JP2009287445A - 可変動弁機構付きエンジンの制御装置 - Google Patents

可変動弁機構付きエンジンの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可変動弁機構の作動診断において、作動油の油圧低下による作動不能とメカニカルな原因による作動不能とを区別する。
【解決手段】油圧式の可変動弁機構30と、運転状態に基づいて可変動弁機構30の目標変換角度を設定する目標変換角度設定手段70と、可変動弁機構30に対する油圧の給排を切換える油圧切換手段40と、油圧が所定値より低い場合には可変動弁機構30を固定し、油圧が所定値より高くなると固定を解除する固定手段34と、可変動弁機構の実際の変換角度である実変換角度を検出する実変換角度検出手段72と、実変換角度と目標変換角度とに乖離が生じた場合に、まずエンジン始動からの経過時間に基づいて可変動弁機構30に固定手段34が解除されるだけの油圧が到達しているか否かを判定し、その後で作動油の油圧が低下しているか否かを判定する油圧低下判定手段70と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧式の可変動弁機構の機能診断に関し、特に、作動油の油圧低下を的確に検知するための機能診断に関する。
エンジンの出力性能、排気性能、燃費性能等を向上させるために、機関弁の開閉時期(バルブタイミング)を運転状態に応じて変化させる可変動弁機構が知られている。そして、このような可変動弁機構の駆動方法としては、多くの場合、油圧が用いられている。
ところで、油圧機器においては、作動油の劣化等による油圧低下によって、正確な作動ができなくなるおそれがある。
そこで、油圧低下を検知するための技術として、目標バルブタイミングと実際のバルブタイミングとの偏差を用いて、この偏差が所定量を超えている場合には油圧が低下していると診断する方法が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特開2003−239773号公報 特開平10−274065号公報
ところで、目標バルブタイミングと実際のバルブタイミングとに偏差が生じる原因としては、作動油の劣化による油圧低下の他に、油圧制御用のソレノイドバルブの作動不良、作動部品の固着等による可変動弁機構の作動不良等も考えられる。
例えば、油圧が低下しているのであれば、可変動弁機構の動作制御用のマップを油圧低下時用のものに切り換える等の対処方法によって、可変動弁機構を作動させた状態で走行することができる。しかし、ソレノイドバルブや可変動弁機構の作動不良である場合には、バルブタイミングの変更を禁止する必要がある。
このように、油圧低下の場合と作動不良の場合では採るべき対処方法が異なるが、特許文献1、特許文献2に開示された診断方法では、これらを区別して検知することはできない。
そこで、本発明では、作動油の油圧低下と可変動弁機構の作動不能とを区別して検出することを目的とする。
本発明の可変動弁機構付きエンジンの制御装置は、エンジンのバルブタイミングを変化させる油圧式の可変動弁機構と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、運転状態に基づいて前記可変動弁機構の目標変換角度を設定する目標変換角度設定手段と、可変動弁機構に対する油圧の給排を切換える油圧切換手段と、油圧が所定値より低い場合には可変動弁機構を固定し、油圧が前記所定値より高くなると固定を解除する固定手段と、可変動弁機構の実際の変換角度である実変換角度を検出する実変換角度検出手段と、実変換角度と目標変換角度とに乖離が生じた場合に、まずエンジン始動からの経過時間に基づいて可変動弁機構に固定手段が解除されるだけの油圧が到達しているか否かを判定し、その後で作動油の油圧が低下しているか否かを判定する油圧低下判定手段と、を備える。
本発明によれば、可変動弁機構が作動していないために実変換角度と目標変換角度とに乖離が生じた場合に、それが作動油の油圧低下によるものか、他の要因によるものかを区別することができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による可変動弁機構(以下、「VTC」という)の制御装置の一実施形態の構成を示す図である。1はVTC制御装置、30はVTC、40は油圧切換手段としてのソレノイドバルブ、41はオイルポンプ、45はオイルパン、70は目標変換角度設定手段及び油圧判定手段としてのコントローラである。
