JP2009277504A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装ケースを厚く重くすることなく、衝撃による損傷を有効に防止する。
【解決手段】パック電池は、複数の電池1を連結している電池組立50を外装ケース4の内部の定位置に収納している。外装ケース4は、第1ケース4A及び第2ケース4Bを備え、第1ケース4Aの開口縁に沿って凸条61を設けて、第2ケース4Bの開口縁に沿って、第1ケース4Aの凸条61を挿入して連結する連結溝62を設けている。第1ケース4Aと第2ケース4Bは、凸条61を連結溝62に挿入して、開口縁を連結している。第1ケース4Aの凸条61は、高低差を設けて、低凸条部61Aと高凸条部61Bとに区分している。外装ケース4は、周壁開口縁の特定の領域を衝撃吸収領域63とし、この衝撃吸収領域63の凸条61を低凸条部61Aとして、他の部分の凸条61を高凸条部61Bとし、衝撃吸収領域63の低凸条部61Aを、周壁開口縁の対向する位置に配置している。
【選択図】図13

Description

本発明は、多数の電池を外装ケースに収納しているパック電池に関し、とくに自転車やオートバイを走行されるモータに電力を供給するのに最適なパック電池に関する。
大きな出力が要求されるパック電池、たとえば自転車を走行させるモータに電力を供給するパック電池等は、多数の電池を直列や並列に接続して出力を大きくしている。このパック電池は、多数の電池を内蔵することから相当に重く、ユーザーが誤って落下させると外装ケースに強い衝撃を受ける。強い衝撃で外装ケースが損傷されると、使用できなくなるので、この弊害を避けるためには、外装ケースを強靱な構造とする必要がある。ただ、強靱な外装ケースは重くて大きくなって使い難くなるので、重量や外形からは外装ケースの強度に制約を受ける。
ところで、外装ケースは、電池組立を収納できる箱形に成形されるが、能率よく組み立てできるように、ふたつに分割された形状に成形される。分割された外装ケースは、周壁を連結して箱形に組み立てられる。周壁を強固に連結するために、一方の周壁の開口縁には凸条を、他方の周壁の開口縁には連結溝を設け、凸条を連結溝に挿入する構造が採用される(特許文献1及び2参照)。この連結構造は、凸条を連結溝に入れて、周壁の横方向へのずれを阻止することから、周壁を強固に連結できる。
特開2002−184370号公報 特開2003−123715号公報
凸条を連結溝に入れて連結する外装ケースは、連結部を強固にできる特徴はあるが、落下などの強い衝撃で周壁が変形すると、凸条が連結溝の外部にずれることがある。凸条が連結溝の外部にずれると、これを連結溝に戻すことができない。この状態に変形したパック電池は、自転車などの装着部にセットできなくなって使用できなくなる欠点がある。この弊害は、外装ケースを厚く強く成形して防止できるが、このことはパック電池を大きく重くする弊害となる。したがって、従来のパック電池では、外装ケースを薄く軽くすると、衝撃を受けて使用できなくなる欠点があり、反対に厚く強くすると大きくて重くなる欠点があり、両方の問題点を解消できない。
本発明は、従来のこのような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、外装ケースを厚く重くすることなく、衝撃で凸条が連結溝の外部に出て使用できなくなる弊害を有効に阻止することで、軽くて衝撃による損傷を有効に防止できるパック電池を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のパック電池は、複数の電池1を連結している電池組立50と、この電池組立50を内部の定位置に収納している外装ケース4とを備える。外装ケース4は、互いに周壁34を連結して内部を閉鎖構造として電池組立50を収納している第1ケース4A及び第2ケース4Bを備える。第1ケース4Aは、開口縁に沿って凸条61を設けており、第2ケース4Bは、開口縁に沿って、第1ケース4Aの凸条61を挿入して連結する連結溝62を設けている。凸条61を連結溝62に挿入して、第1ケース4Aと第2ケース4Bは開口縁を連結している。さらに、第1ケース4Aの開口縁に設けている凸条61に高低差を設けて、低凸条部61Aと高凸条部61Bとに区分している。外装ケース4は、周壁開口縁の特定の領域を衝撃吸収領域63として、この衝撃吸収領域63の凸条61を低凸条部61Aとして、他の部分の凸条61を高凸条部61Bとしている。さらにまた、衝撃吸収領域63の低凸条部61Aを、周壁開口縁の対向する位置に配置している。
以上のパック電池は、外装ケースを厚く重くすることなく、衝撃で凸条が連結溝の外部に出て使用できなくなる弊害を有効に阻止できる。それは、パック電池が落下するなどの衝撃を受けると、衝撃吸収領域に設けている低凸条部が連結溝の外部に出るように変形して衝撃を吸収するからである。このため、このパック電池は、軽くて衝撃による損傷を有効に防止できる特徴が実現される。また、衝撃で外装ケースが変形して、衝撃吸収領域の低凸条部が連結溝の外部に出ても、高凸条部よりも低い凸条としているので、簡単に連結溝に挿入して定位置に復帰できる。
本発明のパック電池は、第1ケース4Aと第2ケース4Bの開口縁を長方形として、長方形の長辺を構成する側壁34Bに凸条61と連結溝62を設けることができる。
この構造のパック電池は、開口縁を長方形とする第1ケースと第2ケースの変形しやすい長辺側の側壁に凸条と連結溝を設けているので、この部分の周壁の連結強度を高くしながら、衝撃による損傷を有効に防止できる。
さらに、本発明のパック電池は、外装ケース4に、電池組立50を収納する電池収納部40を設けて、この電池収納部40の両側に位置する側壁34Bに凸条61と連結溝62を設けることができる。さらに、電池収納部40の両側に位置する側壁34Bの一方の端部を衝撃吸収領域63として凸条61を低凸条部61Aとすることができる。
この構造のパック電池は、電池組立を収納する電池収納部の両側に位置する側壁に凸条と連結溝を設けているので、電池収納部の両側を確実に連結して閉鎖構造にできると共に、電池収納部の両側の端部を衝撃吸収領域としているので、衝撃を受けるときにこの端部を変形させて、効率よく衝撃を吸収できる。
さらにまた、本発明のパック電池は、第1ケース4Aが、側壁34Bの80%以上の領域に凸条61を設けることができる。
このパック電池は、側壁の80%以上の長い領域に凸条を設けているので、変形しやすい側壁部分を確実に連結して閉鎖構造としながら、衝撃による損傷を有効に防止できる。
さらに、本発明のパック電池は、第1ケース4Aと第2ケース4Bの開口縁を長方形とし、長方形の長辺を構成する側壁34Bの対向する位置を衝撃吸収領域63として低凸条部61Aを設けると共に、低凸条部61Aを設けている領域を、長辺の30%ないし70%として、残りの部分を高凸条部61Bとすることができる。
このパック電池は、長方形の長辺の30%〜70%と相当に長い領域を衝撃吸収領域として、この部分の凸条を低凸条部としているので、衝撃で変形する領域を長くできる。このため、落下などの強い衝撃で、相当に長い領域を変形させて、衝撃を効果的に吸収して損傷を防止できる特徴がある。
さらに、本発明のパック電池は、第1ケース4Aの開口縁を長方形とし、長方形の長辺を構成する側壁34Bの一方の端部を衝撃吸収領域63として凸条61を低凸条部61Aとすることができる。
このパック電池は、長方形の長辺の端部を衝撃吸収領域としているので、衝撃を受けるときに長方形の端部を変形させて、効率よく衝撃を吸収できる。
さらに、本発明のパック電池は、外装ケース4の一端にグリップ60を設けて、グリップ60の反対側の端部を衝撃吸収領域63として、この領域の凸条61を低凸条部61Aとすることができる。
このパック電池は、グリップを持って吊り下げられる状態から落下するとき、外装ケースの下部を衝撃吸収領域として、外装ケースの下部を変形して衝撃を吸収できる。落下する外装ケースの下部は、収納している重い電池組立からの強い衝撃を受けるので、この部分を変形させて衝撃を吸収する構造は、とくに効率よく衝撃を吸収して、損傷を確実に防止できる。
