JP2009278071A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Yoshihiro Yanai
良広 箭内
Masahito Sugawara
雅仁 菅原
Kenji Ito
健志 伊東
Tadahito Fujisawa
忠仁 藤澤
Takeshi Fujiwara
剛 藤原
Yasuhiko Sato
康彦 佐藤
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】レジスト、または、レジストの下地のマスク材等の膜厚ばらつきによらず、適正
フォーカスで半導体ウエハを露光する。
【解決手段】本発明は、半導体ウエハ上に第1マスク材を形成する工程と、前記第1マス
ク材の膜厚測定をする工程と、前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、前
記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、前記レジストを露光する工程とを具備し
、前記第1マスク材の膜厚に応じて前記レジストを露光する工程のフォーカス値を適正フ
ォーカスに調整する。その結果、レジストの下地のマスク材の膜厚ばらつきによらず、適
正フォーカスで半導体ウエハを露光することができる。


【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係わり、レジストの下地にマスク材を用いる場合の
露光方法に関する。
デバイスパターンの微細化に伴い、露光マージンの減少により歩留りの低下が問題にな
っている。特に微細パターンで焦点深度が厳しいデバイスレイヤーについては、露光前に
下地段差を無くすための上面の平坦化処理がなされている。また、それと同時に、リソグ
ラフィプロセスでは、露光処理基板上の下地酸化膜、必要に応じて下地酸化膜を加工する
ためのマスク材料膜の膜厚ばらつきによって生じる露光量変動や、フォーカスばらつきが
生じる。
そこで、特許文献1及び2のようなオートフォーカス機能を用いて焦点深度を適正フォー
カスにする解決方法がある。
しかし、適正フォーカスを検出する際に出されるオートフォーカス光(略して「FA光」
と称する場合がある)に対して透過性を有する、例えば、基板の下地膜厚やマスク材料膜
、及び、反射防止やレジスト膜等の膜種についての微小な膜厚変動、もしくは、膜構造の
変動(具体的には、屈折率や消衰係数のロット間やウエハ面内の変動)の影響により、オ
ートフォーカス光の焦点位置が騙される。その結果、実際の露光光との焦点位置に差が生
じるため、結果的には、露光フォーカスずれ引き起こし、露光マージンを低下させる問題
を起こしていた。
特開2000−9991号公報 特開平8−250406号公報
本発明は上記点に鑑み、レジスト、または、レジストの下地のマスク材等の膜厚ばらつ
きによらず、適正フォーカスで半導体ウエハを露光する、半導体装置の製造方法を提供す
る。
半導体ウエハ上に第1マスク材を形成する工程と、前記第1マスク材の膜厚測定をする
工程と、前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、前記第2マスク材上にレ
ジストを塗布する工程と、前記レジストを露光する工程とを具備し、前記第1マスク材の
膜厚に応じて前記レジストを露光する工程のフォーカス値を適正フォーカス値に調整する
ことを特徴としている。
本発明によれば、レジスト、または、レジストの下地のマスク材等の膜厚ばらつきによ
らず、適正フォーカスで半導体ウエハを露光することができる。
図1は露光される半導体ウエハの構成図である。 図2は露光処理のフロー図であり、図2(a)は従来の露光処理のフロー図であり、図2(b)は第1の実施形態に係る露光処理のフロー図である。 図3は第2マスク材と適正フォーカス値の関係を示した概略図である。 図4はフォーカス値を決定する手順を示すフロー図であり、図4(a)は第1適正フォーカス値を決定するフロー図であり、図4(b)は図3の関係を求めるためのフロー図である。 図5は第1の実施形態の変形例に係る露光処理のフロー図であり、図5(a)は第2マスク材塗布後に第1マスク材の膜厚を測定する場合の露光処理のフロー図であり、図5(b)はBake後に第1マスク材の膜厚を測定する場合の露光処理のフロー図である。 図6は半導体ウエハのショット図である。 図7は半導体ウエハ内における第2マスク材の膜厚依存を示す概略図である。 図8は第2の実施形態に係る露光処理のフロー図である。 図9はLotの露光処理の順序を示す図である。 図10は第4の実施形態に係る露光処理のフロー図である。 図11は第5の実施形態に係る露光処理のフロー図である。 図12は下地膜の段差と適正露光量等の関係を示した概略図である。 図13は第5の実施形態の変形例に係る露光処理のフロー図であり、図13(a)は第1マスク材塗布後に下地膜の段差を測定する場合の露光処理のフロー図であり、図13(b)は第2マスク材塗布後に下地膜の段差を測定する場合の露光処理のフロー図であり、図13(c)は第1マスク材塗布前に下地膜の段差を測定する場合の露光処理のフロー図である。 