JP2009285849A - 画像記録装置 - Google Patents

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雅晴 中川
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Abstract

【課題】画像記録装置又は記録媒体をインクで汚染することなくフラッシングを行うことができる画像記録装置を提供する。
【解決手段】テーブル1は、印刷用紙を保持するテーブル本体191と、フラッシングにより吐出されたインクを受けるインク受け192と、インク受け192をテーブル本体191に結合する付属物結合板193とを備える。テーブル1は、鉛直面に平行な周回軌道に間隔を置いて配置され、間隔を置いたまま周回軌道に沿って周回する。インク受け192のインク容器195は、周回軌道とは垂直をなす水平方向に伸びる回転軸199の周りに回転可能にテーブル本体191に結合されている。インク受け192においては、回転軸199から見て開口と重心とが反対の方向にある。
【選択図】図3

Description

この発明は、記録ヘッドから記録媒体に向かってインクを吐出することにより記録媒体に画像を記録するインクジェット方式の画像記録装置に関する。
インクジェット方式の画像記録装置の中には、インクを吐出するノズルを配列した記録ヘッドで記録媒体を走査しながら記録ヘッドから記録媒体に向かってインクを吐出することにより記録媒体に画像を記録するものがある。当該画像記録装置では、長時間にわたってインクを吐出しないノズルが生じると、インクの吐出口が乾燥して吐出不良の原因となる。
このような吐出不良を防止するため、ある程度の時間が経過するごとにノズルからインクを強制的に吐出させる「フラッシング」が行われている。この「フラッシング」は、「スピッティング」「予備吐出」「空吐出」等とも呼ばれている。
例えば、特許文献1は、形成すべき画像に大きな影響を与えないように記録媒体に向かってインクを吐出する方式のフラッシングに言及している。
また、特許文献2は、記録媒体を保持するベルトに形成された孔を経由して記録ヘッドから液体受け部に向かってインクを吐出する方式のフラッシングに言及している。
特開2007−1118号公報 特開2006−159556号公報
しかし、特許文献1の発明では、記録ヘッドの幅よりも記録媒体の幅の方が狭い場合や形成する画像が偏在している場合には、画像記録装置又は記録媒体をインクで汚染することなく全てのノズルについてフラッシングを行うことは困難である。
また、特許文献2の発明でも、記録ヘッドと液体受け部との間に何も存在しない状態とすることは困難であるので、やはり、画像記録装置又は記録媒体をインクで汚染することなく全てのノズルについてフラッシングを行うことは困難である。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、画像記録装置又は記録媒体をインクで汚染することなくフラッシングを行うことができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の画像記録装置は、記録媒体を保持する剛性保持体と、前記剛性保持体を自転又は公転させ、鉛直面に平行な周回軌道に沿って前記剛性保持体における記録媒体の保持面を周回させる移動機構と、前記剛性保持体に保持された記録媒体に向かって下向きにインクを吐出する記録ヘッドと、前記周回軌道とは垂直をなす水平方向に伸びる回転軸の周りに回転可能に前記剛性保持体に結合され、前記回転軸から見て重心と開口とが反対の方向にあるインク受けと、前記記録ヘッドの下方を前記インク受けが通過するタイミングで前記記録ヘッドにフラッシングを行わせる制御部と、を備える。
請求項2の画像記録装置は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記インク受けは、フラッシングにより吐出されたインクを収容するインク容器と、前記インク容器の内部から外部へインクを導くパイプと、を備え、前記画像記録装置は、前記パイプからインクを吸引する吸引機構、さらにを備える。
請求項3の画像記録装置は、請求項2に記載の画像記録装置において、前記パイプと前記吸引機構とを着脱可能である。
請求項4の画像記録装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像記録装置において、前記剛性保持体の特定の部位又は前記剛性保持体に保持された記録媒体の特定の部位が検知位置を通過したことを検知するセンサと、前記剛性保持体の移動量を計測する計測器と、をさらに備え、前記制御部は、前記センサの検知結果及び前記計測器の計測結果を取得し、前記特定の部位が前記検知位置を通過したタイミング及び前記剛性保持体の移動量から前記記録ヘッドの下方を前記インク受けが通過するタイミングを特定し、当該タイミングで前記記録ヘッドにフラッシングを行わせる。
請求項1の発明によれば、フラッシングにより吐出されたインクをインク受けで受けることができるとともに、インク受けの開口が上方を向くので、インク受けからインクがこぼれることを防止することができる。これにより、フラッシングにより吐出されたインクによる汚染を防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、パイプを経由してインクを排出することができるので、インク受けからインクを排出することが容易になる。
請求項3の発明によれば、パイプと吸引機構とを分離することができるので、吸引機構が剛性保持体の駆動を妨げることがない。
請求項4の発明によれば、フラッシングにより吐出されたインクを確実にインク受けで受けることができる。
<1 第1の実施の形態>
<1.1 画像記録装置A1の概略>
以下、この発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、この発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置A1の模式図である。図1は、画像記録装置A1の側面概要図である。また、図2は、画像記録装置A1の画像記録部3を取り除いて示す斜視図である。
この画像記録装置A1は、テーブル1上に吸着穴11を利用して吸着保持された記録媒体としての印刷用紙に画像の記録を行うものであり、給紙部2と、排紙部4と、一定間隔で配置された10個のテーブル1を周回軌道に沿って移動させるテーブル移動機構5と、このテーブル移動機構5により移動するテーブル1上の印刷用紙に画像を記録する画像記録部3とを備える。テーブル移動機構5は、画像記録部3の下方をテーブル1が通過し印刷用紙への画像の記録が行われる画像記録区間を直線運動するテーブル1を駆動するリニアモータ機構61と、画像記録区間以外においてテーブル1を駆動する無端状搬送機構とを備える。以下、テーブル1、画像記録部3、テーブル移動機構5、給紙部2および排紙部4の構成を、この順で説明する。
<1.2 テーブル1>
(a)テーブル1の概略;
図3は、テーブル1の構成の概略を示す模式図である。図3は、テーブル1の一部の斜視図となっている。
テーブル1は、印刷用紙を保持するテーブル本体191と、フラッシングにより吐出されたインクを受けるインク受け192と、インク受け192その他をテーブル本体191に結合する付属物結合板193と、印刷用紙をテーブル本体191に固定する固定機構194とを備える。なお、後述する第1連結機構及び第2連結機構の一部となる付属物については「1.4 テーブル移動機構5」の中の「(h)第1連結機構」及び「(i)第2連結機構」の欄で説明し、固定機構194については「1.5 給紙部2」の中の「(c)供給部50」の欄で説明する。10個のテーブル1は、鉛直面に平行な周回軌道に間隔を置いて配置され、間隔を置いたまま周回軌道に沿って周回する。
(b)テーブル本体191;
