JP2009281172A - 燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの相対回転が防止されているとともに、カバーとハウジングとのシール性が高い燃料ポンプを提供する。
【解決手段】燃料を吸引して吐出する燃料ポンプ100であって、円筒状のハウジング30と、ハウジング30の一端に挿入されているカバー74を備えている。ハウジング30の一端36bはカバー74の外周面74aと外側表面74bとの境界の角部90に沿ってその全周が内周側に折り曲げられており、その曲げ部36bによってカバー74がハウジング30にかしめ固定されている。カバー74の角部90に凹凸形状が形成されているとともに、その凹部94に曲げ部36bの一部が入り込んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料ポンプに関する。
一般的な燃料ポンプは、筒状のハウジングを備えている。ハウジング内には、燃料を吸引して吐出するためのポンプ部やポンプ部を作動させるためのモータ部等が内蔵されている。ハウジングの端部には、カバーが挿入されて固定されている。カバーは、ハウジングの端部を内周側に折り曲げた曲げ部によってハウジングにかしめ固定されている。
例えば、特許文献1には、カバーを挿入した状態でハウジングの端部を部分的に内周側に折り曲げる第1かしめを実行し、第1かしめの完了後にハウジングの端部の全周を内周側に折り曲げる第2かしめを実行する技術が開示されている。
特開2007−216273号公報
カバーは、ハウジングに対して相対回転しないように固定する必要がある。特許文献1の技術のようにハウジングの端部を部分的に折り曲げると、その曲げ部がカバーに食い込む。このため、カバーの相対回転を防止することができる。しかしながら、このようにハウジングを折り曲げると、カバーの曲げ部が食い込んでいる箇所に局所的に高い荷重が加わる。したがって、カバーに歪みが生じ易い。特許文献1の技術では、第1かしめの完了後の第2かしめにおいて、ハウジングの端部の全周を折り曲げることでカバーとハウジングとをシールする。しかしながら、全周を折り曲げたとしても、カバーの歪みを修正することはできず、カバーとハウジングの間で十分なシール性を得られない場合があった。
本発明は、上記の実情に鑑みて創作されたものであり、カバーの相対回転が防止されているとともに、カバーとハウジングとのシール性が高い燃料ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、燃料を吸引して吐出する燃料ポンプを提供する。本発明の燃料ポンプは、円筒状のハウジングと、ハウジングの一端に挿入されているカバーを備えている。ハウジングの一端はカバーの外周面と外側表面との境界の角部に沿ってその全周が内周側に折り曲げられており、その曲げ部によってカバーがハウジングにかしめ固定されている。カバーの角部には凹凸形状が形成されており、その凹部には前記曲げ部の一部が入り込んでいる。
なお、上記の「外側表面」とは、ハウジングの外側に露出しているカバーの表面を意味する。
この燃料ポンプでは、カバーの凹部に曲げ部の一部が入り込んでいる。これによって、カバーがハウジングに対して相対回転することが防止されている。また、凹部に曲げ部が入り込むので、燃料ポンプの製造時に、曲げ部がカバーに食い込むことが抑制される。すなわち、カバーに局所的に高い荷重が加わることがない。このため、カバーの歪みが抑制される。すなわち、カバーとハウジングとのシール性が高い燃料ポンプを提供できる。
上述した燃料ポンプは、カバーの外周面における凹凸形状の稜線が、矩形または台形の凸部を形成するように繰り返し屈曲しており、カバーの外周面の周方向において、凹部の長さが凸部の長さより長いことが好ましい。
このように、凹部の長さを長くすることで、曲げ部が凹部に入り込み易くなる。したがって、高い荷重を加えることなくカバーをハウジングに固定できる。
上述した燃料ポンプは、カバーの外周面における凹凸形状の稜線が、ハウジングの軸方向に繰り返し変位する曲線形状(すなわち、波線形状)に形成されていてもよい。
このように凹凸形状の稜線を曲線形状に形成すると、カバーとハウジングとの間のシール性を向上させることができる。また、凹部の稜線と凸部の稜線がなめらかに連続するので、かしめ時にカバーに加わる荷重が稜線上で比較的均一となる。このため、カバーの歪みをより抑制できる。
上述した燃料ポンプは、カバーにその外側表面上に開口する燃料流路が形成されており、その燃料流路に最も近い角部に凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、開口に最も近い角部に凹部が形成されているので、燃料ポンプの製造時に曲げ部がその角部に強い荷重で押し付けられることがない。したがって、開口と角部との間の肉厚が薄い部分に強い荷重が加わることが抑制される。
