JP2009284393A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の通信方式に限定されない通信を行う。
【解決手段】通信装置MDCが、トークンリングまたはFDDI(Fiber Distributed Data Enterface)方式通信部11及びインターネットプロトコル通信部13を使って通信データを送受信し、トークンリングCP1におけるトークンデータとインターネットプロトコルCP3におけるインターネットプロトコルデータ間のデータ変換を行う。また、通信変換部は、遠方監視制御におけるトークンデータに含まれるポジション番号,制御指令データを、インターネットプロトコルデータのポジション番号に対応するデータ領域に含ませて、そのデータ領域の変換を行うポジション番号変換手段、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ通信方式の変換技術に関するものである。
ネットワークにおけるアクセス制御方式は、ネットワークメディア上のデータの衝突(コリジョン)を解決する方式と言える。また、アクセス制御方式を規定する各種の規格もしくは仕様は、伝送媒体を流れる電気信号をどのように制御するかを規定している。
上述のコリジョンとは、ネットワークで生じるデータの衝突のことである。例えば、半二重伝送方式の場合、同じネットワーク上の異なるノードから同時にデータを送信したときに、そのデータ同士が伝送路上で衝突してしまい、データが壊れてしまう。
上述のアクセス制御方式は、一般的に、データリンク層のMAC(Media Access Control)層と物理層で実現している。
上述のコリジョンを図11に基づいて説明する。図11のネットワーク構成は、終端抵抗T1,T2でネットワークを終端され、端末PA〜PEが接続されているものである。
図11のネットワークの伝送状態St11で端末PAから端末PE、端末PEから端末PCの送信を同時に伝送してしまうと、次の伝送状態St12で衝突(コリジョン発生)してしまうため、これらの伝送されたデータは壊れてしまう。このようなコリジョンによるデータ崩壊を回避する方式の一つが、CSMA/CD方式である。また、ネットワーク上で、コリジョンが発生してしまう可能性のある範囲をコリジョンドメイン(例えば、図11中のコリジョンドメインDC)という。
現在の遠方監視制御装置の通信方式で使用されるインターネットプロトコルに関連する(あるいは含まれる)イーサネット(登録商標)におけるアクセス制御方式は、「IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3 CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)」で規定される。また、同じように遠方監視制御装置の通信方式で使用されるトークンリング方式及びFDDI(Fiber Distributed Data Enterface)方式におけるアクセス制御方式は、「IEEE802.5 トークンパッシング」で規定される。
なお、FDDI方式は、トークンリング方式を拡張した方式であって、トークンパッシング方式を利用して、二重リングの光ファイバによる100Mbps(メガビットパーセコンド)の伝送速度を実現している。一般のFDDI方式は、通信ケーブルを一次リングと二次リングの二重構造にして敷設する。通常の通信では一次リングを使用し、一次リングが断線など故障した際には、その部分を回避するように二次リング側に折り返して通信を行なうことにより、通信の途絶を防ぐことができる。
以下に、アクセス制御方式のCSMA/CD方式、トークンパッシング方式を説明する。
CSMA/CD方式は、衝突検出型搬送波検知多重アクセス方式と呼ばれ、一般的なLAN(Local Area Network)などのネットワークでよく使われている方式である。このCSMA/CD方式の特徴は、衝突(コリジョン)が発生しても大丈夫なようにする仕組みであって、衝突が起きないようにする仕組みではない。また、CSMA/CD方式は、一本の同軸ケーブルに複数のコンピュータなどの端末を接続するバス型のトポロジを前提としている。
このCSMA/CD方式における情報伝送は次のような手順で行われる。
(手順A1)キャリア感知(Carrier Sense):データを送信する側の端末が送信前に搬送波がすでにあるか否かの感知を行う。
(手順A2)多重アクセス(Multiple Access):ひとつのケーブルを複数の端末で共有する。