テーブル本体191は、内部に中空部が形成された矩形板形状を有する。テーブル本体191には、周回軌道の外側を向くオモテ面及びその裏側のウラ面と中空部とを貫通する吸引孔11が形成されている。これにより、テーブル本体191のオモテ面に印刷用紙を載置してウラ面の側から吸引すると、テーブル本体191に印刷用紙が保持される。
テーブル本体191は、十分な剛性を有する剛性保持体である。「十分な剛性を有する」とは、テーブル本体191の立体的形状が一定であり、印刷用紙を一定の形状のまま保持することができることをいう。
(c)インク受け192;
(c−1)インク受け192の概要;
図4及び図5は、インク受け192の構成の概略を示す模式図である。図4は、テーブル1の側方から見たインク受け192を示す図、図5は、テーブル1の後方から見たインク受け192を示す図である。
図4及び図5に示すように、インク受け192は、インクを収容するインク容器195と、インク受け192の重心を底方向にずらすオモリ196と、インクを含漬するスポンジ体197と、廃液となるインクを外部へ吸引する経路となる廃液吸引パイプ198とを備える。
インク受け192は、テーブル1の移動方向末尾に設けられる。
(c−2)インク容器195;
図4及び図5に示すように、インク容器195は、周回軌道とは垂直をなす水平方向が長手方向となっている細長の容器である。インク受け192の縦断面形状(周回軌道と平行な断面における形状)は、六角形となっている。インク容器195の幅(テーブル1の移動方向の寸法)は、開口寄りにおいては一定であり、底寄りにおいては底に向かうにしたがって狭くなる。インク容器195の開口の長さ(周回軌道とは垂直をなす水平方向の寸法)は、記録ヘッド22,23,24,25のインク吐出範囲すなわちノズルの配列範囲よりも長くなっている。これにより、どのノズルからインクが吐出されてもインク受け192でインクを受けることができる。
インク容器195は、周回軌道とは垂直をなす水平方向に伸びる回転軸199の周りに回転可能にテーブル本体191に結合されている。
インク容器195は、フラッシングにより吐出されたインクを収容する。
(c−3)オモリ196;
図4及び図5に示すように、オモリ196は、テーブル1の移動方向とは垂直をなす水平方向が長手方向となっている細長の平棒形状を有する。
オモリ196は、インク容器195の内底面に固定されている。
オモリ196は、インク受け192の重心を底方向にずらしている。オモリ196によりインク受け192の重心を回転軸199から見て開口がある方向とは反対の底方向にずらすことにより、図6の側面図に示すように、テーブル1が周回軌道のどこにあっても開口192aが上方を向くので、インク受け192からインクがこぼれることを防止することができる。これにより、フラッシングにより吐出されたインクによる汚染を防ぐことができる。「反対の底方向」は、開口がある方向とは180°異なる正反対の方向であることが最も望ましいが、フラッシングにより吐出されたインクを開口を経由して受けることを妨げない程度の若干のズレは許容される。
なお、インク容器195の材質や構造によってはインク容器195とは別にオモリ196を設けなくても回転軸199から見て開口と重心とが反対の方向にある状態を実現することができるが、そのような場合はオモリ196を省略してもよい。ただし、インク容器195の内底面にオモリ196を固定すれば、回転軸199からインク容器195の底までの距離が短くても回転軸199から見て開口と重心とが反対の方向にある状態を実現することができるので、インク受け192の回転半径を小さくすることができ、インク容器195の底が他の部分と干渉することを防ぐことができる。
また、図4及び図5に示すインク受け192では、回転軸199よりも底寄りの下部においてインク容器195の幅が底に向かうにしたがって狭くなる底細り構造を採用していることも、インク受け192の回転半径を小さくし、インク容器195の底が他の部分と干渉することを防ぐことに寄与している。なお、このような回転半径を小さくする効果は、図7の縦断面図に示すような丸底のインク容器1195を用いた場合でも得ることができる。
(c−4)スポンジ体197;
図4及び図5に示すように、スポンジ体197は、周回軌道とは垂直をなす水平方向が長手方向となっている細長の角棒形状を有する。
スポンジ体197は、インク容器195の内部に充填されている。
スポンジ体197は、柔軟な多孔室体であって、インク容器195の内部に収容されているインクを含漬する。スポンジ体197により、インク容器195の揺振が起こってもインク容器195の内部からインクが飛散することを防ぐことができる。これにより、フラッシングにより吐出されたインクによる汚染をさらに確実に防ぐことができる。柔軟なスポンジ体197にインクを含漬させることには、フラッシングによりかなりの高速で吐出されたインクがスポンジ体197にあたって跳ね返ることを防ぐことができるという利点がある。
なお、スポンジ体197に代えて他の種類の含漬体、例えば、紙等を用いてもよい。
(c−5)廃液吸引パイプ198;
図4及び図5に示すように、廃液吸引パイプ198は、インク容器195の内部から外部へ至っており、インク容器195の内部から外部へインクを導いている。
廃液吸引パイプ198のうちインク容器195の内部にある部分は、概ね、インク容器195の底面の近傍にあってインク容器195の長手方向に伸びている。廃液吸引パイプ198のうちインク容器195の内部にある部分には、パイプ内部とパイプ外部とを貫通する多数の孔が形成されている。これにより、インク容器195の全体から効率的にインクを吸引することができる。
廃液吸引パイプ198は、インク容器195の底面の近傍から緩やかに曲げられ、回転軸199を通りインク容器195の外部へ至る。これにより、中空構造の廃液吸引パイプ198を簡単な構造でインク容器195の内部から外部へ至らしめることができる。
(c−6)廃液の吸引について;
図1に示すように、画像記録装置A1は、廃液吸引パイプ198からインクを吸引する吸引機構201を備える。吸引機構201は、周回軌道の画像記録区間以外にある廃液吸引位置に停止しているテーブル1のインク受け192から廃液となるインクを吸引する。
図8の模式図に示すように、吸引機構201は、インク容器195の外部にある廃液吸引パイプ198の外部端に対して着脱可能な着脱部202と、インクの吸引力を発生するポンプ203と、廃液となるインクを蓄積するタンク204と、これらを接続する配管205とを備える。吸引機構201は、廃液吸引パイプ198の外部端に対して着脱部202が装着されている状態においてポンプ203を動作させることにより、インク受け192からインクを吸引する。
このような廃液吸引パイプ198及び吸引機構201によれば、廃液吸引位置にテーブル1を停止させ、着脱部202を外部端に装着してポンプ203を動作させれば、インク受け192の内部の廃液を排出することができるので、インク受け192の内部のインクを排出することが容易になる。また、廃液吸引パイプ198と吸引機構201とを分離することができるので、吸引機構201がテーブル1の駆動を妨げることがない。
(d)付属物結合板193;
図3、図4及び図5に示すように、付属物結合板193は、テーブル本体191の四隅においてテーブル本体191の側面に固定されている。付属物結合板193は、付属物とテーブル本体191とを結合する。テーブル1の末尾側にある2個の付属物結合板193は、インク受け192を回転軸199の周りに回転可能にテーブル本体191に結合している。
<1.3 画像記録部3>
(a)画像記録部3の概略;
画像記録部3は、テーブル移動機構5により一方向に走行するテーブル1の上面に吸着保持された印刷用紙に対し、インクジェット方式で画像を記録するものである。図1に示すように、この画像記録部3は、前処理剤塗布ヘッド21と、4個の記録ヘッド22、23、24、25と、5個のヒータ26、28、29、30、31と、スキャナ32と、センサ33とを備える。
(b)前処理剤塗布ヘッド21;
前処理剤塗布ヘッド21は、4個の記録ヘッド22、23、24、25により画像を記録する前に、印刷用紙に透明な前処理剤を塗布するものである。
(c)記録ヘッド22、23、24、25;