VTC制御装置1は、コントローラ70と、ソレノイドバルブ40とを有し、ソレノイドバルブ40によって油路を切り換えてVTC30に供給される作動油量を調整してVTC30の変換角度θを制御する。
VTC30は、カムシャフト31と、カムシャフト31と同軸であってベルト又はチェーンを介してエンジンのクランクシャフト(図示せず)と同期回転するカムシャフト駆動用スプロケット33と、を有し、油圧によってカムシャフト31とカムシャフト駆動用スプロケット33との相対位相角(変換角度)を変更することで、吸気バルブ又は排気バルブ(図示せず)の開閉タイミングを進角/遅角制御する。
カムシャフト31は、カムシャフト31と一体回転する複数枚(図1中では3枚)のベーン32を備える。
カムシャフト駆動用のスプロケット33には、ベーン32の回転を許容する空間が設けられる。この空間がベーン32によって進角油圧室33a及び遅角油圧室33bになっている。
なお、ベーン32の少なくとも1つには、スプロケット33に対してベーン32を固定するための固定手段としてのロックピン34を設ける。ロックピン34については後述する。
進角油圧室33aは進角油路43aを介して通路切り換え用のソレノイドバルブ40に接続される。遅角油圧室33bは遅角油路43bを介して通路切り換え用のソレノイドバルブ40に接続される。
また、ソレノイドバルブ40には、進角油路43a及び遅角油路43bの他に、途中にオイルパン45の作動油を圧送するオイルポンプ41を設けたオイル供給路42と、オイルパン45に作動油を戻すドレン通路44と、が接続される。
VTC制御装置1は、ソレノイドバルブ40への通電量を制御して油路を切り換えることで、進角油圧室33a及び遅角油圧室33bへの油圧を適宜変更、保持し、変換角度を変更、保持する。これにより、VTC30は、吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を進角/遅角制御する。
具体的には、ソレノイドバルブ40への通電量を増大させると、通路Aに切り替わり、オイルパン45の作動油が進角油路43aを通って進角油圧室33aに供給される。一方で、遅角油圧室33bの作動油が、遅角油路43b及びドレン通路44を通ってオイルパン45に排出される。これにより、進角油圧室33aの油圧が相対的に高くなり、バルブタイミングが進角する。
また、ソレノイドバルブ40への通電量を減少させると、通路Bに切り替わり、オイルパン45内の作動油が、遅角油路43bを通って遅角油圧室33bに供給される。一方で、進角油圧室33aの作動油が、進角油路43a及びドレン通路44を通ってオイルパン45に排出される。これにより、遅角油圧室33bの油圧が相対的に高くなり、バルブタイミングが遅角する。
ソレノイドバルブ40への通電量の制御は、コントローラ70によって実行される。コントローラ70には、運転状態検出手段としてのクランク角センサ71、カム角センサ72、及び水温センサ73が接続される。クランク角センサ71は、クランクシャフトの角度信号を出力するとともに、クランクシャフトの基準回転位置で基準クランク位置信号を出力する。カム角センサ72は、カムシャフト31の基準回転位置で基準カムシャフト位置信号を出力する。水温センサ73は、エンジン水温を出力する。
なお、上記各センサの他にも、作動油の油圧を検出する油圧センサの検出値もコントローラ70に読み込まれる。
コントローラ70は、実変換角度検出手段としてのクランク角センサ71及びカム角センサ72に基づいて進角量を算出し、この進角量をVTC30の現在の変換角度(以下、「実変換角度」という)θとしている。
具体的には、カムシャフト31またはカムシャフト31に連結された部材に凸部又は凹部の被検出部を設け、この被検出部をカム角センサ72で検出してカムシャフト31の回転信号を出力し、このカムシャフト回転位置信号と、クランク角センサ71からの基準クランク角位置信号との位相差に基づいて実際の進角量を検出している。この進角量は、カムシャフト31の回転がメカストッパで規制される基準位置(ここでは最遅角側の規制位置を基準位置とする)に対する進角量として検出するため、この基準位置の位相ズレを学習することで、バルブタイミング制御中は、学習された基準位置に対して実際の進角量(実変換角度θnow)を検出することとなる。なお、メカストッパとは、クランクシャフトに対するカムシャフト31の相対位相角を機械的に規制するための機構である。つまり、バルブタイミングの最進角状態及び最遅角状態は、いずれもカムシャフト31がメカストッパに当たった状態である。
そして、この実変換角度θnowが、エンジンの運転条件に基づいて設定される目標変換角度θcomに追従するように、ソレノイドバルブ40への通電量を制御する。
