JP2009276976A - 撮像装置及び生体情報取得装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静脈及び指紋といった異なる対象毎に高品質な像を取得することは未だ実現できていない。
【解決手段】生体情報取得装置58は、指57に対する光照射に基づいて第1及び第2生体情報を取得する。生体情報取得装置58は、指57に対して照射されるべき光を出射する光源と、複数のレンズ26aと、レンズ26aとは異なる焦点距離及び開口面積を有する複数のレンズ26bと、複数のレンズ26a夫々を介して入力する光を受光する複数の画素Px1が配置された領域R1にて第1生体情報としての第1像を撮像し、複数のレンズ26b夫々を介して入力する光を受光する複数の画素Px2が配列された領域R2にて第2生体情報としての第2像を撮像する撮像素子30と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置及び生体情報取得装置に関する。
近年、生体認証に関する技術開発の進展が著しい。なお、生体認証とは、検査対象の個体から取得した生体情報が、あらかじめ設定された生体情報に等しいかどうかという判定に基づいて、ある個体を他の個体から識別する技術である。例えば、ヒトの瞳の虹彩に基づいて個体を特定する方法、ヒトの指等の静脈パターンに基づいて個体を特定する方法、及び指の指紋パターンに基づいて個体を特定する方法が挙げられる。
生体認証においては、認証に利用する生体情報に応じて様々な得失がある。例えば、静脈パターンを活用した生体認証は、指紋パターンを活用した生体認証よりも認証の偽造が困難であるという利益がある。後者は、前者よりも認証の偽造が簡単であるという不利益がある。
特許文献1には、生体認証に用いられる撮像装置が開示されている。この撮像装置では、光源(100)、支持台(300)、画像認証部(200)を積層させることで、撮像装置の小型化を図っている。特許文献2には、ラインセンサを活用して血管画像を取得する装置が開示されている。特許文献3には、複数のエリアセンサを活用した撮像装置が開示されている。
特開2001−119008号公報 特開2006−218019号公報 特開2000−32354号公報
ところで、生体認証の際には、静脈パターンに加えて、指紋パターンも撮像すると良い場合がある。
具体的には、生体認証の認証精度を高める場合、静脈認証に加えて指紋認証も実行する場合がある。また、生体情報取得装置をスイープ型として構成する場合、分断された複数の静脈画像に基づいて所望の静脈画像を適切に構成するため、被検体の移動方向及び単位時間あたりの移動量を複数の指紋画像に基づいて特定する。
しかしながら、静脈及び指紋といった異なる対象毎に高品質な像を取得することは未だ実現できていない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、異なる対象毎に高品質な像を取得することが可能な撮像装置、及びこの撮像装置を活用した生体情報取得装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる生体情報取得装置は、被検体に対する光照射に基づいて第1及び第2生体情報を取得する生体情報取得装置であって、前記被検体に対して照射されるべき光を出射する光源と、複数の第1レンズと、前記第1レンズとは異なる焦点距離及び開口面積を有する複数の第2レンズと、複数の前記第1レンズ夫々を介して入力する光を受光する複数の第1画素が配置された第1領域にて前記第1生体情報としての第1像を少なくとも部分的に撮像し、複数の前記第2レンズ夫々を介して入力する光を受光する複数の第2画素が配置された第2領域にて前記第2生体情報としての第2像を少なくとも部分的に撮像する撮像素子と、を備える。
各取得対象に応じて各レンズの焦点距離を設定することに加えて、各取得対象に応じて各レンズの開口面積を設定する。レンズでの光量調整機能によって、撮像素子の各画素に入力する光の光量を適切に設定することができ、互いに異なる対象の像を好適に取得することができる。
前記第1像は静脈像であり、前記第2像は指紋像である、と良い。
前記第1レンズの配置間隔と前記第2レンズの配置間隔は互いに異なる、と良い。これにより、例えば、指紋像を高い分解能で撮像することができる。
前記第1領域には所定方向に配列された複数の第1画素列が形成され、前記第2領域には所定方向に配列された複数の第2画素列が形成される、と良い。
前記撮像素子上に配置され、複数の前記第1及び第2レンズ夫々に対応する複数の光チャネルを互いに分離する光チャネル分離層と、を備える、と良い。これにより、より高品質な画像を取得することができる。
前記光チャネル分離層は、複数の前記光チャネル夫々を囲む遮光構造を有する、と良い。
前記遮光構造は、前記第1及び第2レンズ毎に異なる開口幅を有する、と良い。
本発明にかかる撮像装置は、基準面から光学的に互いに異なる距離にある第1及び第2物体を撮像する撮像装置であって、複数の第1レンズと、少なくとも焦点距離及び開口面積が前記第1レンズとは異なる複数の第2レンズと、複数の前記第1レンズを介して入力する光を受光することに基づいて前記第1物体の像である第1像を撮像し、複数の前記第2レンズを介して入力する光を受光することに基づいて前記第2物体の像である第2像を撮像する撮像素子と、を備える。
各取得対象に応じて各レンズの焦点距離を設定することに加えて、各取得対象に応じて各レンズの開口面積を設定する。レンズでの光量調整機能によって、撮像素子の各画素に入力する光の光量を適切に設定することができ、互いに異なる対象の像を好適に取得することができる。
前記第1像は静脈像であり、前記第2像は指紋像である、と良い。
前記第1レンズの配置間隔と前記第2レンズの配置間隔は互いに異なる、と良い。
所定の波長帯域の光を遮断する光学部材が前記撮像素子上に配置される、と良い。
前記撮像素子上に配置されると共に、複数の前記第1及び第2レンズ夫々に対応する複数の光チャネルを互いに分離する光チャネル分離層と、を更に備える、と良い。
