JP2009275954A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時的な停電に備えて,冷却や加温に関わる機器に対するタイマ制御の途中の管理データを,書き換え回数に制限のある不揮発性メモリに周期的に記録する場合に,その不揮発性メモリの利用効率を高めて前記管理データを確実に記録できること。
【解決手段】MPU61が,データの書き換え回数に制限があるフラッシュメモリ62に,タイマ制御の実行中の計時途中時間及びデータ記録の制限回数を特定するデータを含む管理データを記録する。その記録周期は,冷蔵庫の余寿命の期間内に過去の実行頻度でタイマ制御が実行されても,管理データの記録回数が制限回数を超えないという制約条件を満たすよう設定される。MPU61は,タイマ制御が停電により中断された後に通電が再開されたときに,記録れた計時途中時間を引き継ぐ計時によりタイマ制御を再開させる。
【選択図】図1

Description

本発明は,計時時間に基いて貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器を制御するタイマ制御機能を備えた冷蔵庫に関するものである。
昨今の冷蔵庫は様々な機能を備えている。
例えば,特許文献1には,一般的な冷却保存機能に加えて保温機能を有する温度切替室を備えた冷蔵庫について示されている。
前記温度切替室を備えた冷蔵庫は,前記温度切替室の管理温度(いわゆる設定温度)を,冷凍,冷蔵,パーシャル,チルドなどの低温の温度帯と,温かい食品を保温する高温の温度帯とに切り替え可能である。
また,昨今の冷蔵庫は,消費電力の低減のため,或いは利用者の利便性を高めるために,貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器を,クロック信号のカウント(カウントアップ又はカウントダウン)による計時時間に基いた制御(以下,タイマ制御という)を行う制御回路を備えていることが多い。
例えば,前記温度切替室を備えた冷蔵庫において,制御回路が,前記温度切替室の管理温度を,ユーザにより設定された時間だけ高温の温度帯,或いは温食品の急冷に適した冷凍室と同等の温度帯で保持し,その後,冷蔵室の温度帯へ自動的に切り替えるという室温のタイマ制御を行う場合がある。
これにより,前記温度切替室に収容された食品等が,それを必要とする時刻に用途に応じた状態となる温度に保持される。また,万一,前記温度切替室内の食品等が,予定の時刻を過ぎて放置されても,再び冷却保存されることで食品等の変質が最小限に抑えられる。
また,前記タイマ制御は,前記温度切替室の温度管理以外でも行われる。
例えば,旅行等により自宅が留守となる期間が設定された場合に,設定された期間における冷却器のコンプレッサや除霜ヒータを,通常よりも低速で或いは低い頻度で動作させる留守中節電制御なども,前記タイマ制御の一例である。
一般に,コンプレッサが低速回転で運転されると,貯蔵室内の変動する温度を管理温度に収束せる応答性が悪くなる。また,除霜ヒータの動作頻度を少なくすると,蒸発器に多くの霜が堆積しやすくなる。しかしながら,留守宅では,冷蔵庫のドアの開閉がなされないため,上記応答性や霜の堆積がほとんど問題とならない。そのため,前記留守中節電制御により,特に問題が生じることなく省電力化が実現される。
なお,貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器としては,例えば,冷凍サイクルにおける蒸発器や,その蒸発器の周囲の冷気の貯蔵室への循環量を調節するファンや通風ダンパ,前記温度切替室内のヒータや,蒸発器に発生する霜を加熱除去する除霜ヒータ等がある。
ところで,冷蔵庫において,前記タイマ制御の途中で一時的な停電が生じ,その後,その停電が復旧した場合に,中断された前記タイマ制御をどのように継続させるかという課題がある。なお,本明細書に記載する停電には,商用電源が停電した状況の他,冷蔵庫の電源コードが商用電源のコンセントから抜かれた状況も含まれる。
即ち,冷蔵庫において,貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器は,その動作の良否が食品衛生の良否に直結するため,一時停電によって全く想定外の制御がなされると,食品衛生上の大きなトラブルにつながる。
そこで,冷蔵庫において,制御回路が,前記タイマ制御の制御途中である旨及び最新の計時時間を含む管理データを,比較的短い周期で不揮発性メモリに記録することが考えられる。これにより,前記制御回路が,停電の復旧時,即ち,当該冷蔵庫への通電開始時に,途中で中断された前記タイマ制御を,前記不揮発性メモリに記録された計時時間を引き継いで計時された計時時間に基づいて実行することができる。
冷蔵庫に搭載される前記不揮発性メモリとしては,制御プログラムや制御パラメータの変更の容易性,消費電力の少なさ,及びコストの面から,フラッシュメモリが採用されることが多い。
特開2006−125705号公報
しかしながら,フラッシュメモリは,その構造上の理由から,データ書き換え回数,即ち,1回のデータ消去の最小単位の記憶領域であるブロックごとのデータ消去の回数が,例えば1万回程度に制限されている。また,冷蔵庫の設計上の寿命は,20年程度と非常に長い。
そのため,前記管理データが,前記タイマ制御の途中で高い頻度で(短い周期で)フラッシュメモリに記録され,その記録が,当該冷蔵庫の設計上の寿命の全期間内において確実に行われることを保証するためには,フラッシュメモリ内に,前記管理データ専用の大きな記憶領域を確保しなければならないという問題点があった。しかも,多機能化された冷蔵庫は,ユーザごとに利用される機能(実行される機能)の種類や機能ごとの利用頻度が大きく異なる。そのため,前記タイマ制御の利用頻度が最も高いユーザを想定してフラッシュメモリの記憶領域が確保された場合,他の多くのユーザにとっては,せっかく設けられた大きな記憶領域が無駄になるという問題点もあった。また,冷蔵庫ごとに実行される機能やその実行頻度が大きく異なるという問題は,寒冷地と温暖地との違い等,設置環境の違いによっても生じる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,一時的な停電に備えて,冷却や加温に関わる機器に対するタイマ制御の途中の管理データを,書き換え回数に制限のある不揮発性メモリに周期的に記録する場合に,その不揮発性メモリの利用効率を高めて前記管理データを確実に記録できる冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために,本発明に係る冷蔵庫は,次の(1)〜(6)に示される各構成要素を備えるものである。
(1)所定の計時開始条件の成立時点を基準に予め設定された監視時間が経過するまでの経過時間又は残り時間を計時する計時手段。
(2)前記計時手段の計時時間に基いて貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器を制御するタイマ制御手段。
