JP2009273917A - コンピュータ断層撮影装置のx線検出器システム - Google Patents

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Abstract

【課題】X線検出器システムにおいて、複数の検出器ブロックそれぞれにおけるDAS部品のクロック同期動作に伴うアース及び電源電圧の変動を確実に抑制して動作の安定化を図る。
【解決手段】X線検出器システムの検出器ブロック14nには、プリント基板のDAS側の面の一部に、電源コネクタ61と電圧レギュレータ62とが実装されている。これにより、電源63の出力端からケーブル64を介して各検出器ブロック14nの電源コネクタ61に繋がり、この電源コネクタ61を介して、電圧レギュレータ62に至るように構成されている。
【選択図】 図14

Description

本発明は、X線コンピュータ断層撮影装置及びX線コンピュータ断層撮影装置に搭載する検出器及びDAS(データ収集装置)に係り、とくに、その検出器及びDASのノイズや動作電圧などに関する安定した動作状態の確保に関する。
コンピュータ断層撮影装置として、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT装置と呼ぶ)がある。このX線CT装置は、比較的旧くから医療診断用或いは各種の研究用に用いられており、歴史的にも大きな変遷を重ねている。
初期の頃には、シングルスライスX線CT装置が用いられていた。このシングルスライスX線CT装置の場合、被検体のある一つのスライスの画像を得るものであるため、短時間に広い範囲の画像を撮影することは難しく、医師等から単位時間に、より高精細(高解像度)且つ広範囲に画像を撮影したいという強い要望が出されていた。
この要望に応えるために、近年、マルチスライスX線CT装置が開発され、かなり普及している。このマルチスライスX線CT装置は、シングルスライスX線CT装置で用いられている検出器の列(1列)を、その列に直交する方向に複数列(例えば4列、8列など)を並べて、全体でMチャンネル×Nセグメント(M,Nは正の整数)の検出素子を有する構造の2次元検出器を用いる。この2次元検出器の出力側には、DAS(データ収集装置)が置かれる。
マルチスライスX線CT装置は、スライス方向に広がり幅を有するファンビームX線を曝射するX線源と、上述した2次元検出器とを有しており、円錐状のX線ビーム(有効視野直径FOV)に基づいて被検体を透過したX線を2次元検出器で検出することにより、当該被検体のマルチ・スライスの投影データを一度に収集できる。このため、マルチスライスX線CT装置は、シングルスライスX線CT装置に比べて、高精細且つ広範囲な画像を収集することができる。
上述した2次元検出器は、シンチレータ、フォトダイオードアレイ、及びCMOSスイッチアレイを備える。シンチレータに入射したX線は、光信号に変換される。この光信号は、フォトダイオードアレイに入射して、2次元配列のセグメント毎にアナログ量の電気信号に変換される。この電気信号はセグメント毎にCMOSスイッチアレイの各素子を介して、後段のDASに送られる。CMOSスイッチアレイは、スライス方向における検出素子列の指定数に応じて、フォトダイオードアレイから出力された電気信号を束ねる(信号合成)機能を有する。
DASは、アナログ/デジタル変換素子(DAS回路部品)をアレイ状に配列させた装置であり、上述のように2次元検出器により検出されたアナログ量の検出信号を入力して、この信号を、増幅するとともに、デジタル信号に変換する。このデジタル信号はその後、画像再構成処理に送られる。
このような2次元検出器及びDASを主要素とする検出器システムについては、それらの主要素の大半を3次元的に実装した構造が例えば特許文献1により知られている。つまり、両面を有する基板の、一方の面にフォトダイオードアレイ及びCMOSスイッチを実装するとともに、他方の面にDAS部品を実施している。なお、シンチレータブロックは、フォトダイオードアレイ上に当該アレイと光学的に接続された状態で実装させる。
この実装は、実際には、全チャンネルを複数のブロックに分けた複数のブロック毎に行われている。X線CT装置の場合、DASは通常、500〜数万ch程度の回路規模を有しているので、これを数十〜数百ch毎に上述した基板を用意に、この基板の両面に担当チャンネル分のフォトダイオードアレイ及びCMOSスイッチ並びにDAS部品を上述した3次元実装方式で実装して検出器ブロックを形成させる。この複数の検出器ブロックは、円弧状曲面に沿って配置し、検出器システムを構成している。
この検出器システムにおいて、各検出器ブロックが必要とする電力は1つの電源からケーブル(電力線)を介して得ている。
