JP2009286007A - 画像形成装置、出力枚数管理方法、出力枚数管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、出力枚数管理方法、出力枚数管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで速やかに正確な出力枚数の管理を行うことが可能な画像形成装置、出力枚数管理方法、出力枚数管理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、書き換え可能なICカード200を用いて画像形成装置100からの印刷用紙の出力枚数を管理する。本発明では、所定期間毎にICカード200に書き込まれた出力可能な印刷用紙の枚数の値を予め設定された出力枚数の上限値に書き換える。
【選択図】図2

Description

本発明は、当該画像形成装置から出力される印刷用紙の出力枚数を管理する画像形成装置、出力枚数管理方法、出力枚数管理プログラムに関する。
企業のオフィス等では、経費削減の観点から、画像形成装置から出力される印刷用紙の枚数の把握し、印刷用紙の出力枚数の制限する管理が行われている。このような出力枚数の管理は例えば以下の3つの方法により行われている。
1つ目の方法は、画像形成装置本体に出力枚数の上限値を設定して出力枚数を制限する方法である。また2つ目の方法は、画像形成装置に出力枚数の集計を行う集計装置を接続し、この集計装置に出力枚数の上限値を設定して出力枚数を制限する方法である。3つの方法は、画像形成装置を管理するサーバに出力枚数の上限値を設定しておき、画像形成装置から定期的に出力枚数に関する情報をサーバへ転送させ、サーバにより画像形成装置の動作を制御して出力枚数を制限する方法である。
例えば特許文献1には、画像形成装置に接続されたホストサーバを有する画像形成管理システムが記載されている。
特開2003−280468号公報
上記従来の技術において、1つ目の方法及び2つ目の方法では、画像形成装置毎に出力枚数の制限を行うため、一人のユーザが複数台の画像形成装置を使用する環境では出力枚数を制限することができない。
また上記従来の技術において、3つの方法では、複数台の画像形成装置をサーバに接続することにより、一人のユーザが複数台の画像形成装置を使用する場合にも出力枚数を管理することができる。しかしながら3つの方法では、サーバは、複数の画像形成装置から転送されてきた出力枚数に関する情報を集計するため、サーバが情報を収集するまでにタイムラグが発生する。このタイムラグにより、サーバで管理される出力枚数と実際に出力された枚数との間に誤差が生じる虞がある。また3つ目の方法では、画像形成装置を管理するサーバを設ける必要があり、システム構築やシステムの維持のためのコストがかかる。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、一人のユーザが複数台の画像形成装置を使用する場合にも、低コストで速やかに正確な出力枚数の管理を行うことが可能な画像形成装置、出力枚数管理方法、出力枚数管理プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明は、当該画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置であって、前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換手段を有する構成とした。
また本発明の画像形成装置は、前記読取手段により前記可搬型記録媒体から読み取られた情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を参照する参照手段と、前記印刷用紙の出力を禁止する禁止手段と、前記参照手段により参照された前記出力可能な印刷用紙の枚数の値に基づき、印刷用紙の出力が可能か否かを判定する出力判定手段と、を有し、前記禁止手段は、前記判定手段により、前記印刷用紙の出力が不可能と判定されたとき、前記印刷用紙の出力を禁止する構成としても良い。
また本発明の画像形成装置は、印刷用紙が出力される毎に、前記参照手段により参照された前記出力可能な印刷用紙の枚数の値から、出力された印刷用紙の枚数の値を減算する減算手段を有し、前記書換手段は、前記減算手段による減算が行われる度に、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を前記減算手段による減算結果の値に書き換える構成としても良い。
また本発明の画像形成装置において、前記可搬型記録媒体から読み取られた情報には、書き込まれた前記出力可能な印刷枚数の値が上限値に書き換えられた日付を示す情報が含まれており、前記日付を示す情報と、前記予め設定されて所定期間とに基づき、前記書換手段が前記前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を上限値に書き換えてから前記所定期間が経過したか否かを判定する期間判定手段を有する構成としても良い。
また本発明の画像処理装置は、前記期間判定手段により前記所定期間が経過したと判定されたとき、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値と、予め設定された上限値とを加算する加算手段を有し、前記書換手段は、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を前記加算手段による加算の結果の値に書き換える構成としても良い。
また本発明の画像形成装置は、ユーザの認証情報が格納されたデータベースを有し、前記可搬型記録媒体には、ユーザの認証情報が書き込まれており、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記認証情報と、前記データベースに格納された前記認証情報とに基づきユーザ認証を行う認証手段を有する構成とした。
