JP2009277563A - 平型導体用電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】加圧部材の回動支持を確実に行いつつ、コネクタの低背化を図る平型導体用電気コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】加圧部材50が閉位置への回動で平型導体Pと端子20,30の接触部22A,31Aとの接圧を高める平型導体用電気コネクタにおいて、金属板から作られていてその板面が端子の板面と平行をなしている金具部材40を有し、ハウジングは端子の配列方向に複数の保持部14,16,17が所定間隔で形成されていて、保持部14,16,17で端子及び金具部材が保持されており、端子の接触腕がハウジングの底壁側で平型導体の挿抜方向に延びており、金具部材が接触腕22,31よりも上方位置で支持腕42を有し、支持腕が加圧部材を回動可能に支持する支持部42Aを有しており、ハウジングの前部側上面を覆うようにシールド板60が該ハウジング10に取り付けられている。
【選択図】図5
【解決手段】加圧部材50が閉位置への回動で平型導体Pと端子20,30の接触部22A,31Aとの接圧を高める平型導体用電気コネクタにおいて、金属板から作られていてその板面が端子の板面と平行をなしている金具部材40を有し、ハウジングは端子の配列方向に複数の保持部14,16,17が所定間隔で形成されていて、保持部14,16,17で端子及び金具部材が保持されており、端子の接触腕がハウジングの底壁側で平型導体の挿抜方向に延びており、金具部材が接触腕22,31よりも上方位置で支持腕42を有し、支持腕が加圧部材を回動可能に支持する支持部42Aを有しており、ハウジングの前部側上面を覆うようにシールド板60が該ハウジング10に取り付けられている。
【選択図】図5
Description
本発明は、平型導体用電気コネクタに関する。
この種の電気コネクタは、例えば、特許文献1に開示されているコネクタが知られている。
特許文献1に開示されているコネクタでは、ハウジングは回路基板上に取り付けられる底壁と、平型導体の挿入方向たる前方部に該底壁と対向した上壁とを有し、該底壁と上壁との間に形成された保持溝へ端子が前方から挿入され、該端子の接触腕が上記上壁の範囲よりも後方へ延びている。該端子は上記保持溝で保持される基部の下部から後方に延びる接触腕と該基部の上部から後方に延び該接触腕よりも短い上腕部を有している。該端子は金属板の板面を維持して作られており、該板面に直角な方向に所定間隔をもって複数配列されている。上記端子の上腕部を覆うハウジングの上壁には金属カバーが取り付けられている。該金属カバーは前後方向で上記端子の範囲に及んでいる。該金属カバーよりも後方域には、ハウジングは開口部が形成されていて、該開口部に回動自在な加圧部材(アクチュエータ)が設けられている。該加圧部材は、その回動によって、平型導体を接触腕の接触部に対して圧するようになっていて、該加圧部材は、その回動のために、上記端子の配列方向での両端に軸部を有し、ハウジングにより回動自在に支持されているが、上記両端の間においても、該加圧部材の前縁に設けられた突起部が金属カバーの後縁に形成された孔状の受部に係合して、ここでも回動支持されている。
特開2004−363058
このような特許文献1のコネクタにあっては、端子が接触腕の上方位置に支持腕をも有しているが故に、基部の部分にて高さ寸法の大きいものとなっており、ハウジングの上面に配される金属カバーが上記端子の基部と接触しないように、ハウジングは上記基部と金属カバーとの間に上壁を有している。したがって、特許文献1は、コネクタの薄型化、すなわち高さ寸法を小さくすることを狙いとするが、上記上壁の分だけ薄型化の効果が乏しく、この点で改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑み、加圧部材の回動支持を確実に行いつつ、コネクタの高さ方向における小型化、すなわち低背化をさらに実現できる平型導体用電気コネクタを提供することを課題とする。
本発明に係る平型導体用電気コネクタは、金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられている基部から延びる接触腕を有し、上記ハウジングが上記接触腕の接触部上へハウジング外から前方に向け挿入される平型導体の先端部を受入れ可能とした受入部を形成しており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を上記接触腕へ圧する閉位置の間で回動可能な加圧部材がハウジングの後部側に設けられていて、該加圧部材が閉位置への回動で平型導体と上記接触部との接圧を高めるようになっている。
