JP2009277438A - 電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置接続電線に小さな曲げ半径が要求される装置相互の高密度実装を実現して、車両内の効率的なスペース利用を実現することができる装置間接続電線を提供する。
【解決手段】装置間接続電線1Aの曲げ部2Aとなる箇所を、曲げ加工する前に、絶縁被覆13の剥ぎ取りにより曲げ易くした場合には、絶縁被覆13の曲げ剛性のために装置間接続電線1Aの曲げが制限されることがなく、装置相互の配置に合わせて、小さな曲げ半径で装置間に適切に配索して、装置間接続電線1Aの配索長の短縮により軽量化を図ることができる。また、装置間接続電線1Aの曲げ部2Aの絶縁被覆除去部14は、絶縁材18で覆われているため、曲げ部2Aにおいて電線の絶縁性及び耐衝撃性等が低下することもない。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば互いに近接配置される装置間を接続するための装置間接続電線に関し、より具体的には、電気的特性を同一にするため銅電線と比較して大径になってしまう、太径のアルミニウム電線を、その限られたスペース内で小さな曲率半径で曲げてその装置間を接続するための装置間接続電線に関する。
従来、自動車等の車両内に配索される電線は、低コストで導電特性が優れた銅電線を使用するのが一般的であり、この銅電線と比較して導電性や機械的強度等の特性が劣るアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)は、あまり、使用されていなかった。
しかし、近年の環境問題に対する強い要求から、低燃費化を実現する一手段として車両の軽量化が叫ばれており、車両分野においても銅電線より軽量なアルミニウム電線の使用に関する要望が高まってきている。
アルミニウムは銅に次ぐ高い導電率を有し、伸線加工性にも優れ、且つ軽量(銅の1/3以下の比重)であるという特質を有することから、従前より架空送電線や架空配電線等の用途を中心に電線材料として使用されている。
アルミニウム電線の例としては、アルミニウム素線又はアルミニウム合金素線だけを撚り合わせて構成したアルミニウム電線や、銅被覆アルミニウム素線(例えば、特許文献1参照)を撚り合わせて構成したアルミニウム電線等が知られている。
即ち、銅電線に替わって使用されるアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)は、導体としてアルミニウム製導体(アルミニウム合金製導体も含む)を有しており、銅の密度8.96g/cmに対して、アルミニウムの密度2.70g/cmと、密度が銅電線の略1/3であり、電線、しいてはワイヤハーネス全体の大幅な軽量化が可能である。しかし、その一方、アルミニウムの導電率は銅より低く、銅電線と同一の電気特性(許容負荷電流)を持たせるためには、銅電線と比較して直径を略1.6倍にする必要がある。
したがって、軽量化を図ってアルミニウム電線を採用した近年のワイヤハーネスは、銅電線を使用していた従来のワイヤハーネスよりも、電線及び電線束の太径化が進む傾向にある。
一方、近年、有害な温室効果ガスの排出量を低減するため、環境性能を実現する車両として、電動モータを駆動源として搭載した車両の開発が活発化している。
このような車両に搭載される電動モータは、高い駆動トルクを発揮できるようにインバータ等から大電流が供給される。通常、このようなインバータと電動モータとを接続する電線には、伝達ロスを少なくするため、一般的に、導体径が太く、且つ、その導体の周囲が絶縁性能の高い絶縁被覆で覆われた太径の電線が使用される。加えて、その環境性能を更に高めるために、車両の小型化も叫ばれており、このため電動モータやインバータ等の装置間のスペースも益々小さくなる傾向にあり、出来るだけ装置間を近接配置すること、即ち装置の高密度実装が市場から強く求められている。
ところで、このような太径の電線は、一般に、絶縁被覆が相当に強大な曲げ剛性を持つため、スペースが限られた装置間において電線を配索する際には、小さな曲げ半径で方向変換させることができない。そして、前述のように軽量化のために、アルミニウム電線に置き換えようとした場合には、更に太径化が進み、一段と曲げ加工が困難になってしまう嫌いがある。
