JP2009277283A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】未記録領域と既記録領域とが混在している光ディスクに記録されている情報を正常に安定して再生できるようにする。
【解決手段】層1の目標アドレスの付近まで層0のまま半径方向に移動し、その後フォーカスジャンプをすることで、目標アドレスへ移動する事によって上記課題を解決する。光ビームの反射光から得られる信号、例えば再生信号(RF信号)のエンベロープ信号を使用して記録/未記録の判定を行いながら記録済み領域まで移動する手段によって上記課題を解決する。
【選択図】図5
【解決手段】層1の目標アドレスの付近まで層0のまま半径方向に移動し、その後フォーカスジャンプをすることで、目標アドレスへ移動する事によって上記課題を解決する。光ビームの反射光から得られる信号、例えば再生信号(RF信号)のエンベロープ信号を使用して記録/未記録の判定を行いながら記録済み領域まで移動する手段によって上記課題を解決する。
【選択図】図5
Description
本発明は、レーザ光等を用いて、多層の円盤状の記録媒体に対し、光学的な情報を再生する多層光ディスク装置において、特に現在層と目標層とが異なる場合のアクセス制御方法に関するものである。
近年、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、コンピュータプログラムや、音楽情報、映像情報といったコンテンツデータを記録するための情報記録媒体として、DVD(Digital Versatile ディスク)やBD(Blu−Ray ディスク)といった光ディスク記録媒体が普及している。また、その光ディスク記録媒体に記録されている情報を再生するための光ディスク装置も普及している。
コンテンツデータの情報量は年々増加しており、光ディスクにおける記録容量の更なる増加が期待されている。その手段の一つとして、複数の追記可能な記録層を有する多層光ディスクの開発や、それら多層ディスクに記録されている情報を再生する再生方法、再生装置の開発が盛んに行なわれている。
近年、例えば、DVD+R 8.5GB、BD−R Dual Layer、BD−Re Dual Layerと呼ばれる2層の追記記録が可能な光ディスク記録媒体が実用化されている。このような2層の追記記録が可能な光ディスクでは、その全ての層(層0と層1)が全て記録済みの状態になる前には、光ディスクの一部もしくは、大部分にアドレス情報やデータが記録されていない部分(以下未記録領域という)が存在する。そのため、複数の記録層間での層間移動(以下フォーカスジャンプという)を含む、ディスクの半径方向への光ピックアップの移動(以下シーク制御という)を行なう場合に、光ピックアップがその未記録領域に移動してしまう場合がある。その場合、光ピックアップは、光ディスクからアドレス情報を取得する事ができずに、その後のシーク制御を行う事が困難な状態となってしまう。
これら課題を解決する為に、アクセスすべき目標位置が、光ピックアップが現在フォーカスしている層とは異なる層であるか否かを判定し、まず、現在の層において目標の層において情報が記録されている領域にまでシーク制御を行い、その後、目標の層へフォーカスジャンプするといった装置が考案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、同様の提案として現在記録層上の現在アドレスを起点とし、再生の対象アドレスである目的記録層上の目的アドレスまで光スポットを走査する際に、判定アドレスが未記録領域側のアドレスのときには第2走査経路を選択し、一方、判定アドレスが既記録領域側のアドレスのときには第1走査経路を選択する。これにより、光スポットはレイヤ0及びレイヤ1における既記録領域に沿って目的アドレスまで走査されることとなり、走査に必要なアドレス情報を走査中に適宜、正確に取得でき、目的アドレスに光スポットを正確に形成することを可能とする装置が考案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−267704号公報
特開2006−114168号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2記載の技術を用いた方法では、記録マーク形成済み層上で、記録マーク未形成領域を含む層上の目標アドレス付近にシークする際に、外周方向に0.1mm、0.5〜1mm程度オフセットを持たせて移動する事は言及しているが、偏芯量のばらつきを考慮した値ではなく、例えば偏芯量の大きいディスクの時ではフォーカスジャンプした際、未記録やディスク外にフォーカスジャンプしてしまい半径方向への移動が不可能となってしまい再生できなくなってしまうという課題があった。さらに、そもそも記録マークの形成されていない記録マーク未形成領域を含む層の未記録領域から、目的位置までのシーク動作が出来ないとの課題を解決するものではなかった。
ここで、偏芯とは、物理的にディスクのセンターホール中心が重心位置と一致しているが、センターホール中心がトラック(放射状、又は同心円状)の中心と一致していないことをいうものである。また、偏重心とは、物理的にディスクのセンターホールがトラックの中心と一致しているが、センターホールの位置がディスクの重心位置と一致していないことをいうものである。なお、本明細書では上述の偏芯及び偏重心を一括して、偏芯ということとする。
