JP2009283021A - 光学装置 - Google Patents

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基誠 小倉
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Toru Kawabata
透 川端
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Abstract

【課題】温度負荷環境での光学部品の位置ズレや剥離を防止する。
【解決手段】光学部品1を内部配置する開口部を備え、光学部品1の線膨張係数とは異なる線膨張係数を有する枠体10を備え、枠体10と光学部品1とが接着剤15により接着固定された光学装置であって、枠体10は、開口部の内面12に光学部品1が密着し位置決めする位置決め部を備え、接着剤15は、枠体10のみと接着する第1の接着部と、光学部品1のみと接着する第2の接着部とでのみ、枠体10及び光学部品1と接着し、第1の接着部と第2の接着部は内面12に対して独立している。
【選択図】図1B

Description

本発明は、光学装置に関する。具体的には、光ピックアップ等の光学部品の接着構造に関する。
従来からCDプレーヤー、MDプレーヤー、DVDプレーヤー、DVDレコーダーなどのディスク装置に搭載されている光ピックアップは、単波長レーザーだけのものから3波長レーザーを搭載したものまであり、多種多様な形態をとっている。また、光ピックアップが搭載される電子機器としては、ポータブルDVDプレーヤー、ノートパソコンなどがある。この場合、これらに搭載される環境に応じて、光ピックアップ全体の形状や特性も制約を受け、設計において多くの課題が挙げられる。
その一つとして、ビームスプリッタ、コリメトリーレンズ、対物レンズ、検出レンズ、反射板等の光学部品の接着技術が、近年特に注目されるようになってきた。その背景には、ブルーレイディスク対応光ピックアップ(以下BDピックと記載)の普及がある。ブルーレイディスクは、データの記録密度がDVD等に比べて大幅に高くなっており、これに伴いBDピックに対して高精度な駆動制御及び部品品質が要求される。この時に問題となるのは、BDピックに対して温度による負荷がかかった際に基台に対するレンズの位置が変動することである。すなわち、BDピックに搭載されているレンズとそのレンズを保持する基台とは線膨張係数に差があり、BDピックに温度負荷がかかった際にレンズ及び基台の両方あるいはいずれか一方が膨張し、レンズと基台の接合部分が剥離して、レンズの位置が変動する。レンズの位置変動は、線膨張係数の影響のみならず、基台の形状や接着剤の問題など影響要因は多岐に渡る。
また、レンズの位置変動の許容範囲は数μm以内である。このため、レンズと基台との極めて高精度な接着と、温度変化に対する安定度とが要求される。このような問題及び要求は、BDピックに限らず、様々な光ピックアップにおいても課題として常に挙げられるものである。
上記のような課題に対して、例えば特許文献1に開示された構成で対処することができる。特許文献1には、レンズ外側面付近に接着剤溜まりを形成して、丸形レンズを基台に固定する構成である。
図11は、特許文献1に開示された技術を用いた従来の光学装置を示す断面図である。図11に示すように、光学部品であるレンズ102と基台101とは、レンズ102の外周縁に一体形成されたリブ103の面103bで接面している。また、基台101には、接着剤溜まり101f及び101gが形成されている。このような光学装置を組み立てる際は、面101bと面103bとが接するようにレンズ102を基台101上に配置し、接着剤溜まり101f及び101gに接着剤104を注入する。注入された接着剤104は、基台101とレンズ102とに接するため、硬化することによりレンズ102と基台101とを接合することができる。
特開2007−58916号公報
しかしながら特許文献1に開示された構成では、外部から熱が加わった際に基台101とレンズ102との相対位置がずれてしまうという問題がある。
具体的には、特許文献1に開示されている光学装置が搭載される電子機器は、当該機器に内蔵されている電源回路やマイコンチップなどから発せされる熱により、機器内部の温度が上昇する。また、光学装置を搭載した光ピックアップにはレーザー光源が搭載されており、そのレーザー光源が発する熱により、機器内部の温度が上昇する。このように機器内部の温度が上昇すると、基台101及びレンズ102が熱膨張を起こしてしまう。基台101は金属で構成され、レンズ102はガラスで構成され、両者の線膨張係数は大きく異なるため、機器内部の温度が上昇すると基台101とレンズ102との相対的な位置がずれたり、レンズ102が基台101から離脱してしまう可能性がある。以下、基台101及びレンズ102の熱による位置変動のメカニズムについて説明する。
