貫流ファン4の回転により吸込口6から室内空気が矢印6aのように吸い込まれ、空気6a中の粗い塵がプレフィルタ2により取り除かれる。プレフィルタ2を通過した空気の一部は、さらに空気清浄フィルタ1を通過することで、除塵や脱臭、除菌が行われる。その後、これらの空気は、多段に形成された室内熱交換器3において、冷媒との熱交換により任意の温度あるいは湿度に調節され、吹出口7より矢印7aのように吹き出される。
省エネルギー化と小型化を両立させるためには、小型の筐体5の中で室内熱交換器3を可能な限り大きくする必要がある。そこで、従来技術1では、室内熱交換器1を多段の熱交換ブロック3a〜3dで形成し、空気清浄フィルタ1を1つの熱交換ブロック3bの間際に設置することで限られた空間を有効に利用している。ここで、多段の熱交換ブロック3a〜3dを直線状態から折り曲げて製作することにより、熱交換ブロック3aと熱交換ブロック3bとの間及び熱交換ブロック3bと熱交換ブロック3cとの間には隙間10が形成される。
また、従来の空気調和機として、特開2000−205643号公報(特許文献1)の図2に示されたものがある(従来技術2)。この従来技術2の空気調和機は、吸込口及び吹出口を設けた筐体と、室内空気を前記吸込口を通して吸い込み前記吹出口を通して吹き出すように筐体の内部に設置された貫流ファンと、この貫流ファンの吸込側に配置され、当該貫流ファンを囲むように複数段の熱交換ブロックで形成された室内熱交換器と、この室内熱交換器の吸込側に配置された円弧状の高圧損フィルタと、を備えている。この従来技術2の空気調和機では、上下方向の長さが一定長さ大きさの高圧損フィルタの下方の吸込口寸法Cを、吸込口の全長寸法Lの5%以上として風量低下を抑えるようにしている。
特開2000−205643号公報
係る従来技術1の空気調和機の室内機では、図8に矢印の太さ及び長さで模式的に示すように、フィルタ下流領域Aの風量は空気清浄フィルタ1の通風抵抗により最も少なく、空気清浄フィルタ1の周囲の隙間10を含む領域B、Cの風量は最も多く、その周囲の領域D、Eの風量はこれらの中間の風量となり、室内熱交換器3を通過する空気の風量に偏りが生じていた。
このように風量分布が悪化することで、室内熱交換器3全体を有効に利用できないために熱交換量が低下すると共に、空気清浄フィルタ1の空気清浄性能が低いものとなっていた。特に、冷房運転時には、風量分布が偏ることで、室内熱交換器3の蒸発温度が領域B、Cで部分的に上昇し、その領域B、Cを通ることで水分を奪われずに通過した湿り空気が風路壁面で結露し、吹出口より露が飛散することで快適性も損ねてしまうおそれがあった。
また、従来技術2の空気調和機では、高圧損のフィルタの下方の開口面積を配慮して風量増大を図るものであり、風量分布の均一化について十分に考慮されたものではなかった。
本発明の目的は、空気清浄フィルタ及びその周囲を通る空気の風量分布を均一化して、空気清浄性能、熱交換性能及び快適性を向上できる空気調和機を提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様では、吸込口及び吹出口を設けた筐体と、室内空気を前記吸込口を通して吸い込み前記吹出口を通して吹き出すように前記筐体の内部に設置された貫流ファンと、前記貫流ファンの吸込側に配置され、当該貫流ファンを囲むように複数段の熱交換ブロックで形成された室内熱交換器と、前記室内熱交換器の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタと、を備えた空気調和機において、前記空気清浄フィルタは、前記熱交換ブロックの段間の吸込側に形成される隙間に対向して設置されると共に、当該空気清浄フィルタから前記隙間を含む前記室内熱交換器を通る空気の平均速度と前記空気清浄フィルタの上下両側から前記室内熱交換器を通る速度とが概略均等になる大きさ及び位置で設置されている構成としたことにある。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記空気清浄フィルタの上端と前記貫流ファンの中心とを結んだ線分と、前記空気清浄フィルタの下端と前記貫流ファンの中心とを結んだ線分と、で形成される領域に前記隙間が位置されるように前記空気清浄フィルタが配置されていること。
