JP2009283324A - 保護素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流下で使用する被保護機器を、低融点合金のマイグレーションを排除して過電流に対し適確に保護し得る保護素子を提供する。
【解決手段】抵抗器8及び一対のピン電極1,1並びにガイド軸6,6が並設され、抵抗器の一方のリード導体80aと一対のピン電極1,1にわたって過電流発熱性片2が配設され、該過電流発熱性片2と一方のリード導体80a及び同過電流発熱性片2とピン電極1,1との間がそれぞれ可溶合金3,3,3で接合され、可溶合金の溶融時に過電流発熱性片2を一対のピン電極1,1及び一方のリード導体80aから脱離させるバネ7が過電流発熱性片2または過電流発熱性片2を支承する支持板4により圧縮された状態で前記ガイド軸6に挿通され、抵抗体の他方のリード導体80bと一方のピン電極1との間に被保護機器の異常時に前記抵抗器本体を通電発熱させて前記の可溶合金3,3,3を溶融させる抵抗器発熱回路が接続される。
【選択図】図1−1

Description

本発明は電気機器の保護素子に関し、高容量二次電池、例えば高容量リチウムイオン二次電池に対し過電流を遮断し、過充電時や過放電時に充電や放電を停止するのに有用なものである。
二次電池、例えばリチウムイオン二次電池においては、過電流や過充電または過放電に対し、二次電池を負荷または充電電源から遮断することが要求され、かかる要求を満たす保護素子として、低融点合金ヒューズと抵抗器とを熱的に近接させて一括したものが知られている。
図3は二次電池保護回路の一例を示している。
図3において、Eは二次電池を、Lは負荷を、Sは充電電源を、swはスイッチ例えばトランジスターを、Tは二次電池の過充電または過放電を検知しスイッチオン信号を発信するIC回路をそれぞれ示し、過電流が流れると、保護素子A’の低融点合金ヒューズ30’を溶断させて負荷Lと二次電池Eとの間を遮断し、また、二次電池Eの過放電に対し、IC回路Tによりスイッチswをオンさせ、保護素子A’の抵抗器8’を二次電池Eによって通電発熱させ、その発生熱で低融点合金ヒューズ30’を溶断させて二次電池Eと負荷Lとの間を遮断している。
更に、過充電に対し、IC回路Tによりスイッチswをオンさせ、保護素子A’の抵抗器8’を二次電池E若しくは充電電源Sで通電発熱させ、その発生熱で保護素子A’の低融点合金ヒューズ30’を溶断させて二次電池Eと充電電源Sとの間を遮断している。
本発明者等においては、Bi系低融点合金やSb系低融点合金等の低融点合金ヒューズに長時間、直流電流を流すと、そのヒューズ両端の電極のうち、陽極側の電極と低融点合金ヒューズとの界面の合金にマイグレーションが発生し、クラックが生じて低融点合金ヒューズが本来の動作をするに至るまえに、破断する事実を確認している。
この低融点合金ヒューズのマイグレーションの発生理由は、次のように推定できる。
低融点合金には、共晶型合金、固溶体型合金、金属間化合物型合金があり、これらはミクロ的に見ると、二種以上の金属原子が混合して新しい原子配列の結晶格子を造り、格子点のイオン化原子が平衡状態にあると言える。しかしながら、Bi原子やSb原子は平衡位置から飛び出し易く課電によリエネルギーを与えられて格子点から飛び出し、転位原子となって結晶格子内を放浪し、直流の場合は、その転位原子が陰極側に移動し、陰極界面に析出していく。転位原子が飛び出した跡の空孔においては、あたかも、満員の観覧席で或る席が空いたとすると、その空席の隣の客が一人づつ移動して新たな空席をうめていくようにして、移動して陽極界面に至り、その界面で空孔同志が合体してクラックを発生するに至ると推定できる。
Bi系低融点合金ヒューズやSb系低融点合金ヒューズのマイグレーションの例を示せば次の通りである。
57重量%Bi−残部Sn,直径1mmφ,長さ5mmの低融点合金片の両端に直径1mmφの銅リード導体を溶接し、直流15アンペアを5000時間通電したところ、陰極側の銅リード導体の端面に接して厚み200μmのBi金属層が析出され、陽極側の銅リード導体の端面に接して厚み30μmの空隙が形成された。
