JP2009285779A - ドローダウンチャック - Google Patents

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JP2009285779A
JP2009285779A JP2008141114A JP2008141114A JP2009285779A JP 2009285779 A JP2009285779 A JP 2009285779A JP 2008141114 A JP2008141114 A JP 2008141114A JP 2008141114 A JP2008141114 A JP 2008141114A JP 2009285779 A JP2009285779 A JP 2009285779A
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Sachihiro Hayakawa
祥弘 早川
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Abstract


【課題】 チャック本体内に配置したバランスウェイトによって把握爪によるワークのクランプ力の低下を防ぐことが可能なドローダウンチャックを提供する。
【解決手段】 チャック本体2にウェイト摺動孔15を設け、そのウェイト摺動孔15にバランスウェイト14をチャック本体2の回転により摺動可能に嵌挿し、そのバランスウェイト14を、チャック本体2の回転により把握爪11に生じる遠心力F1によってドローバー10に生じるチャック本体2前方へ移動する力を減少させるようにドローバー10に連繋した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガイド孔に沿って移動するドローバーの前端の把握爪によりワークのクランプ、アンクランプを行うようにしたドローダウンチャックに関する。
従来、ドローダウンチャックは、チャック本体のチャック軸線に対して斜めにガイド孔を設け、そのガイド孔に前端に把握爪を取付けたドローバーを嵌挿し、チャック軸線方向に移動可能な駆動部材を前記ドローバーに係合させ、駆動部材の移動によって前記ドローバーをガイド孔に沿って移動させると共にチャック半径方向に移動する把握爪によりワークをクランプ、アンクランプするものである。また、特許文献1に記載のように、チャック本体の回転により把握爪に生じる遠心力によってチャック半径方向外方に把握爪が移動してワークのクランプ力が低下するので、各把握爪に扇形状のバランスウェイトを取付け、チャック本体の回転によりバランスウェイトに生じる遠心力によって把握爪をチャック半径方向内方へ移動させる力を発生させ、その力により前記把握爪に生じる遠心力を打ち消すようにしたものが知られている。
特開2000−126912号公報
上記のものでは、ワークをクランプするときに、ワークを各バランスウェイトの挿通孔を通過させるようになっている。ところが、ワークをクランプしたときには、各バランスウェイトがチャック本体の前方で重なった状態となるので、重なって形成される挿通孔を通して切削工具を把握爪付近に近づけることが出来ないために、加工するワーク形状及び加工箇所が限られるおそれがあった。また、把握爪にバランスウェイトが取付けられているので、ワーク加工で生じた切屑がバランスウェイトに絡むおそれがあり、切屑によりワークが傷付くおそれがあった。
そこで本発明の課題は、上記問題点に鑑み、チャック本体内に配置したバランスウェイトによって把握爪によるワークのクランプ力の低下を防ぐことが可能なドローダウンチャックを提供することを目的とする。
本発明は、チャック本体のチャック軸線に対して斜めにガイド孔を設け、そのガイド孔に前端に把握爪を取付けたドローバーを嵌挿し、チャック軸線方向に移動可能な駆動部材を前記ドローバーに係合させ、駆動部材の移動によって前記ドローバーをガイド孔に沿って移動させると共にチャック半径方向に移動する把握爪によりワークをクランプ、アンクランプするように構成されたドローダウンチャックにおいて、チャック本体に設けたウェイト摺動孔に、バランスウェイトをチャック本体の回転により摺動可能に嵌挿し、そのバランスウェイトを、チャック本体の回転により把握爪に生じる遠心力によってドローバーに生じるチャック本体前方へ移動する力を減少させるようにドローバーに連繋して成ることを特徴とする。具体的には、ウェイト摺動孔をガイド孔の傾斜と逆方向となるように設け、ウェイト摺動孔に摺動可能に嵌挿したバランスウェイトを対応するドローバーの後端部に連結したことを特徴とする。また、ウェイト摺動孔をガイド孔の傾斜と逆方向となるように設け、ウェイト摺動孔に摺動可能に嵌挿したバランスウェイトを前記駆動部材に連結したことを特徴とする。
本発明では、チャック本体に設けたウェイト摺動孔に、バランスウェイトをチャック本体の回転により摺動可能に嵌挿し、そのバランスウェイトを、チャック本体の回転により把握爪に生じる遠心力によってドローバーに生じるチャック本体前方へ移動する力を減少させるようにドローバーに連繋したことで、把握爪にバランスウェイトを取付け、重なったバランスウェイトに形成される挿通孔を切削工具を通過させることがないので、加工するワーク形状及び加工箇所が限られることがなく、把握爪でクランプしたワークを確実に加工することが可能となる。また、チャック本体のウェイト摺動孔に、バランスウェイトが摺動可能に嵌挿してあるので、ワーク加工で生じた切屑がバランスウェイトに絡むことがなく、切屑によりワークが傷付くのが防止される。