図12Aは、接着剤によりガラスレンズが金属基台に接着された構成を示し、説明の便宜上、図11に示す構成よりも形状を簡素化して示す。図12Bは、図12AにおけるZ部の拡大図である。図12Aに示すように、ガラスレンズ201は、接着剤203によって金属基台202に固定されている。ガラスレンズ201、金属基台202及び接着剤203は、線膨張係数が異なるめ、熱による負荷がかかった時にガラスレンズ201は線膨張係数が小さいので膨張量が小さく、金属基台202及び接着剤203は線膨張係数が大きいのでガラスレンズ201に比べると膨張量が大きくなる。例えば線膨張係数が、
ガラス201<金属基台202<接着剤203
の場合、図12Bに示すように、ガラスレンズ201は金属基台202に対して相対的に矢印Y1方向にずれ、また、金属基台202はガラスレンズ201に対して相対的に矢印Y2方向にずれる。その結果、接着剤203の隅部206に引張応力が集中し、隅部206に剥離が発生する。
ガラスレンズ201および光学基台202の表面には、厳密に見ると微小な凹凸が形成されている。したがって、光学基台202にガラスレンズ201を接触させても全ての面で接触するわけではなく、一部接触しない部分が生じる。そのため、図12Bのように、ガラスレンズ201と光学基台202との間には、微小な(数〜数十nm程度)隙間が生じる。したがって、接着剤203には、図12Bに示すような隅部206が生じてしまう。
隅部206は、厳密に見ると接着剤203の薄肉部となっている。つまり、隅部206における、ガラスレンズ201から光学基台202までの接着剤の厚さが薄くなっている。そのため、接着剤203は弾性率が低く膨張しやすい(伸びやすい)とはいえ、自己の膨張で引張応力を緩和しきれず、ガラスレンズ201や光学基台202から接着剤203が剥離したり、接着剤203自身が破断したりしてしまう。特に、ガラスレンズ201の外側面と接着剤203との間の剥離が多く発生する。この剥離により、ガラスレンズ201と光学基台202との相対的なずれはさらに大きくなる。そのため、光学基台202に対するガラスレンズ201の固定位置が数μm変位する。このガラスレンズ201の位置の変位が、BDピックでは致命的な問題となり、読み書き処理の際の誤動作を引き起こす原因となる。
本発明の目的は、温度負荷がかかった時の材料間の熱膨張差によって発生する接着剤の剥離を抑制し、剥離による光学部品の位置ずれを抑制することができる光学装置を提供することである。
本発明の光学装置は、光学有効面を有する光学部品と、前記光学部品を保持し、前記光学部品の線膨張係数とは異なる線膨張係数を有する枠体と、前記枠体に前記光学部品を固定する接着剤と、を備え、前記枠体は、前記光学部品と密着し、前記光学部品の位置決めをする位置決め部と、前記接着剤を介し、前記光学部品を固定する固定部と、を有し、前記位置決め部の少なくとも一部と前記固定部とが互いに独立している構成である。
本発明によれば、温度負荷がかかった時の材料間の熱膨張差によって発生する接着剤の剥離を抑制し、剥離による光学部品の位置ずれを抑制することができる光学装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同様の動作を行う構成要素に同じ符号を付し、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1Aは、実施の形態1における光学装置の構成を示す概略斜視図である。図1Bは、接合後の光学装置の断面を示し、図1AにおけるA2−A2部の断面である。本実施の形態の光学装置は、光学部品1と基台10とを備えている。
光学部品1は、光学有効面を有しているものであり、例えば光ピックアップに搭載されているミラーやレンズなどで構成されている。本実施の形態では光学部品1は、反射ミラー、折り曲げミラー、PBS(Polarized Beam Splitter)等で構成した。また、光学部品1は、略直方体形状を成しており、側面2、下面3、側面4、反射面5を備えている。また、光学部品1は、石英ガラス、樹脂などで形成されている。
基台10は、光学部品1を保持することができる部材であり、枠体の一例である。また、基台10は、光学部品1の線膨張係数とは異なる線膨張係数を有している。基台10は、光軸方向から見た時に略コの字状を成すように形成され、内面11,12,13に囲まれた開口部14を備えている。内面とは、基台10における光学部材1と対向する面である。実施の形態1では基台10は、亜鉛合金、マグネシウム、亜鉛メッキ鋼、アルミ合金、樹脂等で形成されている。なお、内面11と内面13との間隔W2は、光学部品1の幅寸法W1よりも大きい。また、内面12は、位置決め部の一例である。内面12は、光学部品1の光軸方向に垂直な方向の位置を決めるものである。
光学部品1を基台10に接合する場合は、まず図1Aに示すように、光学部品1を矢印A1で示す方向へ移動させて、基台10の開口部14内に挿入する。この時、図1Bに示すように、下面3と内面12とが接し、側面2と内面11とが離間し、側面4と内面13とが離間するように、光学部品1を開口部14内に配置する。