さらに、本発明のパック電池は、低凸条部61Aの高さを、高凸条部61Bの高さの10%〜70%とすることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1ないし図6に示すパック電池は、複数の電池1を連結している電池組立50と、この電池組立50を内部の定位置に収納してなる外装ケース4とを備える。このパック電池は、この電池組立50にリード線8を介して接続しているコネクタ15を外装ケース4の定位置に固定している。さらに、図の電池組立50は、電池1をブロック状に連結して電池のコアパック10とし、このコアパック10を防水袋3に収納して外装ケース4に収納している。
さらに、これらの図のパック電池は、図7と図8に示すように、電池組立50を構成するコアパック10が、複数の電池1にリード板5を介して接続している回路基板6と、この回路基板6を収納する基板ホルダ7とを備える。電池のコアパック10は、複数の電池1を電池ホルダ2で定位置に保持している。
電池1は、充電できる二次電池で、リチウムイオン二次電池である。ただし、電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とすることもできる。さらに、図のパック電池は、電池1を円筒型電池とするが、角型電池とすることもできる。図のコアパック10は、平行な姿勢で、同一面に7本の電池1を並べて、さらに同一面に並べた電池1を上下3段に配置して、端面を同一面に位置させるように電池ホルダ2で定位置に保持している。ただ、パック電池は、2段以下、あるいは4段以上に電池を並べて収納することができ、また、同一段に6本以下、あるいは8本以上の電池を並べることもできる。
複数の電池1は、端面にリード板5を溶着して、互いに直列と並列とに接続している。図のコアパック10は、7本の電池1を直列に接続したものを2組並列に接続している。図のコアパック10は、各々のリード板5を、電池ホルダ2の収納スペース41に配置している回路基板6に接続している。リード板5は、回路基板6に接続する接続部5Aを端部から突出するように設けている。リード板5は、接続部5Aに、リード板20をネジ止めして、あるいはリードピン21を半田付けして連結しており、これらを介して回路基板6に接続している。
電池ホルダ2は、図5ないし図8に示すように、電池1を挿通して保持する保持筒11の両端に、支持側壁12を一体的に成形して連結している。この電池ホルダ2は、一対の支持側壁12の対向する内側に保持筒11を設けて電池1を収納している。保持筒11に電池1を入れて、電池1は定位置に保持される。この電池ホルダ2は、絶縁材を成形して製作される。電池ホルダ2を成形する絶縁材はプラスチックである。保持筒11は、電池1を挿通する複数の挿通穴13を貫通して設けている。電池ホルダ2は、保持筒11の挿通穴13に電池1を挿通して、複数の電池1を所定の位置に保持している。図の電池ホルダ2は、21本の円筒型電池1を連結して保持するので、保持筒11に21個の挿通穴13を設けている。21個の挿通穴13は、3段に並べて、各々7個設けている。さらに、図に示す保持筒11は、隣接して配設している電池1の谷間に他の電池1を配設しており、複数段に配置する電池1を俵積みの状態で配設している。
図8に示す電池ホルダ2は、保持筒11を軸方向の中間で2分割して、一対の支持側壁12に一体的に成形して連結している。分割された保持筒11の端部を支持側壁12の内側に連結する形状に成形している。この電池ホルダ2は、保持筒11の分割端である開口部を挿通穴13として電池1を挿入し、一対の支持側壁12を連結して、複数の電池1を電池ホルダ2に収納している。
保持筒11は、図4、図5及び図8に示すように、電池1の表面のほぼ全周に沿う筒状に挿通穴13を開口している。ただ、保持筒は、必ずしも電池の全周に沿う筒状に挿通穴を開口する必要はない。さらに、図8に示す電池ホルダ2は、保持筒11の一部に開口部11Aを設けている。図の電池ホルダ2は、分割された保持筒11の対向する開口端部を切欠して開口部11Aを設けている。この電池ホルダ2は、保持筒11に設けた開口部11Aに、温度異常検出体46を配設している。この温度異常検出体46は、詳細には後述するが、電池1の温度異常を検出する。ただ、保持筒に設けた開口部には、温度センサーを配設して、電池の温度を検出することもできる。このパック電池は、温度異常検出体46や温度センサーで電池の温度異常を検出しながら、電池1の充放電を制御できる特徴がある。ただ、保持筒は、必ずしも開口部を設ける必要はない。
中間で分割される保持筒11は、図示しないが、分割端側から支持側壁12側に向かって次第に内径が小さくなるテーパー状に内面を成形している。この保持筒11は、支持側壁12側の端部の内面に突出する部分を電池1の表面に面接触させて電池1を定位置に保持できる。このように、保持筒11を分割する構造は、プラスチックを成形する金型の設計を簡単にして、プラスチック成形を容易にできる特長がある。
一対の支持側壁12は、電池1の収納部である保持筒11の両端に位置して、互いに平行な姿勢で設けられている。支持側壁12は、保持筒11に対して直交する板状に成形されている。この支持側壁12は、図4と図5に示すように、外装ケース4の内形に沿う形状としている。すなわち、一対の支持側壁12は、図5に示すように、外装ケース4の横断面における内面に沿う形状としている。また、各支持側壁12は、図4に示すように、その外周形状を、外装ケース4の縦断面における内形に沿う形状としている。一対の支持側壁12は、中央部に保持筒11を設けて電池1の収納部とし、外周部に基板の収納スペース41を設けている。図5と図6に示す電池ホルダ2は、一対の支持側壁12を、保持筒11の両端から、図において下方(図7と図8において上方)に突出させており、一対の支持側壁12の間に、基板ホルダ7を収納する基板の収納スペース41を設けている。基板の収納スペース41は、保持筒11の長さ、すなわち電池1の長さで幅が特定され、支持側壁12が保持筒11から突出する突出高さで深さが特定される。収納スペース41の深さ、すなわち、支持側壁12の突出高さは、収納スペース41に基板ホルダ7を収納して、基板ホルダ7が外装ケース4の内面に接触しない高さとする。
さらに、支持側壁12は、外周に沿って、外装ケース4の内面に面接触する接触プレート部12Aを設けている。電池ホルダ2は、接触プレート部12Aを外装ケース4の内面に接触させて電池のコアパック10を外装ケース4の内部に収納する。図の電池ホルダ2は、接触プレート部12Aを支持側壁12の内側、すなわち保持筒11を連結している側に突出して設けている。電池ホルダ2は、この接触プレート部12Aを介して、支持側壁12の外周を外装ケース4の内面に面接触状態で配置する。接触プレート部12Aは、その幅を広くして、外装ケース4の内面に面接触する接触面積を大きくできる。この接触面積を大きくすることは、落下などの衝撃を受けるときに、電池ホルダ2と外装ケース4の局部に強い衝撃力が作用するのを防止できる。衝撃力が広い面積に分散されるからである。接触プレート部12Aの幅は、たとえば5mm以上で2cm以下とする。接触プレート部の幅が広すぎると、基板の収納スペースに基板ホルダを入れるのが難しくなる。また、狭すぎると、衝撃を広い面積に分散できなくなる。したがって、接触プレート部12Aの幅は、電池ホルダ2に収納する電池1の個数、大きさ、重量を考慮して最適値に特定される。図5と図7に示す接触プレート部12Aは、基板の収納スペース41に位置する部分の幅を狭くして基板ホルダ7を入れ易くすると共に、電池1の収納部である保持筒11に位置する部分の幅を広くして衝撃を広い面積に分散できるようにしている。
さらに、電池ホルダ2は、保持筒11の両側に位置する支持側壁12に、リード板5を連結している。支持側壁12は、保持筒11の外側において、挿通穴13の開口部から表出する電池端面にリード板5を溶着して連結している。図7と図8の支持側壁12は、リード板5を嵌入する位置決凹部24を外側面に設けており、この位置決凹部24にリード板5を入れて定位置に配置している。位置決凹部24は、リード板5の外形よりもわずかに大きい外形として、ここにリード板5を入れて定位置に配置している。
