JP2009274014A - 描画検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載した複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能検査を、短時間で且つ精度良く行うこと。
【解決手段】複数の機能液滴吐出ヘッドに対応するマスクパターンを形成したアライメントマスクMと、複数組の着弾パターンとなるように機能液滴吐出ヘッドからの機能液滴が着弾する検査シートBと、マスクパターンを撮像するマスク認識カメラ93aと、複数の着弾パターンを撮像する複数の着弾認識カメラ93bと、マスク認識カメラ93aおよび複数の着弾認識カメラ93bを、平面内におけるマスクパターンおよび複数組の着弾パターンの位置関係で一体に保持するカメラ支持フレーム101と、マスク認識カメラ93aおよび複数の着弾認識カメラ93bを、移動させるX軸テーブルと、を備えたものである。
【選択図】図7
【解決手段】複数の機能液滴吐出ヘッドに対応するマスクパターンを形成したアライメントマスクMと、複数組の着弾パターンとなるように機能液滴吐出ヘッドからの機能液滴が着弾する検査シートBと、マスクパターンを撮像するマスク認識カメラ93aと、複数の着弾パターンを撮像する複数の着弾認識カメラ93bと、マスク認識カメラ93aおよび複数の着弾認識カメラ93bを、平面内におけるマスクパターンおよび複数組の着弾パターンの位置関係で一体に保持するカメラ支持フレーム101と、マスク認識カメラ93aおよび複数の着弾認識カメラ93bを、移動させるX軸テーブルと、を備えたものである。
【選択図】図7
Description
本発明は、キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載したインクジェット方式の複数の機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出・着弾させて、複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査する描画検査装置に関するものである。
従来、この種の描画検査装置(吐出検査装置)として、複数の機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに搭載したヘッドユニットを単位として、この複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査するものが知られている(特許文献1参照)。この描画検査装置は、ヘッドユニットに設けた位置決めピンに対応するピンマークおよび検査液の理想の着弾位置であるアライメントマークが形成されたアライメントマスクと、ヘッドユニットおよびアライメントマスクが選択的に装着されるメインキャリッジと、ヘッドユニットを位置決めするためのアライメントカメラと、複数の機能液滴吐出ヘッドから吐出された検査液を受ける検査用ワークと、吐出された検査液の着弾ドットを画像認識する描画観測カメラと、を有している。
この描画検査装置による吐出性能の検査では、先ずアライメントカメラにより、メインキャリッジに装着したアライメントマスクを画像認識する。次に、アライメントマスクに代えてメインキャリッジにヘッドユニットを装着し、これを画像認識により位置決めする。続いて、検査用ワークに対して、複数の機能液滴吐出ヘッドから検査液を吐出・着弾させ、検査用ワークに着弾した着弾ドットを描画観測カメラにより画像認識する。最後に、画像認識したアライメントマークと着弾ドットとを比較することで、不吐出や飛行曲がり等の機能液滴吐出ヘッド(吐出ノズル)の吐出性能を評価するようにしている。
特開2007−152255号公報
この描画検査装置による吐出性能の検査では、先ずアライメントカメラにより、メインキャリッジに装着したアライメントマスクを画像認識する。次に、アライメントマスクに代えてメインキャリッジにヘッドユニットを装着し、これを画像認識により位置決めする。続いて、検査用ワークに対して、複数の機能液滴吐出ヘッドから検査液を吐出・着弾させ、検査用ワークに着弾した着弾ドットを描画観測カメラにより画像認識する。最後に、画像認識したアライメントマークと着弾ドットとを比較することで、不吐出や飛行曲がり等の機能液滴吐出ヘッド(吐出ノズル)の吐出性能を評価するようにしている。
しかしながら、このような描画検査装置では、アライメントマスクを画像認識した後、アライメントマスクに代えて、ヘッドユニットをメインキャリッジに付け替え、検査吐出を行った後に、着弾ドットを画像認識するようにしている。このため、アライメントマスクの画像認識から着弾ドットの画像認識までに、手間と時間がかかる問題があった。また、アライメントマスクの画像認識と着弾ドットの画像認識との間で、経時的に周囲温度等の認識条件が変化する場合があり、高精度の検査を行うことができないという問題があった。
本発明は、キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載した複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能検査を、短時間で且つ精度良く行うことができる描画検査装置を提供することをその課題としている。