次に、図1Bに示すように、側面2と内面11との間と、側面4と内面13との間に接着剤15を注入する。接着剤15は、硬化した時にその一部(例えば下面15a)が基台10の内面12に接せず、側面2と内面11、側面4と内面13にのみ接することを考慮して注入する。具体的には、下面15aと内面12との間に空隙を有する位置に注入する。なお、内面11および内面13は、光学部品1を接着剤を介して固定する固定部の一例である。また、接着剤15において、側面2及び4に接着する部分を第1の接着部、内面11及び13に接着する部分を第2の接着部とする。
次に、接着剤15が硬化することにより、光学装置が完成する。この時、接着剤15は、側面2と内面11、側面4と内面13にのみ接し、内面12には接していない。なお、接着剤15は、特にUV硬化型の接着剤が用いるのが一般的である。UV硬化型樹脂としてはラジカル重合系、カチオン重合系、アニオン重合系等が考えられる。
また、接着剤15は、光軸に対し対称となる位置に配されており、光軸に直交する方向における厚さが互いに同一となっている。
上記のようにして形成された光学装置に対して温度負荷がかかった際、光学部品1及び基台10には熱膨張が生じる。光学部品1と基台10とは線膨張係数が異なるため、温度負荷がかかった際の膨張量は互いに異なる。光学部品1の線膨張係数より基台10の線膨張係数が大きい場合は、常温状態から加熱した時に側面2と内面11との距離W3(側面4と内面13との距離も同様)が広がる。また、光学部品1の線膨張係数より基台10の線膨張係数が小さい場合には、常温状態から冷却した時に側面2と内面11との距離W3(または、側面4と内面13との距離)が広がる。
光学部品1及び基台10の剛性は、接着剤15の剛性よりも十分に高いため、光学装置に温度負荷がかかり光学部品1と基台10との隙間が広がる際は、接着剤15が厚み方向である矢印Bに示す方向に弾性変形する。これにより、光学部品1と接着剤15との界面、および基台10と接着剤15との界面に発生する剥離応力を接着剤15の弾性力で吸収することができる。
以上のように実施の形態1によれば、光学部品1と基台10との間に接着剤15を注入するために、側面2と内面11とに挟まれた隙間および側面4と内面13とに挟まれた隙間を設け、接着剤15を内面12に接しないように注入している。従来は、内面12にまで接着剤15が達していたので、内面12は固定部と位置決め部の両方の役割を有していた。つまり、固定部と位置決め部とが一体となる構成だった。しかし、実施の形態1では、基台10における固定部(側面2、側面4)と位置決め部(内面12)が一体ではなく、互いに独立する構成としている。そのため、実施の形態1の光学装置には、剥離の原因となる接着剤15の薄肉部が存在しない。したがって、光学装置に温度負荷がかかった際に光学部品1及び基台10と接着剤15との間に発生する剥離応力を、接着剤15の弾性力で吸収することができるので、接着剤15の剥離を抑制することができる。よって、接着剤の剥離による光学部品1と基台10との間の相対位置に大幅な変動が生じず、基台10に対する光学部品1の固定精度を高めることができる。
(実施の形態2)
図2Aは、実施の形態2における光学装置の構成を示す斜視図である。図2Bは、接合後の光学装置の断面を示し、図2AにおけるA3−A3部の断面である。なお、実施の形態2において、実施の形態1に示す構成と同様の構成要素については同一番号を付与して、詳しい説明は省略する。実施の形態2は、基台10に溝部16を形成したことを特徴とする。
溝部16は、基台10における内面11及び13において、内面12から離間した位置に形成されている。具体的には、溝部16は、内面11及び13において、内面12上に載置された光学部材1の側面2及び4の略中央に対向する部位に形成されている。また、溝部16は、内面11及び13において、光学部品1の光軸から離れる方向に窪んでいる。なお、溝部16は、必ずしも光学部材1の側面2及び4の略中央に対向する部位に形成されている必要はなく、少なくとも溝部16内に注入された接着剤15が硬化後に内面12に接しないような位置に形成されていればよい。
光学部品1を基台10に接合する場合は、まず図2Aに示すように、光学部品1を矢印A1で示す方向へ移動させて、基台10の開口部14内に挿入する。この時、図2Bに示すように、下面3と内面12とが接し、側面2と内面11とが空隙を挟んで離間し、側面4と内面13とが空隙を挟んで離間するように、光学部品1を開口部14内に配置する。
次に、図2Bに示すように、溝部16に接着剤15を注入する。この時、光学部品1と基台10との間には空隙があるため、接着剤15は溝部16に充填されるとともに光学部品1と基台10とに接するように注入される。また、接着剤15は、硬化した時にその一部(例えば下面15a)が基台10の内面12に接せず、側面2と内面11、側面4と内面13にのみ接することを考慮して注入する。