さらに、支持側壁12は、リード板5の接続部5Aを回路基板6に接続するための接続窓12Bを開口している。接続窓12Bは、位置決凹部24に配設されるリード板5の接続部5Aの位置に開口されており、接続部5Aを収納スペース41に表出させている。リード板5の接続部5Aは、接続窓12Bに配置されて、収納スペース41に配置される基板ホルダ7の回路基板6に接続している。この構造のパック電池は、支持側壁12の接続窓12Bにリード板5の接続部5Aを配置するので、電池のコアパック10を防水袋3に収納した状態で、リード板5の接続部5Aが防水袋3を損傷するのを有効に防止できる特長がある。それは、接続窓12Bに配置されるリード板5の接続部5Aを、支持側壁12と接触プレート部12Aで保護して、接続部5Aが防水袋3に直接接触するのを阻止するからである。したがって、この構造は、リード板5の接続部5Aが局部的に防水袋3を内面から突いて破損するのを有効に防止できる。
以上の電池ホルダ2は、図8に示すように、一対の支持側壁12に保持筒11を一体的に成形してホルダーユニット2Aとし、このホルダーユニット2Aを連結している。一対のホルダーユニット2Aは、一体的に成形されたボス22に止ネジ23をねじ込んで互いに連結される。図4と図8のホルダユニット2Aは、両端部と中央下部に、ボス22を一体的に成形して設けている。ボス22は筒状で、内部に止ネジ23を挿通している。ただ、図示しないが、分割されたホルダーユニットは、係止構造で連結し、あるいは接着して連結し、あるいはまた、これらを組み合わせて連結することもできる。
以上の電池ホルダ2は、保持筒11の半分と支持側壁12とを一体的に成形してホルダーユニット2Aとしているが、本発明のパック電池は、電池ホルダを以上の構造に特定しない。電池ホルダは、複数の電池を所定の位置に保持できる他の全ての構造とすることができる。電池ホルダは、たとえば、保持筒と支持側壁を分割することなく一体構造とすることも、保持筒と両端の支持側壁とを分割してなる構造とすることもできる。
以上のように、複数の電池1を電池ホルダ2で定位置に保持してコアパック10とする構造は、コアパック10の組み立てを簡単かつ容易にできる特長がある。さらに、複数の電池1を定位置に保持しているコアパック10を、防水袋3にスムーズに収納できる特徴もある。
図のコアパック10は、電池ホルダ2に設けている基板の収納スペース41に基板ホルダ7を配設し、この基板ホルダ7に回路基板6を連結している。回路基板6は、複数の電池1の充放電をコントロールする回路を実装する。基板ホルダ7は、この回路基板6を所定の位置に配置する。
回路基板6は、リード板5を介して電池1に接続される。回路基板6は、各々の電池電圧を検出して、充放電の電流を遮断する保護回路(図示せず)を実装している。保護回路は、いずれかの電池電圧が最低電圧よりも低くなると、放電電流を遮断するスイッチング素子をオフに切り換えて、放電電流を遮断する。また、いずれかの電池電圧が最高電圧よりも高くなると、充電を停止するスイッチング素子をオフに切り換えて、充電を停止する。このように、各々の電池電圧を検出して、充放電をコントロールする保護回路を実装するパック電池は、電池1を保護しながら安全に使用できる。
さらに、回路基板6は、電池1の温度異常を検出する回路も実装している。図に示すパック電池は、図9に示すように、電池ホルダ2の保持筒11に収納される電池1の温度異常を検出する温度異常検出体46を備えている。図に示す温度異常検出体46は帯状体であり、電池ホルダ2の保持筒11の外周に巻き付ける状態で配置している。温度異常検出体46は、保持筒11に設けた開口部11Aから表出する電池1の表面に、両面テープ(図示せず)を利用して貼着している。この温度異常検出体46は、両面テープと帯状の不織布との間に、PP(ポリプロピレン)等の熱溶融プラスチックである絶縁樹脂で表面を被覆した金属線(例えばステンレス線)2本を螺旋状に巻いた状態で挟持している。2本の金属線は、一端を開放し、他端を回路基板6に接続している。この温度異常検出体46は、電池1が正常な温度範囲にある時は、回路基板6の温度検出回路によって、2本の金属線間の抵抗値が無限大、あるいは大きな値として検出される。電池1の温度が異常な温度まで上昇すると、熱溶融プラスチックである絶縁樹脂が溶融して2本の金属線が接触し、2本の金属線間の抵抗値が低下する。回路基板6の温度検出回路は、2本の金属線間の抵抗値が低下したことを検出して、電池1が異常な温度に上昇したことを検出する。このような構造を備える温度異常検出体46によって、回路基板6の温度検出回路は、電池1の異常な温度を検出し、保護回路にて、放電、充電停止等の制御を行っている。
さらに、回路基板6は発光ダイオード33(LED)を固定している。図の回路基板6は複数の発光ダイオード33を並べて固定している。発光ダイオード33は、点灯する個数や発光色等の点灯状態で電池の状態、たとえば電池の残容量を表示し、あるいは電池の充電状態を表示し、あるいはまた、電池が満充電されたことを表示する。発光ダイオード33の点灯状態を制御する制御回路は回路基板6に実装される。制御回路は、電池の充電電流と放電電流を積算して残容量を演算し、また、電池の充電電流から充電状態を検出し、さらに電池電圧から満充電されたことを判定して、発光ダイオード33の点灯状態をコントロールする。発光ダイオード33の発光は、透光性の防水袋3を透過し、外装ケース4に設けられた表示窓4cから外部に照射される。
基板ホルダ7は、回路基板6を収納して所定の位置に配置する。図4ないし図8に示す基板ホルダ7は、底板25の周囲に周壁26を設けて箱形としており、この周壁26の内側に回路基板6を収納して、所定の位置に配置している。基板ホルダ7は、図6に示すように、底板25から外側に突出する連結部28を一体成形して設けており、この連結部28に電池ホルダ2を貫通する止ネジ39をねじ込んで電池ホルダ2に固定している。電池ホルダ2は、連結部28に止ネジ39をねじ込むために、支持側壁12の内側に突出する連結ボス29を一体成形して設けている。連結部28は、図4に示すように、円筒形電池1を収納する保持筒11の谷間の部分に位置して配設することができる。基板ホルダ7は、連結ボス29を貫通する止ネジ39が連結部28にねじ込まれて、電池ホルダ2の定位置に固定される。ただ、基板ホルダは、図示しないが、係止構造で電池ホルダに固定することもできる。
さらに、図4に示す基板ホルダ7は、底板25から突出する支持部27を設けており、この支持部27に止ネジ31を介して回路基板6を固定して、回路基板6を基板ホルダ7の底板25から離れた位置に配置している。この回路基板6は、基板ホルダ7の底板25との対向面(図4において上面)に保護回路等を実現する電子部品(図示せず)を配置している。このように、基板ホルダ7の底板25との対向面に電子部品を配置する構造は、これらの電子部品の凹凸が、後述する防水袋3の可撓性シートに接触して破損するのを有効に阻止できる特徴がある。
さらに、図4に示すパック電池は、回路基板6を絶縁樹脂14にポッティングして埋設しているので、ポッティング樹脂で回路基板6を保護できると共に、回路基板6に実装している電子部品をポッティング樹脂に埋設して、電子部品が突出しない回路基板6を防水袋3に収納できる特徴がある。このため、可撓性シートからなる防水袋3が、回路基板6の凹凸に接触して破損するのを有効に阻止できる特徴も実現される。さらに、回路基板6を絶縁樹脂14にポッティングして、コアパック10を防水袋3に収納して電池組立50とする構造は、防水袋3とポッティング樹脂の両方で回路基板6を防水構造に保護できるので、回路基板6の故障を極減し、長期間にわたって回路基板6で電池1を保護しながら充放電できる特徴がある。図7に示す回路基板6は、基板ホルダ7の底板25との間に絶縁樹脂14を充填できるように、貫通孔6Aを開口している。
さらに、回路基板6からは、リード線8が引き出されている。このリード線8は、外部機器に接続されるコネクタ15を先端に接続している。図示しないが、回路基板は、通信用のリード線を引き出してコネクタに接続することもできる。コネクタ15は、図示しないが、内蔵する電池1の出力用の出力端子や、外部機器との接続端子を装備している。コネクタ15は、外装ケース4に設けた開口窓4aから出力端子や接続端子を外部に表出するように外装ケース4に固定される。