図2(a)〜(d)は、ロックピン34の動作を説明するための図であり、各図は図1のI−I線に沿った断面図である。
ベーン32は、カムシャフト31の軸方向と平行に設けられたシリンダ22と、このシリンダ22と遅角油圧室33bとを連通する油孔21とを有している。
シリンダ22は、機関前方側(図2中では上方向)の大径部と機関後方側(図2中では下方向)の小径部とからなる段付き形状であり、油孔21はこの小径部に開口する。また、ベーン32の機関後方側の面には、進角油圧室33aとシリンダ22とを連通する油路25を設ける。
ロックピン34は、シリンダ22に収納されたときに機関前方側端部となる部分が凸部34aとなっており、機関後方側端部がフランジ部34bとなっている。フランジ部34bは、外周部に図示しないシール部材を備え、これによりシリンダ22の大径部との間で気密性を保っている。そして、フランジ部34bに接続されるバネ22によって、機関後方側に向けて付勢されている。なお、ロックピン34の機関後方側部分とシリンダ22の小径部との間にも、図示しないシール材を設ける。
スプロケット33には、VTC30に油圧が作用していないときに、凸部34aと対向する位置に凹部23を設ける。
図2(a)は、VTC30に油圧が作用していない状態、つまりエンジン停止時の状態を示す図である。
ロックピン34は、バネ20の付勢力によって機関後方側に押しつけられ、凸部34aと凹部23とが係合する。これにより、ベーン32とスプロケット33との相対運動が禁止される。
図2(b)は、エンジン運転中におけるVTC30の初期状態、つまり最遅角状態を示す図である。
この状態では、遅角油圧室33bに作動油が供給され、その一部が油孔21を介してシリンダ22に流入する。そして、シリンダ22に流入した作動油の油圧がバネ20の付勢力を超えると、ロックピン34は機関前方に移動し、凸部34aと凹部23の係合が解除される。この状態を、ロックピン34がリリースされた状態とよぶ。
図2(c)は、バルブタイミングが進角する様子を示す図である。
進角指令が入力されると、進角油圧室33aに作動油が供給されて、遅角油圧室33bの作動油が排出される。これにより進角油圧室33a側からベーン32に油圧が作用し、ベーン32は進角側(図2中で左側)に移動する。
なお、遅角油圧室33bの油圧が低下しても、油路25を介してシリンダ22に供給される油圧によりロックピン34は機関前方に付勢されるので、ロックピン34はリリースされたままとなる。
図2(d)は、さらに進角させる様子を示す図である。進角油圧室33aの油圧が図2(c)の状態よりさらに高まると、ベーン32はさらに進角側へと移動する。
上述したように、エンジンを始動すると、まず遅角油圧室33bに作動油が供給されて、ロックピン34がリリースされる。その後、進角指令が入力されると、進角油圧室33aに作動油が供給されてベーン32がスプロケット33に対して相対回転する。
ところで、作動油の油圧が低下している場合、又はエンジン始動後に遅角油圧室33bの油圧が上昇する前に進角指令が入力された場合には、ロックピン34がリリースされないまま図2(c)、(d)の進角動作が行われるおそれがある。
図3(a)〜(d)は、このような場合の図2(a)〜(d)に相当する図である。
図3(a)は、エンジン停止時の状態であり、図2(a)と同様なので説明を省略する。
図3(b)は、エンジン始動後の初期状態を示す図である。遅角油圧室33bの油圧が低いために、ロックピン34がリリースされていない状態である。
図3(c)は、図3(b)の状態で進角指令が入力された状態を示す図である。
ロックピン34がリリースされていないので、ベーン32は凸部34aと凹部23との隙間分だけしか移動できず、凸部34aの側面と凹部23の側面が接触した状態で停止する。
その後、図3(d)に示すように進角油圧室33aの油圧が上昇しても、凸部34aを凹部23に押しつける力も増大してしまうので、ロックピン34はリリースされずに、凹部23とべーン32に挟み込まれた状態で固着する。このため、実変換角度θnowと目標変換角度θcomとに乖離が生じる。
ロックピン34がリリースされない原因としては、次のようなものある。第1に、エンジン始動後からの経過時間が短ため、遅角油圧室33bの油圧が十分に上昇していない。第2に、エンジン始動により遅角油圧室33bに作動油が供給されているが、作動油の劣化により油圧が低下している。第3に、ソレノイドバルブ40の異物噛み込み等により通路切り換えが正常に行われていない。第4に、VTC30や油路43からの油漏れや、メカニカルな故障等。
ここで、第1、第2の原因による固着を挟み込み固着、第3、第4の原因による固着をVTCOFF固着とよぶことにする。
