JP2009278226A - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子のオン時間が短い低負荷印加電圧時において負荷電流を検出できるようにする。
【解決手段】PWM回路6から駆動信号を入力し、スイッチング素子10がオンされてからマスク時間の経過時にスイッチング素子10がオンしている状態となるように、一定時間ごとに駆動信号のデューティー比を変えて駆動回路9に入力することで、マスク時間の経過時にスイッチング素子10を強制的にオンさせた状態で過電流保護回路8に負荷13に過電流が流れているか否かを判定できるようにする電流モニタ専用パルス回路7を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、過電流保護機能を備えた負荷駆動装置に関する。
従来より、過電流保護の機能を備えたスイッチング電源回路が、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、負荷を駆動するための第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子と、各スイッチング素子に電流を流すための直流電源と、同期整流と過電流保護動作とを行う同期整流制御ブロックとを備えたスイッチング電源回路が提案されている。
このような構成のスイッチング電源回路では、負荷を各スイッチング素子にてPWM制御すると共に、第1のスイッチング素子のオン期間にオン抵抗に流れる電流による電圧降下を検出することで負荷電流をモニタする過電流保護の動作を行っている。
この過電流保護の動作においては、負荷印加電圧が小さい、すなわちスイッチング素子のオン時間が短い低負荷印加電圧時では、電流値の誤検出を防止するため、負荷電流をモニタしないマスク時間を設け、マスク時間を経過したタイミングで負荷電流のモニタを行っていた。
特開2003−189598号公報
しかしながら、上記従来の技術では、スイッチング素子のオン時間が短い低負荷印加電圧時では、スイッチング素子がオンする時間が短くなるため、マスク時間を経過したタイミングでスイッチング素子は既にオフされており、マスク時間が経過する前にスイッチング素子に流れる負荷電流をモニタできなかった。
本発明は、上記点に鑑み、スイッチング素子のオン時間が短い低負荷印加電圧時において負荷電流を検出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、負荷(13)をスイッチング駆動するスイッチング素子(10)と、外部からの駆動指令に応じて、スイッチング素子(10)をスイッチング駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成回路(6)と、駆動信号を入力し、該駆動信号に従ってスイッチング素子(10)を駆動する駆動回路(9)と、負荷(13)のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいてスイッチング素子(10)がオンされてから一定のマスク時間の経過時に負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路(9)にスイッチング素子(10)の駆動を停止させる過電流保護回路(8)と、駆動信号を入力し、スイッチング素子(10)がオンされてからマスク時間の経過時にスイッチング素子(10)がオンしている状態となるように、一定時間ごとに駆動信号のデューティー比を変えて駆動回路(9)に入力することで、マスク時間の経過時にスイッチング素子(10)を強制的にオンさせた状態で過電流保護回路(8)に負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させる電流モニタ専用パルス回路(7)とを備えている。
これによると、駆動信号が過電流をモニタするタイミングでスイッチング素子(10)をオフさせる信号であったとしても、電流モニタ専用パルス回路(7)によってスイッチング素子(10)を強制的にオンさせることができる。したがって、過電流をモニタする際には、スイッチング素子(10)が必ずオンしているため、スイッチング素子(10)のオン時間が短い低負荷印加電圧時であっても、負荷電流を検出することができる。これにより、確実に過電流の有無を判定することができる。
請求項2に記載の発明では、負荷(13)をスイッチング駆動するスイッチング素子(10)と、負荷(13)に並列に接続され、スイッチング素子(10)がオフのときに回生電流が流れる回生素子(11)と、負荷(13)および回生素子(11)のハイサイド側とグランド(23)との間に直列に接続される第1抵抗(18)および第2抵抗(19)と、外部からの駆動指令に応じて、スイッチング素子(10)をスイッチング駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成回路(6)と、駆動信号を入力し、該駆動信号に従ってスイッチング素子(10)を駆動する駆動回路(9)と、負荷(13)のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいてスイッチング