JP2009276157A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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寿晴 影山
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Abstract

【課題】スパイラル部材の回転に起因するノイズによって計量精度が低下することを回避又は抑制し得る、組合せ計量装置を得る。
【解決手段】組合せ計量装置1は、上方から投入された物品を放射状に分散させる分散テーブル2と、分散テーブル2の周囲の円周上に配列された複数の搬送手段3と、複数の搬送手段3の周囲の円周上に配列された複数の計量ホッパ5とを備える。搬送手段3は、分散テーブル2の下方に位置する内端部20と、計量ホッパ5の上方に位置する外端部21とを有し、上面が開口したトラフ10と、分散テーブル2から内端部20に供給された物品を、回転駆動されることによって外端部21に向けて搬送する、スパイラル部材11と、内端部20と外端部21との途上に設けられ、スパイラル部材11を支持する支持手段51とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
組合せ計量装置は、分散テーブルと、分散テーブルの周囲に円形配列された複数の供給トラフと、各供給トラフの外端部の下方に配置されたプールホッパと、プールホッパの下方に配置された計量ホッパとを備えて構成されている。分散テーブルの上方から投入された物品は、分散テーブルによって放射状に分散されて、各供給トラフの内端部に供給される。供給トラフに供給された物品は、供給トラフ内を内端部から外端部に向かって搬送された後、供給トラフの外端部から排出される。供給トラフから排出された物品は、プールホッパに供給され、プールホッパ内で一時的に貯留される。プールホッパから排出された物品は、計量ホッパに供給され、計量ホッパ内で一時的に貯留されるとともに、ロードセル等の計量手段によってその重量が計量される。ここで、外乱ノイズに起因する計量精度の低下を回避すべく、計量手段から出力された信号に含まれる様々な周波数成分のうち、所定のカットオフ周波数以上の周波数成分は、ノイズ信号としてローパスフィルタによって除去される。
そして、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現する計量ホッパの組合せが選択され、選択された一又は複数の計量ホッパから排出された物品が集合されて、下流機器に向けて排出される。
組合せ計量装置において、計量対象である物品が、鶏の生肉等のように、振動や滑落によってはスムーズな搬送を実現し難い物品である場合には、供給トラフとして、いわゆるスクリュー式供給トラフが用いられることがある(例えば下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に開示された組合せ計量装置においては、分散テーブルの周囲に複数の供給トラフが円形配列されており、各供給トラフ内には、供給トラフの長さ方向に沿って延在するコアが配置されている。そして、コアの外面にスパイラル部材が巻装されることにより、転送スクリューが形成されている。転送スクリューは、モータによって回転駆動される。分散テーブルから供給トラフの内端部に供給された物品は、回転する転送スクリューのスパイラル部材に押されることにより、供給トラフの外端部に向かって搬送される。
米国特許出願公開第2006/0196701号明細書
スパイラル部材の中心にコアを有さない、無芯型のスクリュー式供給トラフにおいては、回転するスパイラル部材によって供給トラフの表面が削られることを回避すべく、供給トラフの底面から浮かせた状態でスパイラル部材を支持することが望ましい。この場合、スパイラル部材の内端及び外端の双方を軸受けによって支持する、いわゆる両持ち支持の支持構造が考えられる。
しかしながら、両持ち支持の支持構造では、スパイラル部材の内端から外端までの全長に亘って、スパイラル部材が浮いた状態となる。しかも、支持点は内端及び外端の2点のみである。この状態でスパイラル部材が回転駆動されると、スパイラル部材の全長が1本の弦とみなされるため、スパイラル部材の回転に伴って発生する振動の波長が大きくなり固有振動数が小さくなる。従って、低周波成分のノイズが発生することとなる。