そこで、従来では、電線の配索向きを変えるため、電線本体自体を所定の形状に強制的に曲げるための装置を用いて曲げたり(例えば、特許文献2参照)、又は、配索する電線に必要以上の余長を付与して、迂回する配索経路により電線の向きを変えたり、或いは、電線の配索経路の途中に、配索方向を変える接続ボックスを追加装備するといった電線配索方法が取られることが一般的に行われている。
特開平11−181593号公報 特開平9−164430号公報
しかしながら、前述のように配索する電線の余長を増大させて、迂回する配索経路により装置間を接続する従来の配索方法では、使用する電線の長さが増大して、電線重量の増加が車両の重量化を招くという問題が生じ、前述した車両軽量化の流れに逆行してしまう結果になってしまう。
また、前述した特許文献2のようなものでは、小さな曲げ半径で曲げようとした場合には、対応できる太径の電線の径寸法に限界がある。即ち、太径の電線は、一般に、重厚な絶縁被覆を備えており、この絶縁被覆の曲げ剛性が高く、小さな曲率で曲げることが難しい。このため、電線に小さな曲げが要求される装置相互の高密度実装には適さず、例えば、無理に太径の電線を小さな曲率で曲げた場合、その太径の電線が破損してしまう嫌いがあった。
本発明は前述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えばアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)等の太径の電線を、近接配置された装置間を接続するために用いる場合にも、絶縁被覆の曲げ剛性のために曲げが制限されることがなく、装置相互の配置に合わせられて、小さな曲げ半径で装置間に適切に配索されて、装置接続電線の配索長の短縮により軽量化を図ることができ、且つ装置接続電線に小さな曲げ半径が要求される装置相互の高密度実装を実現して、車両内の効率的なスペース利用を実現することができる装置間接続電線を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 装置相互間を電気的に接続するための電線本体を備え、
当該電線本体が、
当該電線本体の長手方向に沿って延長すると共に当該電線本体の径方向の中央部に位置する中心導体と、
当該中心導体をその周方向に包囲しながら前記長手方向に沿って延長し、且つ前記電線本体の外面を形成する絶縁被覆と、
を有し、
前記電線本体の前記長手方向の少なくとも1箇所に曲げ部を有する装置間接続電線であって、
当該曲げ部は、当該曲げ部に位置する前記絶縁被覆の、前記電線本体の周方向の少なくとも一部分が剥ぎ取られることにより形成された絶縁被覆除去部と、当該絶縁被覆除去部を含めて前記電線本体の周方向にわたって前記電線本体を覆う絶縁材と、を含んでいる
ことを特徴とする装置間接続電線。
(2) 装置相互間を電気的に接続するための電線本体を備え、
当該電線本体が、
当該電線本体の長手方向に沿って延長すると共に当該電線本体の径方向の中央部に位置する中心導体と、
当該中心導体をその周方向に包囲しながら前記長手方向に沿って延長し、且つ前記電線本体の外面を形成する絶縁被覆と、
を有し、
前記電線本体の前記長手方向の少なくとも1箇所に曲げ部を有する装置間接続電線であって、
当該曲げ部は、当該曲げ部に位置する前記絶縁被覆の、前記電線本体の周方向の少なくとも一部分に前記径方向に切り込みが施されることにより形成された絶縁被覆切込部と、当該絶縁被覆切込部を含めて前記電線本体の周方向にわたって前記電線本体を覆う絶縁材と、を含んでいる
ことを特徴とする装置間接続電線。
(3) 前記絶縁材は、前記絶縁被覆よりも可撓性に優れた蛇腹管である
ことを特徴とする上記(1)又は(2)の装置間接続電線。
(4) 前記絶縁材は、硬化樹脂製のプロテクタである
ことを特徴とする上記(1)又は(2)の装置間接続電線。
(5) 前記プロテクタは、前記絶縁被覆除去部又は前記絶縁被覆切込部に対し所定の曲げ加工が施された後に、前記曲げ部に装着される
ことを特徴とする上記(4)の装置間接続電線。