図1に示すドローダウンチャック1のチャック本体2は、取付ボルト(図示しない)によって前ボディ3の後端面を後ボディ4で塞ぎ、内側に内部空間5が形成されている。チャック本体2のチャック軸線CL上には駆動部材6が配置されている。前ボディ3には支持孔7が穿設され、その支持孔7に前記駆動部材6の先端部が案内されている。また、この支持孔7を前ボディ3前面から塞ぐように、ワークWの後端部が載置される載置部8aを備えた蓋部材8が取り付けられている。前ボディ3には、チャック軸線CLに対して斜めに複数(本実施形態では3つ)のガイド孔9が円周方向に等間隔に穿設されている。各ガイド孔9の一方は前記内部空間5に連通し、他方は前ボディ3の前面に開口している。各ガイド孔9にはドローバー10が摺動可能に嵌挿され、各ドローバー10の先端には把握爪11が取付ボルト12によって固着されている。各ドローバー10の後端側に設けた引掛溝10aに駆動部材6の引掛部6aが係合されている。また、各ドローバー10の外周面に形成した回り止め溝10bにチャック本体2に取り付けた回り止め部材13を係合させ、各ドローバー10は回り止めされている。従って、駆動部材6がチャック軸線CL方向に前後移動することで、各ドローバー10がガイド孔9に沿って移動すると共に把握爪11がチャック半径方向に移動するようになっている。このドローダウンチャック1には、チャック本体2の回転により把握爪11がチャック半径方向外方へ移動するのを防止するようにバランスウェイト14が備えられている。
後ボディ4には、ガイド孔9の傾斜と逆方向となるように複数(本実施形態では3つ)のウェイト摺動孔15が円周方向に等間隔に穿設され、ウェイト摺動孔15の軸線CL1上に対応するガイド孔9の軸線CL2が交差するようになっている。各ウェイト摺動孔15の一方は上記内部空間5に連通している。また、各ウェイト摺動孔15の断面積を上記ガイド孔9の断面積と同一となるようにしてある。各ウェイト摺動孔15にはバランスウェイト14が摺動可能に嵌挿されている。バランスウェイト14の一方の端部に係合溝16を形成し、その係合溝16をドローバー10の後端部に形成した係合凸部17に連結してある。よって、駆動部材6によりガイド孔9に沿って移動するドローバー10によりバランスウェイト14はウェイト摺動孔15に沿って移動するようになっている。また、ウェイト摺動孔15の断面積をガイド孔の断面積と同一としたことで、内部空間5に潤滑油を密閉した場合には、容積変化がないために駆動部材6の移動を滑らかに行うことが可能となる。
上記構成のドローダウンチャック1は、チャック本体2に備えた取付ボルト20により旋盤等の主軸部21前端に固着され、主軸部21の回転と共にチャック本体2が回転するようになっている。そして、主軸部21後端に設置された回転シリンダ(図示しない)のピストン(図示しない)にコネクチングロッド22を介して駆動部材6が連結され、ピストンの作動により駆動部材6がチャック軸線CL方向に前後移動するようになっている。このことから、ピストンを後退させ、ドローバー10を介してチャック半径方向内方に移動する把握爪11がワークWを把持することで、ワークWをクランプした状態となり、ピストンを前進させ、ドローバー10を介してチャック半径方向外方に移動する把握爪11がワークWから離れることで、ワークWをアンクランプした状態となる。ワークWをクランプした状態で、チャック本体2を回転させると、各把握爪11に生じる遠心力F1によって、ドローバー10にはチャック本体2前方へ移動する力F2が生じる。この力F2によって把握爪11がチャック半径方向外方へ移動してしまい把握爪11によるワークWのクランプ力が低下することになる。
ところが、ドローバー10の後端部に連結したバランスウェイト14に遠心力が生じ、バランスウェイト14にはウェイト摺動孔15に沿ってチャック本体2後方へ移動する力F3が生じる。この力F3によって、前記ドローバー10に生じる力F2を減少させることが可能となり、前記把握爪11によるワークWのクランプ力の低下を防ぐことが可能となる。従って、チャック本体2に設けたウェイト摺動孔15に、バランスウェイト14をチャック本体2の回転により摺動可能に嵌挿し、そのバランスウェイト14を、チャック本体2の回転により把握爪11に生じる遠心力F1によってドローバー10に生じるチャック本体2前方へ移動する力F2を減少させるようにドローバー10に連繋したので、従来のように、把握爪にバランスウェイトを取付け、重なったバランスウェイトに形成される挿通孔を切削工具を通過させることがないので、加工するワークW形状及び加工箇所が限られることがなく、把握爪11でクランプしたワークWを確実に加工することができる。また、チャック本体2のウェイト摺動孔15に、バランスウェイト14が摺動可能に嵌挿してあるので、従来のように、ワークW加工で生じた切屑がバランスウェイト14に絡むことがなく、切屑によりワークWが傷付くのを防ぐことができる。
尚、本実施形態では、バランスウェイト14をドローバー10の材質と同一で構成してあるが、バランスウェイト14をドローバー10の材質より比重の高い材質のもの(例えば、ドローバー10を鉄材とした場合にはバランスウェイト14を鉛材や銅材やタングステン等)で構成したり、比重の高い材質のものをバランスウェイト14に装着することによって、バランスウェイト14に生じるウェイト摺動孔15に沿ってチャック本体2後方へ移動する力F3で、ドローバー10に生じるチャック本体2前方へ移動する力F2を打ち消すことが可能となる。また、図4に示すように、ウェイト摺動孔15Aをガイド孔9の傾斜と逆方向となるように設け、ウェイト摺動孔15Aに摺動可能に嵌挿したバランスウェイト14Aを駆動部材6Aに連結し、チャック本体2の回転によりバランスウェイト14Aに生じるウェイト摺動孔15Aに沿ってチャック本体2後方へ移動する力F3Aで駆動部材6Aをチャック本体2後方へ移動させるようにしたことで、駆動部材6Aに係合しているドローバー10に生じるチャック本体2前方へ移動させる力F2を減少させることが可能となる。
本発明のドローダウンチャックを示す図である。 図1のII−II線断面図であって、ワークをクランプした状態を示す図である。 バランスウェイトとドローバーを示す図である。 他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ドローダウンチャック
2 チャック本体
3 前ボディ
4 後ボディ
5 内部空間
9 ガイド孔
10 ドローバー
11 把握爪
14 バランスウェイト
15 ウェイト摺動孔
F1 遠心力
F2 ドローバーに生じるチャック本体前方へ移動する力
W ワーク