素子(10)がオンされてから一定のマスク時間の経過時に負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路(9)にスイッチング素子(10)の駆動を停止させるスイッチング素子用過電流保護回路(20)と、第1抵抗(18)と第2抵抗(19)との分圧を入力し、該分圧に基づいてスイッチング素子(10)がオンされてからマスク時間の経過時に負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路(9)にスイッチング素子(10)の駆動を停止させる回生素子用過電流保護回路(21)と、マスク時間の経過時にスイッチング素子(10)がオンしているときを負荷(13)の高出力時とし、オフしているときを負荷(13)の低出力時としたとき、駆動指令を入力すると共に該駆動指令が高出力時であるとき、スイッチング素子用過電流保護回路(20)によって負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させ、低出力時であるとき、回生素子用過電流保護回路(21)によって負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させる低出力電圧回路(22)とを備え、回生素子用過電流保護回路(21)は、スイッチング素子(10)がオフすることによって回生素子(11)に流れる回生電流により負荷(13)および回生素子(11)のハイサイド側の電位が上昇し、該上昇に伴って上昇する分圧をモニタすることにより、負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定するようになっていることを特徴とする。
これにより、低出力時には、スイッチング素子(10)のオン時間が短いことを利用してスイッチング素子(10)がオフのときに回生素子(11)に流れる回生電流をモニタすることにより、負荷(13)に過電流が流れたか否かを判定することができる。したがって、スイッチング素子(10)のオン時間が短い低出力時において負荷電流を検出することができる。一方、高出力時には、スイッチング素子(10)が必ずオンしているタイミングで負荷電流を検出することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態で示される負荷駆動装置は、モータ等の負荷をPWM(Pulse Width Modulation)駆動するものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る負荷駆動装置に負荷を接続した負荷駆動システムの全体ブロック図である。この図に示されるように、負荷駆動装置1は、入力処理回路2、差動増幅回路3、LPF4、偏差積分回路5、PWM回路6、電流モニタ専用パルス回路7、過電流保護回路8、駆動回路9、スイッチング素子10、およびダイオード素子11を備えている。
入力処理回路2は、SI端子12を介して外部から入力される駆動指令としての指令信号を一定電圧に電圧変換するものである。駆動指令は、矩形状のパルス信号である。
差動増幅回路3は、負荷13が接続されるM+端子14の電位とM−端子15の電位とを入力し、各端子14、15の電位差を一定の増幅率で増幅する回路である。
LPF4は、差動増幅回路3から入力される電圧信号のうち、低域周波数のみを通過させる回路である。このLPF4により、各端子14、15の電位差の平均電圧が得られる。
偏差積分回路5は、入力処理回路2から入力される一定電圧とLPF4から入力される平均電圧とを比較するものである。偏差積分回路5は、入力処理回路2から入力される一定電圧に対し、一定電圧よりも平均電圧が大きいときには平均電圧を小さくする指令を含ませ、一定電圧よりも平均電圧が小さいときには平均電圧を大きくする指令を含ませて出力する。
PWM回路6は、外部からの駆動指令に応じて駆動信号を生成するものである。具体的には、PWM回路6は、偏差積分回路5から入力される指令に従って、スイッチング素子10を駆動するduty比を決め、該duty比を含む駆動信号を出力する。なお、PWM回路6は、本発明の駆動信号生成回路に相当する。
電流モニタ専用パルス回路7は、PWM回路6から駆動信号を入力し、一定時間ごとに駆動信号のデューティー比を変えて駆動回路9に入力するものである。これは、スイッチング素子10がオンされてから一定の時間をあらわすマスク時間の経過時にスイッチング素子10がオンしている状態となるようにするためである。
マスク時間とは、後述する過電流保護回路8が過電流をモニタするタイミングを示す時間である。つまり、電流モニタ専用パルス回路7は、マスク時間の経過時にスイッチング素子10を強制的にオンさせた状態で過電流保護回路8に負荷13に過電流が流れているか否かを判定させるものである。
すなわち、スイッチング素子10のオン時間が長い高出力時(高負荷印加電圧時)には、マスク時間の経過時にはスイッチング素子10が必ずオンしているものの、スイッチング素子10のオン時間が短い低出力時(低負荷印加電圧時)には、スイッチング素子10が必ずオンしているとは限らず、すでにオフになっている。したがって、電流モニタ専用パルス回路7では、負荷電流を確実にモニタできるスイッチング素子10のオン時間を確保するためのduty比が設定される。なお、以下では、マスク時間の経過時にスイッチング素子10がオンしているときを負荷13の高出力時とし、オフしているときを負荷13の低出力時とする。