(3)データの書き換え回数に制限がある不揮発性メモリ。なお,その典型例は,フラッシュメモリである。
(4)前記タイマ制御手段による制御の実行中に,前記不揮発性メモリに対し,適宜設定される管理データ記録周期で,前記計時手段の計時途中の計時時間である計時途中時間を含む管理データを既存データの書き換えを伴うデータ書き込みにより記録する管理データ記録手段。
(5)前記管理データ記録手段による前記管理データの記録回数の制限に関する制約条件を満たす前記管理データ記録周期を適宜設定する管理データ記録周期設定手段。
(6)前記タイマ制御手段による制御が通電停止により中断された後に通電が再開された状態である中断・復帰状態において,前記不揮発性メモリに記憶されている前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させる通電復帰時制御手段。
本発明に係る冷蔵庫は,動作の良否が食品衛生の良否に直結する機器のタイマ制御を実行中に,適宜設定される周期で,一時的な停電の復旧後に前記タイマ制御を続行するのに必要な前記管理データを前記不揮発性メモリに記録する。これにより,前記タイマ制御が,一時的な停電により中断されても,停電復旧後に適切に続行され,貯蔵物に食品衛生上の問題が生じることが回避される。
また,本発明に係る冷蔵庫は,前記タイマ制御の実行中における前記管理データの記録周期を,書き換え回数に制限のある前記不揮発性メモリへのデータ記録回数の制限に関する制約条件を満たすように適宜設定する。
これにより,本発明に係る冷蔵庫は,前記不揮発性メモリの利用効率を高めて前記管理データを確実に記録することができる。
より具体的には,本発明に係る冷蔵庫が,次の(7)〜(10)に示される構成を備えることが考えられる。
(7)当該冷蔵庫の計算上の余寿命を特定する余寿命特定データが適宜記録される余寿命特定データ記憶手段が設けられている。なお,前記計算上の予寿命は,設計上の予寿命ともいえる。
(8)前記タイマ制御手段による制御の過去の実行頻度を特定するタイマ制御頻度実績データが適宜記録されるタイマ制御頻度実績データ記憶手段が設けられている。
(9)前記管理データ記録手段が,前記不揮発性メモリに対し,前記不揮発性メモリのデータ書き換え回数の制限に起因する今後のデータ記録の制限回数を特定する残記録可能回数特定データと前記計時途中時間とを含む前記管理データを記録する。
(10)前記管理データ記録周期設定手段が,前記余寿命特定データにより特定される前記計算上の余寿命の期間内に,前記タイマ制御頻度実績データに応じた実行頻度で前記タイマ制御手段による制御が実行されても,前記管理データ記録手段による前記管理データの記録回数が前記残記録可能回数特定データにより特定される制限回数を超えないという前記制約条件を満たす前記管理データ記録周期を適宜設定する。ここで,前記制約条件は,前記管理データの記録に伴う前記不揮発性メモリのデータ書き換えの回数が,予め定められた制限回数を超えないという制約条件と同義である。
これにより,前記不揮発性メモリにおける前記管理データ用の記憶領域が,想定される最大の頻度で前記タイマ制御が行われる場合に必要となる容量まで確保されなくても,計算上(設計上)の予寿命の期間内において,前記管理データの記録が確実に行われる。
ところで,前記タイマ制御は,停電による中断時間が短い場合には,停電復旧後に引き続き続行されることに意義があるが,中断時間が長い場合には,停電復旧後に引き続き続行されるとかえって不都合な場合が多い。
一方,冷蔵庫は,通電時において,貯蔵室内の温度を,設置環境の温度に対して所定以上異なる温度に保持することが通常であり,停電時間が長くなるほど,貯蔵室内の温度が設置環境の温度に近づく。
そこで,前記通電復帰時制御手段が,前記中断・復帰状態における前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度とが予め定められた関係を満たす場合にのみ,前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させることが考えられる。
ここで,前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度との関係は,前記タイマ制御の中断時間(停電時間)の代替指標とされている。
例えば,前記管理データ記録手段が,データ記録の際の前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度との関係を表す温度関係情報を前記管理データに含めて記録する。そして,前記通電復帰時制御手段が,前記中断・復帰状態における前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度との関係が,前記管理データに含まれる前記温度関係情報を基準にして予め定められた関係を満たす場合にのみ,前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させる。
これにより,前記タイマ制御が長い中断時間の後に引き続き続行されることにより,かえって不都合な結果を招くことを回避できる。
なお,前記温度関係情報としては,例えば,データ記録の際の前記貯蔵室内の検出温度及び当該冷蔵庫の設置環境の検出温度そのものや,それらの差,或いはそれらの比等が考えられる。
また,データ消去の最小単位の記憶領域であるブロックを複数有する前記不揮発性メモリに,複数の前記ブロックからなり複数の前記管理データを記録可能な容量の管理データ用記憶領域が確保されることが望ましい。この場合,前記管理データ記録手段が,前記管理データ用記憶領域に新たな前記管理データを記録可能な空き領域がない場合に,前記管理データ用記憶領域内の前記ブロックのうち,前回の前記管理データが記録されている元のブロック以外の次のブロックのデータを消去し,当該次のブロックに新たな前記管理データを記録する。
これにより,前記管理データ用記憶領域に,最後に記録された(直近の)前記管理データとその1回前の前記管理データとの両方が保持されるため,両管理データに含まれる前記計時途中時間の差によって前記管理データ記録周期の最新の実績値を把握できる。従って,停電復旧後の前記タイマ制御の続行のために,前記管理データに前記管理データ記録周期を含める必要がなく,前記管理データ用記憶領域の容量を小さくできる。また,万一,データ消去の直後に停電が生じても,少なくとも1回前の前記管理データが前記管理データ用記憶領域に残るので,そのデータを用いて停電復旧後の前記タイマ制御を続行でき,装置の信頼性が高まる。
本発明に係る冷蔵庫によれば,前記タイマ制御が,一時的な停電により中断されても,停電復旧後に適切に続行され,貯蔵物に食品衛生上の問題が生じることが回避される。
さらに,前記不揮発性メモリにおける前記管理データ用の記憶領域が,想定される最大の頻度で前記タイマ制御が行われる場合に必要となる容量まで確保されなくても,計算上(設計上)の予寿命の期間内において,前記管理データの記録が確実に行われる。即ち,本発明によれば,前記不揮発性メモリの利用効率を高めて前記管理データを確実に記録できる冷蔵庫を提供できる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る冷蔵庫Xの正面図,図2は冷蔵庫Xの主要部の構成を表すブロック図,図3は冷蔵庫Xにおけるタイマ制御に関連する処理の手順を表すフローチャート,図4は冷蔵庫Xにおいてフラッシュメモリに適宜記録されるデータの内容を表す図である。