次に、接着剤15が硬化することにより、光学装置が完成する。この時、接着剤15は、側面2、内面11、側面4、内面13にのみ接し、内面12には接していない。
なお、実施の形態2の光学装置において、温度負荷がかかった際の挙動については、実施の形態1で説明した内容と同様であるため、詳しい説明は省略する。
ここで、図2A及び図2Bに示す構成における留意点について説明する。
図2Cは、溝部16の周辺の拡大図である。図2Dは、実施の形態1(図1B等参照)における接着部分の周辺の拡大図である。まず、図2Cに示す構成おいて、特徴的なのが、光学部品1と基台10との間に注入された接着剤15の厚みが均一でないことである。このように、接着剤15の厚さW11が厚い厚肉部15aと、接着剤15の厚さW12が薄い薄肉部15bとが混在していると、光学部品1及び基台10に熱が加わった時、薄肉部15bにおける剥離が発生する可能性がある。すなわち、線膨張係数は長さに依存するので、厚肉部15aは膨張量が大きいが薄肉部15bは膨張量が小さく、薄肉部15bの接着剤内部で引張応力が発生する。この引張応力は、薄肉部15bの接着界面15cにおいて光学部品1と接着剤15とを剥離させる力、および基台10と接着剤15とを剥離させる力であり、薄肉部15bと光学部品1との剥離、および薄肉部15bと基台10との剥離を生じさせてしまう可能性が大きい。このような薄肉部15bにおける剥離現象は、光学部品1や基台10の線膨張係数とは関係なく、接着剤15自身の厚さの差により起こる現象であり、このような現象を防ぐためには接着剤15の厚さを調整することが重要となる。
また、厚肉部15aの幅寸法W11と薄肉部15bの幅寸法W12との差W13が極端に大きい場合(例えば従来技術)、接着剤15の剥離の可能性が高くなるので、薄肉部15bの厚さW12に比べて厚肉部15aと薄肉部15bとの差W13を十分小さくするのが好適である。
なお、図2Dに示す実施の形態1の構成では、光学部品1と基台10との幅寸法W14が均一であるので、接着剤15の厚さの差による引張応力が発生しないため、接着剤15の剥離現象が発生せず、好適である。
以上のように実施の形態2によれば、基台10における接着剤15を注入する部分に溝部16を形成したことにより、接着剤15の注入後、硬化前の接着剤15が自重によって内面12に向かう方向(矢印A4に示す方向)に移動するのを防ぐことができる。よって、接着剤15の位置を安定させることができ、接着剤15の下端15aと基台10の内面12とを離間させた状態で硬化させることができる。
また、接着剤15を内面12に接しないように配することにより、光学装置に温度負荷がかかった際に光学部品1及び基台10と接着剤15との間に発生する剥離応力を、接着剤15の弾性力で吸収することができるので、接着剤15の剥離を抑制することができる。よって、光学部品1と基台10との間の相対位置に大幅な変動が生じず、基台10に対する光学部品1の固定精度を高めることができる。
なお、実施の形態2では、基台10は略コの字状とし、光学部品1を基台10の上方から挿入可能な構成としたが、図2Eに示すように光軸方向から見た時に略ロの字状を成した構成としてもよい。図2Eに示す基台20は、図2Bに示す基台10と外郭形状が異なるだけで、内面21〜23、開口部24、および溝部26を備えた点では同一である。このような構成とすることで、光学部品1を矢印A2に示す方向に移動させて、基台20の開口部24内に挿入することができる。図2Eに示す構成でも、実施の形態2と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図3Aは、実施の形態3における光学装置の構成を示す斜視図である。図3Bは、接合後の光学装置の断面を示し、図3AにおけるA5−A5部の断面である。なお、実施の形態3において、実施の形態1に示す構成と同様の構成要素については同一番号を付与して、詳しい説明は省略する。実施の形態3は、基台10に凹部17を形成したことを特徴とする。
凹部17は、基台10における内面12における長手方向の略中央に形成されている。凹部17は、3つの側面17a,17b,17dと、底面17cとで構成されている。側面17a、17b及び底面17cは、光軸に対して平行な面である。また、側面17dは、光軸に垂直な面である。互いに対向する側面17aと側面17bとの間隔であるW4(図3B参照)は、光学部材1の幅寸法W1とほぼ同等に形成されているため、凹部17には光学部材1を嵌合させることができる。さらに、凹部17に嵌合された光学部材1は、側面2と側面17aとが当接し、側面4と側面17bとが当接しているため、矢印Xに示す方向の位置決めがされている。また、凹部17に嵌合された光学部材1は、側面5の裏面と側面17dとが当接しているため、矢印Zに示す方向に位置決めがされている。なお、側面17dは、光学部品1の光軸方向の位置を決める第1の位置決め面の一例である。また、側面17a、17b及び底面17cは、光学部品1の光軸に対して垂直な方向の位置決めをする第2の位置決め面の一例である。