本発明の描画検査装置は、キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載したインクジェット方式の複数の機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出・着弾させて、複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査する描画検査装置であって、配列パターンに対応するマスクパターンに倣って、各機能液滴吐出ヘッドによる機能液滴の基準着弾位置をマーキングしたアライメントマスクと、アライメントマスクに隣接して配設され、複数組の配列パターンに対応する複数組の着弾パターンとなるように複数の機能液滴吐出ヘッドから検査吐出された機能液滴が着弾する検査ベースと、アライメントマスクに対し相対的に移動しながら、マスクパターンを位置認識するマスク認識手段と、検査ベースに対し相対的に移動しながら、複数の着弾パターンをそれぞれ位置認識する複数の着弾認識手段と、マスク認識手段および複数の着弾認識手段を、平面内におけるマスクパターンおよび複数組の着弾パターンの位置関係で一体に保持する保持手段と、保持手段を介して、マスク認識手段および複数の着弾認識手段を、アライメントマスクおよび検査ベースに対し相対的に移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
また、マスク認識手段による認識結果と複数の着弾認識手段による認識結果とを比較して、複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能をそれぞれ評価する吐出性能評価手段、を更に備えたことが、好ましい。
これらの構成によれば、保持手段により、マスク認識手段および複数の着弾認識手段が、マスクパターンおよび複数組の着弾パターンの位置関係で一体に保持されているため、マスク認識手段が、アライメントマスクに対し相対的に移動しながらマスクパターンを認識するときに、同時に複数の着弾認識手段により、検査ベース上の複数組の着弾パターンを認識することができる。すなわち、マスクパターンの位置認識(データ取込み)と着弾パターンの位置認識とを同時に実施することができる。したがって、キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載した複数の機能液滴吐出ヘッドについて、その吐出性能の検査を、短時間で精度良く行うことができる。また、単一のマスクパターンを基準として、これと複数組の着弾パターンとを同一の認識条件でそれぞれ比較することで、複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を瞬時に且つ簡単に評価することができる。これにより、アライメントマスクの小型化を可能にすると共に、マスクパターンの位置認識(データ取込み)と着弾パターンの位置認識とを同時進行で実施するものであっても、マスク認識手段を複数設ける必要がない。なお、検査ベースは、シートやフィルム等の柔らかいものであってもよいし、ガラス等の固いものであってもよい。
この場合、マスク認識手段および複数の着弾認識手段に対しキャリブレーションされると共に、検査ベースに臨んだ複数の機能液滴吐出ヘッドを、キャリッジを介してアライメントするためのヘッド認識手段を、更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、ヘッド認識手段を介して、アライメントマスクのマスクパターンと、複数の機能液滴吐出ヘッドによる検査吐出の位置と、データ上で整合させることができ、検査精度を高めることができる。
この場合、マスクパターンを形成したアライメントマスクの表面と、機能液滴が着弾する検査ベースの表面とが面一に配設されていることが、好ましい。
この構成によれば、高さ方向において、マスクパターンの位置と着弾パターンの位置とを同一にすることができ、マスク認識手段と複数の着弾認識手段との相互間における位置認識精度を高めることができる。
この場合、マスク認識手段および複数の着弾認識手段は、アライメントマスクに形成された基準校正マークにより相互にキャリブレーションされ、ヘッド認識手段は、アライメントマスクと検査ベースとに渡すように設置したキャリブレーション治具を介して、マスク認識手段および複数の着弾認識手段にキャリブレーションされていることが、好ましい。
この構成によれば、キャリブレーション治具を介して、マスク認識手段および着弾認識手段に対し、ヘッド認識手段を精度よくキャリブレーションすることができ、全体として、複数の機能液滴吐出ヘッドの検査精度を高めることができる。
この場合、キャリブレーション治具は、各機能液滴吐出ヘッドのノズル面と検査ベースの表面との間のワークギャップに相当する厚みを有して板状に形成され、表面にヘッド認識手段のためのヘッド校正マークが形成され、裏面にマスク認識手段および複数の着弾認識手段のための基準マークが形成されていることが、好ましい。
この構成によれば、ヘッド認識手段は、機能液滴吐出ヘッドを認識する焦点距離でアライメントされるため、ヘッド認識手段の光軸方向への移動を必要とせず、高精度に機能液滴吐出ヘッドを認識することができる。したがって、ヘッド認識手段により、機能液滴吐出ヘッド(キャリッジ)を精度よく位置決め(アライメント)することができる。