かかる平型導体用電気コネクタにおいて、本発明では、金属板から作られていてその板面が端子の板面と平行をなしている金具部材を有し、ハウジングは端子の配列方向に複数の保持部が所定間隔で形成されていて、該保持部で上記端子及び金具部材が保持されており、該端子の接触腕がハウジングの底壁側で平型導体の挿抜方向に延びており、上記金具部材が該接触腕よりも上方位置で該挿抜方向に延びている支持腕を有し、該支持腕が上記加圧部材を回動可能に支持する支持部を有しており、上記ハウジングの前部側上面を覆うようにシールド板が該ハウジングに取り付けられていることを特徴としている。
このように構成される本発明のコネクタでは、金具部材は端子よりも高い位置にある。すなわち、端子は金具部材よりも低い位置にある。したがって、ハウジングの高さ寸法を小さくするためにハウジングの上壁をなくしてこのハウジングの上面に直接シールド板を配しても端子はシールド板と接触せず短絡されることはない。そして金具部材はシールド板と接触しても一向に支障ないので、コネクタは上記の上壁がない分、高さ方向での小型化が可能となる。
本発明において、金具部材は支持腕の上縁でシールド板と接触しているようにしてもよい。この場合は、金具部材はシールド板を接地することができる。これに加え、隣接金具部材同士間に端子が配置されている形態とすることもできる。
本発明では、一つの保持部に対し、前縁側から金具部材が挿着され、後縁側から端子が挿着されているようにすることができる。このように同列の保持部に金具部材と端子を挿着すると、複数の保持部のすべてに端子を配置できると共に金具部材を設けることにより端子配列方向での寸法が大きくなることはない。しかも金具部材の数を多くすることができるので加圧部材の回動支持における強度が大となる。
又、本発明では、加圧部材は閉位置にて端子配列範囲を少なくとも部分的の覆う大きさに作られており、少なくとも端子配列範囲に対応する部分と金具部材に接触する部分に金属層が形成されているようにすることができ、シールド板と加圧部材が互いに導通して広い範囲でシールド機能が得られ、金具部材との接触により接地される。この場合、加圧部材は金属材で作られているようにすることができる。上記加圧部材は、閉位置にて、シールド板と相俟ってコネクタの上面をほぼ全域で覆っていることが好ましい。
本発明は、以上のように、加圧部材を回動支持する金具部材よりも端子を高さ寸法の小さいものとし、ハウジングの上壁を除去しても端子とシールド板とが接触することはなくなるので、上記上壁を除去することにより、その分だけコネクタの低背化をさらに促進でき、しかも、金具部材による加圧部材の回動支持時の強度を維持しつつ、シールド板によるシールド特性をも何の支障もなく得られる。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態の平型導体用電気コネクタの全体外観を示す斜視図、図2は図1のコネクタで、シールド板を分離して示す斜視図、図3は図1のコネクタで、加圧部材が開状態で平型導体の挿入前を示す斜視図である。
コネクタ1は、平面形状が略四角形で全体として薄い平型に作られている。該コネクタ1は、回路基板(図示せず)上に配置されるハウジング10と、該ハウジング10に列置される二種の端子20,30(図1では端子30のみが見え、端子20は見えていない)と、該ハウジング10に列置される金具部材40と、該金具部材40により回動可能に支持される加圧部材50と、ハウジング10に取り付けられたシールド板60とを有している。
本発明のコネクタ1に接続される平型導体Pの一例としては、コネクタ1へ挿入される側の前部に、補強用そしてシールド用としてのメタルシートP1が設けられており、前後方向にて上記メタルシートP1の範囲に、側縁を切欠いた被係止部P2が形成されている。該被係止部P2はコネクタ1への挿入後に、ハウジングに設けられた、後述の突起たる係止部と係止して、平型導体Pの後方への抜けを防止する。
図3に対応し、端子の配列方向で端子20の位置での断面を示す図4、そして該端子20同士間に位置するもう一種の端子30と金具部材40での断面を図5に見られるように、平型導体Pは、電気絶縁材料で作られた帯状体P0内にシールド層P3と導線部P4とを有している。シールド層P3は、平型導体P0の幅方向(図4にて紙面に対して直角であり、端子の配列方向でもある)では、広い範囲にわたり、又、前後方向では、前端が上記メタルシートP1の後端域に対応して位置しここから後方へ延びており、上記前端がメタルシートP1の後端域と導通している。
導線部P4は、平型導体Pの幅方向で定間隔に多数配列されていて線状に後方へ延びている。この導線部P4は、二種の導線部P4A導線部P4Bが交互に配されて構成されており、図4に見られるように導線部P4Bの方が平型導体Pの前端縁により近い位置まで延びている。また、上記導線部P4A,P4Bは、電気絶縁材料の帯状体P0の下層が前部にて除去されることにより、この前部の範囲で下面側に露呈している。