挟み込み固着またはVTCOFF固着が生じた場合には、第1〜第4の原因ごとに対処法が異なる。
また、作動油の油圧が低下している場合には、ロックピン34がリリースされても、実変換角度θnowと目標変換角度θcomとの間に乖離が生じる。
このように、実変換角度θnowと目標変換角度θcomとの間の乖離は、種々の原因によって生じる。
そこで、コントローラ70は、上述した原因に応じた対処を可能にするため、次に説明する制御を実行する。
図4は、コントローラ70が実行する制御のフローチャートである。なお、本制御は、エンジン始動開始からの所定期間だけ、例えば10[ms]程度の周期で繰り返し実行する。
ステップS1では、VTC30の駆動許可条件が満たされているが否かを判定する。具体的には、例えば、冷却水温や作動油の油温が所定の温度まで上昇していれば満たされていると判定する。駆動許可条件が満たされていればステップS2に進み、満たされていなければ処理を終了する。
ステップS2では、現時点でのVTC30の変換角度θを読み込み、これを初期値VTCINIとして設定する。
ステップS3では、VTC30がOFF(油圧が供給されていない状態)からON(油圧が供給されている状態)に切り換ってから、つまり目標変換角度θcomが入力されてから時間T1が経過しているか否かを判定する。
時間T1は、実際の変換角度θが目標変換角度θcomになるまでに要する時間(応答時間)の最大値である。この最大応答時間T1は、実験等を行うことにより求めた時間、例えば1[sec]程度、を予め設定しておけばよい。
他にも、図5に示すような冷却水温−最大応答時間テーブルを用いて、検出した冷却水温に応じて設定してもよい。図5は、冷却水温−最大応答時間テーブルの一例であり、縦軸が最大応答時間、横軸が冷却水温を表わしている。最大応答時間は、冷却水温がAのときに最短となり、そこから温度が低下するほど、また上昇するほど、長くなっている。
また、冷却水温に替えて作動油の油温をパラメータとして用い、図6に示すような油温−最大応答時間テーブルから求めてもよい。図6は油温−最大応答時間テーブルの一例であり、縦軸が最大応答時間、横軸が油温を表わしている。最大応答時間は、図5とほぼ同様の特性を示す。ただし、高温側(油温B以上)では、油温上昇に対する最大応答時間の増大量が、図5に比べて鈍くなっている。
ところで、パラメータとしては、冷却水温、油温の他に、作動油の油圧や粘性、ソレノイドバルブ40の温度、電圧、電流等を用いることができる。さらに、上記パラメータを2つ用いて、例えば図7に示すような油温−機関回転数−最大応答時間マップを用いて求めることもできる。なお、テーブルやマップを用いずに、パラメータと最大応答時間の関係を関数で表わし、都度、計算することによって求めてもよい。図7は、縦軸に最大応答時間、横軸に油温をとり、エンジン回転速度毎に最大応答時間の特性を示した図である。なお、縦軸は図6とは逆に、図中上方になるほど短くなっている。
図7に示すように、各エンジン回転速度における特性は図6とほぼ同様の特性を示し、かつ、エンジン回転速度が高くなるほど、同一油温における最大応答時間は短くなっている。
最大応答時間T1が経過するまでステップS3の判定を繰り返し、経過したらステップS4に進む。
ステップS4では、クリーニングロジックが許可されているか否かを判定する。クリーニングロジックとは、後述するようにソレノイドバルブ40の異物噛み込み状態を解消するための制御(異物噛み込み解消制御)であり、例えば目標変換角度θcomと実変換角度θnowとの乖離が所定値以上になった場合、または後述するステップS5と同様に、実変換角度θnowの初期値VTCINIからの変化量が閾値Aより小さい場合に許可されるものとする。したがって、初回演算時は必ず許可されていないとの判定結果になる。なお、ここでは、後述するステップS5の判定結果が肯定的であり、ステップS8の判定の結果、再度ステップS4を実行する際に、少なくとも1回はクリーニングロジックが許可されるものとする。
許可されている場合にはステップS14に進み、許可されていない場合にはステップS5に進む。
ステップS5では、実変換角度θnowを再び読み込み、これから初期値VTCINIを引いた値が所定の閾値Aより小さいか否かを判定する。すなわち、実変換角度θnowと初期値VTCINIとの差に基づいて、VTC30が作動しているか否かを判定する。
閾値Aは、予め一定の値、例えば13[degCA](CAはクランク角度)程度に設定する。なお、目標変換角度θcomが入力されてからの時間、エンジン回転速度、及び機関弁の作動角という3つのパラメータと閾値Aの関係をマップ化しておき、これから検索するようにしてもよい。また、マップを用いずに演算により求めるようにしてもよい。