本発明によれば、異なる対象毎に高品質な像を取得することが可能な撮像装置、及びこの撮像装置を活用した生体情報取得装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図9を用いて説明する。図1は、携帯電話の構成を示す模式図である。図2は、携帯電話の前面構成を示す模式図である。図3は、生体情報取得装置の上面構成を示す模式図である。図4は、光源モジュールの構成を示す模式図である。図5は、生体情報取得装置の断面構成を示す模式図である。図6は、幅と撮像領域との関係を説明するための説明図である。図7は、生体認証装置の構成を示すブロック図である。図8は、生体認証装置の動作を説明するためのフローチャートである。図9は、制御信号S1と生体認証装置の動作状態との関係を説明するための説明図である。
図1に、携帯電話(移動体通信端末)50を示す。携帯電話50には、後述の生体情報取得装置58が組み込まれている。また、携帯電話50には、後述の生体認証装置80が組み込まれている。
図1に示すように、携帯電話50は、上側本体(第1部材)51、下側本体(第2部材)52、及びヒンジ53を有する。上側本体51と下側本体52とは、共にプラスチック製の平板部材であって、ヒンジ53を介して連結される。上側本体51と下側本体52とはヒンジ53によって開閉自在に構成される。上側本体51と下側本体52とが閉じた状態のとき、携帯電話50は上側本体51と下側本体52とが重ね合わされた平板状の部材になる。
上側本体51は、その内面に表示部54を有する。表示部54には、着信相手を特定する情報(名前、電話番号)、携帯電話50の記憶部に格納されたアドレス帳等が表示される。表示部54の下には液晶表示装置が組み込まれている。
下側本体52は、その内面に複数のボタン55を有する。携帯電話50の操作者は、ボタン55を操作することによって、アドレス帳を開いたり、電話を掛けたり、マナーモードに設定したりし、携帯電話50を意図したように操作する。携帯電話50の操作者は、このボタン55を操作することに基づいて、携帯電話50内の生体情報取得装置58の生体認証機能をオンさせたり、オフさせたりする。
図2に、携帯電話50の前面(上面)の構成を示す。図2に示すように、上側本体51の前面には、表面領域R10、および表示領域R20が配置される。
表面領域R10上には、図2に模式的に示すように、ヒトの指(被検体)57が載せられる。表面領域R10の下には、後述の生体情報取得装置58(図3参照)が組み込まれる。表示領域R20には、文字(時間、動作状態、着信相手名など)が表示される。表示領域R20の下には、液晶表示装置が組み込まれる。
図3に、生体情報取得装置58の上面構成を示す。
生体情報取得装置58は、表面領域R10上に載置される指57の内部の静脈パターン(静脈像)を撮像し、かつ、指57の表皮の指紋パターン(指紋像)を撮像することができる。
生体情報取得装置58の活用により、静脈認証及び/又は指紋認証が実現できる。静脈認証に加えて指紋認証を実行すれば認証精度を高めることができる。静脈認証が適さない被検体においては、静脈認証に代えて指紋認証することもできる。
生体情報取得装置58を活用することで、指57の移動情報(移動方向、移動量等)を光学的に求めることも実現できる。つまり、生体情報取得装置58を、スイープ型のものとすることができる。
ここでは、指57の移動方向及び移動量を、分断された指紋画像を用いて求める。指紋は多数の溝から構成されるため、静脈と比較して、指57の移動方向及び移動量の検出に適している。尚、機械的な検出機構に比べて、光学的な検出機構は、経時劣化による故障の確率が低いという点で有利である。
また、後述の説明から明らかになるが、生体情報取得装置58は、生体認証装置80に組み込まれる。生体認証装置80は、生体情報取得装置58で取得された静脈パターン及び/又は指紋パターンを用いて生体認証をする。また、生体認証装置80は、生体情報取得装置58で取得された指紋パターンを用いて、指57の移動方向、単位時間当たりの移動量を求める。生体認証装置80は、算出結果に基づいて、分断された静脈画像(取得画像)を繋ぎ合わせ、所望の静脈画像を構成する。
図3に示すように、生体情報取得装置58の上面22には、表面領域R10、及び光源配置領域21a、21bが設定される。
光源配置領域21aは、表面領域R10の上に配置される。光源配置領域21bは、表面領域R10の下に配置される。つまり、光源配置領域は、表面領域R10を挟んで分割して設けられる。このように光源を配置することによって、より均一な強度の光が表面領域R10に入力されるように設定することができる。
表面領域R10に対応して、生体情報取得装置58の上面22に凹部23が形成される。凹部23は、4つの側面24a〜24d、及び底面25から規定される。尚、凹部23によって、指57が直接的に凹部23の底面25に接触することが抑制され、窓領域に汚れが付着することが抑制される。さらに、後述の静脈撮像領域R1において、被検体である指57が圧迫されることが抑制され、よって圧迫による静脈での血流条件の変化が抑制され、結果的に静脈像の品質が悪化することが抑制される。
表面領域R10下には、後述のレンズ26a、26bが配置される。
レンズ26aは、静脈撮像領域(第1領域)R1にてマトリクス状に配置される。本実施例においてはZ軸に沿って配列された100個のレンズ26aから形成されるレンズ列が、静脈撮像領域R1に3列配置される。尚、レンズ列を形成するレンズ26bの数は任意である。同様に、レンズ列の数も任意である。また、静脈撮像領域R1は、指57に内在する静脈パターンを取得するために設定された領域である。
レンズ26bは、指紋撮像領域(第2領域)R2にてマトリクス状に配置される。本実施例においてはZ軸に沿って配置された100個のレンズ26bから形成されるレンズ列が、指紋撮像領域R2に2列配置される。なお、指紋撮像領域R2は、指57の表皮の指紋パターンを取得するために設定された領域である。
光源配置領域21a、21bには、図4に示す光源モジュールが配置される。尚、光源配置領域21aに配置される光源モジュールの光出射面は、凹部23を規定する側面24dに一致する。また、光源配置領域21bに配置される光源モジュールの光出射面は、凹部23を規定する側面24bに一致する。凹部23の側面24b、24dからの出射光は、ヒトの指57に照射される。