なお、実施の形態3の光学装置の組み立て方法や、温度負荷がかかった際の挙動については、実施の形態1で説明した内容と同様であるため、詳しい説明は省略する。
ここで、実施の形態3のポイントについて説明する。図3Cは、図3BにおけるP部の拡大図である。図3Cに示すように、光学部品1の線膨張係数より基台10の線膨張係数が大きい場合は、加熱時に光学部品1と基台10との隙間W21が広がる。また、光学部品1の線膨張係数より基台10の線膨張係数が小さい場合には、冷却時に光学部品1と基台10との隙間W21が広がる。隙間W21が広がる時、一般的に、接着剤15よりも光学部品1及び基台10の剛性(ヤング率)が十分に高いため、接着剤15が優先的に厚さ方向に変形する。この場合、実施の形態3の構造では、接着剤15の厚さ方向に十分な厚さを確保しているため、光学部品1などに比べてヤング率が低い接着剤15が変形し、光学部品1と接着剤15との界面および基台10と接着剤15との界面に発生する剥離応力を低減することができる。
この時、接着剤15が基台10の内面12に達していないことが重要である。接着剤15が内面12に達し、光学部品1の側面4と基台10に形成された凹部17の側面17bとの隙間に接着剤15が流れ込んでいると、接着剤15の薄肉部が発生し、従来構造と同じ剥離現象が発生するので好適ではない。
以上のように実施の形態3によれば、基台10に光学部品1を嵌合可能な凹部17を形成したことにより、光学装置の組立時に、容易に光学部品1を基台10に位置決めすることができ、組立性を向上させることができる。
また、接着剤15を内面12に接しないように配することにより、固定部(側面11、側面13)と第1の位置決め面(底面17c)、及び、固定部(側面11、側面13)と第2の位置決め面(側面17d)が一体ではなく、互いに独立する構成としている。そのため、実施の形態3の光学装置には、剥離の原因となる接着剤15の薄肉部が存在しない。したがって、光学装置に温度負荷がかかった際に光学部品1及び基台10と接着剤15との間に発生する剥離応力を、接着剤15の弾性力で吸収することができるので、接着剤15の剥離を抑制することができる。よって、光学部品1と基台10との間の相対位置に大幅な変動が生じず、基台10に対する光学部品1の固定精度を高めることができる。
また、基台10に対して光学部品1を上部から挿入可能(矢印A1に示す方向)にしたことにより、組立性を向上させることができる。すなわち、光学部品1は、側面5の法線方向に光軸を有することが多く、光学部品1を含む他の光学部品は光軸方向(法線方向)に近接配置されていることが多い。特に、光ピックアップの場合、小型化を優先するために、多数の小型の光学部品が小さい間隔で配置されている。このような構成の光学装置を組み立てる際、実施の形態3のように光軸方向(法線方向)に対して略直交する方向に光学部品1を基台10に挿入する構成とすることにより、組立性を向上させることができる。
なお、実施の形態3では、基台10は略コの字状とし、光学部品1を基台10の上方から挿入可能な構成としたが、図3Dに示すように略ロの字状としてもよい。図3Dに示す基台20は、図3Bに示す基台10と外郭形状が異なるだけで、内面21〜23、開口部24、および凹部27を備えた点では同一である。このような構成とすることで、光学部品1を矢印A2に示す方向に移動させて、基台20の開口部24内に挿入することができる。なお、図3Eは、光学部品1を基台20の開口部24内に配置した状態を示す。図3Fは、図3EにおけるA6−A6部の断面図である。図3D〜図3Fに示す構成でも、実施の形態3と同様に、熱が加わった際の接着剤15の剥離を防止することができるという作用効果を得ることができる。
また、実施の形態3では、固定部(側面11、側面13)と第1の位置決め面(底面17c)、及び、固定部(側面11、側面13)と第2の位置決め面(側面17d)が互いに独立する構成としたが、これに限られるものではない。第1の位置決め面と第2の位置決め面の少なくとも一方が、固定部に対して独立する構成であれば、少なくとも従来技術よりも剥離が起きにくいという効果がある。
(実施の形態4)
図4Aは、実施の形態4における光学装置の構成を示す斜視図である。図4Bは、接合後の光学装置の断面を示し、図4AにおけるA7−A7部の断面である。なお、実施の形態4において、実施の形態2及び3に示す構成と同様の構成要素については同一番号を付与して、詳しい説明は省略する。実施の形態4は、基台10に、実施の形態2に示す溝部16と、実施の形態3に示す凹部17とを備えたことを特徴としている。