4個の記録ヘッドは、ブラックインク用の記録ヘッド22と、シアンインク用の記録ヘッド23と、マゼンタインク用の記録ヘッド24と、イエローインク用の記録ヘッド25である。これらの記録ヘッド22、23、24、25は、一方向に移動するテーブル1の上方に配設されている。そして、これらの記録ヘッド22、23、24、25は、テーブル1の移動方向と直交する方向に列設された多数のインクジェットノズルを備え、これらのインクジェットノズルからテーブル1に保持された印刷用紙に向かって下向きにインクを吐出して画像を記録する。記録ヘッド22、23、24、25によるインクの吐出は、制御部34によって制御されている。
(d)ヒータ26、28、29、30、31及びスキャナ32;
5個のヒータは、プレヒート用のヒータ26と、中間ヒート用のヒータ28、29、30と、メインヒート用のヒータ31とである。これらのヒータ26、28、29、30、31は、印刷用紙に熱風を吹き付ける構成となっている。また、スキャナ32は、ライン状のCCDカメラを備え、記録された画像全体やパッチの濃度を測定する構成となっている。
(e)センサ33;
センサ33は、テーブル1に保持されてテーブル1の先頭にある切欠129(図3、図12および図35参照)内に進入した印刷用紙の先端がセンサ33の検知位置を通過したことを検知する。センサ33は、印刷用紙による光の遮蔽を検知する方式のものであってもよいし、印刷用紙による光の反射を検知する方式のものであってもよい。
(f)フラッシングについて;
制御部34は、センサ33の検知結果及びリニア搬送機構61のリニアエンコーダ211の測定結果を取得し、記録ヘッド22、23、24、25にフラッシングを行わせる。リニアエンコーダ211は、後述する移動ベース63の移動距離すなわち周回軌道の画像記録区間を移動するテーブル1の移動量として移動距離を測定する。
制御部34は、テーブル1に保持された印刷用紙の先端がセンサ33の検知位置を通過したタイミング及びテーブル1の移動距離から記録ヘッド22、23、24、25の下方をインク受け192が通過するタイミングを特定し、当該タイミングで記録ヘッド22、23、24、25にフラッシングすなわちインクの吐出を行わせる。これにより、全てのノズルについてフラッシングにより吐出されたインクをインク受け192で受けることができる。
なお、テーブル1に保持された印刷用紙の先端に代えて印刷用紙の他の部位又はテーブル1の他の部位がセンサ33の検知位置を通過したタイミングから記録ヘッド22、23、24、25の下方をインク受け192が通過するタイミングを特定するようにしてもよい。
フラッシングは、インク受け192が記録ヘッド22、23、24、25の下方を通過するたびに行うことが望ましいが、数回通過するごとに1回のフラッシングというように間引きして行ってもよい。
<1.4 テーブル移動機構4>
(a)テーブル移動機構の概略;
テーブル移動機構5は、無端状搬送機構により10個のテーブル1を周回軌道に沿って高速で移動させるとともに、画像の記録時にはこれらのテーブル1を無端状搬送機構から切り離して、リニアモータ機構により精度よく一方向に移動させる構成となっている。
そして、このときテーブル1は、リニアガイドのレール42により案内される。また、テーブル1の移動を無端状搬送機構とリニアモータ機構に切り換えるためには、第1、第2連結機構が利用される。これにより、印刷用紙を保持しているテーブル1のオモテ面は、鉛直面に平行な周回軌道に沿って周回させられる。
図9は、テーブル移動機構5の要部を示す縦断面図である。図10は、リニアガイドのレール42およびチェーン44とテーブル1との連結関係を示す部分側面図である。図11は、リニアガイドのレール42およびチェーン44とテーブル1との連結関係を示す部分拡大図である。図12は、リニアガイドのレール42およびチェーン44とテーブル1との連結関係を示す部分斜視図である。
(b)案内機構;
各テーブル1の四隅には、連結部45及び付属物結合板193を介してリニアガイドの受け部43が配設されている。この受け部43は、側板41に配設された左右一対のリニアガイドのレール42と係合している。このレール42は、無端状の形状を有する。このため、各テーブル1は、レール42および受け部43からなる無端状のリニアガイドにより案内され、周回軌道に沿って移動可能となっている。
(c)無端状搬送機構;
一方の側板41には、一対のスプロケット46が回転可能に配設されている。このスプロケット46には、チェーン44が巻回されている。一対のスプロケット46に巻回されたチェーン44と、レール42および受け部43からなる無端状のリニアガイドとは、互いに対応する形状を有する。また、図1および図2に示すように、一方のスプロケット46の側方にはスプロケット47が付設されており、このスプロケット47は、モータの駆動により回転する駆動スプロケット48および従動スプロケット49と、チェーン51により連結されている。このため、チェーン44は、駆動スプロケット48の駆動により、一対のスプロケット46に巻回された状態で回動する。
なお、図2および図10に示すように、チェーン44は、二対のスプロケット52、53の作用により、途中で高さ位置が変更されている。
一対のスプロケット46はこの発明の無端状搬送機構におけるローラ部材を構成し、チェーン44はこの発明の無端状搬送機構における索体を構成する。このチェーン44の代わりに同期ベルト等を使用してもよく、スプロケット46のかわりに同期プーリ等を使用してもよい。
(d)リニアモータ機構61;
また、図9に示すように、装置本体の下部には、4個のリニアモータ機構61が配設されている。各リニアモータ機構61は、本体に立設された支持板62と、この支持板62に対向配置された移動ベース63と、これらの移動ベース63および支持板62を連結するとともに、移動ベース63を支持板62に対して水平方向に移動可能に案内する一対のリニアガイド64とを備える。支持板62にはリニアモータの固定子65が固定されており、移動ベース63にはリニアモータの可動子66が固定されている。
リニアモータ機構61では、テーブル1の移動方法に配設された固定子65を磁極変化させることにより、可動子66を、テーブル1の移動方向およびその逆方向に所望の速度で移動させることができるようになっている。
このため、移動ベース63は、固定子65および可動子66より成るリニアモータの駆動により、図9における紙面に垂直な方向、すなわち、テーブル1の移動方向に、往復移動する。そして、移動ベース63とテーブル1とは、後述する第2連結機構により、連結状態と開放状態に切り換えられる。
(e)無端状搬送機構とテーブル1との連結について;
上述したように、画像の記録時には、テーブル1はリニアモータ機構61により搬送され、それ以外のときには、テーブル1は上述したチェーン44を利用した無端状搬送機構により搬送される。すなわち、チェーン44とテーブル1とは、画像の記録前、すなわちテーブル1が前処理剤塗布ヘッド21と対向する前に連結が解除され、画像の記録後、すなわちテーブル1が最後の記録ヘッド25と対向し、さらにメインヒート用のヒータ31と対向した後に連結される。この連結の切替は、後述する第1連結機構により実行される。
(f)リニアモータ機構61とテーブル1との連結について;
また、リニアモータ機構61の可動子66とテーブル1とは、画像の記録前、すなわちテーブル1が最初の記録ヘッド22と対向する前に連結され、画像の記録後、すなわちテーブル1が最後の記録ヘッド25と対向し、さらにスキャナ32と対向した後に連結を解除される。この連結の切替は、後述する第2連結機構により実行される。
(g)印刷用紙の保持について;
なお、図1および図9に示すように、テーブル1の走行経路の下方には、吸着ファン55が配設されている。また、テーブル1は中空状の構造を有する。そして、図2および図12に示すように、テーブル1の表面にはテーブル1の中空部と連通する吸着穴11が形成されている。このため、吸着ファン55から排気を行うことにより、テーブル1の表面に供給された印刷用紙をテーブル1上に吸着保持することが可能となる。