本発明は、画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置による出力枚数管理方法であって、前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換手順を有する方法とした。
本発明は、画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置において実行される出力枚数管理プログラムであって、前記画像形成装置に、前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換ステップを実行させるプログラムとした。
本発明によれば、一人のユーザが複数台の画像形成装置を使用する場合にも、低コストで速やかに正確な出力枚数の管理を行うことができる。
本発明は、書き換え可能な可搬型記録媒体を用いて画像形成装置からの印刷用紙の出力枚数を管理する。本発明では、所定期間毎に可搬型記録媒体に書き込まれた出力可能な印刷用紙の枚数の値を予め設定された出力枚数の上限値に書き換える。
以下に本発明の画像形成装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本発明の画像形成装置100は、例えばコピー機能、スキャン機能、FAX機能、印刷機能などの複数の機能を有する複合機である。また本発明の画像形成装置100は、印刷機能のみを有するプリンタ等であっても良い。
画像形成装置100は、それぞれバスBで相互に接続されているスキャン装置11、プロッタ装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16、インターフェース装置17、操作パネル18で構成される。
スキャン装置11は、スキャナエンジンと、スキャナエンジンを制御するエンジン制御部などから構成されており、紙原稿を画像データとするために用いられる。プロッタ装置12はプロッタエンジンとプロッタエンジンを制御するエンジン制御部などから構成され、画像データを出力するために用いられる。インターフェース装置17は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワークに接続する為に用いられる。画像形成装置100は、インターフェース装置17を介してネットワーク上の他の装置との情報の送受信を行う。操作パネル18は、タッチパネルなどで構成され、画像形成装置100の操作キーや処理の進捗状況などが表示される。
本発明の画像形成プログラムは、画像形成装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。画像形成プログラムは例えば記録媒体19の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。画像形成プログラムを記録した記録媒体19は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、画像形成プログラムを記録した記録媒体19がドライブ装置13にセットされると、画像形成プログラムは記録媒体19からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた画像形成プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
画像形成装置100は、インストールされた画像形成プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から画像形成プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納された画像形成プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図2は、第一の実施形態の画像形成装置100Aの機能を説明する図である。
画像形成装置100Aには、可搬型記録媒体であるICカード200を読み取るためのカードリーダ300が接続されている。画像形成装置100Aでは、カードリーダ300によりICカード200に書き込まれた情報を読み取り、この情報に含まれる出力可能な印刷用紙の枚数(以下、残枚数)の値に基づき、画像形成装置100Aからの印刷用紙の出力制限を行う。
画像形成装置100Aは、データベース110、リーダライタ部120を有する。データベース110は、画像形成装置100Aの補助記憶装置14内に構築される。リーダライタ部120は、カードリーダ300を介してICカード200からの情報の読み取り及びICカード200に対する情報の書き換えを行う。尚本実施形態のリーダライタ部120は、画像形成装置100AにICカードリーダ300が接続される際に補助記憶装置14にインストールされるアプリケーションにより実現する機能であっても良い。
まず始めにデータベース110について説明する。本実施形態のデータベース110には、ユーザ情報111が格納されている。ユーザ情報111は、例えば画像形成装置100Aの管理者等により予め登録されていることが好ましい。ユーザ情報111には、認証情報112と出力管理情報113とが含まれる。
認証情報112は、後述する認証処理で用いられる。認証情報とは、例えばユーザを識別するユーザID、ユーザIDに紐付けられたパスワード等である。
出力管理情報113は、ユーザ毎の画像形成装置100Aの出力管理に関する情報である。図3は、出力管理情報113の具体例を示す図である。本実施形態の出力管理情報113には、ユーザID、ユーザ名、ユーザIDが現在も有効であるか否かを示すユーザフラグ、ユーザ毎に割り当てられた残枚数の上限値、ICカード200に書き込まれた残枚数の値が上限値に書き換えられてから、再度上限値に書き換えられるまでの期間(以下、書換期間)を含む。また出力管理情報113は、後述する繰越設定がなされているかを示す繰越フラグが含むことが好ましい。