判定の結果、閾値Aより小さければステップS6に進み、大きければ処理を終了する。ただし、目標変換角度θcomと初期値VTCINIとの差が閾値A以下の場合、つまり実変換角度θnowが目標変換角度θcomに一致していても、実変換角度θnowと初期値VTCINIとの差が閾値Aより小さくなる場合には、処理を終了する。
ステップS6では、挟み込み固着であると判定し、VTC30を時間T1だけOFFにする。この時間T1は、ステップS3で用いる最大応答時間T1と同じである。
ステップS7では、VTC30をONにし、再びステップS2と同様に初期値VTCINIを設定する。
上記のように実変換角度θnowの初期値VTCINIからの変化量が閾値Aより小さい場合には挟み込み固着と判定する。そして、挟み込み固着解消制御として、VTC30を一旦OFFにして、図示しないリターンスプリングの作用によってVTC30を図2(a)に示すような初期状態に戻し、最大応答時間T1経過後に再びONにする。油圧が低下していなければ、この処理によって挟み込み固着は解消するはずである。
したがって、S6、S7の処理によって挟み込み固着が解消するのであれば、この挟み込み固着は油圧低下に起因するものではないと考えられる。一方、挟み込み固着が解消せずに、実変換角度θnowの初期値VTCINIからの変化量が閾値Aより小さい場合には、油圧低下の可能性があると考えられる。
ステップS8では、スタータスイッチSTSWがOFFになってから油圧到達時間としての時間T2が経過したか否かを判定する。
スタータスイッチSTSWとは、始動用スタータモータの作動/停止用のスイッチである。これは、エンジン始動時にはクランキングのためONになり、完爆状態となり自律運転を開始するとOFFになるスイッチである。つまり、ここでは自律運転を開始してから時間T2が経過したか否かを判定する。経過している場合はステップS9に進み、経過していない場合はステップS3に戻る。
時間T2は、作動油が劣化していない状態で、エンジンを始動してから油圧がVTC30に到達するまで、つまり、少なくともロックピン34をリリースする値まで上昇するのに要する時間である。ここでは予め設定した固定値、例えば2[sec]とする。
なお、最大応答時間T1と同様に、冷却水温をパラメータとして図8に示すような冷却水温−時間テーブルから求めてもよいし、作動油の油温をパラメータとして図9に示すような油温−時間テーブルから求めてもよい。図8は縦軸に時間T2、横軸に冷却水温をとったテーブルであり、図9は縦軸に時間T2、横軸に油温をとったテーブルである。いずれも高温になるほど時間T2が短くなる特性を示している。
この他に、複数のパラメータを用いてもよいし、テーブル等を用いずに計算で求めてもよい。
ステップS9では、ステップS3と同様の処理を行い、ステップS10ではステップS5と同様の処理を行う。ステップS10で実変換角度θnowと初期値VTCINIとの差が閾値Aより小さければステップS11に進み、大きければ処理を終了する。
ステップS11では、油圧が低下していると判定する。これは、ステップS6、S7で挟み込み固着を解消する措置をとり、ステップS8でVTC30に油圧が到達するのに要する時間T2の経過、及びステップS9で最大応答時間T1の経過を待ち、さらに、ロックピン34がリリースされているにもかかわらず、実変換角度θnowの初期値VTCINIからの変化量が小さいということは、油圧が低下していると判断することができるからである。
そして油圧低下フラグfVTCLOPをたて、ステップS12でVTC駆動許可領域を油圧低下時用の領域に変更する。
なお、油圧低下フラグfVTCLはエンジン停止時にクリアする。
図10はVTC駆動許可領域の一例について示した図であり、縦軸は油温、横軸はエンジン回転速度を示している。油圧低下等がない状態では、実線Iで囲まれた領域がVTC駆動許可領域となる。図10の例では、Ne1[rpm]以下の領域ではVTC30の駆動は禁止されている。これは、エンジン回転速度が低いと、ロックピン34をリリースするだけの油圧が得られないためである。
また、Ne1[rpm]を超えても、油温が高い領域では禁止されている。これは、油温が高くなるほど油圧が低下するという作動油の特性により、ロックピン34をリリースするだけの油圧が得られないからである。