(手順A3)衝突検出(Collision Detection):同時にデータが流れていた場合、ケーブル内で衝突する。その衝突を検出した場合、送信を中止してランダム時間待機してから再び送信する処理を行う。なお、この処理をバックオフといい、ランダムな待ち時間のことをバックオフ時間という。
トークンパッシング(Token Passing)方式は、トークンリング型のトポロジで使われるアクセス制御方式である。トークンリング型ではその名前のとおりに、いくつかの端末がリング型に接続されている。トークンパッシング方式ではトークン(Token)というフレームを端末から端末へと、まさにバケツリレーのようにパス回し(Passing)して目的の端末に送信する。この方式は、トークンがネットワーク上に一つしかないので衝突が発生しない。そのため、CSMA/CD方式のように衝突を検出する必要はない。
このトークンパッシング方式における情報伝送の手順の一例を図12に基づいて説明する。なお、図12中のネットワークは、トークンリング型であって、端末PA〜PEが該ネットワークに接続されている。また、図12中では、端末PCから端末PEへのデータ転送を行うものとする。
(手順B1)データの送信が行われていないときは、空のトークンがネットワーク上を巡回している(伝送状態St21)。なお、この空のトークンをフリートークン(Free Token)という。
(手順B2)フリートークンを受信した端末PCは、送信したい内容をトークンに入れてまた伝送路(ネットワーク)に流す(送信する)(伝送状態St22)。なお、このデータの入ったトークンをビジートークン(Busy Token)という。
(手順B3)各端末では、パスされてきたトークン内のデータが自身宛てか否かを判断し、自身当てでなければ次の端末にパスしていく(伝送状態St23)。
(手順B4)端末PEは、自身当てのデータが伝送されてきた(伝送状態St24)場合、トークンからデータを取り出して空にして、そのフリートークンをまたネットワーク上に流す。
さらに、メディアアクセス方式の観点から、CSMA/CD方式、トークンパッシング方式を詳しく説明する。
IEEE802.3,IEEE802.4,IEEE802.5で、LANの基本的な標準化を行なっているが、これら3つの規格における最大の違いはメディアアクセス方式である。即ち、IEEE802.3は、CSMA/CD方式を利用し、IEEE802.4とIEEE802.5は、トークンパッシング方式を利用している。
CSMA/CD方式では、以下の手順でデータ通信を行う。
(手順C1)送信すべきデータがあった場合、ネットワークが通信可能か否かを調べる。すなわち、通信回線が空いているかを調べることになる。
(手順C2)通信回線が空いていれば、データを送信する。
ただし、手順C1と手順C2の間のわずかな時間に他のノードがデータを送信してしまった場合、衝突(コリジョン)が生じる。
(手順C3)この衝突を検知した場合、しばらく待機してから、再び手順C1からやり直す。
トークンパッシング方式では、以下の手順でデータ通信を行う。
(手順D1)トークンと呼ばれる小さなパケットデータをネットワークの各端末に巡回させる。なお、トークンにはフリーとビジーの2つの状態がある。
(手順D2)端末が、フリーのトークンを受信した場合、送信すべきデータがない時はそのまま素通りさせ、送信すべきデータがある場合は、トークンをビジー状態に変え、そのトークンに宛先とデータを付加して送出する。
(手順D3)端末が、ビジーのトークンを受信した場合、まず宛先を調べる。自身宛の場合はデータを受領し、受信完了のマークを付加して送出する。自身宛でない場合は、素通りさせる。
(手順D4)ビジーのトークンが、送出元の端末に戻ってきた場合、端末はビジー状態からフリー状態に変えて送出する。
なお、遠方監視制御システムにおいて、上述のトークンリング方式による遠方監視制御技術(例えば、特許文献1参照)が広く知られている。
特開平8−51737号公報(段落[0022]〜[0023]等)。
一般的に、同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング(またはFDDI(トークンパッシング))方式で接続された通信装置ヘインターネットプロトコル(CSMA/CD方式)方式(以下、単に、インターネットプロトコルという)に対応した通信装置を組み込む(もしくは装置更新する)ことは出来ない。