この場合、移動手段は、保持手段を介してマスク認識手段および複数の着弾認識手段をX軸方向に移動させるX軸テーブルと、アライメントマスクおよび検査ベースをY軸方向に移動させるY軸テーブルと、を有し、X軸テーブルとY軸テーブルの交差部分に、マスクパターンの位置認識、検査吐出および着弾パターンの位置認識が行われる処理エリアが構成されていることが、好ましい。
この場合、複数の機能液滴吐出ヘッドは、キャリッジを介してX軸テーブルに搭載されていることが、好ましい。
これら構成によれば、X軸テーブルおよびY軸テーブルにより、処理エリアにおいて、マスクパターンの位置認識、検査吐出および着弾パターンの位置認識を円滑に行うことができる。
この場合、Y軸テーブルは、アライメントマスクおよび検査ベースを支持すると共にアライメントマスクおよび検査ベースを処理エリアに交互に臨ませる上Y軸テーブルと、上Y軸テーブルを支持すると共に処理エリアに臨んだアライメントマスクおよび検査ベースを、マスクパターンの位置認識および着弾パターンの位置認識のために微小移動させる下Y軸テーブルと、を有していることが、好ましい。
この構成によれば、アライメントマスクあるいは検査ベースを処理エリアに迅速に移動させることができると共に、マスクパターンの位置認識および着弾パターンの位置認識のための微小移動を精度良く行うことができる。これにより、移動目的に応じて、上Y軸テーブルおよび下Y軸テーブルを使い分けることができるため、全体として検査時間を短縮することができる。
以下、添付した図面を参照して、本実施形態に係る描画検査装置を搭載した吐出検査装置について説明する。この吐出検査装置は、カラーフィルタなどを製造する描画装置に搭載する前に、機能液を用いて機能液滴吐出ヘッド(吐出ノズル)の吐出性能を検査するものである。具体的には、複数の機能液滴吐出ヘッドをキャリッジに組み込んだ状態で、各機能液滴吐出ヘッドから機能液を検査吐出させ、その着弾位置や飛行曲がり等の吐出性能を検査する。まず、吐出検査装置の説明に先立ち、検査対象となるヘッドユニットについて説明する。
図1に示すように、ヘッドユニット1は、キャリッジ2と、キャリッジ2に搭載した12個の機能液滴吐出ヘッド3と、を備えている。12個の機能液滴吐出ヘッド3は、キャリッジ2に対して、6個ずつ左右(Y軸方向)に二分され、6個の機能液滴吐出ヘッド3から成る各ヘッド群は、R・G・Bの配色および階段状の配置において同一の配列パターンで配設されている。
キャリッジ2は、12個の機能液滴吐出ヘッド3を取り付けるための12個の装着開口4が形成された本体プレート5と、本体プレート5の下面に突設され、ヘッドユニット1を位置決めするための基準となる一対の基準ピン100(図8参照)と、本体プレート5の両短辺部分に取り付けた左右一対のプレート支持部材6と、一対のプレート支持部材6の上端部に掛け渡され、後述する吐出検査装置31の第1メインキャリッジ43(図3参照)に取り付けられるヘッド取付けプレート7と、を有している。なお、本体プレート5に対し12個の機能液滴吐出ヘッド3は、上記の一対の基準ピン100を基準としてアライメントされた状態で組みつけられている。また、一対の基準ピン100の先端は、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面17と同一平面上に位置するように形成されている。
また、本体プレート5上には、機能液滴吐出ヘッド3に接続される圧力調整弁付きの左右一対の配管接続アッセンブリ8が設けられ、各配管接続アッセンブリ8は、吐出検査装置31の機能液供給ユニット45(いずれも図3参照)に配管接続されている。また、ヘッド取付けプレート7の内側には、機能液滴吐出ヘッド3に接続される中間基板付きの配線接続アッセンブリ(図示省略)が設けられ、各配線接続アッセンブリは、後述する吐出検査装置31の制御コンピュータ(図示省略)に配線接続されている。
図2に示すように、機能液滴吐出ヘッド3は、いわゆる2連のインクジェットヘッドであり、2連の接続針14を有する機能液導入部11と、機能液導入部11に連なる2連のヘッド基板12と、ヘッド基板12の下方に連なり機能液を吐出するヘッド本体13と、を備えている(図2(a)参照)。
機能液導入部11は、一対の接続針14を有しており、上記の配管接続アッセンブリ8を介して機能液供給ユニット45(図3参照)から機能液の供給を受けるようになっている。また、ヘッド本体13は、ピエゾ素子等で構成される2連のポンプ部15と、複数の吐出ノズル19が形成されたノズル面17を有するノズルプレート16と、を有している。ノズルプレート16のノズル面17に形成された多数(複数)の吐出ノズル19は、相互に平行且つ半ノズルピッチ分、位置ズレして列設された2列のノズル列(A列およびB列)18を構成しており、各ノズル列18は、等ピッチで並べた180個の吐出ノズル19で構成されている(図2(b)参照)。なお、180個の吐出ノズル19のうち、列端部の各10個の吐出ノズル19は、実際の描画では使用しないダミーノズルとなり、ダミーノズルに挟まれた吐出ノズル19は、有効ノズルとなる。
ヘッド基板12には、2連のコネクタ20が設けられており、各コネクタ20はフレキシブルフラットケーブル(図示省略)を介して、上記の配線接続アッセンブリ(制御コンピュータ)に接続されている。そして、この制御コンピュータから出力された駆動波形が各コネクタ20を介して各ポンプ部15(圧電素子)に印加されることで、各吐出ノズル19から機能液が吐出される。
