JP2009279137A - 塩製健康ブロック - Google Patents

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【課題】大掛かりな設備を要することなく、一般家庭等に簡単に設置できて、手軽に使用できると共に、血行促進、疲労回復の効果に加えてリラクゼーション効果を奏することのできる塩製健康ブロックを提供する。
【解決手段】精製塩の溶融成形物からなるブロック本体1と、ブロック本体1内に設けられ、ブロック本体1を加熱するヒーター2と、このヒーター2にリード線3を介して接続され、ヒーター2の温度調整等を行うコントローラー4とによって構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、温熱効果を利用して病気や症状改善、健康の増進を図ることのできる塩製の健康ブロックに関するもので、腰掛け、枕、背当て、腹当て等として使用される。
この種の従来技術として、特許公報等の具体的な公知文献を挙げることはできないが、従来より温熱効果を利用した健康設備が種々提供されている。近年脚光を浴びているものに岩盤浴があり、この岩盤浴は、体温より多少高い40℃〜45℃に温めた天然石を加工したベッドの上に横になって汗をかくサウナ形式の風呂の一種で、温めた天然石から放射される遠赤外線による発汗作用によって新陳代謝の活発化を促し、美容と健康の増進を図るものとして、温浴施設で人気がある。
しかしながら、上記のような岩盤浴やサウナ風呂は、可なり大掛かりな設備を要して、設備費が高くつくため、一般家庭等で簡単に設置するというわけにはいかない。そこで、本発明は、大掛かりな設備を要することなく、一般家庭等に簡単に設置できて、手軽に使用できると共に、血行促進、疲労回復の効果に加えてリラクゼーション効果を奏することのできる塩製健康ブロックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の塩製健康ブロックは、精製塩の溶融成形物からなるブロック本体1,11,21と、ブロック本体1,11,21内に設けられ、ブロック本体1,11,21を加熱するヒーター2と、このヒーター2にリード線3を介して接続され、ヒーター2の温度調整等を行うコントローラー4とを備えてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の健康ブロックにおいて、ブロック本体1,11,21には、使用者のお尻H等の身体の一部に対応する形状の係合部5,15,25が形成されていることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、塩製健康ブロックの使用にあたり、コントローラー4によってブロック本体1,11,21の温度を所要温度に設定すると、ヒーター2の発熱作用によって、ブロック本体1,11,21が所要温度に加熱される。しかして、使用者は、加温すべき体の一部を、床等に設置したブロック本体21に当てつけると、ブロック本体21から遠赤外線及びマイナスイオンが放射され、血液の循環が良くなって、新陳代謝が促進され、体の細胞が活性化されると共に、血行促進、疲労回復の効果に加えてリラクゼーション効果を発揮することができる。また、この塩製健康ブロックは、安価に製作可能で、どこへでも容易に移動できて、手軽に使用することができる。
請求項2に記載のように、ブロック本体1,11,21には使用者のお尻H等の身体の一部に対応する形状の係合部5,15,25が形成されているから、加温すべきお尻H等の身体の一部をブロック本体1,11,21の係合部5,15,25に係合させることにより、その身体の一部をブロック本体1,11,21に対し違和感なく当てつけることができると共に、有効に加温することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係る塩製健康ブロックAの斜視図、(b) は同ブロックAの使用状態を示す断面図である。この塩製健康ブロックAは、腰掛けとして使用されるもので、精製塩の溶融成形物からなるブロック本体1と、このブロック本体1内に設けられ、ブロック本体1を加熱するヒーター2と、このヒーター2及び電源にリード線3を介して接続されたコントローラー4とを備えて構成される。
ブロック本体1は、加熱溶融した精製塩を所要の成形型に流し入れて冷却固化することにより製造されたもので、全体として分厚い丸形の座布団のような形に形成されていて、その上に使用者が腰をかけることができるように、その上面側には使用者のお尻H(図1の(b) 参照)の凹凸部に対応する形状の係合部5が形成されている。
また、ブロック本体1の下面側にはヒーター埋め込み用の凹部6が形成され、この凹部6の底にヒーター2が挿入された後、この凹部6に、ブロック本体1と同じ精製塩の溶融成形物からなる凹部埋め用ブロック片1aが嵌合固定される。ヒーター2から導出したリード線3は、凹部6に連通形成されたリード線案内溝1aoに沿って外部に延出される。ブロック本体1の底面には、図1の(a) ,(b) に示すように、適当な合成樹脂材からなる接地ベース7を取り付けることができる。
ヒーター2としては、例えば面状ヒーターを使用することができる。この面状ヒーターは、図示は省略するが、発熱体基板と、この発熱体基板の下面に添装された断熱材と、これらを被包するカバー部材とによってシート状に形成されたものである。
図2は上記塩製健康ブロックAの電気回路を示すブロック図である。この図において、8は電源を示す。この電源8は、図1の(a) に示すリード線3の端部に取り付けている差し込みプラグ8を建物の壁面等に設けてあるコンセントに差し込むことにより簡単に確保できるし、また充電可能なバッテリーを使用してもよい。そして、コントローラー4は、電源スイッチのオン・オフ操作、温度調整、温度設定、タイマーによる加熱時間設定等を行うようになっている。
上記のように構成される塩製健康ブロックAの使用にあたり、プラグ8を最寄りのコンセントに差し込み、コントローラー4によってヒーター2の電源スイッチをオンにし、加熱温度を40℃〜50℃の所要温度に設定すると、ヒーター2の発熱作用によって、ブロック本体1が40℃〜50℃の所要温度に加熱される。