このスパイラル部材の回転に起因するノイズは、計量手段における計量に対して悪影響を及ぼす可能性がある。このノイズの周波数がローパスフィルタのカットオフ周波数よりも低い場合には、ローパスフィルタによってこのノイズを除去できないため、結果として、計量精度の低下を招くことになる。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、スパイラル部材の回転に起因するノイズによって計量精度が低下することを回避又は抑制し得る、組合せ計量装置を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る組合せ計量装置は、上方から投入された物品を放射状に分散させる分散手段と、前記分散手段の周囲の円周上に配列された複数の搬送手段と、前記複数の搬送手段の周囲の円周上に配列された複数の計量ホッパとを備える、組合せ計量装置であって、前記搬送手段は、前記分散手段の下方に位置する内端部と、前記計量ホッパの上方に位置する外端部とを有し、上面が開口したトラフと、前記分散手段から前記内端部に供給された物品を、回転駆動されることによって前記外端部に向けて搬送する、スパイラル部材と、前記内端部と前記外端部との途上に設けられ、前記スパイラル部材を支持する支持手段とを有することを特徴とするものである。
第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、支持手段によってスパイラル部材が内端部と外端部との途上で支持されることにより、スパイラル部材の回転に伴って発生する振動の固有振動数が、スパイラル部材の全長によって規定される固有振動数の値よりも高められる。これにより、スパイラル部材の回転に起因するノイズの周波数成分も高くなるため、ローパスフィルタによってこのノイズを除去しやすくなる。その結果、このノイズに起因して組合せ計量装置の計量精度が低下することを、回避又は抑制することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記支持手段は、前記トラフの長さ方向に沿って延在し、前記トラフの底面から浮かせた状態で前記スパイラル部材を支持する、棒状部材を有することを特徴とするものである。
第2の態様に係る組合せ計量装置によれば、棒状部材によってスパイラル部材を支持することにより、スパイラル部材の内端及び外端の2点でスパイラル部材を支持する場合と比較すると、スパイラル部材の回転に伴って発生する振動の波長が小さくなる。その結果、棒状部材によってスパイラル部材を支持するという簡易な構造によって、固有振動数を容易に高めることが可能となる。
本発明の第3の態様に係る組合せ計量装置は、第2の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記支持手段は、前記トラフの幅方向に並んで配置された、複数の前記棒状部材を有することを特徴とするものである。
第3の態様に係る組合せ計量装置によれば、スパイラル部材は、スパイラルの一巻きの間に、複数の棒状部材に接触する。スパイラルの一巻きは斜めになっているため、一の棒状部材とスパイラル部材との接触箇所は、他の棒状部材とスパイラル部材との接触箇所よりも、スパイラル部材の内端側に位置する。従って、上記他の棒状部材のみが設けられている場合と比較すると、スパイラル部材の回転に伴って発生する振動の波長がさらに小さくなるため、固有振動数をさらに高めることが可能となる。
本発明の第4の態様に係る組合せ計量装置は、第2又は第3の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記スパイラル部材が回転駆動されることによって、前記スパイラル部材と前記棒状部材との接触箇所が変化することを特徴とするものである。
第4の態様に係る組合せ計量装置によれば、スパイラル部材と棒状部材との接触箇所が変化することにより、スパイラル部材の回転に伴って発生する振動の固有振動数も連続的に変化する。そのため、スパイラル部材の回転に起因するノイズの周波数成分が、特定の周波数域に固定されることを回避できる。つまり、ノイズが特定の周波数域においてピークを持つことを回避できる。その結果、ローパスフィルタによってノイズを十分に除去することが可能となる。
本発明の第5の態様に係る組合せ計量装置は、第2〜第4のいずれか一つの態様に係る組合せ計量装置において特に、前記棒状部材の材質は、自己潤滑性かつ軟性を有する樹脂であることを特徴とするものである。
第5の態様に係る組合せ計量装置によれば、棒状部材は自己潤滑性を有するため、回転するスパイラル部材との摩擦に起因して棒状部材が摩耗することを抑制できる。また、棒状部材は軟性を有するため、金属製の棒状部材を使用する場合と比較すると、スパイラル部材の回転に起因する振動を棒状部材によって吸収することが可能となる。
本発明によれば、スパイラル部材の回転に起因するノイズによって計量精度が低下することを、回避又は抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した組合せ計量装置1を上方から眺めた上面図である。図1,2に示すように、組合せ計量装置1は、分散テーブル2、搬送手段3、プールホッパ4、計量ホッパ5、及び集合シュート6を備えて構成されている。
