JP2009284301A - 移動体通信システムの管理下におけるアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラム - Google Patents

移動体通信システムの管理下におけるアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体通信システムの基地局と接続している移動端末が、隣接するアクセスポイント情報を知ることなく、高速無線通信システムのアクセスネットワークに切り替えて、その接続を維持することができるアクセスネットワーク切替方法等を提供する。
【解決手段】移動端末が、第1の基地局と接続している際に、第2の基地局からの電波を発見した場合、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の基地局へ送信し、第2の基地局と接続を確立する。そして、移動体通信システムが、第1の基地局を介して移動端末へ基地局切替通知を送信し、移動端末が、第1の基地局を介して通信している呼を、第2の基地局へ切り替える。ダミー基地局識別子は、全て又は1つ以上の第2の基地局に1つ対応付けられ、ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値である。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動体通信システムの管理下におけるアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラムに関する。特に、移動端末が、セルラ基地局を介して移動体通信システムに接続している際に、例えば無線LAN(Local Area Network)のようなアクセスポイントに当該呼を切り替えるハンドオーバ技術に関する。
携帯電話機等を用いて広域通信を実現するために、回線交換呼制御プロトコルに基づく移動体通信システムが普及している。移動体通信システムによれば、基地局は、移動端末に対して、当該基地局に隣接する隣接基地局情報を報知する。移動端末は、移動に伴って次に接続すべき基地局を知ることができるので、効率的なハンドオーバが実現される(例えば非特許文献1参照)。隣接基地局情報は、具体的に、隣接基地局における基地局識別子(周波数識別子、PNオフセット番号又はMACアドレスを含む)、スクランブルコード等を含む。
図1は、従来技術における移動体通信システムの構成図である。
図1によれば、移動体通信システムは、移動体通信事業者によって運用管理されており、移動端末1と直接的に通信する複数の基地局(BS:Base Station)41〜43と、基地局に接続される基地局制御装置(C−BSC:Central - Base Station Controller)31〜33と、これら基地局制御装置同士の間で接続を交換する移動交換装置(MSC:Mobile Switching Center)2と、移動交換装置に接続される加入者情報データベース(HLR:Home Location Register)5とを有する。
図1によれば、移動端末1は、最初に、基地局41のカバーエリアに在圏しており、基地局41から隣接基地局情報を受信する。この隣接基地局情報は、基地局41に隣接する基地局42の基地局識別子(ID42)を含む。これにより、移動端末1は、基地局42の存在を知ることができ、基地局42をサーチすることができる。
次に、移動端末1が、基地局42のカバーエリアへ移動すると、基地局42から隣接基地局情報を受信する。この隣接基地局情報は、基地局42に隣接する基地局43の基地局識別子(ID43)を含む。これにより、移動端末1は、基地局43の存在を知ることができ、基地局43をサーチすることができる。
また、他の通信システムとして、宅内、会社及び公共施設等での狭域通信を実現するために、IP(Internet Protocol)に基づく高速無線通信システムも普及している。高速無線通信システムとして、狭域では無線LAN(Local Area Network)(又はブルートゥース)があり、中域ではWiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)がある。移動端末は、そのアクセスポイントに対して、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて接続することができる。
更に、単一の移動端末が、複数の異なる通信システムに接続するために、複数の通信インタフェースを備えたものも普及してきている。その移動端末は、例えば、セルラ通信インタフェースと無線LAN通信インタフェースとを備える。その移動端末は、無線LANカバーエリアでは無線LAN通信インタフェースを用いて高速大容量通信を実行し、それ以外のエリアではセルラ通信インタフェースを用いて広域通信を実行する。このような技術は、FMC(Fixed Mobile Convergence)を利用するOnePhoneサービスでも用いられている。
移動端末が、セルラ通信システムと無線LAN通信システムとを適切に切り替えるための技術が検討されている(例えば、特許文献1、非特許文献2及び非特許文献3参照)。具体的には、セルラ通信用の各基地局が報知する隣接基地局情報に、無線LAN通信用のアクセスポイントの情報を含める。これによって、移動端末は、セルラ通信用の基地局情報だけでなく、無線LAN通信用のアクセスポイント情報も知ることができる。この隣接基地局情報は、具体的には、隣接アクセスポイントにおける通信システム種別、周波数、アクセスポイント識別子、スクランブルコード、通信事業者識別子等を含む。これにより、移動端末は、屋外では基地局を介してセルラ通信システムに接続し、屋内ではアクセスポイントを介して無線LAN通信システムに接続することができる。
特開2005−094806号公報 3GPP2, C.S0044-0, Ver.1.0,"Interoperability Specification for cdma2000 Air Interface," 2004年9月. IEEE P802.21/D04.00, "Draft Standardfor Local and Metropolitan Area Networks: Media Independent HandoverServices," 2007年2月. "Unlicensed Mobile Access (UMA);Architecture (Stage2)," Technical Specification, R1.0.4, pp.52-53, 2005年5月.