図4は第6の実施形態に係る露光処理のフロー図である。 図15は下地膜の段差部分のレジスト膜厚と適正露光量等の関係を示した概略図である。 図16は第7の実施形態におけるショット内の下地膜の段差上のレジストの膜厚とウエハ面内の依存性の関係を示した図であり、図16(a)は半導体ウエハのショット図であり、図16(b)はそれぞれのショットにおける露光される半導体ウエハの構成の断面図であり、図16(c)はショット内の位置A及びBのX軸方向におけるウエハの面内傾向を示した概略図である。 図17は第7の実施形態の変形例に係るレジスト膜厚を測定するショットを示した半導体ウエハのショット図である。 図18は第8の実施形態に係る露光される半導体ウエハの構成図である。 図19は露光工程毎にフォーカスずれ量を管理する概略図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、
同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なもので
あり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、図
面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論であ
る。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は本発明に係る半導体装置の製造方法であり、露光前に下地膜の膜厚を
測定し、この下地膜の膜厚に応じてレジストを露光する際のフォーカス値を適正にする方
法である。
図1に露光される半導体ウエハの構成を示す。図1に示されるように、半導体ウエハ1
上に、エッチング対象となる酸化膜2が形成されている。この酸化膜2上には、例えば、
C含有量の多い塗布膜である第1マスク材3、この第1マスク材3上に形成された、例え
ば、SOG(Spin On Glass)を用いた第2マスク材4が形成されている。
この第2マスク材4上にレジスト5が塗布されている。なお、この第2マスク材4は反射
防止膜としても用いられる。
このレジスト5を、フォトマスクを介して露光することにより、デバイスパターンをレ
ジスト5に転写する。このレジスト5をマスクにして、第1マスク材3及び第2マスク材
4をエッチングして、マスクを形成する。その後、このマスクによりエッチング対象とな
る酸化膜2をエッチングする。
ここで、通常、適正フォーカス値は、条件だしと言われる工程において、露光量とフォ
ーカスを振った条件だしと呼ばれる処理を行い、半導体装置の良品が得られる範囲、いわ
ゆる露光マージンを求め、そのセンター条件を露光装置の露光量設定値、及び、適正フォ
ーカス設定値として決定する。このフォーカス値を第1適正フォーカス値とする。
図2(a)は、従来のリソ工程における露光処理フローを示す。まず、ステップS1に
おいて、酸化膜2上に第1マスク材3を塗布する。その後、ステップS2において、第1
マスク材3の上に第2マスク材4を塗布し、その後、ステップS3において第2マスク材
4上にレジスト5を塗布する。その後、ステップS4において、Bakeすることによっ
て、レジスト中の水分を蒸発させ、ステップS5において、フォトマスクを介して第1適
正フォーカス値により露光することによりデバイスパターンをレジスト5に転写する。そ
の後、ステップS6において、Bakeすることによりレジストを硬化させ、ステップS
7において、現像することにより、ポジレジストなら光が感光した部分が取り除かれる。
しかし、上述した問題により、第1フォーカス値では第1マスク材3に対して膜種につ
いての微小な膜厚変動の影響により、実際に最適である適正フォーカス値と第1適正フォ
ーカス値の焦点位置に差が生じる。その結果、露光フォーカスずれ引き起こし、露光マー
ジンが低下してしまう。
そこで発明者は、図2(b)に示したように、リソ工程以前の成膜プロセス中の中から
、あらかじめ露光フォーカスずれに影響が大きい工程を見つけ出し、リソ工程の露光前に
膜厚情報から最適となる第2適正フォーカス値を求め、露光処理を行うことを発明した。
具体的には、図2(b)のステップS1とステップS2の間に、第1マスク材3の膜厚
測定を行うステップS8を追加した。ここで、第1マスク材3と適正フォーカス値の関係
は図3のようになっている。すなわち、第1マスク材3の膜厚に比例して適性フォーカス
値が深くなる傾向にある。
そこで、この図3の関係を用いて、ステップS8で得た膜厚値から第1適正フォーカス
値を真の適正フォーカス値である第2適正フォーカス値に調整し、第2適正フォーカス値
によってステップS5の露光を行なう。
この結果、これまでは、考慮できなかった下地膜厚等の変動によるAF光の焦点検出位
置のずれを補正して露光処理を行うことでき、フォーカスずれが大きく改善でき、露光マ
ージンの向上がなされ歩留りの改善がなされた。
また、第1マスク材3に代えて第2マスク材4の膜厚を測定し、第2マスク材4と適正