また、5重量%Sb−残部Sn,直径2mmφ,長さ7mmの低融点合金片の両端に直径2mmφの銅リード導体を溶接し、直流60アンペアを5000時間通電したところ、陰極側の銅リード導体の端面に接して厚み50μmのSb金属層が析出され、陽極側の銅リード導体の端面に接して厚み20μmの空隙が形成された。
図3において、符合A’で示した「低融点合金ヒューズと抵抗器とを一括した保護素子」は周知である(例えば、特許文献1、特許文献2等)
実開昭62−024451号公報 実開昭58−157943号公報
而るに、図3において、低融点合金ヒューズ30’の両端電極の極性が、充電時、放電時の度に変わるが、時間当たりの電力量は充電時の方が放電時よりも多くなるから、前記低融点合金ヒューズ30’のマイグレーションは避け難い。
そこで、本発明者等は図4に示すような保護素子を提案した。(特許文献3)
特願2008−120840明細書 図4において、10は耐熱性の絶縁台座である。1,1は一対の並行なピン電極であり、絶縁台座10に挿通固定してある。8は巻線型抵抗器であり、リード導体付きキャップ電極801が耐熱性絶縁コアの両端に装着され、コアに抵抗線が巻き付けられ、その巻き付け各端が各キャップ電極801,802に溶接等により接合されてなり、ピン電極1,1間に並設し、他方のリード導体80bを絶縁台座10から引き出してある。2は過電流発熱性片であり、孔においてガイド軸6に挿通しピン電極1,1間に電気的に充分な低抵抗で接触させた状態で配設してあり、電極1の断面に較べて薄い金属板、電極1に較べて比抵抗の高い合金板等を使用できる。3は過電流発熱性片2と各ピン電極1,1との間及び過電流発熱性片2とガイド軸6との間を接合した可溶合金である。7はバネであり、過電流発熱性片2と抵抗器本体一端との間において圧縮状態でガイド軸6に挿通してあり、可溶合金3が溶融したときに、過電流発熱性片2をピン電極1,1から脱離させ得る応力エネルギーを保有させてある。 800は抵抗器8の本体上にピン電極1,1にまたがって設けた樹脂モールド被覆である。5はケースである。
前記保護素子は、図3に示す二次電池保護回路の保護素子として使用される。
放電時に過電流が流れると、保護素子Aの過電流発熱性片2を発熱させて可溶合金3を溶融させ、バネ7の応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて負荷Lと二次電池Eとの間を遮断し、また、二次電池Eの過放電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器8を二次電池Eによって通電発熱させ、その発生熱で可溶合金3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて二次電池Eと負荷Lとの間を遮断させる。
この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより変化していても、過電流発熱性片を発熱温度をその変化を見込んだ温度とするように過電流発熱性片の抵抗値を設定しておくことにより、過電流遮断を確実に行わせ得る。
更に、充電時、過充電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器8を二次電池E若しくは充電電源Sで通電発熱させ、その発生熱で可溶合金3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極間1,1から脱離させて二次電池Eと充電電源Sとの間を遮断させる。
この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより変化していても、抵抗器本体の発熱温度をその変化を見込んだ温度とするように抵抗器の抵抗値を設定しておくことにより、通電遮断を確実に行わせ得る。
図4に示す保護素子においては、圧縮バネ7の反力が、ピン電極1,1と過電流発熱性片2との間を接合する可溶合金3,3の2箇所及び抵抗器8の一方のリード導体80aと過電流発熱性片2との間を接合する可溶合金3の1箇所の合計3ヵ所で支持されるから、各箇所の可溶合金の応力を小さくでき、それだけ可溶合金のクリープをよく軽減でき、前記作動をよく担保できる。