なお、実施の形態4において、溝部16の構成は実施の形態2において説明したので省略する。また、凹部17の構成は実施の形態3において説明したので省略する。また、実施の形態4の光学装置の組み立て方法は、実施の形態2で説明した内容と同様であるため詳しい説明は省略する。また、温度負荷がかかった際の挙動については、実施の形態1〜3で説明した内容と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施の形態4によれば、接着剤15を内面12に接しないように配することにより、光学装置に温度負荷がかかった際に光学部品1及び基台10と接着剤15との間に発生する剥離応力を、接着剤15の弾性力で吸収することができるので、接着剤15の剥離を抑制することができる。よって、光学部品1と基台10との間の相対位置に大幅な変動が生じず、基台10に対する光学部品1の固定精度を高めることができる。
また、基台10における接着剤15を注入する部分に溝部16を形成したことにより、接着剤15の注入後、硬化前の接着剤15が自重によって矢印A8に示す方向に移動するのを防ぐことができる。よって、接着剤15の位置を安定させることができ、接着剤15の下端15aと基台10の内面12とを離間させた状態で硬化させることができる。
また、基台10に光学部品1を嵌合可能な凹部17を形成したことにより、光学装置の組立時に、容易に光学部品1を基台10に位置決めすることができ、組立性を向上させることができる。
(実施の形態5)
図5Aは、実施の形態5における光学装置の構成を示す斜視図である。図5Bは、接合後の光学装置の断面を示し、図5AにおけるA9−A9部の断面である。図5Cは、図5BにおけるA10−A10部の断面である。なお、実施の形態5において、実施の形態2〜4に示す構成と同様の構成要素については同一番号を付与して、詳しい説明は省略する。
図5A〜図5Cに示すように、金属基台40は、実施の形態3に示す凹部17と同様の凹部47が形成されている。また、凹部47は、ガラスレンズ30が嵌合し、ガラスレンズ30を位置決めしている。また、凹部47は、互いに対向した側面47a及び47bと、側面47a及び47bに隣接しガラスレンズ30の底面に当接する側面47cと、側面47a〜47cに隣接しガラスレンズ30の光学有効面31(図5C参照)に当接する側面47dとを備えている。また、金属基台40は、図3Dに示す基台20と同様に、内面41〜43、および開口部44を備えている。
ガラスレンズ30は、凹部47に位置決めされた状態で、接着剤15によって金属基台40に接着固定されている。また、ガラスレンズ30は、金属基台40に接着固定されている状態において、図5Cに示すように金属基台40の表面48から光学有効面35が寸法W31の突出量を有するように配されている。なお、側面47dは、第1の位置決め面の一例であり、金属基台40の表面48に対して光学部品1の光学有効面35が突出するように、光学部品1を位置決めしている。具体的には、側面47dは、光軸に対して略垂直な面である表面48に対して、光学部品1の光学有効面35が突出するように、光学部品1を位置決めしている。
なお、実施の形態5において、光学装置の組み立て方法は、実施の形態2で説明した内容と同様であるため詳しい説明は省略する。また、温度負荷がかかった際の挙動については、実施の形態1〜3で説明した内容と同様であるため、詳しい説明は省略する。
実施の形態5のガラスレンズ30は、金属基台40に押し当てられる面を光学有効面31とすると、それと反対側の面である光学有効面35が金属基台40の表面48からその法線方向に突出しており、ガラスレンズ30の側面32〜34が金属基台40から一部突出している。また、接着剤15は、ガラスレンズ30の側面32及び34に塗布されている。
このような構成により、接着剤の塗布面であるガラスレンズ30の側面32及び34が露出しているため、側面32及び34に確実に接着剤15を塗布することができ、ガラスレンズ30の光学有効面35に硬化前の接着剤15が流出してしまう可能性が低くなるというメリットがある。また、実施の形態1および2に示す作用効果を実現することができる。また、寸法W31で示す空間に位置する接着剤15(すなわち、表面48よりも盛り上がった接着剤15)については、金属基台40の外形やガラスレンズ30の外形によって拘束を受けない自由膨張面があるため、温度変化に対する膨張収縮に対して、自由に変形し得る状態となっており、応力が発生しにくい
以上のように実施の形態5によれば、ガラスレンズ30における接着剤15の塗布面を、金属基台40から突出して配し、塗布面を露出した構成とすることにより、接着剤15の塗布作業性を向上させることができる。
また、接着剤15の塗布時に、接着剤15がガラスレンズ30の光学有効面に付着する可能性を低くすることができるため、光学装置の信頼性を向上させることができる。
(実施例1)
以下、本発明の光学装置の実施例について説明する。
図6Aは、本発明の光学装置の実施例1の構成を示す斜視図である。図6Bは、図6AにおけるA11−A11部の断面である。