前述した従来技術によれば、移動端末に、無線LAN通信用のアクセスポイントを知らせるべく、セルラ通信用の基地局は、隣接する無線LAN通信用のアクセスポイント情報を移動端末に報知しなければならない。そのために、既存のセルラ通信用の基地局は、別途、無線LAN通信用のアクセスポイント情報を報知する機能を搭載する必要がある。
また、広域通信を対象とする1つの基地局のカバーエリア内には、無線LAN通信用のアクセスポイントは多数存在する場合がある。従って、1つの基地局が、これら全てのアクセスポイントを管理することは、非常に煩雑にならざるを得ない。
そこで、本発明は、移動体通信システムの基地局と接続している移動端末が、隣接するアクセスポイント情報を知ることなく、高速無線通信システムのアクセスネットワークに切り替えてその接続を維持することができるアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークを介して第1の基地局と通信すると共に、第2の無線アクセスネットワークを介して第2の基地局と通信する移動端末におけるアクセスネットワーク切替方法であって、
移動端末が、第1の基地局と接続する第1のステップと、
移動端末が、第2の基地局からの電波を発見する第2のステップと、
移動端末が、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の基地局へ送信し、第2の基地局との間で接続を確立する第3のステップと、
移動体通信システムが、第1の基地局を介して移動端末へ基地局切替通知を送信し、移動端末が、第1の基地局を介して通信している当該セッションを、第2の基地局へ切り替える第4のステップとを有し、
ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局に対応付けられており、ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値であることを特徴とする。
本発明のアクセスネットワーク切替方法における他の実施形態によれば、第3のステップについて、
移動端末が、第2の基地局を介して移動体通信システムと接続を確立し、
移動体通信システムが、第2の基地局を介して移動端末へ、ダミー基地局識別子を送信し、
移動端末が、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の基地局へ送信することも好ましい。
本発明のアクセスネットワーク切替方法における他の実施形態によれば、
移動体通信システムは、セルラ通信システムであり、
第1の基地局は、セルラ通信用の基地局であり、
第2の基地局は、無線LAN(Local Area Network)又はブルートゥース用のアクセスポイントであり、移動端末と第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIP(Session Initiation Protocol)を用いることも好ましい。
本発明のアクセスネットワーク切替方法における他の実施形態によれば、
セルラ通信システムは、回線交換を実行する移動交換装置と、複数の基地局を制御する制御装置とを有しており、
第3のステップについて、第1の基地局から計測結果通知を受信した第1の制御装置が、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、移動交換装置へ基地局切替要求を送信し、移動交換装置が、第2の基地局に接続された第2の制御装置へ基地局切替要求を送信し、第2の制御装置が、第2の基地局を介して移動端末との間で接続を確立し、
第4のステップについて、第2の制御装置が、移動交換装置へ基地局切替応答を送信し、移動交換装置が、第1の制御装置を介して第1の基地局へ基地局切替通知を送信する
ことも好ましい。
本発明のアクセスネットワーク切替方法における他の実施形態によれば、
移動体通信システムは、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)通信システムであり、
第1の基地局は、WiMAX用の基地局であり、
第2の基地局は、無線LAN又はブルートゥース用のアクセスポイントであり、移動端末と第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いることも好ましい。
本発明のアクセスネットワーク切替方法における他の実施形態によれば、
WiMAX通信システムと、第2の基地局を制御する第2の制御装置とが、アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイを介して相互に接続されており、
第3のステップについて、移動端末から計測結果通知を受信した第1の基地局は、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、ゲートウェイ及び制御装置を介して、第2の基地局へ基地局切替要求を送信し、第2の基地局が、移動端末との間で接続を確立し、
第4のステップについて、第2の基地局が、制御装置及びゲートウェイを介して第1の基地局へ、基地局切替応答を送信することも好ましい。
本発明によれば、移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークの第1の基地局と通信する第1の通信インタフェースと、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局と通信する第2の通信インタフェースとを有する移動端末であって、
第1の通信インタフェースを介して第1の基地局と接続する第1の接続制御手段と、
第2の通信インタフェースを介して第2の基地局からの電波を発見する電波発見手段と、
第2の基地局からの電波を発見した際に、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の通信インタフェースへ送信するダミー情報送信手段と、
第2の通信インタフェースを介して第2の基地局と接続する第2の接続制御手段と、
第1の通信インタフェースを介して基地局切替通知を受信した際に、第1の通信インタフェースを介して通信している当該セッションを、第2の通信インタフェースに切り替える通信切替手段とを有し、
ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局に対応付けられており、ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値であることを特徴とする。
本発明の移動端末における他の実施形態によれば、移動体通信システムから、第2の通信インタフェースを介してダミー基地局識別子を受信し、該ダミー基地局識別子をダミー情報送信手段へ出力するダミー基地局識別子受信手段を更に有することも好ましい。
本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
第1の通信インタフェースは、セルラ通信用であり、
第2の通信インタフェースは、無線LAN又はブルートゥース用であって、第2の基地局を介した第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いることも好ましい。
本発明によれば、前述の移動端末によって接続される移動体通信システムであって、
移動体通信システムは、セルラ通信システムであり、
セルラ通信システムは、回線交換を実行する移動交換装置と、複数の基地局に接続される制御装置とを有しており、
第1の基地局から計測結果通知を受信した第1の制御装置が、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、移動交換装置へ基地局切替要求を送信し、
移動交換装置が、第2の基地局に接続された第2の制御装置へ基地局切替要求を送信し、
第2の制御装置が、第2の基地局を介して、移動端末との間で接続を確立し、
第2の制御装置が、移動交換装置へ基地局切替応答を送信し、
移動交換装置が、第1の制御装置を介して第1の基地局へ基地局切替通知を送信する
ことを特徴とする。
本発明の移動端末における他の実施形態によれば、
第1の通信インタフェースは、WiMAX通信用であり、
第2の通信インタフェースは、無線LAN又はブルートゥース用であって、第2の基地局を介した第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いることも好ましい。
本発明によれば、前述の移動端末によって接続される移動体通信システムであって、
移動体通信システムは、WiMAX通信システムであり、
WiMAX通信システムは、第2の基地局を制御する第2の制御装置と、アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイを介して相互に接続されており、
移動端末から計測結果通知を受信した第1の基地局は、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、ゲートウェイ及び制御装置を介して、第2の基地局へ基地局切替要求を送信し、第2の基地局が、移動端末との間で接続を確立し、
第2の基地局が、制御装置及びゲートウェイを介して第1の基地局へ、基地局切替応答を送信することも好ましい。
本発明によれば、移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークを介して第1の基地局と通信する第1の通信インタフェースと、第2の無線アクセスネットワークを介して第2の基地局と通信する第2の通信インタフェースとを有する移動端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
第1の通信インタフェースを介して第1の基地局と接続する第1の接続制御手段と、
第2の通信インタフェースを介して第2の基地局からの電波を発見する電波発見手段と、
第2の基地局からの電波を発見した際に、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の通信インタフェースへ送信するダミー情報送信手段と、
第2の通信インタフェースを介して第2の基地局と接続する第2の接続制御手段と、
第1の通信インタフェースを介して基地局切替通知を受信した際に、第1の通信インタフェースを介して通信している当該セッションを、第2の通信インタフェースに切り替える通信切替手段としてコンピュータを機能させ、
ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局に対応付けられており、ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値であるようにコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明のアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラムによれば、移動体通信システムの基地局と接続している移動端末が、隣接するアクセスポイント情報を知ることなく、高速無線通信システムのアクセスネットワークに切り替えてその接続を維持することができる。従って、既存の移動体通信システムの基地局が、隣接するアクセスポイント情報を報知するような機能を別途搭載する必要がない。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明における第1の移動体通信システムの構成図である。
図2によれば、図1と同様に、回線交換呼制御プロトコルに基づく移動体通信システムがベースとなっている。移動体通信システムは、例えばCDMA2000又はW−CDMAのようなセルラ通信システムである。移動端末1は、移動体通信システムの基地局4との間で、セルラ通信の無線アクセスネットワークを介して通信する。
一方で、図2によれば、図1と異なって、移動体通信システムに、基地局制御ゲートウェイ(BSC−GW:Base Station Controller - GateWay)6と、アクセスポイント7とが備えられている。移動端末1は、例えば無線LAN(以下、ブルートゥースであってもよい)のような無線アクセスネットワークを介して、アクセスポイント7と通信することができる。移動端末1は、移動体通信システムの基地局と通信する第1の通信インタフェースと、無線LAN通信用のアクセスポイントと通信する第2の通信インタフェースとを備える。