例えば、図13中のループ型トークンリング(またはFDDI)方式ネットワークTN1では、パケットが、トークンリング対応通信装置TDA〜TDDへと常時巡回している。しかし、図13中のループ型トークンリング方式ネットワークTN2では、そのループ内にインターネットプロトコル方式に対応した通信装置EDCを組み込(例えば、装置交換により組み込)んでも、パケットの常時巡回が行われず、通信不能となる。
さらに具体的には、上述の特許文献1に記載されるように、トークンリング方式で通信データが巡回している場合、一部分の通信装置をデータ形式の異なるインターネットプロトコル方式に交換(あるいは変換)できず、設備更新の際などに異なるデータ通信方式の通信装置を使用できないため、同じ通信方式の通信装置に限定されてしまう。
本発明は、前記課題に基づいてなされたものであり、単一の通信方式に限定されない通信を行う通信装置及び通信方法を提供することにある。
前記課題の解決を図るために、請求項1記載の発明は、通信部を使って送受信される通信データの通信プロトコルを変換する通信装置であって、トークンリング方式におけるトークンデータとインターネットプロトコル方式におけるインターネットプロトコルデータ間のデータ変換を行う通信変換部、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記通信変換部が、遠方監視制御におけるトークンデータに含まれるポジション番号,制御指令データを、インターネットプロトコルデータのポジション番号に対応するデータ領域に含ませて、そのデータ領域の変換を行うポジション番号変換手段、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、通信部を使って送受信される通信データの通信プロトコルを変換する通信方法であって、トークンリング方式におけるトークンデータとインターネットプロトコル方式におけるインターネットプロトコルデータ間のデータ変換を行う通信変換ステップ、を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記通信変換ステップが、遠方監視制御におけるトークンデータに含まれるポジション番号,制御指令データを、インターネットプロトコルデータのポジション番号に対応するデータ領域に含ませて、そのデータ領域の変換を行うステップ、を有することを特徴とする。
前記請求項1または3に記載の発明は、トークンリング方式とインターネットプロトコル間でデータを送受信できる。
前記請求項2または4に記載の発明は、遠方監視制御におけるトークンデータとインターネットプロトコルデータを送受信できる。
以上示したように請求項1,2,3,4の発明によれば、単一の通信方式に限定されない通信を行うことができる。
これらを以ってデータ通信技術分野に貢献できる。
以下、本発明の実施形態における通信装置を図面等に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態は、既設のトークンリング方式による通信装置をそのまま利用して、インターネットプロトコルデータによる通信装置でも同じポジション番号を持たせたまま、接続可能とする通信装置である。
本実施形態における通信装置は、同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング(またはFDDI(トークンパッシング))方式で接続された装置へIP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)方式の遠方制御による装置(以下、遠制装置という)を組み込んだものである。
本実施形態における通信装置を含むループ型トークンリング方式ネットワークシステムの構成を図14に基づいて以下に説明する。
図14中のループ型トークンリング方式ネットワークTN1は、図13中のループ型トークンリングTN1と同じものである。また、このループ型トークンリング方式ネットワークTN1における通信装置TDCを通信装置MDCに置き換えたものがループ型トークンリング方式ネットワークTN3である。通信装置MDCが、同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング(またはFDDI(トークンパッシング))方式で接続された装置へインターネットプロトコル方式の遠制装置を組み込んだものである。
通信装置MDCの構成及び動作を図1に基づいて説明する。
図1中の通信装置MDCは、トークンリングまたはFDDI方式通信回線CP1を使って通信を行うトークンリングまたはFDDI方式通信部11,トークンリングまたはFDDI方式とインターネットプロトコル間のデータ変換を行う通信変換部12,インターネットプロトコル通信部13,装置本体処理部14を備える装置である。