まず,図1(正面図)及び図2(ブロック図)を参照しつつ,本発明の実施形態に係る冷蔵庫Xの概略構成について説明する。
冷蔵庫Xは,冷凍サイクルを構成する蒸発器22(冷却器)で冷却された冷気により室内が冷却される複数の貯蔵室1〜5を備えた家庭用の冷蔵庫である。前記貯蔵室1〜5には,それぞれの設定温度(管理温度)に応じた食品等の被冷却物が収容される。
複数の前記貯蔵室1〜5の内訳は,冷蔵室1,製氷室2,冷凍室3,野菜室4及び切替室5である。
また,前記貯蔵室1〜5それぞれの前面には,水平面内で回動自在に支持された開閉ドアが設けられている。
そして,前記切替室5以外の貯蔵室のうち,室内温度が最も低い温度(例えば,−10℃〜−20℃程度)に保持されるのが前記製氷室2及び前記冷凍室3であり,次に低い温度(例えば,0℃〜5℃程度)に保持されるのが前記冷蔵室1,最も高い温度(例えば,5℃〜7℃程度)に保持されるのが前記野菜室4である。
一方,前記切替室5は,その室内温度が,広範囲の温度域の中から設定される管理温度に追従するように調節される。
また,前記冷蔵室1の前面のドアの取っ手部6に,前記切替室5の管理温度の情報を含む各種通知情報を表示する表示パネル7及び複数の操作キー8が設けられている。なお,前記表示パネル7は,例えば,液晶表示パネル等である。
また,前記操作キー8には,各貯蔵室1〜5の管理温度(いわゆる設定温度)やその管理温度の保持時間等の変更に用いられる数値変更キー(数値アップキー及び数値ダウンキー)及びその数値変更キーにり変更された温度や時間を確定させる決定キー,運転モード切替キー等が含まれている。
さらに,冷蔵庫Xは,図2に示されるように,圧縮機21及び蒸発器22を含む冷却器20,複数のファン(冷蔵室ファン31,切替室ファン32,冷凍室ファン33等),複数のダンパ(冷蔵室ダンパ41,切替室入口ダンパ42,切替室出口ダンパ43等),複数のヒータ(切替室ヒータ51,除霜ヒータ52),複数の温度センサ(環境温度センサ81,冷凍室温度センサ82,切替室温度センサ83等)及び制御部60等も備えている。
前記蒸発器22は,例えば前記冷凍室5の背面側等に配置され,その蒸発器22の収容室と各貯蔵室1〜5との間で複数の通風経路を通じて循環される空気を冷却する。
具体的には,前記蒸発器22により冷却された冷気は,その蒸発器22の収容室から前記冷蔵室ダンパ41及び前記冷蔵室ファン31を通じて前記冷蔵室1に流入した後,その冷蔵室1から排出されて前記野菜室4に流入し,さらに,その野菜室4から排出されて前記蒸発器22の収容室へ戻る通風経路を循環する。この通風経路における冷気の通風量は,前記冷蔵室ダンパ41の開閉調節及び前記冷蔵室ファン31の回転調節により制御される。
また,前記蒸発器22により冷却された冷気は,その蒸発器22の収容室から前記切替室入口ダンパ42及び前記切替室ファン32を通じて前記切替室5に流入した後,その切替室5から切替室出口ダンパ43を通じて排出されて前記蒸発器22の収容室へ戻る通風経路も循環する。
前記切替室ファン32は,前記切替室入口ダンパ42から前記切替室5の室内への通風経路に設けられている。これら切替室入口ダンパ42及び前記切替室出口ダンパ43,並びに前記切替室ファン32により,前記蒸発器22から前記切替室5の室内への冷気の流入量が調整される。
また,前記蒸発器22により冷却された冷気は,その蒸発器22の収容室から前記冷凍室ファン33を通じて前記冷凍室3へ流入した後,再び前記蒸発器22の収容室へ戻る通風経路も循環する。
なお,その他の通風経路も存在し得るが,ここでは説明を省略する。
また,前記蒸発器22とともに冷凍サイクルを構成する前記圧縮機21(コンプレッサ)を動作させることにより,冷凍サイクルにおいて冷媒が循環し,前記蒸発器22の周囲の空気が冷却される。
また,前記切替室5には,室内を加熱する前記切替室ヒータ51と,室内温度を検出する前記切替室温度センサ83とが設けられている。
また,前記冷凍室3内には前記冷凍室温度センサ82が設けられ,その検出温度に基づいて,前記冷凍室3内の温度調節がなされる。
また,前記除霜ヒータ52は,前記蒸発器22の収容室内の下方に設けられ,予め定められた周期で,予め定められた時間ずつ自動的に作動する(ヒータON)ことにより,前記蒸発器22に発生する霜が溶かされる。この除霜ヒータ52の作動中は,前記蒸発器22の冷却能力(冷気生成能力)が低下する。このため,前記除霜ヒータ52の作動中に,前記ファン31,32,33,…や前記ダンパ41,42,…を誤って動作させると,前記冷凍室3等の各貯蔵室の室温に大きな影響を与える。
なお,前記冷却器20,前記ファン31,32,33,…,前記ダンパ41,42,43…及び前記ヒータ51,52,…が,貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器(以下,冷却・加温機器という)の一例である。
前記制御部60は,図2に示されるように,MPU61(マイクロプロセッサユニット),フラッシュメモリ62,I/Oインターフェース63,ダンパ駆動回路64,ファン駆動回路65,ヒータ調節回路66及び圧縮機駆動回路67を備えている。
前記フラッシュメモリ62は,前記MPU61によって実行されるプログラムや前記MPU61によって参照又は記録される各種データを記憶する不揮発性メモリである。前記フラッシュメモリ62は,その記憶領域が,データの記録及び読み出しの最小単位である複数ビット分のページに区分され,複数のページからなるブロックが,データの消去の最小単位となっている。即ち,前記ページに既に記録されているデータを更新する場合,まず,そのページを含む前記ブロック全体のデータを一括消去して空き領域とした後に,該当する前記ページへのデータの記録(書き込み)を行う必要がある。また,前記ブロックごとのデータ消去回数には制限があり,例えば,1万回程度までに制限されている。
なお,本実施形態では,データ消去(データ更新)の回数に制限のあるメモリの例としてフラッシュメモリが採用されているが,その他,EEPROMや強誘電体メモリ,窒化シリコンを用いたメモリ等,他の種類のメモリが採用されることも考えられる。また,そのようなメモリは,前記MPU61に内蔵されている場合もある。
前記ダンパ駆動回路64は,前記MPU61からの制御信号に従って各ダンパ41〜43,…の開閉の状態を制御する回路である。
同様に,前記ファン駆動回路65は,前記MPU61からの制御信号に従って各ファン31,32,33,…の回転状態を制御する回路である。
同様に,前記ヒータ調節回路66は,前記MPU61からの制御信号に従って各ヒータ51,52の発熱量(加熱量)を調節する回路である。
また,前記圧縮機駆動回路67は,前記MPU61からの制御信号に従って前記圧縮機21の動作状態(即ち,前記蒸発器22の稼働状態)を制御する回路である。