次に、図3および図4を参照して、ヘッドユニット1単位で機能液滴吐出ヘッド3(吐出ノズル19)の吐出性能を検査する吐出検査装置31について説明する。吐出検査装置31は、機台32と、機台32上に設けた石定盤33と、石定盤33上の全域に広く載置され、ヘッドユニット1を搭載した描画検査装置34と、機能液滴吐出ヘッド3の機能維持・回復を行うメンテナンスユニット(フラッシング装置、ワイピング装置および吸引装置)35と、上記したヘッドユニット1を描画検査装置34に供給する給材装置36と、メンテナンスユニット35および給材装置36を支持する共通架台37と、を備えており、チャンバ装置(図示省略)内に収容されている。また、吐出検査装置31には、装置全体を統括制御する制御コンピュータが接続されており、制御コンピュータは、チャンバ装置の外に配置されている。吐出検査装置31は、給材装置36により給材されたヘッドユニット1を描画検査装置34に搭載すると共に、搭載したヘッドユニット1(機能液滴吐出ヘッド3)の吐出検査をすべく、メンテナンスユニット35により機能液滴吐出ヘッド3の機能維持・回復を行いながら機能液を検査吐出させ、検査吐出した機能液の着弾位置や飛行曲がりなどを検査する。
図3に示すように、描画検査装置34は、石定盤33上に載置され、Y軸方向の移動軸を構成するY軸テーブル41と、Y軸テーブル41を跨いで設置され、X軸方向の移動軸を構成するX軸テーブル42と、X軸テーブル42上をスライド自在に移動すると共に、ヘッドユニット1を着脱自在に垂設する第1メインキャリッジ43と、X軸テーブル42上をスライド自在に移動する第2メインキャリッジ46に搭載され、主にマスク認識カメラ(マスク認識手段)93aおよび着弾認識カメラ(着弾認識手段)93bからなるカメラユニット44と、を備えている。なお、ヘッドユニット1は、Y軸方向が主走査方向となる姿勢でX軸テーブル42に搭載されている。
また、描画検査装置34は、第1メインキャリッジ43に搭載され、ヘッドユニット1に機能液を供給する機能液供給ユニット45と、Y軸テーブル41上においてY軸方向に並べて搭載したアライメントマスクMおよび検査シート(検査ベース)Bと、Y軸テーブル41に固定した2台(一対)のアンダーカメラ65a,65aから成るヘッド認識カメラ(ヘッド認識手段)65と、上記したカメラユニット44やヘッド認識カメラ65のキャリブレーションに用いるキャリブレーション治具Cと、を備えている。この描画検査装置34において、X軸テーブル42およびY軸テーブル41が交わる領域が処理エリアとなっており、この処理エリアにおいて、カメラユニット44およびヘッド認識カメラ65のキャリブレーションを行うと共に、機能液滴吐出ヘッド3により機能液を検査吐出してその検査を行うようにしている(詳細は後述する)。
X軸テーブル42は、一対の走行レール上を走査するX軸リニアモータを有しており、ヘッドユニット1を搭載した第1メインキャリッジ43と、カメラユニット44を搭載した第2メインキャリッジ46と、を個別にX軸方向にスライド移動させる。また、X軸テーブル42は、石定盤33上に立設した4本の柱に支持されており、Y軸テーブル41を跨いでメンテナンスユニット35の上方に臨む位置まで延在している。これにより、第1メインキャリッジ43に搭載したヘッドユニット1は、メンテナンスユニット35の直上部に位置するメンテナンスエリアおよび上記の処理エリアの間で、適宜移動され、また第2メインキャリッジ46に搭載したカメラユニット44を、処理エリアおよび処理エリアを挟んでメンテナンスエリアと反対側に位置する待機エリアの間で、適宜移動される。
第1メインキャリッジ43は、一対の走行レールに掛け渡されたキャリッジフレーム94に、Z軸テーブル95(図3参照)およびθテーブルを組み込んで構成されており、θテーブルの下側で、ヘッドユニット1を着脱自在に保持している。同様に、第2メインキャリッジ46は、一対の走行レールに掛け渡された第2キャリッジフレーム102に、ブラケットを組み込んで構成されており、このブラケットの下側で、カメラユニット44を着脱自在に保持している。この場合、ヘッドユニット1のX軸方向の移動軌跡は、図3の一対の走行レールの左寄りに位置し、カメラユニット44のX軸方向の移動軌跡は、図3の一対の走行レールの右寄りに位置している。そして、ヘッドユニット1の移動軌跡とカメラユニット44の移動軌跡とは、中央においてその一部がY軸方向にオーバーラップしている。
カメラユニット44は、1台のマスク認識カメラ93aと、2台(一対)の着弾認識カメラ93bと、これらを下向きに一体に保持するカメラ支持フレーム101と、から構成されている。カメラ支持フレーム101は、略直角三角形に形成されており、上記のブラケットを介して、第2キャリッジフレーム102に水平に保持されている。カメラ支持フレーム101の頂側の隅部にはマスク認識カメラ93aが保持され、底辺側の両隅部には一対の着弾認識カメラ93bが保持されている。すなわち、マスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bのうちの1台(図7の左側のもの)は、カメラ支持フレーム101のY軸方向に並ぶように配設されており、2台の着弾認識カメラ93bはX軸方向に並ぶようにそれぞれ配設されている(図7参照)。また、各カメラ93a,93bは、マイクロヘッド等の微調整機構(図示省略)によりX、YおよびZ軸方向にそれぞれ微調整することが可能となっている。なお、特に図示しないが、マスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bによる撮像時の照明は、落射照明が採用されている。