(6) 前記絶縁材と、前記絶縁被覆除去部又は前記絶縁被覆切込部と、の隙間には、注入後に硬化して前記隙間を封止する樹脂製の止水材が注入されている
ことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1つの装置間接続電線。
(7) 前記電線本体は、前記中心導体としてアルミニウム製導体を有するアルミニウム電線、又は前記中心導体としてアルミニウム合金製導体を有するアルミニウム合金電線である
ことを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1つの装置間接続電線。
上記(1)及び(2)の構成によれば、装置間接続電線の曲げ部となる箇所は、曲げ加工する前に、絶縁被覆の剥ぎ取り(切除)又は絶縁被覆への切り込みが施されることにより曲げ易くされている。このため、例えばアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)等の太径の電線を、近接配置された装置間を接続するために用いる場合にも、絶縁被覆の曲げ剛性のためにこの電線の曲げ半径が制限されることがなく、装置相互の配置に合わせられて、小さな曲げ半径で装置間に適切に配索され、電線の配索長の短縮により軽量化を図ることができる。更に、電線に小さな曲げ半径が要求される装置相互の高密度実装を実現して、車両内の効率的なスペース活用を実現することができる。また、曲げ加工を終えて配索が完了した装置間接続電線の曲げ部の絶縁被覆を剥ぎ取られた部分(即ち、絶縁被覆除去部)、或いは絶縁被覆に切り込みが施された部分(即ち、絶縁被覆切込部)は、別の絶縁材で覆われるため、曲げ部において電線の絶縁性及び耐衝撃性等が低下することもない。なお、電線の配索をする前に、縁被覆除去部又は絶縁被覆切込部を予め絶縁材で覆っても良い。
上記(3)の構成によれば、絶縁材として、例えばグロメット等に代表される蛇腹管を採用したので、電線の絶縁性及び耐衝撃性等を確保しつつ、装置間での電線の配索後も、その曲げ部で任意の角度で曲げることができる。更に、蛇腹管は、絶縁被覆よりも可撓性に優れているため、曲げ加工前に絶縁被覆除去部又は絶縁被覆切込部をこの蛇腹管で覆った状態にしておくことで、電線保管時等における絶縁被覆除去部又は絶縁被覆切込部の汚損等を防止することができる。加えて、電線の配索現場で蛇腹管の装着作業を行う必要が無くなるため、電線の配索作業を簡便にすることができる。
上記(4)の構成によれば、絶縁材として、硬化樹脂製のプロテクタを採用したので、電線の絶縁性及び耐衝撃性等を確保しつつも、曲げ部内の中心導体等をより堅固に保護することが可能になる。更に、確実に所定の曲げ形状で固定でき、例えばエンジン等の内燃機関からの振動が伝わった場合にも、この振動に対し電線の配索位置がずれることがない。
上記(5)の構成によれば、上記(4)の構成を採用する際、そのプロテクタが、絶縁被覆除去部又は絶縁被覆切込部に対し所定の曲げ加工が施された後に、曲げ部に装着されることになるので、効率的な配索ができるので好適である。
上記(6)の構成によれば、絶縁材と、絶縁被覆除去部又は絶縁被覆切込部と、の隙間には、注入後に硬化してこの隙間を封止する樹脂製の止水材が注入されている。このため、電線の防水性を確実に確保できる。
上記(7)の構成によれば、装置間接続電線は導体としてアルミニウム製導体を有するアルミニウム電線、又は導体としてアルミニウム合金製導体を有するアルミニウム合金電線とされるので、車両等に配索される電線の大幅な軽量化及び低燃費化を実現することができる。
本発明によれば、例えばアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)等の太径の電線を、近接配置された装置間を接続するために用いる場合にも、絶縁被覆の曲げ剛性のために曲げが制限されることがなく、装置相互の配置に合わせられて、小さな曲げ半径で装置間に適切に配索されて、装置接続電線の配索長の短縮により軽量化を図ることができ、且つ装置接続電線に小さな曲げ半径が要求される装置相互の高密度実装を実現して、車両内の効率的なスペース利用を実現することができる装置間接続電線を提供することができる。