また、「一定時間ごとに」というのは、時間そのものが一定である場合に限らず、数パルスごとにという意味も含んでいる。本実施形態では、電流モニタ専用パルス回路7は数パルスごとに駆動信号のデューティー比を変えるようになっている。つまり、「一定時間ごとに」というのは、負荷印加電圧制御に影響しないタイミングを指し、該タイミングに合致した割り込み回数が電流モニタ専用パルス回路7に設定され、定期的に駆動信号のduty比が変えられる。
過電流保護回路8は、M−端子15の電位、すなわち負荷13のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいてスイッチング素子10がオンされてから一定のマスク時間の経過時に負荷13に過電流が流れているか否かを判定するものである。そして、過電流保護回路8は、負荷13に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路9にスイッチング素子10の駆動を停止させるようになっている。
このような過電流保護回路8は、偏差積分回路5から出力される一定電圧とM−端子15の電位とを比較するコンパレータ8aと、誤検出防止のための上記マスク時間が設定されたマスク8bと、過電流を監視する一定時間を計測するタイマ8cとを備えている。
コンパレータ8aは、M−端子15の電位が一定電圧よりも高いとき、過電流が流れていると判定する。マスク8bは、電流モニタ専用パルス回路7から入力される駆動信号に従って、スイッチング素子10をオフさせるタイミングからマスク時間をカウントする。また、タイマ8cは、一定時間として例えば1.7secをカウントする。なお、マスク時間はタイマ8cがカウントする時間よりも十分短い。
したがって、過電流保護回路8は、タイマ8cによって一定時間の計測を開始し、マスク時間の経過時ごとにコンパレータ8aによる判定結果を蓄積していく。そして、タイマ8cによる一定時間の計測終了後に、M−端子15の電位が一定電圧よりも高いという判定結果が一定の回数以上得られると、負荷13に過電流が流れているとして、過電流保護回路8はスイッチング素子10の駆動を停止する停止指令を出力する。一方、M−端子15の電位が一定電圧よりも高いという判定結果が一定の回数以上得られないと、負荷13に過電流は流れていないとして、過電流保護回路8はスイッチング素子10の駆動を停止する指令を出力しない。
駆動回路9は、PWM回路6から駆動信号を入力し、該駆動信号に従ってスイッチング素子10を駆動するものである。また、駆動回路9は、電流モニタ専用パルス回路7からduty比が変えられた駆動信号を入力したとき、該duty比が変えられた駆動信号によって強制的にスイッチング素子10をオンするようになっている。さらに、過電流保護回路8から停止指令を入力したとき、負荷13を過電流から保護するため、スイッチング素子10を強制的にオフする。
スイッチング素子10は、M−端子15とGND端子16との間に接続され、駆動回路によってスイッチング駆動される素子である。スイッチング素子10がオンすると、バッテリ等の電源が接続される+B端子17、M+端子14、負荷13、M−端子15、スイッチング素子10、およびGND端子16という経路が形成され、該経路に電流が流れる。スイッチング素子10として、例えばDMOSトランジスタが採用される。
ダイオード素子11は、M+端子14とM−端子15との間に接続されるいわゆる回生素子であり、スイッチング素子10がオフのときに、負荷13に流れる電流を還流させるものである。以上が、負荷駆動装置1の全体構成である。
負荷13は、スイッチング素子10のオン/オフによってPWM駆動されるものであり、例えばファン等のモータ、フューエルポンプのモータ、エアコンのブロワモータ等が採用される。以上が、負荷駆動システムの全体構成である。
次に、上記負荷駆動装置1における過電流保護の作動について説明する。まず、SI端子12に外部から指令信号が入力されると、入力処理回路2にて一定電圧に変換される。そして、偏差積分回路5では、入力処理回路2から入力される一定電圧とLPF4から入力される各端子14、15の電位差の平均電圧とが比較され、該平均電圧を一定電圧に近づける指令が一定電圧と共にPWM回路6に入力される。
PWM回路6では、偏差積分回路5からの信号に従って、駆動信号のduty比が決められ、駆動信号が生成される。該駆動信号は駆動回路9および電流モニタ専用パルス回路7に入力される。
電流モニタ専用パルス回路7では、駆動信号の数パルスごとにスイッチング素子10を強制的にオンさせるために駆動信号のデューティー比が変えられて駆動回路9に入力される。したがって、駆動回路9では、PWM回路6から入力される駆動信号に従ってスイッチング素子10がスイッチング駆動されるが、電流モニタ専用パルス回路7からデューティー比が変えられた駆動信号が入力されると、該駆動信号に従って強制的にスイッチング素子10がオンされる。