なお、トークンリングまたはFDDI方式通信部11と通信変換部12間は、インターネットプロトコル通信CP2で通信を行う。通信変換部12とインターネットプロトコル通信部13間は、インターネットプロトコル通信CP3で通信を行う。インターネットプロトコル通信CP2とインターネットプロトコル通信CP3で通信を行う部分は、直接、通信線(あるいは、通信回線)で結合しても良い。
上述の通信装置MDCの各部をさらに詳細に説明する。なお、通信装置MDCの処理の基本的な流れは、受信の場合には、トークンリングまたはFDDI方式通信部11の処理,通信変換部12の処理,インターネットプロトコル通信部13の処理,装置本体処理部14の処理の順、送信の場合には、その逆順に行われる。
トークンリングまたはFDDI方式通信部11は、以下のような送受信処理を行う。まず、送信処理は、次のような手順となる。
(手順E1)トークンと呼ばれる小さなパケットデータをネットワーク(例えば、ループ型トークンリング方式ネットワークTN3)の各通信装置に、トークンリングまたはFDDI方式通信回線CP1を介して巡回させる。なお、トークンにはフリーとビジーの2つの状態がある。
(手順E2)トークンリングまたはFDDI方式通信部11が、フリーのトークンを受信した場合、送信すべきデータがない時はそのまま素通りさせ、送信すべきデータがある場合は、トークンをビジー状態に変え、そのトークンに宛先とデータを付加して、トークンリングまたはFDDI方式通信回線CP1へ送出する。
(手順E3)トークンリングまたはFDDI方式通信部11が、ビジー状態のトークンを受信した場合、まず宛先を調べる。自身宛の場合はデータを受領し、受信完了のマークを付加して、トークンリングまたはFDDI方式通信回線CP1へ送出する。自身宛でない場合は、素通りさせる。
(手順E4)ビジーのトークンが、送出元のトークンリングまたはFDDI方式通信部11に戻ってきた場合、トークンリングまたはFDDI方式通信部11はビジー状態からフリー状態に変えてトークンリングまたはFDDI方式通信回線CP1へ送出する。
トークンリングまたはFDDI方式通信部11の受信(あるいは受領)処理の手順は、次の通りである。
(手順F1)自身宛のビジー状態のトークンを受領した場合は、通信変換部12ヘデータを送信する。
通信変換部12におけるトークンリングまたはFDDI方式とインターネットプロトコル間の具体的なデータ変換動作を以下に説明する。
第1のデータ変換動作として、通信変換部12は、トークンリングまたはFDDI方式通信部11から受けたトークンデータDTKをインターネットプロトコルに合わせるように編集(変換のための第1編集方法は、後述する)したインターネットプロトコルデータDIPを、インターネットプロトコル通信部13へ送る。
上述の第1編集方法を図2に基づいて説明する。
図2中のトークンデータDTKは、発信装置を示すコードであるフロムコードDFR,受信装置を示すコードであるトゥコードDTO,トークンデータにおいて搬送すべきデータである一般データDTDTを有する。
インターネットプロトコルデータDIPは、送信元装置に対応する番号である送信元装置番号DSDと宛先装置に対応する番号である宛先装置番号DRCを含むヘッダデータDHD,インターネットプロトコルにおいて搬送すべきデータである一般データDIDTを有する。
まず、トークンデータDTKのフロムコードDFR及びトゥコードDTOをインターネットプロトコルデータDIPの送信元装置番号DSD及び宛先装置番号DRCにコピーする。
そして、トークンデータDTKの一般データDTDTを、その一般データDTDTに含まれるデータ内容に応じた第1変換方法で変換し、インターネットプロトコルデータDIPの一般データDIDTに設定する。
なお、上述の第1変換方法は、後で詳細に説明する。
第2のデータ変換動作として、通信変換部12は、インターネットプロトコル通信部13から受けたインターネットプロトコルデータDIPをトークンリングまたはFDDI方式に合わせるように編集(変換のための第2編集方法は、後述する)したトークンデータDTKを、トークンまたはFDDI方式通信部11へ送る。
上述の第2編集方法を図3に基づいて説明する。なお、図3において図2中の符号と同じ符号のものの説明は省略する。
まず、インターネットプロトコルデータDIPの送信元装置番号DSD及び宛先装置番号DRCをトークンデータDTKのフロムコードDFR及びトゥコードDTOにコピーする。