図4に示すように、Y軸テーブル41は、下Y軸テーブル53と、下Y軸テーブル53上に配設された上Y軸テーブル54と、で構成されている。下Y軸テーブル53は、主に後述するアライメントマスクMおよび検査シートBを微少移動させるときに用いられ、上Y軸テーブル54は、主にアライメントマスクMおよび検査シートBを大きく移動させるとき、例えばこれらの交換やメンテナンスのときに用いられる。また、下Y軸テーブル53は、ヘッド認識カメラ65を移動させるときに用いられる。
下Y軸テーブル53は、Y軸方向に延在するよう石定盤33上に直接支持された左右一対のテーブル台61と、一対のテーブル台61上に設けられ、Y軸方向に延びる一対の第1ガイドレール62と、一方のテーブル台61上に設けられたY軸リニアモータ63と、Y軸リニアモータ63により第1ガイドレール62上をスライド自在に移動する第1スライダ64と、を備えている。そして、下Y軸テーブル53上には、左右の中間位置に、Y軸方向に並ぶようにして一対のアンダーカメラ65a,65a(ヘッド認識カメラ65)が搭載されている。
ヘッド認識カメラ65を構成する一対のアンダーカメラ65a,65aは、検査吐出のために検査シートBの直上部に臨んだヘッドユニットにおける一対の基準ピン100を、それぞれの視野に同時に取り込み得る位置に上向きに固定されている。この場合、ヘッド認識カメラ65(一対のアンダーカメラ65a,65a)は、キャリブレーション治具Cによってキャリブレーションされ、また検査吐出に先立って行うヘッドユニット1のアライメントのために、上記の一対の基準ピン100を位置認識する。なお、各アンダーカメラ65aは、マイクロヘッド等の微調整機構(図示省略)によりX、YおよびZ軸方向にそれぞれ微調整することが可能となっている。
上Y軸テーブル54は、第1スライダ64上に設けられ、Y軸方向に延びる一対の第2ガイドレール71と、一対の第2ガイドレール71の外側に設けられたY軸ロッドレスシリンダ72と、Y軸ロッドレスシリンダ72により第2ガイドレール71上をスライド自在に移動する板状の第2スライダ73と、を備えている。また、第2スライダ73には、一対のアンダーカメラ65a,65a用の2つの覗き穴103が形成されている。なお、請求項に言う移動機構は、X軸テーブル42およびY軸テーブル41から構成されている。
第2スライダ73上には、各種基準となるマークが形成されたアライメントマスクMを保持したアライメントテーブル74と、機能液滴吐出ヘッド3により吐出される機能液の着弾面を構成する検査シートBを吸着固定する検査テーブル76と、がY軸方向に隣接して配置されている。また、第2スライダ73上には、検査テーブル76の両サイドに支持するようにして、検査シートBを検査テーブル76上に供給するシート供給装置75が配設されている。この場合、アライメントテーブル74および検査テーブル76は、アライメントマスクMの表面および検査シートBの表面が同一平面内(面一)に位置するように配設されている。そして、検査吐出のために検査シートBの直上部に移動したヘッドユニット1は、その各機能液滴吐出ヘッド3のノズル面17が、図外の描画装置で描画を行なうときと同一のワークギャップ(ペーパーギャップ)を存して臨むようになっている。
図5に示すように、アライメントマスクMは、透明な石英ガラスで板状に構成され、マスク認識カメラ93aのキャリブレーション基準となるマスク認識マークMaと、一対の着弾認識カメラ93bのキャリブレーション基準となる2つの着弾認識マークMbと、ヘッドユニット1の1のヘッド群の配列パターンに対応し、片側6個の機能液滴吐出ヘッド3のノズル列(A列およびB列)18の位置、すなわち6個の機能液滴吐出ヘッド3から吐出された機能液の着弾位置の基準となるマスクパターンMcと、を有している。
マスク認識マークMaはアライメントマスクMの図示左上の隅部に形成されており、着弾認識マークMbはアライメントマスクMの図示左下および右下の両隅部に形成されている。そして、上記のカメラ支持フレーム101に下向きに保持されたマスク認識カメラ93aおよび一対の着弾認識カメラ93bは、キャリブレーションのためにアライメントマスクMに臨んだ状態で、それぞれマスク認識マークMaおよび一対の着弾認識マークMbを同時に視野内に取り込み得るようになっている(図7(a)参照)。また同時に、マスク認識カメラ93aおよび一対の着弾認識カメラ93bは、平面内におけるマスクパターンMcおよび後述する2つの着弾パターンBaの位置関係と同一の位置関係となるように配設されている。なお、請求項に言う基準校正マークは、マスク認識マークMaおよび着弾認識マークMbから構成されている。
検査シートBは、ポリプロピレンなどで長尺に形成され、シート供給装置75により、検査テーブル76上に繰り出されて使用され、その使用済み部分はシート供給装置75に巻き取られる。シート供給装置75は、検査シートBを繰り出す繰出しリール付の繰出しユニット82と、検査シートBを巻き取る巻取りリール付の巻取りユニット83とから成り、検査シートBに対し、繰出しユニット82によりテンションを付与しつつ巻取りユニット83を駆動して巻き取りを行う(図4参照)。そして、検査テーブル76上に繰り出され検査シートBは、検査テーブル76により吸着保持される。なお、検査シートBを巻き取るときには、検査テーブル76による吸着を加圧に切り替えて、検査シートBを僅かに浮上させることが好ましい。