図6A及び図6Bにおいて、リレーレンズ50は、石英ガラス(線膨張係数:1ppm/K)で形成されている。リレーレンズホルダー60は、亜鉛ダイカスト(線膨張係数:27ppm/K)で形成されている。リレーレンズ50は、リレーレンズホルダー60の面63bに押し当てられる状態で凹部63に嵌合し、リレーレンズ50の側面51とリレーレンズホルダー60の内面61との隙間に注入される接着剤15によってリレーレンズホルダー60に接着固定されている。本実施例では、図6Bに示すように、リレーレンズ50の外径R1よりもリレーレンズホルダー60の内面61の内径R2の方が大きく、側面51と内面61との距離は均一になっている。よって、側面51と内面61との間に配される接着剤15の厚みも一定になるよう塗布されている。また、接着剤は、リレーレンズの光軸に対し対称となる位置に配されている。実施例1では、接着剤15を図6Bに示すように2箇所に塗布されている。また、接着剤15は、リレーレンズホルダ60の内面62およびリレーレンズ50の位置決めをする凹部63に接しないように塗布されている。
塗布されている接着剤15は、エポキシ系の樹脂であり、UV硬化型の樹脂である。本実施例のリレーレンズ50の直径は2.8mmである。リレーレンズ50の側面51とリレーレンズホルダー60の内面との間隔は80μmとした。
本実施例のリレーレンズホルダー60でシミュレーションを行うと、加熱時(25℃から70℃に加熱)で、接着剤15にかかる引張応力の最大値は3.3MPaと低い値となった。また、温度負荷時の接着剤15の剥離も観察されず、信頼性の高い接着構造が得られた。
また、図7Aは、シミュレーション用のリファレンスとして従来構造の接着形態のモデルである。図7Bは、図7AにおけるA12−A12部の断面である。図7Cは、図7AにおけるA13−A13部の断面である。リレーレンズ50をリレーレンズホルダー70に嵌合接着し、接着剤ポケット74に接着剤15を塗布したモデルである。ここで構成されている部品の材料は、図6A及び図6Bに示す構成と同じである。リレーレンズ50は、内面73により光軸方向の位置決めがされている。また、接着剤15は、内面73に達するように溝部75内に塗布されている。また、最薄部でのリレーレンズ50の側面51とリレーレンズホルダー70の内面72との隙間は40μmであり、最厚部での隙間は400μmとした。
この条件で、前記解析条件と合わせてシミュレーションを行った場合、接着剤15にかかる引張応力の最大値は10.5MPaとなった。また、図7A及び図7Bに示す構造は、実験によりヒートサイクル試験をした時に、リレーレンズ50における接着剤15の剥離が見られた。
剥離が起きた原因は2つあると推測される。1つ目の原因は、光学装置を光軸方向から見たときの、接着剤15の厚さが均一ではない点であると考えられる。リファレンスでは、最薄部でのリレーレンズ50の側面51とリレーレンズホルダー70の内面72との隙間は40μmであり、最厚部での隙間は400μmとなっている。そのため、最薄部では引張応力を緩和できず、剥離が生じたと考えられる。
また、2つ目の原因は、接着剤15が内面73に達していた点であると考えられる。リレーレンズ50は内面73と接することで光軸方向の位置決めがされているが、リレーレンズ50と内面73との間には、厳密に見ると微小な隙間が存在する。そのため、その隙間部分において、接着剤15に薄肉部が生じることになる。したがって、薄肉部では引張応力を緩和できず、剥離が生じたと考えられる。
以上より、ガラスレンズ(線膨張係数:1ppm/K)と亜鉛ダイカスト製基台(線膨張係数:27ppm/K)のような、線膨張係数に一桁以上の差がある被接着物を接着固定する時にでも、本実施例による接着構造にすることにより高い信頼性が得られ、従来構造に比して優位性が確認できた。
(その他の実施の形態)
実施の形態1〜5では、光学部品1を保持する基台の形状は略コの字状や、略ロの字状としたが、これに限られるものではない。例えば、図8A及び図8Bに示すように、基台310を略L字状としてもよい。この場合、光学部品300は、面311に当接することにより光軸に対して垂直な方向の位置の位置決めがされる。また、光学部品300は、接着剤15を介して面312で固定される。このとき、接着剤15は、面311と接しないように塗布されている。
また、図9A及び図9Bに示すように、面311に溝部313を設けてもよい。光学部品300は、溝部313の内面に当接することにより光軸方向、及び、光軸に対して垂直な方向の位置の位置決めがされる。このような構成であっても、接着剤の剥離を防ぐことができる。
また、図10に示すように、基台210の開口部を形成する面に傾斜面211が形成されていてもよい。具体的には、固定部側の開口部の径が、位置決め部側の開口部の径より大きくなっている。このような構成にすることで、光学部品200を基台210の開口部に図中の矢印に示す方向に挿入しやすくなり、組立性を向上させることができる。また、傾斜面211と光学部品200の側面との隙間が大きく開いているため、接着剤15が塗布しやすい。