(h)第1連結機構;
次に、チェーン44とテーブル1とを、連結状態と開放状態に切り換える第1連結機構の構成について説明する。
図11および図12に示すように、チェーン44には、この発明の第1連結部として機能する連結ピン27が付設されている。一方、テーブル1の移動方向の先端には、この発明の第2連結部として機能する連結板54が付設されている。この連結板54には、上側を向く略三角形の孔部が形成されている。そして、連結ピン27は、連結板54における孔部内に挿入された状態となっている。
上述したように、チェーン44は、二対のスプロケット52、53の作用により、途中で高さ位置が変更されている。すなわち、チェーン44は、テーブル1が画像記録部3と対向する位置においてその位置が低くなっており、その両端部においては、その位置が高くなっている。チェーン44の位置が高い場合には、図11において実線で示すように、連結ピン27が連結板54における略三角形の孔部の角部分と当接することにより、連結ピン27と連結板54とが互いに連結される。一方、チェーン44の位置が低い場合には、図11において仮想線で、また、図12において実線で示すように、連結ピン27が連結板54における略三角形の孔部の角部分から離隔して下方に移動し、連結ピン27と連結板54との連結が解除される。
チェーン44の駆動により移動するテーブル1は、図11に示す領域Aにおいては、連結ピン27と連結板54とが互いに連結されており、図11に示す領域Bにおいては、連結ピン27と連結板54との連結が解除されている。そして、図11に示す領域Cにおいて、テーブル1の駆動源が、チェーン44からリニアモータ機構61の可動子66に切り換えられる。
(i)第2連結機構;
次に、リニアモータ機構61の可動子66とテーブル1とを、連結状態と開放状態に切り換える第2連結機構の構成について説明する。
図13および図14は、第2連結機構を示す側面図である。図13は給紙部2側における第2連結機構を、図14は排紙部4側における第2連結機構をそれぞれ示している。また、図15乃至図18は、第2連結機構による連結および開放動作を示す説明図である。
図15乃至図18に示すように、テーブル1の下面には、この発明の第4連結部として機能するVブロック60が付設されている。また、上述したリニアモータの可動子66に連結する移動ベース63の上端には、軸67を中心に揺動可能なラッチレバー68が配設されている。このラッチレバー68の一端には、この発明の第3連結部として機能するカムフォロワー72が配設されている。このカムフォロワー72は、Vブロック60の凹部と当接して、これらを互いに連結する構成を有する。また、ラッチレバー68の他端には、カムフォロワー71が配設されている。同様に、移動ベース63の上端には、軸73を中心に揺動するロックレバー69が配設されている。
図13および図14に示すように、上述したカムフォロワー71の下方には、テーブル1の走行方向に延びる移動カム80が配設されている。また、移動カム80のテーブル1の移動方向についての両端には、一対の固定カム78、79が配設されている。
移動カム80は、揺動レバー74を介して装置本体に連結されている。また、この移動カム80の一端は、リンクレバー75を介してエアシリンダ76に連結されている。さらに、この移動カム80の他端は、引っ張りバネ177を介して装置本体に連結されている。このため、エアシリンダ76の駆動によりリンクレバー75を介して移動カム80を図13および図14に示す左方向に押圧した場合には、揺動レバー74が揺動し、移動カム80が上昇する。
移動ベース63が給紙部2側の端部に配置されたときには、図15に示すように、カムフォロワー71が固定カム78に乗り上げており、カムフォロワー72は下降している。この状態からテーブル1が上述したチェーン44の駆動で移動し、Vブロック60の凹部がカムフォロワー72の上方まで到達すれば、リニアモータ機構61の駆動により移動ベース63が移動を開始する。
これにより、図16に示すように、カムフォロワー71が固定カム78上から移動カム80上に移動する。これに伴い、ラッチレバー68が揺動し、カムフォロワー72がVブロック60の凹部と当接し、カムフォロワー72とVブロックが連結する。この状態においては、テーブル1とリニアモータ機構61の可動子66とが連結したことになる。そして、この状態において、リニアモータ機構61の駆動により、テーブル1を移動させる。このときには、テーブル1は、チェーン44を利用した無端状搬送機構に比べ、精度のよいリニアモータ機構61の駆動により一方向に移動する。
移動ベース63が排紙部4側の端部に配置されたときには、図17に示すように、カムフォロワー71が移動カム80上から固定カム79上に移動する。これに伴い、ラッチレバー68が揺動し、カムフォロワー72がVブロック60の凹部から離隔してカムフォロワー72とVブロックの連結が解除される。この状態では、テーブル1とリニアモータ機構61の可動子66との連結が解除されたことになる。そして、テーブル1は、上述したチェーン44の駆動で移動を継続する。
一方、移動ベース63は、リニアモータ機構61の駆動により、排紙部4側の端部から給紙部2側の端部に復帰する。このときには、図18に示すように、エアシリンダ70の駆動によりロックレバー69を軸73を中心に揺動させる。これにより、ラッチレバー68は、カムフォロワー72がVブロック60から離隔する位置で固定される。この状態において、リニアモータ機構61の駆動により、移動ベース63を排紙部4側の端部から給紙部2側の端部まで移動させる。このときには、ラッチレバー68が、カムフォロワー72がVブロック60から離隔する位置で固定されていることから、テーブル1の移動方向と逆方向に移動するカムフォロワー72等がVブロック60等と干渉することを防止することができる。
(j)リニアモータ機構61によるテーブル1の移動;
図19は、4個のリニアモータ機構61の可動子66により10個のテーブル1を移動させる様子を示すタイムテーブルである。なお、図19では、複数のテーブル1にはこれらを区別するための枝番a乃至jを付与している。同様に、複数の可動子66にはこれらを区別するための枝番a乃至dを付与している。
一番目のテーブル1aを移動させたリニアモータ機構61は、排紙部4側の端部から給紙部2側の端部に復帰し、次に五番目のテーブル1eを移動させる。同様に、二番目のテーブル1bを移動させたリニアモータ機構61は、排紙部4側の端部から給紙部2側の端部に復帰し、次に六番目のテーブル1fを移動させる。そして、図19に示すリニアモータによる駆動範囲以外の駆動範囲においては、各テーブル1は、チェーン44を有する無端状搬送機構により移動する。なお、図19における符号Dは、テーブル1が周回軌道に沿って一周し、原点に戻った位置を示している。そして、図19には周回軌道上の座標として原点位置P1,位置P2、位置P3、位置P4、位置P5をプロットしている。
原点位置P1は給紙部2付近の位置にあり、このときチェーン44と連続ピン27とが連結されておりテーブル1はチェーン44の駆動力で周囲軌道に沿って移動する。位置P2は、リニアモーター機構61の可動子66の移動開始位置に相当する。テーブル1はこの位置でもチェーン44の駆動力で周回軌道に沿って移動する。位置P3は、カムフォロワ72が図16に示すようにVブロック60の凹部に連結することでテーブル1と可動子66との連結が行われる位置である。また、チェーン44と連結ピン27との連結が解除される位置でもある。可動子66は位置P3においてチェーン44の移動速度と一致するように、位置P2から加速を開始する。テーブル1は位置P3と位置P4の間で前処理剤塗布ヘッド21に対向する。
位置P4は、リニアモータ機構61の可動子66とテーブル1との連結が解除される位置である。位置P4の少し前の位置において連結ピン27と連結板54との連結が完了しているものとする。テーブル1は位置P4と位置P5の間でメインヒート用のヒータ31に対向する。位置P5はリニアモータ機構61の可動子66の移動終了位置に相当する。可動子66は位置テーブル1との係合が解除された後、徐々に減速し位置P5において停止する。