(2)前記空気清浄フィルタの高さをWとし、前記隙間の開口高さをdとし、前記空気清浄フィルタと前記室内熱交換器との最短の距離をLとした場合に、0.25(W−d)≦L≦0.5(W−d)を満足するように前記空気清浄フィルタが設置されていること。
(3)前記空気清浄フィルタがW=4L+dを満足するように設けられていること。
(4)前記空気清浄フィルタは花粉などを捕集する不織布フィルタで構成されていること。
また、本発明の第2の態様では、吸込口及び吹出口を設けた筐体と、室内空気を前記吸込口を通して吸い込み前記吹出口を通して吹き出すように前記筐体の内部に設置された貫流ファンと、前記貫流ファンの吸込側に配置され、複数段の熱交換ブロックで当該貫流ファンを囲むように形成された室内熱交換器と、室内熱交換器の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタと、を備えた空気調和機において、前記空気清浄フィルタは、前記熱交換ブロックの段間の吸込側に形成される隙間を覆うと共に、前記空気清浄フィルタの高さをWとし、前記隙間の開口高さをdとし、前記空気清浄フィルタと前記室内熱交換器との最短の距離をLとした場合に、0.25(W−d)≦L≦0.5(W−d)を満足するように設置されている構成としたことにある。
かかる本発明の空気調和機によれば、空気清浄フィルタ及びその周囲を通る空気の風量分布を均一化して、空気清浄性能、熱交換性能及び快適性を向上できる。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態及び従来技術1の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の空気調和機を図1から図5を用いて説明する。
まず、本実施形態の電動圧縮機の全体に関して図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の運転時における縦断面図である。
本実施形態の空気調和機は、室内機30と室外ユニットとを冷媒配管、電気配線で連結して構成された家庭用ルームエアコンであり、冷房運転、暖房運転、除湿運転、空気清浄単独運転、送風単独運転などが可能である。
室内機30は、筐体5と、貫流ファン4と、室内熱交換器3と、空気清浄フィルタ1と、プレフィルタ2とを備えて構成されている。
筐体5は、貫流ファン4、室内熱交換器3、空気清浄フィルタ1及びプレフィルタ2を内部に収納し、吸込口6及び吹出口7が上下に設けられている。吸込口6は前面吸込口及び上面吸込口からなっている。前面の吸込口6は、下端を軸心として回動可能な化粧カバー11により開閉可能となっている。化粧カバー11は、運転時に前面吸込口6を開き、運転停止時に前面吸込口6を閉じるように動作される。
貫流ファン4は、室内空気を、吸込口6を通して矢印6aに示すように吸い込み、吹出口7を通して矢印7aに示すように吹き出すように、筐体5の内部の中央部に設置されている。
室内熱交換器3は、図示しない圧縮機、室外熱交換器、減圧装置等と共に冷凍サイクルを構成するものであり、貫流ファン4の吸込側に配置されている。この室内熱交換器3は、貫流ファン4を囲むように複数段の熱交換ブロック3a〜3eで形成されている。また、室内熱交換器3は、主熱交換ブロック3a〜3d、3eと、補助熱交換ブロック3a〜3dとから構成されている。そして、熱交換ブロック3aは主熱交換ブロック3aと補助熱交換ブロック3aとから構成され、熱交換ブロック3bは主熱交換ブロック3bと補助熱交換ブロック3bとから構成され、熱交換ブロック3cは主熱交換ブロック3cと補助熱交換ブロック3cとから構成され、熱交換ブロック3dは主熱交換ブロック3dと補助熱交換ブロック3dとから構成されている。