図4において、電気絶縁材料をモールド成形して作られたハウジング10は、回路基板(図示せず)上に配置される底壁11と、平型導体Pの挿入方向Aにて、前端側位置にて上記底壁11から上方に起立する前端壁12と、図2に見られるように、幅方向両端で上記底壁11から起立する側壁13とを有している。図4にて、上記前端壁12には、端子20を保持するために、紙面に平行で前後に貫通するスリット孔状の保持部14が形成されている。この保持部14は、紙面に平行な板面をもつ後述の端子20の一部分が挿入される空間を形成し、紙面に直角方向でのスリット幅は板状の上記端子20の厚みに相当していて、比較的狭い。端子20は上記保持部14の上下縁の間で挟持される。該保持部14は、上記平型導体P4Aが接続する後述の端子20の配列方向位置に対応して形成されている。
上記ハウジング10の底壁11の上面には、上記前端壁12よりも後方範囲に、上記保持部14から後方に延長された延長溝15が形成されている。
また、上記前端壁12には、端子20が圧入される上記端子の保持のためのスリット孔状の保持部14同士間に、図5に見られるように、後述する金具部材40の一部分を圧入してこれを保持するためのスリット孔状の保持部16が形成されている。上記底壁11の上面には、上記保持部16から後方に延長されて形成された延長溝が端子30の保持のための溝状の保持部17として形成されている。この保持部17は、上記の端子20のための保持部14が延長された延長溝15と平行に形成されていて、底壁11の後端縁では、該底壁11の下面にまでまわり込んで形成されている。溝状の上記保持部17は、コネクタの高さ方向で上記延長溝15と同じ位置にあり、又、溝深さも同じである。この端子30のための保持部17に対して前方に位置し該保持部17に連通している金具40のための保持部16は、溝状の該保持部17と同じ高さ位置であり同じ高さ寸法であり、端子配列方向で隣接せる上記保持部14よりも溝の上縁位置が低い。このスリット孔状の保持部16が形成されている前端壁12の上面には、該保持部16と平行に前後に延び上方に開口された金具40の後述の支持腕の一部を収容する収容溝18が形成されている。該収容溝18は前端壁12の前端面にてスリット孔状の上記保持部17と連通している。
又、上記ハウジング10の底壁11の上面には、端子配列方向で端子配列範囲外にあって側壁13寄り位置に、係止突起19が設けられている。該係止突起19は、上記端子配列方向(平型導体の幅方向でもある)にて、平型導体Pの被係止部P2に対応する位置に設けられており、後面が緩いテーパ面、前面が急なテーパ面となっている。
さらに、側壁13は、図2に見られるごとく、前後方向中間位置にて上面が段状をなし、後部13Aが高く、前部13Bが低くなっており、加圧部材50を後方に逃げないようにしている。
上記端子20,30そして金具部材40は、金属板の平坦な板面をそのまま維持して作られている。
端子20は、図4のごとく、ハウジング10の前端壁12に該端子20の保持のために形成されたスリット孔状の保持部14へ圧入により取り付けられる被取付部21と、該被取付部21から後方に延びる接触腕22と、上記被取付部21を有する基部から前方へ向けハウジング10外に突出する接続部23とを有している。
上記被取付部21は上記保持部14に収まる大きさに作られていて、所定位置までの圧入時に該保持部14の上端内縁へ喰い込む突起21Aを有している。
上記接触腕22は、上記被取付部21がスリット孔の保持部14へ所定位置に圧入されたときに、該接触腕22のほぼ全体にわたり延長溝15内に収められている。該接触腕22は、その後端に上方へ向けた突状の接触部22Aを有しており、該接触部22Aの少なくとも頂部が上記延長溝15より上方に突出している。上記接触腕22は上下方向に撓めるように弾性を有しており、上記接触部22Aで平型導体Pからの圧力を受けて弾性変位するようになっている。
上記接続部23は、コネクタが回路基板に配置されたときに、該接続部23の下縁が回路基板の対応回路部と接面し、ここに半田接続されるようになっている。又、上記接続部23は後縁に湾曲した固定溝23Aが形成されていて、ハウジング11の底壁12の前端縁に嵌着されることにより取り付けられて端子20のハウジングによる保持をさらに強固にしている。
複数の端子20をそれぞれ保持している保持部14同士間に形成されている、保持部16で保持されている金具部材40は、図5に見られるように、該保持部16に圧入される被取付部41と、該被取付部41の上方にあって該被取付部41と平行に後方へ延びる支持腕42と、被取付部41と支持腕42とを前端側で連結している連結部43とを有している。
被取付部41は、端子20の突起21Aと同様な突起41Aを有しており、該被取付部41がスリット孔状の保持部16へ圧入により取り付けられた際、保持部の上端内縁に上記突起41Aに喰い込んで、抜けを防止する。