また,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62に予め記憶されたプログラムを実行することにより,当該冷蔵庫Xの制御に関する各種の判別処理や演算処理を実行する。その際,前記MPU61は,前記I/Oインターフェース63を通じて,各温度センサ81〜83,…の温度検出信号の入力,前記操作キー8に対する操作内容を表す操作信号の入力,前記表示パネル7への各種通知情報の表示及び各回路64〜68に対する制御信号の出力等を行う。
例えば,前記MPU61は,前記操作キー8に対する押下操作(操作入力)に応じて各貯蔵室1〜5内の管理温度や前記切替室5の管理温度の保持時間を設定し,その設定値を前記フラッシュメモリ62に記録する管理温度設定処理を実行する。
また,前記管理温度設定処理において,前記MPU61は,前記切替室5の用途に応じた運転モードごとに前記切替室5の管理温度とその保持時間とを設定する。この運転モードには,タイマ保温モードやあら熱取りモード等が含まれる。また,前記運転モードは,前記操作キー8における運転モード切替キーの操作に応じて選択される。
前記タイマ保温モードは,前記切替室5内を,温かいスープ等のホット食品の貯蔵に適するように,予め設定された時間の間,前記切替室ヒータ51により加温された高温状態(50℃〜60℃程度)に保持し,その後,自動的に前記冷蔵室1の管理温度(0℃〜5℃程度)へ切り替えて調節する運転モードである。
また,前記あら熱取りモードは,前記切替室5内を,予め設定された時間の間,温かな食品の急冷に適した前記冷凍室3の管理温度(−10℃〜−20℃程度)に保持し,その後,自動的に前記冷蔵室1の管理温度(0℃〜5℃程度)へ切り替えて調節する運転モードである。
また,前記運転モードには,省電力化を目的とした留守中節電モード等も含まれる。
前記留守中節電モードは,前記操作キー8を通じて設定された期間において,他の期間(通常)よりも前記圧縮機21を低速で動作させるとともに,前記除霜ヒータ52作動頻度を通常よりも低い頻度で(例えば,1回当たりの作動時間を短くする)動作させる運転モードである。
前記タイマ保温モード,前記熱取りモード及び前記留守中節電モードの運転は,前記MPU61が,前記管理温度の保持時間や省電力状態での運転時間を管理するための計時を行いつつ,その計時時間に基づいて前記冷却・加温機器を制御するタイマ制御によって実現される。以下,前記管理温度の保持時間や省電力状態での運転時間等,前記タイマ制御において管理される計時の開始から終了までの時間を管理時間と称する。
前記タイマ制御において,前記MPU61は,前記操作キー8を通じていずれかの運転モードの選択操作及びその選択の確定操作が行われたことをタイマ制御開始条件とする。そのタイマ制御開始条件が成立すると,前記MPU61は,内蔵された発振器が発するクロック信号に同期して計時時間を最小値からカウントアップすることにより,管理すべき時間に至るまでの経過時間を計時する。或いは,前記MPU61が,前記クロック信号に同期して,計時時間を最大値からカウントダウンすることにより,管理すべき時間に至るまでの残り時間を計時することも考えられる。従って,前記タイマ制御開始条件は,前記タイマ制御における前記計時の開始条件であるともいえる。このように,前記MPU61は計時手段を兼ねる。
なお,前記運転モードには,前記切替室5内を前記冷却器20により冷却された冷気によって冷却された一定の低温状態に保持する冷凍モード(例えば−17℃程度),ソフト冷凍モード(例えば,−9℃程度),チルドモード(例えば0℃程度)及び冷蔵モード(例えば3℃程度)等の運転モードも選択肢に含まれる。
また,前記MPU61は,各貯蔵室に対し設定された前記管理温度と,各貯蔵室内に設けられ各温度センサ82,83等の検出温度との差分に応じて,各貯蔵室の冷気の流入量を調節することにより,各貯蔵室内の検出温度を前記管理温度に追従させる温度調節処理を実行する。また,前記MPU61は,前記切替室5については前記切替室ヒータ51の加熱量の調節も行う。各貯蔵室への冷気の流入量の調節は,各ダンパ41〜43,…の開閉調節と,各ファン31,32,33,…のON/OFFや回転速度調節とにより行われる。
次に,図3に示されるフローチャートを参照しつつ,前記MPU61によって実行される前記タイマ制御に関連する処理の手順について説明する。図3には,前記タイマ制御に関連する処理についてのみ示され,それと並行して前記MPU61が実行する他の処理の記載は省略されている。なお,図3におけるS1,S2,…は,処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
[ステップS1]
当該冷蔵庫Xが電源投入によって起動すると,まず,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62に記録されているデータである累積稼働日数Dxを参照し,その日数が,予め定められた設計上の寿命日数tmax未満であるか否かを判別する(S1)。前記寿命日数tmaxは,例えば,7300日(=20年×365日)等である。
前記累積稼働日数Dxは,前記MPU61により,適宜のタイミングで前記フラッシュメモリ62に記録(更新)されるデータである。例えば,前記MPU61は,前記クロック信号に基づく計時時間が24時間を経過するごとに(周期的に),既に記録されている前記累積稼働日数Dxに1日を加算した新たな前記累積稼働日数Dxを前記フラッシュメモリ62に記録(更新)する。定数である前記寿命日数tmaxと前記累積稼働日数Dxとの差分は,当該冷蔵庫Xの計算上の(設計上の)余寿命を表す。即ち,前記累積稼働日数Dxは,当該冷蔵庫Xの計算上の余寿命を特定する余寿命特定データの一例である。また,前記フラッシュメモリ62は,その予寿命特定データが適宜記録される余寿命特定データ記憶手段の一例である。
図4は,前記フラッシュメモリ62に適宜記録されるデータの内容を表す図である。
図4に示される例は,前記フラッシュメモリ62の記録領域には,前記累積稼働日数Dxのデータ用の記憶領域M2(以下,稼働日数用記憶領域M2と称する)として,1つのブロックMbが割り当てられている例である。
前記MPU61は,適宜のタイミング(例えば,24時間ごと)で,前記稼働日数用記憶領域M2の空き領域に,最新の前記累積稼働日数Dxを記録する。より具体的には,最新の前記累積稼働日数Dxは,前記稼働日数用記憶領域M2におけるデータ記録済みの領域に続く空き領域に記録される。
そして,前記稼働日数用記憶領域M2に空き領域が無くなると,前記稼働日数用記憶領域M2が割り当てられている前記ブロックMbのデータ,即ち,過去の累積稼働日数Dx’を消去し,これにより生じた空き領域に,最新の前記累積稼働日数Dxを記録する。以後,前記MPU61は,最後に記録された前記累積稼働日数Dxを参照する場合,前記稼働日数用記憶領域M2におけるデータ記録済みの領域の中で最後尾の位置に記録されている既定サイズのデータを参照する。
