JP2009275308A - 編み手袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 滑り止め加工とゴム編み部との併用によって、滑り止め機能とズレ防止機能の双方を満足させ得る形状、構造、及び組合せを有する編み手袋の提供。
【解決手段】 掌部に滑り止め加工を施した編み手袋において、甲部における手首から指の根元に至る領域の略全面にゴム編み部を設けた編み手袋。
【選択図】 図1(A)(B)
【解決手段】 掌部に滑り止め加工を施した編み手袋において、甲部における手首から指の根元に至る領域の略全面にゴム編み部を設けた編み手袋。
【選択図】 図1(A)(B)
Description
本発明は、滑り止め措置が施された編み手袋に関し、特に、作業時における手袋のズレを防止する技術に関する。
従来、編み手袋の抜け防止に手袋の手首部をゴム編みにすることが一般的であるが、掌部に樹脂による滑り止め加工が施されていない編み手袋にあっては、抜け防止機能を向上させるべく、更に、指部、掌部、又は甲部(ここでは、掌部の反対側。)にリング状のゴム編み部を周設する措置が採られている(例えば、下記特許文献1又は特許文献2参照。)。
しかしながら、前記手袋にリング状のゴム編み部を適宜周設する手法は、手袋の着脱方向(縦方向)のズレ防止に止まり、幅方向(横方向)その他の方向へのズレ防止には至らないという欠点がある。しかも、前記リング状のゴム編み部は滑り止め加工との併用が困難である為に、ズレ防止が解消されたとしても運搬時における荷物の落下防止効果が失われる。
滑り止め加工が施されたとしても、ゴム編み部の弾性が十分に発揮されない場合があり、たとえ弾性が十分に発揮できたとしても、その滑り止め加工は、ゴム編み部の伸縮度合いに応じて当該滑り止め樹脂が本来有する滑り止め機能を十分に発揮できない場合のある不安定なものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、滑り止め加工とゴム編み部との併用によって、滑り止め機能とズレ防止機能の双方を満足させ得る形状、構造、及び組合せを有する編み手袋の提供を目的とする。
尚、滑り止め加工としては、例えば、アクリルやシリコンなどの樹脂を、所定のパターンで散設し、或いは所定の形状で塗布する手法が挙げられる。また、ゴム編み部を形成する方法としては、ゴム糸を挿入させつつ編み、或いは所定の編み方を以ってゴム性を付与し、又は、それらを併用する手法を採れば良い。
上記課題を解決する為になされた本発明による編み手袋は、掌部に滑り止め加工を施した編み手袋において、甲部における手首から指の根元に至る領域の略全面にゴム編み部を設けたことを特徴とする。前記掌部における手首から指の根元に至る領域の側縁部に亘るゴム編み部を備える場合もある。
前記甲部に施されたゴム編み部は、当該ゴム編み部が本来有するゴム性によって、比較的定形性の高い前記掌部に対して、幅方向に引っ張り力を及ぼすと共に、当該編み手袋を手に装着した際にその編み組織の方向が傾斜することによって、当該掌部に対して、縦方向への引っ張り力をも及ぼす。その結果、前記掌部は、当該引っ張り力を以って装着者の掌へ密着されながらも、当該掌部の全領域における滑り止めの安定した分布状態を保ち、安定した滑り止め機能と、確実なズレ防止機能の双方を得ることができる。
以下、本発明による編み手袋の実施の形態を図面に基づき説明する。
図に示す例は、木綿糸を主材として編んだ手袋本体1の掌部に、滑り止め加工を施したものである。
図に示す例は、木綿糸を主材として編んだ手袋本体1の掌部に、滑り止め加工を施したものである。
手袋本体1は、手首部全体を、ゴム糸を編みこみつつリング状に編む(ゴム編み)と共に、甲部における手首から指の根元に至る領域の略全面にも同様のゴム編み部2を設ける一方、掌部については、ゴム糸を編み込むことなく伸縮性を抑え保形性を保持する手法により編んだものである。
当該例において各ゴム編み部2は、それらの編み組織を以って縦方向に走る複数の凹凸が平行に形成され、当該凹凸の間隔が装着者の手の動きに応じて幅方向へ伸縮することとなる。
前記滑り止め加工は、掌部における手首から指の付け根にかけて、シリコンゴムからなるV字状(その他水玉状など適宜変更可能。)の滑り止め3を縦方向に複数列に列設し、各指の全長に亘る腹部にV字状の滑り止めを一列ずつ列設してある。
当該例による編み手袋は、上記構成により、非装着時においては、甲部に設けた前記ゴム編み部2に与えられたゴム性により、甲部を上にして幅方向の両側縁が競り上がった形態を呈する場合もある(図1(A)参照)。
装着時(図1(B)参照)においては、甲部に設けた前記ゴム編み部2が装着者の甲部にフィットするのみならず、当該ゴム編み部2のゴム性が滑り止め加工が施された掌部を装着者の掌に密着させ、当該密着力による掌−甲方向への加圧によって定着作用を高める効果を奏する。