次に、画像形成装置100Aのリーダライタ部120の説明に先立ち、本実施形態のICカード200に書き込まれる情報について説明する。図4は、ICカード200に書き込まれた情報を説明する図である。
本実施形態のICカード200には、ICカード200を所持するユーザ(以下、ユーザA)の認証を行うための認証情報210、ユーザAによる画像形成装置100Aからの印刷用紙の出力を管理するための管理情報220が書き込まれている。
ICカード200に書き込まれた認証情報210は、ICカード200を識別するカードID、パスワードである。尚カードIDは、データベース110内の認証情報112に含まれるユーザIDに相当する。ICカード200に書き込まれた管理情報220は、前回残枚数が上限値に書き換えられた日付(以下、上限値書換日)221、ユーザAに割り当てられた残枚数222が含まれる。
図2に戻って、リーダライタ部120について説明する。
リーダライタ部120は、読取制御部121、認証部122、期間判定部123、書換部124、残枚数参照部125、出力判定部126、減算部127、出力禁止部128を有する。
読取制御部121は、カードリーダ300によるICカード200の読取動作の制御を行う。具体的には読取制御部121は、ICカード200から認証情報210と管理情報220とを読み取るようにカードリーダ300を制御する。
認証部122は、ICカード200から読み取られた認証情報210を用いてユーザの認証処理を行う。具体的には認証部122は、ICカード200から読み取った認証情報210と、データベース110に格納された認証情報112とを照合し、認証情報112内に認証情報210と合致する情報が存在する場合、ユーザを認証する。また認証部122は、認証されたユーザが有効か否かを判断する。具体的には認証部122は、認証されたユーザIDと対応する出力管理情報113を参照し、ユーザフラグを参照して認証されたユーザが有効か否かを判断する。
期間判定部123は、ICカード200から読み取った管理情報220に含まれる上限値書換日221を参照し、上限値書換日221から、書換期間が経過したか否かを判定する。
書換部124は、ICカード200に書き込まれた情報の書き換えを行う。残枚数参照部125は、ICカード200から読み取られた情報の中から、管理情報220に含まれる残枚数222の値を参照する。出力判定部126は、参照された残枚数222の値に基づきユーザAによる印刷用紙の出力が可能か否かを判定する。
減算部127は、ユーザAが画像形成装置100Aから印刷用紙を出力した場合、参照された残枚数の値から出力された印刷枚数の値を減算する。出力禁止部128は、画像形成装置100Aからの印刷用紙の出力を禁止する。例えば出力禁止部128は、画像形成装置100Aのプロッタ装置12に出力禁止の指示を出して、印刷用紙の出力を禁止させる。
次に本実施形態の画像形成装置100Aの動作を説明する。始めに、本実施形態の画像形成装置100AによるICカード200の書き換えについて説明する。図5は、画像形成装置100AによるICカード200の書き換えを説明するフローチャートである。
本実施形態の画像形成装置100Aは、出力管理情報113に予め設定された書換期間毎に、ICカード200に書き込まれた残枚数の値を上限値へ書き換える。
画像形成装置100Aにおいて読取制御部121は、ステップS51においてカードリーダ300によりICカード200から認証情報210と管理情報220とを読み取る。
ステップS51に続いてステップS52へ進み、認証部122は、読み取られた認証情報210とデータベース110内の認証情報112とを照合して認証を行う。ステップS52においてユーザが認証された場合、ステップS53へ進む。ステップS53へ進み、認証部122はさらに、認証されたユーザIDと対応する出力管理情報113を参照して認証されたユーザIDが有効か否かを判断する。
ステップS53において認証されたユーザIDが有効であった場合、ICカード200を有効なICカードとしてステップS54へ進む。ステップS54において、期間判定部123は、管理情報220の上限値書換日221と、出力管理情報113内の書換期間とに基づき、前回残枚数222の値を上限値へ書き換えてから書換期間が経過したか否かを判定する。例えば期間判定部123は、出力管理情報113においてユーザAの書換期間が1ヶ月と設定されていた場合、画像形成装置100A内に内蔵された時計機能(図示せず)に基づき、上限値書換日221から書換期間1ヶ月が経過したか否かを判定する。
ステップS54において、書換期間が経過したと判定された場合、ステップS55へ進み、書換部124はICカード200の管理情報220内の残枚数222の値を出力管理情報113において設定された上限値へ書き換える。
書換部124による書換処理は、以下の2つの方法のうち何れか一方により実現される。一つめの方法は、書換部124は現在の残枚数222を参照せずに、残枚数222を出力管理情報113で設定された上限値へ上書きする方法である。二つめの方法は、まず書換部124は、残枚数222の値と出力管理情報113で設定された上限値とを参照し、残枚数222の値を上限値とするのに必要な補充枚数値を算出する。そして現在の残枚数222の値を、残枚数222の値と補充枚数値とを加算した値(すなわち上限値)に書き換える方法である。尚本実施形態では、上述した2つめの方法により書き換えを行う場合、現在の残枚数222の値に加算される補充枚数値を操作パネル18に表示させても良い。
次に、本実施形態の画像形成装置100Aによる印刷枚数の出力制限について説明する。図6は、画像形成装置100Aによる印刷枚数の出力制限を説明するフローチャートである。