上述した燃料ポンプは、カバーがハウジング内に圧入された状態で曲げ部によってかしめ固定されていることが好ましい。
なお、「圧入」とは、カバーの直径がハウジングの内径より大きく、カバーとハウジングの少なくとも一方が変形した状態で互いに接触していることをいう。
このような構成によれば、カバーとハウジングとのシール性をより向上させることができる。
上述した燃料ポンプは、カバーが内部にインペラを収容しているポンプケーシングであることが好ましい。
燃料ポンプのカバーには、ポンプケーシングが用いられることが多い。このような燃料ポンプに本発明を適用することで、ポンプケーシングの歪みを抑制することができる。すなわち、インペラを収容している空間の内壁の歪みを抑制できる。インペラ収容空間の歪みを抑制することで、インペラの回転効率を向上させることができる。燃料ポンプの吐出効率を向上させることができる。
本発明の燃料ポンプは、カバーにほとんど歪みを生じさせることなく製造することができる。また、カバーの凹部にハウジングの曲げ部が入り込むので、カバーの相対回転が防止される。したがって、カバーの相対回転が防止されているとともに、カバーとハウジングとのシール性が高い燃料ポンプを提供することができる。
下記に詳細に説明する実施例の構成を最初に列記する。
(特徴1)ハウジングの内周面には段差が形成されている。カバーは、内側表面が段差に当接しており、外側表面が曲げ部に当接することによって、ハウジングに固定されている。
本発明の実施例に係る燃料ポンプについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例の燃料ポンプ100の概略断面図を示している。燃料ポンプ100は、自動車等の燃料タンク内に設置され、燃料タンク内の燃料をエンジンに供給するために用いられる。燃料ポンプ100は、ポンプ部70と、モータ部10、吐出部80によって構成されている。
図1に示すように、モータ部10は、ハウジング30と、永久磁石34と、ロータ12を有している。ハウジング30は、円筒状のケースである。永久磁石34は、ハウジング30の内周面に固定されている。ロータ12は、ハウジング30内に収容されている。ロータ12と永久磁石34は接触しておらず、その間には隙間が形成されている。
ロータ12は、シャフト14と、コア16と、樹脂モールド部18と、整流子20を有している。
シャフト14はハウジング30内で回転可能に支持されている。これによって、ロータ12全体がハウジング30内で回転可能となっている。
コア16は、複数枚の金属板を積層して構成されている。図示していないが、コア16にはコイルが巻回されている。
樹脂モールド部18は、コア16の周囲を覆っている。
整流子20は、シャフト14及び樹脂モールド部18に固定されている。整流子20は、複数の電極セグメントを有している。各電極セグメントには、上述したコイルの端部が接続されている。各電極セグメントは、ロータ12(すなわち、整流子20)が回転したときに、ブラシ86と摺接する。
吐出部80は、カバー82と、ブラシ86を有している。
カバー82は、ハウジング30の上部に固定されている。カバー82の内側には、シャフト支持部84が形成されている。シャフト支持部84は、シャフト14を回転可能に支持している。また、カバー82の上部には、燃料吐出ポート88が形成されている。
ブラシ86は、カバー82の内側に設置されている。ブラシ86には外部から電力を供給可能となっている。ブラシ86が整流子20の各電極セグメントと摺接することにより、ロータ12のコイルに電流が供給される。
ポンプ部70は、インペラ72と、ポンプケーシング74を有している。
ポンプケーシング74は、上側ケーシング75と下側ケーシング76を備えている。上側ケーシング75と下側ケーシング76が当接していることで、ポンプケーシング74の内部にインペラ収容室77が形成されている。上側ケーシング75には、シャフト支持部75cが形成されている。シャフト支持部75cは、シャフト14を回転可能に支持している。ポンプケーシング74は、ハウジング30の下部に固定されている。すなわち、ポンプケーシング74は、ハウジング30の下端を閉塞するカバーとしても機能する。ポンプケーシング74の固定構造については、後に詳述する。