フォーカス値の関係を求めておき第1適性フォーカス値を調整することも可能である。
また、第1マスク材3だけでなく、例えば、第2マスク材4と適正フォーカス値の関係
を求めておき複合化して第1適性フォーカス値を調整することも可能である。この場合、
調整パラメータが増えるので第2適正フォーカス値の値を正確に求めることができる。
ここで、第1フォーカス値は、図4(a)の第1フォーカス値決定フローにより求めら
れる。すなわち、あらかじめ、所定の下地を形成したサンプルウエハを用意しS11、こ
のサンプルウエハにフォーカス値をショット毎に振りながら露光を行いS12、例えば、
CD SEMにてレジストの寸法を測定しS13、この測定の結果、最も露光マージンの
大きいフォーカスを第1フォーカス値として決定するS14。
また、図3に示す関係は、図4(b)のフローによって算出される。下地の第1マスク
材3の膜厚を振ったサンプルウエハを少なくとも3枚用意するS21。続いて、S12〜
S13と同様に、それぞれのサンプルウエハ毎に露光、レジスト寸法の測定を行うS22
、S23。次に、それぞれのサンプルウエハごとに最も露光マージンの大きいフォーカス
をそれぞれ求めるS24。その結果を、横軸を第1マスク材の膜厚、縦軸を露光マージン
の大きいフォーカス値としてプロットするS25。その結果、図3の関係が得られる。
[第1の実施形態の変形例]
図5のフローに第1の実施形態の変形例を示す。ここで、第1の実施形態と異なる点は
、第1マスク材3を測定する位置が異なることである。この第1の実施形態の変形例では
、図5(a)に示すように、第2マスク材塗布S32後に、図5(b)に示すようにBa
keS44後に第1マスク材3の膜厚を測定S38、S48している。
例えば、UV光のような、レジスト5、または、第2マスク材4を透過する光を用いれ
ば図5(a)、(b)に示すステップにおいても第1マスク材3の膜厚測定は可能である
。すなわち、第1マスク材3の塗布後から露光前であれば、膜厚測定順序は問わない。
その結果、第1の実施形態の効果に加えて、第1マスク材3の膜厚測定の位置を、工程
の状況に応じて臨機応変に対応できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、半導体ウエハのショット毎に第2適正フォーカス値を算出し、露光
フォーカスを適正化するものである。ここで、ショットとは、半導体ウエハ上に1回で露
光される領域であり、半導体ウエハ1枚あたり10〜100ショット程度行なわれる。こ
こで、図6に半導体ウエハのショット図を示す。ここで、ショットは半導体ウエハの中央
から周辺に至るまで円形状に配置されている。
ここで、第1マスク材3及び第2マスク材4等の下地等の成膜工程は半導体ウエハ面内
の膜厚依存性が高い。すなわち、半導体ウエハの中央部よりも周辺部の方膜厚が厚い、ま
たは、その逆になる傾向にある。その結果、全てのショットにおいて、同じフォーカス値
を用いても、半導体ウエハの中央部と周辺部では適正フォーカス値が異なってくる。
そこで、発明者は、ショット毎、もしくは、動径方向に対する下地等の膜厚変動分布を
あらかじめ求めておき、ウエハ面内を、露光フォーカス設定値を補正しながら露光するこ
とで、フォーカスずれの影響を抑えることを発明した。
ここで、第2マスク材4を例に挙げて説明するが、第1マスク材3も同様のことが言え
る。図6に斜線で示した位置において第2マスク材4の膜厚測定を行う。その結果、図7
に示すような、横軸にウエハの中心を0としたウエハの中心からの距離を、縦軸に第2マ
スク材4の膜厚をプロットすることにより、第2マスク材4の膜厚のウエハの動径方向依
存性が求められる。なお、第2マスク材4の測定位置は、少なくとも、半導体ウエハ中心
部、最端部、中央部と最端部の中間付近の3点あればよく、この測定位置を増やすことに
より、第3適正フォーカス値の適正度が向上する。
この図7に示す関係を用いて、図8に示すフローによりショットごとの適正フォーカス
値である第3適正フォーカス値を算出する。図8に示すように、S58において任意のシ
ョット毎に第2マスク材4の膜厚測定を行う。その結果を図7の関係を用いて、S55の
露光工程において、ショット毎にステップS58で得た膜厚値と、半導体ウエハ内のショ
ットの位置から第1適正フォーカス値を真の適正フォーカス値である第3適正フォーカス
値に調整し、第3適正フォーカス値によってステップS55の露光を行う。なお、第3適
正フォーカス値を算出するのに用いる半導体ウエハ中心からのショットの距離は、半導体
ウエハの中心からショット内の第2マスク材の膜厚を測定した位置にするのが好ましい。
ショット内の第1マスク材の膜厚を最も正確に示しているからである。
この結果、第1の実施形態に示された効果に加えて、ショット毎に適正なフォーカス値
である第3適正フォーカス値によって露光することにより、露光マージンの向上がなされ
歩留りの改善ができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、膜厚変動履歴から、処理が近いものから加重的な平均処理を用いて