しかしながら、図4に示す保護素子においては、抵抗器本体8と過電流発熱性片2との間にバネ7が介在し、抵抗器本体8から各可溶合金3,3,3までの距離が遠いから、抵抗器本体8の発生熱が各可溶合金に伝わるのに要する時間がそれだけ長くなり、作動迅速性に問題がある。
本発明の目的は、抵抗器の一方のリード導体と一対のピン電極にわたって過電流発熱性片を配設し、該過電流発熱性片と前記一方のリード導体及び前記一対の各ピン電極との間をそれぞれ可溶合金で接合し、可溶合金の溶融時に前記過電流発熱性片を前記一対のピン電極及び一方のリード導体から脱離させるバネを設け、抵抗体の他方のリード導体と一対のピン電極の何れか一方との間に、被保護機器の異常時に前記抵抗器本体を通電発熱させて前記の可溶合金を溶融させる抵抗器発熱回路を接続する保護素子の作動迅速性を向上させることにある。
請求項1に係る保護素子は、抵抗器本体の両端にリード導体を有する抵抗器及び一対のピン電極並びにガイド軸が並設され、抵抗器の一方のリード導体と一対のピン電極にわたって過電流発熱性片が配設され、該過電流発熱性片と前記一方のリード導体及び同過電流発熱性片と前記一対の各ピン電極との間がそれぞれ可溶合金で接合され、可溶合金の溶融時に前記過電流発熱性片を前記一対のピン電極及び一方のリード導体から脱離させるバネが前記過電流発熱性片または過電流発熱性片を支承する支持板により圧縮された状態で前記ガイド軸に挿通され、抵抗体の他方のリード導体と一対のピン電極の何れか一方との間に、被保護機器の異常時に前記抵抗器本体を通電発熱させて前記の可溶合金を溶融させる抵抗器発熱回路が接続されることを特徴とする。
請求項2に係る保護素子は、請求項1の保護素子において、抵抗器本体の一方のリード導体が省略され、抵抗器本体の一端と過電流発熱性片との間が可溶合金で接合されていることを特徴とする。
請求項3に係る保護素子は、請求項1または2の保護素子において、支持板が絶縁体であり、ガイド軸に該支持板が摺動可能に挿通されていることを特徴とする。
請求項4に係る保護素子は、請求項1、3または4の保護素子において、過電流発熱性片に絶縁板中央の孔を経て抵抗器本体一端に接触される突部及び突部を貫通する一方のリード導体挿通孔が設けられ、一方のリード導体と過電流発熱性片との可溶合金による接合が前記突部と前記抵抗器本体一端との境界において行われ、絶縁板に前記の各ピン電極の一端部を収容する貫通孔が設けられ、これらの各孔において各ピン電極一端と過電流発熱性片各端との可溶合金による接合が行われ、支持板の両端部にガイド軸挿通孔が設けられ、各ガイド軸挿通孔に挿通された各ガイド軸にバネが挿通されていることを特徴とする。
請求項5に係る保護素子は、請求項1〜4何れかの保護素子において、台座から抵抗器の他方のリード導体及び一対のピン電極のリード部が引き出され、同台座にガイド軸が固定され、同台座にケースが装着されていることを特徴とする。
請求項6に係る保護素子は、請求項5の保護素子において、抵抗器本体の発熱で変色される絶縁体が抵抗器本体及び一対のピン電極を覆って設けられ、ケースが透視可能とされていることを特徴とする。
請求項7に係る保護素子は、請求項1〜6何れかの保護素子において、二次電池の保護用であり、過電流が二次電池の許容負荷電流であり、異常時が二次電池の過充電時または過放電時であることを特徴とする。
請求項8に係る保護素子は、請求項7の保護素子において、充電時に陽極側となる方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量が他方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量よりも多くされていることを特徴とする。
請求項9に係る保護素子は、請求項1〜8何れかの保護素子において、可溶合金がBi系またはSb系合金であることを特徴とする。
(1)可溶合金にバネ反力が作用する箇所が、過電流発熱性片両端の各端部と各ピン電極とを接合する2ヵ所及び過電流発熱性片の中間部とガイド軸とを接合する1ヵ所の合計3ヵ所に分散されているから、1〜2ヵ所の場合に較べ、可溶合金に作用する応力を小さくできる。従って、可溶合金のクリープを低減でき、保護素子の適格な作動を保障できる。