一方、破線Fで囲まれた領域がステップS12での変更後のVTC駆動許可領域である。作動油は劣化すると油圧が低下するため、ロックピン34をリリースするために必要な油圧を発生できるエンジン回転速度は高くなる。また、全温度域で油圧が低下するので、エンジン回転速度を高めてもロックピン34をリリースするために必要な油圧に到達しない領域が増大する。このため、図10に示すように、変更後のVTC駆動許可領域は、変更前に比べて狭くなる。
このように、VTC駆動許可領域を、低下した油圧でも確実に作動する領域に制限することにより、目標変換角度θcomと実変換角度θnowとの乖離が生じることを防止できる。
なお、油圧が低下していてもアイドル運転時に駆動許可領域となるように、アイドル回転速度を上昇させてもよい。
ステップS13では、挟み込み固着の有無を判定する。具体的には、実変換角度θnowと初期値VTCINIとの差が閾値Bより小さければ挟み込み固着ありと判定し、大きければ挟み込み固着なしと判定する。ここでの閾値Bは、ロックピン34がリリースされていない場合の最大変換角度、つまりロックピン34がリリースされていなくても、凹部23とロックピン34の径の差により生じる変換角度の最大値である。
すなわち、実変換角度θnowの初期値VTCINIからほとんど変化していない場合には挟み込み固着であると推定し、逆にロックピン34がリリースされていることは明らかであるが、実変換角度θnowの初期値VTCINIからの変化量が小さい場合には、挟み込み固着ではないと推定する。
挟み込み固着がなければそのまま処理を終了し、あればステップS16に進む。
なお、ステップS13では、ステップS9及びS10と同様の判定を行ってもよい。
ステップS13での判定で挟み込み固着がある場合には、ステップS6、S7の措置で挟み込み固着が解消しないということになる。つまり、挟み込み固着は、VTC30やソレノイドバルブ40等のメカニカルな問題によって生じていると考えられる。そこで、ステップS16ではメカニカルな故障であると判定し、ステップS17でVTC30をOFFにし、さらにMILを点灯する。
次に、ステップS4でクリーニングロジックが許可された場合に行うステップS14、S15について説明する。
ステップS14では、VTC30をOFFにし、クリーニングロジックを実行する。具体的には、ソレノイドバルブ40のデューティをゼロ%から100%へ、そして100%からゼロ%へと短周期で繰り返し切り換える。つまり、通路Aと通路Bの切り換えを短周期で繰り返し行う。この切り換え動作や、切り換えの際に生じる衝撃により、ソレノイドバルブ40に噛み込まれた異物を除去するものである。
ステップS15では、所定時間経過後にクリーニングロジックを終了する。ここでの所定時間は、実際に異物を噛み込んだ場合にこれを除去するために必要な時間であり、予め実験等により求めて設定する。
以上により本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)実変換角度θnowと目標変換角度θcomとに乖離が生じた場合に、まずエンジン始動からの経過時間T2に基づいてVTC30にロックピン34がリリースされるだけの油圧が到達しているか否かを判定し、その後で作動油の油圧が低下しているか否かを判定するので、エンジン始動直後で油圧が到達していないために挟み込み固着が生じている状態を油圧低下と誤認することを防止できる。
(2)実変換角度θnowと目標変換角度θcomとに乖離が生じた場合に、油圧低下しているか否かを判定する前に、挟み込み固着を解消するために、一旦VTC30をOFFにするので、VTC30に油圧が到達していない状態でVTC30を駆動したために挟み込み固着が生じている状態を、油圧低下と誤認することを防止できる。
(3)実変換角度θnowと目標変換角度θcomとに乖離が生じた場合に、油圧低下しているか否かを判定する前に、ソレノイドバルブ40のクリーニングロジックを実行するので、ソレノイドバルブ40の異物噛み込みにより挟み込み固着を生じている状態を油圧低下と誤認することを防止できる。
(4)挟み込み固着解消のための制御及びクリーニングロジックを実行し、かつロックピン34がリリースされるだけの油圧が到達しているにもかかわらず、実変換角度θnowと目標変換角度θcomとに乖離が生じていれば、作動油の油圧が低下していると判定するので、油圧センサを用いずに油圧低下を検出することができる。
(5)油圧が低下している場合には、VTC30の駆動許可領域を油圧低下時用の領域に変更するので、油圧が低下した場合にもVTC30を駆動することができる。
(6)油圧低下時には、アイドル運転時のエンジン回転速度を高めるよう補正するので、作動油が劣化した状態でもアイドル運転時の油圧を確保することができる。これにより、例えば、アイドル運転時にバルブオーバーラップ期間を設けることにより、排ガス中のHC濃度を低減することが可能となる。
