JP2009277579A - 回路遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、製造費用引き下げのため部品点数を抑えることのできる回路遮断器1を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明に係る回路遮断器1は、回路遮断器1のケース2の短手面に設けられた過電流調整用の調整ねじを挿通する調整穴13を施蓋する蓋体15に係止突起15cを設ける一方、調整穴13近傍に被係止部16を形成し、蓋体15でケース2が分解してしまわないように確実に係止させることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明に係る回路遮断器1は、回路遮断器1のケース2の短手面に設けられた過電流調整用の調整ねじを挿通する調整穴13を施蓋する蓋体15に係止突起15cを設ける一方、調整穴13近傍に被係止部16を形成し、蓋体15でケース2が分解してしまわないように確実に係止させることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、回路遮断機構を内蔵させる、ケースが複数分割された部材を組み立てて構成される回路遮断器に関するものである。
回路遮断器31は、ケース32に回路遮断機構を内蔵させ、ケース32は複数に分割された部材をそれぞれ互いに係止または、内部の機構に影響しない位置にピン33を挿通し、このピン33をかしめて部材を固定し構成していた。ピン33により、ケース32が分解されないようになっている。
従来、回路遮断器31には、温度によって変位するバイメタルを備え、その性質を利用して過電流が流れた場合に、バイメタルを変位させ回路をオン・オフさせるハンドルを動作させる掛合片に係合することで、回路を遮断する機構を持っている。
バイメタルと掛合片の係合の動作時間を一定のものにするため、過電流調整という作業が行われる。回路遮断器31の短手面に調整穴34が設けられ、この調整穴34には調整ねじ(図示せず)が挿通される。調整穴34のケース内部には、バイメタルが接続される負荷座が配置され、調整ねじを締め付けたり緩めたりすることで負荷座の位置を移動させ、バイメタルを適当な位置に固定している。
過電流調整の作業が終了した段階で、故意にまたは誤って調整ねじに触れないように、調整穴34には封印蓋35を差し込んで取り付けていた。
2007カワムラ総合カタログ電設資材編平成19年6月20日発行
2007カワムラ総合カタログ電設資材編平成19年6月20日発行
しかしながら、回路遮断器のケースの組み立てと、過電流調整のための調整穴の封印とは、全く別の構造であり、それぞれに必要な部品を用いていたため、部品点数の増加と、組み立て工数の増加が課題であった。
本発明は、製造費用引き下げのため部品点数を抑えた回路遮断器を提供することを目的とし、その構造は、回路遮断器のケースの短手面に設けられた過電流調整用の調整ねじを挿通する調整穴を施蓋する蓋体に係止突起を設ける一方、調整穴近傍に被係止部を形成することを特徴とする。
本発明の回路遮断器は、回路遮断器のケースの短手面に設けられた過電流調整用の調整ねじを挿通する調整穴を施蓋する蓋体に係止突起を設ける一方、調整穴近傍に被係止部を形成するため、調整穴の蓋体を取り付けることで、ケースを構成する部材が分解しないようになる。元々、ケースを固定するために用いていたピンを減らすことができ、部品点数の削減により、組み立て工数の削減、製造費用の削減を図ることができる。
本発明に係る回路遮断器の実施例を図1〜図3に基いて説明する。
回路遮断器1は、左ケース2a、中ケース2b、右ケース2cの三つの部材を組み立ててケース2を構成している。ケース2の中には、導体を接続する端子や、過電流が発生したときに動作する過電流引き外し装置や、ハンドルユニット等が収められる。ケース2に各種機器を組み込んだ後、ケース2の側面からはピン3を差し込み、かしめてケース2が容易に分解してしまわないように構成される。
回路遮断器1内で電流は、電源側端子4から固定接触子5、可動接触子6、可撓銅線7、バイメタル8、負荷座9を経て、負荷側端子10へと流れている。図1に示すようにオン状態では、ハンドルユニット11が可動接触子6を押した状態で、固定接触子5に可動接触子6が接触しているため通電される。また図2に示すようにオフ状態では、ハンドルユニット11が固定接触子5を引いた状態で、固定接触子5に可動接触6が接触しないため通電されない。
バイメタル8と、ハンドルユニット11を動作させる掛合片12とで構成される過電流引き外し装置は、温度により変位するバイメタル8の特性を利用して、バイメタル8が変位したとき、バイメタル8が掛合片12に当たり、ハンドルユニット11を動作させる構造である。回路遮断器1を一定の精度のものにするため、バイメタル8は、変位の角度や時間を調整する必要がある。その調整方法は、ケース2の短手面には調整穴13を設け、調整穴13には調整ねじ14を挿通している。調整ねじ14は締め付け量によって負荷座9の位置を変えるもので、負荷座9を移動させてバイメタル8の位置を変更し、一定の時間で過電流引き外しがなされるように調整する。
調整が完了した回路遮断器1は、故意にまたは誤って調整ねじを動かさないように、調整穴13は蓋体15で施蓋される。左ケース2aと右ケース2bの側面に被係止部16を設ける。蓋体15は断面略コ字状に、施蓋部15aと係止部15bとを形成する。係止部15bには係止突起15cを設け、回路遮断器1のケース2に設けられた係止穴16に係止突起15cを係止させ、調整穴13を封印する。
調整穴13の封印を、蓋体15をケース2に係止させることで確実に行い、蓋体15が取り付けられている位置に近いところで、ケース2を固定しているピン3を省略することができ、部品点数の削減を図ることができる。
蓋体の形状や係止構造については、図3に示すものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 回路遮断器
2 ケース
2a 左ケース
2b 中ケース
2c 右ケース
3 ピン
4 電源端子
5 固定接触子
6 可動接触子
7 可撓銅線
8 バイメタル
9 負荷座
10 負荷側端子
11 ハンドルユニット
12 掛合片
13 調整穴
14 調整ねじ
15 蓋体
15a 施蓋部
15b 係止部
15c 係止突起
16 被係止部
2 ケース
2a 左ケース
2b 中ケース
2c 右ケース
3 ピン
4 電源端子
5 固定接触子
6 可動接触子
7 可撓銅線
8 バイメタル
9 負荷座
10 負荷側端子
11 ハンドルユニット
12 掛合片
13 調整穴
14 調整ねじ
15 蓋体
15a 施蓋部
15b 係止部
15c 係止突起
16 被係止部
Claims (1)
- 回路遮断機構を内蔵させる、ケースが複数分割された部材を組み立てて構成される回路遮断器であって、前記回路遮断器のケースの短手面に設けられた過電流調整用の調整ねじを挿通する調整穴を施蓋する蓋体に係止突起を設ける一方、前記調整穴近傍に被係止部を形成することを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008129524A JP2009277579A (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008129524A JP2009277579A (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009277579A true JP2009277579A (ja) | 2009-11-26 |
Family
ID=41442808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008129524A Pending JP2009277579A (ja) | 2008-05-16 | 2008-05-16 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009277579A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58131625A (ja) * | 1982-01-30 | 1983-08-05 | 松下電工株式会社 | 多極型回路遮断器 |
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-
2008
- 2008-05-16 JP JP2008129524A patent/JP2009277579A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110509 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121105 |