JP2009274558A - 運転環境設定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗車後、優先して設定する必要のある車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮できるようにする。
【解決手段】携帯装置20は、ユーザの車両環境を表す車両環境設定情報を記憶した記憶部22を備え、車載装置10は、携帯装置20から記憶部22に記憶された車両環境設定情報のうち優先度の高い第1の車両環境設定情報のみを取得し、この第1の車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部51〜59へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、携帯装置20から第1の車両環境設定情報よりも優先度の低い第2の車両環境設定情報を取得し、この第2の車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部51〜59へ送信して車両の運転環境の設定を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車載装置と、車両に乗車するユーザが携帯可能な携帯装置を備えた運転環境設定システムに関するものである。
従来、運転者が乗車の際に設定できる乗車環境運転形態事項の設定値が予め定め記憶されているICカードを乗車する自動車の車載機器にセットし、ICカードに記憶されている乗車運転環境形態事項設定値を車載機器によって読み出し、この読み出した乗車運転環境形態事項設定値によってICカード所有者の乗車環境運転形態事項を自動設定するようにしたシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−120670号公報
上記特許文献1に記載されたようなシステムは、乗車する自動車の車載機器にICカードがセットされると、車載機器によりICカードに記憶されている乗車環境運転形態事項の設定値が一度に読み込まれ、この読み込まれた乗車環境運転形態事項の設定値によってICカード所有者の乗車環境運転形態事項が自動設定されるようになっている。しかしながら、ICカードに記憶されている乗車環境運転形態事項の設定値を読み込み終えるまでに比較的長い時間がかかるため、その間、車両環境設定項目の設定を行うことができない。したがって、例えば、シートポジションの設定やステアリングポジションの設定など、運転者が乗車後、優先して設定する必要のある車両環境設定項目の設定が完了するまでに時間がかかり、ユーザはこれらの設定が完了するまで待機しなければならないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みたもので、乗車後、優先して設定する必要のある車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両に搭載された車載装置と、車両に乗車するユーザが携帯可能な携帯装置を備えた運転環境設定システムであって、携帯装置は、当該携帯装置を携帯するユーザの車両環境を表す車両環境設定情報を記憶した記憶部と、車載装置と通信する第1の通信部を備え、車載装置は、第1の通信部を介して携帯装置と通信する第2の通信部と、第2の通信部を介して携帯装置を検出したことを判定した場合、第2の通信部を介して携帯装置から記憶部に記憶された車両環境設定情報のうち優先度の高い車両環境設定情報のみを取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせる第1の車両環境設定情報送信手段と、第1の車両環境設定情報送信手段による車両環境設定情報の送信後、第2の通信部を介して携帯装置から優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報を取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせる第2の車両環境設定情報送信手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、第2の通信部を介して携帯装置を検出したことを判定した場合、第2の通信部を介して携帯装置から記憶部に記憶された車両環境設定情報のうち優先度の高い車両環境設定情報のみを取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、第2の通信部を介して携帯装置から優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報を取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせるので、乗車後、優先して設定する必要のある車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮することができる。
また、請求項2に記載の発明は、携帯装置の記憶部には、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報と、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報が分割して記憶されており、第1の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、第2の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得することを特徴としている。
