JP2009275639A - ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】切換弁を備えるポンプの小型化を図ること。
【解決手段】二つの吐出口を有するポンプ2であって、正転及び反転することができると共に、水を軸線方向に吸水しかつ半径方向に吐出するインペラ4と、インペラ4を収容するポンプ室6と、ポンプ室6外部から内部へ、その水を案内する吸水口10と、ポンプ室6の水を、ポンプ室6外部へ案内する第一及び第二吐出口12,14と、第一吐出口12を開放または閉塞することにより、その水が第一吐出口12を通過するかどうかを切り換える切換弁20と、を備え、切換弁20は、インペラ4とインペラ4の周囲に対向するポンプ室周壁面71aとの間に略円環状に形成される環状流路63に配置されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの吐出口から選択的に切り換えて液体を吐出するために切換弁を備えたポンプに関する。
ポンプには、2つの吐出口を有するものがあり、インペラを正転または反転させることにより、吐出する吐出口を選択的に切り換えることができるものがある(特許文献1乃至6参照)。このタイプのポンプは、一方の吐出口を開閉する切換弁が備わっている。切換弁の駆動方式は、ポンプ室を流れる液流の液圧を利用する方式のもの、電磁アクチュエータにより駆動させるものなどが知られている。
特開平11−113828号公報(図1乃至3) 実開平1−145364号公報(図3) 特開2005−307823号公報(図3) 特開2006−220034号公報(図2) 特開2003−290116号公報(図2) 特開2000−333896号公報(図2)
これら従来のポンプは、切換弁が、インペラ周囲に形成された環状の流路よりもさらに外方に位置する空間に設けられている。そのため、切換弁を配置するための収容空間の分だけ、切換弁がないポンプよりも、ポンプ室が大きくなってしまう。その結果、その従来のポンプを小型化しようとしても、その切換弁用の収容空間が必要となるため小型化できないという課題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであって、切換弁を備えるポンプの小型化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1のポンプは、二つの吐出口を有するポンプであって、正転及び反転することができると共に、液体を軸線方向に吸水しかつ半径方向に吐出するインペラと、前記インペラを収容するポンプ室と、前記ポンプ室外部から内部へ、前記液体を案内する吸水口と、前記ポンプ室の液体を、前記ポンプ室外部へ案内する第一及び第二吐出口と、前記第一吐出口を開放または閉塞することにより、前記液体が前記第一吐出口を通過するかどうかを切り換える切換弁と、を備え、前記切換弁は、前記インペラと前記インペラの周囲に対向するポンプ室周壁面との間に略円環状に形成される環状流路に配置されることを特徴とする。
このポンプでは、切換弁がインペラ周囲の環状流路に配置されることから、従来のように切換弁用の収容空間をその環状流路よりも外方に配置する必要がないため、ポンプ室を小さくでき、その結果、ポンプの小型化を実現できる。
本発明の請求項2のポンプは、前記切換弁は、前記第一吐出口を閉塞する弁本体部と、前記インペラに対向し前記液体の流れを受ける受動部と、当該切換弁を前記ポンプ室に対して揺動自在に支持する支持軸部とを備え、前記支持軸部が前記環状流路に設けられてなり、前記切換弁は、前記インペラの正転時に流れる液流に押圧されて前記第一吐出口を閉塞し、前記インペラの反転時に流れる液流に押圧されて前記第一吐出口を開放することを特徴とする。
このポンプでは、切換弁がポンプ室を流れる液流を利用して駆動することができる。
本発明の請求項3のポンプは、前記切換弁の前記支持軸部と前記インペラの回転中心との距離は、前記インペラ半径の約2倍以下であることを特徴とする。
このポンプは、インペラの回転中心に垂直な方向をより小型化できる。
本発明の請求項4のポンプは、前記切換弁の前記受動部と前記インペラとの間には、前記インペラから前記受動部へ流れる液流を妨げるガードが設けられていることを特徴とする。
このポンプでは、インペラから切換弁に向かって吐出される液流が、ガードにより受動部へ流れるのを妨げることができる。これにより、切換弁に対してその方向に流れる液流の影響を少なくできるため、切換弁の動作の信頼性が向上する。