過電流保護回路8では、スイッチング素子10がオンされるタイミングからマスク時間の経過後のM−端子15の電位と偏差積分回路5から出力される一定電圧とが比較される。そして、過電流保護回路8にて、過電流が流れていることを示すM−端子15の電位が一定電圧よりも高いという判定結果が一定の回数以上得られると、スイッチング素子10の駆動を停止する停止指令が駆動回路9に入力され、スイッチング素子10の駆動が停止される。
このような過電流保護の作動において、低出力時における作動を図2に示されるタイミングチャートを参照して説明する。図2では、M+端子14の電位およびグランド電位の各波形が示されている。図2中の「OFF」および「ON」はスイッチング素子10のオフおよびオンを示している。
低出力時では、スイッチング素子10のオン時間が短くなるため、図2に示されるように、過電流保護回路8における電流モニタのタイミング、すなわちスイッチング素子10がオンしてからマスク時間の経過時でスイッチング素子10が既にオフしている。
しかしながら、上述のように、電流モニタ専用パルス回路7によって、数パルスごとに、スイッチング素子10がオンしてからマスク時間の経過時にスイッチング素子10がオンするようにデューティー比が変えられた駆動信号が駆動回路9に入力される。このため、図2に示されるように、過電流保護回路8における電流モニタのタイミングでスイッチング素子10がオンになる。したがって、過電流保護回路8では、確実に負荷13に電流が流れている状態で過電流が流れているか否かが判定される。そして、タイマ8cの計測時間内における判定結果がカウントされ、上記と同様に、該判定結果に基づいてスイッチング素子10の駆動の継続または停止が駆動回路9に指示される。
以上説明したように、本実施形態では、電流モニタ専用パルス回路7において低出力時に駆動信号のデューティー比を変え、過電流保護回路8の電流モニタのタイミングでスイッチング素子10を必ずオンさせることが特徴となっている。
これにより、低出力時で過電流をモニタする際に、電流モニタ専用パルス回路7によってスイッチング素子10を強制的にオンさせることができるため、スイッチング素子10のオン時間が短い低出力時であっても、過電流保護回路8にて負荷に流れる電流を検出することができる。
このように、一パルスのduty比を変えるだけであるので、PWM制御周波数を下げる必要がなく、一定の駆動周波数で負荷13を駆動し続けることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、負荷13に並列に接続されるダイオード素子11に流れる電流を利用して、負荷13に過電流が流れているか否かを判定することが特徴となっている。なお、ダイオード素子11は本発明の回生素子に相当する。
図3は、本実施形態に係る負荷駆動装置1に負荷13を接続した負荷駆動システムの全体ブロック図である。図3では、図1に示される負荷駆動装置1に対し、電流モニタ専用パルス回路7が備えられておらず、また、第1抵抗18、第2抵抗19、スイッチング素子用過電流保護回路20、ダイオード素子用過電流保護回路21、および低出力電圧回路22を備えた構成になっている。その他の構成は、図1に示されるものと同様である。
第1抵抗18および第2抵抗19は、負荷13およびダイオード素子11のハイサイド側とグランド23との間に直列に接続される。なお、グランド23はGND端子16に接続される。
スイッチング素子用過電流保護回路20およびダイオード素子用過電流保護回路21は、第1実施形態で示された過電流保護回路8と同様に負荷13の電流をモニタする機能を有するものである。
スイッチング素子用過電流保護回路20は、負荷13のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいてスイッチング素子10がオンされてから一定のマスク時間の経過時に負荷13に過電流が流れているか否かを判定するものである。そして、スイッチング素子用過電流保護回路20は、負荷13に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路9にスイッチング素子10の駆動を停止させるようになっている。
スイッチング素子用過電流保護回路20は、過電流保護回路8と同様に、コンパレータ20aと、マスク20bと、タイマ20cとを備えている。
また、ダイオード素子用過電流保護回路21は、第1抵抗18と第2抵抗19との分圧を入力し、該分圧に基づいてスイッチング素子10がオンされてからマスク時間の経過時に負荷13に過電流が流れているか否かを判定するものである。そして、ダイオード素子用過電流保護回路21は、負荷13に過電流が流れていると判定したとき、駆動回路9にスイッチング素子10の駆動を停止させるようになっている。
具体的に、ダイオード素子用過電流保護回路21は、スイッチング素子10がオフすることによってダイオード素子11に流れる回生電流により負荷13およびダイオード素子11のハイサイド側の電位が上昇し、該上昇に伴って上昇する分圧をモニタすることにより、負荷13に過電流が流れているか否かを判定する。なお、ダイオード素子用過電流保護回路21は、本発明の回生素子用過電流保護回路に相当する。