以上のように、複数の電池1を電池ホルダ2で所定の位置に保持すると共に、各々の電池1の端面に接続したリード板5を回路基板6に接続し、さらに、回路基板6が固定された基板ホルダ7を電池ホルダ2に固定して電池のコアパック10となる。電池のコアパック10は、防水袋3に収納されて電池組立50となり、この電池組立50を外装ケース4に収納すると共に、防水袋3の開口部のリード線引出部3Yにできる挿通隙間18、すなわちリード線8と防水袋3との間の挿通隙間18にシール剤19を充填して、防水袋3を水密に閉塞する。このパック電池は、電池1に回路基板6を接続しているコアパック10を防水構造の防水袋3に収納して電池組立50とするので、電池1に加えて回路基板6も一緒に防水構造として外装ケース4に収納できる。とくに、この構造は、電池1と回路基板6に加えて、電池1と回路基板6の接続部を含むコアパック全体を防水袋3に収納して電池組立50にできる。このため、従来のインナーケースに電池のコアパックを収納するパック電池に比較して、より理想的な状態で、電池1と回路基板6の両方を防水構造として外装ケース4に収納できる。この構造によると、電池1と回路基板6との接続部も防水袋3に収納できるので、この部分を防水構造とするためにシール材を塗布する等の手間を必要としない。また、シール材が劣化して防水構造に保持できない弊害も発生しない。この構造のパック電池は、防水袋3からリード線8のみを引き出す極めて簡単な構造となる。このため、リード線8のみを防水袋3の開口部からシール剤19で防水して引き出し、このリード線8の引き出し部をシール剤19で確実な防水構造として、電池1と回路基板6の全体を理想的な状態で防水して外装ケース4に収納できる。
防水袋3は、図9に示すように、可撓性シートを袋状に成形したものである。防水袋3の可撓性シートには、プラスチックシートが使用できる。プラスチックシートには、ポリイミド(PI)、ポリエチレンイミド(PEI)、ペット(PET)等が使用できる。これらのプラスチックシートは、可撓性と耐熱性に優れている特長がある。また、電池の安全弁が開弁されたときに排出される電解液によって、溶融されたり化学反応を起こすこともない。ただ、可撓性シートには、他のプラスチックシートも使用できる。
防水袋3は、好ましくは、透光性を有する可撓性シートで製造する。この防水袋3は、回路基板6上に設けた発光ダイオード33の光を透過させて、外装ケース4の表示窓4cから外部に表示できる。
図9に示す防水袋3は、電池のコアパック10を収納する袋状で内部に収納部3Bを備えており、リード線8を引き出すために一部を開口している。防水袋3は、収納部3Bに電池のコアパック10を収納すると共に、コアパック10から引き出されたリード線8を開口部から外部に引き出している。防水袋3の収納部3Bは、電池のコアパック10を収納できる形状と大きさに成形している。防水袋3は、収納される電池のコアパック10の外形に沿う袋状、たとえば、コアパック10を無理なく収納できるように、コアパック10の外形よりも多少大きな直方体形状や角筒状とすることができる。ただ、防水袋は、円筒状や楕円筒状とすることもできる。
防水袋3は、図9ないし図12に示すように、収納部3Bを、電池のコアパック10を収納できる袋状として、この部分に電池のコアパック10を収納すると共に、リード線8を引き出す部分である開口部を細く絞ってリード線引出部3Yとしている。図に示す防水袋3は、開口部と収納部3Bを同じ太さの筒状としている。この防水袋3は、プラスチックを筒状にインフレーション成形したものを、所定の長さに切断して、能率よく安価に多量生産できる。図に示す防水袋3は、筒状に成形された可撓性シートの一端を溶着または接着して、他端を開口部とする袋状に成形している。さらに、袋状に成形された防水袋3の収納部3Bに電池のコアパック10を挿入し、開口部からリード線8を引き出すと共に、この部分を細く絞ってリード線引出部3Yとしている。
防水袋3は、細く絞られたリード線引出部3Yを、図11に示すように、閉塞具9で閉塞して、防水袋2とリード線8との隙間にシール剤19を充填して、電池のコアパック10を防水構造で収納する。図に示す閉塞具9は、リード線引出部3Yを外部から結束する結束具9Aである。図11の結束具9Aは結束バンドである。結束バンドである結束具9Aは、リード線8を挿通しているリード線引出部3Yにバンド部9aを巻き付けて、バンド部9aを係止部9bに挿通した後、係止部9bをバンド部9aの根元に向かって締め付けして外れないように結束する。ただ、結束具には線材を使用することもできる。線材である結束具には、図示しないが、針金や結束紐が使用できる。線材である結束具は、リード線を挿通しているリード線引出部に外部から巻き付けて結束する。さらに、閉塞具には、粘着テープを使用することもできる。粘着テープである閉塞具は、リード線引出部に巻き付けて閉塞する。以上の閉塞具は、簡単な構造で、しかも低コストにリード線引出部3Yを外部から閉塞できる。
結束具9Aや粘着テープである閉塞具9で結束されるリード線引出部3Yは、リード線8と防水袋3との間に隙間ができる。この隙間、すなわちリード線8と防水袋3との間にできる挿通隙間18にシール剤19が充填されて、防水袋3の開口部であるリード線引出部3Yは確実に防水構造に閉塞される。
電池組立50は、防水袋3のリード線引出部3Yを水密構造に閉塞してリード線8を引き出して、内部に収納されるコアパック10を防水する。さらに、防水構造に閉塞される防水袋3は、収納される電池1の安全弁が開弁されたときに排出される電解液が防水袋3の外側に漏れるのを有効に防止できる特長もある。
防水袋3からリード線8を引き出すリード線引出部3Yは、図4ないし図6、及び図12において、電池ホルダ2の上方に設けた引出スペース42に配置される。電池ホルダ2は、図5と図6に示すように、一対の支持側壁12の間に、防水袋3のリード線引出部3Yを配置する引出スペース42を設けている。引出スペース42は、基板収納スペース41の反対側に設けられる。図5と図6の電池ホルダ2は、保持筒11の下方に基板の収納スペース41を設けているので、保持筒11の上方に引出スペース42を設けている。図に示す電池ホルダ2は、一対の支持側壁12を、保持筒11の両端から、図において上方に突出させており、一対の支持側壁12の間に、リード線引出部3Yを収納する引出スペース42を設けている。引出スペース42は、リード線8を収納している防水袋3の開口部であるリード線引出部3Yを配設できる深さに設計される。
以上の防水袋3は、収納部3Bと開口部とを同じ大きさの筒状としている。ただ、防水袋は、図示しないが、リード線を引き出すリード線引出部である開口部を、電池のコアパックを収納している収納部よりも細い筒状の開口筒部とすることもできる。この形状の防水袋は、2枚の可撓性シートの両側縁を溶着し、あるいは接着して製作し、あるいは、可撓性シートを筒状に成形した後、開口部となる部分を収縮して細くし、あるいは収納部を伸長させて太くして製作することができる。この防水袋は、リード線引出部である開口筒部に電池のコアパックを通過させて、収納部に入れることができないので、開口筒部の反対側を開口してコアパックの挿入開口とし、この挿入開口からコアパックを入れた後、溶着又は接着して閉塞することができる。
さらに、防水袋は、図示しないが、開口部を熱溶着して閉塞することもできる。この防水袋は、収納部に電池のコアパックを収納した状態で、リード線を外部に引き出す開口筒部において、リード線の外側に沿って、防水袋を溶着して溶着部を設けて、リード線を外部に引き出す挿通隙間を設けることができる。さらに、開口部が溶着された防水袋は、開口筒部において、挿通隙間より外側であって、収納部よりも開口部側に位置するコーナー部を切断して、リード線引出部を細くすることもできる。