また、当該ゴム編み部2が有するゴム性は、比較的保形性の高い前記掌部に対して、その全長に亘って幅方向外側への引っ張り力を及ぼし、当該幅方向の各側の引っ張り力が相互に反対側へズレようとする力に対向して幅方向の位置安定性を確保する。更に、当該編み手袋を手に装着した際に、位置に応じた伸縮度合いの不均等で編成方向が傾斜することを以って、当該掌部に対して、その全幅に亘って縦方向への引っ張り力をも及ぼし、当該縦方向の各側の引っ張り力が相互に反対側へズレようとする力に対向して縦方向の位置安定性を確保する。
当該例においては、これらの作用が相俟って、前記掌部は、当該引っ張り力を以って装着者の掌へ密着されながらも、その保形性を以って当該掌部の全領域における滑り止めの安定した分布状態を保ち、安定した滑り止め機能と、確実なズレ防止機能の双方を得ることができる。
尚、前記ゴム編み部2は、当該ゴム編み部2のゴム性の強度に応じて前記掌部における手首から指の根元に至る領域の側縁部に亘って設けてあってもよい。
前記甲部における前記ゴム編み部2の編み組織の方向性(前記凹凸の方向性)にあっては、縦方向に走るように編む方が手や腕の曲面に応じて自然にフィットし、ゴム編み部の引っ張り力を広範囲から直接に掌部及び甲部に及ぼし得る点で望ましいが、編み手袋の定着性を得るのみを目的とする場合であれば横方向に編んだとしても実用的なズレ防止効果は得られる。
前記甲部における前記ゴム編み部2の編み組織の方向性(前記凹凸の方向性)にあっては、縦方向に走るように編む方が手や腕の曲面に応じて自然にフィットし、ゴム編み部の引っ張り力を広範囲から直接に掌部及び甲部に及ぼし得る点で望ましいが、編み手袋の定着性を得るのみを目的とする場合であれば横方向に編んだとしても実用的なズレ防止効果は得られる。
上記本発明の高い安全性と実用性を以って、編み手袋を要する種々の産業において利用できる。
1 手袋本体
2 ゴム編み部
3 滑り止め
2 ゴム編み部
3 滑り止め
Claims (2)
- 掌部に滑り止め加工を施した編み手袋において、甲部における手首から指の根元に至る領域の略全面にゴム編み部を設けた編み手袋。
- 前記掌部における手首から指の根元に至る領域の側縁部に亘るゴム編み部を備える前記請求項1に記載の編み手袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008126966A JP2009275308A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 編み手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008126966A JP2009275308A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 編み手袋 |
Publications (1)
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JP2009275308A true JP2009275308A (ja) | 2009-11-26 |
Family
ID=41441004
Family Applications (1)
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JP2008126966A Pending JP2009275308A (ja) | 2008-05-14 | 2008-05-14 | 編み手袋 |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS4210948Y1 (ja) * | 1964-07-02 | 1967-06-16 | ||
JPS4918723U (ja) * | 1972-05-25 | 1974-02-16 | ||
JPS4925630U (ja) * | 1972-06-09 | 1974-03-05 | ||
JPH09250012A (ja) * | 1996-01-11 | 1997-09-22 | Shigeki Akagi | ゴム張り軍手 |
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2008
- 2008-05-14 JP JP2008126966A patent/JP2009275308A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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