ダイオード素子用過電流保護回路21は、過電流保護回路8と同様に、コンパレータ21aと、マスク21bと、タイマ21cとを備えている。
低出力電圧回路22は、入力処理回路2から出力される一定電圧を入力し、該一定電圧に基づいてスイッチング素子用過電流保護回路20およびダイオード素子用過電流保護回路21のいずれか一方に負荷電流をモニタさせるものである。すなわち、低出力電圧回路22は、該一定電圧がスイッチング素子10の高出力時であるとき、スイッチング素子用過電流保護回路20によって負荷13に過電流が流れているか否かを判定させ、該一定電圧が低出力時であるとき、ダイオード素子用過電流保護回路21によって負荷13に過電流が流れているか否かを判定させる。
また、ダイオード素子11は負荷13に並列に接続され、スイッチング素子10がオフのときに回生電流が流れるようになっている。以上が、本実施形態に係る負荷駆動装置1の全体構成である。
次に、図3に示される負荷駆動装置1の過電流保護の作動について、図4を参照して説明する。図4(a)は、高出力時のM+端子の電位のタイミングチャートであり、図4(b)は低出力時のM+端子の電位のタイミングチャートである。
まず、高出力時では、入力処理回路2から出力された一定電圧が高出力時を示すものであるから、低出力電圧回路22から各保護回路20、21のうちスイッチング素子用過電流保護回路20に負荷電流のモニタを行う指示がなされる。
そして、スイッチング素子用過電流保護回路20では、第1実施形態の過電流保護回路8と同様に、スイッチング素子10がオンされるタイミングからマスク時間の経過後のM−端子15の電位と偏差積分回路5から出力される一定電圧とが比較される。高出力時では、図4(a)に示されるように、マスク時間の経過時の電流モニタのタイミングでスイッチング素子10が必ずオンされているため、スイッチング素子用過電流保護回路8にて、M−端子15の電位が偏差積分回路5から出力される一定電圧よりも高いという判定結果がタイマ20cによる計測時間内に一定の回数以上得られると、駆動回路9に停止指令が入力され、スイッチング素子10の駆動が停止される。
一方、低出力時では、入力処理回路2から出力された一定電圧が低出力時を示すものであるから、低出力電圧回路22から各保護回路20、21のうちダイオード素子用過電流保護回路21に負荷電流のモニタを行う指示がなされる。
このような低出力時では、図4(b)に示されるように、スイッチング素子10がオンしてからマスク時間の経過時には既にスイッチング素子10がオフしている。このため、負荷13に流れる負荷電流は、+B端子17、M+端子14、負荷13、M−端子15、およびダイオード素子11という順に流れる。
これにより、M+端子14の電位がダイオード素子11の順方向電圧Vf分だけ上昇するため、第1抵抗18および第2抵抗19の分圧も上昇する。したがって、ダイオード素子用過電流保護回路8では、上昇した分圧がモニタされ、負荷13に過電流が流れているか否かが判定される。
ダイオード素子11の順方向電圧Vfは、スイッチング素子10のオン抵抗に比べてばらつきが大きいと考えられるが、低出力時ではスイッチング素子10のオン時間は短くなるため、負荷駆動装置1自身は、電流を絞った状態に近く、負荷駆動装置1が破壊する心配は少ない。
そして、タイマ21cによる計測時間内に過電流が流れたという判定結果が一定の回数以上得られると、駆動回路9に停止指令が入力され、スイッチング素子10の駆動が停止される。
以上説明したように、本実施形態では、スイッチング素子10の駆動が高出力時であるか、または低出力時であるかに応じて、低出力電圧回路22によって負荷電流をモニタする保護回路20、21を選択し、各保護回路20、21によって過電流が流れているか否かを判定することが特徴となっている。
これにより、高出力時では、スイッチング素子10がオンすることによって負荷13に流れる負荷電流を直接モニタすることができ、過電流が流れているか否かを判定できる。一方、低出力時では、スイッチング素子10がオフのときに、負荷13に並列に接続された回生素子としてのダイオード素子11に負荷電流が流れることで発生する順方向電圧Vfを利用して、過電流が流れているか否かを判定することができる。したがって、スイッチング素子10のオン時間が短い低出力時においても確実に負荷電流を検出することができる。
(他の実施形態)
第1実施形態では、駆動信号のduty比にかかわらず、電流モニタ専用パルス回路7で定期的に駆動信号のduty比を変えていたが、負荷電流のモニタができなくなる低出力時になったときのみ、電流モニタ専用パルス回路7で駆動信号のduty比を変えて、該パルスを駆動回路9に割り込ませても良い。
第2実施形態では、回生素子として負荷13の両端にダイオード素子11を接続しているが、検出精度を上げるため、IGBTなどのオン抵抗を利用することで、負荷電流モニタ精度を上げるようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る負荷駆動装置に負荷を接続した負荷駆動システムの全体ブロック図である。 低出力時におけるM+端子の電位のタイミングチャートを示した図である。 本発明の第2実施形態に係る負荷駆動装置に負荷を接続した負荷駆動システムの全体ブロック図である。 (a)は高出力時のM+端子の電位のタイミングチャートであり、(b)は低出力時のM+端子の電位のタイミングチャートである。