上記の課題を解決するために、本発明第1による光ディスク装置は、複数の追記可能な記録層を有する多層光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、上記光ディスク上をその半径方向に移動可能な光ピックアップと、上記光ピックアップを上記光ディスクの半径方向に移動制御する移動制御手段と、を備えた光ディスク装置であって、上記光ピックアップから照射される光ビームを上記多層光ディスクの複数の追記可能な記録層のうちのいずれかの記録層にフォーカスするフォーカス制御手段と、装着された光ディスクの偏芯量を測定し保存しておく保存手段と、上記装着された光ディスクが、上記多層光ディスクであり、かつ、アクセスすべき目標が、上記光ピックアップが、光ビームを現在、上記多層光ディスクにおいてフォーカスしている層とは異なる層にあるか否かを判定する判定手段と、を備え、上記判定手段により異なる層にあると判定された場合、まず現在の層において、上記アクセスすべき目標に対応する半径位置を基準に上記保存手段に保存した偏芯量に応じて補正した半径位置まで光ビームを移動した後、上記異なる層へ上記光ビームを移動することを特徴とするものである。
本発明第1では、光ディスクの有無判断後からユーザー領域にアクセスする迄の間に、再生対象となる光ディスクと光ビームスポットの偏芯量を検出し、その検出した偏芯量に応じて、記録マーク形成済み層上で、記録マーク未形成領域を含む層上の目標アドレス付近にシークする際に、そのシーク距離のオフセット量を設定する事で、未記録やディスク外にフォーカスジャンプする事を防ぐ。
本発明第1において、好ましい態様は、上記アクセスすべき目標を、上記装着された光ディスクの最終記録位置とすることである。
本発明第1において、別の好ましい態様は、上記アクセスすべき目標が含まれる層に記録されている情報が,光ディスクの半径方向に所定の幅以上書かれている場合には、上記保存手段に保存した偏芯量に応じた補正を行わないことである。
本発明第2による光ディスク装置は、複数の追記可能な記録層を有する多層光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、上記光ディスク上をその半径方向に移動可能な光ピックアップと、上記光ピックアップを上記光ディスクの半径方向に移動制御する移動制御手段と、を備えた光ディスク装置であって、上記光ピックアップから照射される光ビームを上記光ディスクの複数記録層のうちのいずれかの記録層にフォーカスするフォーカス制御手段と、上記装着された光ディスクが、上記多層光ディスクであり、かつ、アクセスすべき目標が、上記光ピックアップが光ビームを現在上記多層光ディスクにおいてフォーカスしている層とは異なる層にあるか否かを判定する判定手段と、上記光ピックアップからの信号を測定して既記録かどうかを判断する既記録判断手段と、を備え、上記判定手段により異なる層にあると判定された場合、まず、上記目標位置と同じ層へ上記光ビームを移動した後、上記光ビームを光ディスクの半径方向に移動させながら、上記既記録判断手段を用いて既記録領域を探索することによって、上記光ビーム位置を上記目標位置と同じ層の既記録領域に移動することを特徴とするものである。
本発明第2では、光ビームの反射光から得られる信号、例えば再生信号(RF信号)のエンベロープ信号を使用して記録/未記録の判定を行いながら記録済み領域まで移動するこができるようになっている。
その為、特許文献1や特許文献2で必要とされる、記録マーク形成済み層上で、記録マーク未形成領域を含む層上の目標アドレス付近にシークしフォーカスジャンプ後、さらに目標アドレスにシークするとの手順を必要とせず、従来通り、まず目標アドレスを含む層にフォーカスジャンプする。そして、その後で、その光ビームの反射光から記録済みか否かを判定する装置もしくは手段を通じて、未記録であるならば、目標アドレスを含む層上に光ビームスポットのフォーカスをあわせたまま、その上記記録済みか否かを判定する装置もしくは手段を通じて、記録マーク形成済み領域まで半径方向へ光ビームを移動させ、記録済み領域まで到達したら、従来通りに光ビームを目標アドレスまでシークさせる。
これにより記録マーク未形成領域を含む層の未記録領域から、目的位置までのシーク動作が出来ないとの課題を根本解決する事が可能となり、光ビームが未記録領域に突入しても、半径方向の移動が可能となる為、再生を継続することが出来る。
本発明第2において、好ましい態様は、上記既記録判断手段は、再生信号(RF信号)のエンベロープ信号を用いて判断することである。
以上説明したように、本発明によれば、複数の記録層を有し、未記録領域と既記録領域とが混在している光ディスクに記録されている情報を正常に安定して再生するのに適している。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置を詳細に説明する。図1は、本発明の同光ディスク装置の構成の詳細を示すブロック図である。図1において、符号1は光ディスクを示す。他方、光ディスク装置は、上記光ディスク1の記録面から情報信号を再生するための光ピックアップ2を備えている。光ピックアップ2は、ここでは図示しないが、レーザ光を光ディスクにスポットとして照射するフォーカスレンズ、上記レーザ光を発生する、例えば、半導体レーザ等から構成されるレーザ光源、そして、光ディスク1の記録面にて反射されたレーザ光を受光して電気信号に変換する複数の受光素子等によって構成されている。