図4を参照して、光源モジュール7の構成について説明する。なお、図4に示す各光源モジュール7は、板状のライトガイド3を活用し、所定範囲に亘って所定の強度を有する近赤外線を指57に照射する。
図4(a)に示すように、光源モジュール7は、半導体光素子LEa、LEb、及びライトガイド3を有する。ライトガイド3は、板状の部材であって、半導体光素子からの出射光に対して実質的に透明である。ライトガイド3は、側面として、前面3a1、左側面3a3、背面3a2、及び右側面3a4を有する。また、ライトガイド3は、上面及び下面を有する。
半導体光素子LEa、LEbは、半導体発光素子(LED(Light Emitting Diode))、又は半導体レーザ素子(LD(Laser Diode))といった半導体のベアチップがモールドパッケージされた半導体素子である。半導体光素子LEa、LEbは、電極間に電流を流すことによって近赤外領域の波長(波長:600nm〜1000nm)の光(ここでは、760nm又は870nm)を出射する。
ライトガイド3の左側面3a3には、半導体光素子LEaが接着剤11を介して固定される。同様に、ライトガイドの右側面3a4には、半導体光素子LEbが接着剤11を介して固定される。接着剤11は、半導体光素子からの出射光に対して透明であるものとする。
ライトガイド3は、左側面3a3から前面3a1へ背面3a2を介して、半導体光素子LEaからの出射光を案内する。なお、ライトガイド3内の伝播過程において、半導体光素子LEaからの出射光は、ライトガイド3の上面及び下面において反射されるものとする。上述の説明は、ライトガイド3の右側面3a4から入力される半導体光素子LEbからの出射光についても同様である。
図4(a)の場合、ライトガイド3を上面視したとき、ライトガイド3の中央部の幅はライトガイド3の左端又は右端側の部分の幅よりも広い。これによって、背面3a2における反射ロスを抑制することができる。
図4(b)の光源モジュール7は、図4(a)とは異なり、背面3a2に複数の溝10が形成されている。溝10は、ライトガイド3の上面から下面まで延在する。ライトガイド3の背面3a2に複数の溝10が形成されることによって、複数の反射面9が背面3a2に形成される。半導体光素子LEaからの出射光は、各反射面9で全反射され、前面3a1まで案内される。
反射面9の配置間隔を適宜設定することで、ライトガイド3内の光ロスを極力抑制することが可能になる。これによって、生体認証装置の70の消費電力を低減することにも寄与する。また、反射面9の配置間隔を適宜設定することで、ライトガイド3の前面3a1における出射光強度をより均一なものに設定することができる。
図4(c)の光源モジュール7は、図4(a)とは異なり、4つの半導体光素子が設けられている。また、ライトガイド3の上面視形状は、半導体光素子の配列方向に沿って長尺な長方形状である。半導体光素子LEa〜LEdらは、ライトガイド3の背面3a2に接着剤11を介して固定される。ライトガイド3の背面3a2から入力された光は、ライトガイド3の上面及び下面における反射を経て、ライトガイド3の前面3a1へ案内される。
半導体光素子の配置間隔は一定である。従って、ライトガイド3の前面3a1における出射光強度分布をより均一なものに設定することができる。
なお、半導体光素子が取り付けられるライトガイドの側面は、光入射面として機能する。ライトガイドの前面は、光出射面として機能する。図4(a)及び(b)の背面は、全体として光反射面として機能する。また、ライトガイドの光出射面は、図3の側面24b又は24dに一致する。
図5に、図3のx1−x1に沿う生体情報取得装置58の断面構成を示す模式図を示す。なお、図5には、指57も模式的に示されている。
図5に示すように、生体情報取得装置58は、光の進行方向に沿って、光学フィルタ27、マイクロレンズアレイ基板28、光チャネル分離層29、及び撮像素子30を有する。
生体情報取得装置58は、撮像素子30上に、光チャネル分離層29、マイクロレンズアレイ基板28、光学フィルタ27が積層されることで製造される。なお、光学フィルタ27の配置位置は、撮像素子30上にあれば良く、例えば、マイクロレンズアレイ基板28の下層に設けられていても良い。
光学フィルタ27は、光源モジュール7からの出射光(以下、検査光と呼ぶこともある)を選択的に通過させる板状のバンドパスフィルタである。ここでは、光学フィルタ27は、可視領域の光を遮断し、近赤外領域の光を通過させる。尚、光学フィルタ27の上面は、図3の凹部23の底面25に一致する。
光学フィルタ27は、少なくとも静脈撮像領域R1を覆うように設けると良い。光学フィルタ27を設けることで、より一般的な環境下で生体認証を実現できる。これは、携帯電話といったように様々な環境で用いられる機器においては有利な効果である。
マイクロレンズアレイ基板28は、透明基板の上面に複数のレンズ26a、26bが形成された光学部材である。マイクロレンズアレイ基板28は、光源モジュール7からの出射光に対して実質的に透明である。マイクロレンズアレイ基板28を設けることによって、生体情報取得装置58の薄型化を図りつつ、より高品質な画像を取得することができる。
上述のように、レンズ(第1レンズ)26aは、静脈撮像領域R1に配置される。レンズ(第2レンズ)26bは、指紋撮像領域R2に配置される。
レンズ26aの焦点距離は、好ましくは50μm〜1900μmの範囲に設定すると良い。より好ましくは、レンズ26aの焦点距離は、90μm〜1000μmの範囲に設定すると良い。ここでは、レンズ26aの焦点距離は、370μmである。
レンズ26bの焦点距離は、レンズ26aの焦点距離よりも短く設定すると良い。レンズ26bの焦点距離は、好ましくは45μm〜1800μmの範囲に設定すると良い。より好ましくは、レンズ26bの焦点距離は、80μm〜900μmの範囲に設定すると良い。ここでは、レンズ26bの焦点距離は、280μmである。