このような構成によれば、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせるので、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮することができる。
また、請求項3に記載の発明は、ユーザが車両へ乗車する際に実施する複数の操作を検出する操作検出部を備え、携帯装置の記憶部には、操作検出部により検出される複数の操作に対応付けて車両環境設定情報が分類されて記憶されており、第1の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが車両へ乗車する際に操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、第2の車両環境設定情報送信手段は、操作検出部により検出された特定の操作よりも後に検出された特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得することを特徴としている。
このような構成によれば、ユーザが車両へ乗車する際に操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、操作検出部により検出された特定の操作よりも後に検出された特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせるので、ユーザが車両へ乗車する際に操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る運転環境設定システムの構成を図1に示す。本運転環境設定システムは、運転者となるユーザが車両100に乗車することにより、車両100の運転環境をそのユーザ用の運転環境に自動的に設定するためのものであり、車載装置10及び携帯装置20により構成されている。
車載装置10は、制御部11及び通信部12を備える。制御部11は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。また、制御部11には、ドアECU(図示せず)からドアの開閉状態を示す信号が入力され、エンジンECU(図示せず)からエンジンがオン状態か否かを示す信号が入力され、ブレーキECU(図示せず)からパーキングブレーキがオン状態か否かを示す信号が入力されるようになっている。また、制御部11は、車両100に搭載された各種制御装置51〜59等と通信可能に接続されている。
ここで、各種制御装置51〜59は、運転者の好みに応じた運転環境の設定(変更)を可能とするものである。本実施形態では、シート位置制御装置51、ステアリング位置制御装置52、ミラー位置制御装置53、空調制御装置54、オーディオ制御装置55、ナビゲーション制御装置56、情報表示制御装置57、エンジン制御装置58、走行制御装置59が搭載されている。
これらの制御装置51〜59は、いずれも、車両100に乗車したユーザによる外部操作に従い、運転環境を設定(変更)可能に構成されている。例えば、シート位置制御装置51は、外部操作に従い、電動シートである運転席の位置(座面の高さや前後方向の位置等)を調整する。ここで、シート位置制御装置51により実現可能な運転環境(座面の高さや前後方向の位置等)は、車両環境設定情報(例えば数値データ)として表される。そして、シート位置制御装置51は、外部から車両環境設定情報が直接入力されることにより、その車両環境設定情報の表す運転環境を再現可能に構成されている。つまり、車両環境設定情報を入力すれば、外部操作による微調整等を行わなくても、運転環境を正確に再現させることができる。
なお、ここではシート位置制御装置51を例に挙げて説明したが、他の制御装置52〜59も同様であり、車両環境設定情報が入力されることにより、その車両環境設定情報の表す運転環境を再現可能に構成されている。
通信部12は、携帯装置20との間で近距離無線通信を行うためのものであり、少なくとも当該車載装置10の搭載された車両100の室内全域をカバーする通信エリア(近距離無線通信可能なエリア)に存在する携帯装置20との間で無線通信が可能となる。なお、近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LAN、ZIGBEE(登録商標)等が挙げられる。
また、携帯装置20は、車両100に乗車するユーザが携帯可能な可搬型端末であり、本運転環境設定システムを利用するユーザ(車両100を運転し得るユーザ)により所持される。
携帯装置20は、制御部21、記憶部22及び通信部23を備えている。制御部21は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されており、各種処理を実行する。
記憶部22は、各種情報を記憶可能に構成されている。そして、記憶部22には、当該携帯装置20を所持するユーザに固有の識別情報であるユーザ識別情報と、同ユーザの車両環境を表す車両環境設定情報が、あらかじめ記憶されている。
