JP2009278919A - コンバインの排藁放出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記排藁放出装置60の結束装置30側に設ける回動支点と、前記回動支点を中心に排藁放出装置60の後側を所定の角度で左右回動させる回動駆動手段と、回動角度を設定する角度設定手段を備える。
排藁放出装置160に、後方へ搬送する前後方向搬送部162aと、該前後方向搬送部162aの後部より斜め後方に搬送する斜め方向搬送部162bと、前記前後方向搬送部162a及び斜め方向搬送部162bに対向して、それぞれ搬送面側に付勢されて平行移動可能に配設されるガイド杆161a・161bとを備える。
【選択図】図5
Description
例えば、特許文献1に記載のように、結束装置から排藁を受け取って搬送する搬送チェーンとの間で排藁を挟持する挟持ガイドを、搬送チェーンが排藁を搬送する方向で前後に分割することにより、排藁の処理量が増加した場合でも脱落を防止し、圃場に放出した排藁束を確実に自立させることが可能な排藁放出装置は公知となっている。
しかし、排藁放出装置の単位時間当りの排藁処理量が増加しても、集束藁の乾燥、持ち運びを考慮すると、結束径を大きくすることはできないため、排出された集束藁が連続的に放出されるため、排藁束が重なり合い、倒れることもあり、所定間隔を保つことができず、本来の目的であった排藁乾燥が効率よく行われない場合があった。
図1は本発明に係るコンバインの全体構成を示した側面図、図2は同じく平面図、図3は排藁処理装置の構成を示す平面模式図である。図4は同じく側面図、図5は実施例1の排藁放出装置の構成を示す平面模式図、図6は実施例2の排藁放出装置の構成を示す平面模式図、図7は本発明に係る駆動ケースの拡大断面図、図8は実施例2の駆動手段を示す模式図である。
以下の説明では、便宜上図1中の矢印Aの方向を「前方」と定義する。
コンバイン1は稲の収穫作業、より詳細には、圃場を走行しつつ圃場から穀稈を刈取り、穀粒を脱穀する。本実施形態のコンバイン1は、刈取られた穀稈のうち、穀粒の付いた穂先部のみを脱穀する自脱型のコンバインである。
コンバイン1は、主として刈取り装置2、脱穀装置3、選別装置4、排藁処理装置5等を備える。
グレンタンク7の前方には、オペレータがコンバイン1の運転及び各種装置の操作を行うための運転部9が配置される。
高速回転軸21は、入力ベルト21d及び入力プーリ21bを介して伝達されるコンバイン1のエンジンからの動力により、左側面視で反時計回りに回転される。低速回転軸23は、高速ギア21a及び低速ギア23aを介して伝達される動力により、左側面視で時計回りに回転される。また、高速回転軸21は低速回転軸23よりも高速で回転されるよう構成される。
切断切替カバー25が開放され、切断切替カバー25の下方へと搬入された排藁は、回転する高速回転刃22及び低速回転刃24により所定の長さに切断される。
株元搬送部40へと搬入された排藁は、回転するタイン44・44・・・に押されて後方へ搬送される。タイン44・44・・・の回転後端部において、揺動駆動される株元揃え板45によって排藁の株元端が叩かれて揃えられながら、当該排藁は結束部50へと搬送される。
ドア52は、前記収容空間の出口(前記収容空間の後部)を閉鎖する。所定量の排藁が前記収容空間に収容されると、ドア52は、前記収容空間の出口を開放する。
ドア52が開放されるとニードル53が回動され、結束紐ケース54内に収容される結束紐54aを、前記収容空間に収容されていた排藁に巻き付けながら結節部55へと供給する。
結節部55は、排藁に巻き付けられた結束紐54aを結節する。結束紐54aにより結束された排藁は、放出アーム56により前記収容空間の出口から掻き出され、排藁放出装置60へと受け渡される。該排藁放出装置60・160は、後述する駆動力伝達部300を介して、結束ミッションケース58に回動可能に接続されている。
搬送部62a(搬送チェーン62)は主として支持プレート65、駆動スプロケット63、従動スプロケット64等を備える。
該支持プレート65は排藁放出の主たる構造体であり、駆動スプロケット63と従動スプロケット64は前後に延びた該支持プレート65の長手方向両端に回転自在に支持されている。前記搬送チェーン62は前側に配置された該駆動スプロケット63と後側に配置された該従動スプロケット64の間に巻回され、後述する駆動力伝達部300による駆動で平面視反時計回りに回転可能となっている。
駆動力伝達部300はコンバイン1のエンジンからの駆動力を、駆動スプロケット63を介して搬送チェーン62に伝達するものである。図7に示すように、駆動力伝達部300は主として駆動ケース、伝動軸、ベベルギア、伝達軸等で構成されている。
図4、図5、図7に示すように、第三駆動ケース93はパイプ状に構成されて、その一端は結束装置30の結束ミッションケース58の側面に固定され、第三駆動ケース93の他端は第二駆動ケース92の側端に固定される。第二駆動ケース92はL字パイプ状に構成されて、その上端には第一駆動ケース91の下端が水平方向回転自在に嵌合固定され、第一駆動ケース91の上端は排藁放出装置60の下面に固定される。
運転部9には排藁放出装置60を左右回動させるかどうかを設定する排藁回動入切手段となる排藁回動入切スイッチ72や、排藁放出装置60の回動角度を設定するための角度設定手段となるダイヤル74や、制御部75が配設されている。そして、図8に示すように、該制御部75には、排藁回動入切スイッチ72、ダイヤル74、アクチュエーターとなるシリンダ71を駆動するためのモータ76、排藁が通過したことを検知するための排藁検知手段となる排藁センサ73、排藁放出装置60の回動角度を検知する手段としての角度センサ77等が接続されている。