符号3は、光ディスク1の情報信号を再生すると共に、光ピックアップ2の複数の受光素子からの入力信号からフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを検出するアナログ信号処理回路である。図からも明らかなように、アナログ信号処理回路3は、光ディスク1から信号に対して所定の信号処理を行ない、更に、イコライザ11、二値化回路12、PLL13、デコーダ14を介して記録情報を復調(再生)し、例えば、CPU等により構成されるシステムコントローラ100へ出力する。符号101は、システムコントローラ100に接続されたメモリであり、システムコントローラ100により実行される各種のソフトウェア等が記憶されている。
アナログ信号処理回路3は、上記した光ピックアップ2の複数の受光素子からの入力信号に基づいて所定の信号処理を行ない、上記フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、これらをサーボ信号処理部4へ出力する。このサーボ信号処理部4は、入力したフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とに基づいて、スピンドルモータドライバ41を介して光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ42を制御し、また、アクチュエータドライバ43を介して光ピックアップ2のフォーカスや層間移動(フォーカスジャンプ)等を制御する。更には、スライドモータドライバ44を介して、光ディスク1上方を半径方向(横方向)に光ピックアップ2を駆動するスライドモータ45を駆動・制御する。また、このサーボ信号処理部4は、上記CPU等により構成されるシステムコントローラ100に接続されており、即ち、上記のシステムコントローラ100によってその動作が制御されている。
続いて、上記にその概略構成を説明した本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の動作について、以下に説明する。
まず、図2により、市販されている映画タイトルが記録されている様な、ユーザー領域全面に記録マークが形成されている2層(層0と層1とからなる)の光ディスク1において、光ピックアップ2から光ディスク1上へ光ビームが照射されて当該光ディスク1上に形成される光ビームスポットを光ディスク1の層0の現在アドレスから層1の目標アドレスへ移動させる場合の、光ビームの移動経路を説明する。すなわち、図2中において、矢印で示すように、現在光ビームスポットを形成している層0の内周(図2の左側)から、層1の外周(図2の右側)へ向かって、光ビームを移動させる場合、まず現在アドレスにて層0から層1へ矢印a1で示すようにフォーカスジャンプさせて、層1のアドレスを取得し、目標アドレスまでの移動量を求め、光ビームを矢印a2で示すように目標アドレスまで移動させる。
一方、図3では追記記録可能な2層の光ディスク1において、現在層0で光ビームスポットを形成している位置の、垂直方向の層1側は記録マークが形成されていない領域(ただし、図3で白抜きされている層領域)であり、現在光ビームスポットを形成している層0の内周(図の左側)から、層1の外周(図の右側)へ向かって、光ビームを移動させる場合、層0から層1へのフォーカスジャンプは矢印a3で示すように行えるが、この層1の白抜きで示す領域には前述した様に記録マークが形成されていない為、アドレスの取得が行なえない。その為、層1の目標アドレスまでの移動量を求める事が出来ず、光ビームを目標アドレスまで移動させることが出来ない。矢印a4に×印を付すことでこのことを示す。
図4では、特許文献1や特許文献2で示されるように、光ディスク1が前述した層1に記録領域と未記録領域とが混在するような光ディスクである場合、その目標層である層1における記録マーク未記録領域での層間移動(フォーカスジャンプ)を避け、即ち、まず、現在層である層0において矢印a5で示すように光ディスク1の半径方向の移動を行ない、これにより、現在層0上にて目標層1の記録マーク記録領域内に移動した後、矢印a51で示すように層1への層間移動(フォーカスジャンプ)を行なう事を目的としているが、偏芯量が大きい場合に層間移動(フォーカスジャンプ)を行なうと、層1内の記録マーク未記録領域に光ビームスポットが形成されてしまう場合があり、結果的に従来と同じくアドレス取得が行なえず、目標アドレスまでの移動量を求める事が出来ない為、光ビームを目標アドレスまで移動させることが出来ない。
これに対して本実施形態を、図5以降を参照して説明する。