詳細は後述するが、本実施形態では、マスク認識カメラ93aによりマスクパターンMcを位置認識する動作に並行して、一対の着弾認識カメラ93bによりヘッドユニット1の着弾結果である2つの着弾パターンBaを位置認識する。このため、検査シートBには、12個の機能液滴吐出ヘッド3の2つの配列パターンに対応する2つの着弾パターンBaが描画される一方、アライメントマスクMには、一方の配列パターンに対応する1つのマスクパターンMcが形成されている。なお、検査シートBの無駄な消費を抑制するため、複数のヘッドユニット1の2つの着弾パターンBaを位置ズレさせつつ複数組み分、描画してから、検査シートBのタクト送りを行うようにしてもよい。かかる場合には、アライメントマスクMにも複数組分のマスクパターンMcを位置ズレさせて形成しておく。
図6に示すように、キャリブレーション治具Cは、石英ガラスで長方形の板状に形成されており、機能液滴吐出ヘッド3のノズル面17と検査シートBの表面との間のギャップ、すなわち上記のワークギャップに相当する板厚を有している(図8(c)および同図(d)参照)。キャリブレーション治具Cの裏面には、Y軸方向に並ぶマスク認識カメラ93aおよび一方の着弾認識カメラ93bをキャリブレーションする2つの基準マークCaがそれぞれ形成され、表面には、Y軸方向に並ぶ一対のアンダーカメラ65a,65aをキャリブレーションする2つのヘッド校正マークCbがそれぞれ形成されている。基準マークCaは、マスク認識カメラ93aおよび一方の着弾認識カメラ93bから見て先細りに形成されたテーパー状の貫通孔の先端としてそれぞれ形成されている。同様に、ヘッド校正マークCbは、各アンダーカメラ65aから見て先細りに形成されたテーパー状の貫通孔の先端としてそれぞれ形成されている。
実施形態のキャリブレーション治具Cは、その長手方向をY軸方向に略合致させ、アライメントマスクMおよび検査シートB間に渡すように設置され使用される。また、キャリブレーションの精度を高めるため、X軸テーブル42および下Y軸テーブル53を駆動し、マスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bと、一対のアンダーカメラ65a,65aとを直線上に位置させ、且つマスク認識カメラ93a、一方のアンダーカメラ65a、着弾認識カメラ93b、他方のアンダーカメラ65aの順に並ぶようにしている。このため、2つの基準マークCaおよび2つのヘッド校正マークCbは、キャリブレーション治具Cの長辺方向に交互に、且つ直線的に配列されている。
この場合、既にアライメントマスクMによりキャリブレーションされているマスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bにより、表面側から2つの基準マークCaを位置認識してキャリブレーション治具Cを位置決めし、さらに一対のアンダーカメラ65a,65aにより、裏側から2つのヘッド校正マークCbを位置認識して、ヘッド認識カメラ65(一対のアンダーカメラ65a,65a)のキャリブレーションを行う。一方、キャリブレーション治具Cにおいて、基準マークCaが形成されている裏面の位置は、これが接するアライメントマスクMの表面の位置と高さ方向において合致し、ヘッド校正マークCbが形成されている表面の位置は、上記したキャリッジ2を一対の基準ピン100の位置、すなわち機能液滴吐出ヘッド3のノズル面17の位置と、高さ方向において合致している。
これにより、マスク認識カメラ93aや2つの着弾認識カメラ93bがアライメントマスクMおよび検査シートBを撮像する高さ位置でキャリブレーションされることに加え、ヘッド認識カメラ65(一対のアンダーカメラ65a,65a)が、機能液滴吐出ヘッド3をアライメントする高さ位置でキャリブレーションされる。したがって、機能液滴吐出ヘッド3の検査に供するマスク認識カメラ93a、2つの着弾認識カメラ93bおよび2つのアンダーカメラ65a,65aを、高い精度でキャリブレーションすることができる。なお、各マークを構成するテーパー状の貫通孔は、各カメラの視野および解像度を考慮した大きさとし、キャリブレーション自身は、データ上の処理となる。
次に、図7ないし図10を参照して、吐出検査装置31を用いた吐出性能の検査方法について説明する。先ず、カメラユニット44をアライメントマスクMの直上に移動させて、マスク認識カメラ93aおよび2つの着弾認識カメラ93bにより、マスク認識マークMaおよび2つの着弾認識マークMbを、それぞれ画像認識する。すなわち、マスク認識カメラ93aおよび2つの着弾認識カメラ93bのキャリブレーションを行う(図7(a)参照)。
次に、カメラユニット44およびヘッド認識カメラ65を直線状のキャリブレーション位置に移動させた後、ヘッド校正マークCbが検査テーブル76(検査シートB)に重ならないように、キャリブレーション治具CをアライメントマスクMと検査シートBに橋渡しするように載置する。実際には、該当するカメラの画像をモニターしながら、キャリブレーション治具Cを合わせこむようにする。その後、マスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bにより、基準マークCaを画像認識すると共に、ヘッド認識カメラ65で、ヘッド校正マークCbを画像認識する。この認識結果は、制御コンピュータにより画像処理されてそれぞれの位置認識が行われ、データ上においてカメラユニット44とヘッド認識カメラ65との相互のキャリブレーションが実施される(図7(b)参照)。