適正フォーカス値を決めるものである。通常半導体ウエハは、例えば、25枚で1Lot
を構成し、このLotに属する半導体ウエハが連続して露光される。すなわち、別Lot
の半導体ウエハでは露光処理される時間にかなりの差が生じる場合がある。ここで、露光
処理される時間が異なれば、湿度、レジストの質等が変化することにより最適フォーカス
値が変化する場合がある。
そこで、発明者は、処理が近いものから加重的な平均処理を用いて適正フォーカス値を
決めることを発明した。図9に示すように処理ロット(LotN)を処理する第4適正フ
ォーカス値Fをロット(LotN−m)からロット(LotN−1)までの加重的な平
均処理を用いて算出する物である。なお、N、nは自然数であり、N>mの関係を有する
。ここで、加重的な平均処理とは一般的に言われていることなので説明を省略する。
また、第1マスク材3または第2マスク材4の膜厚測定を、例えば、2Lot毎、5L
ot毎と間隔を大きくすることも可能である。その結果、、第1マスク材3または第2マ
スク材4の膜厚測定時間を省略できる。
この結果、第1の実施形態に示された効果に加えて、Lot毎に適正なフォーカス値で
ある第4適正フォーカス値によって露光することにより、露光マージンの向上がなされ歩
留りの改善ができる。なお、第2の実施形態を合せて行うことにより露光マージンの向上
がなされることは言うまでもない。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は露光パターン形成後に第1マスク材の膜厚を測定するものである。
図10に示すフローにより露光パターン形成後の適正フォーカス値である第5適正フォ
ーカス値を算出する。ここで、この第5適性フォーカス値は、処理された半導体ウエハ、
例えば、ウエハNにはこの第4適正フォーカス値をフィードバックすることはできない。
しかし、次に処理されるウエハN+1にフィードフォワードすることができる。
その結果、第1の実施形態に加えて、直前のウエハの適正な第5適性フォーカス値によ
って、直後に露光処理される半導体ウエハを処理することができ、露光マージンの向上が
なされ歩留りの改善ができる。また、第2及び第3の実施形態と組み合わせることにより
、露光マージンの向上がなされることは言うまでもない。また、露光パターン形成後にお
いては、Scattterometry(光散乱計測)による
OCD技術を用いることにより、レジストパターン寸法測定と同時に上記計測を行うこと
により工程簡略化ができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態は、露光前に下地膜の段差を測定し、この下地膜の段差に応じてレジス
トを露光する際のフォーカス値を適正にする方法である。
ここで、第1適正露光量等では下地膜である酸化膜2の段差変動の影響により上層のレ
ジスト5の膜厚が変動するという問題がある。そのため、実際に最適である適正フォーカ
ス値及び適正露光量(以下、適正フォーカス値及び適正露光量を合わせて「適正露光量等
」とする)と第1適正露光量等に差が生じる。その結果、露光マージンが低下してしまう
図11に、第5の実施形態における露光処理フローを示す。まず、ステップS61にお
いて、酸化膜2上に第1マスク材3を塗布する。その後、ステップS62において、第1
マスク材3の上に第2マスク材4を塗布し、その後、ステップS63において第2マスク
材4上にレジスト5を塗布する。その後、ステップS64において、Bakeすることに
よって、レジスト中の水分を蒸発させ、ステップS65において、フォトマスクを介して
第1適正フォーカス値及び第1適正露光量により露光することによりデバイスパターンを
レジスト5に転写する。その後、ステップS66において、Bakeすることによりレジ
ストを硬化させ、ステップS67において、現像することにより、ポジレジストなら光が
感光した部分が取り除かれる。
しかし、上述した問題により、第1適正露光量等では下地膜である酸化膜2の段差変動
の影響により上層のレジスト5の膜厚が変動する。そのため、実際に最適である適正フォ
ーカス値及び適正露光量と第1適正露光量等に差が生じる。その結果、露光マージンが低
下してしまう。
そこで発明者は、図11に示したように、酸化膜2の段差情報から最適となる第6適正
露光量等を求め、露光処理を行うことを発明した。ここで、酸化膜2の段差測定位置はシ
ョット内の任意の位置で良いが、それぞれのショット間では同じ位置の段差を測定する。
具体的には、図11のステップS61の前に、酸化膜2の段差測定を行うステップS6
8を追加した。ここで、酸化膜2の段差と適正露光量の関係は例えば図12のようになっ
ている。すなわち、酸化膜2の段差に比例して適正露光量が変化する傾向にある。
そこで、この図12のグラフを用いて、ステップS68で得た酸化膜2の段差から第1
適正露光量等を真の適正露光量等である第6適正露光量等に調整し、第6適正露光量等に
よってステップS65の露光を行なう。