分散テーブル2は、組合せ計量装置1の装置本体のほぼ中央に配置されている。搬送手段3は、分散テーブル2の周囲の円周上に並んで配列されている。図2に示すように、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は20個の搬送手段3を備えている。プールホッパ4は、複数の搬送手段3の周囲の円周上に並んで配列されている。つまり、複数のプールホッパ4が円形配列されている。プールホッパ4は、複数の搬送手段3の各々に対応して配置されている。従って、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は20個のプールホッパ4を備えている。計量ホッパ5は、プールホッパ4の下方において、複数の搬送手段3の周囲の円周上に並んで配列されている。つまり、複数の計量ホッパ5が円形配列されている。計量ホッパ5は、複数のプールホッパ4の各々に対応して配置されている。従って、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は20個の計量ホッパ5を備えている。集合シュート6は、計量ホッパ5の下方に配置されている。
図3は、組合せ計量装置1のうち、2個の搬送手段3を抜き出して、その周囲の構造とともに示す斜視図である。また、図4は、組合せ計量装置1のうち、2個の搬送手段3を抜き出して、その周囲の構造とともに示す正面図である。また、図5は、組合せ計量装置1のうち、1個の搬送手段3を抜き出して、その周囲の構造とともに示す側面図である。図3〜5には示さない残りの搬送手段3も、図3〜5に示した搬送手段3と同様の構造を有している。
図3〜5に示すように、搬送手段3は、トラフ10とスパイラル部材11とを備えて構成されている。図5を参照して、トラフ10の内端部20は、分散テーブル2の外周縁の下方に位置しており、トラフ10の外端部21は、プールホッパ4の上方に位置している。プールホッパ4は計量ホッパ5の上方に位置しているため、トラフ10の外端部21は、計量ホッパ5の上方にも位置していることとなる。図3を参照して、トラフ10は、円筒(正確には中空円錐)のほぼ上半部が切り取られた形状を有している。従って、トラフ10は、円筒の内面として規定される底面と、開口した上面とを有している。
スパイラル部材11は、トラフ10の底面上に、回動自在に配置されている。スパイラル部材11の内端部は、回転軸12に固定されている。回転軸12がモータによって回転駆動されることにより、スパイラル部材11は、トラフ10内の物品を内端部20から外端部21に向けて押し出す方向に回転駆動される。なお、本実施の形態において、スパイラル部材11の内部空間には、コアが配設されていない。つまり、スパイラル部材11は、無芯のスパイラル部材である。
また、図3〜5に示すように、トラフ10は先広がりの形状を有しており、トラフ10の断面の径(トラフ10を正面から眺めたときの断面半円の半径)は、内端部20から外端部21に向かって徐々に大きくなっている。これにより、互いに隣接するトラフ10同士が、内端部20から外端部21までの全域に亘って互いに接している。具体的に、トラフ10の一辺には折り返し部13が形成されており、この折り返し部13が、隣接するトラフ10の他辺を覆う(又は他辺に接触する)ことにより、互いに隣接するトラフ10同士が隙間なく並設されている。
また、図5に示すように、トラフ10は、内端部20よりも外端部21のほうが下方に位置するように、前傾姿勢で傾斜配置されている。これにより、トラフ10の底面は、内端部20から外端部21に向かって、下りのスロープとして規定される。
図6及び図7は、組合せ計量装置1のうち、1個の搬送手段3を抜き出してそれぞれ示す斜視図及び正面図である。スパイラル部材11の内端31は、回転軸12に固定されることにより、固定端として規定されている。また、スパイラル部材11の外端32は、自由端として規定されている。
トラフ10の底面上には、断面が半円形の棒状部材50が配置されている。棒状部材50は、トラフ10の長さ方向に沿って延在している。また、棒状部材50は、トラフ10の底面のうち、外半部(トラフ10の長さ方向のほぼ中央よりも外端部21側の領域)に配置されている。図6,7に示した例では、2個の棒状部材50が、トラフ10の幅方向に並んで配置されている。なお、棒状部材50の個数は2個に限らず、1個又は3個以上であっても良い。スパイラル部材11が棒状部材50上に載置されることにより、棒状部材50は、トラフ10の底面から浮かせた状態でスパイラル部材11を支持する。
ここで、トラフ10の材質は、例えばステンレスである。また、棒状部材50の材質は、自己潤滑性かつ軟性を有する樹脂、例えば、超高分子量ポリエチレン(UHMW)である。
図8は、棒状部材50をトラフ10へ取り付ける工程を模式的に示す側面図である。図8の(A)に示すように、トラフ10の底面の所定の箇所には、トラフ10の長さ方向に沿って貫通溝60が形成されている。また、貫通溝60の両端近傍において、トラフ10の底面の下面には、表面にネジ構造が形成されたピン61が固定されている。図8の(B)に示すように、支持手段51の両端には、突出部62が形成されている。突出部62には、ピン61を挿通可能な貫通孔63が形成されている。図8の(C)に示すように、ピン61を貫通孔63に挿通させて、トラフ10の底面の下面側から、支持手段51を貫通溝60内に差し込む。その後、図8の(D)に示すように、ナット63をピン61に螺挿することにより、支持手段51をトラフ10に固定する。貫通溝63よりも上方に突き出る支持手段51の上部として、棒状部材50が規定される。