インペラ72は、インペラ収容室77内に収容されている。シャフト14は、インペラ収容室77内まで延出されて、インペラ72と係合されている。これによって、インペラ72は、シャフト14と共に回転可能とされている。インペラ72の上面と下面には、インペラ72の周方向に沿って複数の凹部72aが連続して形成されている。上面に形成されている凹部72aと下面に形成されている凹部72aは、その底部で連通している。上側ケーシング75の凹部72aと対向する領域には、C字状に伸びる凹状溝75aが形成されている。下側ケーシング76の凹部72aと対向する領域には、C字状に伸びる凹状溝76aが形成されている。凹状溝75a、76a及び各凹部72aによって、昇圧路73が形成されている。下側ケーシング76には、凹状溝76aの上流端(すなわち、昇圧路73の上流端)と外部とを連通する燃料吸入口76bが形成されている。上側ケーシング75には、凹状溝75aの下流端(すなわち、昇圧路73の下流端)と外部とを連通する燃料吐出口75bが形成されている。
燃料ポンプ100のブラシ86に電流が供給されると、ブラシ86と整流子20を介してロータ12のコイルに電流が流れる。これによって、ロータ12が回転し、ロータ12のシャフト14も回転する。シャフト14が回転すると、インペラ収容室77内でインペラ72が回転する。インペラ72が回転すると、燃料吸入口76bから昇圧路73内に燃料が吸引される。昇圧路73内に吸引された燃料は、インペラ72の回転によって昇圧されながら昇圧路73内を流れ、燃料吐出口75bからモータ部10内に送り出される。モータ部10内に送り出された燃料は、モータ部10内を上側に向かって流れ、燃料吐出ポート88から外部に吐出される。
次に、ポンプケーシング74をハウジング30に固定しているかしめ構造について説明する。図2は、ポンプケーシング74の拡大断面図である。
図示するように、ハウジング30の下側の端面近傍には、ハウジング30の上側の部分(図2の厚板部35)に比べて薄い薄板部36が形成されている。薄板部36の外周面36dは厚板部35の外周面35dと同じ直径を有している。一方、薄板部36の内周面36aは厚板部35の内周面35aより直径が大きい。したがって、ハウジング30の内周面には、薄板部36と厚板部35の境界部分に段差37が形成されている。
ポンプケーシング74は、薄板部36の内周面36a内に圧入されている。図示するように、ポンプケーシング74は、その内側表面が段差37に当接する位置まで圧入されている。これによって、ポンプケーシング74の外周面74aとハウジング30の内周面(すなわち、薄板部36の内周面36a)との間が圧接によりシールされている。
薄板部36の下端部36bは、内周側に折り曲げられている(以下では、下端部36bを曲げ部36bという場合がある)。曲げ部36bは、ハウジング30の全周に亘って形成されている。曲げ部36bは、ポンプケーシング74と接触している。これによって、ポンプケーシング74がかしめ固定されている。すなわち、ポンプケーシング74が段差37と曲げ部36bに挟まれて固定されている。
図3は、図2のIII−III線における燃料ポンプ100の断面図を示している。また、図4は図3のIV−IV線における燃料ポンプ100の断面図を示しており、図5は図3のV−V線における燃料ポンプ100の断面図を示している。
図3〜図5に示すように、ポンプケーシング74の外周面74aと外側表面74bとの境界である角部90には、面取り部92、94が形成されている。面取り部94の面取り量は面取り部92の面取り量より大きくなっている。すなわち、面取り部94は、面取り部92に対して凹んだ凹状に形成されている。以下では、面取り部94を凹部といい、面取り部92を凸部という。図3に示すように、凸部92と凹部94は、角部90の周方向に沿って繰り返し形成されている。図6は、ポンプケーシング74の側面図である。図6に示すように、凸部92と凹部94からなる凹凸形状の外周面74a上における稜線96は、矩形の凸部92を形成するように屈曲している。図3及び図6に示すように、凹部94の周方向の長さは、凸部92の周方向の長さより長い。
また、図2及び図3に示すように、ポンプケーシング74には、上述した燃料吸入口76bが形成されている。図示するように、燃料吸入口76bに最も近い角部90(すなわち、図3の参照番号90aに示す位置)には、凹部94の略中央部(周方向長さの略中央部)が位置している。
図4に示すように、凸部92は、ハウジング30の曲げ部36bに密着している。一方、図5に示すように、凹部94の表面と曲げ部36bの内側面の間には、微小な隙間95が形成されている。図5の点線97は、凸部92における曲げ部36bの位置を示している。図示するように、凹部94では、凸部92よりもポンプケーシング74側に曲げ部36bが入り込んでいる。すなわち、図3、図5に示すように、凹部94に、曲げ部36bが入り込んでいる。これによって、ポンプケーシング74が、ハウジング30に対して相対回転することが防止されている。