なお,図4に示される例では,前記フラッシュメモリ62の記憶領域において,前記前記稼働日数用記憶領域M2が,後述する管理データDm用の記憶領域M1とは異なる前記ブロックMbに割り当てられている。
[ステップS2]
そして,ステップS1において,前記累積稼働日数Dxに基づいて当該冷蔵庫Xの予寿命が残存している(Dx<tmax)と判別された場合,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62における所定の記憶領域を参照し,前記タイマ制御の実行中である旨を表すデータが記録されているか否かを判別する(S2)。
前記MPU61は,後述するステップS18又はS19において前記フラッシュメモリ62に所定の管理データDmを記録し,ステップS2においては,最後に記録された(直近の)前記管理データDmが参照される。以下,前記フラッシュメモリ62に最後に記録された前記管理データDmのことを直近の管理データDmと称する。
図4には,前記管理データDmの内容についても示されている。
図4に示される前記管理データDmには,タイマ制御状態d1,計時途中時間d2,データ記録周期d3,累積実行回数d4及び累積記録回数d5の各データが含まれる。
前記タイマ制御状態d1は,前記タイマ制御が実行されている状態(実行中)であるか終了した状態であるかを表すフラグ情報である。前記MPU61は,前記タイマ制御を開始した際に,前記タイマ制御状態d1が「実行中」に設定された前記管理データDmを,また,前記タイマ制御を終了した際に,前記タイマ制御状態d1が「終了」に設定された前記管理データDmを前記フラッシュメモリ62に記録する。
従って,当該冷蔵庫Xの起動時(電源投入時)に,前記直近の管理データDmに含まれる前記タイマ制御状態d1が「実行中」である場合,前記タイマ制御が停電によって途中で中断され,その後,停電が復旧した状況であることを表す。
そして,ステップS2において,前記MPU61により,前記直近の管理データDmに含まれる前記タイマ制御状態d1が「実行中」であるか否かが判別される。
前記計時途中時間d2は,前記タイマ制御の実行中において,前記MPU61による計時途中の計時時間である。
前記データ記録周期d3は,前記MPU61により適宜設定されるデータであり,当該管理データDmを前記フラッシュメモリ62に記録する周期を表すデータである。
前記累積実行回数d4は,これまでの前記MPU61による前記タイマ制御の累積実行回数を表すデータであり,前記MPU61による前記タイマ制御の過去の実行頻度を特定するタイマ制御頻度実績データの一例である。
前記累積記録回数d5は,前記フラッシュメモリ62に対する前記管理データDmの累積の記録回数の実績値を表すデータである。
前記ブロックMbごとのデータ書き換えの制限回数は予め定められている(例えば,1万回)。そのため,その制限回数と前記管理データDmの記録用に割り当てられた前記ブロックMbの数と,1つの前記ブロックMb内に記録可能な前記管理データDmの数とを乗算して得られる回数が,前記フラッシュメモリ62に対して前記管理データDmを記録可能な制限回数(以下,上限記録回数fmaxという)となる。
例えば,前記ブロックMbごとのデータ書き換えの制限回数が1万であり,前記管理データDmの記録用に割り当てられた前記ブロックMbの数が2であり,1つの前記ブロックMb内に記録可能な前記管理データDmの数が8である場合,前記上限記録回数fmaxは16万回となる。
そして,予め定まる前記上限記録回数fmaxと前記管理データDmの記録ごとにカウントアップされる前記累積記録回数d5との差分は,今後の前記管理データDmの記録の制限回数(記録可能な残り回数)を表す。即ち,前記累積記録回数d5は,今後の前記管理データDmの記録の制限回数を特定する残記録可能回数特定データの一例である。なお,前記上限記録回数fmaxは,前記フラッシュメモリ62の前記ブロックMbごとのデータ書き換え回数の制限に起因するものである。
また,データ消去の最小単位の記憶領域である前記ブロックMbを複数有する前記フラッシュメモリ62に,複数の前記ブロックMbからなる管理データ用記憶領域M1が確保されている。この管理データ用記憶領域M1の容量は,複数の前記管理データDmを記録可能な容量である。そして,前記MPU61において,前記管理データ用記憶領域M1における複数の前記ブロックMbの使用順序が予め定められている。以下,前記管理データ用記憶領域M1における複数の前記ブロックMbの中から,前記MPU61によってアクセス対象として選択された前記ブロックMbを,対象ブロックMbxと称する。
前記MPU61による新たな前記管理データDmの記録は,以下の方法で行われる。
即ち,前記MPU61は,新たな前記管理データDmを前記管理データ用記憶領域M1に記録する場合,複数の前記ブロックMbのうち,前記管理データDmを記録可能な空き容量があるものを前記対象ブロックMbxとして選択する。候補となる前記ブロックMbxが複数存在する場合は,前記使用順序に従った優先順位で前記対象ブロックMbxを選択する。
そして,前記MPU61は,前記対象ブロックMbxにおける空き領域の先頭アドレス側から(データ記録済みの領域に続く空き領域に)新たな前記管理データDmを記録する。
また,前記管理データ用記憶領域M1に新たな前記管理データDmを記録可能な空き領域がない場合,前記MPU61は,前記管理データ用記憶領域M1内の前記ブロックMbのうち,前回の前記管理データDmが記録されている元の前記対象ブロックMbx以外の次の前記ブロックMbのデータを消去して,そのブロックMbを新たな前記対象ブロックMbxとし,そのブロックに新たな前記管理データDmを記録する。この場合,最も小さな前記累積記録回数d5が含まれる前記管理データDm(即ち,最も古いデータ)が記録されている前記ブロックMbが,新たな前記対象ブロックMbxとして選択される。
これにより,万一,データ消去の直後に停電が生じても,少なくとも1回前の前記管理データDmが前記管理データ用記憶領域M1に残るので,そのデータを用いて停電復旧後のタイマ制御(後述するステップS13〜S15)を続行でき,装置の信頼性が高まる。
また,前記管理データ用記憶領域M1に,最後に記録された(直近の)前記管理データDmとその1回前の前記管理データDmとの両方が保持されるため,両管理データに含まれる前記計時途中時間d2の差によって前記データ記録周期d3の最新の実績値を把握できる。従って,前記データ記録周期d3の記録を省略することも可能となる。なお,前記管理データDmの記録順序は,前記累積記録回数d5により把握できる。
一方,前記MPU61は,前記直近の管理データDmを参照する場合,最も大きな前記累積記録回数d5が含まれる前記管理データDm(即ち,前記直近の管理データ)が記録されている前記ブロックMbを参照する。
[ステップS5〜S7]
ステップS2において,前記タイマ制御の実行中であるとの記録が確認されなかった場合,前記MPU61は,前記操作キー8の操作状況を監視しつつ,前記タイマ制御開始条件(計時開始条件の一例)の成立可否を判別する(S5)。