一連のキャリブレーションが終了したら、カメラユニット44に代えて、ヘッドユニット1を検査シートB上(検査位置)に移動する。ここで、ヘッド認識カメラ65(一対のアンダーカメラ65a,65a)により、ヘッドユニット1の一対の基準ピン100を画像認識する(図8(c)参照)。この認識結果は、制御コンピュータにより画像処理されてそれぞれの位置認識が行われ、データ上において、或るいは一部物理的にヘッドユニット1のアライメントを実施する。その後、全機能液滴吐出ヘッド3の全吐出ノズル19から機能液を検査吐出する。
検査吐出後、ヘッドユニット1に代えて、再度カメラユニット44を処理エリアに移動する。そして、マスク認識カメラ93aによりアライメントマスクMのマスクパターンMcを位置認識すると共に、着弾認識カメラ93bにより検査シートBの2つの着弾パターンBaを位置認識する(図8(d)参照)。ここで、マスク認識カメラ93aおよび着弾認識カメラ93bは、カメラ支持フレーム101に対して相互に位置決めされているため、同様の軌跡を描きながらマスクパターンMcおよび着弾パターンBaを、複数個のドット単位で移動しながら位置認識する。
具体的には、図9に示すように、先ず、アライメントマスクMの図示下側に位置した機能液滴吐出ヘッド3の上側のノズル列(A列)18にあたる基準着弾位置Dを、図示左側から図示右側へ移動して位置認識(撮像)する(実際には、着弾基準位置8個単位)。図示右側まで移動しきった後、図示下側へ移動し、下側のノズル列(B列)18にあたる基準着弾位置Dを図示右側から図示左側へ移動して位置認識する。今度は、その上側に位置した基準着弾位置Dを同様に位置認識し、これを6回繰り返すことで、マスク認識カメラ93aにより、アライメントマスクMの全てのマスクパターンMcを位置認識する。
そして、制御コンピュータにおいて、マスクパターンMcおよび着弾パターンBaを比較して、吐出ノズル19の吐出検査(性能評価)を行う。具体的には、図10に示すように、マスクパターンMcと上記した1の着弾パターンBaとを比較して、基準着弾位置Dと着弾パターンBaを構成する着弾ドットdとが一致した場合(図10(a)参照)、機能液を吐出した吐出ノズル19は、基準着弾位置Dに正常に吐出している判断される。一方、吐出した機能液が、基準着弾位置Dから外れている場合(図10(b)参照)には飛行曲がりと判断され、着弾ドットdが小さい場合や円形でない場合(図10(c)参照)には不良吐出と判断され、さらに着弾ドットdが無い場合には不吐出と判断される。なお、図示のものでは、判断しやすいように基準着弾位置Dを着弾ドットdよりひと回り大きな円で示している。そして、マスクパターンMcと他方の着弾パターンBaとを同様に比較して吐出性能の検査を行う。
以上の構成によれば、マスク認識カメラ93a,着弾認識カメラ93bおよびヘッド認識カメラ65が相互にキャリブレーションされた状態で、マスク認識カメラ93aが、アライメントマスクMに対し相対的に移動しながらマスクパターンMcを位置認識すると同時に、2台の着弾認識カメラ93bにより、検査シートB上の2組の着弾パターンBaを位置認識することができる。したがって、キャリッジ2に搭載した複数の機能液滴吐出ヘッド3の吐出性能の検査を、短時間で精度良く行うことができる。
1…ヘッドユニット 2…キャリッジ 3…機能液滴吐出ヘッド 17…ノズル面 31…描画検査装置 41…Y軸テーブル 42…X軸テーブル 53…下Y軸テーブル 54…上Y軸テーブル 65…ヘッド認識カメラ 65a…アンダーカメラ 93a…マスク認識カメラ 93b…着弾認識カメラ 101…カメラ支持フレーム B…検査シート Ba…着弾パターン C…キャリブレーション治具 Ca…基準マーク Cb…ヘッド校正マーク D…基準着弾位置 M…アライメントマスク Ma…マスク認識マーク Mb…着弾認識マーク Mc…マスクパターン
Claims (9)
- キャリッジに同一の配列パターンで複数組に分けて搭載したインクジェット方式の複数の機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出・着弾させて、複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査する描画検査装置であって、
前記配列パターンに対応するマスクパターンに倣って、各機能液滴吐出ヘッドによる機能液滴の基準着弾位置をマーキングしたアライメントマスクと、
前記アライメントマスクに隣接して配設され、前記複数組の配列パターンに対応する複数組の着弾パターンとなるように前記複数の機能液滴吐出ヘッドから検査吐出された機能液滴が着弾する検査ベースと、
前記アライメントマスクに対し相対的に移動しながら、前記マスクパターンを位置認識するマスク認識手段と、
前記検査ベースに対し相対的に移動しながら、前記複数の着弾パターンをそれぞれ位置認識する複数の着弾認識手段と、