以上のようにして、コアパック10が防水袋3に収納され、回路基板6から引き出されたリード線8は、リード線引出部3Yにおいて、防水構造で防水袋3から引き出される。以上のように、リード線引出部3Yをシール剤19で閉塞する防水袋3は、好ましくは、閉塞部分を気密に閉塞して、外装ケース4に収納する。防水袋3を気密に閉塞して外装ケース4に収納するパック電池は、防水袋内の空気温度が変化して膨張し、あるいは収縮するとき、可撓性シートの防水袋が変形し、防水袋から空気が排気されたり、防水袋に空気が吸入されることがない。したがって、温度変化で防水袋の内部に外気が侵入するのを理想的な状態で阻止して、結露水に起因する電池やリード板の腐食を確実に阻止できる。さらに、気密に閉塞される防水袋は、内部に残存する気体を、乾燥された空気や不活性ガスとして、結露等を有効に防止することもできる。
ただし、本明細書において、防水袋を気密に閉塞するとは、空気の出入りを完全に遮断して防水袋の開口筒部を閉塞する状態のみを意味するのではなく、防水袋内の空気を外部に排気できる状態、たとえば、防水袋を外部から押圧して、圧力をかけた状態で防水袋の内部の空気を排気できるように閉塞する状態を含む広い意味で使用する。この状態は、外部から圧力が作用しない通常の状態では、防水袋への空気の出入りは生じない。したがって、温度変化で防水袋の内部に外気が侵入することもない。ただ、パック電池は、必ずしも防水袋を気密に閉塞する必要はない。
さらに、リード線引出部3Yをシール剤19で閉塞する防水袋3は、好ましくは、内部の空気を排気した状態でシール剤19を充填して閉塞する。それは、防水袋の内部に空気が満たされた状態では、風船のように膨れた状態となって容積が大きくなり、外装ケースに収納し難くなると共に、外装ケースへの収納時や衝撃等を受けたときに、可撓性シートが破損しやすくなるからである。内部の空気を排気した状態、いいかえると、袋全体をしぼませた状態の防水袋は、容積を小さくして外装ケースに収納しやすくできると共に、収納時や衝撃を受けたときの破損を極減できる。
防水袋3は、リード線引出部3Yを閉塞具9で閉塞した後、防水袋3を外側から押圧して袋内の圧力を高くして、閉塞部分から空気を外部に排気することができる。また、防水袋3は、内部の空気を吸引しながら、すなわち、内部を減圧する状態でリード線引出部3Yから内部の空気を排気してシール剤19で防水構造に閉塞することもできる。このように、内部を減圧する防水袋3は、可撓性シートの内面を支持側壁12の外周面に密着させて、全体をコンパクトな形状として無理なく収納ケース4に収納できる特徴がある。たとえば、防水袋3は、防水袋内の空気を挿通隙間18から排気して、防水袋3の内部を減圧してコアパック10の表面に密着させることができる。この防水袋3は、挿通隙間18に吸引ノズルを差し込んで内部の空気を吸引して内部を減圧することができる。防水袋3は、内部の空気を排気した後、挿通隙間18をシリコン樹脂等のシール剤19で閉塞して気密に閉塞する。このように、可撓性シートをコアパック10の表面に密着できる防水袋3は、可撓性シートが嵩張るのを有効に防止できるので、外装ケース4の電池収納部40にスムーズに収納することができる。
以上のように、内部の空気を排気する防水袋3は、内部の空気を排気した状態で外装ケース4に収納し、あるいは、後述する第1ケース4Aに収納した状態で内部の空気を排気して、その後、第2ケース4Bで閉塞することもできる。このパック電池は、内部の空気を排気して、防水袋3の外形をコアパック10の外形に沿うコンパクトな形状として無理なく収納ケース4に収納できるので、収納時や衝撃を受けたときに防水袋3が破損されるのを有効に防止できる。
さらに、パック電池は、図示しないが、コアパックを収納した防水袋の外側を収縮チューブで被覆することもできる。防水袋の外側を被覆する収縮チューブは、外装ケースの内面との接触面である、支持側壁の外周部分を被覆して、外装ケースの内面との接触面を効果的に被覆できる。収縮チューブには、熱収縮チューブまたはゴム状弾性体が使用できる。熱収縮チューブには、塩化ビニル系またはポリオレフィン系のシート材をリング状または筒状に成形したものが使用できる。ゴム状弾性体には、難燃性シリコンが使用できる。これらの収縮チューブは、収縮する状態で、コアパックを収納している防水袋の支持側壁の外周を被覆する大きさと形状とする。
さらにまた、パック電池は、図示しないが、電池のコアパックを収納する防水袋の外側に粘着テープを付着して、この粘着テープで、防水袋をコアパックの表面に沿わせることもできる。粘着テープには、たとえば、ポリプロピレンテープが使用できる。このパック電池は、外装ケースの内面との接触面である、支持側壁の外周部の表面と湾曲プレート部とに粘着テープを付着することができる。この部分に粘着テープを付着する構造は、外装ケースの内面との接触面を効果的に被覆できる。
以上のように、防水袋の外周を収縮チューブや粘着テープで被覆する構造は、可撓性のシートである防水袋をコアパックの外周面に密着できるので、防水袋が嵩張るのを有効に防止して、簡単に外装ケースに収納して能率よく組み立てできる特長がある。さらに、防水袋の外周を被覆する収縮チューブや粘着テープで、外装ケース内面との接触面を被覆できるので、防水袋の可撓性シートがコアパックと外装ケースで挟まれて破損するのを有効に防止できる特長がある。
外装ケース4は、プラスチックを成形して製作される。図1ないし図6、及び図13ないし図15の外装ケース4は、プラスチック製の第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34を連結して内部を閉鎖構造として、内部に電池組立50を収納している。第1ケース4Aと第2ケース4Bは、周壁34を一体的に成形して設けている。図に示す第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34は、両側に位置する側壁34Bの上下を連結壁34Aで連結する構造として、第1ケース4Aと第2ケース4Bの開口縁の形状を長方形としている。図の第1ケース4Aと第2ケース4Bは、長方形である開口縁の長辺を構成する周壁34を側壁34Bとして、短辺を構成する周壁34を連結壁34Aとしている。図の外装ケース4は、第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34の高さをほぼ同じとしている。ただし、外装ケースは、第1ケースと第2ケースの周壁の高さを必ずしも同じ高さとする必要はなく、たとえば第1ケースの周壁の高さを、周壁全体の高さの20%〜80%、好ましくは30%〜70%とすることができる。第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34の高さをほぼ同じとする外装ケース4は、開いた状態で電池組立50を簡単に内部に収納できる。また、衝撃を効率よく吸収できる特徴もある。それは、同じ高さの周壁34を、以下に記述する凸条と連結溝で嵌着構造に連結して、第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34の連結部を変形させて衝撃を吸収できるからである。
外装ケース4は、ユーザーが便利に持ち運びできるように、一端部、図において上端部にグリップ60を設けている。グリップ60を設けるために、第1ケース4Aと第2ケース4Bは、図において上方に突出するように突出アーム57を一体的に成形して設けている。突出アーム57はL字状に成形するように、グリップ筒体59を挿入する連結ロッド58を一体的に成形して設けている。第1ケース4Aと第2ケース4Bの連結ロッド58は、互いに直線上に配設されて、これをグリップ筒体59に挿入している。連結ロッド58にグリップ筒体59を挿入して、第1ケース4Aと第2ケース4Bとを連結して、グリップ筒体59を介して連結ロッド58を連結して、外装ケース4にグリップ60が設けられる。このパック電池は、グリップ60を握って簡単に持ち運びできる。外装ケース4は、グリップ60の反対側、図において下端部にコネクタ収納部47を設けている。図の外装ケース4は、コネクタ収納部47の横幅を、電池収納部40より狭くしている。