上述のように、レンズ26aの焦点距離は、レンズ26bの焦点距離よりも長い。各レンズの焦点距離は、撮像対象に応じて設定されているためである。レンズ26aの焦点距離は、マイクロレンズアレイ基板28の上面(基準面)から光学的距離D1だけ離間する静脈61に対応して設定されている。レンズ26bの焦点距離は、マイクロレンズアレイ基板28の上面から光学的距離D2だけ離間する指紋に対応して設定されている。なお、図5では、指57の表皮に形成された凹部62が、指57の表皮に形成される指紋を示している。
レンズ26aのレンズ幅W2は、好ましくは50μm〜400μmの範囲に設定すると良い。より好ましくは、レンズ26aのレンズ幅W2は、50μm〜200μmの範囲に設定すると良い。ここでは、レンズ26aのレンズ幅W2は、97μmである。
レンズ26bのレンズ幅W3は、好ましくは30μm〜250μmの範囲に設定すると良い。より好ましくは、レンズ26bのレンズ幅W3は、30μm〜200μmの範囲に設定すると良い。ここでは、レンズ26bのレンズ幅W3は、65μmである。
レンズ26aのレンズ幅W2(レンズ26の光軸AXに直交する軸線に沿う幅)は、レンズ26bのレンズ幅W3よりも大きい。レンズのレンズ幅は、各撮像対象に応じて設定されているからである。レンズ26aのレンズ幅は、マイクロレンズアレイ基板28の上面から光学的距離D1だけ離間する静脈61に対応して設定されている。レンズ26bのレンズ幅は、マイクロレンズアレイ基板28の上面から光学的距離D2だけ離間する指紋に対応して設定されている。すなわち、より十分な光量を確保することができるように、レンズ26aのレンズ幅をレンズ26bのレンズ幅よりも大きく設定している。
なお、ここでいうレンズ幅は、レンズの周縁間の距離に一致する。レンズ幅は、レンズの上面視形状に応じたものである。この例では、各レンズの上面視形状は円形状であるから、レンズ幅はレンズ径に一致する。つまり、レンズ26aのレンズ径W2は、レンズ26bのレンズ径W3よりも大きい。
ここでは、上述のようにレンズ幅を設定することは、次のように各レンズの開口面積を設定することに等しい。
レンズ26aの開口面積は、レンズ26bの開口面積よりも広い。レンズの開口面積は、各撮像対象に応じて設定されているためである。つまり、レンズ26aの開口面積は静脈に、レンズ26bの開口面積は指紋に対応付けられて設定されている。なお、レンズの開口面積は、平面内でのレンズの上面視形状によって規定されるレンズの占有面積に一致する。
上述のようにレンズ26aの焦点距離とレンズ26bの焦点距離は互いに異なる。各レンズの焦点距離が一致せずに各レンズの開口面積が一致している場合、撮像対象物の物体(静脈、指紋)の輝度が同じであっても、各レンズを介して撮像素子の各画素に入射する光の光量はレンズの焦点距離によって互いに異なる場合がある。この結果、静脈像又は指紋像が他方に比べて暗くなってしまうような場合がある。
ここでは、一般的な撮像素子を用いており、撮像素子の感度特性(撮像素子のダイナミックレンジ)は各画素間で一定である。従って、光量が比較的十分でない像に応じて撮像素子の感度特性を調整すると、光量が比較的十分である像の品質が画素の飽和によって劣化してしまう場合がある。なお、光量が比較的十分である像に応じて撮像素子の感度特性を調整すると、光量が比較的十分でない像は依然として暗いままである。
上述のように、本実施形態においては、撮像対象に応じて各レンズの焦点距離を設定することに加えて、撮像対象に応じて各レンズの開口面積を設定している。レンズでの光量調整によって撮像素子の各画素に入力する光の光量を適切に設定することができ、互いに異なる対象の像を好適に取得することができる。結果として、高精度な生体認証を実現することができる。また、一般的な撮像素子を用いて生体情報取得装置を製造できるため、生体情報取得装置のコストの増加を抑制することができる。
なお、各画素への入射光の光量は、撮像対象物の輝度、および撮像対象とする領域の面積αと物体側立体角βの積(α×β)に依存する。物体側立体角θ1は、光取り込み角θ2(図5参照)と関係し、次の式で近似できる。
θ1≒レンズの開口面積/(物体とレンズ間の光学的な距離)
従って、上述のように、レンズと物体間の光学的な距離が異なり、レンズの開口面積が等しい条件では、撮像対象物の物体(静脈、指紋)の輝度が同じであっても、各レンズを介して撮像素子の各画素に入射する光の光量はレンズの焦点距離によって互いに異なる場合がある。
また、本実施形態においては、静脈像及び指紋像を取得する。結果として、静脈認証に加えて指紋認証を実行したり、静脈認証に代えて指紋認証を実行したりすることもできる。取得対象を複数設定することによって、生体情報取得装置の活用範囲を拡大させることができる。
また、本実施形態にかかる生体情報取得装置を活用すれば、被検体の移動情報を光学的に求めることもできる。所定時間間隔で取得した指紋画像を活用すれば、それらの画像に現れた特定パターンの移動推移を求めることができる。特定パターンの移動方向及び移動量を求めることで、被検体の移動方向及び移動量を求めることができる。そして、分断して取得された静脈画像を適切に構成し、1つに繋がった所望の静脈画像を生成することができる。なお、スイープ型の生体情報取得装置においては、像取得に要する画素数を減らすことができる。
図5に示すように、レンズ26a、26bは、一定の幅W1をあけて配置されている。レンズ26aの配置間隔はW1である。レンズ26bの配置間隔も幅W1である。また、レンズ26aとレンズ26b間の間隔も幅W1である。なお、レンズの配置間隔は、各レンズの光軸AX間の間隔に相当する。
一定のピッチで異なる種類のレンズを配置することで、レンズの配置態様に応じて撮像素子の画素の配置態様を個別に設定する必要はなく、汎用の撮像素子を採用することができる。
光チャネル分離層29は、レンズ26a、26b夫々に対応して形成される光チャネル同士を分離する。光チャネル分離層29は、光チャネル(光路)毎に幅広な開口OP1と幅狭な開口OP2を有する遮光構造からなる。開口OP1及び開口OP2は、突出部33を有する遮光壁31からなる遮光構造に形成される。開口OP1及び開口OP2は、各レンズと各画素間の光チャネル上に位置する。