また、DASは微小電流を扱うことから、微小電流がアース回路を介して混入してくるノイズに影響されることを極力防止するため、通常、DASの電気回路のアース側を架台(CT本体)から浮かしたり、架台に接続したとしても1本アースのみにするなどして、架台との間に強固なアース接続をとらないようにしている。また、このDASの全体は1つのオシレータに同期して動作するようになっている。
特開2001−215281号公報
しかしながら、上述した従来の検出器システムにあっては以下のように様々な未解決の問題がある。
すなわち、前述したケーブルによる検出器システムへの電源供給の構造にあっては、ケーブル長に比例した電圧降下によって、検出器ブロック毎に電源電圧が異なるという問題があった。つまり、全検出器ブロックのDAS部品の動作特性が十分に均一にならないのである。一方で、このDAS部品の動作特性の差が十分に小さくなるように、検出器ブロック間の電源電圧の差を抑制するには、電源から各検出器ブロックに引くケーブルを電圧降下の差を無視できる程度に十分に太くすることや、電源から各検出器ブロックへのケーブル長を、一番遠い検出器ブロックに引くケーブルの長さである最長の長さに合わせることが考えられる。しかしながら、この何れの対策も実装に必要がスペースの増大を招くものであり、検出器システムのコンパクト化の面で障害となり、容易に受け入れることができなかった。
本発明は、複数の検出器ブロックのそれぞれに供給される電源電圧の検出器ブロック相互間の差を許容レベル内に抑制でき、且つより少ない実装スペースで複数の検出ブロックへの電源供給を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システムによれば、被検体を透過したX線を検出して当該X線に対応したアナログ量の電気信号をチャンネル毎に出力する検出器と、この検出器が出力するチャンネル毎のアナログ量の電気信号をデジタル量の電気信号に変換して出力するデータ収集装置とを備え、前記検出器及びデータ収集装置の全体の回路を、それぞれが所定チャンネル数ずつの回路から成る複数の回路ブロックに分けて形成し、前記複数の回路ブロックそれぞれに、当該各回路ブロックに供給される電源電圧を所定値に調整する電圧レギュレータを設けたことを特徴とする。
また別の好適な態様としては、前記複数の回路ブロックそれぞれに板状の導体を介して電源電圧を供給するようにしてもよい。
本発明に係るコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システムによれば、このX線検出器システムに、複数の検出器ブロックにおけるアース電位の変動に因る放射ノイズの防止対策や検出器ブロック間の電源電圧の違いによる動作特性の不一致対策を施すようにしたため、X線検出動作の安定性及び均一性を向上させて、画質向上に図ることができるとともに、システムの構造上の小形化なども貢献できる。
本発明の実施形態に係るX線CT装置の概略構成を示すブロック図。 実施形態のX線CT装置に採用されるX線検出器システムの概略構成を説明する図。 X線検出器システムに相殺される複数の検出器ブロックのうちの1つを、そのX線入射側から示す概略斜視図。 複数の検出器ブロックのうちの1つを、その背面側から示す概略斜視図。 実施形態のX線CT装置に採用されるX線検出器システムのうちの1つの検出器ブロックにおけるX線検出素子の配列を模式的に説明する図。 X線検出器システムにおける検出器ブロック部分の電気的な機能を示すブロック図。 DASのブロック化を説明する概念図。 第1の実施形態に係るX線CT装置のX線検出器システムに用いられる基準クロック信号の供給の仕方を説明する図。 第1の実施形態における基準クロック信号の逆位相化を説明するタイミングチャート。 第1の実施形態に対する第1の変形形態に係る基準クロック信号の供給の仕方を説明する図。 第1の変形形態に係る基準クロック信号の位相の分散化を説明するタイミングチャート。 第1の実施形態に対する第2の変形形態に係る基準クロック信号の供給の仕方を説明する図。 本発明の第2の実施形態に係るX線CT装置のX線検出器システムに搭載される各検出器ブロックを示す概略斜視図。 第2の実施形態における各検出器ブロックに対する電源供給を説明するブロック図。 第2の実施形態における電源供給を説明する検出器ブロック毎の電圧調整を説明する図。 本発明の第3の実施形態に係るX線CT装置のX線検出器システムを示す概略斜視図。 第3の実施形態における金属バーを用いた電源供給を説明する図。 各検出器ブロックの配線形態に関わる変形形態を説明する図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜9に基づいて説明する。