なお、車両環境設定情報は、所定の手順により携帯装置20の記憶部22に記憶される。本実施形態では、車両100において、ユーザの外部操作によりそのユーザ用の運転環境が設定された後、車両環境設定情報の登録操作が携帯装置20で行われると、携帯装置20が、車両環境設定情報の登録指令を車載装置10へ送信する。すると、登録指令を受信した車載装置10が、その時点での車両100の運転環境(ユーザが外部操作により設定した運転環境)を表す車両環境設定情報を送信元の携帯装置20へ送信し、携帯装置20が、受信した車両環境設定情報を記憶部22に記憶する。
通信部23は、車載装置10との間で近距離無線通信を行うためのものであり、車両100の室内全域をカバーする通信エリアにおいて車載装置10との間で無線通信が可能となる。
なお、本実施形態の運転環境設定システムにおいて、携帯装置20は、携帯電話端末を用いて構成されている。
次に、図2に従って、本実施形態の運転環境設定システムを構成する車載装置10の制御部11で実行される車両環境設定処理について説明する。この車両環境設定処理は、運転者が車両100に乗車したことを検出した時点で開始される。なお、運転者が車両100に乗車したことの検出は、例えば、運転席に設けられた着座センサによりユーザの着座を検出することにより行うことができる。
制御部11は、車両環境設定処理を開始すると、まず、携帯装置20からの接続要求の待ち受け状態となり、携帯装置20からの接続要求があるか否かに基づいて携帯装置20が検出されたか否かを判定する(S100)。
ここで、携帯装置20からの接続要求がない場合、S100の判定はNOとなり、S100の判定を繰り返す。また、携帯装置20からの接続要求があると、S100の判定はYESとなり、次に、携帯装置20に対し、第1の車両環境設定情報の送信を要求する(S102)。本実施形態における携帯装置20の記憶部22には、図3に示すように、優先度の高い第1の車両環境設定情報と、この第1の車両環境設定情報よりも優先度の低い第2の車両環境設定情報とが分割して記憶されている。第1の車両環境設定情報は、乗車後すぐに設定が必要な運転環境を設定するための情報であり、シートポジション、ステアリングポジション、ミラーポジション、走行系制御設定などの各設定情報が含まれる。また、第2の車両環境設定情報は、乗車後すぐに設定が必要ではない運転環境を設定するための情報であり、エアコン設定、オーディオ設定、ナビゲーション機能におけるメモリ地点などの各設定情報が含まれる。ここでは、第1の車両環境設定情報の送信を要求する。なお、携帯装置20の制御部21は、制御部11による第1の車両環境設定情報の送信を要求に応じて第1の車両環境設定情報を車載装置10へ送信し、制御部11による第2の車両環境設定情報の送信を要求に応じて第2の車両環境設定情報を車載装置10へ送信するようになっている。
続いて、S104では、携帯装置20より送信される第1の車両環境設定情報を受信する。
続いて、S106では、S104にて受信した第1の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各制御装置へ送信する。具体的には、S104にて受信した第1の車両環境設定情報を、車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせる。これにより、シートポジション、ステアリングポジション、ミラーポジション、走行系制御設定などの車両100の運転環境が、運転者用の運転環境に設定される。
続いて、携帯装置20に対し、第2の車両環境設定情報の送信を要求する(S108)。
続いて、S110では、携帯装置20より送信される第2の車両環境設定情報を受信する。
続いて、S112では、S110にて受信した第2の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各制御装置へ送信する。具体的には、S110にて受信した第2の車両環境設定情報を、車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせる。これにより、エアコン設定、オーディオ設定、ナビゲーション機能におけるメモリ地点などの車両100の運転環境が、運転者用の運転環境に設定される。
上記したように、携帯装置20から優先度の高い第1の車両環境設定情報のみを取得し、当該取得した第1の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせた後、携帯装置20から第1の車両環境設定情報よりも優先度の低い第2の車両環境設定情報を取得し、当該取得した第2の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせ、本処理を終了する。
上記した構成によれば、通信部13を介して携帯装置20を検出したことを判定した場合、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせるので、ユーザが車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る運転環境設定システムの構成は、図1に示したものと同じである。本実施形態の運転環境設定システムを構成する車載装置10の制御部11で実行される車両環境設定処理のフローチャートを図4に示す。
次に、図4に従って、車載装置10の制御部11で実行される車両環境設定処理について説明する。この車両環境設定処理は、運転者が車両100に乗車したことを検出した時点で開始される。なお、運転者が車両100に乗車したことの検出は、例えば、運転席に設けられた着座センサによりユーザの着座を検出することにより行うことができる。