開口OP2の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)は、開口OP1の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)よりも狭い。このように設定することによって、信号成分の光量を確保しつつ、ノイズ成分の光の光量を削減することができる。すなわち、より高品質な画像を取得することができる。なお、ここでいう開口は、光学的な意味での開口を意味する。開口内には物質が充填されていても良い。
図5に示すように、光チャネル分離層29は、遮光壁31、及び導光部32を有する。
遮光壁31は、各レンズの各光軸AXに沿って延在する。遮光壁31の内面間には、上述の開口OP1が形成される。また、遮光壁31は、その下端部分に各レンズの各光軸AXに向かって延在する突出部33を有する。突出部33の先端間には、上述の開口OP2が形成される。
突出部33は、内側(レンズの光軸AX側)に延在するに従って、下面から上面に肉厚が薄くなる。換言すると、突出部33は、先細りの先端部を有する。
開口OP1及び開口OP2は、各レンズで集光される光のチャネルを規制する。なお、遮光壁31は、赤外線を吸収する材料(色素)を含む樹脂からなる。多重反射による迷光や、レンズを介して入力されるノイズ成分の光は、遮光壁31で効果的に吸収される。
導光部32は、レンズ26a、26bに対応してマトリクス状に配置される。導光部32の上面は、マイクロレンズアレイ基板28の下面に当接する。導光部32の側面は、遮光壁31で囲まれる。導光部32の下面の周縁部は、遮光壁31の突出部33に当接する。導光部32の下面の中央部と撮像素子30の上面間には空隙がある。この空隙は、上述の開口OP2に相当する。
導光部32は、赤外線に対して実質的に透明な樹脂からなる。
指紋撮像領域R2における開口OP1の幅W6は、静脈撮像領域R1における開口OP1の幅W4よりも狭い。換言すると、指紋撮像領域R2における導光部32の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)W6は、静脈撮像領域R1における導光部32の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)W4よりも狭い。なお、導光部32の幅は、遮光壁31の内面間の距離に相当する。つまり、次の関係が成立する。W4=d2−1、W6=d2−2である(但し、d2−1>d2−2とする)。このように設定することで、指紋撮像領域R2における光チャネル分離層29の遮光性能を高めることができる。
指紋撮像領域R2における開口OP2の幅W7は、静脈撮像領域R1における開口OP2の幅W5よりも広い。換言すると、指紋撮像領域R2における突出部33の先端間の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)W7は、静脈撮像領域R1における突出部33の先端間の幅(レンズの光軸AXに直交する軸線に沿う幅)W5よりも広い。つまり、次の関係が成立する。W5=d1−1、W7=d1−2である(但し、d1−2>d1−1とする)。このように設定することで、静脈撮像領域R1における光チャネル分離層29の遮光性能を維持しつつ、指紋撮像領域R2にて撮像される像の品質を高めることができる。
この点について、図6を参照して説明する。但し、静脈撮像領域R1及び指紋撮像領域R2におけるレンズから画素までの光学的な距離(空気換算長)は等しいものとする。
図6に、指紋撮像領域R2における開口OP2の幅を、静脈撮像領域R1における開口OP2の幅にあわせて設定する場合を示す。すなわち、指紋撮像領域R2における開口OP2の幅=d1−1とし、静脈撮像領域R1における開口OP2の幅=d1−1とする。なお、静脈撮像領域R1における開口OP2の幅=d1−1は、レンズ26aの焦点距離及びレンズから静脈までの光学的な距離に応じて最適に設定されているものとする。
この場合、レンズ26aの撮像範囲R50に対して、レンズ26bの撮像範囲R60は幾何学的に狭くなり、指紋撮像領域R2で得られる画像の品質が劣化してしまう。換言すると、指紋撮像領域R2において、レンズ毎の撮像範囲を意図したように設定することができない。
静脈撮像領域R1及び指紋撮像領域R2の領域に亘って、開口OP2の幅を一定にしたほうが製造上は簡易である。しかしながら、上述のように、光チャネル分離層の遮光性能の向上と取得画像の品質の劣化の抑制の双方を満足することは難しい場合がある。
本実施形態においては、この点に鑑みて、指紋撮像領域R2における開口OP2の幅W7は、静脈撮像領域R1における開口OP2の幅W5よりも広い。すなわち、各レンズの焦点距離及び各撮像対象の位置に応じて、開口OP2の幅を設定する。
このように設定することで、静脈撮像領域R1における光チャネル分離層29の遮光性能を高めつつ、指紋撮像領域R2の各画素の出力から構成される指紋の像の品質を高めることができる。
再び、図5に戻り説明する。図5に示すように、撮像素子(撮像手段)30は、静脈撮像領域R1にマトリクス状に配置された複数の画素(第1画素)Px1、及び指紋撮像領域R2にマトリクス状に配置された複数の画素(第2画素)Px2を有する。画素Px1は、レンズ26aに対応する位置に設けられる。Z軸に沿って複数の画素Px1が配置されて画素列が形成される。この画素列は、複数のレンズ26aがZ軸に沿って配置されたレンズ列に対応する。画素Px2は、レンズ26bに対応する位置に設けられる。Z軸に沿って複数の画素Px2が配置されて画素列が形成される。この画素列は、複数のレンズ26bがZ軸に沿って配置されたレンズ列に対応する。各画素の有効感光領域は、幅cwに設定されている。
撮像素子30は、一般的なCCD(Charge Coupled Device)センサー、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー、TFT(Thin Film Transistor)センサーといった一般的なフォトセンサー(光検出器)である。
なお、撮像素子30は、マトリクス状に画素が配置されたエリアセンサではなく、ライン状に画素が配置されたラインセンサであっても良い。被検体を移動させながらラインセンサで部分像を撮像し、この分断された部分像を繋ぎ合わせることで、被検体の移動範囲に応じた大きさの像を取得することが可能であるためである。