本発明の請求項5のポンプは、前記ガードは、前記インペラの外周縁に沿って湾曲する湾曲面を有することを特徴とする。
このポンプは、ガードの平坦面に沿って流れる液流に対する抵抗が小さくなるため、液流が円滑に流れる。
本発明の請求項6のポンプは、前記切換弁は、前記受動部が、前記ガードを越えて前記インペラに接近するように切欠き部を有していることを特徴とする。
このポンプは、切換弁がガードを越えることにより、切換弁とガードとを距離を詰めることができ、一層のポンプ室の小径化が図れる。
本発明の請求項7のポンプは、前記切換弁は、前記受動部が前記インペラの外周縁を越えて前記インペラの上方または下方を移動することを特徴とする。
このポンプは、インペラから切換弁に向かって吐出される液流が、受動部へ流れるのを妨げることができる。これにより、切換弁に対してその方向に流れる液流の影響を少なくできるため、切換弁の動作の信頼性が一層向上する。
本発明のポンプは、切換弁を備えながら小型化を図ることができる。
本発明に係るポンプの一実施形態について説明する。
このポンプは、食器洗浄機や洗濯機などに搭載され、機内に水を循環させたり、機外へ水を排出させたりするのに使用されるもので、2つの吐出口から選択的に切り換えて水を吐出するために切換弁を備えている。例えば、機内に水を循環させる場合には、ポンプの一方の吐出口から水を吐出し、機外へ水を排出する場合には、ポンプの他方の吐出口から水を吐出するといった、吐出する側を選択的に切り換えて使用される。
具体的には、図1,2に示すように、ポンプ2は、正転及び反転することができると共に、水を軸線方向に吸水しかつ半径方向に吐出するインペラ4と、そのインペラ4を収容するポンプ室6と、このポンプ室6の外部から内部へその水を案内する吸水口10と、そのポンプ室6の水を、ポンプ室6の外部へ案内する第一及び第二吐出口12、14と、この第一吐出口12を開放または閉塞することにより、水がその第一吐出口12を通過するかどうかを切り換える切換弁20と、を備えている。インペラ4は、ポンプ室6に収容されたモータ16によって回転駆動する。なお、ここでの軸線方向とは、インペラ4やモータの回転により回転中心に定義される軸線Lが伸びる方向であり、半径方向とはその軸線Lを中心にして垂直な方向である。また、図1は、図2に示すポンプ2の切断線B−Bにて切断した横断面図であり、図2は、図1の切断線A−Aにて切断したポンプ2の縦断面図である。
インペラ4は、中央が開口する円形の底板部41と、この底板部41の上面の軸線Lの周りに、半径方向に幾分の角度を付けて配列される複数の羽根部42と、これら羽根部42の上部を連結しつつ、中央が開口する円環状の連結部43とからなる。
ポンプ室6は、上側ケース71と下側ケース72とを組み合わせた内部空間に形成されるもので、インペラ4が収容される平面視が略円形のインペラ室61と、このインペラ室61の下方にて連通するモータ室62とからなる。上側ケース71は、浅い円形のカップ形状であって、吸水口10がこのカップ形状の底面を通過する軸線の周りに円筒状に形成され、第一吐出口12が上側ケース71の側壁部71aに軸線Lに垂直な方向に円筒状に形成され、第二吐出口14が同じ側壁部71aの第一吐出口12とは反対の方向に円筒状に形成されている。下側ケース72は、モータ室62を形成する有底円筒部62aと、有底円筒部62aの開口端から外方に拡がりかつ上側ケース71の開口を閉塞する上壁部72bと、を備えている。
インペラ室61におけるインペラ4と上側ケース71の側壁部71aとの間には、図1に示すように略円環状の環状流路63が形成されている。この環状流路63は、図1に示すように、流路断面積が符号Sの始点領域を最小にして矢印R1の方向に次第に大きくなり、かつその始点領域Sにつながった終点領域Eを最大にして構成されている。第一吐出口12は始点領域Sと終点領域Eとのほぼ中間点にておいて接続され、第二吐出口14は終点領域Eにて接続されている。そして、側壁部71aに開口する第一吐出口12の周囲は、切換弁20が閉塞しやすいように幾分外方に窪んでいる。これにより、環状流路63は、切換弁63が配置された領域の流路断面積は部分的に大きくなっているが、側壁部71aの肉厚を小さくしただけで、上側ケース71のサイズを大きくするものではない。