Claims (3)

  1. チャック本体のチャック軸線に対して斜めにガイド孔を設け、そのガイド孔に前端に把握爪を取付けたドローバーを嵌挿し、チャック軸線方向に移動可能な駆動部材を前記ドローバーに係合させ、駆動部材の移動によって前記ドローバーをガイド孔に沿って移動させると共にチャック半径方向に移動する把握爪によりワークをクランプ、アンクランプするように構成されたドローダウンチャックにおいて、チャック本体に設けたウェイト摺動孔に、バランスウェイトをチャック本体の回転により摺動可能に嵌挿し、そのバランスウェイトを、チャック本体の回転により把握爪に生じる遠心力によってドローバーに生じるチャック本体前方へ移動する力を減少させるようにドローバーに連繋して成ることを特徴とするドローダウンチャック。
  2. ウェイト摺動孔をガイド孔の傾斜と逆方向となるように設け、ウェイト摺動孔に摺動可能に嵌挿したバランスウェイトを対応するドローバーの後端部に連結したことを特徴とする請求項1記載のドローダウンチャック。
  3. ウェイト摺動孔をガイド孔の傾斜と逆方向となるように設け、ウェイト摺動孔に摺動可能に嵌挿したバランスウェイトを前記駆動部材に連結したことを特徴とする請求項1記載のドローダウンチャック。
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CN105234698A (zh) * 2015-11-16 2016-01-13 重庆胜利工业(集团)有限公司 一种铣床快速装卸夹具及铣床

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