そして,前記タイマ制御開始条件が成立すると,前記MPU61は,前記累積稼働日数Dxが予め定められたデータ記録周期設定開始日数t1以上であるか否かを判別する(S6)。
そして,前記累積稼働日数Dxが前記データ記録周期設定開始日数t1未満である場合,前記MPU61は,前記管理データDmにおける前記データ記録周期d3に,既定値(デフォルトの値)を設定する(S7)。前記データ記録周期設定開始日数t1は,前記MPU61にって前記データ記録周期d3を動的に設定する処理を開始する時期を規定する前記累積稼働日数Dxの要件を表す。
[ステップS8,S9]
一方,前記累積稼働日数Dxが前記データ記録周期設定開始日数t1以上である場合,前記MPU61が,前記データ記録周期d3を動的に設定する処理(S8,S9)を実行する。以下,その具体的内容について説明する。
まず,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62に記録されている前記直近の管理データDmに含まれる前記累積実行回数d4(タイマ制御の累積実行回数)と,前記累積稼働日数Dxとに基づいて,当該冷蔵庫Xの計算上の予寿命trの期間内に,前記タイマ制御がそれまでの実績と同等の頻度で実行されると仮定した場合の前記タイマ制御の予測実行回数fyを算出する(S8)。
ここで,前記計算上の予寿命trは,前記設計上の寿命日数tmaxから前記累積稼働日数Dx(余寿命特定データの一例)を減算することにより算出される。(tr=tmax−Dx)
また,前記タイマ制御の過去の実行頻度fxは,前記直近の管理データDmにおける前記累積実行回数d4(タイマ制御頻度実績データの一例)を前記累積稼働日数Dxで除算することにより算出される。(fx=d4/Dx)
そして,前記タイマ制御の予測実行回数fyは,前記タイマ制御の過去の実行頻度fxに前記計算上の予寿命trを乗算することにより算出される。(fy=fx×tr)
例えば,前記設計上の寿命日数tmaxが7300日(20年),前記累積稼働日数Dxが1095日(3年),前記累積実行回数d4が157回である場合,前記タイマ制御の予測実行回数fyは889回となる。
次に,前記MPU61は,前記タイマ制御の予測実行回数fyと前記フラッシュメモリ62に記録されている前記直近の管理データDmにおける前記累積記録回数d5とに基づいて,前記データ記録周期d3を算出し,新たに記録される前記管理データDmに設定する(S9)。
例えば,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62のデータ書き換え制限に起因する前記上限記録回数fmaxと,前記累積記録回数d5と,前記タイマ制御の予測実行回数fyと,これから実行する前記タイマ制御における前記管理時間tmとに基づいて,所定の下限値以上の範囲で次の不等式(A1)を満たす最小の前記データ記録周期d3を算出する。
fmax ≧ d5+(tm/d3+1)×fy …(A1)
この不等式(A1)は,前記タイマ制御が,前記タイマ制御の予測実行回数fyだけ実行されても,前記管理データDmの記録回数が前記累積記録回数d5(残記録可能回数特定データの一例)により特定される前記上限記録回数fmaxを超えないという制約条件を表す。ここで,前記タイマ制御の予測実行回数fyは,前記計算上の余寿命trの期間内に,前記タイマ制御が,実績データに応じた頻度で今後も実行されると仮定した場合の今後の前記タイマ制御の実行頻度を表す情報である。
なお,前記データ記録周期d3の下限値は,例えば,ステップS7で設定されるデフォルト値と同じ値とすることが考えられる。
例えば,前記上限記録回数fmaxが16万回,前記累積記録回数d5が3万回,前記管理時間tmが480分(8時間),前記タイマ制御の予測実行回数fyが889回,前記データ記録周期d3の下限値が2分である場合,前記データ記録周期d3は3.28分(197秒)となる。
[ステップS10]
そして,ステップS7又はS9の処理により前記データ記録周期d3が設定されると,前記MPU61は,そのデータ記録周期d3を含む新たな前記管理データDmを,前記フラッシュメモリ62における前記対象ブロックMbxに記録する(S10)。ことのき記録される前記管理データDmにおいて,前記タイマ制御状態d1には「制御中」の情報が,前記計時途中時間d2には0(ゼロ)が,
前記データ記録周期d3にはステップS7又はS9で設定された周期が設定される。
また,前記累積実行回数d4には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積実行回数d4に1が加算された回数が設定される。
同様に,前記累積記録回数d5には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積記録回数d5に1が加算された回数が設定される。
[ステップS11,S14〜S18]
続いて,前記MPU61は,計時時間の初期値を0に初期化し(S11),前記クロック信号に基づく計時を開始させる(S14)。
その後,前記MPU61は,計時時間を監視しつつ(S18),その計時時間が前記管理時間を経過するまでの間,設定されている前記運転モードに応じた前記タイマ制御(前記冷却・加温機器の制御)を実行する(S15)。
さらに,前記MPU61は,前記タイマ制御の実行中に,前記フラッシュメモリ62に対し,ステップS7又はS9で設定された前記データ記録周期d3で,各時点における最新のデータが設定された新たな前記管理データDmを,前記対象ブロックMdxに記録する(S17)。このとき記録される前記管理データDmにおいて,前記タイマ制御状態d1には「制御中」の情報が,前記計時途中時間d2にはその時点の計時時間が,前記データ記録周期d3にはステップS7又はS9で設定された周期が設定される。 また,前記累積実行回数d4には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積実行回数d4と同じ回数が設定される。
一方,前記累積記録回数d5には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積記録回数d5に1が加算された回数が設定される。
なお,前述したように,新たな前記管理データDmの記録は,前記管理データ用記憶領域M1に前記管理データDmを記録可能な空き容量がなくなるごととに,既存データの書き換え(消去)を伴うデータ書き込みにより行われる。
[ステップS19]
そして,前記計時時間が前記管理時間を経過すると,前記MPU61は,当該タイマ制御における最終の前記管理データDmの記録を行い(S19),その後,処理をステップS5へ移行させる。
このステップS19において記録される前記管理データDmには,前記タイマ制御状態d1に「終了」の情報が設定される。それ以外のデータ内容は,ステップS17の処理と同様に設定される。
一方,当該冷蔵庫Xの起動後すぐに実行されるステップS2において,前記管理データ用記憶領域M1に記録されている前記直近の管理データDmに,「実行中」を表す前記タイマ制御状態d1が含まれることが確認された場合,前記MPU61は,以下に示す通電復帰時制御処理(S3,S4,S13)を行う。前述したように,この状態は,前記タイマ制御が停電により途中で中断され,その後,停電復旧により当該冷蔵庫Xが起動した状態である。以下,この状態を中断・復帰状態という。