モータ16は、モータ室62に収容されるロータ部161と、モータ室62の外部に配置されるステータ部162とからなる。ロータ部161は、円筒状の駆動用マグネット161aを備えると共に上方にインペラ4が取り付けられている。ステータ部162は、鉄心コアにコイル線が巻回されてなるステータ本体162aが樹脂材によってモールドされてなり、駆動用マグネット161aと半径方向にその有底円筒部62aを介して対向している。ロータ部161は、その有底円筒部62aの内部に軸線Lに沿って固定された固定軸163と、固定軸163の上下に固定された一対のスラスト軸受164とによって、ロータ部161に設けられたスリーブ軸受161bを介して回転自在に支持されている。
固定軸163は、下側ケース72の支持部と上側ケース71の支持部とに一対のスラスト軸受164を介して挟持されている。ステータ本体162aのコイル線が通電されると、ステータ本体162aの内周面から回転磁界が発生し、駆動用マグネット161aの磁界と磁気的な相互作用により生じる回転トルクに基づいてロータ部161が回転するが、このモータ16の制御回路には回転磁界を反転させる回路が含まれており、通電方式を切り換えることにより、ロータ部161が正転又は反転する。
切換弁20は、樹脂材にて一体成型されてなるもので、第一吐出口12の近傍に位置する環状流路63に配置されている。切換弁20は、図3に示すように、平板状で第一吐出口12を開閉する弁本体部21と、平板状でインペラ4に対向し水の流れを受ける受動部22と、当該切換弁20をポンプ室6に対して揺動自在に支持する支持軸部23とを備え、弁本体部21及び受動部22は、平面視で鋭角を形成するように支持軸部23を中心として異なる半径方向に設けられている。弁本体部21と受動部22とは、扇状の接続部25を介して接続されている。弁本体部21は、第一吐出口12側の面には第一吐出口12に対する密閉性を上げるためにパッキン21aが設けられている。弁本体部21と受動部22との軸線方向の長さはほぼ同じであるが、受動部22が弁本体部21よりも上方に設けられているため、受動部22をインペラ4側から眺めると、弁本体部21の下部が見える。そのため、この受動部22の下方の空隙は、受動部22の下部が切欠かれたように見えることから切欠き部24と称する。
このような切換弁20は、図2に示すように、軸線Lに平行となるように支持軸部23の両端部が上側ケース71の凹部と下側ケース72の凹部に摺動可能に収容されることによって、両ケース71,72(またはポンプ室6)に対して揺動自在に支持されている。
その切換弁20とインペラ4との間には、下側ケース72の上壁部72bにガード部721が一体的に設けられている。ガード部721は、軸線Lに平行であってインペラ4の外周縁に沿って湾曲する湾曲面を有する板状で、上端部が受動部22の下端部に接触しない長さに設定されている。そのため、切換弁20がインペラ4に向かって揺動すると、受動部22がそのガード部721を越えることができる。つまり、切換弁20はガード部721に接触することなく揺動することができる。
また、切換弁20の受動部22の下端部は、インペラ4の連結部43に接触しないように設定されている。そのため、切換弁20がインペラ4に向かって揺動すると、受動部22がそのインペラ4の外周縁を越えることができる。つまり、切換弁20は、ガード部721に加えて、インペラ4にも接触することなく揺動することができる。
このように、このポンプ2では、切換弁20が環状流路63に配置され、従来のようにその環状流路63からさらに外方に専用の収容空間が不要となるため、その分だけポンプ室6のサイズが小さくなり、それによりポンプ全体の小型化が実現されている。
なお、切換弁20が環状流路63に配置されるとは、図1に示すように、切換弁20の支持軸部23とインペラ4の回転中心との距離d1が、好ましくはインペラ半径d2の約2倍以下、より好ましくは約1.5倍以下にある構成に相当し、この範囲にあると、ポンプ室6の小型化が顕著となる。
次に、ポンプ2の動作について説明する。インペラ4は、モータ16の正転時に、図1の矢印R1の方向に正転し、モータ16の反転時に矢印R2の方向に反転する。インペラ4の正転時、水は、インペラ4の吸水作用によって、吸水口10からインペラ4の上側の開口部を介して各羽根部42へ吸水される。インペラ4に吸水された水は、各羽根部42によって、底壁部41と連結部43との間を通り、羽根部42から受ける押圧力と遠心力とを合成した方向に吐出される。インペラ4から吐出された水は、側壁部71aに当たって環状流路63を矢印R1の方向に流れる水流F1となり、第二吐出口14から排出される。このとき、切換弁20は、受動部22が水流F1に押圧されるため、矢印R3の方向に揺動し、弁本体部21が第一吐出口12を閉塞する。これにより、インペラ正転時、水は第二吐出口14からのみ排水される。