そして、インターネットプロトコルデータDIPの一般データDIDTを、その一般データDTDTに含まれるデータ内容に応じた第2変換方法で変換し、トークンデータDTKの一般データDTDTに設定する。
なお、上述の第2変換方法は、第1変換方法の逆の手順で変換するものである。
インターネットプロトコル通信部13は、以下のような送受信処理を行う。まず、送信処理は、次のような手順となる。
(手順G1)送信すべきデータがあった場合、ネットワーク(例えば、ループ型トークンリング方式ネットワークTN3)が通信可能か否か(すなわち、ネットワークにおける回線が空いているか否か)を調べ、その回線が空いていた場合、データをFDDI方式通信部11と通信変換部12を使って(あるいは介して)送信する。
(手順G2)ただし、トークンリングまたはFDDI方式通信部11の処理と通信変換部12の処理間のわずかな時間に他のノード(例えば、他の通信装置TDA,TDB,TDDのいずれか)がデータを送信した場合、衝突(コリジョン)が生じることになる。そして、この衝突を検知した場合、しばらく待機し、再びトークンリングまたはFDDI方式通信部11の処理からやり直す。
インターネットプロトコル通信部13の受信処理は、次の通りである。
(手順H2)通信変換部12から受けたデータが自装置宛であった場合、装置本体処理部14ヘデータを送る。
ここで、上述の通信変換部12のトークンデータとインターネットプロトコルデータ間の第1変換方法を図4に基づいて説明する。なお、図4中の符号で、図2及び図3と同じ符号のものの説明は省略する。
まず、第1変換方法におけるデータ構成を図4に基づいて説明する。
図4中のトークンデータDTKの一般データDTDTは、1以上の制御データ(例えば、制御データDTD1)を含む。その制御データは、ポジション番号を示すPOSデータ(例えば、図4中のデータPOST(1),データPOST(2)),制御指令を示すIデータ(例えば、図4中のデータIT(1),データIT(2))を有する。
トークンデータDTKのPOSデータは、ポジション番号であって、例えば、データは8bit(ビット)で入っている。1つのポジション番号には、1つの機器の複数の制御データの送受信が可能となっている。例えば、ある開閉機器の断路器への制御指令と遮断器への制御指令を、1つのポジション番号で送受信が可能である。
トークンデータDTKのIデータは、制御指令データであって、制御指令の「入」もしくは「切」に対応するデータが入る。
図4中のインターネットプロトコルデータDIPの一般データDIDTは、1以上の制御データ(例えば、制御データDID1)を含み、例えば、データは32bit(ビット)で入っている。インターネットプロトコルデータDIPの制御データは、複数の種類が存在し、制御用制御データ、応動用制御データ、表示連絡用制御データがある。
インターネットプロトコルデータDIPの制御用制御データは、POSデータ,コードデータを有する。例えば、図4中の制御データDID11は、制御用制御データであって、データPOSI(1’−1),コードデータCODIを有する。
インターネットプロトコルデータDIPの応動用制御データは、POSデータ,コードデータ、制御結果を有する。例えば、図4中の制御データDID14は、応動用制御データであって、データPOSI(1’),コードデータCODI,制御結果RESIを有する。
インターネットプロトコルデータDIPの表示連絡用制御データは、POSデータ,状変ビットを有する。例えば、図4中の制御データDID15は、表示連絡用制御データであって、データPOSI(1’’),状変ビットSTCIを有する。
なお、インターネットプロトコルデータにおける各種類の制御データに含まれるデータは、以降で詳細に説明する。
インターネットプロトコルデータDIPのPOSデータは、データは12bitで入り、ポジション番号であるトークンデータDTKのPOSデータを含むことになる。
インターネットプロトコルデータDIPのコードデータCODIは、トークンデータDTKのIデータと同じである。コードデータの一例を図5に基づいて説明する。図5中のコードデータIOFFが制御指令の「切」を示し、その値は2進数「0001」である。コードデータIONが制御指令の「入」を示し、その値は2進数「0010」である。コードデータIEXが制御指令の「三位、個解」を示し、その値は2進数「0100」である。
インターネットプロトコルデータDIPの制御結果RESIは、制御指令データに対する応動(制御結果)である。
遠制装置(即ち、通信装置MDC)は、制御指令データに対する応動(制御結果)が異なる(即ち、制御通りに動かない)時があるため、制御指令データに対するアンサーとして応動をチェックしている。