図1には、この実施形態に係る、放射線CT装置としての、X線CT装置の一形態であるマルチスライスCT装置の構成を示している。このマルチスライスCT装置は、マルチスライスのヘリカルスキャンを行うことができるのみならず、コンベンショナルスキャン(シングルスライススキャン及びマルチスライススキャン)を実行できるようになっている。
このマルチスライスCT装置10は、図1に示すように、被検体(例えば患者)Pを載置させる図示しない寝台と、被検体Pを挿入して診断を行うための診断用開口部OPを有し、被検体Pの投影データの収集を行う架台Gと、架台Gの全体の動作を制御するとともに、投影データを収集して画像再構成処理や画像表示等を行うデータ処理ユニットUとを備えている。
寝台は、図示しない寝台駆動部の駆動により、その長手方向にスライド可能な天板を有する。通常、被検体Pは、その体軸方向が長手方向に一致するように載置される。
架台Gは、その診断用開口部OPに挿入された被検体Pを挟んで対向配置された放射線源としてのX線管11と、後で詳述する、放射線検出器としてのX線検出器12及びデータ収集装置(DAS13)を含むX線検出器システム14とを備えるほか、非接触のデータ伝送装置15、架台駆動部16、及びスリップリング17を備えている。
X線管11及びX線検出器システム14(X線検出器12及びDAS13を含む)は、架台G内で回転可能な回転リング21に設けられており、架台駆動部16からの駆動制御により回転リング21が回転する。これにより、X線管11及びX線検出器システム14は、架台Gの診断用開口OP内に挿入された被検体Pの体軸方向に平行な回転中心軸の周りに両者が一体で回転可能になっている。回転リング21は、1回転あたり1秒以下という高速速度で回転駆動される。
X線管11は、有効視野領域FOV内に載置された被検体Pに対してコーンビーム(四角錐)状又はファンビーム状のX線を発生する。X線管11には、X線の曝射に必要な電力(管電圧、管電流)が高電圧発生装置18からスリップリング17を介して供給される。これにより、X線管11は、回転中心軸に並行なスライス方向及びこのスライス方向に直交するチャンネル方向の2方向に広がる、いわゆるコーンビームX線又はファンビームX線を発生させることができる。通常の診断では、被検体Pが寝台の長手方向に沿って天板に載るので、スライス方向は被検体Pの体軸方向に一致する。
なお、架台G内において、X線管101と被検体Pとの間には、X線管101のX線焦点から曝射されたコーン状又はファン状のX線ビームを整形し、所要の大きさのX線ビームを形成するためのコリメータ19が設けられている。
また、データ処理ユニットUは、ホストコントローラ20を中心として、データ補正等の前処理を行う前処理装置21、記憶装置22、補助記憶装置23、データ処理装置24、再構成装置25、入力装置26、及び表示装置27がデータ/制御バス28を介して相互に接続されている。さらに、このバス28は外部の画像処理装置30に接続されている。この画像処理装置30は、補助記憶装置31、データ処理装置32、再構成装置33、入力装置34、及び表示装置35を備えている。
前処理装置21は、非接触データ伝送装置15を介して伝送されてきた投影データに感度補正やX線強度補正等を施す。前処理装置21で感度補正やX線強度補正等を受けた360゜分、例えば1000セット(1000ビュー)の2次元投影データは記憶装置22に一旦記憶される。
再構成装置25は、記憶装置22に記憶された投影データにファンビーム再構成方式又はコーンビーム再構成方式の再構成処理を施してスライスの断層像データを生成(再構成)する。
次に、図2〜6を参照して、本実施形態に係るX線検出器システム14を詳述する。
このX線検出器システム14は、被検体Pを透過したX線を検出するデバイスであり、全体としては、X線検出素子を互いに直交する2方向(スライス方向及びチャンネル方向を成す)それぞれにアレイ状に複数個配列した構造を有し、これにより2次元的にX線を検出するシステムを成している。
具体的には、X線検出器システム14は、図2に示すように、複数(例えば38個)の検出器ブロック14〜14を備える。この検出器ブロック14〜14には、外部の電源装置38からケーブル39を介して電源がそれぞれ供給されている。
各検出器ブロック14n(符号14nで代表させる)は、X線検出用に持たせた全検出チャンネルを複数のブロックに分けた内の、各ブロック分の検出チャンネルを有している。X線CT装置の場合、DAS13は通常、500〜数万ch程度の回路規模を有しているので、これを数十〜数百ch毎にブロック化している。この複数の検出ブロック14〜14は、チャンネル方向において、X線管11の焦点を中心とした1つの円弧に沿ってX線入射面を成すように配列されている。