主熱交換ブロック3a〜3d、3eは、切り込みを利用して多段に折り曲げ成形されており、これによって各段の熱交換ブロックの間の吸込側に隙間が生ずる。また、各段の補助熱交換ブロックの間にも隙間が生ずる。特に、熱交換ブロック3bと熱交換ブロック3cとの間の隙間10は、主熱交換ブロック3b、3c間の隙間と補助熱交換ブロック3b、3c間の隙間とが繋がって構成されている。これによって、室内熱交換器3における流通抵抗はこの隙間10を通る部分が最も小さくなる。
空気清浄フィルタ1は花粉などを捕集する平板状の不織布フィルタで構成され、貫流ファン4及び室内熱交換器3の吸込側に配置されている。なお、空気清浄フィルタ1は、集塵機能と共に、脱臭、除菌性能も有する。
この空気清浄フィルタ1は、熱交換ブロック3aの段間の吸込側に形成される隙間に対向して設置されている。具体的には、空気清浄フィルタ1の上端と貫流ファン4の中心とを結んだ線分と、空気清浄フィルタ1の下端と貫流ファン4の中心とを結んだ線分と、で形成される領域に隙間が位置するように空気清浄フィルタ1が配置されている。そして、空気清浄フィルタ1は、空気清浄フィルタ1から隙間10を含む室内熱交換器3を通る空気の平均速度と空気清浄フィルタ1の上下両側から室内熱交換器3を通る速度とが概略均等になる大きさ及び位置で設置されている。
プレフィルタ2は、室内熱交換器3及び空気清浄フィルタ1の吸込側に配置され、吸込口6の裏側の全面にわたって設けられている。このプレフィルタ2は、目の粗い網目フィルタで構成され、空気清浄フィルタ1よりも通風抵抗が小さい。
空気調和機が運転されると、貫流ファン4の回転により、室内空気は、室内機30の吸込口6から吸い込まれ、プレフィルタ2で粗い塵が取り除かれる。プレフィルタ2を通過した空気は、その一部の空気がさらに空気清浄フィルタ1を通過することで除塵や脱臭、除菌が行われた後に室内熱交換器3に流入されると共に、残りの空気が空気清浄フィルタ1を通過することなく直接室内熱交換器3に流入される。室内熱交換器3において、冷媒との熱交換により任意の温度あるいは湿度に調節され、貫流ファン4を通って吹出口7より室内へ吹き出される。室内空気は、室内機30の空気清浄フィルタ1を通して室内を循環されることで除塵や脱臭、除菌が行われる。
このとき、通風抵抗の大きい空気清浄フィルタ1と、通風抵抗の小さい隙間10は貫流ファン4から見て同一風路上にあり、空気清浄フィルタ1の大きさ及び隙間10との位置を最適に設定することにより風量分布を改善できる。
図2から図5を参照しながら、空気清浄フィルタ1、隙間10を含む室内熱交換器3及び貫流ファン4の関係について具体的に説明する。
図2は本実施形態の室内機における空気清浄フィルタ、室内熱交換器及び貫流ファンの関係を示す図、図3は図2の関係を簡略化したモデル図である。図2に示すように、空気清浄フィルタ1の幅(上下方向の寸法)をWとし、熱交換器3の曲げ部にある隙間10の開口高さをdとし、室内熱交換器3と空気清浄フィルタ1との間の最小距離をLとした場合、風量分布が改善できる関係を検討した。なお、図3では空気清浄フィルタ1として幅Wの平らで空気清浄フィルタ1と同じ通風抵抗のある透過板21を用い、また、室内熱交換器3として管群やフィンの切り起こしなどを簡略化した室内熱交換器3と同じ通風抵抗のある透過板23を用い、隙間10として透過板23に開口高さdの切欠部22を形成した。
風速分布の改善効果を評価するため、透過板21から離れた透過板23における平均速度をVaとし、切欠部22の開口高さdのある透過板23における平均速度Vdとし、その周囲の透過板23における平均速度をVwと定義し、透過板21と透過板23との距離Lと、透過板21の幅Wとの関係を調べた。
風速分布の改善効果が最大となる条件は、平均速度Vwと平均速度Vdとの平均速度が周囲速度Vaと同等をとる範囲である。換言すれば、空気清浄フィルタ1を模擬した透過板21による風量低下が最も小さく、切欠部22への空気の偏流量が最小となる範囲となる。
これを満たす関係式として、上記モデルによる2次元の流体解析の結果、次の式(1)を得た。
0.25(W−d)≦L≦0.5(W−d)……(1)