基地局制御ゲートウェイ6は、一方を既存の移動体通信システムに接続し、他方を無線LAN通信用のアクセスポイントに接続し、移動体通信システムと無線LAN(SIP)との間のメッセージ変換機能を備える。移動交換装置2から見ると、基地局制御ゲートウェイ6は、通常の基地局制御装置5と同じに見える。また、アクセスポイント7から見ると、基地局制御ゲートウェイ6は、通常のIPネットワーク装置(例えばルータ、アプリケーションゲートウェイ又はSIPサーバ)と同じに見える。尚、基地局制御ゲートウェイは、数多くのアクセスポイントを収容する。
具体的には、基地局制御ゲートウェイ6は、移動交換装置2からの回線交換呼制御プロトコルのメッセージをSIPメッセージに、回線交換ベアラメッセージをIPパケットフォーマットに変換し、アクセスポイント7へ送信する。また、アクセスポイント7から受信したSIPメッセージを回線交換呼制御プロトコルのメッセージに、IPパケットを回線交換ベアラメッセージに変換し、移動交換装置2へ送信する。これによって、移動体通信システムを介した回線交換呼制御プロトコルに基づく接続と、無線LANを介したIPに基づく接続との両方を可能とする。
ここで、基地局制御ゲートウェイ6を備えない場合、移動体通信システムと高速無線通信システムとの両方を統合するためには、IPを用いた移動管理技術を必要とする。従来技術によれば、移動端末が、移動体通信システムに接続した状態で、SIPで制御される無線LANの隣接アクセスポイントへ切り替えた場合、その接続は維持されず、切断されていた。本発明によれば、既存の移動体通信システムをベースにし、基地局制御ゲートウェイ6を基地局制御装置3と同等に配置することによって、接続を切断することなく、SIPで制御された無線LAN通信用のアクセスポイントに切り替えることができる。
図3は、本発明における第2の移動体通信システムの構成図である。
図3によれば、図2と異なって、WiMAXに基づく移動体通信システムがベースとなっている。この場合、WiMAX通信システム内のアクセスサービスネットワーク・ゲートウェイ8に、複数の基地局41及び42が接続され、移動端末1は、それら基地局と通信する。一方で、狭域高速無線通信システムとして、基地局制御ゲートウェイ6と、アクセスポイント7とを備えている。そして、WiMAX通信システムは、基地局制御ゲートウェイ6に対して、アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイ8を介して相互に接続される。基地局制御ゲートウェイ6は、WiMAX通信システムと狭域高速無線通信システムとの間で、パケットを交換し、且つ、メッセージを変換する機能を有する。WiMAX通信システムから見ると、基地局41及び42と並列して、基地局制御ゲートウェイ6が存在する。
図4は、第1のシーケンス図である。
後述するシーケンスに基づく移動体通信システムは、図2のセルラ通信システムであるとして説明する。但し、移動体通信システム内部の動作以外は、WiMAX通信システムであっても同様である。
(S401)移動端末1が、セルラ通信システムの基地局41を介して、基地局制御装置31との間で接続している。
(S402)基地局41は、隣接基地局情報を報知している。移動端末1は、その隣接基地局情報を受信し、当該端末内に記憶する。隣接基地局情報には、例えば、隣接基地局における基地局識別子(ID:IDentifier)を少なくとも含む。基地局識別子は、例えば、CDMAセルラ通信システムであればPNオフセットであってもよいし、TDMA/FDMAセルラ通信システムであれば周波数識別子であってもよいし、WiMAX通信システムであれば基地局識別子(又は周波数識別子)であってもよい。これによって、移動端末1は、隣接基地局42を知ることができる。尚、移動体通信システムが、WiMAX通信システムである場合、基地局41は、MOB_NBR_ADVを用いて、隣接基地局情報を報知する。
(S403)その後、移動端末1は、隣接基地局42からの電波(ID42)を発見する。
(S404)移動端末1は、隣接基地局42の基地局識別子とその電波品質値とを含む計測結果通知を、基地局41を介して基地局制御装置31へ送信する。
(S405)基地局制御装置31は、計測結果通知を受信すると、その電波品質値に応じて、基地局41から基地局42へ切り替え可能か否かを判定する。切り替え可能と判定した場合、基地局制御装置31は、移動交換装置2へ、基地局切替要求(基地局41->基地局42)を送信する。基地局切替要求には、切替先基地局識別子及び移動端末識別子が含まれる。
(S406)移動交換装置2は、基地局制御装置31から受信した基地局切替要求を、切替先の基地局制御装置32へ送信する。
(S407)基地局制御装置32は、基地局42を介して、移動端末1との間でセッションを確立(接続)する。
(S408)基地局制御装置32は、移動端末1との間でセッションを確立すると、基地局切替応答を、移動交換装置2へ送信する。
(S409)移動交換装置2は、基地局制御装置32から基地局切替応答を受信すると、切替元となる基地局制御装置31へ基地局切替通知を送信する。
(S410)基地局制御装置31は、基地局41を介して移動端末1へ、基地局切替通知を送信する。
(S411)移動端末1は、基地局切替通知を受信すると、基地局41を介して基地局制御装置31へ、基地局切替確認を送信する。
(S412)基地局制御装置31は、基地局切替開始を、移動交換装置2へ送信する。
(S413)移動端末1は、基地局42を介して基地局制御装置32へ、基地局切替完了を送信する。
(S414)基地局制御装置32は、基地局切替完了を、移動交換装置2へ送信する。
(S415)移動交換装置2は、基地局切替完了を受信すると、通信終了通知を基地局制御装置31へ送信する。
(S416)これにより、移動端末1は、基地局41と接続していた当該呼を、基地局42へ切り替えることができる。
図5は、本発明における第2のシーケンス図である。
図5によれば、図4と比較して、セルラ通信システムの基地局から、無線LAN通信用のアクセスポイントに接続を切り替えようとしている。また、移動端末1は、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を、その端末内の報知情報記憶部に予め記憶している。ダミー基地局識別子は、無線LAN通信用のアクセスポイントに対応付けられた静的なものであって、且つ、既存のセルラ基地局の識別子に対してユニークな識別子である。ここで、このダミー基地局識別子は、無線LAN通信用のアクセスポイント群に対して1つ割り当てられるものであり、アクセスポイント毎に異なる識別子が割り当てられるものではない。また、ダミー電波品質値は、セルラ通信用の基地局から、無線LAN通信用のアクセスポイントへ切り替えるべきと判断されるに足る値である。即ち、ダミー電波品質値は、セルラ通信における電波品質値よりも良好な値となる。