制御部11は、車両環境設定処理を開始すると、まず、携帯装置20からの接続要求の待ち受け状態となり、携帯装置20からの接続要求があるか否かに基づいて携帯装置20が検出されたか否かを判定する(S200)。
ここで、携帯装置20からの接続要求がない場合、S200の判定はNOとなり、S200の判定を繰り返す。また、携帯装置20からの接続要求があると、S200の判定はYESとなり、次に、ドアの開閉状態を示す信号に基づいて車両100のドアが開いたか否かを判定する(S202)。
車両100のドアが閉じた状態では、S202の判定はNOとなり、S202の判定を繰り返す。
また、車両100のドアが開くと、S202の判定はYESとなり、次に、携帯装置20に対し、第3の車両環境設定情報の送信を要求する(S204)。本実施形態における携帯装置20の記憶には、図5に示すように、優先度の最も高い第3の車両環境設定情報と、この第3の車両環境設定情報の次に優先度の高い第4の車両環境設定情報と、この第4の車両環境設定情報の次に優先度の高い第5の車両環境設定情報とが分割して記憶されている。これらの車両環境設定情報は、ユーザが車両へ乗車する際に実施する複数の操作に対応付けて分類されている。第3の車両環境設定情報は、ドアが開状態となったときに読み込まれる情報であり、シートポジション、ステアリングポジション、ミラーポジションなどの各設定情報が含まれる。また、第4の車両環境設定情報は、エンジンがオン状態となったときに読み込まれる情報であり、走行系制御設定、ナビゲーション機能におけるメモリ地点などの各設定情報が含まれる。また、第5の車両環境設定情報は、パーキングブレーキが解除されたときに読み込まれる情報であり、エアコン設定、オーディオ設定などの各設定情報が含まれる。ここでは、第3の車両環境設定情報の送信を要求する。
続いて、S206では、携帯装置20より送信される第1の車両環境設定情報を受信する。
続いて、S206では、S104にて受信した第1の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各制御装置へ送信する。具体的には、S206にて受信した第3の車両環境設定情報を、車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせる。これにより、シートポジション、ステアリングポジション、ミラーポジションなどの車両100の運転環境が、運転者用の運転環境に設定される。
続いて、エンジンがオン状態か否かを示す信号に基づいてエンジンがオン状態となったか否かを判定する(S210)。
エンジンがオン状態となっていない場合、S210の判定はNOとなり、S210の判定を繰り返す。
また、エンジンがオン状態になると、S210の判定はYESとなり、次に、第4の車両環境設定情報の送信を要求する(S212)。なお、この第4の車両環境設定情報の送信要求に応じて携帯装置20より第4の車両環境設定情報が送信される。
続いて、S214では、携帯装置20より送信される第4の車両環境設定情報を受信する。
続いて、S216では、S114にて受信した第4の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各制御装置へ送信する。具体的には、S214にて受信した第4の車両環境設定情報を、車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせる。これにより、走行系制御設定、ナビゲーション機能におけるメモリ地点などの車両100の運転環境が、運転者用の運転環境に設定される。
次に、パーキングブレーキがオン状態か否かを示す信号に基づいてパーキングブレーキが解除されたか否かを判定する(S218)。
パーキングブレーキがオン状態となっている場合、S218の判定はNOとなり、次に、第5の車両環境設定情報の送信を要求する(S220)。なお、この第5の車両環境設定情報の送信要求に応じて携帯装置20より第5の車両環境設定情報が送信される。
続いて、S222では、携帯装置20より送信される第5の車両環境設定情報を受信する。
続いて、S224では、S222にて受信した第5の車両環境設定情報を車両100の運転環境設定を行う各制御装置へ送信する。具体的には、S222にて受信した第5の車両環境設定情報を、車両100の運転環境設定を行う各種制御装置等へ送信して、各種制御装置に車両100の運転環境の設定を行わせる。これにより、エアコン設定、オーディオ設定などの車両100の運転環境が、運転者用の運転環境に設定される。
上記した構成によれば、ユーザが車両へ乗車する際に操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせた後、操作検出部により検出された特定の操作よりも後に検出された特定の操作に対応付けられた車両環境設定情報を優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として携帯装置から取得し、当該取得した車両環境設定情報を車両の運転環境設定を行う各部へ送信して車両の運転環境の設定を行わせるので、ユーザが車両へ乗車する際に操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた車両環境設定項目の設定を行うまでの時間を短縮することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、携帯電話端末を利用して携帯装置20を構成したが、携帯電話端末に限定されるものではなく、例えば、スマートキー、携帯情報端末(PDA)等の携帯型通信端末や、ICカード、USBメモリ、メモリカード等のデータ送受信機能を有する記憶装置等を利用して携帯装置20を構成してもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、通信部23が第1の通信部に相当し、通信部12が第2の通信部に相当し、各ECU(ドアECU、エンジンECU、ブレーキECU)が操作検出部に相当し、S102〜S106が第1の車両環境設定情報送信手段に相当し、S108〜S112が第2の車両環境設定情報送信手段に相当する。