図4は図3の透過板21の幅Wが切欠部22の開口高さdの9倍の場合における平均速度Vdの距離Lによる変化を示したグラフである。このグラフより明らかなように、距離Lが短いほど平均速度Vdは減少しているが、距離Lが切欠部22の開口高さdの2倍〜4倍の範囲では値の変化は少なく、グラフはなだらかになっている。
図5は図3の透過板21の幅Wが切欠部22の開口高さdの9倍の場合における平均速度Vwの距離Lによる変化を示したグラフである。このグラフより明らかなように、距離Lが切欠部22の開口高さdの2倍以上で平均速度Vwがなだらかになり、2倍より短いと透過板21による風量の減少が急激に大きくなる。
したがって、図4及び図5のグラフより、条件を満たす範囲は、切欠部22の開口高さdの2倍〜4倍の範囲となり、式(1)を満たしている。例えば、図2において、室内熱交換器3の隙間10の幅が5mmで、空気清浄フィルタ1の幅が60mmであれば、空気清浄フィルタ1と熱交換器3の最短の距離Lを13.75mm〜27.5mmの間にすることで、隙間10における風量分布の偏りが軽減され、室内熱交換器3の全体に均一に空気が流れ、空気清浄性能、熱交換性能及び快適性を向上できる。
ここで、空気清浄フィルタの幅Wが次の式(2)を満たすようにすることで、風量分布の偏りが軽減される最小の距離で空気清浄フィルタを設置することが出来るため、室内機30の無駄な空間が最小限となり、熱交換器全体に均一に空気が流れ、熱交換性能や快適性が向上することができる。
W=4L+d…式(2)
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図6を用いて説明する。図6は本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機の縦断面図である。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
この第2実施形態では、空気清浄フィルタ1が上部空気清浄フィルタ1aと下部空気清浄フィルタ1bとで構成されている。なお、上部空気清浄フィルタ1aと下部空気清浄フィルタ1bとは必ずしも、同じ除塵性能を持つ必要はなく、異なる目的を持ったフィルタとすることが出来る。
上部空気清浄フィルタ1aはプレフィルタ2に沿って設置されている。これによって、上部空気清浄フィルタ1aを容易に設置できる。下部空気清浄フィルタ1bは、補助熱交換ブロック3a2と補助熱交換ブロック3b2との間の隙間10bに対向して設置されている。上部空気清浄フィルタ1aは隙間10a(第1実施形態の隙間10と同じ)と貫流ファン4の中心から見て同一風路上にあり、下部空気清浄フィルタ1bは隙間10bと貫流ファン4の中心から見て同一風路上にある。それぞれで、隙間10a、10bにおける通風抵抗よりも空気清浄フィルタ4の通風抵抗のほうが大きい。空気清浄フィルタ1a、1bのそれぞれの上端と貫流ファン4の中心とを結んだ線分と、それぞれの下端と貫流ファン4の中心とを結んだ線分と、で形成される領域に、切欠部10a、10bがそれぞれ配置されようになっている。
これら空気清浄フィルタ1a、1bの幅と隙間10、10bの幅に対して、第1実施形態の式(1)を満たすよう、空気清浄フィルタ1a、1bの幅と熱交換器3との距離を決めることにより、各切欠部10a、10bで風量分布を改善できる。このとき、熱交換器3の切欠部10aの幅が6mm、切欠部10bの幅が4mmで、上部空気清浄フィルタ1aの幅が60mm、下部空気清浄フィルタ1bの幅が40mmであれば、上部空気清浄フィルタ1aと熱交換器3の最短の距離Lは13.5mm〜27.0mmの間で、下部空気清浄フィルタ1bと熱交換器3の最短の距離Lは9.0mm〜18.0mmの間にすることで、切欠部10における風量分布の偏りが軽減され、熱交換器全体に均一に空気が流れ、熱交換性能や快適性が向上する。