図3及び図4には、複数の検出器ブロック14〜14のうち、任意に選択した1つの検出器ブロック14nの具体的な実装構造を示す。
各検出器ブロック14nは単一のリジッドな両面実装型のプリント基板141を有し、このプリント基板141の一方の面に、CMOSスイッチアレイ(スイッチ素子アレイ)142、フォトダイオードアレイ143、及びシンチレータブロック144をこの順に積層状態で実装してある。このうち、CMOSスイッチアレイ142及びフォトダイオードアレイ143は電気的に相互に接続されており、また、フォトダイオードアレイ143はシンチレータブロック144に光学的に結合されている。
この全検出器ブロック14〜14のCMOCスイッチアレイ142、フォトダイオードアレイ143及びシンチレータブロック144が集まって、前述したX線検出器12を構成している。
一方、プリント基板141の他方の面には、各検出器ブロック14nの、DAS13を成すDAS回路部品13a,…,13aが実装されている。このDAS回路部品13a,…,13aは上述のCOSスイッチアレイ142に電気的に接続されている。これにより、プリント基板141を介してX線検出器12及びDASが3次元的に実装されている。
図5には、各検出器ブロック14nをX線入射側から見たときの模式的な展開図を示している。この検出器ブロック14nは、シンチレータブロック144及びフォトダイオードアレイ143により形成される複数の検出素子1031,1032を有する。複数の検出素子1031、1032は、チャンネル方向とスライス方向との2方向に関してマトリクス状に配列される。
検出素子1031、1032のうち、一方の検出素子1031はスライス方向に関する幅が1.0mmで、チャンネル方向に関する幅が0.5mmの有感域を有している。もう一方の検出素子1032は、スライス方向に関する幅が0.5mmで、チャンネル方向に関する幅が0.5mmの有感域を有している。
フォトダイオードの有感域の幅は、X線管11の回転中心軸上での換算値として定義される。つまり、「1mmの有感域幅を有するフォトダイオード」とは、「X線管の回転中心軸上で1mmに相当する有感域幅を有するフォトダイオード」を意味している。このため、X線が放射状に拡散することを考慮すると、フォトダイオードの実際の有感域の幅は、X線焦点と回転中心軸との距離に対するX線焦点とフォトダイオードの有感域との実際の距離の比率に従って、1mmより若干広くなる。
0.5mm幅の検出素子1032は、スライス方向に例えば16個並べられる。また、1mm幅の検出素子1031は、スライス方向において、0.5mm幅の検出素子1032の群の両側それぞれに、その検出素子1032の配列個数よりも少ない複数個、例えば12個ずつ並べられる。
本実施形態では、スライス方向に並べられた検出素子1032の個数(例えば16個)は、その両側それぞれに配置された検出素子1031の個数(例えば12個)よりも多く、そのトータル個数(例えば24個)よりも少なくなるように設計されている。つまり、本実施形態に係るX線検出器12は、全部の検出ブロック14〜14が集って、一例として、チャンネル方向(行方向)に912個、スライス方向(列方向)に40個の検出素子が並ぶ2次元配列の素子構造を提供できる。
なお、このX線検出器12は、0.5mm幅の検出素子と1.0mm幅の検出素子とにより不均等ピッチの2次元検出器を形成しているが、均等サイズの検出素子を行・列方向に配列された2次元検出器でも良く、また検出素子サイズも0.5mm、1.0mmではなく、1.25mm幅の検出素子など本例に限定されることはない。
このようなX検出素子1031,1032により検出された膨大なアナログ量の2次元X線投影は、CMOSスイッチアレイ142を介して、チップ化されているDAS13に一旦集められる。具体的には、このX線投影データは、CMOSスイッチ142を介して、例えばX線検出素子列(912行×40列の検出素子1031、1032)よりも少ない8列分(912行×8列)のデータ収集素子又は4列分(912行×4列)のデータ収集素子を有するDAS13に送られる。
このX線投影データのDAS13へのデータ転送を行うために、CMOSスイッチ142はホストコントローラ20から制御信号を受けて、X線投影データをスライス方向の列毎に加算して(すなわち、データを列毎に束ねて)所要列数の2次元投影データを生成する。
DAS13は、X線検出器12と同様に、データ収集素子としてのA/D変換素子から成るDAS回路部品13aを2次元アレイ状に配置させたチップ構造を有する。このため、DAS13の各データ収集素子は、送られてきたX線投影データに増幅処理及びA/D変換処理を施してデジタル量の投影データを生成する。上述の如く、信号の束ね処理(スライス方向の列間の信号加算処理)を享受できるため、このDAS13のデータ収集素子のスライス方向における素子列数は、通常、X線検出器12のそれよりも少なくしている。