しかし、応動の無い制御の場合、1つのポジション番号で制御と応動を送受信すると、応動に対応する部分が空きデータ領域となってしまう。そのため、通信変換部12ではインターネットプロトコルデータDIPの制御指令データと応動を別のポジション番号に振り分け、空きデータ領域を詰めている。通信変換部12が、予め決めておいた対応テーブル表に基づいてデータ変換を行い、トークンデータDTKにおいて制御指令データと応動を1つのポジション番号に対応させている。
次に、第1変換方法を具体的に説明する。第1変換方法は、次のような変換方法を有する。
ポジション番号変換方法は、インターネットプロトコルデータDIPのPOSデータ(あるいは、そのデータ領域)に、ポジション番号(トークンデータDTKのPOSデータ)と制御指令データを含ませる変換を行う。例えば、図6中のデータPOSIに対して、前4bitを拡張部として制御指令データITを入れ、後8bitにポジション番号POSTを入れる。1つのポジション番号には、1つの機器に対する1つの制御指令データのみ送受信可能なため、拡張部で制御指令データを切り替える。即ち、この拡張部で複数の制御指令を振り分けるための制御指令データの識別を行う。
なお、上述とは逆に、インターネットプロトコルデータDIPのPOSデータは、前8bitにポジション番号、後4bitを拡張部としても良い。
例えば、図4中の制御データDID11に含まれるデータPOSI(1’−1)に対応する断路器の制御指令データ、制御データDID12に含まれるデータPOSI(1’−2)に対応する遮断器の制御指令データのように、1つのポジション番号で1つの制御指令データを入れる。なお、制御データDID13も同様に、1つのポジション番号で1つの制御指令データを入れることができる。
制御結果変換方法は、制御結果を特定の制御結果変換条件に照合し、その照合結果に応じて該制御結果を変換する。例えば、図7中の制御結果変換条件BST1は、制御結果のbit3で異常を検出した場合、制御結果を「不応動」に変換する。制御結果変換条件BST2は、bit2,bit1,bit0で異常を検出した場合、制御結果を「なし」に変換する。
状変ビット変換方法は、インターネットプロトコルデータDIPの状変ビットに、トークンデータDTKの補助符号と特定のデータを含ませる変換を行う。例えば、図8中の状変ビットSTCIに対して、拡張部XTと補助符号DTを含ませる。
以上のように、第1変換方法(及び第2変換方法)は、インターネットプロトコルデータの空きデータを詰めることができるため、更新設備での対応以外に、データ変換によってインターネットプロトコルデータにおけるメモリ容量を小さくでき、コストダウンも可能となる。また、インターネットプロトコルデータのデータ表示において、空きデータ領域が無く、かつ、整列された状態であるため、データを視認し易くなる特長も有する。
なお、本実施形態における方法の各手順(もしくは各処理)を手段(例えば、コンピュータプログラムにおける手段)として実装し、本実施形態における通信装置を構成しても良い。
以上のように、本実施形態によれば、図1及び図14の装置構成によって、同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング方式またはFDDI方式で接続された装置へインターネットプロトコル方式の装置を新規に組み込むことが出来る。
また、図1及び図14の装置構成により、同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング方式またはFDDI方式で接続された装置からインターネットプロトコル方式の装置の更新が出来る。
同じ通信回線を使用し、ループ型トークンリング方式またはFDDI方式で接続された装置からインターネットプロトコル方式の装置への部分更新により、全体の通信方式をインターネットプロトコル方式に変更する時、回線接続変更のみで対応できる。
例えば、図9において、通信装置MDCの通信回線接続変更で、インターネットプロトコル対応通信装置EDA,EDB,EDDは、図10中のインターネットプロトコル通信部13とインターネットプロトコル通信回線CP4を接続することになり、通信回線全体が、インターネットプロトコル結合(即ち、インターネットプロトコルネットワークIN1)となるため、変更内容を最小限とすることが出来る。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