本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の運転時における縦断面図である。 第1実施形態の室内機における空気清浄フィルタ、室内熱交換器及び貫流ファンの関係を示す図である。 図2の関係を簡略化したモデル図である。 図3の透過板の幅Wが切欠部の開口高さの9倍の場合における平均速度Vdの距離による変化を示したグラフである。 図3の透過板の幅切欠部の開口高さの9倍の場合における平均速度Vwの距離Lによる変化を示したグラフである。 本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機の縦断面図である。 従来の家庭用空気調和機の室内機の断面図である。 図7の空気清浄フィルタ付近の拡大説明図である。
符号の説明
1…空気清浄フィルタ、1a…上部空気清浄フィルタ、1b…下部空気清浄フィルタ、2…プレフィルタ、3…室内熱交換器、4…貫流ファン、5…筐体、6…空気吸込口、7…吹出口、10…隙間、10a…上部隙間、10b…下部隙間、11…化粧カバー、21…透過板、22…切欠部、23…透過板、30…室内機。

Claims (6)

  1. 吸込口及び吹出口を設けた筐体と、
    室内空気を前記吸込口を通して吸い込み前記吹出口を通して吹き出すように前記筐体の内部に設置された貫流ファンと、
    前記貫流ファンの吸込側に配置され、当該貫流ファンを囲むように複数段の熱交換ブロックで形成された室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタと、を備えた空気調和機において、
    前記空気清浄フィルタは、前記熱交換ブロックの段間の吸込側に形成される隙間に対向して設置されると共に、当該空気清浄フィルタから前記隙間を含む前記室内熱交換器を通る空気の平均速度と前記空気清浄フィルタの上下両側から前記室内熱交換器を通る速度とが概略均等になる大きさ及び位置で設置されている
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1において、前記空気清浄フィルタの上端と前記貫流ファンの中心とを結んだ線分と、前記空気清浄フィルタの下端と前記貫流ファンの中心とを結んだ線分と、で形成される領域に前記隙間が位置されるように前記空気清浄フィルタが配置されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項2において、前記空気清浄フィルタの高さをWとし、前記隙間の開口高さをdとし、前記空気清浄フィルタと前記室内熱交換器との最短の距離をLとした場合に、0.25(W−d)≦L≦0.5(W−d)を満足するように前記空気清浄フィルタが設置されていることを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項3において、前記空気清浄フィルタがW=4L+dを満足するように設けられていることを特徴とする空気調和機
  5. 請求項1から4の何れかにおいて、前記空気清浄フィルタは花粉などを捕集する不織布フィルタで構成されていることを特徴とする空気調和機。
  6. 吸込口及び吹出口を設けた筐体と、
    室内空気を前記吸込口を通して吸い込み前記吹出口を通して吹き出すように前記筐体の内部に設置された貫流ファンと、
    前記貫流ファンの吸込側に配置され、複数段の熱交換ブロックで当該貫流ファンを囲むように形成された室内熱交換器と、
    室内熱交換器の吸込側に配置された平板状の空気清浄フィルタと、を備えた空気調和機において、
    前記空気清浄フィルタは、前記熱交換ブロックの段間の吸込側に形成される隙間を覆うと共に、前記空気清浄フィルタの高さをWとし、前記隙間の開口高さをdとし、前記空気清浄フィルタと前記室内熱交換器との最短の距離をLとした場合に、0.25(W−d)≦L≦0.5(W−d)を満足するように設置されている
    ことを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114264012A (zh) * 2021-12-31 2022-04-01 陈俊铭 一种建筑设计节能通风结构

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