この結果、これまでは、考慮できなかった下地膜の段差の変動による適正露光量等のず
れを補正して露光処理を行うことでき、露光マージンの向上がなされ歩留りの改善がなさ
れた。
また、酸化膜2の段差測定位置をショット内で複数個設けることにより、下地膜の段差
の変動をより正確にとらえることができ、さらなる露光マージンの向上ができる。
ここで、第6適正露光量等を算出する図12に示したグラフは、第1の実施形態と同様
に求められる。あらかじめ、酸化膜2の段差を変化させたサンプルウエハを複数枚用意す
る。それぞれのサンプルウエハにフォーカス値及び露光量をショット毎に振りながら露光
を行い、例えば、CD SEMにてレジストの寸法を測定し、それぞれのサンプルウエハ
につき最も露光マージンの大きいフォーカス及び露光量を決定する。この測定の結果、酸
化膜2の段差と最も露光マージンの大きいフォーカス及び露光量の関係を求めることによ
り、図12のグラフが得られる。
また、第5の実施形態は第2〜4の実施形態にも適用できる。半導体ウエハのショット
毎に第6適正露光量等を算出し、露光量を適正化する(第2の実施形態)、処理が近いも
のから加重的な平均処理を用いて適正露光量等を決める(第3の実施形態)及び次に処理
されるウエハN+1にフィードフォワードする(第4の実施形態)ことも可能である。
[第5の実施形態の変形例]
図13のフローに第5の実施形態の変形例を示す。ここで、第5の実施形態と異なる点
は、酸化膜2の段差を測定する位置が異なっていることである。この第5の実施形態の変
形例では、図13(a)に示すように、第1マスク材塗布S61後に、図13(b)に示
すように第2マスク材塗布後S62後に、をそれぞれ段差測定S68(a)、S68(b
)している。
すなわち、酸化膜2の形成後から露光前であれば、段差測定順序は問わない。その結果
、第5の実施形態の効果に加えて、酸化膜2の段差測定の位置を、工程の状況に応じて臨
機応変に対応できる。
また、図13(a)に示す場合は、酸化膜2と第1マスク材3の段差を合わせて測定す
ることになる。その結果、酸化膜2の段差に加え、第1マスク材3の膜厚バラツキも考慮
した第6適正露光量等で露光することが可能になる。
また、図13(b)に示す場合は、酸化膜2、第1マスク材3及び第2マスク材4の段
差を合わせて測定することになる。その結果、酸化膜2の段差に加え、第1マスク材3及
び第2マスク材4の膜厚バラツキも考慮した第6適正露光量等で露光することが可能にな
る。
また、図13(c)に示すように酸化膜2がいわゆるハードマスクである場合には酸化
膜2の形成S60の前に、半導体ウエハ1の段差の測定S68(c)を行うことも可能で
ある。下地である半導体ウエハ1の段差により酸化膜2の段差が形成されるからである。
なお、酸化膜2の下地は半導体ウエハ1に限らず、導電体や絶縁膜であってもよい。
その結果、第5の実施形態の効果に加えて、段差測定の位置を、工程の状況に応じて臨
機応変に対応できる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態は、酸化膜の段差測定に代えて、この段差部分のレジストの膜厚を測定
し、露光する際の露光量等を適正にする方法である。
図14に、第6の実施形態における露光処理フローを示す。まず、ステップS71にお
いて、酸化膜2上に第1マスク材3を塗布する。その後、ステップS72において、第1
マスク材3の上に第2マスク材4を塗布し、その後、ステップS73において第2マスク
材4上にレジスト5を塗布する。その後、ステップS74において、Bakeすることに
よって、レジスト中の水分を蒸発させ、ステップS75において、フォトマスクを介して
第1適正フォーカス値及び第1適正露光量等により露光することによりデバイスパターン
をレジスト5に転写する。その後、ステップS76において、Bakeすることによりレ
ジストを硬化させ、ステップS77において、現像することにより、ポジレジストなら光
が感光した部分が取り除かれる。
しかし、第1適正露光量等では下地膜である酸化膜2の段差変動の影響により上層のレ
ジスト5の膜厚が変動する。そのため、実際に最適である適正露光量等と第1適正露光量
等に差が生じる。その結果、露光マージンが低下してしまう。
そこで発明者は、図14に示したように、酸化膜2の段差部分のレジスト5の膜厚から
最適となる第7適正露光量等を求め、露光処理を行うことを発明した。ここで、レジスト
5の膜厚測定位置は酸化膜2の段差が形成されている位置であれば任意の位置で良いが、
それぞれのショット間では同じ位置の段差を測定する。
具体的には、図14のステップS73とステップS74の間に、レジスト5の膜厚測定
を行うステップS78を追加した。ここで、酸化膜2の段差と適正露光量の関係は例えば
図15のようになっている。すなわち、レジスト5の膜厚に比例して適正露光量が変化す
る傾向にある。
そこで、この図15のグラフを用いて、ステップS78で得たレジスト5の膜厚から第
1適正露光量等を真の適正露光量等である第7適正露光量等に調整し、第7適正露光量等