前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段を、平面内における前記マスクパターンおよび前記複数組の着弾パターンの位置関係で一体に保持する保持手段と、
前記保持手段を介して、前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段を、前記アライメントマスクおよび前記検査ベースに対し相対的に移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする描画検査装置。 - 前記マスク認識手段による認識結果と前記複数の着弾認識手段による認識結果とを比較して、前記複数の機能液滴吐出ヘッドの吐出性能をそれぞれ評価する吐出性能評価手段、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の描画検査装置。
- 前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段に対しキャリブレーションされると共に、前記検査ベースに臨んだ前記複数の機能液滴吐出ヘッドを、前記キャリッジを介してアライメントするためのヘッド認識手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の描画検査装置。
- 前記マスクパターンを形成した前記アライメントマスクの表面と、前記機能液滴が着弾する前記検査ベースの表面とが面一に配設されていることを特徴とする請求項3に記載の描画検査装置。
- 前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段は、前記アライメントマスクに形成された基準校正マークにより相互にキャリブレーションされ、
前記ヘッド認識手段は、前記アライメントマスクと前記検査ベースとに渡すように設置したキャリブレーション治具を介して、前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段にキャリブレーションされていることを特徴とする請求項4に記載の描画検査装置。 - 前記キャリブレーション治具は、前記各機能液滴吐出ヘッドのノズル面と前記検査ベースの表面との間のワークギャップに相当する厚みを有して板状に形成され、
表面に前記ヘッド認識手段のためのヘッド校正マークが形成され、
裏面に前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段のための基準マークが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の描画検査装置。 - 前記移動手段は、保持手段を介して前記マスク認識手段および前記複数の着弾認識手段をX軸方向に移動させるX軸テーブルと、
前記アライメントマスクおよび前記検査ベースをY軸方向に移動させるY軸テーブルと、を有し、
前記X軸テーブルと前記Y軸テーブルの交差部分に、前記マスクパターンの位置認識、前記検査吐出および前記着弾パターンの位置認識が行われる処理エリアが構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の描画検査装置。 - 前記複数の機能液滴吐出ヘッドは、前記キャリッジを介して前記X軸テーブルに搭載されていることを特徴とする請求項7に記載の描画検査装置。
- 前記Y軸テーブルは、前記アライメントマスクおよび前記検査ベースを支持すると共に前記アライメントマスクおよび前記検査ベースを前記処理エリアに交互に臨ませる上Y軸テーブルと、上Y軸テーブルを支持すると共に前記処理エリアに臨んだ前記アライメントマスクおよび前記検査ベースを、前記マスクパターンの位置認識および前記着弾パターンの位置認識のために微小移動させる下Y軸テーブルと、を有していることを特徴とする請求項7または8に記載の描画検査装置。
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JP2008127952A JP2009274014A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 描画検査装置 |
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JP2009274014A true JP2009274014A (ja) | 2009-11-26 |
Family
ID=41439929
Family Applications (1)
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JP2008127952A Pending JP2009274014A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 描画検査装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009274014A (ja) |
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2008
- 2008-05-15 JP JP2008127952A patent/JP2009274014A/ja active Pending
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