[ステップS3]
前記中断・復帰状態において,まず,前記MPU61は,その時点の当該冷蔵庫Xの設置環境の温度を表す前記環境温度センサ81の検出温度T1と,前記冷凍室温度センサ82の検出温度T2(貯蔵室内の検出温度の一例)とが,予め定められた関係を満たすか否かを判別する(S3)。
前記予め定められた関係は,例えば,前記環境温度センサ81の検出温度T1が予め定められた第1の設定温度Ta以上であり,前記冷凍室温度センサ82の検出温度T2が予め定められた第2の設定温度Tb未満であるという関係である。但し,Ta≧Tbである。一例として,Ta=Tb=0℃の場合が考えられる。
このステップS3は,停電による前記タイマ制御の中断時間の長短を判別する処理である。冷蔵庫は,通常,通電時において,停電時間が長くなるほど,冷凍室内の温度が設置環境の温度に近づく。上記したT1≧TaかつT2<Tb(但し,Ta≧Tb)の関係を満たす場合,停電による前記タイマ制御の中断時間が短いと想定される。なお,上記の関係は,T1−T2>Tc(但し,設定温度Tc≧0)を満たす関係と同義である。
ところで,想定される冷蔵庫Xの設置環境の温度範囲が広い場合,前記設定温度Ta,Tbを定め難いことも考え得る。
そこで,ステップS10及びS17で記録される前記管理データDmに,以下の温度関係情報を含めることが考えられる。
即ち,前記温度関係情報は,前記管理データDmの記録の際の貯蔵室内の検出温度(例えば,T2)と,当該冷蔵庫Xの設置環境の検出温度(T1)との関係を表す情報である。例えば,前記温度関係情報は,検出温度T1及びT2そのものや,それらの差,或いはそれらの比等が考えられる。
この場合,ステップS3において,前記MPU61は,前記中断・復帰状態における貯蔵室内の検出温度(例えば,T2)と,当該冷蔵庫Xの設置環境の検出温度(T1)との関係が,前記直近の管理データDmに含まれる前記温度関係情報を基準にして予め定められた許容範囲内にある場合に,停電による前記タイマ制御の中断時間が短いと判別する。このような処理も,ステップS3の処理の一例である。
[ステップS13,S14]
そして,前記中断・復帰状態で実行されるステップS3において,検出温度T1,T2が前述の関係を満たす場合,即ち,停電による前記タイマ制御の中断時間が短いと想定される場合,前記MPU61は,以下の処理を実行する。
即ち,前記MPU61は,前記フラッシュメモリ62に記憶されている前記直近の管理データDmにおける前記計時途中時間d2を引き継いだ計時を開始させる(S13,S14)。続いて,前記MPU61は,その計時時間に基づいて,前述したステップS15〜S19の処理である前記タイマ制御を再開させる(通電復帰時制御処理)。
前記計時途中時間d2を引き継いだ計時とは,前記MPU61が,計時時間の初期値に前記直近の管理データDmにおける前記計時途中時間d2を設定し(S13),その初期値から計時時間のカウントアップを行うこと(S14)である。
これにより,一時的に中断された前記タイマ制御が,ほぼ中断された状態を引き継いで続行される。その結果,前記タイマ制御が一時的な停電により中断されても,停電復旧後に適切に続行され,貯蔵物に食品衛生上の問題が生じることが回避される。
[ステップS4]
一方,ステップS3において,検出温度T1,T2が前述の関係を満たさない場合,即ち,停電による前記タイマ制御の中断時間が長いと想定される場合,前記MPU61は,以下の処理を実行する。
即ち,前記MPU61は,前記直近の管理データDmにおける前記タイマ制御状態d1を「終了」に修正した新たな前記管理データDmを前記管理データ用記憶領域M1に記録し(S4),処理を前述したステップS5へ移行させる。これにより,中断された前記タイマ制御の続行は行われない。
このステップS4において記録される前記管理データDmには,前記タイマ制御状態d1に「終了」の情報が設定され,前記累積実行回数d4には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積実行回数d4と同じ回数が設定される。
一方,前記累積記録回数d5には,その時点で前記管理データ用記憶領域M1に記憶されている中で最も値の大きな前記累積記録回数d5に1が加算された回数が設定される。
なお,ステップS1において,前記計算上の予寿命trが残っていない(tr≦0)と判別された場合,前記MPU61は,前記データ記録周期d3の設定処理(S7〜S9)及び前記管理データDmの記録処理(S10,S17)をスキップする状態で,前述したステップS5〜S19の処理を実行する。
冷蔵庫Xにおいては,前述したステップS8,S9の処理により,前記フラッシュメモリ62における前記管理データ用記憶領域M1が,想定される最大の頻度で前記タイマ制御が行われる場合に必要となる容量まで確保されなくても,計算上(設計上)の予寿命の期間内において,前記管理データDmの記録が確実に行われる。その結果,前記フラッシュメモリ62の利用効率が高まり,前記管理データDmを確実に記録できる。
また,ステップS3の処理により,前記中断・復帰状態における前記冷凍室温度センサ82の検出温度T2と,当該冷蔵庫Xの設置環境の検出温度T1とが予め定められた関係を満たす場合にのみ,前記計時途中時間d2を引き継いだ計時時間に基づく前記タイマ制御が再開される。
これにより,前記タイマ制御が長い中断時間の後に引き続き続行されることにより,かえって不都合な結果を招くことを回避できる。
以上に示した実施形態では,前記冷蔵庫Xの計算上の余寿命を特定する余寿命特定データとして,前記累積稼働日数Dxが記録された。一方,その代わりに,前記設計上の寿命日数tmaxを初期値とし,日数を重ねるごとにその値がカウントダウンされる予寿命日数を表すデータが,前記余寿命特定データとして記録されてもよい。
同様に,今後のデータ記録の制限回数を特定する残記録可能回数特定データとして,前記累積記録回数d5の代わりに,前記上限記録回数fmaxを初期値とし,前記管理データDmの記録ごとに値がカウントダウンされる回数を記録することも考えられる。
また,前記データ記録周期d3の記録は省略されてもよい。この場合,前記MPU61は,前記タイマ制御の続行時に,前記累積記録回数d5が最大である前記管理データDmにおける前記計時途中時間d2から,前記累積記録回数d5が最大よりも1回少ない前記管理データDmにおける前記計時途中時間d2を差し引いた時間を用いることができる。
また,前記実施形態では,前記タイマ制御の過去の実行頻度を特定するタイマ制御頻度実績データとして,前記累積実行回数d4が記録された。
一方,その代わりに,例えば,1日当たりの前記タイマ制御の実行回数が,前記タイマ制御頻度実績データとして,前記累積稼働日数Dxとともに記録されることも考えられる。