本発明による接着構造は種々の光ピックアップおよび多様なレンズ外形を有するレンズの接着部に対して展開可能である。その中でも特に、今後BD用光ピックアップで多用される可能性が高いガラスのレンズに対して効果を発揮する。商品展開に関してもノートパソコン、ディスクドライブを備えたオーディオ機器、DVDレコーダ、など多種の製品に展開可能である。
実施の形態1における光学装置の構成を示す斜視図 図1AにおけるA2−A2部の断面図 実施の形態2における光学装置の構成を示す斜視図 図2AにおけるA3−A3部の断面図 図2Bにおける要部拡大を示す断面図 実施の形態1における光学装置の要部拡大を示す断面図 実施の形態2における光学装置の他例の構成を示す斜視図 実施の形態3における光学装置の構成を示す斜視図 図3AにおけるA5−A5部の断面図 図3Bにおける要部拡大を示す断面図 実施の形態3における光学装置の要部拡大を示す斜視図 実施の形態3における光学装置の要部拡大を示す斜視図 実施の形態3における光学装置の要部拡大を示す断面図 実施の形態4における光学装置の構成を示す斜視図 図4AにおけるA7−A7部の断面図 実施の形態5における光学装置の構成を示す斜視図 図5AにおけるA9−A9部の断面図 図5BにおけるA10−A10部の断面図 本発明の光学装置の実施例を示す斜視図 図6AにおけるA11−A11部の断面図 本発明の光学装置の対比例を示す斜視図 図7AにおけるA12−A12部の断面図 図7AにおけるA13−A13部の断面図 本発明の光学装置の他の実施形態を示す斜視図 図8AにおけるA14−A14部の断面図 本発明の光学装置の他の実施形態を示す斜視図 図9AにおけるA15−A15部の断面図 本発明の光学装置の他の実施形態を示す要部断面図 従来の光学装置の構成を示す断面図 従来の光学装置の構成を示す断面図 図12AにおけるZ部の要部拡大を示す断面図
符号の説明
1 光学部品
10,20,30 基台
15 接着剤

Claims (9)

  1. 光学有効面を有する光学部品と、
    前記光学部品を保持し、前記光学部品の線膨張係数とは異なる線膨張係数を有する枠体と、
    前記枠体に前記光学部品を固定する接着剤と、を備え、
    前記枠体は、
    前記光学部品と密着し、前記光学部品の位置決めをする位置決め部と、
    前記接着剤を介し、前記光学部品を固定する固定部と、を有し、
    前記位置決め部の少なくとも一部と前記固定部とが互いに独立している、
    光学装置。
  2. 前記位置決め部は、
    前記光学部品の光軸方向の位置を決める第1の位置決め面を有し、
    前記第1の位置決め面と前記固定部とが互いに独立している、
    請求項1記載の光学装置。
  3. 前記位置決め部は、
    前記光学部品の光軸に垂直な方向の位置決めをする第2の位置決め面を有し、
    前記第2の位置決め面と前記固定部とが互いに独立している、
    請求項1記載の光学装置。
  4. 前記位置決め部は、
    前記光学部品の光軸方向の位置を決める第1の位置決め面と
    前記光学部品の光軸に垂直な方向の位置決めをする第2の位置決め面と、を有し、
    前記第1の位置決め部と前記固定部とが互いに独立し、かつ、前記第2の位置決め面と前記固定部とが互いに独立している、
    請求項1記載の光学装置。
  5. 前記第1の位置決め面は、
    前記枠体に対して前記光学部品の前記光学有効面が突出するように、前記光学部品を位置決めする、請求項2または4に記載の光学装置。
  6. 前記枠体は、
    前記光学部品を内部配置する開口部を有する、
    請求項1記載の光学装置。
  7. 前記枠体は、
    前記固定部において、前記光学部品の光軸から離れる方向に窪んだ溝部が形成されている、請求項1から6のいずれかに記載の光学装置。
  8. 前記接着剤は、前記固定部のみと接着する第1の接着部と、前記光学部品のみと接着する第2の接着部とでのみ、前記枠体および前記光学部品と接着し、
    前記第1の接着部と前記第2の接着部は、前記位置決め部に対して独立している
    請求項1から8のいずれかに記載の光学装置。
  9. 前記接着剤は、
    前記光学部品の光軸に対し対称となる複数位置に配され、
    前記光軸に直交する方向における厚さが互いに同一である、
    請求項1から8のいずれかに記載の光学装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022113554A1 (ja) * 2020-11-24 2022-06-02 ソニーグループ株式会社 固定構造および光学デバイス

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