(7)油圧低下の判定の後に、VTC30等のメカニカルな故障の有無を診断するので、油圧低下状態をVTC30等のメカニカルな故障と誤認することがない。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
本実施形態を適用する可変動弁機構の構成図である。 (a)〜(d)はロックピンの作用を説明するための図である。 (a)〜(d)はロックピンの挟み込み固着を説明するための図である。 油圧低下を検出するための制御のフローチャートである。 水温−最大応答時間テーブルである。 油温−最大応答時間テーブルである。 油温−エンジン回転数速度−最大応答時間テーブルである。 水温−油圧到達時間テーブルである。 油温−油圧到達時間テーブルである。 VTC駆動許可領域の一例について示した図である。
符号の説明
1 VTC制御装置
30 可変動弁機構(VTC)
31 カムシャフト
32 ベーン
33 カムシャフト駆動用スプロケット
33a 進角油圧室
33b 遅角油圧室
40 ソレノイドバルブ
41 オイルポンプ
42 オイル供給路
44 ドレン通路
45 オイルパン
70 コントローラ
71 クランク角センサ
72 カム角センサ
73 水温センサ

Claims (7)

  1. エンジンのバルブタイミングを変化させる油圧式の可変動弁機構と、
    エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    運転状態に基づいて前記可変動弁機構の目標変換角度を設定する目標変換角度設定手段と、
    可変動弁機構に対する油圧の給排を切換える油圧切換手段と、
    油圧が所定値より低い場合には前記可変動弁機構を固定し、油圧が前記所定値より高くなると固定を解除する固定手段と、
    前記可変動弁機構の実際の変換角度である実変換角度を検出する実変換角度検出手段と、
    前記実変換角度と前記目標変換角度とに乖離が生じた場合に、まずエンジン始動からの経過時間に基づいて前記可変動弁機構に前記固定手段が解除されるだけの油圧が到達しているか否かを判定し、その後で作動油の油圧が低下しているか否かを判定する油圧低下判定手段と、
    を備えることを特徴とする可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  2. 前記実変換角度と前記目標変換角度とに乖離が生じた場合に、前記油圧判定手段による判定の前に、所定期間だけ前記可変動弁機構から油圧を排除する挟み込み固着解消制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  3. 前記実変換角度と前記目標変換角度とに乖離が生じた場合に、前記油圧判定手段による判定の前に、前記可変動弁機構への油圧の供給状態と排除状態とを周期的に切り換えることによって前記油圧切換手段の異物噛み込みを解消する異物噛み込み解消制御を少なくとも1回実行することを特徴とする請求項1または2に記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  4. 前記油圧低下判定手段は、前記挟み込み固着解消制御及び異物噛み込み解消制御の実行後、かつ前記可変動弁機構に前記固定手段が解除されるだけの油圧が到達している場合に、前記実変換角度と前記目標変換角度とに乖離が生じていれば作動油の油圧が低下していると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  5. 前記油圧低下判定手段により油圧が低下していると判定した場合には、前記可変動弁機構の駆動を許可する運転領域である駆動許可領域を、油圧低下時用の領域に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  6. 前記油圧低下判定手段により油圧が低下していると判定した場合には、アイドル運転時のエンジン回転速度を高めるよう補正することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
  7. 前記油圧低下判定手段による作動油の油圧が低下しているか否かの判定の後に、前記可変動弁機構又は前記油圧切換手段の機械的な故障の有無を診断することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の可変動弁機構付きエンジンの制御装置。
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