図9は、スパイラル部材11の構造を示す側面図である。スパイラル部材11は、トラフ10の先広がりの形状に対応して、先広がりのスパイラル構造を有している。つまり、外端部(図9では左端部)におけるスパイラル部材11の断面の径L2(中心軸A1上の遠方からスパイラル部材11を眺めたときの円の半径)は、内端部(図9では右端部)におけるスパイラル部材11の断面の径L1よりも大きく設定されている。
また、スパイラル部材11のスパイラルピッチは、内端部から外端部に向かって徐々に大きく設定されている。従って、外端部におけるスパイラル部材11のスパイラルピッチは、内端部におけるスパイラル部材11のスパイラルピッチよりも大きく設定されている。図9に示したスパイラルピッチP1〜P4の関係は、P1<P2<P3<P4となる。
なお、図9において破線で示すように、スパイラル部材11の外端32を、中心軸A1に向けて大きく曲げても良い。これにより、外端32との接触に起因してトラフ10の底面が削られることを回避できる。また、外端32と中心軸A1との距離が短くなるため、外端32における回転モーメントが小さくなる。その結果、外端32における回転モーメントがロードセル等の計量手段の外乱ノイズとして作用する影響を、低減することができる。
以下、図1〜5を参照して、組合せ計量装置1の動作について説明する。計量対象である物品(例えば生肉等の食品)は、分散テーブル2の上方から、分散テーブル2の上面の中央部に落下投入される。分散テーブル2上に投入された物品は、回転駆動されている分散テーブル2によって放射状に分散されつつ、分散テーブル2の外周縁から排出されて、各トラフ10の内端部20に上方から供給される。
各搬送手段3においては、スパイラル部材11が断続的に回転駆動されている。従って、内端部20に供給された物品は、回転駆動されているスパイラル部材11によって押されながら、下りのスロープを滑落することにより、トラフ10の底面上を内端部20から外端部21に向かって搬送される。なお、内端部におけるスパイラルピッチP1(図9参照)よりも物品のサイズが大きい場合には、分散テーブル2から供給された物品は、当初はスパイラル部材11上を搬送される。しかし、スパイラルピッチは外端部に向かって徐々に大きくなっているため、スパイラル部材11上の物品はスパイラルピッチP2〜P4のいずれかの隙間から落下し、その後はトラフ10の底面上を搬送されることになる。
搬送手段3から排出された物品は、プールホッパ4に供給され、プールホッパ4内で一時的に貯留される。プールホッパ4から排出された物品は、計量ホッパ5に供給され、計量ホッパ5内で一時的に貯留されるとともに、ロードセル等の計量手段(図示しない)によってその重量が計量される。ここで、外乱ノイズに起因する計量精度の低下を回避すべく、計量手段から出力された信号に含まれる様々な周波数成分のうち、所定のカットオフ周波数以上の周波数成分は、ノイズ信号としてローパスフィルタによって除去される。
そして、物品を貯留している全ての計量ホッパ5のうち、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現するホッパの組合せが演算によって求められ、選択された一又は複数の計量ホッパ5内に貯留されている物品が排出される。計量ホッパ5から排出された物品は、集合シュート6によって集合されて、下流機器(図示しない)に向けて組合せ計量装置1から排出される。
<組合せ計量装置1の効果>
図10は、棒状部材50が配置されている箇所に関して、トラフ10を透視して搬送手段3を眺めた側面図である。スパイラル部材11の内端31が回転軸12に固定されることにより、スパイラル部材11の内端部は、トラフ10の底面から浮いた状態で支持されている。また、支持位置M1,M2において、スパイラル部材11は棒状部材50に接触している。これにより、スパイラル部材11は、その全体がトラフ10の底面から浮いた状態で、棒状部材50によって支持されている。その結果、スパイラル部材11はトラフ10の底面に接触しないため、回転駆動されるスパイラル部材11によってトラフ10の底面が削られることを、回避することができる。
また、図10を参照して、中心軸A1に沿った方向に関して、スパイラル部材11の全長(内端31から外端32までの長さ)をL1とすると、内端31から支持位置M1までの長さL2、支持位置M1から支持位置M2までの長さL3、及び支持位置M2から外端32までの長さL4は、いずれも全長L1より短くなる。ここで、弦の振動においては、振動の波長は弦の長さに比例し、振動の固有振動数は弦の長さに反比例することが知られている。従って、長さL2,L3,L4の各々に関する固有振動数は、全長L4に関する固有振動数よりも高くなる。