本発明の第1、2実施形態に係る運転環境設定システムの構成を示す図である。 第1実施形態において車載装置の制御部で実行される車両環境設定処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第1、第2車両環境設定情報について説明するための図である。 第2実施形態において車載装置の制御部で実行される車両環境設定処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る第3〜第5車両環境設定情報について説明するための図である。
符号の説明
10 車載装置
11 制御部
12 通信部
20 携帯装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
51 シート位置制御装置
52 ステアリング位置制御装置
53 ミラー位置制御装置
54 空調制御装置
55 オーディオ制御装置
56 ナビゲーション制御装置
57 情報表示制御装置
58 エンジン制御装置
59 走行制御装置
100 車両

Claims (3)

  1. 車両に搭載された車載装置と、当該車両に乗車するユーザが携帯可能な携帯装置を備えた運転環境設定システムであって、
    前記携帯装置は、
    当該携帯装置を携帯するユーザの車両環境を表す車両環境設定情報を記憶した記憶部と、
    前記車載装置と通信する第1の通信部を備え、
    前記車載装置は、
    前記第1の通信部を介して前記携帯装置と通信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部を介して前記携帯装置を検出したことを判定した場合、前記第2の通信部を介して前記携帯装置から前記記憶部に記憶された前記車両環境設定情報のうち優先度の高い車両環境設定情報のみを取得し、当該取得した車両環境設定情報を前記車両の運転環境設定を行う各部へ送信して前記車両の運転環境の設定を行わせる第1の車両環境設定情報送信手段と、
    前記第1の車両環境設定情報送信手段による前記車両環境設定情報の送信後、前記第2の通信部を介して前記携帯装置から前記優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報を取得し、当該取得した車両環境設定情報を前記車両の運転環境設定を行う各部へ送信して前記車両の運転環境の設定を行わせる第2の車両環境設定情報送信手段と、を備えたことを特徴とする車両環境設定システム。
  2. 前記携帯装置の前記記憶部には、ユーザが前記車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報と、ユーザが前記車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報が分割して記憶されており、
    前記第1の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが前記車両へ乗車する際に早期に設定する必要のある車両環境設定情報を前記優先度の高い車両環境設定情報として前記携帯装置から取得し、
    前記第2の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが前記車両へ乗車する際に早期に設定する必要のない車両環境設定情報を前記優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として前記携帯装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の車両環境設定システム。
  3. ユーザが前記車両へ乗車する際に実施する複数の操作を検出する操作検出部を備え、
    前記携帯装置の前記記憶部には、前記操作検出部により検出される前記複数の操作に対応付けて前記車両環境設定情報が分類されて記憶されており、
    前記第1の車両環境設定情報送信手段は、ユーザが前記車両へ乗車する際に前記操作検出部により最初に検出される特定の操作に対応付けられた前記車両環境設定情報を前記優先度の高い車両環境設定情報として前記携帯装置から取得し、
    前記第2の車両環境設定情報送信手段は、前記操作検出部により検出された前記特定の操作よりも後に検出された特定の操作に対応付けられた前記車両環境設定情報を前記優先度の高い車両環境設定情報よりも優先度の低い車両環境設定情報として前記携帯装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の車両環境設定システム。
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