によってステップS75の露光を行なう。
この結果、これまでは、考慮できなかった下地膜の段差の変動による適正露光量等のず
れを補正して露光処理を行うことでき、露光マージンの向上がなされ歩留りの改善がなさ
れた。
また、レジスト5の膜厚測定位置をショット内で複数個設けることにより、下地膜の段
差の変動をより正確にとらえることができ、さらなる露光マージンの向上ができる。
ここで、図15に第7適正露光量等を算出するグラフを示す。このグラフは、第5の実
施形態と同様に求められる。あらかじめ、レジスト5の膜厚を変化させたサンプルウエハ
を複数枚用意する。それぞれのサンプルウエハにフォーカス値及び露光量をショット毎に
振りながら露光を行い、例えば、CD SEMにてレジストの寸法を測定し、それぞれの
サンプルウエハにつき最も露光マージンの大きいフォーカス及び露光量を決定する。この
測定の結果、段差部分のレジスト5の膜厚と最も露光マージンの大きいフォーカス及び露
光量の関係を求めることにより、図15のグラフが得られる。
また、図15のグラフはサンプルウエハを用いず、リソグラフィシュミレーションから
求めることも可能である。その結果、サンプルウエハが不要になり、簡易に段差部分のレ
ジスト5の膜厚と最も露光マージンの大きいフォーカス及び露光量の関係を求めることが
できる。
また、第6の実施形態は第2〜4の実施形態にも適用できる。半導体ウエハのショット
毎に第7適正露光量等を算出し、露光量を適正化する(第2の実施形態)、処理が近いも
のから加重的な平均処理を用いて適正露光量等を決める(第3の実施形態)及び次に処理
されるウエハN+1にフィードフォワードする(第4の実施形態)ことも可能である。
[第7の実施形態]
第7の実施形態は、半導体ウエハのショット内の複数の位置の段差上のレジスト膜厚を
測定することにより適正露光量等を算出し、露光量等を適正化するものである。
図16にショット内の酸化膜2の段差上のレジスト5の膜厚とウエハ面内の依存性の関
係を図示する。なお、断面図において半導体ウエハ1、第1マスク材3及び第2マスク材
4は便宜上省略する。図16(a)に半導体ウエハのショット図を、図16(b)にそれ
ぞれのショットにおける露光される半導体ウエハの構成の断面図を示す。ここで、図16
(b)において、X方向の正方向で高くなる下地膜の段差を位置Aと、X方向の負方向で
高くなる下地膜の段差を位置Bとする。
ウエハの中心CET付近においては、位置A、B上のレジスト5の膜厚はほぼ同じであ
る。しかし、X方向の小さいウエハ外周EDG1においては、位置A上のレジスト5の膜
厚は厚くなるが、位置B上のレジスト5の膜厚は薄くなる。一方、X方向の大きいウエハ
外周EDG2においては、位置A上のレジスト5の膜厚は薄くなるが、位置B上のレジス
ト5の膜厚は厚くなる。
ここで、位置A及びBのX軸方向におけるウエハの面内傾向は図16(c)に示すよう
になる。このように面内傾向が異なることは、レジスト5がスピンコートにより形成され
ることから容易に想像できる。
そこで、発明者はショット内においてレジスト5のウエハ面内傾向が異なる箇所を複数
測定することにより、露光量等を適正化することを発明した。
ここで、第7の実施形態における露光処理フローは第6の実施形態と同様であるので省
略する。ここで、第6の実施形態と異なる点は、それぞれのショット内において複数の位
置における段差上のレジスト5の膜厚を測定することである。この複数のレジスト5の膜
厚から半導体ウエハ内のショット毎に第1適正露光量等を真の適正露光量等である第7適
正露光量等によってステップS75の露光を行う。
ここで、第7適正露光量等を算出する関係式は、第6の実施形態と同様に求められる。
ただし、第6の実施形態に加えて、ショット内において複数の位置、例えば、図16(b
)の位置Aと位置Bにおける段差上のレジスト5の膜厚も測定する。
この測定の結果、複数の位置(例えば、位置A及び位置B)のレジスト5の膜厚と最も
露光マージンの大きいフォーカス及び露光量の関係を求めることができる。ここで、ステ
ップ78の膜厚測定結果から得られた複数の位置におけるレジスト5の膜厚と上記関係か
らもっとも露光マージンが大きくなるようなフォーカス及び露光量を第7適正露光量等と
して算出する。その結果、第6の実施形態よりも露光マージンの向上ができる。
[第7の実施形態の変形例]
第7の実施形態の変形例は、ステップS78のレジスト5の膜厚測定をウエハの全ショ
ットおこなうのではなく、数ショット行うことによりウエハのレジスト5の膜厚傾向を推
測することにより第7適正露光量等を算出するものである。
例えば、図17に示すようにウエハの中心からX軸の正方向及びY軸の正方向のショッ
トにおける段差上のレジスト5の膜厚を測定する。そのレジスト5の膜厚測定結果から、
ウエハ全面におけるレジスト5の面内傾向を予測する。レジスト5の膜厚を測定していな
いショットにおいては、第7適正露光量等はこの予測に基づいて算出する。その結果、膜
厚の測定時間を短縮することができる。
[第8の実施形態]