(2)直流加電下で過電流が流れると、過電流発熱性片が発熱し、過電流発熱性片と電極とを接合している可溶合金がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離して過電流が遮断される。この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより変化していても、過電流発熱性片を発熱温度をその変化を見込んだ温度とするように過電流発熱性片の抵抗値を設定しておくことにより、過電流遮断を確実に行わせ得る。
(3)被保護機器の前記過電流以外の異常が発生すると、抵抗器が通電発熱され、可溶合金がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離されて被保護機器への給電が停止される。この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより変化していても、抵抗器本体の発熱温度をその変化を見込んだ温度とするように抵抗器の抵抗値を設定しておくことにより、通電遮断を確実に行わせ得る。
この場合、図に示す保護素子とはことなり、抵抗器本体と過電流発熱性片3との間にバネを介在させず、バネを別の位置に移設し、抵抗器本体から各可溶合金までの距離を短くしているから、抵抗器本体の発生熱を各可溶合金にそれだけ速く伝達でき、作動を迅速化できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1−1の(イ)は本発明に係る保護素子の一実施例を示す側面図、図1−1の(ロ)は図1−1の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図1−1において、10は耐熱性の絶縁台座、例えばフェノール樹脂台である。1,1は一対の並行なピン電極であり、絶縁台座10に固定し、台座10からリード部11を引き出してある。
このピン電極1は銅製や真鍮製とすることができ、円柱型、平型等にでき、抵抗器からの輻射熱を受け易いように、抵抗器側に凹の湾曲加工乃至は曲げ加工を施すことが好ましい。8は巻線型または酸化金属皮膜型の抵抗器であり、リード導体80a(80b)付きのキャップ電極801(802)が耐熱性絶縁コア例えばセラミックスコアの両端に装着され、コアに抵抗線または酸化金属皮膜が設けられ、その抵抗体の各端が各キャップ電極801,802に溶接等により接合されてなり、ピン電極1,1間に並設してある。この抵抗器の他方のキャップ電極802を台座中央の突部101に当接し、他方のリード導体80bを突部101を経て絶縁台座10から引き出してある。2は過電流発熱性片であり、図1−2に示すように、裏面に突部20を有し、突部20を貫通する孔を設け、その貫通孔に抵抗器8の一方のリード導体80aを挿通し、突部20と抵抗器本体80の一方のキャップ電極801とを接触させ、その接触箇所において、一方のリード導体80aと過電流発熱性片2とを可溶合金3により接合すると共に、各ピン電極1の一端端面の一半部を過電流発熱性片2各端部の裏面に接触させ、各ピン電極の一端端面の他半部と過電流発熱性片2の各端面とを可溶合金3により接合してある。
図1−2に示すように、過電流発熱性片2の裏面突部30の孔口の肉を削ってキャビティ30を形成し、過電流発熱性片2を一方のリード導体80aに挿通し、キャビティ30に可溶合金を充填し、過電流発熱性片2の突部20を抵抗器本体80の一方のキャップ電極801に当接した状態で過電流発熱性片2の各端部200と各ピン電極1の端面との可溶合金3による接合を行い、この接合時の熱で前記キャビティ内30の可溶合金を溶融させて過電流発熱性片2と一方のリード導体80aとの可溶合金3による接合を行うことができる。
この場合、可溶合金が凝固するまで、後述の支持板4を押えてバネ7,7の圧縮反力を支える必要がある。接合時の熱がバネ7,7に伝われば、バネ特性の低下が避けられないので、支持板は熱絶縁体とすることが好ましい。
図1−1において、6,6はガイド軸であり、前記の抵抗器8及び一対のピン電極1,1を挾んで台座10のバネサポータ102,102に植設してある。