DAS13から出力されるデジタル量の2次元投影データは、一括して光通信を応用した非接触データ伝送装置15を介してデータ処理ユニットUに伝送される。なお、ここでは、データ伝送装置15として、光通信を応用した非接触方式の装置を例示しているが、スリップリング等の接触タイプのデータ伝送装置を用いてもよい。
X線検出器12による検出動作は、その1回転(約1秒)の間に、例えば1000回程度繰り返される。これにより、M×Nチャンネル分の膨大な2次元投影データが1秒(1回転)あたり例えば1000回発生する。そのため、この膨大でしかも高速に発生する2次元投影データを時間遅れなく伝送するために、DAS13及び非接触データ伝送装置15の動作は超高速で実行される。
データ処理装置Uに送られたデジタル量の投影データは、前処理装置21で各種の前処理を受けた後、補助記憶装置23に保存されるとともに、再構成装置25による画像再構成処理を受ける。これにより、X線スキャンに伴う再構成画像を得ることができる。
図6は、前述したように構成されるX線検出器システム14の電気的な概略ブロック図を示す。電源が、検出器部ブロック毎に、フォトダイオードアレイ143及びCMOSスイッチアレイ142のチップ回路、並びに、DAS13のDAS回路部品13aに供給される。
このX線検出器システム12は上述したようにブロック化されているため、これに応じてDAS13の内部回路もブロックされる。図7は、このDAS13のブロック化を模式的に表しており、検出器ブロック14〜14の各ブロックに応じて、ブロック化された複数のDAS回路13〜13(それぞれがDAS回路部品13a…13aから成る)が形成される。これにより、DAS13は全体で例えば1000チャンネル(チャンネル方向のデータ収集素子数)のデータ収集が可能であって、10個のブロックに分けられたとすると、DAS回路13〜13それぞれは100チャンネルのデータ収集が割り当てられる。
本実施形態にあっては、この複数のDAS回路13〜13に対して、図8に示すように、1つのオシレータ51が発生した基準クロック信号を2通りの経路で供給するようになっている。詳しくは、このオシレータ51が発生した矩形状の基準クロック信号を、一方の経路Aはそのまま出力し、もう一方の経路Bは反転器52を介して出力する。このため、図9に示すように、一方の経路Aの基準クロック信号ともう一方の経路Bのそれとは逆位相に生成される。
なお、このオシレータ51及び反転器52は、X線検出器システム14の図示しない筐体内に配置してもよいし、X線検出器システム14の本体とは別個に設けた電源装置38(図2参照)に設けてもよい。
複数のDAS回路13〜13は更にグループ化されており、その配置順における奇数番目のDAS回路13、13、…は、上述した一方の経路Aから供給される基準クロック信号を共通に受け、この基準クロック信号に同期してA/D変換動作を行う。これに対し、偶数番目のDAS回路13、13、…は、上述した一方の経路Bから供給される基準クロック信号を共通に受け、この基準クロック信号に同期してA/D変換動作を行う。
このように、本実施形態に係るX線CT装置においては、スキャン時に被検体を透過したX線をX線検出器システム14で検出し、この結果得られた投影データからX線CT像が再構成される。このX線検出の動作に際し、とくに、X線検出器システム14におけるDAS13が複数のDAS回路13〜13にブロック化され、この複数のDAS回路13〜13が互いに逆位相の基準クロック信号に基づいて動作する。したがって、アースや電源の変動に因って発生する放射ノイズを回路間で殆ど確実に相殺して、全体として、かかるノイズの発生を抑制して、高画質のX線CT像を提供することができる。
なお、この第1の実施形態に係る、DAS13への基準クロック信号の与え方は以下のように種々の態様に変形して実施できる。
図10及び図11に第1の変形形態を示す。この形態によれば、第10図に示すように、ブロック化したDAS13のDAS回路13〜13の数分、オシレータ51〜51を準備し、オシレータ51〜51の出力である基準クロック信号をDAS回路13〜13に各別に供給するようになっている。このため、図11に示すように、DAS回路13〜13それぞれを独立した基準クロック信号に同期し且つ回路相互においては非同期で動作させることができる。したがって、DAS回路13〜13それぞれにおけるアース及び電源電圧の変動に因る放射ノイズの影響の大部分を分散又は相殺させることができ、前述した第1の実施形態と同様に、画質へのノイズの影響を軽減できる。