第8の実施形態は、第5乃至第7の実施形態と比べて半導体ウエハの構成が異なる。具
体的には、第1マスク材3及び第2マスク材4が無い点である。
図18に露光される半導体ウエハの構成を示す。図18に示されるように、半導体ウエ
ハ1上に、エッチング対象となる酸化膜2が形成されている。この酸化膜2上には、レジ
スト5が塗布されている。このように、第1マスク材3及び第2マスク材4が無くても第
1適正露光量等では下地膜である酸化膜2の段差変動の影響により上層のレジスト5の膜
厚が変動するという問題が生じるからである。
第8の実施形態における露光処理フローは、酸化膜2上に第1マスク材3を塗布するス
テップS61、S71と、第1マスク材3の上に第2マスク材4を塗布するステップS6
2、S72が無い点を除いて第5乃至第7の実施形態の露光処理フローと同様である。
この第8の実施形態においても、第5乃至第7の実施形態と同様の効果が得られる。
[その他]
また、図19に示したように、露光工程毎(例えば、工程Aが第1層の露光工程、工程
Bが第1層の上層にある第2層を露光する第2露光工程・・・)に下地膜厚等変動または
下地膜の段差に対するフォーカス、露光量のずれ量を管理し、データベース化して、集中
管理することも望ましい形態である。また、本実施形態においては、下地膜等の膜厚変動
によるAF焦点位置の変動と露光光自体のフォーカス位置の変動を実際の膜厚振りを行い
、フォーカス位置ずれ量を実験から求め、ライブラリー化することを示したが、実験に限
定される必要はなく、AF光、及び、露光光のそれぞれについてのフォーカス位置の下地
膜厚依存性をシミュレーションにより求め、露光設定フォーカス値にフィードバック、も
しくは、フィードフォワードしてもよい。
1:半導体ウエハ、2:酸化膜、3:第1マスク材、4:第2マスク材、5:レジスト

Claims (10)

  1. 半導体ウエハ上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材の膜厚測定をする工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1マスク材の膜厚に応じて前記レジストを露光する工程のフォーカス値を適正フ
    ォーカス値に調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 第1ショット及び第2ショットを有する半導体ウエハ上に第1マスク材を形成する工程
    と、
    前記第1及び第2ショットの前記第1マスク材の膜厚測定をする工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記第1及び第2ショットの前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1ショットの前記第1マスク材の膜厚に応じて前記第1ショットの前記レジスト
    を露光する工程のフォーカス値を適正フォーカス値に調整し、
    前記第2ショットの前記第1マスク材の膜厚に応じて前記第2ショットの前記レジスト
    を露光する工程のフォーカス値を適正フォーカス値に調整することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. 前記適正フォーカス値は、前記適正フォーカス値となる前記第1マスク材の基準膜厚と
    測定された前記第1マスク材の膜厚の差から算出されることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. N枚(Nは自然数)の半導体ウエハを1枚目からN枚目まで露光する半導体装置の製造
    方法において、
    それぞれの前記半導体ウエハ上に第1マスク材を形成する工程と、
    それぞれの前記半導体ウエハ上における前記第1マスク材の膜厚測定し、第1乃至第N
    膜厚を記憶する工程と、
    それぞれの前記半導体ウエハ上における前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する
    工程と、
    それぞれの前記半導体ウエハ上における前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程
    と、
    それぞれの前記半導体ウエハ上における前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1乃至第N−1膜厚の加重平均を用いて前記N枚目の半導体ウエハ上における前
    記レジストを露光する工程のフォーカス値を適正フォーカス値に調整することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1マスク材の膜厚測定は、前記第2マスク材を形成すると同時に行うことを特徴
    とする請求項1乃至4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 半導体ウエハ上に段差を有する加工対象膜を形成する工程と、