このように本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、支持手段51(棒状部材50)によって、スパイラル部材11が内端31と外端32との途上で支持される。従って、スパイラル部材11の回転に伴って発生する振動の固有振動数が、スパイラル部材11の全長L1によって規定される固有振動数の値よりも高められる。これにより、ロードセル等の計量手段においては、スパイラル部材11の回転に起因するノイズの周波数成分も高くなるため、ローパスフィルタによってこのノイズを除去しやすくなる。その結果、このノイズに起因して組合せ計量装置1の計量精度が低下することを、回避又は抑制することが可能となる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、支持手段51においては、棒状部材50によってスパイラル部材11を支持することにより、スパイラル部材11の内端31及び外端32の2点でスパイラル部材11を支持する場合と比較すると、スパイラル部材11の回転に伴って発生する振動の波長が小さくなる。その結果、棒状部材50によってスパイラル部材11を支持するという簡易な構造によって、固有振動数を容易に高めることが可能となる。
図11は、棒状部材50上をスパイラル部材11が進行する様子を示す図である。図11の(A)に示した状態から、スパイラル部材11が回転駆動されることにより、図11の(B)に示した状態までスパイラル部材11が進行している。なお、図11の(A)及び(B)の各々に関し、紙面の上方が内端部側であり、紙面の下方が外端部側である。
本実施の形態に係る組合せ計量装置1においては、2個の棒状部材50が配置されている。従って、スパイラル部材11は、スパイラルの一巻きの間に、支持位置P1,P2において2個の棒状部材50に接触する。スパイラルの一巻きは斜めになっているため、右側の棒状部材50とスパイラル部材11との接触箇所(支持位置P1)は、左側の棒状部材50とスパイラル部材11との接触箇所(支持位置P2)よりも、スパイラル部材11の内端側に位置する。従って、左側の棒状部材50のみが設けられている場合と比較すると、スパイラル部材11の回転に伴って発生する振動の波長がさらに小さくなるため、固有振動数をさらに高めることが可能となる。その結果、スパイラル部材11の回転に起因するノイズの周波数成分もさらに高くなるため、ローパスフィルタによってこのノイズをさらに除去しやすくなる。
また、図11の右側の棒状部材50に着目して、回転駆動によってスパイラル部材11が進行することにより、図11の(A)に示した支持位置P1が、図11の(B)においては支持位置P3に進行している。このように本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、スパイラル部材11と棒状部材50との接触箇所が変化することにより、スパイラル部材11の回転に伴って発生する振動の固有振動数も連続的に変化する。そのため、スパイラル部材11の回転に起因するノイズの周波数成分が、特定の周波数域に固定されることを回避できる。つまり、ノイズが特定の周波数域においてピークを持つことを回避できる。その結果、ローパスフィルタによってノイズを十分に除去することが可能となる。
また、本実施の形態に係る組合せ計量装置1において、棒状部材50の材質は、自己潤滑性かつ軟性を有する樹脂、例えば、超高分子量ポリエチレン(UHMW)である。棒状部材50は自己潤滑性を有するため、回転するスパイラル部材11との摩擦に起因して棒状部材50が摩耗することを抑制できる。また、棒状部材50は軟性を有するため、金属製の棒状部材を使用する場合と比較すると、スパイラル部材11の回転に起因する振動を棒状部材50によってある程度吸収することが可能となる。
<第1の変形例>
図12は、第1の変形例に係る搬送手段3の構造を示す側面図である。スパイラル部材11の外端32には、折り曲げられた棒状の支持部材41の一端が固定されている。支持部材41の他端は、軸受40に固定されている。図3〜5に示すように、軸受40は、組合せ計量装置1のフレーム上の所定の箇所に、回転自在に固定されている。なお、図3,4においては、2個の搬送手段3のうちの一方に対してのみ第1の変形例が適用された例を示しているが、複数の搬送手段3の全てに対して第1の変形例を適用することも可能である。
支持部材41は、トラフ10の底面から浮いた状態でスパイラル部材11の外端32を支持している。従って、棒状部材50によっては支持されない外端32がトラフ10の底面に接触することを、支持部材41が外端32を支持することによって確実に回避することができる。
<第2の変形例>