7,7は各ガイド軸6,6に挿通したバネであり、前記抵抗器8の一方のリード導体80a及び一対のピン電極1,1並びにガイド軸6,6に共通の支持板4を摺動可能に挿通し、この支持板4で過電流発熱性片2を支承し、各バネ7,7の圧縮反力を支持板4を介して各可溶合金3,3,3に伝えている。
この支持板4には、図1−3に示すように、過電流発熱性片2の突部の径よりもやや大きな径の孔201、ピン電極の径よりもやや大きな径の孔101,101、ガイド軸の径よりもやや大きな径の孔601,601が設けられている。これらの孔に代え、過電流発熱性片の外郭よりも小で、かつ図の孔を内包する内郭の一箇の孔を支持板に設けることもできる。図1−1において、5はケースであり、透視可能とすることが好ましい。
前記保護素子を組み立てるには、各ガイド軸6,6にバネ7,7を挿通し、抵抗器8の一方のリード導体80a及び一対のピン電極1,1並びにガイド軸6,6に支持板4を挿通し、この支持板4を治具で押えてバネの圧縮反力を支えた状態で、過電流発熱性片2を一方のリード導体80aに挿通し、過電流発熱性片2のキャビティ30に可溶合金を充填し、過電流発熱性片2の突部20を抵抗器本体80の一方のキャップ電極801に当接したうえで過電流発熱性片2の各端部200と各ピン電極1の端面との可溶合金3による接合を行い、この接合時の熱で前記キャビティ内30の可溶合金を溶融させて過電流発熱性片2と一方のリード導体80aとの可溶合金3による接合を行い、可溶合金の凝固を待って治具を外し支持板4の押えを解除することができる。
支持板を治具で押えることに代え、過電流発熱性片2を熱絶縁性の治具で押えてバネ7の圧縮反力を支え、この状態で過電流発熱性片2の各端部200と各ピン電極1の端面との可溶合金3による接合を行い、この接合時の熱で前記キャビティ内30の可溶合金を溶融させて過電流発熱性片2と一方のリード導体80aとの可溶合金3による接合を行うこともできる。
前記過電流発熱性片2と支持板4とを一体化すること、支持板を省略し過電流発熱性片にガイド軸挿通孔部分を設けることも可能である。図1−4の(イ)は、後者の場合の抵抗器、ピン電極、バネ挿通ガイド軸の配置の一例を示している。図1−4の(イ)において、4は過電流発熱性片、1,1はピン電極、80aは抵抗器本体の一方のリード導体または一方のキャップ電極801、6はバネ挿通ガイド軸であり、バネの圧縮反力を過電流発熱性片とピン電極との接合箇所、過電流発熱性片と抵抗器本体の一方のリード導体または一方のキャップ電極との接合箇所に均等に分散させるようにしてある。
この場合、図1−4の(ロ)に示すように熱絶縁支持板4をガイド軸6に挿通し、過電流発熱性片2を配置し、この過電流発熱性片2を熱絶縁性治具で押えバネ7の圧縮反力を支えた状態で前記可溶合金による接合を行うこともできる。
前記ガイド軸6に対しバネ7が傾いても、ガイド軸6に対し支持板4をひっかかりなく円滑に摺動させ得るように、支持板のガイド軸挿通孔に遊びをもたせることが好ましい。例えば、図1−5に示すように、溝602,602とすることが好ましい。
前記支持板は金属製とすることもできるが、絶縁体、例えばガラスエポキシ樹脂製やセラミックス製とすることが好ましい。
前記抵抗器の一方のリード導体を省略し、過電流発熱性片2の突部の孔から可溶合金を入れて過電流発熱性片2の突部と抵抗器8の一方のキャップ電極801とを可溶合金で接合してもよい。
本発明に係る保護素子は、二次電池保護回路の保護素子として好適に使用できる。
図2において、Eは二次電池を、Lは負荷を、Sは充電電源を、swはスイッチ例えばトランジスターを、Tは二次電池の過充電または過放電を検知しスイッチオン信号を発信するIC回路をそれぞれ示している。
Aは本発明に係る保護素子を示し、電極1,1のリード部101,101と抵抗器本体80の他方のリード導体80bとを3端子とする構成である。
放電時に過電流が流れると、保護素子Aの過電流発熱性片2を発熱させて低融点可溶材3,3を溶融させ、バネ7の応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて負荷Lと二次電池Eとの間を遮断し、また、二次電池Eの過放電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器本体80を二次電池Eによって通電発熱させ、その発生熱で低融点可溶材3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて二次電池Eと負荷Lとの間を遮断させる。