    前記被加工膜上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記被加工膜の前記段差上の前記レジストの膜厚を測定する工程と、
    前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記レジストの膜厚に応じて前記レジストを露光する工程の露光量等を適正露光量等に
    調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 半導体ウエハ上の加工対象膜の段差を測定する工程と、
    前記加工対象膜上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記レジストの膜厚を測定する工程と、
    前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記加工対象膜の段差に応じて前記レジストを露光する工程の露光量等を適正露光量等
    に調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 第1ショット及び第2ショットを有する半導体ウエハにおいて、
    前記半導体ウエハ上の前記第1及び第2ショットのそれぞれに段差を有する加工対象膜
    を形成する工程と、
    前記加工対象膜上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記第1及び第2ショットの前記加工対象膜の前記段差上の前記レジストの膜厚測定を
    する工程と、
    前記第1及び第2ショットの前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第1ショットの前記レ
    ジストの膜厚に応じて露光量等を第1適正露光量等に調整し、
    前記第2ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第2ショットの前記レ
    ジストの膜厚に応じて露光量等を第2適正露光量等に調整することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  9. 第1ショット及び第2ショットを有する半導体ウエハにおいて、
    前記半導体ウエハ上に段差を有する加工対象膜を形成する工程と、
    前記第1ショット及び第2ショットの前記加工対象膜の前記段差を測定する工程と、
    前記加工対象膜上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    前記第1及び第2ショットの前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第1ショットの前記加
    工対象膜の段差に応じて露光量等を第1適正露光量等に調整し、
    前記第2ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第2ショットの前記加
    工対象膜の段差に応じて露光量等を第2適正露光量等に調整することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  10. 第1ショット及び第2ショットを有する半導体ウエハにおいて、
    前記半導体ウエハ上の前記第1及び第2ショットのそれぞれに複数の段差を有する加工
    対象膜を形成する工程と、
    前記加工対象膜上に第1マスク材を形成する工程と、
    前記第1マスク材上に第2マスク材を形成する工程と、
    前記第2マスク材上にレジストを塗布する工程と、
    それぞれのショット内において前記加工対象膜の複数の前記段差上の前記レジストの膜
    厚測定をする工程と、
    前記第1及び第2ショットの前記レジストを露光する工程と
    を具備し、
    前記第1ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第1ショットの前記レ
    ジストの複数の前記段差上の膜厚に応じて露光量等を第1適正露光量等に調整し、
    前記第2ショットの前記レジストを露光する工程において、前記第2ショットの前記レ
    ジストの複数の前記段差上の膜厚に応じて露光量等を第2適正露光量等に調整することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017062452A (ja) * 2014-11-28 2017-03-30 日立化成株式会社 配線基板の製造方法、データ補正装置、配線パターン形成システム及びデータ補正方法
JP2020161635A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 キヤノン株式会社 成形方法、成形装置、インプリント方法、および物品の製造方法

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