第1ケース4Aと第2ケース4Bは、周壁34の開口縁をずれないように連結するために、第1ケース4Aの開口縁に沿って凸条61を、第2ケース4Bの開口縁に沿って凸条61を挿入する連結溝62を設けている。図13の第1ケース4Aは、長方形である開口縁の長辺を構成する側壁34Bに凸条61を設けている。図の第1ケース4Aは、側壁34Bのほぼ全体にわたって凸条61を設けている。第1ケースは、好ましくは、側壁の80%以上の領域に凸条を設けることができる。ただ、第1ケースは、側壁だけでなく、連結壁にも凸条を設けることができる。また、図14の第2ケース4Bは、長方形である開口縁の長辺を構成する側壁34Bに連結溝62を設けている。第2ケース4Bは、第1ケース4Aの凸条61を案内できるように連結溝62を設けている。図14の第2ケース4Bは、電池収納部40の両側に位置する側壁34Bに連結溝62を設けている。ただ、第2ケースは、電池収納部の両側以外の側壁や連結壁であって、凸条を案内する部分に連結溝を設けることができる。図14の第2ケース4Bは、コネクタ収納部47の両側に位置する側壁34Bの一部であって、凸条61の下端部を案内する位置に、部分的に連結溝62を設けている。
第1ケース4Aの凸条61は、図13に示すように、高低差を設けて、低凸条部61Aと高凸条部61Bとに区分している。第1ケース4Aと第2ケース4Bは、周壁開口縁の特定の領域を衝撃吸収領域63として、この衝撃吸収領域63の凸条61を低凸条部61Aとして、他の部分の凸条61を高凸条部61Bとしている。さらに、衝撃吸収領域63の低凸条部61Aは、周壁開口縁の対向する位置に配置している。
図2、図3、図13、及び図14の外装ケース4は、第1ケース4Aと第2ケース4Bの開口縁を長方形として、長方形の長辺を構成する側壁34Bの対向する位置を衝撃吸収領域63として、ここに低凸条部61Aを設けている。図13に示す第1ケース4Aは、側壁34Bの一方の端部、図においては側壁34Bの下部を衝撃吸収領域63とし、この部分の凸条61を低凸条部61Aとしている。とくに、図の第1ケース4Aは、電池収納部40の両側に位置する側壁34Bの下端部であって、対向する位置に衝撃吸収領域63の低凸条部61Aを設けている。この外装ケース4は、上端部にグリップ60を設けて、下端部を衝撃吸収領域63とする。すなわち、グリップ60と反対側の端部を衝撃吸収領域63として、ここに設ける凸条61を低凸条部61Aとしている。さらに、図13に示す第1ケース4Aは、長辺の1/2を衝撃吸収領域63として、この部分の凸条61を低凸条部61Aしている。この構造の外装ケース4は、グリップ60を持って吊り下げるように持ち運ぶ状態で、衝撃吸収領域63が下端部に配設される。衝撃吸収領域63を下端部に配設する状態でパック電池が落下されると、外装ケース4は、下端部が地面等に衝突して強い衝撃が加わる。したがって、下端部を衝撃吸収領域63とする外装ケース4は、強い衝撃が加わる部分を変形させることで、衝撃を効率よく吸収できる。このため、グリップ60と反対側の端部に、低凸条部61Aを備える衝撃吸収領域63を設ける外装ケース4は、衝撃を効率よく吸収して、損傷を効果的に防止できる。とくに、図に示すように、下半分を衝撃吸収領域63として低凸条部61Aとする外装ケース4は、下半分を衝撃吸収領域63として、衝撃を吸収することから、極めて効果的に衝撃を吸収して損傷を防止できる。
ただ、本発明のパック電池は、必ずしも長辺の1/2を衝撃吸収領域とする必要はなく、たとえば、長辺の30%〜70%を衝撃吸収領域として、この領域の凸条を低凸条部とすることもできる。外装ケース4は、衝撃吸収領域63を30%よりも長くして衝撃を効果的に吸収できる。ただ、衝撃吸収領域が70%よりも長くなると、高凸条部が短くなって、第1ケースと第2ケースの周壁の連結強度が低下する。したがって、衝撃吸収領域は、外装ケースに収納する電池組立の重量、周壁厚さ、周壁の高さ、外装ケースに要求される強度等を考慮して、前述の範囲で最適値に設定される。
衝撃吸収領域63に設けられる低凸条部61Aの高さは、たとえば高凸条部61Bの高さの1/3とする。低凸条部61Aは、低くして、連結している第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34を変形しやすくして、衝撃の吸収作用を大きくできる。ただ、低凸条部が低すぎると、第1ケースと第2ケースの周壁を連結する強度が弱すぎて、衝撃を受けない状態で、周壁が変形しやすくなる。反対に低凸条部が高すぎると、第1ケースと第2ケースの周壁の連結強度が強すぎて、変形し難く、衝撃の吸収作用が低下する。したがって、低凸条部の高さは、第1ケースと第2ケースの周壁の連結強度と、衝撃吸収作用とを考慮して、たとえば、高凸条部の高さの10%〜70%に、好ましくは、20%〜60%に、さらに好ましくは20%〜50%とする。
さらに、低凸条部61Aと高凸条部61Bの高さは、外装ケース4に収納する電池組立50の重量、低凸条部61Aの長さ、凸条61の厚さ、周壁34の厚さ、周壁34の高さ等を考慮して最適値に設定されるが、たとえば、電池収納部40の内形を73mm×161mm、周壁34の高さを45mm、長辺における低凸条部61Aの長さを75mm、高凸条部61Bの長さを91mm、周壁34の厚さを3mmとする外装ケース4にあっては、低凸条部61Aの高さを1.5mm、高凸条部61Bの高さを3.3mmとして、衝撃吸収作用を実現しながら、第1ケース4Aと第2ケース4Bの周壁34の連結部を十分な強度にできる。
さらに、図13に示す第1ケース4Aは、コネクタ収納部47の両側に設けている凸条61の高さを、低凸条部61Aよりも高くして高凸条部61Bとし、ボス35で連結される部分の連結強度を向上させている。さらに、図14に示す第2ケース4Bは、電池収納部40とコネクタ収納部47の境界部から、コネクタ収納部47の両側にかけての凸条61を案内する部分には連結溝を設けることなく、凸条61を嵌合させて定位置に保持する段差凹部64を設けている。さらに、第2ケース4Bは、この段差凹部64の下端部の内面に、凸条61の下端部の内面に当接する保持リブ65を一体成形して設けており、この保持リブ65と段差凹部64とで、凸条61の下端部を案内する連結溝62を部分的に設けている。この第2ケース4Bは、電池収納部40とコネクタ収納部47の境界部から、コネクタ収納部47の両側にかけての凸条61を段差凹部64に嵌合させると共に、コネクタ収納部47の両側の下端部に位置する凸条61を、段差凹部64の下端部の連結溝62に案内して第1ケース4Aに連結する。
さらに、図に示す第1ケース4Aと第2ケース4Bは、電池組立50が収納される電池収納部40の上端に中間壁74を一体的に成形して設けている。この中間壁74は、その両端を、両側の側壁34Bに連結すると共に、先端縁を周壁開口縁と同じ高さとしている。さらに、図に示す第1ケース4Aと第2ケース4Bは、対向する中間壁74をずれないように連結するために、第1ケース4Aの中間壁74の開口縁に沿って凸条71を設けて、第2ケース4Bの中間壁74の開口縁に沿って、この凸条71を挿入する連結溝72を設けている。図13に示す凸条71は、高凸条部61Bよりも低く、低凸条部61Aよりも高く成形しており、その両端を側壁34Bに設けた凸条61に連結している。また、凸条71を案内する連結溝72は、図14に示すように、その両端を側壁34Bに設けた連結溝72に連結している。このように、中間壁74の凸条71を側壁34Bの凸条61に連結すると共に、中間壁74の連結溝72を側壁34Bの連結溝62に連結して、ここに凸条71、61を案内する構造は、電池収納部40の上端部を確実に閉鎖構造として、雨水等が電池収納部40に浸入するのを有効に防止しながら、第1ケース4Aと第2ケース4Bの連結強度を強くできる。さらに、図14に示す第2ケース4Bは、中間壁74と側壁34Bの連結部分より上方であって、凸条61の上端部を案内する部分には、連結溝を設けることなく、凸条61を嵌合させて定位置に保持する段差凹部66を設けている。
さらに、図の外装ケース4は、内側に、ボス35を突出して設けている。ボス35は、第1ケース4Aと第2ケース4Bの両端部に設けている。図の外装ケース4は、電池収納部40とコネクタ収納部47との境界部分に2個、グリップ60を設けている上端部であって、上端の連結壁34Aと中間壁74との間に2個のボス35を、一体的に成形して設けている。ボス35に止ネジ37を挿通し、この止ネジ37で第1ケース4Aと第2ケース4Bを連結する。第1ケース4Aと第2ケース4Bは、第1ケース4Aの凸条61を第2ケース4Bの連結溝62に嵌入させる状態で、互いに連結される。連結された第1ケース4Aと第2ケース4Bは、互いに周壁34の開口縁を隙間なく接触させて閉塞される。