可動子66は位置P5で停止後、テーブル1の移動方向とは逆方向に位置P2まで高速で移動する。このときには移動カム80を下方に下げ、ロックレバー69がラッチレバー68を固定することにより、カムフォロワー72がVブロック60の凹部と干渉しない位置に固定されているのは先に図18を用いて説明したとおりである。
<1.5 給紙部2>
(a)給紙部2の概略;
次に、給紙部2の構成について説明する。図1および図2に示すように、この給紙部2は、ストッカー部40と供給部50とから構成される。図20は、ストッカー部40の側面図である。また、図21は、供給部50をテーブル1とともに示す側面図であり、図22は、その要部拡大図である。
(b)ストッカー部40;
図20に示すように、ストッカー部40は、その上部に印刷用紙を載置して昇降する紙載せ台81と、紙載せ台81上の印刷用紙を吸着して搬送ローラ86方向に搬送する給紙サッカー82とを備える。給紙サッカー82および搬送ローラ86により搬送された印刷用紙は、供給部50のコンベア87上に搬送される。なお、紙載せ台81上に載置された印刷用紙の周囲には、給紙時に二枚取りを防止するためのさばき用エアー噴出部83、84、85が配設されている。
(c)供給部50;
(c−1)供給部50の概略;
供給部50は、上述したコンベア87と、横針機構100と、フィードローラ88、89と前見当部92と、一対のガイド板113、114と、空気吐出ノズル93と、スクイジローラ97とを備える。ここで、横針機構100は、コンベア87により搬送された印刷用紙の搬送方向と直交する方向の位置決めを行うものである。また、前見当部92は、軸91を中心に揺動し、コンベア87により搬送された印刷用紙の先端の位置決めを行うものである。
空気吐出ノズル93は、印刷用紙をテーブル1上に装着するときに、印刷用紙の先端に向けて空気を吹き付けるものである。なお、一対のフィードローラ88、89のうち、上側のフィードローラ88は、昇降可能に構成されている。また、スクイジローラ97は、軸96を中心に揺動可能な構成となっている。
テーブル1の移動方向の先端には、そこに供給された印刷用紙の先端をテーブル1に固定するための固定機構194としてテーブル爪95が配設されている。このテーブル爪95は、テーブル1に設けられた軸94を中心に揺動する。なお、テーブル1の移動方向に対して供給部50の上流側には、テーブル爪95を開閉するための一対のカム98、99と、上述した吸着ファン55が配設されている。
供給部50からテーブル1へ印刷用紙を供給するときのテーブル1に対する交差角度、すなわち、テーブル1の表面と一対のガイド板113、114とがなす角度は、できるだけ小さいことが好ましい。この角度は、45度以下とすることが好ましく、30度以下とすることがより好ましい。なお、この角度を小さくするために、前見当部92がテーブル1の移動領域の上方に配置される構成が採用されている。
(c−2)横針機構100;
図23および図24は、横針機構100の斜視図である。なお、図23は、図24に対して従動コロ109の昇降機構等を取り外した図となっている。
この横針機構100は、テーブル1を移動するための駆動スプロケット48(図1および図2参照)と同期して回転する駆動軸101と、この駆動軸101に連結されたカム102と、傘歯車106を備える。この傘歯車106は、駆動コロ108と接続された傘歯車107と噛合している。このため、駆動軸101が回転することにより、駆動コロ108が回転する。
また、この横針機構100は、軸103を中心として揺動するレバー105を備える。このレバー105の一端に配設されたカムフォロワー104は、駆動軸101とともに回転するカム102と当接している。また、このレバー105の他端部は、従動コロ109を軸支するケーシング111と接続されている。このため、駆動軸101が回転することによりカム102が回転し、これに当接するカムフォロワー104が上下すると、ケーシング111が上下する。そして、これに伴って、従動コロ109が、駆動コロ108と当接して回転する回転位置と、駆動コロ108から離隔した退避位置との間を昇降する。
この横針機構100においては、従動コロ109が退避位置にある状態で、駆動コロ108と従動コロ109との間に印刷用紙が供給される。しかる後、従動コロ109が回転位置まで降下し、印刷用紙は駆動コロ108と従動コロ109との間に挟持される。そして、駆動コロ108の回転に伴って印刷用紙がその搬送方向と直交する方向に移動し、その端縁が図示しない当たり部材に当接することにより、コンベア87により搬送された印刷用紙の搬送方向と直交する方向の位置決めが実行される。より詳細には以下のとおりである。すなわち、横針機構100の一対のフィードローラ108、109による印刷用紙が挟持され、この状態で前述した駆動コロ108と従動コロ109とによって印刷用紙がその運搬方向と直交する方向に移動してその端縁が図示しない当たり部材に当接することによりこの方向の位置決めが行われる。その後、フィードローラ109が上昇して横針機構100一対のフィードローラ108、109による印刷用紙のニップが解除される。
(c−3)給紙動作について;
この供給部50においては、ストッカー部40から送られた印刷用紙は、コンベア87により搬送される。このときには、一対のフィードローラ88、89のうち上側のフィードローラ88は下側のフィードローラ89から離隔している。そして、搬送された印刷用紙は、一対のフィードローラ88、89の間を通過して、その先端が前見当部92と当接したときに停止する。この状態において、横針機構100の作用により、コンベア87により搬送された印刷用紙の搬送方向と直交する方向の位置決めが実行される。
次に、フィードローラ88が下降して印刷用紙を一対のフィードローラ88、89間に挟持すると共に、前見当部92が揺動して上昇する。そして、印刷用紙は、一対のフィードローラ88、89の作用により、テーブル1におけるテーブル爪95に向けて搬送される。このときの印刷用紙の搬送速度は、テーブル1の移動速度よりわずかに速い速度となっている。また、このときには、図22に示すように、リニアモータ機構61の駆動によるテーブル1の移動に伴い、軸94に対してテーブル爪95の逆側に配設されたカムフォロワー90が、テーブル爪95を開閉するためのカム98と当接することにより、テーブル爪95は開放状態となっている。
そして、印刷用紙の先端がテーブル爪95まで到達した時点で、テーブル爪100が閉じられる。すなわち、チェーン44の駆動によるテーブル1の移動に伴い、軸94に対してテーブル爪95の逆側に配設されたカムフォロワー90が、テーブル爪95を開閉するためのカム98から離隔することにより、テーブル爪95が閉じられ、このテーブル爪95により印刷用紙がテーブル1に対して固定される。
このように、テーブル爪95により印刷用紙がテーブル1に対して固定するときには、印刷用紙の先端には、空気吐出ノズル93から空気が吹き付けられる。このため、印刷用紙がテーブル1の表面に押し付けられ、印刷用紙をテーブル爪95とテーブル1との間に確実に固定することが可能となる。
リニアモータ機構61の駆動によりテーブル1がさらに移動すると、テーブル1上の印刷用紙は、スクイジローラ97によりスクイジされるとともに、吸着ファン55の作用によりテーブル1上に吸着保持される。しかる後、カムフォロワー90がテーブル爪95を開閉するための第2のカム99と当接することにより、テーブル爪95が開閉動作を実行し、印刷用紙の先端のひずみが解消される。
<1.6 排紙部4>
(a)排紙部4の概略;
次に、上述した排紙部4の構成について説明する。図25は、排紙部4の側面概要図である。
この排紙部4は、後述する第1剥離爪と爪座を備え、これらにより挟持されて搬送される印刷用紙をその外周部に巻回してテーブル1から分離する排紙胴77を備える。この排紙胴77の構成および 印刷用紙の分離動作については、後程詳細に説明する。