反対に、インペラ反転時、水は、正転時と同様にインペラ4によって軸線方向に吸水されて、羽根部42から受ける押圧力と遠心力とを合成した方向に吐出されるが、矢印R2の方向の水流F2となる。このとき、切換弁20は、受動部22が水流F2に押圧されるため、矢印R4の方向に揺動し、弁本体部21が第一吐出口12を開放する。これにより、インペラ反転時は、水は主として第一吐出口12から排出されるが、第二吐出口14は開放されたままのため、ここからも少量の水が排出される。
ところで、インペラ正転時の切換弁20は、より詳しくは、図4に示すように、水流F1と共に、インペラ4から吐出されたほぼ半径方向の水流F3も受動部22を押圧する。水流F1と水流F3とは、共に受動部22のインペラ4側の面を押圧するため、弁本体部21が第一吐出口12を閉塞する押圧力が十分に確保され、確実に閉塞することができる。
反対に、インペラ反転時の切換弁20においては、図5に示すように、水流F2と支流F3とが受動部22を押圧し、水流F3は、受動部22のインペラ側の面を押圧するのに対して、水流F2は受動部22の反対側の面を押圧する。そのため、一見すると、これら水流F2の水圧と水流F3の水圧とが相殺されて第一吐出口12が十分に開放されず不安定な挙動となるように見受けられるが、本例では、ガード部721によって水流F3が減衰されているため、水流F3と水流F2との水圧が釣り合ったり、水流F3の水圧が水流F2の水圧よりも大きくなることはない。そのため、インペラ反転時に、切換弁20は、矢印R4の方向に確実に揺動して、第一吐出口12を開放することができる。
また、水流F3の水圧が水流F2の水圧と同等かもしくは大きくならないのは、受動部22がインペラ4の真横に位置するのではなくインペラ4の上方に位置することで、水流F3が真面に受動部22に作用しないことも起因している。
このように、このポンプ2は、切換弁20の開閉動作の信頼性を損なうことなく、上述のように小型化を実現している。
ところで、切換弁20およびガード部721が環状流路63に配置されることにより、水流F1及び水流F2の抵抗となるが、環状流路63の流路断面積に対して切換弁20及びガード部721が十分に小さいことや、ガード部721がインペラ外周縁に沿って湾曲する湾曲面を有すること等から、その流水抵抗によってポンプ特性には実質的に影響しない。また、ガード部721は、開放時に弁本体部21が当接することで、切換弁20の揺動を規制するストッパーの役割も果たしているが、このストッパーに関しては、ガード部721に限定されるものではなくバネ等の他の手段によっても実現できる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。上述したポンプ2は、切換弁20の受動部22がインペラ4の上方を揺動するが、インペラ4の下方を揺動するようにしても同様の効果が得られる。この場合、図6に示すように、切換弁20の受動部22と切欠き部24とを上下反対にして、インペラ4と上壁部72aとの間にその受動部22が入る程度の隙間をあけ、ガード部721を上側ケース側に設けることで実現できる。さらに、これら受動部22がインペラ4の上方又は下方を揺動する位置関係に代えて、図7に示すように、インペラ4の真横に位置するようにすることもできる。この場合、切換弁20の揺動角度を小さく設定するか、もしくは切換弁20とインペラ4とを離して切換弁20の最大開放時にインペラ4に接触しないようにするとよい。
上述したポンプ2は、切換弁20に切欠き部24を有しているが、図示省略するが、切欠き部24を省略することもできる。この場合、受動部22がガード部721を越えることができないので、切換弁20の揺動角度を小さく設定するか、もしくは切換弁20とガード部721とを十分に離して切換弁20の最大開放時に受動部22がガード部721に接触しないようにするとよい。