各画素Px1及びPx2は、フォトダイオードから構成される。各画素において、フォトダイオードによる光電変換が実行され、入射光量に応じた光電流が生成される。撮像素子30は、各画素で生じる光電流を電圧変換する。撮像素子30は、電圧信号をアナログ又はデジタル信号として出力する。
ここで、図5を参照しつつ、生体情報取得装置の動作について説明する。まず、光源モジュール7から検査光が指57に向けて出射される。検査光は、指57の表面を通過する。又は、検査光は、指57の表面で反射される。指57の表面を通過した検査光は、指57内を伝播する。検査光は、指57の静脈61で吸収される。指57を透過した検査光の一部は、表面領域R10に入力される。
指57を透過した検査光は、光学フィルタ27を通過する。そして、検査光は、レンズで集光される。具体的には、静脈撮像領域R1において、検査光はレンズ26aで画素Px1に向けて集光される。指紋撮像領域R2において、検査光はレンズ26bで画素Px2に向けて集光される。
レンズで光学的作用を受けた検査光は、光チャネル分離層29の導光部32を伝播する。具体的には、検査光は、導光部32の上面から下面に向けてレンズの光軸AXに沿って進行する。検査光は、開口OP1を通過し、開口OP2を通過する。検査光は、光軸AXに沿って進行するに従って窄むように収束する。
その後、検査光は、撮像素子30の画素に入力される。具体的には、静脈撮像領域R1においては、検査光は、画素Px1に入力される。指紋撮像領域R2においては、検査光は、画素Px2に入力される。検査光は、撮像素子30の各画素にて光電変換される。このように、生体情報取得装置58は動作する。
尚、生体情報取得装置58の具体的な構成は任意である。ここでは、W1=100μmである。レンズ26aの直径W2は97μmである。レンズ26bの直径W3は、65μmである。レンズ26a、26bは、厚み300μmの石英基板に形成されている。開口OP1の幅W4は50μmである。開口OP1の幅W6は、35μmである。開口OP2の幅W5は、レンズ側端が15μmであり、撮像素子に向かって広くなり、撮像素子側端で20μmである。開口OP2の幅W7は、レンズ側端が28μmであり、撮像素子に向かって広くなり、撮像素子側端で33μmである。各画素は、100μm間隔で配置されている。画素は、上面視すると、35μm×35μmの正方形状である。画素としては、フォトダイオードに代えて、ダブルゲート型薄型トランジスタを用いても良い。この場合、ダブルゲート型薄型トランジスタの電極上には屈折率1.50である酸化シリコンからなる絶縁性の保護膜(厚み10μm)が形成されている。また、光チャネル分離層の厚みは、345μmである。
また、生体情報取得装置58の具体的な製造方法は任意である。例えば、光チャネル分離層29は、樹脂層を形成し、遮光壁形成用の溝を該樹脂層に形成し、遮光性樹脂を該樹脂層に塗布し、塗布した遮光性樹脂層に開口を形成する手順で製造される。
最後に、図7乃至図9を参照して、生体情報取得装置58が組み込まれる生体認証装置80の構成及び動作について説明する。図7は、生体認証装置の構成を示すブロック図である。図8は、生体認証装置の動作を説明するためのフローチャートである。図9は、制御信号S1と生体認証装置の動作状態との関係を説明するための説明図である。
図7に示すように、生体認証装置80は、記憶部81、撮像部82、発光部83、認証実行部84、及び制御部85を有する。
発光部83は、光源モジュール7に相当する。発光部83は、制御部85から伝達される信号に基づいて検査光を指57に向けて出射する。撮像部82は、生体情報取得装置58の撮像部分に相当する。撮像部82は、制御部から伝達される制御信号S1に基づいて撮像動作を開始し、取得した画像を制御部85に出力する。
制御部85は、記憶部81に格納されたプログラムに基づいて信号の演算処理、信号伝送といった各種の処理を実行する。制御部85の機能は、演算処理部によってプログラムが順次実行されることによって具現化される。
制御部85は、撮像部から出力される静脈パターンが写された画像及び指紋パターンが写された画像を認証実行部84に伝達する。撮像部82がスイープ型であれば、制御部85は、移動情報に基づいて、複数の取得画像を一枚の画像に構成し、構成後の所望の画像を認証実行部84に出力する。
なお、制御部85による画像の構成方法は任意である。例えば、最初に取得した指紋画像の特定部分にターゲットを設定し、以降に取得した指紋画像においてターゲットがどのように移動していくのかを特定し、指57の移動方向及び移動量を求め、これに基づいて取得した複数の静脈画像から一枚の静脈画像を構成しても良い。
記憶部81は、ハードディスク、半導体メモリ(DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSRAM(Static Random Access Memory))といった記憶装置である。記憶部81には、生体認証を実現するためのプログラム、画像構成を実現するためのプログラム、認証時に用いられる予め登録された静脈画像、認証時に用いられる予め登録された指紋画像、及び認証履歴といった情報が格納される。
認証実行部84は、記憶部81に格納されたプログラムに基づいて取得画像と予め登録された画像に基づいて認証を実行する。認証実行部84による具体的な認証方法は任意である。生体認証の方法は、パターンの類似性を判別する各種方法に依存する。
図8を参照して、生体認証装置80の機能について説明する。なお、図1及び図2で説明したように、生体認証装置80は携帯電話50に組み込まれている。
まず携帯電話50は非動作状態にある。
次に、携帯電話50の生体認証機能が活性化される(S01)。例えば、携帯電話50の操作者が特定のボタン55を押すことによって、携帯電話50の生体認証機能は活性化される。
次に、生体認証装置80は像取得を実行する(S02)。すなわち、制御部85は、生体情報取得装置58を動作させる。制御部85から伝達される信号に基づいて、生体情報取得装置58は、光源モジュール7を発光させ、撮像素子30で取得された画像を出力する。生体情報取得装置58が取得する像は、静脈パターン及び/又は指紋パターンである。