また、この排紙部4は、排紙胴77から受け取った印刷用紙を、ガイド121に案内されて昇降するストッカー部122に搬送する第1コンベア73および第2コンベア76と、排紙胴1から受け取った印刷用紙を、排紙テーブル123に搬送する第3コンベア74および第4コンベア75と、搬送路の切替機構124とを備える。
(b)第1コンベア73;
図26は、第1コンベア73の斜視図である。
この第1コンベア73は、軸153および軸154に巻回された4本のベルト151を備える。この第1コンベア73においては、排紙胴77搬送された印刷用紙は、ベルト151上に載置されて搬送される。第1コンベア73におけるベルト151の傾斜部分と対向する位置には、第1コンベア73により搬送される印刷用紙に向けて空気を吹き付けるファン152が配設される。このため、印刷用紙を第1コンベア73のベルト151により確実に搬送することが可能となる。
(c)第2コンベア76;
図27は、第2コンベア76の斜視図である。
この第2コンベア76は、第1コンベア73により搬送された印刷用紙をその上方から吸着保持して搬送するためのものであり、軸156および軸157に巻回された4本のベルト155を備える。
図28および図29は、第2コンベア76を裏面から見た部分斜視図である。なお、図28は、ベルト155を取り外して見た状態を示している。
第2コンベア76におけるベルト155に挟まれた領域はチャンバーを構成している。そして、このチャンバーの下面を構成する平板158には、図28に示すように、多数のスリット159が形成されている。また、図29に示すように、ベルト155には、多数の孔部161が形成されている。そして、これらのスリット159および孔部161は、互いに対応する位置に形成されている。このため、ベルト155に挟まれたチャンバー内を減圧することにより、スリット159および孔部161を介して印刷用紙を吸着することができ、ベルト155により印刷用紙をその上部から吸着保持して搬送することが可能となる。
そして、ベルト155に挟まれたチャンバー内の減圧を適宜のタイミングで停止することにより、ベルト155による印刷用紙の吸着保持が解除される。
あるいは、ベルト155におけるスリット159の形成場所を印刷用紙の搬送方向の上流方向側にのみとするようにしてもよい。こうすれば、ベルト155による印刷用紙の吸着保持は第2コンベア76における搬送方向の上流側で実行され、第2コンベア76における搬送方向の下流側では印刷用紙は吸着保持を解除される。
図25に示すように、この第2コンベア76における印刷用紙の搬送方向と直交する方向の中央部には、空気吹き出し孔が印刷用紙の搬送方向に向けて複数個連続して穿設された空気吹き付け管162が配設されている。
図24は、この空気吹き付け管162が印刷用紙Sに対して空気を吹き付ける様子を示す説明図である。
印刷用紙の先端が第2コンベア76における搬送方向の下流側に到達したタイミングでベルト155に挟まれたチャンバー内の減圧を停止することにより、印刷用紙Sの吸着保持が解除される。そして、この領域において、印刷用紙Sは、その搬送方向と直交する方向の中央部付近に向けて空気吹き付け管162から空気を吹き付けられる。このため、印刷用紙は、その中央部を中心に二つ折り状態になってストッカー部122に落下する。このため、記録媒体を正確にストッカー部122に落下させることが可能となる。
(d)第3コンベア74;
図31は、第3コンベア74の斜視図である。
この第3コンベア74は、軸164および軸165に巻回された4本のベルト163を備える。この第3コンベア74においては、第1コンベア73のベルト151上に載置されて搬送され、搬送路の切替機構124により第3コンベア74側に変向された印刷用紙が、ベルト163上に載置されて搬送される。第3コンベア74におけるベルト163と対向する位置には、第3コンベア74により搬送される印刷用紙に向けて空気を吹き付けるファン166が配設される。このため、印刷用紙を第3コンベア74のベルト163により確実に搬送することが可能となる。
(e)第4コンベア75;
図32は、第4コンベア75の斜視図である。
この第4コンベア75は、軸172および軸173に巻回された4本のベルト171を備える。この第4コンベア75においては、第3コンベア74のベルト163上に載置されて搬送さた印刷用紙が、ベルト171上に載置されて搬送される。第4コンベア75におけるベルト171と対向する位置には、第4コンベア75により搬送される印刷用紙に向けて空気を吹き付けるファン175が配設される。このため、印刷用紙を第4コンベア75のベルト171により確実に搬送することが可能となる。
(f)切替機構124;
図33は、切替機構124の斜視図である。
この切替機構は、ソレノイド182の駆動により軸183を中心に揺動する案内板181を備える。この案内板181が、図25および図33において実線で示す位置に配置された場合には、排紙胴77から排出され、第1コンベア73のベルト151上に載置されて搬送される印刷用紙は、ベルト151に載置されたまま搬送され、第2コンベア76に搬送される。一方、案内板181が、図25および図33において仮想線で示す位置に配置された場合には、排紙胴77から排出され、第1コンベア73のベルト151上に載置されて搬送される印刷用紙は、第3コンベア74に搬送される。
(g)排紙部4の動作について;
以上のような構成において、テーブル1上の印刷用紙は、後述するように、排紙胴77の作用によりテーブル1から分離され、排紙胴77の外周部に巻回されて第1コンベア73まで搬送される。そして、この印刷用紙は、第1コンベア73の上部に載置されて搬送された後、第2コンベア76でその上面より吸着保持されて搬送される。そして、この印刷用紙は、ストッカー部122の上方でその吸着保持が解除されるとともに、その搬送方向と直交する方向の中央部付近に向けて空気吹き付け管162から空気を吹き付けられる。これにより、印刷用紙は、その中央部を中心に二つ折り状態になってストッカー部122に落下し、ストッカー部122に回収される。
また、印刷が終了した印刷用紙を目視で確認する場合には、第1コンベア73上に配置された切替機構124により、第1コンベア73により搬送されている印刷用紙を第3コンベア74方向に案内する。この印刷用紙は、第3コンベア74および第4コンベア75の上部に載置されて搬送された後、排紙テーブル123上に排出される。
(h)排紙胴77;
次に、上述した排紙胴77の構成および印刷用紙の分離動作について説明する。図34は、排紙胴77等を示す側面図である。
この排紙胴77は、円筒形の一部から構成され、軸139を中心に回転する。図25に示すように、この排紙胴77は、駆動プーリ141および従動プーリ142とベルト143を介して連結されており、駆動プーリ141の駆動により回転する。
図34(a)に示すように、この排紙胴77には、印刷用紙の先端をテーブル1から剥離するための第1剥離爪131と、第1剥離爪131との間に印刷用紙の先端を挟持して搬送する爪座132と、印刷用紙を排紙胴77の外周面に押圧するためのニップローラ134と、排紙胴77に巻回された印刷用紙を排紙胴77から剥離する第2剥離爪133とが付設されている。
また、この排紙胴77の側方には、図34(b)および図34(c)に示すように、第1カム137および第2カム138が配設されている。この第1カム137は、第2剥離爪133を駆動するためのカムフォロワー135と当接するものであり、第1カム137における凹部184にカムフォロワー135が当接したときに第2剥離爪133が後述する剥離動作を実行する。また、第2カム138は、ニップローラ134を駆動するためのカムフォロワー136と当接するものであり、第2カム138における凹部185にカムフォロワー136が当接したときに、ニップローラ134が排紙胴77の表面に当接する。
(i)排出動作について;
次に、この排紙胴77等を利用してテーブル1上の印刷用紙Sを排出する排出動作について説明する。図35乃至図37は、テーブル1上の印刷用紙Sを排出する排出動作を示す説明図である。