更に、充電時、過充電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器本体80を二次電池E若しくは充電電源Sで通電発熱させ、その発生熱で低融点可溶材3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極間1,1から脱離させて二次電池Eと充電電源Sとの間を遮断させる。
二次電池保護回路においては、両ピン電極の極性が、充電時、放電時の度に交互に変わるが、時間当たりに掛かる電力量は充電時の方が放電時よりも多くなり、低融点可溶材合金の直流マイグレーションが問題となる。しかしながら、可溶合金接合箇所において、過電流発熱性片とピン電極との接触面や過電流発熱性片突部と抵抗器本体のキャップ電極との接触面も電流通路とし、可溶合金に流れる電流割合を少なくしてあるから直流マイグレーションをよく抑制でき、多少の直流マイグレーションに対しては、前記した通り、各可溶合金が担うバネ応力を充分に抑制できるので、直流マイグレーションによる機械的影響も良好に排除できる。
直流加電下で過電流が流れると、過電流発熱性片が発熱し、過電流発熱性片と電極とを接合している可溶合金がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離して過電流が遮断される。この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより上昇していても、過電流発熱性片を発熱温度をその上昇分を見込んだ温度に発熱させるように過電流発熱性片の抵抗値を設定しておくことにより、過電流遮断を確実に行わせ得る。この抵抗値の設定は、過電流発熱性片の厚みまたは材質の調整により行われる。
二次電池の過充電や過放電が発生すると、抵抗器が通電発熱され、可溶合金がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離されて充電や給電が停止される。この場合、可溶合金の融点が前記マイグレーションにより変化していても、抵抗器本体の発熱温度をその変化を見込んだ温度に発熱させるように抵抗器の抵抗値を設定しておくことにより、通電遮断を確実に行わせ得る。
この場合、図4に示す保護素子は、抵抗器本体80と過電流発熱性片3との間にバネ7を介在させているが、本発明に係る保護素子では、この位置にバネを設けずに、別の位置にバネを移設し、抵抗器本体80から各可溶合金3,3,3までの距離を短くしているから、抵抗器本体80の発生熱を各可溶合金3にそれだけ速く伝達でき、作動を迅速化できる。
また、抵抗体の通電発熱時、バネに電流がバイパスする畏れが全くなく(図4に示す保護素子では、バネ7の比抵抗値が抵抗器のリード導体80aに較べてそれほど高くないので、バネ7に電流がバイパスする可能性がある)、バネの通電加熱によるバネ特性の低下もなく、良好な作動性を保証できる。
本発明に係る保護素子において、耐熱性絶縁被覆800に抵抗器本体の発熱で変色する材料を使用し、ケース5を透視可能とすれば、保護素子の作動が過電流によるのか、過電流以外の異常によるのかを容易に判別できる。
本発明に係る保護素子において、各ピン電極1,1と抵抗器の他方のリード導体80bとの間の絶縁距離を確保するために、図1−6に示すように、ピン電極1のリード部11を台座10の側面から引き出すことができる。
本発明に係る保護素子において、ピン電極が平板等のように表面積が大きくなった場合、放熱性が高くなり抵抗器からの熱が逃げて作動が遅くなる惧れがあるので、図1−7に示すように、部分的に切り欠いたり、穿孔したりして断面積の小さい個所を設けることが好ましい。
本発明に係る保護素子において、過電流発熱性片側に全電流が流れ、可溶合金側に電流がバイパスしないことが理想的であるが、数%〜30%程度のバイパスであれば許容される。この場合、総合的に陽極側となる方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量を他方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量よりも多くすることが、前記マイグレーション対策として有効である。