こうしてブロック本体1が所要温度に加熱された状態で、使用者が図1の(b) に示すように、ブロック本体1の上に腰を下ろし、その上面の、お尻Hの形をした係合部5にお尻Hをフィットさせることにより、お尻H全体が有効に加温されると共に、使用者にとって違和感がないため使用し易い。
上記のように使用者のお尻H全体が有効に加温されると共に、発熱される精製塩の溶融成形物からなるブロック本体1からは遠赤外線が放射されるため、その熱エネルギーは、お尻Hから体の深部に吸収されていって、その温熱効果を十分に発揮することができる。この温熱効果としては、血液の循環が良くなって、新陳代謝が良好となり、体の細胞が活性化されて、体の各種機能が高められ、疾患のある人は症状が改善され、健康な人はその健康が維持され、疲労の回復が早くなる。また、加熱されるブロック本体1からはマイナスイオンも放射され、そのマイナスイオンは、お尻Hの皮膚を浸透し、毛細血管に到達して血液の流れをスムーズにし、新陳代謝を促進すると共に、自律神経の乱れを整え、心身を健やかに保つなどリラクゼーション効果を発揮することができる。
図3の(a) は本発明に係る他の塩製健康ブロックBを示す斜視図、(b) は同ブロックBの使用状態を示す側面図である。この塩製健康ブロックBは、枕として使用するもので、精製塩の溶融成形物からなるブロック本体11と、このブロック本体11内に設けられ、ブロック本体11を加熱するヒーター2と、このヒーター2及び電源にリード線3を介して接続されたコントローラー4とを備えて構成される。
ブロック本体11は、前記ブロック本体11と同様に加熱溶融した精製塩を所要の成形型に流し入れて冷却固化することにより製造されたもので、その上面側には使用者の頭Kの後頭部から頸部の形状に対応する凹凸状の係合部15が形成されている。このブロック本体11以外のヒーター2及びコントローラー4については、前記ブロック本体1のものと同じある。
この塩製健康ブロックBの使用にあたっては、コントローラー4によってヒーター2の電源スイッチをオンにし、ブロック本体11の温度を使用者の体温より低い30℃以下の適当な温度に設定すればよい。しかして、使用者は、図3の(b) に示すように、床等に設置したブロック本体11の凹凸状係合部15に頭Kの後頭部から頸部分をフィットさせた状態にすれば、ブロック本体11がヒーター2により適温に加熱されることにより、そのブロック本体11から遠赤外線及びマイナスイオンが放射され、それによって新陳代謝が良好となり、体の細胞が活性化され、精神的にリラックスでき、心身をリフレッシュできるようになる。
図4の(a) は本発明に係る更に他の塩製健康ブロックCを示す斜視図、(b) 及び(c) は同ブロックCの使用状態を示す側面図である。この塩製健康ブロックCは、背当て及び腹当てとして使用するもので、精製塩の溶融成形物からなるブロック本体21と、このブロック本体21内に設けられ、ブロック本体11を加熱するヒーター2と、このヒーター2及び電源にリード線3を介して接続されたコントローラー4とによって構成される。
ブロック本体21は、前記ブロック本体1,11と同様に加熱溶融した精製塩を所要の成形型に流し入れて冷却固化することにより製造されたもので、その上面側には使用者の背部Mから腰部Nにわたる形状に対応する山形状係合部25が形成されている。ヒーター2及びコントローラー4については、前記ブロック本体1,11のものと同じある。
この塩製健康ブロックCの使用にあたっては、コントローラー4によってヒーター2の電源スイッチをオンにし、ブロック本体21の温度を40℃〜50℃の所要温度に設定すると、ヒーター2の発熱作用によって、ブロック本体21が40℃〜50℃の所要温度に加熱される。しかして、使用者は、例えば図4の(b) に示すように、仰向きになって、床等に設置したブロック本体21の山形状係合部25に背中から腰の部分を係合させ、あるいは同図の(c) に示すように腹這いになって、ブロック本体21の山形状係合部25に腹部を乗せた状態にすれば、ブロック本体21がヒーター2によって所望温度に加熱されることにより、そのブロック本体21から遠赤外線及びマイナスイオンが放射され、血液の循環が良くなって、新陳代謝が促進され、体の細胞が活性化されると共に、自律神経の乱れを整え、全身の倦怠感を取り除いてリラクゼーション効果を発揮することができる。
以上の実施形態では、ブロック本体1,11,21に、使用者の身体の一部に対応する形状の係合部5,15,25を形成しているが、このような係合部5,15,25を形成せず、上面を平面状に形成したものでもよく、また例えば全体が扁平板状のマット形状でもよい。但し、この実施形態のように、使用者の身体の一部に対応する形状の係合部5,15,25を形成すれば、加温する際にその身体の一部をブロック本体1,11,21に対して違和感なく当てつけることができると共に、有効に加温することができる。
(a) は本発明に係る塩製健康ブロックの斜視図、(b) は同ブロックの使用状態を示す断面図である。 図1に示す塩製健康ブロックの電気回路を示すブロック図である。 (a) は本発明に係る他の塩製健康ブロックを示す斜視図、(b) は同ブロックの使用状態を示す側面図である。 本発明に係る更に他の塩製健康ブロックを示す斜視図、(b) 及び(c) は同ブロックの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
1 ブロック本体
2 ヒーター
3 リード線
4 コントローラー
5 係合部
11 ブロック本体
15 係合部
21 ブロック本体
25 係合部

Claims (2)

  1. 精製塩の溶融成形物からなるブロック本体と、ブロック本体内に設けられ、ブロック本体を加熱するヒーターと、このヒーターにリード線を介して接続され、ヒーターの温度調整等を行うコントローラーとを備えてなる塩製健康ブロック。
  2. 本体ブロックには、使用者のお尻等の身体の一部に対応する形状の係合部が形成されている請求項1に記載の塩製健康ブロック。
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