テーブル移動機構5によりテーブル1が排紙胴77付近まで搬送されると、最初に、第1剥離爪131が、テーブル1の先端に形成された切欠129(図12および図35参照)内に進入する。この状態においては、テーブル爪95が閉じられ、このテーブル爪95により印刷用紙がテーブル1に対して固定されている。
この状態からテーブル1が移動すると、図36に示すように、テーブル1における軸94に対してテーブル爪95の逆側に配設されたカムフォロワー90が、テーブル爪95を開閉するためのカム145と当接することにより、テーブル爪95は開放状態となる。また、テーブル1の移動と同期して排紙胴77が回転し、図示しないリンク機構により第1剥離爪131が移動し、印刷用紙Sが第1剥離爪131と爪座132との間に挟持される。
なお、上述した吸着ファン55による排気量は、テーブル1が排紙部4付近に配置されたときには小さくなるように設定されている。このため、第1剥離爪131で印刷用紙の先端をテーブル1から剥離するときには、吸着穴11による印刷用紙Sの吸着保持力が弱められるよう構成されている。
この状態からテーブル1がさらに移動すると、図37に示すように、テーブル1の移動と同期して排紙胴77がさらに回転し、第1剥離爪131と爪座132との間に挟持された印刷用紙Sが第2剥離爪133の方向に移動する。また、ニップローラ134が印刷用紙S上に降下して、印刷用紙Sを排紙胴77に押圧する。
そして、この状態からテーブル1がさらに移動すると、テーブル1の移動と同期して排紙胴77がさらに回転し、図示しないリンク機構により第1剥離爪131が移動し、印刷用紙Sを開放する。この印刷用紙Sは、第2剥離爪133により排紙胴77から剥離され、上述した第1コンベア73に向けて搬送される。このように、この排紙部4では、テーブル1上の印刷用紙を第1剥離爪131と爪座132とで取り上げ、排紙胴77の表面に密着させた後、第2剥離爪133で該排紙胴77の表面から印刷用紙を剥離させるという、印刷用紙のつかみ替え処理を行っているので、印刷用紙に重さや平面度等にばらつき等があっても該印刷用紙を精度良く確実に搬送することができる。
<1.7 画像記録装置A2の全体動作>
以上のような構成を有する画像記録装置A1においては、給紙部2から送り出された印刷用紙は、テーブル移動機構5における無端状搬送機構により移動するテーブル1上に供給される。そして、テーブル1が、無端状搬送機構からテーブル移動機構5におけるリニアモータ機構61に受け渡された後、画像記録部3により画像の記録が実行される。しかる後、テーブル1が、リニアモータ機構61から無端状搬送機構に受け渡された後、テーブル1上の印刷用紙が排紙部4に排出される。このため、高速な画像の記録を高精度に実行することが可能となる。
<2 第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係るテーブル1に代えてドラム301で印刷用紙を保持する画像記録装置A2に関する。
<2.1 画像記録装置A2の概略>
図38は、この発明の第2の実施の形態に係る画像記録装置A2の模式図である。図38は、画像記録装置A2の主要部の側面概略図となっている。
図38に示すように、画像記録装置A2は、印刷用紙を保持するドラム301と、ドラム301を回転させる駆動機構302と、印刷用紙Sに画像を記録する画像記録部303と、ドラム301の円周面313に印刷用紙を供給する給紙部304と、ドラム301の円周面313から印刷用紙を排出する排紙部305とを主に備える。画像記録装置A2は、円周面313に印刷用紙を保持しているドラム301を駆動機構302により円筒軸の周りに回転させることにより、印刷用紙を保持している円周面313を鉛直面に平行な周回軌道に沿って移動させる。また、画像記録装置A2は、回転するドラム301の円周面313に保持された印刷用紙に向かってインクを吐出することにより、印刷用紙に画像を記録する。剛性保持体であるドラム301は、第1実施形態に係るテーブル1と異なり、全体としては一定の場所に留まっているが、その印刷用紙を保持する円周面313は周回軌道に沿って周回している。本発明でいう「剛性保持体」の「周回」は、このような記録媒体の保持面の周回も含むものとする。すなわち、本発明でいう「剛性保持体」の「周回」は、剛性保持体の公転運動だけでなく、剛性保持体の自転運動も含む。
<2.2 ドラム301>
(a)ドラム301の概略;
図38に示すように、ドラム301は、印刷用紙を保持するドラム本体310と、フラッシングにより吐出されたインクを受けるインク受け311と、印刷用紙の先端を把持するドラム爪312とを備える。
(b)ドラム本体310;
ドラム本体310は、略円筒形状を有しており、ドラム本体310の円周面313に設けられたそれぞれ1枚の印刷用紙を保持する保持領域314には、印刷用紙を吸引保持する吸引孔が形成されている。また、ドラム本体310の円周面313にある隣接する保持領域314の境界には、円筒軸方向に伸びる溝315が形成されている。ドラム本体310は、円筒軸周りに回転可能に支持されている。
(c)ドラム爪312;
ドラム爪312は、溝315の内部に収容され、周回軌道に垂直な揺動軸の周りに揺動可能にドラム本体310に結合されている。ドラム爪312は、保持領域314に保持されている印刷用紙の先端をその爪先端とドラム本体310の円周面313との間で固定する。ドラム爪312は、給紙部304から印刷用紙を受け取った直後に印刷用紙の先端を固定し、排紙部305に印刷用紙を受け渡す直前に印刷用紙の先端の固定を解除する。
(d)インク受け311;
インク受け311は、第1実施形態に係るインク受け192と同様の構成を有する。インク受け311は、溝315の内部に収容され、周回軌道に垂直な回転軸の周りに回転可能にドラム本体310に結合されている。したがって、第1の実施の形態の場合と同様に、ドラム301の回転位置にかかわらず開口が上方を向くので、インク受け311からインクがこぼれることを防止することができる。これにより、フラッシングにより吐出されたインクによる汚染を防ぐことができる。
(e)廃液の吸引について;
図38に示すように、画像記録装置A2は、第1実施形態に係る吸引機構201と同様の吸引機構316を備える。画像記録装置A2においても、第1実施形態の場合と同様に、ドラム301を廃液吸引位置に停止させて吸引機構316をインク受け311に装着することにより、インク受け311の内部の廃液を排出することが出来る。
<2.3 駆動機構302>
駆動機構302は、モータ等の駆動力源が発生した駆動力をドラム301に伝達し、ドラム301を円筒軸の周りに回転させる。駆動機構302は、ドラム301の移動量として回転角度を検出するロータリーエンコーダ317を備えている。
<2.4 画像記録部303>
(a)画像記録部303の概略;
画像記録部303は、下方を通過する印刷用紙に画像を記録する。画像記録部303は、印刷用紙に向かってインクを吐出する記録ヘッド318,319,320,321と、円周面313の特定の部位が検知位置を通過したことを検出するセンサ321とを備える。
(b)記録ヘッド318,319,320,321;
記録ヘッド318,319,320,321の各々は、周回軌道と垂直な方向にインクを吐出するノズルを配列したラインヘッドである。記録ヘッド318,319,320,321は、それぞれ、記録ヘッド318,319,320,321を構成するノズルから下方を通過する印刷用紙に向かってブラック・シアン・マゼンダ・イエローのインクの液滴を下向きに吐出することにより、印刷用紙に画像を記録する。記録ヘッド318,319,320,321によるインクの吐出は、制御部322によって制御されている。
(c)センサ321;
センサ321は、特定の部位に付されたマークを光学的に検出する方式のものであってもよいし、特定の部位に付されたマグネットを磁気的に検出する方式のものであってもよいし、特定の部位をこれら以外の方式で検出する方式のものであってもよい。
(d)フラッシングについて;
制御部322は、センサ321の検知結果及びロータリーエンコーダ317の測定結果を取得し、記録ヘッド318,319,320,321にフラッシングを行わせる。