なお、制御部85から伝達される制御信号S1に応じて撮像素子30の動作状態を設定しても良い。例えば、図9に示すように、制御部85から伝達される制御信号S1に応じて撮像素子30の動作状態を設定しても良い。
制御部85から伝達される制御信号S1は、図9に示すように、生体認証装置80の動作状態に応じたものである。生体認証装置80の動作状態は、生体認証装置の用途やその具体的な構成に応じて予め設定される。生体認証装置80の動作状態は、適宜、操作者の意図に沿って変更可能なものにしても良い。
制御部85から伝達される制御信号S1が001のとき、撮像素子30は、静脈撮像領域R1における画素Px1で得られた画像を出力する。制御部85から伝達される制御信号S1が010のとき、撮像素子30は、指紋撮像領域R2における画素Px2で得られた画像を出力する。制御部85から伝達される制御信号S1が100のとき、撮像素子30は、静脈撮像領域R1における画素Px1で得られた画像、及び指紋撮像領域R2における画素Px2で得られた画像を出力する。制御部85から伝達される制御信号S1が010のとき、撮像素子30は、所定時間間隔で、静脈撮像領域R1における画素Px1で得られた画像、及び指紋撮像領域R2における画素Px2で得られた画像を出力する。
図8に戻って説明する。次に、認証実行部84は、取得した画像及び予め登録された画像に基づいて生体認証を行う(S03)。認証実行部84は、生体認証装置80の動作状態に応じて静脈認証及び/又は指紋認証をする。なお、生体認証の具体的な方法は、画像処理技術の多様性に応じて様々である。
最終的に、認証実行部84は、認証が成功したかどうかを判断する(S04)。認証成功の場合、認証実行部84は、認証成功を示す信号を制御部85に出力する。認証失敗の場合、認証実行部84は、認証失敗を示す信号を制御部85に出力する。
認証成功の場合、携帯電話の機能を活性化する(S05)。具体的には、制御部85は、携帯電話の機能を活性化させる。そして、携帯電話は非動作状態から動作状態に変化する。認証失敗の場合は、携帯電話は非動作状態を維持する。
上述の説明から明らかなように、本実施形態においては、マイクロレンズアレイ基板28は、取得対象とする像の種類に応じて個別に設計された異なる設計値のレンズを有する。取得対象とする像の種類に応じて個別にレンズの設計値を設定することによって、より高品質な像を取得することができる。結果として、高精度な生体認証を実現することができる。
また、その前提として、本実施形態においては、静脈パターン及び指紋パターンの像を取得することができる。結果として、静脈認証に加えて指紋認証を実行したり、静脈認証に代えて指紋認証を実行したりすることもできる。生体情報取得装置にて取得対象とする像を複数設定することによって、生体情報取得装置の活用範囲を拡大させることができる。なお、上述のように、本実施形態にかかる生体情報取得装置を活用すれば、光学的に指57の移動情報を求めることもできる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、生体情報取得装置の上面構成を示す模式図である。図11は、生体情報取得装置の断面構成を示す模式図である。
図10及び図11から明らかなように、本実施形態においては、静脈撮像領域R1におけるレンズ26aの配置間隔と指紋撮像領域R2におけるレンズ26bの配置間隔は異なる。これに応じて、静脈撮像領域R1における画素Px1の配置間隔と指紋撮像領域R2における画素Px2の配置間隔は異なる。
静脈撮像領域R1におけるレンズ26a及び画素Px1の配置間隔と比較して、指紋撮像領域R2におけるレンズ26b及び画素Px2の配置間隔を狭くすることによって、より高い解像度で指紋パターンを撮像することができる。
図10に示すように、Z軸に沿って配置された166個の複数のレンズ26bからなるレンズ列は、指紋撮像領域R2に3列配置される。なお、レンズ列を形成するレンズ26bの数は任意である(例えば、100〜200個である)。同様に、レンズ列の数も任意である。
図11に示すように、レンズ26bは、一定の幅W9をあけて配置される。すなわち、レンズ26bの配置間隔はW9である。W9はW1よりも小さな値である。なお、レンズ26aとレンズ26b間の幅は、W8である。W8は、W1よりも小さな値である。W8は、W9よりも大きな値である。すなわち、W1>W8>W9である。導光部32は、開口OP2を埋めている。
尚、画素とレンズの対応関係については、必ずしも1対1の関係にある必要はない。指紋撮像領域R2の1つのレンズ26bに対して1つの画素を割り当て、静脈撮像領域R1の1つのレンズ26aに対応して複数の画素を割り当てても良いからである。1つのレンズに複数の画素を割り当てることで、画素ピッチ(画素の配置間隔)自体を変更することなく、レンズピッチ(レンズの配置間隔)を各レンズの特性又は用途を考慮して設定することができる。
尚、生体情報取得装置59の具体的な構成は任意である。ここでは、W1=100μm、W9=60μmである。レンズ26aの直径W2は97μmである。レンズ26bの直径W3は、57μmである。開口OP1の幅W4は50μmである。開口OP1の幅W6は、32μmである。開口OP2の幅W5は、レンズ側端が15μmであり、撮像素子に向かって広くなり、撮像素子側端で20μmである。開口OP2の幅W7は、レンズ側端が25μmであり、撮像素子に向かって広くなり、撮像素子側端で30μmである。
静脈撮像領域R1では、各画素は、100μm間隔で配置されている。指紋撮像領域R2では、各画素は、60μm間隔で配置されている。画素は、上面視すると、35μm×35μmの正方形状である。画素としては、フォトダイオードに代えて、ダブルゲート型薄型トランジスタを用いても良い。この場合、ダブルゲート型薄型トランジスタの電極上には屈折率1.50である酸化シリコンからなる絶縁性の保護膜(厚み10μm)が形成されている。また、光チャネル分離層の厚みは、345μmである。
本発明の技術的な範囲は、上述の実施形態に限定されず、他の様々な実施形態が考えられる。携帯電話以外の情報機器にも適用することができる。生体情報取得装置に組み込まれる撮像装置は、静脈認証や指紋認証以外の用途にも適用可能である。スイープ型の生体情報取得装置にも適用することができる。生体情報取得装置の具体的な構成は任意である。静脈像又は指紋像を一度に撮像することは必須ではなく、それらを部分的に撮像しても良い。撮像素子という用語は広義に解釈するものとし、モノリシックな半導体撮像素子に限らない。