充電時に陽極側となる方のピン電極には、そのことを認識できるマークを付することができる。
本発明に係る保護素子の一実施例を示す図面である。 図1に示す保護素子における可溶合金接合状態を示す図面である。 本発明に係る保護素子で使用する支持板の一例を示す図面である。 本発明に係る保護素子の上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る保護素子で使用する支持板の上記とは別の例を示す図面である。 本発明に係る保護素子の上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る保護素子の上記とは別の実施例の要部を示す図面である。 本発明に係る保護素子の使用状態を示す図面である。 二次電池保護回路を示す図面である。 本出願人が既に提案した保護素子を示す図面である。
符号の説明
10 絶縁台座
1 ピン電極
2 過電流発熱性片
3 可溶合金
4 支持板
5 ケース
6 ガイド軸
7 バネ
8 抵抗器
80a 抵抗器の一方のリード導体
800 絶縁被覆層

Claims (9)

  1. 抵抗器本体の両端にリード導体を有する抵抗器及び一対のピン電極並びにガイド軸が並設され、抵抗器の一方のリード導体と一対のピン電極にわたって過電流発熱性片が配設され、該過電流発熱性片と前記一方のリード導体及び同過電流発熱性片と前記一対の各ピン電極との間がそれぞれ可溶合金で接合され、可溶合金の溶融時に前記過電流発熱性片を前記一対のピン電極及び一方のリード導体から脱離させるバネが前記過電流発熱性片または過電流発熱性片を支承する支持板により圧縮された状態で前記ガイド軸に挿通され、抵抗体の他方のリード導体と一対のピン電極の何れか一方との間に被保護機器の異常時に前記抵抗器本体を通電発熱させて前記の可溶合金を溶融させる抵抗器発熱回路が接続されることを特徴とする保護素子。
  2. 抵抗器本体の一方のリード導体が省略され、抵抗器本体の一端と過電流発熱性片との間が可溶合金で接合されていることを特徴とする請求項1記載の保護素子。
  3. 支持板が絶縁体であり、ガイド軸に該支持板が摺動可能に挿通されている請求項1または2記載の保護素子。
  4. 過電流発熱性片に絶縁板中央の孔を経て抵抗器本体一端に接触される突部及び突部を通る一方のリード導体挿通孔が設けられ、一方のリード導体と過電流発熱性片との可溶合金による接合が前記突部と前記抵抗器本体一端との境界において行われ、絶縁板に前記の各ピン電極の一端部を収容する貫通孔が設けられ、これらの各孔において各ピン電極一端と過電流発熱性片各端との可溶合金による接合が行われ、支持板の両端部にガイド軸挿通孔が設けられ、各ガイド軸挿通孔に挿通された各ガイド軸にバネが挿通されていることを特徴とする請求項1、3または4記載の保護素子。
  5. 台座から抵抗器の他方のリード導体及び一対のピン電極のリード部が引き出され、ガイド軸が該台座に固定され、同台座にケースが装着されていることを特徴とする請求項1〜4何れか記載の保護素子。
  6. 抵抗器本体の発熱で変色される絶縁体が抵抗器本体及び一対のピン電極を覆って設けられ、ケースが透視可能とされていることを特徴とする請求項5記載の保護素子。
  7. 二次電池の保護用であり、過電流が二次電池の許容負荷電流であり、異常時が二次電池の過充電時または過放電時であることを特徴とする請求項1〜6何れか記載の保護素子。
  8. 充電時に陽極側となる方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量が他方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する可溶合金の量よりも多くされていることを特徴とする請求項7記載の保護素子。
  9. 可溶合金がBi系またはSb系合金であることを特徴とする請求項1〜8何れか記載の保護素子。
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