図5に示す光ディスク1は図4に示す光ディスク1と対応する。まず、本実施形態では、光ディスク1の有無判断後からユーザー領域にアクセスする迄の間に、再生対象となる光ディスク1と光ビームのスポットとの偏芯量を、図6のフローチャートで示すようにして検出する。すなわち、検出開始して、ステップS1にてスピンドルモータ42のON、ステップS2にてフォーカス引き込み、ステップS3にてフォーカス引き込みOKとする。ここで、フォーカス引き込みとは、アンフォーカス状態にあるときにフォーカスレンズをそのフォーカスストローク範囲内で強制的に移動させるようにフォーカスコイルにフォーカスドライブ信号を印加することである。こうしてステップS4にてフォーカスオン、トラッキングオフの状態で光ディスク1が1回転する間のトラッククロス信号の本数を計測する。次いで、ステップS5にてその本数を2で除算した値にトラックピッチの値を積算する事で偏芯量を検出する。こうして検出した偏芯量をステップS6にてメモリ101上に保存し、ステップS7にてトラッキング引き込み、ステップS8にてトラッキング引き込みOKとして検出終了する。次に、図7を参照して、ステップS11にて目標アドレスは光ビームスポットが照射されている現在層0か別の層1かを判定する。別の層1である場合、ステップS12にて目標層1に記録マーク未記録領域が存在するか否かを判定する。存在しない場合、ステップS13にて現在層0の現在アドレスの位置から目標層1の目標アドレスまでの半径距離rを算出する。また、ステップS14にて現在層0での光ピックアップ2の半径方向の移動距離(シーク距離)r´を算出する。こうして記録マーク形成済み層0上で、記録マーク未形成領域を含む層1上の目標アドレス付近に矢印a6で示すようにシークする際に、ステップS15にてそのシーク距離(r´)にオフセット量としてメモリ101に格納していた上記偏芯量を加算して、補正後のシーク距離(γ´´)を設定する事で、ステップS16にて未記録やディスク外にフォーカスジャンプする事を防いでいる。そして、ステップS17にて目標アドレスに矢印a7で示すようにジャンプする。
この事により、従来技術よりも確実且つ安定に、層間移動(フォーカスジャンプ)を伴う光ビームの移動が可能となり、例えば未記録と記録が混在するような、2層の追記記録可能な光ディスクであっても(また2層以上の多層メディアにおいても)、その記録情報の再生動作をより確実に安定して、行なうことが可能となる。
さらに、前述した光ビームの反射光から得られる信号、例えば図8に示す様に、再生信号(RF信号)のエンベロープ信号(RFENV信号)を使用して記録/未記録の判定を行いながら記録済み領域まで光ビームスポットを移動させて、目標アドレスまで到達するとの原理に基づいて実行される本発明の一実施の形態の具体例について、図9、図10を参照しながら、以下に詳細を説明する。この動作は、例えばCPU等により構成されるシステムコントローラ100により実行される。
まず、図10で示すように現在層0で光ビームスポットを形成している位置の、垂直方向の層1側は記録マークが形成されていない領域であり、現在光ビームスポットを形成している層0の内周(図の左側)から、層1の外周(図の右側)へ向かって、光ビームを移動させる場合、層0から層1へのフォーカスジャンプを従来通り実施する。その後前述した様な判定であるステップS21にて、未記録か既記録かを判定する。この結果、未記録であると判定された場合(Yes)なら、ステップS22にてフォーカスをかけ光ビームスポットを生成したまま、既記録領域側に光ビームスポットを半径方向に移動する。そしてこの移動状態を継続したまま、再度、ステップS21にて前述の未記録か既記録かの判定を行なう。
ここで、ステップS21にて未記録と判定された場合(Yes)なら、再度ステップS22を実行し、既記録と判定された場合(No)なら、ステップS23にて半径方向の移動を一旦停止し、トラッキング方向への追従制御を再開し、既記録の一連の記録マークを復号することで、現在アドレスを取得できる。これにより目標アドレスへの距離が判定でき、ステップS24にて従来通り目標アドレスへ移動して、処理を終了する。
すなわち、以上のようなフォーカスジャンプを伴うシーク制御方法によれば、例え上記したような既記録と未記録が混在する2層の追記記録可能な光ディスクを再生する場合で、光ビームがアドレスの記録されていない位置に移動して、現在のアドレス位置が取得できなくなったとしても、正しいディスクの半径方向への移動が不可能となってしまうことなく、常に、所望のアドレスへ移動して情報を確実に再生することが可能となり、記録マークの形成されていない記録マーク未形成領域を含む層の未記録領域から、目的位置までのシーク動作が出来ないとの課題を根本的に改善することが出来る。
なお、ステップS23にて光ビームスポットの半径方向の移動を停止する際には、単純に未記録と既記録の境界で停止するのではなく、トラッキングを引き込みし直し、アドレスを取得するのに必要十分な距離だけ、既記録側に光ビームスポットを移動させてから停止させても良い。また本条件に、請求項1で示した偏芯量分を移動補正として組み込みする事で、さらに精度良く目標アドレスへ移動することが可能となる。
1 光ディスク
2 ピックアップ
3 アナログ信号処理回路
2 ピックアップ
3 アナログ信号処理回路
Claims (5)
- 複数の追記可能な記録層を有する多層光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、上記光ディスク上をその半径方向に移動可能な光ピックアップと、上記光ピックアップを上記光ディスクの半径方向に移動制御する移動制御手段と、を備えた光ディスク装置であって、