また,前記タイマ制御頻度実績データは,前記タイマ制御の実行回数に関するデータであることに限らず,例えば,過去の前記タイマ制御の実行時間に関するデータであってもよい。例えば,過去に実行された前記タイマ制御における前記管理時間の合計(タイマ制御の累積実行時間)や,1日当たりの前記タイマ制御の実行時間(管理時間)等が,前記タイマ制御頻度実績データとして記録されてもよい。
この場合,例えば,前記MPU61は,過去の前記タイマ制御の実行時間に関する実績データと前記累積稼働日数Dxや前記計算上の予寿命trとに基づいて,今後に前記タイマ制御が実行される時間を予測できる。さらに,前記MPU61は,その予測時間と前記累積記録回数d5及び前記上限記録回数fmaxとに基づいて,前記制約条件を満たす前記データ記録周期d3を算出できる。
また,前述の実施形態では,前記データ記録周期d3の設定処理(S7又はS9)は,前記タイマ制御の開始ごとに行われたが,前記タイマ制御が終了するごとに,或いは,起動時及びそこから一定期間ごと(例えば,1日ごと)に行われること等も考えられる。
本発明は,冷蔵庫への利用が可能である。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫Xの正面図。 冷蔵庫Xの主要部の構成を表すブロック図。 冷蔵庫Xにおけるタイマ制御に関連する処理の手順を表すフローチャート。 冷蔵庫Xにおいてフラッシュメモリに適宜記録されるデータの内容を表す図。
符号の説明
X :冷蔵庫
1 :冷蔵室
2 :製氷室
3 :冷凍室
4 :野菜室
5 :切替室
6 :ドアの取っ手部
7 :表示パネル
8 :操作キー
20:冷却器
21:圧縮機
22:蒸発器
31:冷蔵室ファン
32:切替室ファン
33:冷凍室ファン
41:冷蔵室ダンパ
42:切替室入口ダンパ
43:切替室出口ダンパ
51:切替室ヒータ
52:除霜ヒータ
60:制御部
61:MPU
62:フラッシュメモリ
81:環境温度センサ
82:冷凍室温度センサ
83:切替室温度センサ
S1,S2,…:処理手順(ステップ)

Claims (6)

  1. 所定の計時開始条件の成立時点を基準に予め設定された監視時間が経過するまでの経過時間又は残り時間を計時する計時手段と,該計時手段の計時時間に基いて貯蔵室内の冷却又は加温に関わる機器を制御するタイマ制御手段と,データの書き換え回数に制限がある不揮発性メモリと,を備えた冷蔵庫であって,
    前記タイマ制御手段による制御の実行中に,前記不揮発性メモリに対し,適宜設定される管理データ記録周期で,前記計時手段の計時途中の計時時間である計時途中時間を含む管理データを既存データの書き換えを伴うデータ書き込みにより記録する管理データ記録手段と,
    前記管理データ記録手段による前記管理データの記録回数の制限に関する制約条件を満たす前記管理データ記録周期を適宜設定する管理データ記録周期設定手段と,
    前記タイマ制御手段による制御が通電停止により中断された後に通電が再開された状態である中断・復帰状態において,前記不揮発性メモリに記憶されている前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させる通電復帰時制御手段と,
    を具備してなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 当該冷蔵庫の計算上の余寿命を特定する余寿命特定データが適宜記録される余寿命特定データ記憶手段と,
    前記タイマ制御手段による制御の過去の実行頻度を特定するタイマ制御頻度実績データが適宜記録されるタイマ制御頻度実績データ記憶手段と,を具備し,
    前記管理データ記録手段が,前記不揮発性メモリに対し,前記不揮発性メモリのデータ書き換え回数の制限に起因する今後のデータ記録の制限回数を特定する残記録可能回数特定データと前記計時途中時間とを含む前記管理データを記録し,
    前記管理データ記録周期設定手段が,前記余寿命特定データにより特定される前記計算上の余寿命の期間内に,前記タイマ制御頻度実績データに応じた実行頻度で前記タイマ制御手段による制御が実行されても,前記管理データ記録手段による前記管理データの記録回数が前記残記録可能回数特定データにより特定される制限回数を超えないという前記制約条件を満たす前記管理データ記録周期を適宜設定してなる請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記通電復帰時制御手段が,前記中断・復帰状態における前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度とが予め定められた関係を満たす場合にのみ,前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させてなる請求項1又は2のいずれかに記載の冷蔵庫。
  4. 前記管理データ記録手段が,データ記録の際の前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度との関係を表す温度関係情報を前記管理データに含めて記録してなり,
    前記通電復帰時制御手段が,前記中断・復帰状態における前記貯蔵室内の検出温度と当該冷蔵庫の設置環境の検出温度との関係が,前記管理データに含まれる前記温度関係情報を基準にして予め定められた関係を満たす場合にのみ,前記計時途中時間を引き継いだ前記計時手段の計時時間に基づく前記タイマ制御手段による制御を再開させてなる請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. データ消去の最小単位の記憶領域であるブロックを複数有する前記不揮発性メモリに,複数の前記ブロックからなり複数の前記管理データを記録可能な容量の管理データ用記憶領域が確保され,
    前記管理データ記録手段が,前記管理データ用記憶領域に新たな前記管理データを記録可能な空き領域がない場合に,前記管理データ用記憶領域内の前記ブロックのうち,前回の前記管理データが記録されている元のブロック以外の次のブロックのデータを消去し,該次のブロックに新たな前記管理データを記録してなる請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記不揮発性メモリがフラッシュメモリである請求項1〜5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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JP2014040947A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Toshiba Corp 冷蔵庫
CN104061747A (zh) * 2013-03-18 2014-09-24 海尔集团公司 一种冰箱内食品存储控制方法、智能控制终端及冰箱
JP2017062112A (ja) * 2017-01-17 2017-03-30 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
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