図6のステップS601からステップS603の処理は、図5のステップS51からステップS53までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS604において、画像形成装置100Aにおいて印刷指示がなされると、ステップS605へ進む。ステップS605において、残枚数参照部125は、ICカード200から読み取った情報のうち、管理情報220の残枚数222の値を参照する。ステップS605に続いてステップS606へ進み、出力判定部126は、参照した残枚数222の値が0か否かを判定する。残枚数222の値が0でない場合、ステップS606に続いてステップS607へ進む。
ステップS607において、出力判定部126は、印刷指示通りの印刷用紙の出力が可能か否かを判定する。具体的には出力判定部126は、印刷指示により指示された印刷用紙の出力枚数の値が、残枚数222の値より小さいか否かを判定する。出力判定部126は、指示された出力枚数の値が残枚数222の値よりも小さい場合、出力可能と判定する。ステップS607らにおいて出力可能と判定されると、ステップS608へ進み、画像形成装置100Aは、印刷指示に従って印刷処理を行う。
ステップS608に続いてステップS609へ進み、減算部127は、印刷指示に従って印刷された印刷用紙の枚数の値を、残枚数222の値から減算する。ステップS609に続いてステップS610へ進み、書換部124は、ICカード200に書き込まれた管理情報220の残枚数222の値を、減算部127による減算結果の値に書き換える。
またステップS606において、出力判定部126により残枚数222の値が0であると判定された場合、ステップS611へ進む。ステップS611において、出力禁止部128は、出力された印刷用紙の枚数が上限値に達したものとして、印刷用紙の出力を禁止する。ステップS611に続いてステップS612に進み、画像形成装置100Aは、出力禁止を受けて、出力された印刷用紙の枚数が上限値に達したことを示すメッセージ等を操作パネル18等に表示させる。
またステップS607において、出力判定部126は、印刷指示通りの印刷用紙の出力が不可能と判定された場合にも、ステップS611へ進む。尚印刷指示通りの印刷用紙の出力が不可能な場合とは、指示された印刷用紙の出力枚数の値が、残枚数222の値より大きい場合である。例えば印刷指示では印刷用紙30枚分の印刷指示が成されており、残枚数222が25枚であった場合等である。
このように本実施形態では、定期的にICカード200に書き込まれた残枚数の値を設定された上限値へ書き換える。また本実施形態では、ICカード200に書き込まれた残枚数の値が0となったとき、印刷用紙の出力を禁止する。
本実施形態では、この構成により、ユーザ毎の所定期間内の印刷用紙の出力枚数を制限することができる。また本実施形態によれば、ICカード200を用いてユーザ毎の出力枚数の制限を行うため、一人のユーザが複数台の画像形成装置100Aを使用する場合にも、管理用サーバ等を設けることなく出力枚数の制限を行うことができる。よって管理サーバ等を導入するためのコストを必要としない。また本実施形態では、画像形成装置100Aにおいてユーザが印刷用紙を出力した場合、その場でICカード200に書き込まれた残枚数が書き換えられる。このため本実施形態によれば、リアルタイムにユーザ毎の残枚数を管理することができる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、低コストで速やかに正確な出力枚数の管理することができる。
さらに本実施形態では、定期的にICカード200の残枚数の値が上限値へ書き換えられるため、残枚数を補充するために新たなカードを取得する、ICカード200を管理者に渡す、等といった手間を省くことができ、利便性を向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、残枚数の繰越機能を有する点が第一の実施形態と相違する。よって本実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図7は、第二の実施形態の画像形成装置100Bの機能を説明する図である。本実施形態の画像形成装置100Bのリーダライタ部120Aは、第一の実施形態のリーダライタ部120の有する各部に加え、繰越判定部129、繰越処理部130を有する。
繰越判定部129は、出力管理情報113に含まれる繰越フラグを参照し、繰越設定がされているか否かを判定する。繰越処理部130は、後述する繰越処理を行う。
次に、本実施形態の画像形成装置100BによるICカード200の書き換えについて説明する。図8は、画像形成装置100BによるICカード200の書き換えを説明するフローチャートである。
図8のステップS81からステップS84までの処理は、図5のステップS51からステップS54までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS84において、書換期間が経過したと判定された場合、ステップS85へ進む。ステップS85において、繰越判定部129は、出力管理情報113の繰越フラグを参照し、繰越設定がされているか否かを判定する。
ステップS85で繰越設定がされていると判定された場合、ステップS86へ進む。ステップS86において、繰越処理部130は繰越処理を行う。具体的には繰越処理部130は、ICカード200に書き込まれた現在の残枚数222の値と、出力管理情報113の上限値とを加算する加算処理を行う。
ステップS86に続いてステップS87へ進み、書換部124はICカード200の管理情報220内の残枚数222の値を繰越処理部130による加算処理の結果の値に書き換える。尚ステップS85において繰越設定がされていないと判定された場合、書換部124は、図5のステップS55と同様の処理を行う。