移動交換装置2は、セルラ通信システムにおける基地局を増設する際に、その基地局識別子が登録される。これと同様に、前述したアクセスポイント群に対して割り当てられるダミー基地局識別子が、登録されてもよい。移動体通信システムにおいて、基地局が報知する識別子以外の識別子を持つ基地局への切替要求が許可される場合は、本手順は省略可能である。尚、本手順を実施する場合においても、ダミー基地局識別子は報知される必要はなく、切替要求受信時の許否判定比較時に参照されればよい。
ここで、図5について、図4と異なるシーケンスについてのみ説明する。尚、図5のS501、S509〜S516の動作は、図4のS401、S409〜S416の動作と全く同様である。
(S502)基地局42は、隣接基地局情報を報知している。移動端末1は、その隣接基地局情報を受信し、当該端末内に記憶する。ここで、隣接基地局情報には、無線LAN通信用のアクセスポイントは、含まれていない。本発明によれば、既存の移動体通信システムに別途の機能を搭載する必要がない。
(S503)その後、移動端末1は、無線LAN通信用のアクセスポイント7からの電波を発見する。
(S504)移動端末1は、無線LAN通信用のアクセスポイント7からの電波を受信すると、計測結果通知を、基地局42を介して基地局制御装置32へ送信する。計測結果通知には、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値が含まれる。尚、このステップの前に、S507(S407)の処理の内、SIP登録シーケンスが実行されてもよい。
(S505)基地局制御装置32は、計測結果通知を受信すると、基地局42からダミー基地局識別子のアクセスポイントへ切り替え可能か否かを判定する。ここで、ダミー電波品質値が良好であるために、必ず、基地局を切り替えるべきと判断する。基地局制御装置32は、移動交換装置2へ、基地局切替要求(基地局42->ダミー基地局識別子のアクセスポイント7)を送信する。
(S506)移動交換装置2は、基地局制御装置31から受信した基地局切替要求を、切替先の基地局制御ゲートウェイ6へ送信する。
(S507)基地局制御ゲートウェイ6は、アクセスポイント7を介して、移動端末1との間でセッションを確立(接続)する。ここで、セッションを確立するために、SIP登録と、セッション開始と、暫定応答(例えばSession Progress)と、暫定応答確認との4つのシーケンスを要する。暫定メッセージには、送達確認のためのオプション(オプションタグ100relを含むRequireヘッダ)が含まれるのが好ましい。基地局制御ゲートウェイからのセッション開始メッセージに対して、直ぐに応答メッセージ(200OK)で返答せずに、送達確認のためのオプションを伴った暫定応答メッセージで応答することは、既存の移動体通信システムのシーケンスとの互換性をとるために重要である。また、移動端末1が、基地局制御ゲートウェイ6に対してSIP登録をすることによって、基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1に接続可能なアクセスポイント7を特定することができる。従って、基地局制御ゲートウェイ6は、基地局切替要求を受信した際に、接続すべきアクセスポイント7と移動端末1とを特定することができる。これについては、図8で後述する。
(S508)基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1との間でセッションを確立すると、基地局切替応答を、移動交換装置2へ送信する。
図6は、本発明における移動端末のフローチャートである。
図6のフローチャートに付記されたシーケンス番号は、図5のシーケンス番号と対応する。
(S503)移動端末1は、無線LAN通信インタフェースを介して、無線LAN通信用のアクセスポイント7からの電波を発見する。このとき、所定の無線システム選択条件に応じて、いずれの無線システムを利用するかを判断する。例えば、電波品質の良好な方を選択する場合、無線LAN通信インタフェースの電波品質と、セルラ通信インタフェースの電波品質とを比較する。無線LAN通信インタフェースの電波品質が良好でない場合、セルラ通信インタフェースによる接続を維持する。また、例えば、無線LANを優先する選択条件の場合、電波品質がセルラ通信インタフェースの電波品質より良好でなくても、無線LAN通信インタフェースに切り替えると判定される。
(S504)移動端末1は、無線LAN通信インタフェースに切り替えると判定した場合、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を、セルラ通信インタフェースを介して基地局4へ送信する。
(S507、S407)移動端末1は、無線LAN通信インタフェースを介して、アクセスポイント7との間でセッションを確立(接続)する。
(S510、S410)移動端末1は、セルラ通信インタフェースを介して、基地局4から基地局切替通知を受信する。
(S511、S411)移動端末1は、セルラ通信インタフェースを介して、基地局4へ、基地局切替確認を送信する。その後、セルラ通信インタフェースを用いた移動体通信システムとの通信は終了する。
(S513、S413)移動端末1は、無線LAN通信インタフェースを介して、アクセスポイント7へ基地局切替完了を送信する。その後、無線LAN通信インタフェースを用いて、移動体通信システムと通信する。
図7は、本発明における第3のシーケンス図である。
図7については、図5と異なるシーケンスについてのみ説明する。尚、図7のS704〜S708以外の動作は、図5と全く同様である。
(S704)移動端末1は、無線LAN通信インタフェースを介して、無線LAN通信用のアクセスポイント7からの電波を発見すると、無線LAN通信インタフェースを介して、アクセスポイント7との間でセッションを確立(接続)する。ここでは、SIP登録のみを実行する。このとき、アクセスポイント7に接続される基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1へ、ダミー基地局識別子通知を送信する。ダミー基地局識別子通知には、当該アクセスポイント7に対応するダミー基地局識別子を含む。これによって、移動端末1は、ダミー基地局識別子を予め記憶しておく必要がない。また、複数の基地局制御ゲートウェイ6を配置可能となる。