以下、本発明に係る装置間接続電線の好適な複数の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る第1実施形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る装置間接続電線の断面図である。図2は、本発明に係る装置間接続電線の第1実施形態の構造説明図であり、(a)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所の絶縁被覆を曲げ加工の前に剥ぎ取りした状態の説明図であり、(b)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所を曲げ加工した後の状態の説明図である。図3は本発明の装置間接続電線により接続された装置相互の配置説明図であり、(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面図である。
本実施形態の装置間接続電線1Aは、図3に示すように、自動車等の車両内に搭載されるインバータ4と電動モータ6との間を電気的に接続するためのアルミニウム電線である。
本実施形態の場合では、装置間接続電線1Aは、大電流用の電線を使用した所謂太径の電線であり、図1に示すように、インバータ4と電動モータ6との間を電気的に接続するための電線本体11を備え、この電線本体11がこの電線本体11の長手方向に沿って延長すると共にこの電線本体11の径方向の中央部(中心部)に位置する中心導体12と、この中心導体12をその周方向で包囲しながら長手方向に沿って延長し、且つこの電線本体11の外面を形成する絶縁被覆13と、を有している。
なお、中心導体12は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の素線が複数撚り合わせて形成された導線であり、絶縁被覆13は、この中心導体12を外部に対し絶縁すると共に電線本体11を外部の衝撃から保護する機能を有した電線被覆である。
そして、装置間接続電線1Aの端部の絶縁被覆13が剥ぎ取られて、その端部で中心導線12が露出され、そしてこの露出された中心導体12に、インバータ4又は電動モータ6の被接続部(図示しない)に接続するための接続端子21(図2参照)が電気的に接続されている。この接続端子21を用いて、装置間接続電線1Aと接続端子21とが電気的に接続されることになる。
また、この接続端子21にはボルト等を挿通可能な貫通孔21aが設けられており、図示しないボルトが貫通孔21aに挿通され、電動モータ6又はインバータ4の被接続部に締結して、電動モータ6とインバータ4とが装置間接続電線1Aを介して導通接続することになる。
電動モータ6とインバータ4と間に装置間接続電線1Aを配索するため、これら装置間に配索される際にその長手方向において、この装置間接続電線1Aの曲げ部2Aとなる箇所に対し、その電線本体11の曲げ加工前に、その該当箇所の絶縁被覆13を所定の長手方向長さで且つ電線本体11の周方向にわたって全て剥ぎ取りして、曲げ易くしておく。
この曲げ部2Aに位置する絶縁被覆13が剥ぎ取られることにより、図2(a)に示すように、絶縁被覆除去部14(中心導体12が電線本体11から露出した部分)が形成されることになる。そして、別に用意された絶縁材18が、この絶縁被覆除去部14を含めて電線本体11の周方向にわたって覆う。
即ち、装置間接続電線1Aの曲げ部2Aは、この絶縁被覆除去部14と、この絶縁材18と、を含めて構成されることになる。
また、本実施形態では、この絶縁材18として、絶縁被覆13よりも可撓性に優れた蛇腹管(グロメット等)が採用され、また、この蛇腹管は、僅かな曲げ力で簡単に曲げることができるため、絶縁被覆13の剥ぎ取りが終了したら、直ちに、絶縁被覆除去部14上に被冠装着され、絶縁被覆除去部14の周囲を覆う。
蛇腹管が採用された絶縁材18は、図2(a)に示すように、装置間接続電線1Aの絶縁被覆除去部14全体を少なくとも覆うように、その両端部が、所定の余裕寸法をもった長手方向長さLが設定されている。
そして、絶縁材18の両端部は、熱収縮チューブ19により、絶縁被覆13に密着固定されている。