支持腕42は、ハウジング10の前端壁12の上面に形成された収容溝18内から後方へ突出してさらに延びており、前後方向でのハウジング10の中央位置を越えている。該支持腕42の後端部には、上方へそして次に後方へ向け屈曲された支持部42Aを有している。該支持部42Aはその下縁で後述の加圧部材50を回動可能に支持する。金具部材40は、端子配列方向、すなわち加圧部材50の長手方向に複数分布して設けられているので、この加圧部材は同方向で複数箇所で支持部42Aにより回動案内支持され、外力を受けても撓みにくくなり、外れが防止される。
上記金具部材40の被取付部41が圧入されているスリット状の保持部16から後方に延びて形成されている溝状の保持部17で保持されている端子30は、接触腕31と接続部32とを有し、接触腕31と接続部32はハウジングの保持部17から後方に突出している後端部で連結されている。上記接触腕31は、前方に延びそのほとんどが上記溝状の保持部17内に位置しており、前端にて上方に向けた突状の接触部31Aの頂部のみが上記保持部17よりも上方へ突出している。上記接触腕31は弾性を有しており、接触部31Aで平型導体からの圧力を受けて、弾性変位するようになっている。この接触部31Aは、図5そして図4から判るように、端子20の接触部22Aよりも前方に位置している。接続部32は、コネクタが回路基板上に配されたときに、該接続部32の下縁が該回路基板の対応回路部に接面し、ここに半田接続されるようになっている。該接続部32の前部には、湾曲内面で形成された被取付部となる固定溝32Aが形成されていて、ハウジングの底壁11の後端縁へ前方に向け嵌着されることにより取り付けられて、端子30のハウジングによる保持をさらに強固にしている。
上記金具部材40の支持部42Aにより回動自在に支持される加圧部材50は、図示の例では、ハウジング10と同様な電気絶縁材から作られており、端子配列方向では、ハウジングの両方の側壁13の間にわたって延びる板状をなし、図4及び図5に示される開状態で上方に延びる操作部51と、下部に位置する被支持部52とを有している。加圧部材50は、図5の状態での下部に、端子配列方向で金具部材40に対応する位置で、スリット状の孔部53が貫通形成されていて、図5に見られるように、該孔部53より下方部分が島状をなし、ここが被支持部52を成している。上記孔部53は、被支持部52が金具部材40の支持部42Aで支持しながら、図5の状態から反時計まわりに回動する際に支障のない大きさとなっている。この加圧部材50は、図1に見られるように、図3そして図5の開状態から図1の閉状態へ回動したときには、コネクタの後部を覆う。
又、上記加圧部材50は、上記被支持部52以外にも、端子配列方向両端の側面に、例えば軸部を有していて、ハウジングによって回動案内されるようにすることも可能である。
上記ハウジング10に取り付けられているシールド板60は、金属板を屈曲して作られており、図2に見られるように、ハウジングの前部を覆う平板部61と、端子配列方向の両端側で該平板部61から後方へ延出する被ガイド腕部62と、上記平板部61の前縁から下方に屈曲された前端部63とを有している。
平板部61は、シールド板60がハウジング10に取り付けられたとき、閉位置における加圧部材50よりも前方でハウジング10を覆う大きさそして形状となっており、その後縁には、金具部材40の支持部42Aの逃げのための切欠溝61Aが各金具部材40に対応して形成されている。被ガイド腕部62は、断面が逆L字状をなし、ハウジング10の側壁13の上面そして側面に沿う形をなしており、その延出長さは、この側壁13の前部13B及び後部13Aの範囲にわたるようになっている。
上記前端部63はハウジング10の前端壁12の前端面に沿って下方に延び、該前端壁12の高さの中間位置まで及んでいる。
上記シールド板60は、上記被ガイド腕部62がハウジングの側壁13に接面して案内されながら圧入係止され、ハウジングの後方から該ハウジングへ取り付けられる。
このように、シールド板60がハウジング10へ取り付けられると、該ハウジング10の底壁11とシールド板60との間に、後方へ開口せる空間で、平型導体のための受入部70が形成される。
既述のように、金具部材40は、被取付部41から上方に立ち上がり該被取付部41よりも上方位置に支持腕42を有しているので、該支持腕42の上縁が端子20そして端子30よりも上方に位置している。したがって、上記シールド板60をハウジング10に取り付けた場合、該シールド板60の平板部61が金具部材40と接触することはあっても、該シールド板60は端子20,30と接触することはない。
次に、以上のような本実施形態のコネクタについての使用要領を説明する。