(S705)移動端末1は、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を、基地局42を介して基地局制御装置32へ送信する。
(S706)基地局制御装置32は、計測結果通知を受信すると、基地局42からダミー基地局識別子のアクセスポイントへ切り替え可能と判定する。基地局制御装置32は、移動交換装置2へ、基地局切替要求(基地局42->ダミー基地局識別子のアクセスポイント7)を送信する。
(S707)移動交換装置2は、基地局制御装置32から受信した基地局切替要求を、切替先の基地局制御ゲートウェイ6へ送信する。
(S708)基地局制御ゲートウェイ6は、アクセスポイント7を介して、セッション開始を要求する。このステップでは、続いて、暫定応答(例えばSession Progress)と、暫定応答確認との計3つのシーケンスを要する。
(S709)基地局制御装置32は、移動端末1との間でセッションを確立すると、基地局切替応答を、移動交換装置2へ送信する。
図7によれば、基地局制御ゲートウェイ6は、予め自らのダミー基地局識別子を登録している。尚、ダミー基地局識別子を受信した基地局又は基地局制御装置が、そのダミー基地局識別子が誤りであるとして破棄する場合もある。従って、新たに基地局を増設した際に、その隣接基地局へその増設基地局識別子を登録するのと同様に、基地局又は基地局制御装置に、ダミー基地局識別子を一律に登録することも好ましい。
図8は、図5におけるS507のセッション確立の具体的なシーケンス例である。
アクセスポイント7からの電波を発見した移動端末1は、最初に、SIP REGISTERを、アクセスポイント7を介して、基地局制御ゲートウェイ6へ送信する。このメッセージには、移動体通信システムで用いられる移動端末1の識別子が含まれる。このとき、基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1の固有識別子(移動体通信システムで用いられる識別子(例えばIMSIやESN)及びSIP URI)と、アクセスポイント7の固有識別子とを対応付けて登録する。アクセスポイント7の固有識別子の代わりに、移動端末1のIPアドレスでもよい。これによって、基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1が、どのアクセスポイント7と通信可能であるかを知ることができる。登録後、基地局制御ゲートウェイ6は、アクセスポイント7を介して移動端末1へ、200OKを返信する。
その後、基地局制御ゲートウェイ6は、移動交換装置2ら基地局切替要求を受信する(S506)。基地局切替要求には、当該移動端末のその固有識別子が含まれている。基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末の固有識別子を見ることによって、アクセスポイント7を特定することができる。そして、基地局制御ゲートウェイ6は、SIP INVITEを、アクセスポイント7を介して移動端末1へ送信する。これに対し、移動端末1は、基地局制御ゲートウェイ6へ、183 Session Progress (Require: 100rel)を送信する。
183 Session Progressを受信した基地局制御ゲートウェイ6は、基地局切替応答を移動交換装置2へ送信する(S508)。また、基地局制御ゲートウェイ6は、移動端末1へ、PRACKを返信する。その後、図5のS511の終了後、移動端末1は、200OK(PRA)及び200OK(INV)を、基地局制御ゲートウエイ6へ返信し、セッションの確立が完了する。つまり、このメッセージは、図5におけるS513に相当する。
図9は、本発明における移動端末の機能構成図である。
図9によれば、移動端末1は、セルラ通信用の基地局と通信するセルラ通信インタフェース111と、無線LAN通信用のアクセスポイントと通信する無線LAN通信インタフェース121とを有する。また、移動端末1は、通信切替部101と、データ送受信部102と、第1の接続制御部112と、第2の接続制御部122と、電波発見部123と、ダミー情報受信部124と、ダミー情報送信部114と、報知情報記憶部113とを有する。これら機能構成部は、移動端末1に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
第1の接続制御部112は、セルラ通信インタフェース111を介して基地局と接続する。
第2の接続制御部122は、無線LAN通信インタフェース121を介してアクセスポイントと接続する。
電波発見部123は、無線LAN通信インタフェース121を介してアクセスポイントからの電波を発見する。
報知情報記憶部113は、セルラ通信インタフェース111を介して基地局から受信した隣接基地局情報を記憶する。ここで、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値は、予め静的情報として記憶されていてもよい。また、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値は、既存のセルラ通信システムで用いられているフォーマットと同じであり、識別子のみが、セルラ通信システムの基地局に割り当てられていないものである。
ダミー情報送信部114は、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を、セルラ通信インタフェース111を介して切替元の基地局へ送信する。
ダミー情報受信部124は、無線LAN通信インタフェース121を介してアクセスポイントからダミー基地局識別子を受信する。そのダミー基地局識別子は、ダミー情報送信部114へ出力される。
通信切替部101は、セルラ通信インタフェース111を介して基地局切替通知を受信した際に、セルラ通信インタフェース111を介して通信している当該呼を、無線LAN通信インタフェース121へ切り替える。