本実施形態における通信装置の構成図。 トークンデータをインターネットプロトコルデータに編集する第1編集方法を示す図。 インターネットプロトコルデータをトークンデータに編集する第2編集方法を示す図。 トークンデータとインターネットプロトコルデータ間の第1変換方法を示す図。 コードデータの一例を示す図。 ポジション番号変換方法を示す図。 制御結果変換方法を示す図。 状変ビット変換方法を示す図。 ループ型トークンリング方式またはFDDI方式で接続された装置からインターネットプロトコル方式の装置への部分更新により、全体の通信方式をインターネットプロトコル方式に変更する様子を示す図。 通信回線接続変更で、インターネットプロトコル結合としたことを示す図。 ネットワークにおけるコリジョンを示す図。 トークンパッシング方式における情報伝送の手順の一例を示す図。 ループ型トークンリング(またはFDDI)方式のループ内にインターネットプロトコルに対応した通信装置を組み込んだ様子を示す図。 ループ型トークンリング(またはFDDI)方式のループ内に本実施形態における通信装置を組み込んだ様子を示す図。
符号の説明
11…トークンリングまたはFDDI方式通信部
12…通信変換部
13…インターネットプロトコル通信部
14…装置本体処理部
ST1,BST2…制御結果変換条件
CODI,IOFF,ION,IEX…コードデータ
CP1…トークンリングまたはFDDI方式通信回線
CP2,CP3…インターネットプロトコル通信
CP4…インターネットプロトコル通信回線
C…コリジョンドメイン
FR…フロムコード
HD…ヘッダデータ
IP…インターネットプロトコルデータ
ID1,DID11,DID12,DID13,DID14,DID15…インターネットプロトコルデータにおける制御データ
IDT…インターネットプロトコルデータにおける搬送すべき一般データ
RC…宛先装置番号
SD…送信元装置番号
T…補助符号
TD1…トークンデータにおける制御データ
TDT…トークンデータにおける搬送すべき一般データ
TK…トークンデータ
TO…トゥコード
EDA,EDB,EDC,EDD…インターネットプロトコル対応通信装置
IN1…インターネットプロトコルネットワーク
T…制御指令データ
T(1),IT(2)…Iデータ
MDC…通信装置
A〜PE…端末
POSI,POSI(1’−1),POSI(1’−2),POSI(1’−3),POSI(1’),POSI(1’’)…インターネットプロトコルデータにおけるPOSデータ
POST,POST(1),POST(2)…トークンデータにおけるPOSデータ(ポジション番号)
RESI…制御結果
STCI…状変ビット
t11,St12,St21〜St24…伝送状態
1,T2…終端抵抗
TN1,TN2,TN3…ループ型トークンリング方式ネットワーク
TDA〜TDD…トークンリング対応通信装置
T…拡張部

Claims (4)

  1. 通信部を使って送受信される通信データの通信プロトコルを変換する通信装置であって、
    トークンリング方式におけるトークンデータとインターネットプロトコル方式におけるインターネットプロトコルデータ間のデータ変換を行う通信変換部、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信変換部が、
    遠方監視制御におけるトークンデータに含まれるポジション番号,制御指令データを、インターネットプロトコルデータのポジション番号に対応するデータ領域に含ませて、そのデータ領域の変換を行うポジション番号変換手段、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信部を使って送受信される通信データの通信プロトコルを変換する通信方法であって、
    トークンリング方式におけるトークンデータとインターネットプロトコル方式におけるインターネットプロトコルデータ間のデータ変換を行う通信変換ステップ、
    を有することを特徴とする通信方法。
  4. 請求項3に記載の通信方法であって、
    前記通信変換ステップが、
    遠方監視制御におけるトークンデータに含まれるポジション番号,制御指令データを、インターネットプロトコルデータのポジション番号に対応するデータ領域に含ませて、そのデータ領域の変換を行うステップ、
    を有することを特徴とする通信方法。
JP2008136430A 2008-05-26 2008-05-26 通信装置及び通信方法 Active JP5195023B2 (ja)

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