(1)先ず、コネクタ1の加圧部材50を、図4そして図5、さらには図3に見られるように、起立せる開位置にもたらす、加圧部材50は、複数箇所に形成された被支持部52がそれぞれの金具部材40の支持部42Aで支持されつつ回動されて上記開位置にもたらされる。ハウジング10の底壁11とシールド板60との間の空間で形成される受入部70は、上記加圧部材50が開位置にもたらされると、左方に大きく開放される。
(2)次に、平型導体PをA方向に移動して上記受入部70へ挿入する。平型導体Pはその前端がハウジング10の前端壁12の後面に当接して規定の挿入位置にもたらされる。
(3)しかる後、加圧部材50を、図6に示すように、回動して閉位置へもたらす。該加圧部材50は平型導体Pを圧し、該平型導体Pの導線部P4Aそして導線部P4Bが、端子20の接触部22Aそして端子30の接触部31Aとそれぞれ接圧をもって電気的に接続される。この接圧によって、接触部22Aが形成されている接触腕22そして接触部31Aが形成されている接触腕31はそれぞれ下方へ弾性変位する。
本発明は、図示しそして説明した形態以外にも種々変形が可能である。
例えば、本発明では既述したように、端子の上端縁よりも金具部材の上端縁の方が上方に位置しているので、コネクタの高さ寸法を小さくすることを目的として、シールド板は金具部材の上端縁に至近させても、あるいは接触させても、端子と接触することはない。シールド板を金具部材に接触させるときには、金具部材に接地部を設けることにより、該シールド板を接地させることができる。
加圧部材はシールド板と共に、コネクタの上面をほぼ全面的に覆っており、ハウジング内への塵埃の侵入防止を図れるが、加圧部材を金属で作るか、あるいは表面に金属層を設けて、この加圧部材が金属部材と接触しているようにすれば、防塵効果に加え、コネクタを全面的にシールドできるという効果を得る。
本発明は、金具部材が一種の端子と交互に配置されていなくとも、端子配列範囲で、適宜複数位置に設けられているだけでも十分である。
1 コネクタ 40 金具部材
10 ハウジング 42 支持腕
14 保持部 42A 支持部
16 保持部 50 加圧部材
17 保持部 60 シールド板
20 端子 P 平型導体
22 接触腕
22A 接触部
30 端子
31 接触腕
31A 接触部
10 ハウジング 42 支持腕
14 保持部 42A 支持部
16 保持部 50 加圧部材
17 保持部 60 シールド板
20 端子 P 平型導体
22 接触腕
22A 接触部
30 端子
31 接触腕
31A 接触部
Claims (6)
- 金属板の平坦な板面を維持して作られた複数の端子がそれらの板面同士を平行としてハウジングにより配列保持され、各端子はハウジングへの取付けのための被取付部が設けられている基部から延びる接触腕を有し、上記ハウジングが上記接触腕の接触部上へハウジング外から前方に向け挿入される平型導体の先端部を受入れ可能とした受入部を形成しており、この平型導体の受入れを容易とする開位置から該平型導体を上記接触腕へ圧する閉位置の間で回動可能な加圧部材がハウジングの後部側に設けられていて、該加圧部材が閉位置への回動で平型導体と上記接触部との接圧を高めるようになっている平型導体用電気コネクタにおいて、金属板から作られていてその板面が端子の板面と平行をなしている金具部材を有し、ハウジングは端子の配列方向に複数の保持部が所定間隔で形成されていて、該保持部で上記端子及び金具部材が保持されており、該端子の接触腕がハウジングの底壁側で平型導体の挿抜方向に延びており、上記金具部材が該接触腕よりも上方位置で該挿抜方向に延びている支持腕を有し、該支持腕が上記加圧部材を回動可能に支持する支持部を有しており、上記ハウジングの前部側上面を覆うようにシールド板が該ハウジングに取り付けられていることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
- 金具部材は支持腕の上縁でシールド板と接触していることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
- 一つの保持部に対し、前縁側から金具部材が挿着され、後縁側から端子が挿着されていることとする請求項1又は請求項2に記載の平型導体用電気コネクタ。
- 加圧部材は閉位置にて端子配列範囲を少なくとも部分的の覆う大きさに作られており、少なくとも端子配列範囲に対応する部分と金具部材に接触する部分に金属層が形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
- 加圧部材は金属材で作られていることとする請求項4に記載の平型導体用電気コネクタ。
- 加圧部材は、閉位置にて、シールド板と相俟ってコネクタの上面をほぼ全域で覆っていいることとする請求項4又は請求項5に記載の平型導体用電気コネクタ。
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