制御部322は、円周面313の特定の部位がセンサ321の検知位置を通過したタイミング及びドラム301の回転角度から記録ヘッド318,319,320,321の下方をインク受け311が通過するタイミングを特定し、当該タイミングで記録ヘッド318,319,320,321にフラッシングを行わせる。これにより、フラッシングにより吐出されたインクをインク受け311で受けることができる。
<2.5 給紙部304>
図38に示すように、給紙部304は、印刷用紙を搬送するコンベア323と、印刷用紙をドラム本体310の円周面313に導く給紙胴324と、コンベア323により搬送されてきた印刷用紙の先端を把持して給紙胴324に受け渡すスインググリッパ325と、ドラム301の円周面313に印刷用紙を押さえつける押さえローラ326とを備える。
給紙部304においては、コンベア323により搬送されてきた印刷用紙の先端をスインググリッパ325で把持した後にスインググリッパ325が給紙胴324の側に揺動し、スインググリッパ325から給紙胴324のくわえ爪333へ印刷用紙が受け渡され、回転する給紙胴324によりドラム301の円周面313に印刷用紙が導かれる。ドラム301の円周面313に導かれた印刷用紙は、押さえローラ326によってドラム301の円周面313に密着させられる。
<2.6 排紙部305>
図38に示すように、排紙部305は、ドラム本体310の円周面313から印刷用紙を取得する排紙胴329と、印刷用紙を把持するグリッパバー330と、グリッパバー330を周回させるチェーン331とを備える。排紙部305においては、ドラム本体310の表面にある印刷用紙をグリッパバー330で把持してドラム本体310の円周面313から引き剥がした後に、周回するグリッパバー330でストック部332の上方まで搬送し、ストック部332の上方においてグリッパバー330から印刷用紙を開放することにより、ストック部332まで印刷用紙を搬送する。
<3 その他>
なお、上述した実施形態においては、印刷用紙上に画像を記録する場合について説明しているが、この発明は、布、樹脂シートその他の記録媒体に画像を記録する画像記録装置に対しても同様に適用することが可能となる。
この発明は詳細に説明されたが、上述した説明は、すべての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
特に、第1の実施の形態において説明した技術と第2の実施の形態において説明した技術とを組み合わせて用いることは、当然に予定されている。
この発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置の側面概要図である。 この発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置の画像記録部3を取り除いて示す斜視図である。 テーブルの一部の斜視図である。 テーブルの側方から見たインク受けを示す図である。 テーブルの後方から見たインク受けを示す図である。 テーブルの移動にともなうインク受けの状態の変化を説明する図である。 インク容器の縦断面形状の別例を示す図である。 吸引機構を示す模式図である。 テーブル移動機構の要部を示す縦断面図である。 リニアガイドのレールおよびチェーンとテーブルとの連結関係を示す部分側面図である。 リニアガイドのレールおよびチェーンとテーブルとの連結関係を示す部分拡大図である。 リニアガイドのレールおよびチェーンとテーブルとの連結関係を示す部分斜視図である。 第2連結機構を示す側面図である。 第2連結機構を示す側面図である。 第2連結機構により連結および開放動作を示す説明図である。 第2連結機構により連結および開放動作を示す説明図である。 第2連結機構により連結および開放動作を示す説明図である。 第2連結機構により連結および開放動作を示す説明図である。 4個のリニアモータ機構により10個のテーブルを移動させる様子を示すタイムテーブルである。 ストッカー部の側面図である。 供給部をテーブルとともに示す側面図である。 供給部をテーブルとともに示す要部拡大図である。 横針機構の斜視図である。 横針機構の斜視図である。 排紙部の側面概要図である。 第1コンベアの斜視図である。 第2コンベアの斜視図である。 第2コンベアを裏面から見た部分斜視図である。 第2コンベアを裏面から見た部分斜視図である。 空気吹き付け管が印刷用紙Sに対して空気を吹き付ける様子を示す説明図である。 第3コンベアの斜視図である。 第4コンベアの斜視図である。 切替機構の斜視図である。 排紙胴等を示す側面図である。 排紙胴等を示す側面図である。 排紙胴等を示す側面図である。 排紙胴等を示す側面図である。 この発明の第2の実施の形態に係る画像記録装置の主要部の側面概略図である。
符号の説明
1 テーブル
3 画像記録部
5 テーブル移動機構
22,23,24,25 記録ヘッド
33 センサ
34 制御部
42 レール
43 受け部
44 チェーン
46,52,53 スプロケット
55 吸着ファン
60 Vブロック
61 リニアモータ機構
63 移動ベース
64 リニアガイド
65 固定子
66 可動子
67 軸
68 ラッチレバー
69 ロックレバー
71,72 カムフォロワー
94 軸
191 テーブル本体
192 インク受け
195 インク容器
196 オモリ
197 スポンジ
201 吸引機構
202 着脱部
203 ポンプ
204 タンク
211 リニアエンコーダ
A1 画像記録装置
301 ドラム
302 駆動機構
303 画像記録部
311 インク受け
316 吸引機構
317 ロータリエンコーダ
318,319,320,321 記録ヘッド
321 センサ
322 制御部
A1,A2 画像記録装置
S 印刷用紙

Claims (4)

  1. 記録媒体を保持する剛性保持体と、
    前記剛性保持体を自転又は公転させ、鉛直面に平行な周回軌道に沿って前記剛性保持体における記録媒体の保持面を周回させる移動機構と、
    前記剛性保持体に保持された記録媒体に向かって下向きにインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記周回軌道とは垂直をなす水平方向に伸びる回転軸の周りに回転可能に前記剛性保持体に結合され、前記回転軸から見て重心と開口とが反対の方向にあるインク受けと、
    前記記録ヘッドの下方を前記インク受けが通過するタイミングで前記記録ヘッドにフラッシングを行わせる制御部と、
    を備える画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    前記インク受けは、
    フラッシングにより吐出されたインクを収容するインク容器と、
    前記インク容器の内部から外部へインクを導くパイプと、
    を備え、
    前記画像記録装置は、
    前記パイプからインクを吸引する吸引機構、
    をさらに備える画像記録装置。
  3. 請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記パイプと前記吸引機構とを着脱可能である、
    画像記録装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像記録装置において、
    前記剛性保持体の特定の部位又は前記剛性保持体に保持された記録媒体の特定の部位が検知位置を通過したことを検知するセンサと、
    前記剛性保持体の移動量を計測する計測器と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記センサの検知結果及び前記計測器の計測結果を取得し、前記特定の部位が前記検知位置を通過したタイミング及び前記剛性保持体の移動量から前記記録ヘッドの下方を前記インク受けが通過するタイミングを特定し、当該タイミングで前記記録ヘッドにフラッシングを行わせる、
    画像記録装置。
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