上記光ピックアップから照射される光ビームを上記多層光ディスクの複数の追記可能な記録層のうちのいずれかの記録層にフォーカスするフォーカス制御手段と、
装着された光ディスクの偏芯量を測定し保存しておく保存手段と、
上記装着された光ディスクが、上記多層光ディスクであり、かつ、アクセスすべき目標が、上記光ピックアップが、光ビームを現在、上記多層光ディスクにおいてフォーカスしている層とは異なる層にあるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
上記判定手段により異なる層にあると判定された場合、まず現在の層において、上記アクセスすべき目標に対応する半径位置を基準に上記保存手段に保存した偏芯量に応じて補正した半径位置まで光ビームを移動した後、上記異なる層へ上記光ビームを移動することを特徴とする光ディスク装置。 - 上記アクセスすべき目標を、上記装着された光ディスクの最終記録位置とすることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 上記アクセスすべき目標が含まれる層に記録されている情報が,光ディスクの半径方向に所定の幅以上書かれている場合には、上記保存手段に保存した偏芯量に応じた補正を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装置。
- 複数の追記可能な記録層を有する多層光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、上記光ディスク上をその半径方向に移動可能な光ピックアップと、上記光ピックアップを上記光ディスクの半径方向に移動制御する移動制御手段と、を備えた光ディスク装置であって、
上記光ピックアップから照射される光ビームを上記多層光ディスクの複数記録層のうちのいずれかの記録層にフォーカスするフォーカス制御手段と、
上記装着された光ディスクが、上記多層光ディスクであり、かつ、アクセスすべき目標が、上記光ピックアップが光ビームを現在上記多層光ディスクにおいてフォーカスしている層とは異なる層にあるか否かを判定する判定手段と、
上記光ピックアップからの信号を測定して既記録かどうかを判断する既記録判断手段と、
を備え、
上記判定手段により異なる層にあると判定された場合、まず、上記目標位置と同じ層へ上記光ビームを移動した後、上記光ビームを光ディスクの半径方向に移動させながら、上記既記録判断手段を用いて既記録領域を探索することによって、上記光ビーム位置を上記目標位置と同じ層の既記録領域に移動することを特徴とする光ディスク装置。 - 上記既記録判断手段は、再生信号(RF信号)のエンベロープ信号を用いて判断することを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008126743A JP2009277283A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008126743A JP2009277283A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 光ディスク装置 |
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---|---|
JP2009277283A true JP2009277283A (ja) | 2009-11-26 |
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ID=41442580
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008126743A Pending JP2009277283A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 光ディスク装置 |
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JP (1) | JP2009277283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013143175A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-22 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置 |
-
2008
- 2008-05-14 JP JP2008126743A patent/JP2009277283A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013143175A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-22 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置 |
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