上述したポンプ2はガード部721を設けているが、これを省略して受動部22がインペラ4の上方又は下方を揺動するだけの構成としてもよい。この場合、ガード部721によって水流F3を減衰させることができないが、水流F3が真面に受動部22に作用しないことに起因して、水流F3の水圧が水流F2の水圧と同等かもしくは大きくならない関係を実現している。それでも水流F3の影響が大きい場合は、インペラ4の回転数を下げたり、インペラ4と受動部22との距離を大きくする等により調整するとよい。
上述したポンプ2は、切換弁20に対する水流F3の影響を小さくするために、ガード部721を設ける構成と、インペラ4の上方又は下方を揺動する構成の少なくとも一方を採用しているが、何れの構成とも設けないようにすることもできる。この場合も、水流F3の水圧が小さくなるように、インペラの回転数を下げたり、できるだけ切換弁20とインペラ4との距離を大きくすることで実現できる。
上述のポンプ2の切換弁20の駆動方式は、水流の水圧を利用した方式であるが、これに限定されるものではなく、例えば、電磁アクチュエータを用いた方式でもよい。
以上、本発明に係るポンプの実施形態について説明したが、これらは一例であって、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、種々変更することができる。
本発明の一実施形態に係るポンプであって、図2に示すポンプを切断線B−Bにて切断した縦断面図。 図1のポンプを切断線A−Aにて切断した横断面図。 図1に示すポンプにおける切換弁を要部とする斜視図。 図1に示すポンプにおける切換弁の一動作形態を示す要部平面図。 図1に示すポンプにおける切換弁の他の動作形態を示す要部平面図。 図1に示すポンプにおける切換弁及びガード部を変形させた第一変形例を示す要部縦断面図。 図1に示すポンプにおける切換弁及びガード部を変形させた第二変形例を示す要部縦断面図。
符号の説明
2 ポンプ
4 インペラ
6 ポンプ室
61 インペラ室
62 モータ室
10 吸水口
12 第一吐出口
14 第二吐出口
20 切換弁
21 弁本体部
22 受動部
24 切欠き部
71 上側ケース
72 下側ケース
721 ガード部

Claims (7)

  1. 二つの吐出口を有するポンプであって、
    正転及び反転することができると共に、液体を軸線方向に吸水しかつ半径方向に吐出するインペラと、
    前記インペラを収容するポンプ室と、
    前記ポンプ室外部から内部へ、前記液体を案内する吸水口と、
    前記ポンプ室の液体を、前記ポンプ室外部へ案内する第一及び第二吐出口と、
    前記第一吐出口を開放または閉塞することにより、前記液体が前記第一吐出口を通過するかどうかを切り換える切換弁と、
    を備え、
    前記切換弁は、前記インペラと前記インペラの周囲に対向するポンプ室周壁面との間に略円環状に形成される環状流路に配置されることを特徴とするポンプ。
  2. 前記切換弁は、前記第一吐出口を閉塞する弁本体部と、前記インペラに対向し前記液体の流れを受ける受動部と、当該切換弁を前記ポンプ室に対して揺動自在に支持する支持軸部とを備え、前記支持軸部が前記環状流路に設けられてなり、
    前記切換弁は、前記インペラの正転時に流れる液流に押圧されて前記第一吐出口を閉塞し、前記インペラの反転時に流れる液流に押圧されて前記第一吐出口を開放することを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記切換弁の前記支持軸部と前記インペラの回転中心との距離は、前記インペラ半径の約2倍以下であることを特徴とする請求項2に記載のポンプ。
  4. 前記切換弁の前記受動部と前記インペラとの間には、前記インペラから前記受動部へ流れる液流を妨げるガードが設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のポンプ。
  5. 前記ガードは、前記インペラの外周縁に沿って湾曲する湾曲面を有することを特徴とする請求項4に記載のポンプ。
  6. 前記切換弁は、前記受動部が、前記ガードを越えて前記インペラに接近するように切欠き部を有していることを特徴とする請求項4または5に記載のポンプ。
  7. 前記切換弁は、前記受動部が前記インペラの外周縁を越えて前記インペラの上方または下方を移動することを特徴とする請求項2または6に記載のポンプ。
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