絶縁被覆除去部14の周囲を絶縁材18で覆う処理を終えた装置間接続電線1Aは、図3に示した装置間の配索経路に適合するように、曲げ部2Aとなる箇所に曲げを加えて、図2(b)に示すように略直角に屈曲した曲げ部2Aに形成し、電動モータ6とインバータ4との装置間に設置される。
太径の電線である装置間接続電線1Aにおける曲げ強さは、絶縁被覆13が主要因であるので、絶縁被覆13を剥ぎ取りした本実施形態の屈曲分2Aは、比較的小さな操作力で曲げることができる。
このように、装置4,6相互を接続する装置間接続電線1Aの曲げ部2Aとなる箇所を、曲げ加工する前に、絶縁被覆13の剥ぎ取りにより曲げ易くした場合には、絶縁被覆13の曲げ剛性のために装置間接続電線1Aの曲げが制限されることがなく、装置4,6相互の配置に合わせて、小さな曲げ半径で装置4,6間に適切に配索して、装置間接続電線1Aの配索長の短縮により軽量化を図ることができる。
更に、配索される電線に小さな曲げ半径が要求される装置4,6相互の高密度実装を実現して、車両内の効率的なスペース活用を実現することができる。
また、装置間接続電線1Aの曲げ部2Aの絶縁被覆除去部14は、絶縁材18で覆われているため、曲げ部2Aにおいて電線の絶縁性及び耐衝撃性等が低下することもない。
更に、絶縁材18として、例えばグロメット等に代表される蛇腹管を採用したので、電線の絶縁性及び耐衝撃性等を確保しつつも、装置間での電線の配索後も、その曲げ部2Aで任意の角度で曲げることができる。更に、蛇腹管は、絶縁被覆13よりも可撓性に優れているため、図2(a)に示したように曲げ加工前に絶縁被覆除去部14をこの蛇腹管で覆った状態にしておくことで、電線保管時等における絶縁被覆除去部14の汚損等を防止することができる。
加えて、電線の配索現場で蛇腹管の装着作業を行う必要が無くなるため、電線の配索作業を簡便にすることができる。
なお、本実施形態では、絶縁材18として可撓性に優れた蛇腹管を使用したため、装置間接続電線1Aを曲げ加工する前に、絶縁材18を絶縁被覆除去部分に装着したが、例えば、使用する絶縁材18が単純な円筒構造で曲げ形状が保持されたものである場合には、装置間接続電線1Aの曲げ加工の終了後に、絶縁材18の装着を行うように、装着時期をずらしても良い。
また、装置間接続電線1Aの防水性を確実に確保するために、絶縁材18と絶縁被覆除去部14との隙間に、注入後に硬化して隙間を封止する樹脂製の止水材が注入されるとより好適である。なお、装置間接続電線1Aの曲げ加工を行った後で、この注入加工を行うのが良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。
図4は本発明に係る装置間接続電線の第2実施形態の構造説明図であり、(a)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所の絶縁被覆を曲げる前に剥ぎ取りした状態の説明図であり、(b)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所を曲げた状態の説明図である。
本実施形態の装置間接続電線1Bも、前述した第1実施形態と同様に、自動車等の車両に搭載されるインバータ4と電動モータ6との間を電気的に接続するための、大電流用の太径のアルミニウム電線である。また、本実施形態は、曲げ部2B以外の構成は第1実施形態に示した装置間接続電線1Aと共通であり、また、曲げ部2Bとなる箇所も、図4(a)に示すように、電線の曲げ加工前に、予め、その箇所の絶縁被覆13を所定長さに渡って剥ぎ取りして、曲げ易くしておく点は、第1実施形態と共通であるので、この共通部分については同一又は同等符号をすることにより、その説明を簡略化或いは省略する。
ここで、本実施形態の装置間接続電線1Bの場合、曲げ部2Bに位置する絶縁被覆13の剥ぎ取りにより形成された絶縁被覆除去部14を覆う絶縁材22として、前述の蛇腹管に代えて、曲げ部2Bをその曲げ形状のまま収容する、硬質樹脂により筒構造に形成されたプロテクタを採用する。
そして、この絶縁材22は、絶縁被覆除去部14に所定の曲げ加工を施した後に、この絶縁被覆除去部14に装着されることになり、即ち、本実施形態の装置間接続電線1Bの曲げ部2Bは、絶縁被覆除去部14と、絶縁材22と、を含んで構成されることになる。