符号の説明
6 駆動信号生成回路
7 電流モニタ専用パルス回路
8 過電流保護回路
9 駆動回路
10 スイッチング素子
11 ダイオード素子
13 負荷
18 第1抵抗
19 第2抵抗
20 スイッチング素子用過電流保護回路
21 ダイオード素子用過電流保護回路
22 低出力電圧回路
23 グランド

Claims (2)

  1. 負荷(13)をスイッチング駆動するスイッチング素子(10)と、
    外部からの駆動指令に応じて、前記スイッチング素子(10)をスイッチング駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成回路(6)と、
    前記駆動信号を入力し、該駆動信号に従って前記スイッチング素子(10)を駆動する駆動回路(9)と、
    前記負荷(13)のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいて前記スイッチング素子(10)がオンされてから一定のマスク時間の経過時に前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、前記負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、前記駆動回路(9)に前記スイッチング素子(10)の駆動を停止させる過電流保護回路(8)と、
    前記駆動信号を入力し、前記スイッチング素子(10)がオンされてから前記マスク時間の経過時に前記スイッチング素子(10)がオンしている状態となるように、一定時間ごとに前記駆動信号のデューティー比を変えて前記駆動回路(9)に入力することで、前記マスク時間の経過時に前記スイッチング素子(10)を強制的にオンさせた状態で前記過電流保護回路(8)に前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させる電流モニタ専用パルス回路(7)とを備えていることを特徴とする負荷駆動装置。
  2. 負荷(13)をスイッチング駆動するスイッチング素子(10)と、
    前記負荷(13)に並列に接続され、前記スイッチング素子(10)がオフのときに回生電流が流れる回生素子(11)と、
    前記負荷(13)および前記回生素子(11)のハイサイド側とグランド(23)との間に直列に接続される第1抵抗(18)および第2抵抗(19)と、
    外部からの駆動指令に応じて、前記スイッチング素子(10)をスイッチング駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成回路(6)と、
    前記駆動信号を入力し、該駆動信号に従って前記スイッチング素子(10)を駆動する駆動回路(9)と、
    前記負荷(13)のローサイド側の電位を入力し、該電位に基づいて前記スイッチング素子(10)がオンされてから一定のマスク時間の経過時に前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、前記負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、前記駆動回路(9)に前記スイッチング素子(10)の駆動を停止させるスイッチング素子用過電流保護回路(20)と、
    前記第1抵抗(18)と前記第2抵抗(19)との分圧を入力し、該分圧に基づいて前記スイッチング素子(10)がオンされてから前記マスク時間の経過時に前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定し、前記負荷(13)に過電流が流れていると判定したとき、前記駆動回路(9)に前記スイッチング素子(10)の駆動を停止させる回生素子用過電流保護回路(21)と、
    前記マスク時間の経過時に前記スイッチング素子(10)がオンしているときを前記負荷(13)の高出力時とし、オフしているときを前記負荷(13)の低出力時としたとき、前記駆動指令を入力すると共に該駆動指令が前記高出力時であるとき、前記スイッチング素子用過電流保護回路(20)によって前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させ、前記低出力時であるとき、前記回生素子用過電流保護回路(21)によって前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定させる低出力電圧回路(22)とを備え、
    前記回生素子用過電流保護回路(21)は、前記スイッチング素子(10)がオフすることによって前記回生素子(11)に流れる回生電流により前記負荷(13)および前記回生素子(11)のハイサイド側の電位が上昇し、該上昇に伴って上昇する前記分圧をモニタすることにより、前記負荷(13)に過電流が流れているか否かを判定するようになっていることを特徴とする負荷駆動装置。
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