本実施形態の画像形成装置100Bによる印刷枚数の出力制限は第一の実施形態と同様である。
このように本実施形態によれば、第一の実施形態と同様の効果に加え、残枚数を繰り越すことができるので、ユーザ毎の印刷用紙の出力枚数をより正確に把握することができる。
尚上記各実施形態では、ユーザ毎の出力枚数を管理するものとして説明したが、これに限定されない。例えば本発明により、グループ単位での印刷用紙の出力枚数の管理を行うこともできる。
この場合、データベース110の出力管理情報113には、グループ毎に設定された上限値が格納されている。またICカード200に書き込まれる残枚数222は、グループ毎の残枚数となる。尚グループ毎の出力枚数の管理を行う場合には、ICカード200はグループ内のユーザに共有されることが前提となる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の画像形成装置100Aの機能を説明する図である。 出力管理情報113の具体例を示す図である。 ICカード200に書き込まれた情報を説明する図である。 画像形成装置100AによるICカード200の書き換えを説明するフローチャートである。 画像形成装置100Aによる印刷枚数の出力制限を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の画像形成装置100Bの機能を説明する図である。 画像形成装置100BによるICカード200の書き換えを説明するフローチャートである。
符号の説明
100、100A、100B 画像形成装置
110 データベース
111 ユーザ情報
112 認証情報
113 出力管理情報
120 リーダライタ部
200 ICカード
300 カードリーダ

Claims (8)

  1. 当該画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置であって、
    前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換手段を有する画像形成装置。
  2. 前記読取手段により前記可搬型記録媒体から読み取られた情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を参照する参照手段と、
    前記印刷用紙の出力を禁止する禁止手段と、
    前記参照手段により参照された前記出力可能な印刷用紙の枚数の値に基づき、印刷用紙の出力が可能か否かを判定する出力判定手段と、を有し、
    前記禁止手段は、
    前記判定手段により、前記印刷用紙の出力が不可能と判定されたとき、前記印刷用紙の出力を禁止する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 印刷用紙が出力される毎に、前記参照手段により参照された前記出力可能な印刷用紙の枚数の値から、出力された印刷用紙の枚数の値を減算する減算手段を有し、
    前記書換手段は、
    前記減算手段による減算が行われる度に、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を前記減算手段による減算結果の値に書き換える請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記可搬型記録媒体から読み取られた情報には、書き込まれた前記出力可能な印刷枚数の値が上限値に書き換えられた日付を示す情報が含まれており、
    前記日付を示す情報と、前記予め設定されて所定期間とに基づき、前記書換手段が前記前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を上限値に書き換えてから前記所定期間が経過したか否かを判定する期間判定手段を有する請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記期間判定手段により前記所定期間が経過したと判定されたとき、前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値と、予め設定された上限値とを加算する加算手段を有し、
    前記書換手段は、
    前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を前記加算手段による加算の結果の値に書き換える請求項4記載の画像形成装置。
  6. ユーザの認証情報が格納されたデータベースを有し、
    前記可搬型記録媒体には、ユーザの認証情報が書き込まれており、
    前記可搬型記録媒体に書き込まれた前記認証情報と、前記データベースに格納された前記認証情報とに基づきユーザ認証を行う認証手段を有する請求項1ないし5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置による出力枚数管理方法であって、
    前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換手順を有する出力枚数管理方法。
  8. 画像形成装置から出力可能な印刷用紙の枚数の値を含む情報が書き込まれた前記情報の書き換えが可能な可搬型記録媒体から、前記情報を読み取る読取手段が接続された画像形成装置において実行される出力枚数管理プログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記情報に含まれる前記出力可能な印刷用紙の枚数の値を、予め設定された所定期間毎に予め設定された上限値へ書き換える書換ステップを実行させる出力枚数管理プログラム。
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