更に、本実施形態の場合には、絶縁材22と絶縁被覆除去部分14との隙間には、注入後に硬化して隙間を封止する樹脂製の止水材24を注入して止水し、防水性を高めている。
以上に説明したように、本実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様な効果を奏することができるが、特に、絶縁被覆除去部14の周囲を覆う絶縁材22が、硬質樹脂製のプロテクタであるため、可撓性に富んだ蛇腹管を使用した第1実施形態の場合と比較すると、曲げ部2B内の中心導体12等をより堅固に保護することが可能になる。更に、確実に所定の曲げ形状で固定でき、例えばエンジン等の内燃機関からの振動が伝わった場合にも、この振動に対し電線の配索位置がずれることがない。
ここで、以上の各実施の形態では、装置間接続電線1A,1Bを曲げ易くするために、曲げ部2A,2Bとなる箇所の絶縁被覆13を所定長且つ径方向にわたって全て剥ぎ取ったが、全て剥ぎ取らずに、曲げ部2A,2Bの内径側に位置する絶縁被覆13の部分のみを剥ぎ取って、曲げ易くしても良い。或いは、剥ぎ取り自体を行わずに、カッター等の刃物等を用いて絶縁被覆13に周方向の切り込みのみを施すことにより、曲げ易くするようにしても良い。
また、この切り込みを施す場合には、図5に示すように、曲げ部2A,2Bの内径側に位置する絶縁被覆16の部分に「く」字状の切込みを長手方向に連続して2箇所、互いに「く」字状の開口部が向かうように施すと、より容易に電線本体11を曲げられて好適である。この場合には、図5に示すように、この「く」字状の切り込みが施された部分が絶縁被覆切込部114となり、この絶縁被覆切込部114が前述した絶縁材に覆われることになる。
このように径方向の切り込みを形成する構成においては、絶縁被覆13を剥ぎ取りする場合よりも加工が容易になり、作業性、生産性を向上させることが可能になる。
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本発明に係る曲げ部を有する太径の電線は、前述の実施形態に示した電線に限らず、シールド電線、複合電線等、種々の絶縁被覆を有する電線に適用することができる。また、曲げ部は一箇所に限らず、複数設けてもよい。
更に、前述した各実施形態の装置間接続電線においては、導体として軽量化に適したアルミニウム製導体を採用したアルミニウム電線(アルミニウム合金電線も含む)を採用しており、この採用により電線が太径化した場合にも、近接配置された装置間を接続する電線として自動車等の車両内に広く利用可能である。これにより、車両等に配索される電線の大幅な軽量化及び低燃費化を実現することができる。
更に、太径のアルミニウム電線のアルミニウムとしては、純アルミニウムに限らず、アルミを含む金属、例えば鉄、銅、マンガン、ケイ素、マグネシウム、亜鉛、ニッケル等とのアルミニウム合金も含みことができ、この場合にも前述と同様に実施することができ、且つ前述と同様な作用及び効果を奏することができる。
なお、このアルミニウム合金のうち好ましい具体例としては、アルミニウムと鉄との合金を例示することができる。この合金を採用した場合、純アルミニウムの導線に比べて、延び易く、強度(特に引張強度)を増すことができて好適である。
また、本発明に係る装置間接続電線で接続される装置も、前述の実施形態で示したインバータと電動モータに限るものではなく、電線により接続される車載の各種の電気装置(2次電池、バッテリー等も含む)相互の接続に応用することができる。そして、車両内の多数箇所に採用することで、車載の電気配線の軽量化を促進することができる。
