JP2009281240A - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
- Publication number
- JP2009281240A JP2009281240A JP2008133162A JP2008133162A JP2009281240A JP 2009281240 A JP2009281240 A JP 2009281240A JP 2008133162 A JP2008133162 A JP 2008133162A JP 2008133162 A JP2008133162 A JP 2008133162A JP 2009281240 A JP2009281240 A JP 2009281240A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle opening
- learning
- engine
- idle
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
【解決手段】アイドル運転状態において所定の条件下においてスロットル開度学習補正の実行を許可するスロットル開度学習補正実行許可手段と、上記スロットル開度学習補正実行許可手段によりスロットル開度学習補正が許可されている状態において、上記スロットル開度学習値と上記アイドル回転学習値とに基づいてアイドル回転学習値の調整を行うアイドル時学習値調整手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
また、そのエンジン制御の制御量の中でも、エンジン出力軸トルクに最も影響の大きい制御量は、吸気量であることは一般に知られており、この吸気量を高精度に制御するための技術も提案されている。
そこで、目標吸気量を得るためのスロットル開度を算出する際、スロットルボディ及び各種センサ等のばらつきや各種推定誤差に対して、良好に目標吸気量が達成できるように目標スロットル開度を学習補正するスロットル開度学習手段が提案されている。
このものは、先ずスロットルボディの汚れや詰まり等による経年的な開口面積の変化分に対して学習補正を行うことで、エンジン出力を高精度に目標エンジン出力に制御するものである。
また、スロットル開度学習手段とアイドル回転制御による学習が同時に実行されるため、各学習補正が本来学習すべき補正量を区別することができず、学習精度を悪化させてしまうこと可能性がある。
また、空気量学習が収束したか否かを学習更新回数により判定する構成となっているため、空気量学習が完了していない場合でも学習を終了してしまうという懸念がある。その上、エンジン回転が安定していない状態で空気量学習が行われた場合には、サージタンクやインマニ等により吸気量の検出遅れが発生し、ひいては空気量の誤学習を引き起こしてしまう可能性がある。
この発明の実施の形態に係る内燃機関(以下、エンジンと称す)19は、4気筒4サイクルエンジンである。4つの気筒18(18a〜18d)には、ピストン20が嵌挿され、ピストン20の上方に燃焼室21が形成されている。ピストン20は、コンロッド22を介してクランクシャフト23に連結されている。
また、排気通路25は、排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ12が配設されており、排気中の有害ガス浄化装置として三元触媒13を有している。
また、クランクシャフト23の回転角度を検出するために、クランク角センサ16が配設されており、クランク角信号を出力するように取り付けられている。さらにカムシャフト28に対し、その特定回転位置を検出することで気筒識別信号を与えることのできるカム角センサ27が設けられている。
また、クランクシャフト23によって車両用発電機29やエアコンコンプレッサ31、あるいはステアリング用オイルポンプ30等の補機がベルト32を介して回転駆動されており、各補機からのセンサ情報はECU(エンジンコントロールユニット)17へ入力される。
そして、目標スロットル開度を達成するようにスロットル2の開度は制御される。また、同時に燃料噴射弁7や点火コイル8やEGRバルブ36を含む各種アクチュエータに駆動信号を出力する。
エンジン出力算出手段17aでは、アクセル開度センサ37により検出されるアクセル開度や運転状態検出手段17eにより検出されるエンジン回転Ne(アイドル運転状態においては目標エンジン回転Net)やエンジン水温WT、また、各種補機からのセンサ情報等に基づいて算出されるエンジン出力と、アイドル運転状態においてエンジン回転を目標エンジン回転に追従させるために必要なエンジン出力とからエンジンが発生すべき目標出力Pitを算出する。
エンジン出力Piと吸気量Qaの関係を高精度に設定する方法は多々知られているが、ここでは図3に示すように、エンジン回転Neおよびエンジン出力Piに対する充填効率Ecの関係を予めマップで設定しておき(指示部38)、該マップにより算出される充填効率Ecとエンジン回転Ne(アイドル運転状態においては目標エンジン回転Net)等を用いて、吸気量Qaを算出する(指示部39)。
図4を用いて、スロットル開度算出手段17cの詳細について説明する。
所謂絞り式流量計の体積流量算出式は式(1)で表される。ここで、a0を大気の音速、Cを流量係数、Atをスロットルの開口面積、Peをインマニ圧、P0を大気圧、κを比熱比とする。ここで、無次元流量σを式(2)として定義すると、式(1)は式(3)に書き替えられる。なお、大気の音速a0は、Rをガス定数、T0を吸気温とすると、式(4)で表される。
指示部40で算出されたCAtを用いて、指示部44ではスロットル開度Tpを算出する。その際、予めスロットル開度Tpと、エアフロセンサ3で測定した実吸気量Qarを用いて式(5)から算出された実有効開口面積CAtrの関係を測定し、スロットル開度Tpと有効開口面積CAtが1対1で対応する2次元マップとして記憶しておき、このマップを用いることで有効開口面積CAtからスロットル開度Tpを算出する。
まず、図5のステップS501では、スロットルポジションセンサ34により検出される実スロットル開度Tprとエアフロセンサ3にて検出された実吸気量Qarに基づいて算出される学習用スロットル開度TpQAとの差分に基づいて、スロットル開度学習補正値ΔTpLRNを算出する。このとき、アイドル状態においては実スロットル開度Tprと目標スロットル開度Tptはほぼ一致するため、実スロットル開度Tprの代わりに目標スロットル開度Tptを用いても良い。
まず、ステップS503にて、学習補正後スロットル開度TpLRNに対応する有効開口面積CAtTPを、前述したスロットル開度Tpと有効開口面積CAtの2次元マップを用いて算出する。
次に、ステップS504にて、前述した式(3)とステップS502にて算出された有効開口面積CAtTPを用いて、学習補正後スロットル開度TpLRNに相当する吸気量QaTPを算出する。
Claims (5)
- 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
アイドル運転状態において、エンジン回転速度がアイドル時の目標エンジン回転速度となるようにフィードバック制御するアイドル回転制御手段と、
上記アイドル回転制御手段により算出されるフィードバック量に基づいてアイドル回転学習値を算出するアイドル回転学習制御手段と、
上記内燃機関の目標出力を設定するエンジン出力算出手段と、
上記目標出力とエンジン回転に基づいて目標吸気量を算出する吸気量算出手段と、
上記目標吸気量から目標スロットル開度を算出する目標スロットル開度算出手段と、
上記運転状態検出手段により検出される実吸気量から学習用スロットル開度を算出する学習用スロットル開度算出手段と、
上記目標スロットル開度と上記学習用スロットル開度の差分に基づいてスロットル開度学習値を算出し、上記目標スロットル開度をスロットル開度学習値により補正した学習補正後スロットル開度を算出するスロットル開度学習補正手段と、
を備えるエンジンの制御装置において、
アイドル運転状態において所定の条件下においてスロットル開度学習補正の実行を許可するスロットル開度学習補正実行許可手段と、