第12図に第2の変形形態を示す。この変形形態の場合、同図に示すように、1個のオシレータ51を設け、このオシレータ51が出力した基準クロック信号を順次、一定遅延時間の遅延回路53〜53n−1それぞれにより一定時間ずつ遅延させるようにしている。DAS13のDAS回路13〜13も、この遅延回路53〜53n−1の数に対応してグループ化されており、各グループのDAS回路にはオシレータ51及び遅延回路53〜53n−1それぞれが出力した基準クロック信号を与えるようになっている。これにより、オシレータ51の数を1個に止めることができるほか、一定時間ずつ遅延された基準クロック信号の使用によって、上述と同様に、アース及び電源電圧の変動に因る放射ノイズの影響の大部分を分散又は相殺させることができ、前述した第1の実施形態と同様に、画質へのノイズの影響を軽減できる。
(第2の実施形態)
次に、図13〜図15を参照して、本発明に係る第2の実施形態を説明する。
この実施形態に係るX線CT装置は、X線検出器システム14の各検出器ブロック14nにおける電圧調整に関する。なお、X線CT装置の全体的な構成は、前述した第1の実施形態のものと同様になっているので、同一の構成要素には同一符号を用いて説明を省略又は簡略化する。
この実施形態に係る各検出器ブロック14nには、図13に示すように、プリント基板141のDAS側の面の一部に、電源コネクタ61と電圧レギュレータ62とが実装されている。これにより、図14に示すように、電源63の出力端からケーブル64を介して各検出器ブロック14nの電源コネクタ61に繋がり、この電源コネクタ61を介して、電圧レギュレータ62に至るように構成されている。
電圧レギュレータ62は、その入力電圧を所定電圧値に調整する機能を有するもので、この出力端が各検出器ブロック14nのDAS回路13〜13に並列に接続されている。このとき、電源63の出力電圧Vは、図14に示すように、ケーブル64が最も長い、すなわち電圧降下が最も検出器ブロック14nであっても、電圧レギュレータ62の入力電圧がDAS回路部品13aにより必要とされる規定電圧V(例えば5(V))よりも高くなるように設定されている。
このため、検出器ブロック14nそれぞれにおいて、電圧レギュレータ62は規定電圧Vよりも高い入力電圧(例えば6(V))を受け取り、その入力電圧を規定電圧V(例えば6(V))の値まで調整(降圧)する。
このようにして、本実施形態に係るX線検出器システム14にあっては、各検出器ブロック14nへのケーブル64による電圧降下量がブロック間で異なるものの(例えば0.1〜0.5(V)程度)、この変動分を吸収する形で、全ての検出器ブロックにおいて電源電圧を確実に規定値Vに合わせることができる。
したがって、全ての検出器ブロックにおいて、DAS回路部品13aは同一値の電圧で動作できる。この結果、検出器ブロック間で電源電圧の差に起因したA/D変換特性の変動などの影響を確実に防止又は抑制でき、X線検出特性をより安定化させ、装置の信頼性の向上を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、図16〜図17を参照して、本発明に係る第3の実施形態を説明する。
この実施形態に係るX線CT装置は、X線検出器システム14の各検出器ブロック14nにおける電源供給ラインの構造に関する。なお、X線CT装置の全体的な構成は、前述した第1の実施形態のものと同様になっている。
このX線検出器システム14にあっては、図16に示すように、各検出器ブロック14nに供給する電源(+側)に板状の導体としての金属バー71を用いている。具体的には、電源装置72からX線検出器システム14まではケーブル73で繋ぎ、X線検出器システム14の内部では金属バー71により電源供給を行う。この金属バー71は、図17に示すように、その枝部71aを介してネジ止めまたはコネクタ接続により、各検出器ブロック14nの所定位置に電気的に接続されている。
このように金属バー71を電源供給ラインとして用いることで、電源供給側の電圧降下量の、各検出器ブロック14nの設置位置に依る変動(差)を抑制できることから、検出器ブロック相互間の電源電圧の差を極めて小さい値に抑えることができる。これにより、検出動作の安定化を図り、画質向上に貢献できる。その一方で、ケーブルを太くするなどの対策が不要になるから、X線検出器システム14内の実装スペースを節約でき、同システム14のコンパクト化にも貢献できる。