本発明に係る装置間接続電線の断面図である。 本発明に係る装置間接続電線の第1実施形態の構造説明図であり、(a)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所の絶縁被覆を曲げ加工の前に剥ぎ取りした状態の説明図であり、(b)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所を曲げ加工した後の状態の説明図である。 本発明の装置間接続電線により接続された装置相互の配置説明図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 本発明に係る装置間接続電線の第2実施形態の構造説明図であり、(a)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所の絶縁被覆を曲げる前に剥ぎ取りした状態の説明図であり、(b)は装置間接続電線の曲げ部となる箇所を曲げた状態の説明図である。 本発明に係る装置間接続電線の他の実施形態を示すための説明図であり、(a)は絶縁被覆に切り込みが施された装置間接続電線を示す説明図であり、(b)はこの装置間接続電線が曲げ加工された後の状態の説明図である。
符号の説明
1A,1B 装置間接続電線(太径の電線)
2A,2B 曲げ部
4 インバータ
6 電動モータ
11 電線本体
12 中心導体
13 絶縁被覆
14 絶縁被覆除去部
18 絶縁材(蛇腹管)
19 熱収縮チューブ
21 接続端子
22 絶縁材(プロテクタ)
24 止水材
114 絶縁被覆切込部

Claims (7)

  1. 装置相互間を電気的に接続するための電線本体を備え、
    当該電線本体が、
    当該電線本体の長手方向に沿って延長すると共に当該電線本体の径方向の中央部に位置する中心導体と、
    当該中心導体をその周方向に包囲しながら前記長手方向に沿って延長し、且つ前記電線本体の外面を形成する絶縁被覆と、
    を有し、
    前記電線本体の前記長手方向の少なくとも1箇所に曲げ部を有する装置間接続電線であって、
    当該曲げ部は、当該曲げ部に位置する前記絶縁被覆の、前記電線本体の周方向の少なくとも一部分が剥ぎ取られることにより形成された絶縁被覆除去部と、当該絶縁被覆除去部を含めて前記電線本体の周方向にわたって前記電線本体を覆う絶縁材と、を含んでいる
    ことを特徴とする装置間接続電線。
  2. 装置相互間を電気的に接続するための電線本体を備え、
    当該電線本体が、
    当該電線本体の長手方向に沿って延長すると共に当該電線本体の径方向の中央部に位置する中心導体と、
    当該中心導体をその周方向に包囲しながら前記長手方向に沿って延長し、且つ前記電線本体の外面を形成する絶縁被覆と、
    を有し、
    前記電線本体の前記長手方向の少なくとも1箇所に曲げ部を有する装置間接続電線であって、
    当該曲げ部は、当該曲げ部に位置する前記絶縁被覆の、前記電線本体の周方向の少なくとも一部分に前記径方向に切り込みが施されることにより形成された絶縁被覆切込部と、当該絶縁被覆切込部を含めて前記電線本体の周方向にわたって前記電線本体を覆う絶縁材と、を含んでいる
    ことを特徴とする装置間接続電線。
  3. 前記絶縁材は、前記絶縁被覆よりも可撓性に優れた蛇腹管である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置間接続電線。
  4. 前記絶縁材は、硬化樹脂製のプロテクタである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置間接続電線。
  5. 前記プロテクタは、前記絶縁被覆除去部又は前記絶縁被覆切込部に対し所定の曲げ加工が施された後に、前記曲げ部に装着される
    ことを特徴とする請求項4に記載の装置間接続電線。
  6. 前記絶縁材と、前記絶縁被覆除去部又は前記絶縁被覆切込部と、の隙間には、注入後に硬化して前記隙間を封止する樹脂製の止水材が注入されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の装置間接続電線。
  7. 前記電線本体は、前記中心導体としてアルミニウム製導体を有するアルミニウム電線、又は前記中心導体としてアルミニウム合金製導体を有するアルミニウム合金電線である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置間接続電線。
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