外装ケース4は、コネクタ15を連結する下端の連結壁34Aに、コネクタ15を外部に露出させる開口窓4aを設けている。図の外装ケースは、第2ケース4Bの連結壁34Aに開口窓4aを設けている。この外装ケース4は、組み立て時において、図15に示すように、第1ケース4Aに電池組立50を収納して、コネクタ15を仮止めする。第1ケース4Aに電池組立50とコネクタ15がセットされる状態で、第1ケース4Aに第2ケース4Bが連結される。第1ケース4Aに第2ケース4Bが連結される状態で、コネクタ15は第2ケース4Bの開口窓4aに配設されて、外装ケース4の定位置に配置される。すなわち、第1ケース4Aと第2ケース4Bが連結される状態で、コネクタ15は第2ケース4Bの開口窓4aに嵌着して定位置に固定される。第1ケース4Aは、第2ケース4Bを連結しない状態において、開口窓4aでコネクタ15を定位置に配置できない。第1ケース4Aが、電池組立50を電池収納部40に入れて定位置に配置しながら、コネクタ15を定位置に配置できないと、組み立て工程において、電池組立50とコネクタ15とが相対的に移動することになる。電池組立50とコネクタ15の相対的な移動は、防水袋3のリード線引出部3Yの防水構造に弊害を与える。コネクタ15と電池組立50とが相対的に移動すると、リード線8が防水袋3に対して移動して、リード線8と防水袋3とシール剤19との間に隙間ができるからである。
この弊害を防止するために、第1ケース4Aは、図13、及び図15ないし図17に示すように、コネクタ15を定位置に仮止めする嵌着仮止部51を設けている。この第1ケース4Aは、第2ケース4Bを連結しない状態で、コネクタ15と電池組立50の両方を定位置に配置して、両者の相対的な移動を阻止する。図13と図15に示す第1ケース4Aは、側壁34Bの内側に電池収納部40とコネクタ収納部47を設け、さらに下端に設けている連結壁34Aの内側に、コネクタ15の嵌着仮止部51を設けている。嵌着仮止部51は、コネクタ15の外周面に設けたガイド凸条15Aを係止して定位置に仮止めする。この嵌着仮止部51は、図16と図17に示すように、コネクタ15の両側に設けてガイド凸条15Aに沿う位置に設けているガイドリブ52と、図においてコネクタ15の下面に設けているガイド凸条15Aを案内する係止溝54のある係止リブ53とからなる。ガイドリブ52と係止リブ53は、プラスチック製の第1ケース4Aに一体的に成形して設けられる。
ガイドリブ52は、コネクタ15を連結する連結壁34Aの内側にあり、かつコネクタ15の両側部に位置して、第1ケース4Aの底板36から垂直に伸びるように設けられる。このガイドリブ52は、コネクタ15の両側面に設けているガイド凸条15Aに沿う位置にあって、コネクタ15のガイド凸条15Aをこのガイドリブ52に沿って配設して、コネクタ15を定位置に仮止めする。
係止リブ53は、連結壁34Aの内側に離れた位置にあって、連結壁34Aと平行に配置される平行プレート53Aと、この平行プレート53Aと連結壁34Aとを連結するように設けている横リブ53Bとからなる。横リブ53Bは、平行プレート53Aと連結壁34Aとに直交するように、その両側縁を平行プレート53Aと連結壁34Aに連結して設けている。さらに、横リブ53Bは、図4に示すように、コネクタ15の下側の外周底面に設けているガイド凸条15Aを挿入する係止溝54を設けている。
以上の嵌着仮止部51は、コネクタ15の外周底面に設けているガイド凸条15Aを係止リブ53である横リブ53Bの係止溝54に入れて、コネクタ15の垂直方向の位置ずれを阻止し、さらに、コネクタ15の両側面に設けているガイド凸条15Aをガイドリブ52に沿わせることで、コネクタ15の傾動を阻止する。したがって、この嵌着仮止部51は、コネクタ15を位置ずれしないように仮止めする。
コネクタ15を嵌着仮止部51で第1ケース4Aの定位置に仮止めし、さらに電池組立50を電池収納部40に入れて定位置にセットする状態で、コネクタ15と電池組立50は第1ケース4Aの定位置に配置される。コネクタ15と電池組立50の相対的に移動を阻止する状態で、図15に示すように、防水袋3のリード線引出部3Yにシール剤19を充填して、リード線引出部3Yを防水構造に閉塞する。リード線引出部3Yを防水構造に閉塞した後、第1ケース4Aに第2ケース4Bを連結して、コネクタ15を第2ケース4Bの開口窓4aにセットして定位置に固定する。ただ、防水袋3のリード線引出部3Yにシール剤19を充填して、このシール剤19が未硬化な状態で、コネクタ15と電池組立50とを第1ケース4Aの定位置にセットして両者を相対的に移動しない状態とし、この状態で、シール剤19が防水袋3のリード線引出部3Yを防水構造に閉塞する状態として、第1ケース4Aに第2ケース4Bを連結することもできる。
第2ケース4Bは、図18に示すように、コネクタ15の両側に設けているガイド凸条15Aを案内するガイド溝55を一体的に成形して設けている。コネクタ15は、両側面に設けているガイド凸条15Aを第2ケース4Bのガイド溝55に入れて、連結壁34Aの開口窓4aに固定される。ガイド溝55は、第2ケース4Bの連結壁34Aの内面にあって、開口窓4aの両側に沿って設けられる。このガイド溝55を設けるために、第2ケース4Bは、開口窓4aの内側に横断面(図において水平断面)をコ字状とする垂直リブ56を一体的に成形して設けている。
さらに、第1ケース4Aは、その表面に、パック電池の容量表示スイッチ32や発光ダイオード33を外部に表出させる操作窓4bと表示窓4cを設けている。操作窓4bは、回路基板6に設けた容量表示スイッチ32を外部に表出する。表示窓4cは、発光ダイオード33からの光を外部に表示する。
以上のパック電池は、以下のようにして組み立てられる。
(1)図8に示すように、全ての電池1を電池ホルダ2の保持筒11に挿入した後、一対のホルダユニット2Aを連結する。
(2)電池ホルダ2の収納スペース41に基板ホルダ7を固定する。基板ホルダ7は、図6に示すように、連結部28を止ネジ39を介して電池ホルダ2に固定する。基板ホルダ7は、予め回路基板6を固定している。さらに、基板ホルダ7は、回路基板6を絶縁樹脂14にポッティングして絶縁している。
(3)各々の電池1の端面電極に、リード板5を溶着して固定する。リード板5の接続部5Aを回路基板6に接続する。リード板5の接続部5Aは、支持側壁12の接続窓12Bに配置されて、回路基板6に接続される。
以上の工程で、電池のコアパック10が組み立てられる。
(4)図9ないし図12に示すように、電池のコアパック10を防水袋3に入れて、リード線8を防水袋3の開口部から外部に引き出す。リード線8を引き出す開口部は、結束具やコードブッシュ等の閉塞具9で閉塞することができる。ただ、コアパックを収納している防水袋は、必ずしも開口部を閉塞具で閉塞する必要はない。防水袋3は、図示しないが、開口部を熱溶着して閉塞することもできる。リード線8を引き出す部分をリード線引出部3Yとして、このリード線引出部3Yを折り返して、電池ホルダ2の引出スペース42に配置する。
さらに、コアパックが収納されてリード線が引き出された防水袋の外側を収縮チューブで被覆し、あるいは、防水袋の外側を粘着テープで被覆することもできる。
以上のように、可撓性シートからなる防水構造の防水袋3に電池のコアパック10を収納して電池組立50とする。さらに、この電池組立50は、以下の工程で外装ケース4に収納される。
(5)図15に示すように、電池組立50を第1ケース4Aの電池収納部40に収納すると共に、リード線8の先端に接続しているコネクタ15を嵌着仮止部51で第1ケース4Aの定位置に仮止めする。コネクタ15は、外周底面に設けているガイド凸条15Aを係止リブ53である横リブ53Bの係止溝54に入れると共に、両側面に設けているガイド凸条15Aをガイドリブ52に沿わせて位置ずれしないように第1ケース4Aの定位置に仮止めされる。