前記排藁センサ73は排藁が排藁放出装置60の入口近傍または出口近傍、または、取付ブラケット66に配設され、排藁センサ73が「ON」すると、所定時間(排藁束200が排藁放出装置60に入ってから放出するまでの時間)後にシリンダを駆動する。または、排藁束200を検知する毎にシリンダを駆動するようにしている。本実施例では、排藁センサ73は搬送後端位置に配置されて、排藁束200の通過を検知するようにしている。
まず、排藁放出装置60を使用しない時や格納時等では、排藁放出装置60は左右方向を向くように回動されて格納状態として、全長が長くならないようにしている。
排藁を切断せずに結束して放出する場合には、切断切替カバー25を閉鎖して結束装置30を駆動させるようにする。そして、排藁放出装置60を作動させる時には、排藁回動入切スイッチ72を「ON」する。この排藁回動入切スイッチ72が「ON」されることで、シリンダ71が駆動されて、排藁放出装置60は初期位置まで回動される。
そして、刈取作業が行われることで、脱穀後の排藁が結束装置30により結束され、排藁放出装置60に供給される。排藁放出装置60において、排藁束200は結束付近で挟持されて後方へ搬送される。このとき、排藁束200は搬送部62aとガイド杆61との間で安定して挟持されながら、かつ、ガイド杆61の後方に設けられた山型の突起部69との接触によって回転が与えられながら搬送される。前記支持フレーム68の後部には排藁センサ73が取り付けられており、後方に搬送されてきた排藁束200が該排藁センサ73に当接され、排藁センサ73が「ON」となる。排藁束200はガイド杆61の後端に達し、圃場既刈跡に略円錐形状となって放出される。その際、排藁束200が排藁センサ73より離れることで該排藁センサ73が「OFF」となる。
排藁結束作業が行われ、結束後の排藁束200が排藁放出装置160に供給されると、前記結束装置30から搬送されてきた排藁束200の穂先側が挟持されて後方へ搬送される。経路Cに排藁束200が挟持されていない場合、経路Bより搬送挟持されてきた排藁束200は経路Cへと導かれ経路Cで右斜め後方へと搬送挟持され、下流端より放出される。
そして、経路Cで排藁束200が挟持されていると、経路Cで挟持されている排藁束200によりガイド杆161bは押し広げられた状態となっており、ガイド杆161bと搬送チェーン162の斜め方向搬送部162bとの間に空間(隙間D)が形成されている。該隙間Dは結束径よりもやや大きく形成される。このとき、経路Bより搬送挟持された別の排藁束200が経路Bの搬送終端に差し掛かると、経路Bと経路Cとの受け継ぎ部に形成される空間(隙間D)によって、排藁束200は挟持されず圃場へと自由落下し放出される。
つまり、前送の排藁束200が経路Cの斜め方向搬送部162bとガイド杆161b間に位置していると、その排藁束200がガイド杆161bを押し広げ、従動スプロケット164a近傍の経路Cにおいて、大きな空間が形成されることとなる。そのため、経路Cで排藁束200が挟持されている間は、後送の排藁束200は経路Cの斜め方向搬送部162bとガイド杆161bに挟持されること無く落下する。経路Cは経路Bよりも距離が長く形成されているため、経路Bの後端で後送の排藁束200が落下した後に、前送の排藁束200が経路Cの右後端で落下することとなる。
また、放出される排藁束200は前後方向搬送部162aとガイド杆161a、斜め方向搬送部162bとガイド杆161bとの間で安定して挟持されながら、かつ、ガイド杆161a・161bの後方側に設けられた山型の突起部69との接触によって回転が与えられながら搬送される。この回転によって下方の株元側が広げられ略円錐形状となり、既刈跡に排藁束200が起立状態で落下する。
排藁放出装置160により圃場に放出された集束藁200が所定間隔を保ちつつ、二列に排出される。つまり、単位時間当りの排藁排出量が多くなり、放出結束数が多くなっても、排藁排出を二列にすることにより、所定間隔を保つことができ、結束径を小さくすることができるため、排藁乾燥が効率よく行われる。
30 結束装置
60・160 排藁放出装置
61・161a・161b ガイド杆
75 制御部
91 第一駆動ケース
92 第二駆動ケース
162a 前後方向搬送部
162b 斜め方向搬送部
200 排藁束
300 駆動力伝達部
Claims (3)
- 結束装置により結束した排藁束を、その後部に配置して起立状態で圃場に放出するコンバインの排藁放出装置であって、
前記排藁放出装置の前記結束装置側に設ける回動支点と、
前記回動支点を中心に前記排藁放出装置の後側を所定の角度で左右回動させる回動駆動手段と、を備える、
ことを特徴とするコンバインの排藁放出装置。 - 前記排藁放出装置の回動角度を設定する角度設定手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁放出装置。 - 前記結束装置により結束した排藁束を、その後部に配置して起立状態で圃場に放出するコンバインの排藁放出装置であって、
前記排藁放出装置は、
後方へ搬送する前後方向搬送部と、該前後方向搬送部の後部より斜め後方に搬送する斜め方向搬送部と、
前記前後方向搬送部及び前記斜め方向搬送部に対向して、それぞれ搬送面側に付勢されて平行移動可能に配設されるガイド杆と、を備える
ことを特徴とするコンバインの排藁放出装置。
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