本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の前面構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる生体情報取得装置の上面構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる光源モジュールの構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる生体情報取得装置の断面構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる幅と撮像範囲との関係を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる生体認証装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる生体認証装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる制御信号S1と生体認証装置の動作状態との関係を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる生体情報取得装置の上面構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態にかかる生体情報取得装置の断面構成を示す模式図である。
符号の説明
80 生体認証装置
58 生体情報取得装置
21a 光源配置領域
21b 光源配置領域
26a レンズ
26b レンズ
27 光学フィルタ
28 マイクロレンズアレイ基板
29 光チャネル分離層
30 撮像素子
31 遮光壁
32 導光部
33 突出部
7 光源モジュール
3 ライトガイド

Claims (14)

  1. 被検体に対する光照射に基づいて第1及び第2生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    前記被検体に対して照射されるべき光を出射する光源と、
    複数の第1レンズと、
    前記第1レンズとは異なる焦点距離及び開口面積を有する複数の第2レンズと、
    複数の前記第1レンズ夫々を介して入力する光を受光する複数の第1画素が配置された第1領域にて前記第1生体情報としての第1像を少なくとも部分的に撮像し、複数の前記第2レンズ夫々を介して入力する光を受光する複数の第2画素が配置された第2領域にて前記第2生体情報としての第2像を少なくとも部分的に撮像する撮像素子と、
    を備える、生体情報取得装置。
  2. 前記第1像は静脈像であり、
    前記第2像は指紋像であることを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得装置。
  3. 前記第1レンズの配置間隔と前記第2レンズの配置間隔は互いに異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報取得装置。
  4. 前記第1領域には所定方向に配列された複数の第1画素列が形成され、
    前記第2領域には所定方向に配列された複数の第2画素列が形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生体情報取得装置。
  5. 前記撮像素子上に配置され、複数の前記第1及び第2レンズ夫々に対応する複数の光チャネルを互いに分離する光チャネル分離層と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の生体情報取得装置。
  6. 前記光チャネル分離層は、複数の前記光チャネル夫々を囲む遮光構造を有することを特徴とする請求項5に記載の生体情報取得装置。
  7. 前記遮光構造は、前記第1及び第2レンズ毎に異なる開口幅を有することを特徴とする請求項6に記載の生体情報取得装置。
  8. 基準面から光学的に互いに異なる距離にある第1及び第2物体を撮像する撮像装置であって、
    複数の第1レンズと、
    少なくとも焦点距離及び開口面積が前記第1レンズとは異なる複数の第2レンズと、
    複数の前記第1レンズを介して入力する光を受光することに基づいて前記第1物体の像である第1像を撮像し、複数の前記第2レンズを介して入力する光を受光することに基づいて前記第2物体の像である第2像を撮像する撮像素子と、
    を備える撮像装置。
  9. 前記第1像は静脈像であり、
    前記第2像は指紋像であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1レンズの配置間隔と前記第2レンズの配置間隔は互いに異なることを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像装置。
  11. 所定の波長帯域の光を遮断する光学部材が前記撮像素子上に配置されることを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像素子上に配置されると共に、複数の前記第1及び第2レンズ夫々に対応する複数の光チャネルを互いに分離する光チャネル分離層と、
    を更に備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の撮像装置。
  13. 前記光チャネル分離層は、複数の前記光チャネル夫々を囲む遮光構造を有することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記遮光構造は、前記第1及び第2レンズ毎に異なる開口幅を有することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
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