次に、ポンプケーシング74をハウジング30にかしめ固定する工程について説明する。まず、図7及び図8に示すように、下端部36bを折り曲げていない状態のハウジング30内に、ポンプケーシング74を圧入する。なお、図7は図4に対応する断面を示しており、図8は図5に対応する断面を示している。
次に、図9及び図10に示すように、テーパ形状(円錐形状)のプレス面99aを有する金型99を下側から下端部36bに押し当てる。これによって、曲げ部36bを形成する。なお、図9は図4に対応する断面を示しており、図10は図5に対応する断面を示している。図9に示すように、凸部92では、凸部92と曲げ部36bが密着するように曲げ部36bが形成される。一方、凹部94では、金型99のプレス面99aがテーパ面であるので、図10に示すように曲げ部36bが凹部94と接触しない位置まで折り曲げられる。また、凹部94では、曲げ部36bの折れ曲がる起点98(すなわち、図6の稜線96の位置)が凸部92より上側(ハウジング30の軸方向に沿ってポンプケーシング74を圧入する方向)に存在するので、凹部94内に曲げ部36bが入り込む。これによって、図3〜図5に示すように、曲げ部36bが形成される。
以上に説明したように、本実施例の燃料ポンプ100は、ポンプケーシング74の外周面74aと外側表面74bの境界である角部90に、複数の凹部94が形成されている。そして、ハウジング30の曲げ部36bが凹部94内に入り込んでいる。これによって、ポンプケーシング74がハウジング30に対して相対回転することが防止される。
また、曲げ部36bを形成するときに凸部92と曲げ部36bは面接触するため、凸部92に高い荷重が加わることがない。また、凹部94と曲げ部36bの間には隙間95が形成されるので、凹部94に高い荷重が加わることもない。すなわち、ポンプケーシング74に局所的に高い荷重が加わることがない。このため、ポンプケーシング74をかしめ固定するときに、荷重によるポンプケーシング74の歪みを抑制することができる。ポンプケーシング74とハウジング30の間のシール性が高い燃料ポンプ100を製造できる。また、ポンプケーシング74のインペラ収容室77の内面が歪むことも抑制される。このため、燃料ポンプ100の使用時にインペラ72に不均一な力が作用し難くなり、インペラ72の回転効率が向上する。このように、シール性が向上するとともに、インペラ72の回転効率が向上するので、燃料ポンプ100の燃料吐出効率を向上させることができる。
また、本実施例の燃料ポンプ100では、角部90に複数の凹部94が均等間隔で形成されている。このため、曲げ部36bを形成するときに、ポンプケーシング74に不均一な荷重が加わることが抑制される。また、凹部94の長さ(周方向の長さ)が凸部92の長さより長いので、曲げ部36bを形成するときに曲げ部36bが凹部94に入り込み易い。このため、金型99を曲げ部36bに押し付ける荷重を小さくすることができる。これによっても、ポンプケーシング74に歪みが生じることが抑制される。
また、本実施例の燃料ポンプ100では、燃料吸入口76bと位置90aの間の領域90b(図3参照)は、厚さ(すなわち、位置90aと燃料吸入口76bの間の距離)が薄く、強度が低い。しかしながら、図3に示すように、位置90aには凹部94の略中央部が位置している。上述したように、凹部94は曲げ部36bと非接触となるので、曲げ部36bを形成するときに領域90bに高い荷重が加わることがない。強度が弱い領域90bの変形が防止される。
また、本実施例の燃料ポンプ100では、ポンプケーシング74がハウジング30に圧入された状態でかしめ固定されている。これによって、ポンプケーシング74とハウジング30との間のシール性がさらに向上されている。
なお、上述した実施例では、テーパ形状のプレス面99aを有する金型99により曲げ部36bを形成したが、凹部94をプレスする位置に凸部が形成されている金型を用いてもよい。このような金型で曲げ部36bを形成すると、曲げ部36bを凹部94内により奥まで入り込ませることができる。ポンプケーシング74をより相対回転し難くすることができる。なお、この場合、凹部94と曲げ部36bを接触させてもよい。凹部94と曲げ部36bを接触させても、曲げ部36bがポンプケーシング74に食い込まなければ、ポンプケーシング74に局所的に高い荷重が加わることはない。
また、上述した実施例では、凸部92と凹部94の形状が、角部90を平面状に面取りした形状(C面取り)であった。しかしながら、凸部92と凹部94の形状には、種々の形状を採用できる。例えば、図11及び図12に示すように、凸部92と凹部94を曲面状に面取りした形状(R面取り)とし、凸部92の断面半径を凹部94の断面半径より小さくしてもよい。また、図13及び図14に示すように、凸部92を角部を残した形状とし、凹部94を溝形状としてもよい。