以上、詳細に説明したように、本発明のアクセスネットワーク切替方法、端末及びプログラムによれば、移動体通信システムの基地局と接続している移動端末が、隣接するアクセスポイント情報を知ることなく、高速無線通信システムのアクセスネットワークに切り替えてその接続を維持することができる。従って、既存の移動体通信システムの基地局が、隣接するアクセスポイント情報を報知するような機能を別途搭載する必要がない。また、本発明によれば、既存の移動体通信システムをベースにしているために、切替先となる他の通信システムがIP網であっても、別途の移動管理技術をサポートする必要がない。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
従来技術における移動体通信システムの構成図である。 本発明における第1の移動体通信システムの構成図である。 本発明における第2の移動体通信システムの構成図である。 第1のシーケンス図である。 本発明における第2のシーケンス図である。 本発明における移動端末のフローチャートである。 本発明における第3のシーケンス図である。 図5におけるS507のセッション確立の具体的なシーケンス例である。 本発明における移動端末の機能構成図である。
符号の説明
1 移動端末
101 通信切替部
102 データ送受信部
111 セルラ通信インタフェース
112 第1の接続制御部
113 報知情報記憶部
114 ダミー情報送信部
121 無線LAN通信インタフェース
122 第2の接続制御部
123 電波発見部
124 ダミー情報受信部
2 移動交換装置
3 基地局制御装置
4 基地局
5 加入者情報データベース
6 基地局制御ゲートウェイ
7 アクセスポイント
8 アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイ

Claims (13)

  1. 移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークの第1の基地局と通信すると共に、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局と通信する移動端末におけるアクセスネットワーク切替方法であって、
    前記移動端末が、第1の基地局と接続する第1のステップと、
    前記移動端末が、第2の基地局からの電波を発見する第2のステップと、
    前記移動端末が、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の基地局へ送信し、第2の基地局との間で接続を確立する第3のステップと、
    前記移動体通信システムが、第1の基地局を介して前記移動端末へ基地局切替通知を送信し、前記移動端末が、第1の基地局を介して通信している当該セッションを、第2の基地局へ切り替える第4のステップとを有し、
    前記ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークにおける全ての又は1つ以上の第2の基地局に1つ対応付けられており、前記ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値である
    ことを特徴とするアクセスネットワーク切替方法。
  2. 第3のステップについて、
    前記移動端末が、第2の基地局を介して前記移動体通信システムと接続を確立し、
    前記移動体通信システムが、第2の基地局を介して前記移動端末へ、前記ダミー基地局識別子を送信し、
    前記移動端末が、前記ダミー基地局識別子及び前記ダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の基地局へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスネットワーク切替方法。
  3. 前記移動体通信システムは、セルラ通信システムであり、
    第1の基地局は、セルラ通信用の基地局であり、
    第2の基地局は、無線LAN(Local Area Network)又はブルートゥース用のアクセスポイントであり、前記移動端末と第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIP(Session Initiation Protocol)を用いる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクセスネットワーク切替方法。
  4. 前記セルラ通信システムは、回線交換を実行する移動交換装置と、複数の前記基地局を制御する制御装置とを有しており、
    第3のステップについて、第1の基地局から前記計測結果通知を受信した第1の制御装置が、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、前記移動交換装置へ基地局切替要求を送信し、前記移動交換装置が、第2の基地局に接続された第2の制御装置へ前記基地局切替要求を送信し、第2の制御装置が、第2の基地局を介して前記移動端末との間で接続を確立し、
    第4のステップについて、第2の制御装置が、前記移動交換装置へ基地局切替応答を送信し、前記移動交換装置が、第1の制御装置を介して第1の基地局へ前記基地局切替通知を送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載のアクセスネットワーク切替方法。
  5. 前記移動体通信システムは、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)通信システムであり、
    第1の基地局は、WiMAX用の基地局であり、
    第2の基地局は、無線LAN又はブルートゥース用のアクセスポイントであり、前記移動端末と第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアクセスネットワーク切替方法。
  6. 前記WiMAX通信システムと、第2の基地局を制御する第2の制御装置とが、アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイを介して相互に接続されており、
    第3のステップについて、前記移動端末から前記計測結果通知を受信した第1の基地局は、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、前記制御装置へ基地局切替要求を送信し、前記制御装置が、第2の基地局を介して前記移動端末との間で接続を確立し、