(6)コネクタ15と電池組立50を第1ケース4Aの定位置に仮固定する状態で、防水袋3のリード線引出部3Yにシール剤19を充填して、リード線引出部3Yを防水構造に閉塞する。ここで、コネクタ15と電池組立50は第1ケース4Aに仮固定されて相対的な移動が阻止されているので、リード線8は防水袋3に対して移動することなく、リード線8と防水袋3とシール剤19との間に隙間ができるのを阻止して、リード線引出部3Yを確実に防水構造に保持できる。
(7)第1ケース4Aに第2ケース4Bを連結して、コネクタ15を第2ケース4Bの開口窓4aにセットして定位置に固定する。コネクタ15は、両側に設けているガイド凸条15Aを、第2ケース4Bの連結壁34Aの開口窓4aの両側に沿って設けているガイド溝55に入れて定位置に固定される。第1ケース4Aと第2ケース4Bは、第1ケース4Aの凸条61を第2ケース4Bの連結溝62に嵌入して、互いの周壁34を開口縁で連結する状態で連結される。
以上の(5)〜(7)の工程では、コネクタ15と電池組立50を第1ケース4Aの定位置に仮固定した後、防水袋3のリード線引出部3Yにシール剤19を充填してリード線引出部3Yを防水構造に閉塞する状態として、第1ケース4Aに第2ケース4Bを連結している。ただ、パック電池は、防水袋3のリード線引出部3Yにシール剤19を充填して、このシール剤19が未硬化な状態で、コネクタ15と電池組立50とを第1ケース4Aの定位置にセットして両者を相対的に移動しない状態とし、この状態で、シール剤19が防水袋3のリード線引出部3Yを防水構造に閉塞する状態として、第1ケース4Aに第2ケース4Bを連結することもできる。
以上のパック電池は、電池のコアパック10が、複数の電池1にリード板5を介して接続している回路基板6と、この回路基板6を収納する基板ホルダ7とを備えている。したがって、回路基板6と基板ホルダ7を備えるコアパック10を防水袋3に収納している。ただ、コアパックは、必ずしも回路基板と基板ホルダとを備える必要はなく、複数の電池を収納してなる電池ホルダをコアパックとして、防水袋に収納することもできる。このコアパックを収納する防水袋も、複数の電池の出力用のリード線を開口部から外部に引き出すと共に、リード線の先端に接続しているコネクタと電池組立を外装ケースに仮固定する状態でリード線引出部にシール剤を充填して防水構造で閉塞することができる。
本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図1に示すパック電池の分解斜視図である。 図2に示すパック電池を下側から見た背面斜視図である。 図1に示すパック電池の垂直断面図である。 図1に示すパック電池の水平断面図であって、図4のA−A線断面に相当する図である。 図1に示すパック電池の水平断面図であって、図4のB−B線断面に相当する図である。 コアパックの斜視図である。 図7に示すコアパックの分解斜視図である。 コアパックを防水袋に挿入する状態を示す斜視図である。 コアパックを防水袋に挿入した状態を示す斜視図である。 コアパックのリード線を防水袋から引き出す状態を示す斜視図である。 防水袋から引き出したリード線を引出スペースに配置した状態を示す斜視図である。 第1ケースの斜視図である。 第2ケースの斜視図である。 電池組立とコネクタを第1ケースに仮固定する状態を示す斜視図である。 図14に示すコネクタと第1ケースの連結部分を示す拡大斜視図である。 第1ケースのコネクタ連結部を示す拡大斜視図である。 第2ケースのコネクタ連結部を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1…電池
2…電池ホルダ 2A…ホルダーユニット
3…防水袋 3B…収納部
3Y…リード線引出部
4…外装ケース 4A…第1ケース
4B…第2ケース
4a…開口窓
4b…操作窓
4c…表示窓
5…リード板 5A…接続部
6…回路基板 6A…貫通孔
7…基板ホルダ
8…リード線
9…閉塞具 9A…結束具
9a…バンド部
9b…係止部
10…コアパック
11…保持筒 11A…開口部
12…支持側壁 12A…接触プレート部
12B…接続窓
13…挿通穴
14…絶縁樹脂
15…コネクタ 15A…ガイド凸条
18…挿通隙間
19…シール剤
20…リード板
21…リードピン
22…ボス
23…止ネジ
24…位置決凹部
25…底板
26…周壁
27…支持部
28…連結部
29…連結ボス
31…止ネジ
32…容量表示スイッチ
33…発光ダイオード
34…周壁 34A…連結壁
34B…側壁
35…ボス
36…底板
37…止ネジ
39…止ネジ
40…電池収納部
41…収納スペース
42…引出スペース
46…温度異常検出体
47…コネクタ収納部
50…電池組立
51…嵌着仮止部
52…ガイドリブ
53…係止リブ 53A…平行プレート
53B…横リブ
54…係止溝
55…ガイド溝
56…垂直リブ
57…突出アーム
58…連結ロッド
59…グリップ筒体
60…グリップ
61…凸条 61A…低凸条部
61B…高凸条部
62…連結溝
63…衝撃吸収領域
64…段差凹部
65…保持リブ
66…段差凹部
71…凸条
72…連結溝
74…中間壁

Claims (8)

  1. 複数の電池(1)を連結してなる電池組立(50)と、この電池組立(50)を内部の定位置に収納してなる外装ケース(4)とを備えるパック電池であって、
    外装ケース(4)は、互いに周壁(34)を連結して内部を閉鎖構造として電池組立(50)を収納している第1ケース(4A)及び第2ケース(4B)を備え、第1ケース(4A)は、開口縁に沿って凸条(61)を設けており、第2ケース(4B)の開口縁には、第1ケース(4A)の凸条(61)を挿入して連結する連結溝(62)を設けており、凸条(61)を連結溝(62)に挿入して、第1ケース(4A)と第2ケース(4B)の開口縁を連結しており、
    さらに、第1ケース(4A)の開口縁に設けている凸条(61)に高低差を設けて、低凸条部(61A)と高凸条部(61B)とに区分しており、周壁開口縁の特定の領域を衝撃吸収領域(63)として、この衝撃吸収領域(63)の凸条(61)を低凸条部(61A)として、他の部分の凸条(61)を高凸条部(61B)としており、さらに、前記衝撃吸収領域(63)の低凸条部(61A)を周壁開口縁の対向する位置に配置してなることを特徴とするパック電池。
  2. 前記第1ケース(4A)と第2ケース(4B)の開口縁が長方形で、長方形の長辺を構成する側壁(34B)に凸条(61)と連結溝(62)を設けている請求項1に記載されるパック電池。
  3. 前記外装ケース(4)が、電池組立(50)を収納する電池収納部(40)を備えており、この電池収納部(40)の両側に位置する側壁(34B)に凸条(61)と連結溝(62)を設けており、さらに、電池収納部(40)の両側に位置する側壁(34B)の一方の端部を衝撃吸収領域(63)として凸条(61)を低凸条部(61A)としている請求項2に記載されるパック電池。
  4. 前記第1ケース(4A)が側壁(34B)の80%以上の領域に凸条(61)を設けている請求項2に記載されるパック電池。
  5. 前記第1ケース(4A)と第2ケース(4B)の開口縁が長方形で、長方形の長辺を構成する側壁(34B)の対向する位置を衝撃吸収領域(63)として低凸条部(61A)を設けており、さらに低凸条部(61A)を設けている領域を、長辺の30%ないし70%としている請求項1に記載されるパック電池。
  6. 前記第1ケース(4A)の開口縁が長方形で、長方形の長辺を構成する側壁(34B)の一方の端部を衝撃吸収領域(63)として凸条(61)を低凸条部(61A)としている請求項5に記載されるパック電池。
  7. 前記外装ケース(4)が一端にグリップ(60)を有し、このグリップ(60)の反対側の端部を衝撃吸収領域(63)として、この領域の凸条(61)を低凸条部(61A)としている請求項1に記載されるパック電池。
  8. 前記低凸条部(61A)の高さが高凸条部(61B)の高さの10%〜70%である請求項1に記載されるパック電池。
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