また、上述した実施例では、図6に示すように、外周面74a上における凹凸形状の稜線96が、矩形の凸部92を形成するように屈曲していた。しかしながら、図15に示すように、凸部92が台形となるように、凸部92と凹部94を形成してもよい。また、図16に示すように、稜線96が軸方向に繰り返し変位する曲線形状(いわゆる波線形状)となるように、凸部92と凹部94を形成してもよい。稜線96がなめらかな曲線形状に形成されていると、ハウジング30からポンプケーシング74に加わる圧力(圧接力)が稜線96上においてより均一となる。したがって、ポンプケーシング74とハウジング30との間のシール性をさらに向上させることができる。また、かしめ時にポンプケーシング74に加わる荷重も、稜線96上においてより均一となる。したがって、ポンプケーシング74に加わる荷重が局所的に大きくなり、ポンプケーシング74が歪むことが抑制される。
また、図17に示すように、凹部94の半径方向の幅が周方向の位置によって変化していてもよい(図17では、凹部94の断面が直線状に伸びるように形成されている)。
また、上述した実施例では、ポンプケーシング74のかしめ構造について説明したが、カバー82に、ポンプケーシング74と同様のかしめ構造を採用してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
燃料ポンプ100の縦断面図。 図1のポンプケーシング74の拡大断面図。 図2のIII−III線断面図。 図3のIV−IV線断面図(凸部92の断面図)。 図3のV−V線断面図(凹部94の断面図)。 ポンプケーシング74の側面図。 曲げ部36b形成前の燃料ポンプ100の図4に対応する断面図。 曲げ部36b形成前の燃料ポンプ100の図5に対応する断面図。 曲げ部36bのプレス中における燃料ポンプ100の図4に対応する断面図。 曲げ部36bのプレス中における燃料ポンプ100の図5に対応する断面図。 第1変形例の燃料ポンプ100の図4に対応する断面図。 第1変形例の燃料ポンプ100の図5に対応する断面図。 第2変形例の燃料ポンプ100の図4に対応する断面図。 第2変形例の燃料ポンプ100の図5に対応する断面図。 第3変形例の燃料ポンプ100のポンプケーシング74の側面図。 第4変形例の燃料ポンプ100のポンプケーシング74の斜視図。 第5変形例の燃料ポンプ100の図3に対応する断面図。
符号の説明
10:モータ部
12:ロータ
14:シャフト
20:整流子
30:ハウジング
34:永久磁石
36b:曲げ部
70:ポンプ部
72:インペラ
74:ポンプケーシング
75b:燃料吐出口
76b:燃料吸入口
77:インペラ収容室
80:吐出部
82:カバー
90:角部
92:凸部
94:凹部
100:燃料ポンプ

Claims (6)

  1. 燃料を吸引して吐出する燃料ポンプであって、
    円筒状のハウジングと、
    ハウジングの一端に挿入されているカバーと、
    を備えており、
    ハウジングの一端はカバーの外周面と外側表面との境界の角部に沿ってその全周が内周側に折り曲げられており、その曲げ部によってカバーがハウジングにかしめ固定されており、
    カバーの角部に凹凸形状が形成されているとともに、その凹部に前記曲げ部の一部が入り込んでいる、
    ことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. カバーの外周面における凹凸形状の稜線が、矩形または台形の凸部を形成するように繰り返し屈曲しており、
    カバーの外周面の周方向において、凹部の長さが凸部の長さより長いことを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. カバーの外周面における凹凸形状の稜線が、ハウジングの軸方向に繰り返し変位する曲線形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  4. カバーには、その外側表面上に開口する燃料流路が形成されており、
    その燃料流路に最も近い角部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の燃料ポンプ。
  5. カバーは、ハウジング内に圧入された状態で、曲げ部によってかしめ固定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料ポンプ。
  6. カバーが、内部にインペラを収容しているポンプケーシングであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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