    第4のステップについて、前記制御装置が、第1の基地局へ、基地局切替応答を送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載のアクセスネットワーク切替方法。
  7. 移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークの第1の基地局と通信する第1の通信インタフェースと、第2の無線アクセスネットワークの第2の基地局と通信する第2の通信インタフェースとを有する移動端末であって、
    第1の通信インタフェースを介して第1の基地局と接続する第1の接続制御手段と、
    第2の通信インタフェースを介して第2の基地局からの電波を発見する電波発見手段と、
    第2の基地局からの電波を発見した際に、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の通信インタフェースへ送信するダミー情報送信手段と、
    第2の通信インタフェースを介して第2の基地局と接続する第2の接続制御手段と、
    第1の通信インタフェースを介して基地局切替通知を受信した際に、第1の通信インタフェースを介して通信している当該セッションを、第2の通信インタフェースに切り替える通信切替手段とを有し、
    前記ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークにおける全ての又は1つ以上の第2の基地局に1つ対応付けられており、前記ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値であることを特徴とする移動端末。
  8. 前記移動体通信システムから、第2の通信インタフェースを介して前記ダミー基地局識別子を受信し、該ダミー基地局識別子を前記ダミー情報送信手段へ出力するダミー基地局識別子受信手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載の移動端末。
  9. 第1の通信インタフェースは、セルラ通信用であり、
    第2の通信インタフェースは、無線LAN又はブルートゥース用であって、第2の基地局を介した第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いる
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の移動端末。
  10. 請求項9に記載の移動端末によって接続される前記移動体通信システムであって、
    前記移動体通信システムは、セルラ通信システムであり、
    前記セルラ通信システムは、回線交換を実行する移動交換装置と、複数の前記基地局に接続される制御装置とを有しており、
    第1の基地局から前記計測結果通知を受信した第1の制御装置が、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、前記移動交換装置へ基地局切替要求を送信し、
    前記移動交換装置が、第2の基地局に接続された第2の制御装置へ前記基地局切替要求を送信し、
    第2の制御装置が、第2の基地局を介して、前記移動端末との間で接続を確立し、
    第2の制御装置が、前記移動交換装置へ基地局切替応答を送信し、
    前記移動交換装置が、第1の制御装置を介して第1の基地局へ前記基地局切替通知を送信する
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  11. 第1の通信インタフェースは、WiMAX通信用であり、
    第2の通信インタフェースは、無線LAN又はブルートゥース用であって、第2の基地局を介した第2の制御装置との間で、IP呼制御プロトコルSIPを用いる
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の移動端末。
  12. 請求項11に記載の移動端末によって接続される移動体通信システムであって、
    前記移動体通信システムは、WiMAX通信システムであり、
    前記WiMAX通信システムは、第2の基地局を制御する第2の制御装置と、アクセスサービスネットワーク・ゲートウェイを介して相互に接続されており、
    前記移動端末から前記計測結果通知を受信した第1の基地局は、第2の基地局への切り替えが可能と判定した際に、前記ゲートウェイ及び前記制御装置を介して、第2の基地局へ基地局切替要求を送信し、第2の基地局が、前記移動端末との間で接続を確立し、
    第2の基地局が、前記制御装置及び前記ゲートウェイを介して第1の基地局へ、基地局切替応答を送信する
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  13. 移動体通信システムに複数の基地局が接続されており、第1の無線アクセスネットワークを介して第1の基地局と通信する第1の通信インタフェースと、第2の無線アクセスネットワークを介して第2の基地局と通信する第2の通信インタフェースとを有する移動端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    第1の通信インタフェースを介して第1の基地局と接続する第1の接続制御手段と、
    第2の通信インタフェースを介して第2の基地局からの電波を発見する電波発見手段と、
    第2の基地局からの電波を発見した際に、ダミー基地局識別子及びダミー電波品質値を含む計測結果通知を第1の通信インタフェースへ送信するダミー情報送信手段と、
    第2の通信インタフェースを介して第2の基地局と接続する第2の接続制御手段と、
    第1の通信インタフェースを介して基地局切替通知を受信した際に、第1の通信インタフェースを介して通信している当該セッションを、第2の通信インタフェースに切り替える通信切替手段としてコンピュータを機能させ、
    前記ダミー基地局識別子は、第2の無線アクセスネットワークにおける全ての又は1つ以上の第2の基地局に1つ対応付けられており、前記ダミー電波品質値は、第1の基地局から第2の基地局へ切り替えるべきと判断されるに足る値であるようにコンピュータを機能させることを特徴とする移動端末用のプログラム。
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