なお、第1の実施形態で説明したノイズ混入対策に関連する態様として、検出器ブロック14nのDAS13における配線構造がある。図18に示すように、チャンネル方向において隣接し合う検出器ブロック14n同士は、ブロック間コネクタ81により相互に結合される。このため、X線検出器システム14のタイプによっては、各検出器ブロック14nに、A/D変換のIC(例えば16チャンネル)であるDAMチップのほかに、各ブロックを走行するデータ収集のための配線を実装する必要があることがある。
そのような配線構造の場合、各検出器ブロック14nのDAS回路13nにおいて、図18に示すように、アナログ信号を扱うDAMチップ82とデジタル変換後のデータ収集用の配線パターン83を分けて配置することが望ましい。図18の例では、かかる配線パターン83を、各検出器ブロック14nにおけるスライス方向の中央部に配置する一方で、そのスライス方向における配線パターン83の両端側にDAMチップ82を配置している。これにより、アナログ信号を扱うDAMチップ82にデジタル信号を扱う配線パターン83からのノイズ混入を軽減できる。この結果、画像ノイズの指標であるSD(Standard Deviation)の悪化を防止できる。また、アナログ信号を扱うDAMチップ82をスライス方向における両側に置くことにより、DAMチップ82をX線を避けて配置可能になるとともに、DAMチップ82への配線を短くするともできる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、X線CT装置として、現在主流のX線管と放射線検出器とが一体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE)タイプを一例として説明したが、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE)タイプ等様々なタイプに適用しても良い。
さらに、上述した実施形態では、入射X線を電荷に変換するメカニズムとして、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し更にその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換形について説明したが、X線による半導体内の電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換形を採用しても良い。
さらに、上述した実施形態では、一管球型のX線CT装置について説明したが、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置に適用しても良い。
12 X線検出器
13 DAS(データ収集装置)
13〜13 DAS回路
13a DAS回路部品
14 X線検出器システム
14n(14〜14) 検出器ブロック
51、51〜51 オシレータ
53、53、… 遅延回路
52 反転器
61 電源コネクタ
62 電圧レギュレータ
63 電源
71 金属バー
141 プリント基板
142 CMOSスイッチ
143 フォトダイオードアレイ
144 シンチレータブロック

Claims (2)

  1. 被検体を透過したX線を検出して当該X線に対応したアナログ量の電気信号をチャンネル毎に出力する検出器と、この検出器が出力するチャンネル毎のアナログ量の電気信号をデジタル量の電気信号に変換して出力するデータ収集装置とを備え、前記検出器及びデータ収集装置の全体の回路を、それぞれが所定チャンネル数ずつの回路から成る複数の回路ブロックに分けて形成したコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システムにおいて、
    前記複数の回路ブロックそれぞれに、当該各回路ブロックに供給される電源電圧を所定値に調整する電圧レギュレータを設けたことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システム。
  2. 被検体を透過したX線を検出して当該X線に対応したアナログ量の電気信号をチャンネル毎に出力する検出器と、この検出器が出力するチャンネル毎のアナログ量の電気信号をデジタル量の電気信号に変換して出力するデータ収集装置とを備え、前記検出器及びデータ収集装置の全体の回路を、それぞれが所定チャンネル数ずつの回路から成る複数の回路ブロックに分けて形成したコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システムにおいて、
    前記複数の回路ブロックそれぞれに板状の導体を介して電源電圧を供給するようにしたことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置のX線検出器システム。
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