図13は、第2の変形例に係る搬送手段3の構造を示す側面図である。組合せ計量装置1のフレームの所定の箇所に、支持部材70が固定されている。支持部材70は、スパイラル部材11の先広がりの形状に対応した傾斜姿勢又は水平姿勢で、スパイラル部材11の内部空間内に挿入されている。スパイラル部材11の上部が支持部材70に引っ掛かることにより、支持部材70は、トラフ10の底面から浮かせた状態で、スパイラル部材11を下方から持ち上げて支持している。なお、図13には1個の支持部材70のみを示しているが、支持部材70の個数は任意である。例えば図7と同様に、2個の支持部材70をトラフ10の幅方向に並べて配置することができる。
図13に示した支持部材70によっても、上記実施の形態に係る支持部材51と同様の効果を得ることができる。
<第3の変形例>
図14は、第3の変形例に係る搬送手段3の構造を示す側面図である。図14に示すように、支持部材51は、棒状部材50として、駆動ローラ75を有していても良い。駆動ローラ75は、棒状部材50の中心軸B1を回転中心として回転自在である。
スパイラル部材11の回転に伴って駆動ローラ75も回転することにより、スパイラル部材11と棒状部材50との摩擦が低減される。その結果、回転駆動されるスパイラル部材11によって棒状部材50が削られることを、効果的に回避することができる。
<第4の変形例>
図15は、第4の変形例に係る搬送手段3の構造を示す側面図である。図15に示すように、支持部材70は、駆動ローラ80を有していても良い。駆動ローラ80は、中心軸B2を回転中心として回転自在である。
スパイラル部材11の回転に伴って駆動ローラ80も回転することにより、スパイラル部材11と支持部材70との摩擦が低減される。その結果、回転駆動されるスパイラル部材11によって支持部材70が削られることを、効果的に回避することができる。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示した組合せ計量装置を上方から眺めた上面図である。 組合せ計量装置のうち、2個の搬送手段を抜き出して、その周囲の構造とともに示す斜視図である。 組合せ計量装置のうち、2個の搬送手段を抜き出して、その周囲の構造とともに示す正面図である。 組合せ計量装置のうち、1個の搬送手段を抜き出して、その周囲の構造とともに示す側面図である。 組合せ計量装置のうち、1個の搬送手段を抜き出して示す斜視図である。 組合せ計量装置のうち、1個の搬送手段を抜き出して示す正面図である。 棒状部材をトラフへ取り付ける工程を模式的に示す側面図である。 スパイラル部材の構造を示す側面図である。 棒状部材が配置されている箇所に関して、トラフを透視して搬送手段を眺めた側面図である。 棒状部材上をスパイラル部材が進行する様子を示す図である。 第1の変形例に係る搬送手段の構造を示す側面図である。 第2の変形例に係る搬送手段の構造を示す側面図である。 第3の変形例に係る搬送手段の構造を示す側面図である。 第4の変形例に係る搬送手段の構造を示す側面図である。
符号の説明
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル
3 搬送手段
4 プールホッパ
5 計量ホッパ
10 トラフ
11 スパイラル部材
20 内端部
21 外端部
30 計量手段
31 内端
32 外端
50 棒状部材
51,70 支持部材

Claims (5)

  1. 上方から投入された物品を放射状に分散させる分散手段と、
    前記分散手段の周囲の円周上に配列された複数の搬送手段と、
    前記複数の搬送手段の周囲の円周上に配列された複数の計量ホッパと
    を備える、組合せ計量装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記分散手段の下方に位置する内端部と、前記計量ホッパの上方に位置する外端部とを有し、上面が開口したトラフと、
    前記分散手段から前記内端部に供給された物品を、回転駆動されることによって前記外端部に向けて搬送する、スパイラル部材と、
    前記内端部と前記外端部との途上に設けられ、前記スパイラル部材を支持する支持手段と
    を有する、組合せ計量装置。
  2. 前記支持手段は、前記トラフの長さ方向に沿って延在し、前記トラフの底面から浮かせた状態で前記スパイラル部材を支持する、棒状部材を有する、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記支持手段は、前記トラフの幅方向に並んで配置された、複数の前記棒状部材を有する、請求項2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記スパイラル部材が回転駆動されることによって、前記スパイラル部材と前記棒状部材との接触箇所が変化する、請求項2又は3に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記棒状部材の材質は、自己潤滑性かつ軟性を有する樹脂である、請求項2〜4のいずれか一つに記載の組合せ計量装置。
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