上記スロットル開度学習補正実行許可手段によりスロットル開度学習補正が許可されている状態において、上記スロットル開度学習値と上記アイドル回転学習値とに基づいてアイドル回転学習値の調整を行うアイドル時学習値調整手段と、
を備えることを特徴とするエンジンの制御装置。 - 上記アイドル時学習値調整手段は、
上記学習補正後スロットル開度に相当するエンジン出力を算出し、上記目標エンジン出力と算出された補正後スロットル開度相当のエンジン出力との差分に基づいて上記アイドル回転学習値を補正すると同時に、前期学習補正後スロットル開度によりスロットル開度を制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 上記スロットル開度学習補正実行許可手段は、アイドル運転状態において上記運転状態検出手段により検出されるエンジン回転と目標エンジン回転の偏差の絶対値が所定値以下の場合に、上記スロットル開度学習補正手段によるスロットル開度の学習補正と上記アイドル時学習値調整手段によるアイドル回転学習値の調整を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの制御装置。
- 上記スロットル開度学習補正実行許可手段は、アイドル運転状態において上記運転状態検出手段により検出されるエンジン回転と目標エンジン回転の偏差の絶対値が所定値以下で所定時間以上継続している場合に、上記スロットル開度学習補正手段によるスロットル開度の学習補正と上記アイドル時学習値調整手段によるアイドル回転学習値の調整を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
- 上記スロットル開度学習補正実行許可手段は、
上記目標吸気量と上記実吸気量の差分の絶対値が所定時間、所定値以下である場合にアイドル時のスロットル開度学習が完了したと判定して、上記スロットル開度学習補正手段によるスロットル開度の学習補正と上記アイドル時学習値調整手段によるアイドル回転学習値の調整を禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008133162A JP4606482B2 (ja) | 2008-05-21 | 2008-05-21 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008133162A JP4606482B2 (ja) | 2008-05-21 | 2008-05-21 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009281240A true JP2009281240A (ja) | 2009-12-03 |
JP4606482B2 JP4606482B2 (ja) | 2011-01-05 |
Family
ID=41451953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008133162A Expired - Fee Related JP4606482B2 (ja) | 2008-05-21 | 2008-05-21 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4606482B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6234531B1 (ja) * | 2016-10-17 | 2017-11-22 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073831A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Unisia Jecs Corp | 電制スロットル式内燃機関のアイドル回転学習制御装置 |
-
2008
- 2008-05-21 JP JP2008133162A patent/JP4606482B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073831A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Unisia Jecs Corp | 電制スロットル式内燃機関のアイドル回転学習制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6234531B1 (ja) * | 2016-10-17 | 2017-11-22 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4606482B2 (ja) | 2011-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4335249B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
US7143741B2 (en) | Torque controller for internal combustion engine | |
KR101028132B1 (ko) | 내연기관의 정지위치제어장치 | |
JP4683573B2 (ja) | 内燃機関を運転するための方法 | |
US7877192B2 (en) | Control for an internal-combustion engine | |
JP2012251535A (ja) | 内燃機関 | |
JP2008057339A (ja) | 内燃機関制御装置 | |
JP6435361B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4114574B2 (ja) | 内燃機関の吸気量制御装置及び吸気量制御方法 | |
KR100827587B1 (ko) | 내연 엔진을 제어하는 장치 및 방법 | |
JP2007077935A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007278223A (ja) | 筒内噴射型火花点火式内燃機関の制御装置 | |
US8639452B2 (en) | Burned-gas passage amount computing method and system used in exhaust gas recirculation system | |
JPH10227235A (ja) | 内燃機関用バルブタイミング制御装置 | |
JP2005330856A (ja) | 自動車の制御装置 | |
JP2018150861A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4606482B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2011157852A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007239650A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4421381B2 (ja) | 内燃機関制御装置 | |
JP5402757B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006112321A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2005009477A (ja) | 多気筒内燃機関の制御装置 | |
JP4986836B2 (ja) | エンジン制御装置およびエンジン制御方法 | |
JP2008215166A (ja) | 内燃機関の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4606482 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |