JP2009273697A - 生体用硬度計 - Google Patents
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Abstract
【課題】生体の測定部位の硬度にかかわらず、容易かつ高精度にその硬度を測定することができる生体用硬度計を提供すること。
【解決手段】生体に圧力を加えることにより前記生体の硬度を測定する生体用硬度計1であって、前記生体の被測定部位の近傍に当接されて前記被測定部位の近傍に圧力を加える補助部26と、前記補助部26によって前記測定部位の近傍に圧力が加えられた状態で、前記被測定部位に当接されて前記被測定部位に圧力を加える当接部40と、前記被測定部位から前記当接部40が受ける圧力を測定する圧力センサと、前記補助部26の先端に着脱可能に設けられる着脱用補助部80とを備え、前記着脱用補助部80は、前記補助部26の先端面よりも大きな面積を有し、前記被測定部位の近傍よりも大きな領域に圧力を加えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】生体に圧力を加えることにより前記生体の硬度を測定する生体用硬度計1であって、前記生体の被測定部位の近傍に当接されて前記被測定部位の近傍に圧力を加える補助部26と、前記補助部26によって前記測定部位の近傍に圧力が加えられた状態で、前記被測定部位に当接されて前記被測定部位に圧力を加える当接部40と、前記被測定部位から前記当接部40が受ける圧力を測定する圧力センサと、前記補助部26の先端に着脱可能に設けられる着脱用補助部80とを備え、前記着脱用補助部80は、前記補助部26の先端面よりも大きな面積を有し、前記被測定部位の近傍よりも大きな領域に圧力を加えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、生体の硬度を測定する生体用硬度計に関する。
従来、生体に圧力を加えることにより、生体の硬度を測定する種々の生体用硬度計が利用されている。
これら生体用硬度計の中には、生体に当接させる主針と、この主針を覆う副筒とを備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、副筒は、主針に対して進退可能に設けられており、コイルばねにより先端側に常に付勢されている。また、副筒の後方の所定の位置にはスイッチが設けられている。
これら生体用硬度計の中には、生体に当接させる主針と、この主針を覆う副筒とを備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、副筒は、主針に対して進退可能に設けられており、コイルばねにより先端側に常に付勢されている。また、副筒の後方の所定の位置にはスイッチが設けられている。
このような構成のもと、被測定部位の近傍を副筒の先端面で押さえることにより被測定部位にテンションをかけた状態で、被測定部位に対して主針を押し込む。そして、このとき副筒は進退可能に設けられていることから、その副筒は被測定部位の近傍から圧力(反力)を受けることにより、コイルばねの付勢力に抗して主針に対して退行する。そして、あるタイミングで副筒によって後方のスイッチがオンされて、スイッチからトリガ信号が出力される。このタイミングで、被測定部位から主針が受ける圧力(反力)が測定され、生体の筋組織の硬度が測定される。
特開平10−179524号公報
しかしながら、上記のような生体用硬度計では、副筒や主針によって、生体の軟らかい部分(軟質部:皮膚や筋肉の中でも軟らかい部分)を押圧すると、その圧力が軟質部を介して骨などの硬質部に到達してしまい、その硬質部からの反力が当接部に加わってしまう。そのため、生体の軟質部自体の硬度を精度よく測定することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、生体の測定部位の硬度にかかわらず、容易かつ高精度にその硬度を測定することができる生体用硬度計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、生体に圧力を加えることにより前記生体の硬度を測定する生体用硬度計であって、前記生体の被測定部位の近傍に当接されて前記被測定部位の近傍に圧力を加える補助部と、前記補助部によって前記測定部位の近傍に圧力が加えられた状態で、前記被測定部位に当接されて前記被測定部位に圧力を加える当接部と、前記被測定部位から前記当接部が受ける圧力を測定する圧力センサと、前記補助部の先端に着脱可能に設けられる着脱用補助部とを備え、前記着脱用補助部は、前記補助部の先端面よりも大きな面積を有し、前記被測定部位の近傍よりも大きな領域に圧力を加えることを特徴とする。
本発明は、生体に圧力を加えることにより前記生体の硬度を測定する生体用硬度計であって、前記生体の被測定部位の近傍に当接されて前記被測定部位の近傍に圧力を加える補助部と、前記補助部によって前記測定部位の近傍に圧力が加えられた状態で、前記被測定部位に当接されて前記被測定部位に圧力を加える当接部と、前記被測定部位から前記当接部が受ける圧力を測定する圧力センサと、前記補助部の先端に着脱可能に設けられる着脱用補助部とを備え、前記着脱用補助部は、前記補助部の先端面よりも大きな面積を有し、前記被測定部位の近傍よりも大きな領域に圧力を加えることを特徴とする。
この発明によれば、生体の硬い部位を測定する場合には、補助部を当接させることにより、生体の硬度を測定することができ、さらに、生体の柔らかい部位であっても、着脱用補助部を取り付けることにより、生体に加える圧力を分散させることができ、生体の硬度を正確に測定することができる。そのため、生体の測定部位の硬度にかかわらず、容易かつ高精度にその硬度を測定することができる。
また、本発明は、前記補助部及び前記当接部が前記生体に圧力を加える方向と前記生体から圧力を受ける方向とを示す圧力方向において前記補助部と前記着脱用補助部とをロックするロック機構を備えることを特徴とする。
この発明によれば、着脱用補助部を補助部にロックすることができるため、取り扱いを容易にすることができ、迅速かつ高精度に測定することができる。
また、本発明は、前記着脱用補助部に、前記補助部が嵌合される貫通孔が形成されており、前記ロック機構は、前記補助部の先端部の基端部分に設けられ、前記圧力方向に交差する方向の外方に突出する固定突起部と、前記補助部の先端部の外周に設けられ、前記交差する方向の内方に没する溝部と、前記着脱用補助部の貫通孔の内壁に設けられ、前記交差する方向の内方に突出する突起部と、前記着脱用補助部の貫通孔の基端部分に設けられ、前記交差する方向の内方に突出する固定突起部とを備え、前記補助部が前記貫通孔に嵌合されると前記補助部の固定突起部が前記貫通孔の基端部分に当接し、さらに前記補助部及び前記着脱用突起部を前記圧力方向に延びる回転軸を中心として相対回転させることにより、前記着脱用補助部の突起部が前記補助部の溝部に係合するとともに、前記着脱用補助部の固定突起部が前記補助部の先端部の基端部分に当接することを特徴とする。
この発明によれば、着脱用補助部と補助部とを迅速かつ確実にロック及びロック解除することができる。
また、本発明は、前記貫通孔の基端部分に、前記圧力方向に没し、前記補助部の固定突起部が当接する切欠部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、補助部の固定突起部を着脱用補助部の所定の位置に確実に当接させることができ、迅速かつ容易に着脱用補助部と補助部とをロックすることができる。
また、本発明は、前記切欠部に前記補助部の固定突起部が当接し、かつ、前記補助部の溝部と前記着脱用補助部の突起部とが係合していない状態において、前記補助部の先端部の基端部分と、前記着脱用補助部の固定突起部との間に、前記圧力方向のクリアランスが設けられており、前記切欠部の底部が、前記相対回転する方向において、前記着脱用補助部の固定突起部に向かってその深さ寸法が漸次小さくなるように傾斜しており、前記相対回転することにより、前記傾斜に案内されて、前記補助部の先端部の基端部分と、前記着脱用補助部の固定突起部とのクリアランスが小さくなることを特徴とする。
この発明によれば、補助部の固定突起部を案内することができ、がたつきのないように、着脱用補助部と補助部とを確実にロックすることができる。
また、本発明は、前記補助部の先端部の外周又は前記貫通孔の内壁のいずれか一方に、前記直交する方向に没する凹部が設けられ、前記補助部の先端部の外周又は前記貫通孔の内壁の他方に、前記直交する方向に突出し、前記凹部に係合する凸部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、着脱用補助部と補助部とを適正な回転位置に容易に配置することができる。
また、本発明は、前記着脱用補助部が透明部材からなっていることを特徴とする。
この発明によれば、着脱用補助部を通して測定部位を目視することができるため、当接部を測定部位に容易かつ正確に当接させることができる。
本発明によれば、生体の測定部位の硬度にかかわらず、容易かつ高精度にその硬度を測定することができる。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態における生体測定装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての生体測定装置を示したものである。
生体測定装置(生体用硬度計)1は、直方体形状の装置本体部2と、この装置本体部2にケーブル8を介して接続されたプローブ3とを備えている。
装置本体部2は、装置全体の制御を行う制御部57を備えている。この装置本体部2の天面には、各種情報を表示する矩形状の表示部(報知部)6が設けられている。
表示部6は、例えば液晶からなるものである。
また、装置本体部2の天面には、各種操作を行うための本体操作部7が設けられている。
以下、本発明の実施形態における生体測定装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての生体測定装置を示したものである。
生体測定装置(生体用硬度計)1は、直方体形状の装置本体部2と、この装置本体部2にケーブル8を介して接続されたプローブ3とを備えている。
装置本体部2は、装置全体の制御を行う制御部57を備えている。この装置本体部2の天面には、各種情報を表示する矩形状の表示部(報知部)6が設けられている。
表示部6は、例えば液晶からなるものである。
また、装置本体部2の天面には、各種操作を行うための本体操作部7が設けられている。
また、装置本体部2には、オン・オフ切り替え可能な応答スイッチ(応答操作部)10がケーブル11を介して接続されている。応答スイッチ10は、解放された自然状態では、オフとなり応答信号を出力しない。一方、応答スイッチ10は、使用者により押圧されると、オンとなり応答信号を出力する。
また、プローブ3は、使用者が把持するための把持部14を備えている。把持部14は、細長の直方体形状をなしており、その先端部には、有底円筒状のプローブ本体部15が設けられている。このプローブ本体部15は、把持部14と一体に形成されている。
また、プローブ本体部15は、把持部14の長手方向と交差する方向に向けられている。
なお、このプローブ本体部15の軸線Lが、生体に圧力を加えたり、生体から圧力を受ける際の圧力方向となる。
プローブ本体部15の開放端には、軸線L上に延びる円筒状の支持筒部(支持部)16が設けられている。支持筒部16の基端部には、プローブ本体部15の開放端と同径の基端フランジ21が設けられている。基端フランジ21は、支持筒部16の径方向外方に延ばされている。そして、基端フランジ21がプローブ本体部15の開放端を覆うようにして、支持筒部16が取り付けられている。
また、プローブ本体部15は、把持部14の長手方向と交差する方向に向けられている。
なお、このプローブ本体部15の軸線Lが、生体に圧力を加えたり、生体から圧力を受ける際の圧力方向となる。
プローブ本体部15の開放端には、軸線L上に延びる円筒状の支持筒部(支持部)16が設けられている。支持筒部16の基端部には、プローブ本体部15の開放端と同径の基端フランジ21が設けられている。基端フランジ21は、支持筒部16の径方向外方に延ばされている。そして、基端フランジ21がプローブ本体部15の開放端を覆うようにして、支持筒部16が取り付けられている。
支持筒部16の内周面には、図2に示すように、その径方向内方に突出する対をなす突起部22が設けられている。突起部22は、支持筒部16の中心部Aを挟んで互いに対向配置されている。
また、図3に示すように、支持筒部16の先端部には、径方向内方に向けられた先端フランジ27が設けられている。
支持筒部16の筒孔25内には、軸線L上に延びる円筒状の補助筒部(補助部)26が挿通されている。補助筒部26は、軸線L方向に往復動可能に支持されている。また、補助筒部26の外周面の基端には、図4及び図5に示すように、径方向外方に突出する第1のフランジ部33が設けられている。第1のフランジ部33には、径方向内方に矩形状に没する第1の凹部33aが形成されている。第1の凹部33aは、補助筒部26の周方向に均等間隔をあけて2つ設けられている。すなわち、第1の凹部33aは、補助筒部26の中心点を挟んで互いに対向している。これら第1の凹部33aは、第1のフランジ部33の軸線L方向の全長にわたって形成されている。
また、図3に示すように、支持筒部16の先端部には、径方向内方に向けられた先端フランジ27が設けられている。
支持筒部16の筒孔25内には、軸線L上に延びる円筒状の補助筒部(補助部)26が挿通されている。補助筒部26は、軸線L方向に往復動可能に支持されている。また、補助筒部26の外周面の基端には、図4及び図5に示すように、径方向外方に突出する第1のフランジ部33が設けられている。第1のフランジ部33には、径方向内方に矩形状に没する第1の凹部33aが形成されている。第1の凹部33aは、補助筒部26の周方向に均等間隔をあけて2つ設けられている。すなわち、第1の凹部33aは、補助筒部26の中心点を挟んで互いに対向している。これら第1の凹部33aは、第1のフランジ部33の軸線L方向の全長にわたって形成されている。
また、第1のフランジ部33には、軸線L方向後方に没する係合用凹部36が形成されている。係合用凹部36は、補助筒部26の周方向に均等間隔をあけて2つ設けられている。すなわち、係合用凹部36は、補助筒部26の中心点を挟んで互いに対向している。
つまり、第1の凹部33a及び係合用凹部36は、周方向に均等間隔をあけて交互に設けられている。
つまり、第1の凹部33a及び係合用凹部36は、周方向に均等間隔をあけて交互に設けられている。
第1のフランジ部33から支持筒部16の先端側(軸線L方向に)所定の間隔をあけて第2のフランジ部32が形成されている。第2のフランジ部32には、径方向内方に矩形状に没する第2の凹部32aが形成されている。第2の凹部32aは、補助筒部26の周方向に均等間隔をあけて2つ設けられている。すなわち、第2の凹部32aは、補助筒部26の中心点を挟んで互いに対向している。これら第2の凹部32aは、第2のフランジ部32の軸線L方向の全長にわたって形成されている。また、第2の凹部32aは、第1の凹部33aと係合用凹部36との間の周方向の中心に配されている。
そして、軸線Lを回転中心とする所定の回転位置で補助筒部26を軸線L方向に移動させると、支持筒部16内に形成された突起部22が、第2の凹部32aを通り、また、他の回転位置で補助筒部26を軸線L方向に移動させると、突起部22が第1の凹部33aを通るようになっている。さらに、第1のフランジ部33と第2のフランジ部32との間に突起部22が配された状態で、補助筒部26を回転させて、突起部22と係合用凹部36とを一致させると、突起部22が係合用凹部36に係合するようになっている。
また、第1のフランジ部33及び第2のフランジ部32は同径であり、ともに先端フランジ27の内径よりも大きくなっている。すなわち、第2のフランジ部32が先端フランジ27に当接することにより、補助筒部26が支持筒部16から抜け落ちることが防止されるようになっている。
また、補助筒部26の先端部には、先端フランジ31が設けられている。
また、補助筒部26の先端部には、先端フランジ31が設けられている。
さらに、支持筒部16及び補助筒部26内には、これら支持筒部16及び補助筒部26と同軸上に主針部37が設けられている。主針部37の長手寸法は、支持筒部16及び補助筒部26のそれぞれの長手寸法よりも大きくなっている。そのため、主針部37の先端部は、支持筒部16の先端フランジ27から突出している。
主針部37は、支持筒部16内で軸線L方向に移動可能に支持されている。また、主針部37は、有底円筒状の外郭部45と、円柱状の芯部46とを備えている。そして、外郭部45内を芯部46が挿通しており、芯部46は軸線方向に往復動可能に支持されている。
外郭部45は、小径部45aと、この小径部45aの基端部に設けられた大径部45bとを備えている。これら小径部45aと大径部45bとは一体に形成されている。小径部45aの内周面には、段差部50が形成されている。
また、芯部46外周面には、段差部51が形成されている。そして、段差部50,51同士が当接することにより、芯部46が外郭部45の先端から抜け落ちることが防止されるようになっている。
主針部37は、支持筒部16内で軸線L方向に移動可能に支持されている。また、主針部37は、有底円筒状の外郭部45と、円柱状の芯部46とを備えている。そして、外郭部45内を芯部46が挿通しており、芯部46は軸線方向に往復動可能に支持されている。
外郭部45は、小径部45aと、この小径部45aの基端部に設けられた大径部45bとを備えている。これら小径部45aと大径部45bとは一体に形成されている。小径部45aの内周面には、段差部50が形成されている。
また、芯部46外周面には、段差部51が形成されている。そして、段差部50,51同士が当接することにより、芯部46が外郭部45の先端から抜け落ちることが防止されるようになっている。
さらに、芯部46の先端には、その後端側に没する不図示の雄ネジ部が形成されている。そして、主針部37の先端には、円柱状の先端チップ(当接部)40が設けられている。すなわち、先端チップ40の後端面には、不図示の雌ネジ部が設けられており、この雌ネジ部が芯部46の雄ネジ部に螺合されている。これにより、先端チップ40は、主針部37の先端に着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、先端チップ40は、サイズの等しい他の先端チップと交換することができる。したがって、新品の先端チップと交換することにより、衛生状態を向上させることができる。
また、大径部45b内には、例えば半導体からなる第二の圧力センサ(圧力センサ)53が設けられている。そして、先端チップ40が押圧されると、外郭部45に対して芯部46が後方側に移動し、このときの芯部46の圧力を第二の圧力センサ53が測定するようになっている。
さらに、第二の圧力センサ53の後方であって、大径部45bの外底面には、第一の圧力センサ(圧力センサ)54が設けられている。そして、補助筒部26と先端チップ40が押圧されると、主針部37が支持筒部16に対して後方側に移動し、このときの主針部37の圧力を第一の圧力センサ54が測定するようになっている。
また、大径部45b内には、例えば半導体からなる第二の圧力センサ(圧力センサ)53が設けられている。そして、先端チップ40が押圧されると、外郭部45に対して芯部46が後方側に移動し、このときの芯部46の圧力を第二の圧力センサ53が測定するようになっている。
さらに、第二の圧力センサ53の後方であって、大径部45bの外底面には、第一の圧力センサ(圧力センサ)54が設けられている。そして、補助筒部26と先端チップ40が押圧されると、主針部37が支持筒部16に対して後方側に移動し、このときの主針部37の圧力を第一の圧力センサ54が測定するようになっている。
また、主針部37の外周には、コイルばね43が設けられている。すなわち、コイルばね43内を主針部37が挿通している。コイルばね43の長手寸法(弾性変形していない状態における長手寸法)は、小径部45aの長手寸法よりも大きくなっている。また、コイルばね43の内径は、大径部45bの外径及び先端フランジ31の内径よりも大きくなっている。すなわち、コイルばね43は、大径部45bの先端面と、先端フランジ31の内面との間に配置され、これにより、補助筒部26は、先端側に向けて常に付勢され、主針部37は、基端側に常に付勢されている。そして、第2のフランジ部32が先端フランジ27に当接することにより、補助筒部26が支持筒部16の先端から突出した状態で保持されている。
さらに、外力を加えない自然状態においては、補助筒部26の先端面26aは、先端チップ40の先端面40aと面一になっている。このときの補助筒部26の配された位置を面一位置P1(図3に示す)というものとする。
また、補助筒部26を基端側に向けて押圧すると、図6に示すように、補助筒部26がコイルばね43の付勢力に抗して、支持筒部16内に没する方向に移動するようになっている。このとき、補助筒部26を所定の回転位置に合わせ、突起部22が第2の凹部32aを通り、第1のフランジ部33と第2のフランジ部32との間に配されるようにする。この位置から軸線Lを中心として補助筒部26を回転させて突起部22と係合用凹部36とが軸線L方向において対向する位置に配する。さらに、この位置から、補助筒部26を解放する(手を離す)と、コイルばね43の付勢力によって、補助筒部26が前方に移動し、突起部22が係合用凹部36内に配される。これにより、補助筒部26が支持筒部16内に没した位置で保持される。このとき、補助筒部26の先端面26aは、先端チップ40の先端面40aに対して、後方側に後退した位置に配されており、このときの補助筒部26の配された位置を後退位置P2というものとする。
また、補助筒部26を基端側に向けて押圧すると、図6に示すように、補助筒部26がコイルばね43の付勢力に抗して、支持筒部16内に没する方向に移動するようになっている。このとき、補助筒部26を所定の回転位置に合わせ、突起部22が第2の凹部32aを通り、第1のフランジ部33と第2のフランジ部32との間に配されるようにする。この位置から軸線Lを中心として補助筒部26を回転させて突起部22と係合用凹部36とが軸線L方向において対向する位置に配する。さらに、この位置から、補助筒部26を解放する(手を離す)と、コイルばね43の付勢力によって、補助筒部26が前方に移動し、突起部22が係合用凹部36内に配される。これにより、補助筒部26が支持筒部16内に没した位置で保持される。このとき、補助筒部26の先端面26aは、先端チップ40の先端面40aに対して、後方側に後退した位置に配されており、このときの補助筒部26の配された位置を後退位置P2というものとする。
また、補助筒部26は、その先端に取り付けられた先端キャップ(補助部の先端部)70を備えている。
先端キャップ70は、図9及び図10に示すように、リング状に形成された円板状のキャップ本体部75と、このキャップ本体部75の外縁部の全周から立ち上げられた周壁部76とを備えている。キャップ本体部75の中央には、円形の貫通孔70aが形成されている。そして、その貫通孔70a内に、先端チップ40が配されている。
周壁部76には、径方向内方に没する周壁凹部(凹部)74aと、径方向外方に突出する周壁凸部74bとが形成されている。周壁凹部74a及び周壁凸部74bは、周方向に均等間隔をあけて、交互に4つずつ形成されている。
周壁凸部74bは、キャップ本体部75の中心部分をその中心点として円弧状に形成されている。また、周壁凹部74aは、径方向内方に緩やかに湾曲している。
先端キャップ70は、図9及び図10に示すように、リング状に形成された円板状のキャップ本体部75と、このキャップ本体部75の外縁部の全周から立ち上げられた周壁部76とを備えている。キャップ本体部75の中央には、円形の貫通孔70aが形成されている。そして、その貫通孔70a内に、先端チップ40が配されている。
周壁部76には、径方向内方に没する周壁凹部(凹部)74aと、径方向外方に突出する周壁凸部74bとが形成されている。周壁凹部74a及び周壁凸部74bは、周方向に均等間隔をあけて、交互に4つずつ形成されている。
周壁凸部74bは、キャップ本体部75の中心部分をその中心点として円弧状に形成されている。また、周壁凹部74aは、径方向内方に緩やかに湾曲している。
周壁凸部74bのうち、高さ方向(軸線L方向)における支持筒部16側の端部(縁部)には、径方向外方に突出する矩形板状の固定突起部(ロック機構)71がそれぞれ設けられている。これら固定突起部71は、周壁凸部74bの周方向の中央に、設けられている。また、対向する一対の周壁凸部74bの内周には、支持筒部16側に延びる連結壁部72がそれぞれ形成されている。これら連結壁部72の内面の先端には、径方向内方に突出する取付部72aが形成されている。これら取付部72aが、補助筒部26の不図示の凹部に係合することにより、先端キャップ70が取り付けられるようになっている。
また、周壁凸部74bの外周部には、径方向内方に没する長溝(溝部、ロック機構)73が形成されている。長溝73は、周壁凸部74bの高さ方向の全長にわたって形成されている。また、これら長溝73は、周壁凸部74bの外周部のうち、すべて周方向の一端側に偏心して設けられている。
また、補助筒部26の先端には、図11及び図12に示すように、円板状の着脱用補助部80が着脱可能に取り付けられるようになっている。着脱用補助部80は、透明の樹脂からなっており、その径は、補助筒部26の径よりも大きくなっている。着脱用補助部80の裏面には、補強用のリブ81が設けられている。また、着脱用補助部80の中央には、厚さ方向の貫通孔80aが形成されている。この貫通孔80a内に補助筒部26の先端が配されるようになっている。そして、着脱用補助部80が補助筒部26に取り付けられると、補助筒部26の先端面と着脱用補助部80の表面とが面一に配されるようになっている。
貫通孔80aの縁部の全周からは周壁部81が立ち上げられている。周壁部81の内周部のうち、その高さ方向の端部(周壁部81の立ち上げ方向の端部)には、径方向内方に突出する固定突起部(ロック機構、凸部)82が形成されている。固定突起部82は、円弧状に緩やかに突出して形成されている。さらに、固定突起部82は、周方向に均等間隔をあけて4つ設けられている。
貫通孔80aの縁部の全周からは周壁部81が立ち上げられている。周壁部81の内周部のうち、その高さ方向の端部(周壁部81の立ち上げ方向の端部)には、径方向内方に突出する固定突起部(ロック機構、凸部)82が形成されている。固定突起部82は、円弧状に緩やかに突出して形成されている。さらに、固定突起部82は、周方向に均等間隔をあけて4つ設けられている。
また、周壁部81の内周部には、周壁部81の高さ方向に延びる突起部(ロック機構)83が形成されている。突起部83は、周壁部81の内周部のうち、すべて周方向の他端部に偏心して設けられている。さらに、周壁部81には、高さ方向の端部から矩形状に没する切欠部84が形成されている。切欠部84は、周壁部81の周方向に均等間隔をあけて4つ形成されている。そして、図15に示すように、切欠部84の底部84aは、周方向の他端部から一端部に向かって(固定突起部82及び突起部83に向かって)深さ寸法が漸次小さくなるように傾斜している。すなわち、切欠部84のうち、周方向の一端部の深さ寸法d1は、他端部の深さ寸法d2よりも小さくなっている。
次に、このように構成された本実施形態における生体測定装置1の動作について説明する。
まず、生体測定装置1を筋組織硬度計として使用するときには、図7に示すように、補助筒部26を面一位置P1に配する。そして、先端チップ40の先端面40aと、補助筒部26の先端面26aとを被測定箇所に当接させて、生体測定装置1を押し込んでいく。
すると、補助筒部26の先端面26aが皮膚にテンションを与え、その状態で、先端チップ40が皮膚内に押されていく。このとき、反作用によって、先端チップ40及び補助筒部26に対して、後方側に押圧力が加えられる。
まず、生体測定装置1を筋組織硬度計として使用するときには、図7に示すように、補助筒部26を面一位置P1に配する。そして、先端チップ40の先端面40aと、補助筒部26の先端面26aとを被測定箇所に当接させて、生体測定装置1を押し込んでいく。
すると、補助筒部26の先端面26aが皮膚にテンションを与え、その状態で、先端チップ40が皮膚内に押されていく。このとき、反作用によって、先端チップ40及び補助筒部26に対して、後方側に押圧力が加えられる。
そして、先端チップ40に対する押圧力は、主針部37に直接的に加えられる。すなわち、先端チップ40に対する押圧力は、芯部46に加えられ、そのため、芯部46は、外郭部45に対して後方に移動し、第二の圧力センサ53に押圧力が加えられる。このとき、第二の圧力センサ53は、その押圧力に応じて測定信号を出力する。また、第二の圧力センサ53に対する押圧力は、外郭部45に加えられる。
それとともに、補助筒部26に対する押圧力は、コイルばね43を介して主針部37に間接的に加えられる。そのため、主針部37が支持筒部16に対して後方に移動し、第一の圧力センサ54に押圧力が加えられる。このとき、第一の圧力センサ54は、その押圧力に応じて測定信号を出力する。
それとともに、補助筒部26に対する押圧力は、コイルばね43を介して主針部37に間接的に加えられる。そのため、主針部37が支持筒部16に対して後方に移動し、第一の圧力センサ54に押圧力が加えられる。このとき、第一の圧力センサ54は、その押圧力に応じて測定信号を出力する。
制御部57は、第二の圧力センサ53及び第一の圧力センサ54から出力された測定信号を読み出して、それぞれの測定値情報を表示部6に逐次表示する。そして、制御部57は、不図示のメモリに記憶された閾値情報を読み出して、その閾値情報と、第一の圧力センサ54の測定値情報とを比較する。制御部57は、第一の圧力センサ54の測定値情報が閾値情報を超えたと判定すると、そのときの第二の圧力センサ53の測定値情報をメモリに記憶する。
これにより、筋組織の硬度が測定され記憶される。
これにより、筋組織の硬度が測定され記憶される。
一方、生体測定装置1を圧痛計として使用するときには、図8に示すように、補助筒部26を後退位置P2に配してロックする。すなわち、上述したように、突起部22と係合用凹部36とを係合させる。これにより、先端チップ40が補助筒部26の先端面26aから突出した状態になる。また、応答スイッチ10を被験者に把持してもらう。この状態で、先端チップ40を被測定箇所に当接させて、生体測定装置1を押し込んでいく。
すると、反作用により先端チップ40に対して後方側に押圧力が加えられる。
すると、反作用により先端チップ40に対して後方側に押圧力が加えられる。
先端チップ40に対する押圧力は、芯部46に直接的に加えられる。そのため、芯部46は、外郭部45に対して後方に移動し、第二の圧力センサ53に押圧力が加えられる。このとき、第二の圧力センサ53は、その押圧力に応じて測定信号を出力する。すると、制御部57は、その測定信号を読み出して、測定値情報を表示部6に逐次表示する。そして、被験者は、痛みを感じた時点で応答スイッチ10を押圧する。すると、応答スイッチ10から応答信号が出力される。制御部57は、その応答信号を読み出して、応答情報を表示部6に表示する。応答情報の表示は、文字や図形によって行われる。それとともに、制御部57は、応答信号を読み出したときの測定値情報をメモリに記憶する。
これにより、痛覚の度合いが測定され記憶される。
これにより、痛覚の度合いが測定され記憶される。
なお、補助筒部26のロックを解除するには、補助筒部26を後方側に押し込み、突起部22を係合用凹部36から移動させ、補助筒部26を、軸線Lを中心として回転させる。そして、突起部22が第2の凹部32aと一致したときに、補助筒部26を解放する。すると、コイルばね43の付勢力により、補助筒部26が前方に押され、突起部22が第2の凹部32aを通り、補助筒部26は、面一位置P1に配された状態で保持される。
ここで、生体測定装置1を筋組織硬度計として使用する場合において、測定部位が柔らかいときには、補助筒部26が生体にめり込んでしまい、正確な測定を行うことができない。
本実施形態においては、測定部位が柔らかい場合であっても、以下のようにして測定される。
まず、着脱用補助部80を補助筒部26に取り付ける。これにより、着脱用補助部80は、補助筒部26と同心上に配され、着脱用補助部80の表面と補助筒部26の先端面とが面一に配される。この状態で、着脱用補助部80を生体に当接させて押し込むと、生体との接触面積が大きくなるため、生体に対する負荷が分散される。そのため、測定部位が柔らかくても、補助筒部26がめり込むことなく、生体の軟質部のみを高精度に検出することができる。一方、測定部位が硬い場合には、着脱用補助部80を取り外すことにより、補助筒部26を当接させることにより、高精度に測定することができる。
本実施形態においては、測定部位が柔らかい場合であっても、以下のようにして測定される。
まず、着脱用補助部80を補助筒部26に取り付ける。これにより、着脱用補助部80は、補助筒部26と同心上に配され、着脱用補助部80の表面と補助筒部26の先端面とが面一に配される。この状態で、着脱用補助部80を生体に当接させて押し込むと、生体との接触面積が大きくなるため、生体に対する負荷が分散される。そのため、測定部位が柔らかくても、補助筒部26がめり込むことなく、生体の軟質部のみを高精度に検出することができる。一方、測定部位が硬い場合には、着脱用補助部80を取り外すことにより、補助筒部26を当接させることにより、高精度に測定することができる。
ここで、着脱用補助部80は、以下のようにして補助筒部26に取り付けられる。
まず、着脱用補助部80の固定突起部82と先端キャップ70の周壁凹部74aとが一致するように、先端キャップ70に対する着脱用補助部80の回転位置を揃える。その状態で、着脱用補助部80の貫通孔80a内に、先端キャップ70を配する。すると、図13に示すように、先端キャップ70の固定突起部71が着脱用補助部80の切欠部84の底部84aに当接する。これにより、着脱用補助部80が軸線L方向後方に移動することが規制される。
なお、着脱用補助部80と先端キャップ70との回転位置がそろっていない場合には、固定突起部82が先端キャップ70の先端面に当接してしまい、着脱用補助部80を取り付けることはできない。
まず、着脱用補助部80の固定突起部82と先端キャップ70の周壁凹部74aとが一致するように、先端キャップ70に対する着脱用補助部80の回転位置を揃える。その状態で、着脱用補助部80の貫通孔80a内に、先端キャップ70を配する。すると、図13に示すように、先端キャップ70の固定突起部71が着脱用補助部80の切欠部84の底部84aに当接する。これにより、着脱用補助部80が軸線L方向後方に移動することが規制される。
なお、着脱用補助部80と先端キャップ70との回転位置がそろっていない場合には、固定突起部82が先端キャップ70の先端面に当接してしまい、着脱用補助部80を取り付けることはできない。
そして、先端キャップ70の固定突起部71が切欠部84の底部84aに当接した状態においては、図15に示すように、先端キャップ70の軸線L方向の端部と着脱用補助部80の軸線L方向の端部との間にクリアランスCが生じる。この状態で、着脱用補助部80を他方向(図13に対して左方向)に、先端キャップ70を一方向(図13に対して右方向)に相対回転させる。すると、図16に示すように、固定突起部71が底部84aによって案内されて、軸線L方向後方にスライドする。すなわち、先端キャップ70が着脱用補助部80に対して全体的に軸線L方向後方に移動する。これにより、先端キャップ70の軸線L方向の端部と着脱用補助部80の軸線L方向の端部との間のクリアランスCが漸次小さくなっていく。そして、さらに先端キャップ70と着脱用補助部80とを相対回転させると、図14に示すように、突起部83が長溝73に係合し、相対回転が規制される。
このとき、先端キャップ70の軸線L方向の端部が固定突起部82の軸線L方向の前方側に当接する。これにより、着脱用補助部80が軸線L方向前方に移動することが規制される。また、このとき、図16に示すように、クリアランスCがなくなり、着脱用補助部80は、固定突起部71及び切欠部84の底部84a、並びに、固定突起部82及び先端キャップ70の軸線L方向の端部によって、軸線L方向の往復移動が規制(ロック)され、がたつきも抑えられる。
なお、着脱用補助部80を取り外す場合には、着脱用補助部80と先端キャップ70とを上記とは反対方向に相対回転させればよい。
なお、着脱用補助部80を取り外す場合には、着脱用補助部80と先端キャップ70とを上記とは反対方向に相対回転させればよい。
以上より、本実施形態における生体測定装置1によれば、生体の硬い部位を測定する場合には、補助筒部26を当接させることにより、生体の硬度を測定することができ、さらに、生体の柔らかい部位であっても、着脱用補助部80を取り付けることにより、その硬度を正確に測定することができる。そのため、測定部位の硬度にかかわらず、容易かつ高精度に測定部位の硬度を測定することができる。
また、着脱用補助部80を先端キャップ70にロックすることができるため、取り扱いを容易にすることができ、迅速かつ高精度に測定することができる。
また、着脱用補助部80と先端キャップ70とを相対回転させて、突起部83を長溝73に係合させ、固定突起部71及び切欠部84の底部84aを当接させ、並びに、固定突起部82及び先端キャップ70の軸線L方向の端部を当接させることによって、着脱用補助部80と先端キャップ70とを迅速かつ確実にロック及びロック解除することができる。
また、着脱用補助部80を先端キャップ70にロックすることができるため、取り扱いを容易にすることができ、迅速かつ高精度に測定することができる。
また、着脱用補助部80と先端キャップ70とを相対回転させて、突起部83を長溝73に係合させ、固定突起部71及び切欠部84の底部84aを当接させ、並びに、固定突起部82及び先端キャップ70の軸線L方向の端部を当接させることによって、着脱用補助部80と先端キャップ70とを迅速かつ確実にロック及びロック解除することができる。
また、切欠部84が形成されているため、補助部の固定突起部を確実に当接させることができ、迅速かつ容易に着脱用補助部80と先端キャップ70とをロックすることができる。
また、切欠部84の底部84aが傾斜しているため、固定突起部71を案内することができ、がたつきのないように、着脱用補助部80と先端キャップ70とを確実にロックすることができる。
また、周壁凹部74aと固定突起部82とが設けられているため、着脱用補助部80と先端キャップ70とを適正な回転位置に容易に配置することができる。
また、着脱用補助部80が透明な樹脂からなっているため、着脱用補助部80を通して測定部位を目視することができるため、先端チップ40を測定部位に容易かつ正確に当接させることができる。
また、切欠部84の底部84aが傾斜しているため、固定突起部71を案内することができ、がたつきのないように、着脱用補助部80と先端キャップ70とを確実にロックすることができる。
また、周壁凹部74aと固定突起部82とが設けられているため、着脱用補助部80と先端キャップ70とを適正な回転位置に容易に配置することができる。
また、着脱用補助部80が透明な樹脂からなっているため、着脱用補助部80を通して測定部位を目視することができるため、先端チップ40を測定部位に容易かつ正確に当接させることができる。
補助筒部26を後退位置P2でロックすることができることから、一つの装置で、筋組織の硬度や痛覚の度合いを高精度かつ容易に測定することができる。
また、筋組織硬度計と圧痛計とが兼用されていることから、管理負担を軽減させることができる。
また、第1のフランジ部33、第2のフランジ部32及び突起部22が設けられていることから、簡易な構成により補助筒部26を確実にロックすることができる。
また、係合用凹部36が設けられていることから、ロック状態を確実に保持することができる。
また、筋組織硬度計と圧痛計とが兼用されていることから、管理負担を軽減させることができる。
また、第1のフランジ部33、第2のフランジ部32及び突起部22が設けられていることから、簡易な構成により補助筒部26を確実にロックすることができる。
また、係合用凹部36が設けられていることから、ロック状態を確実に保持することができる。
さらに、応答スイッチ10が設けられていることから、被験者が痛みを感じた瞬間を測定者に直ちに知らせることができる。そのため、被験者の痛覚の度合いを高精度に測定することができる。また、応答スイッチ10の応答信号により、測定値情報を記憶することから、容易かつ高精度に測定することができる。
ここで、被験者が痛みを感じたときに口頭で伝えてもらうようにすると、痛みを感じた瞬間と口頭によって言葉を発する瞬間とのギャップが生じてしまうため、精度よく測定することは困難である。また、動作によって伝えてもらうようにすると、測定者がその動作を見てから、表示部6の表示を見るまでの間にギャップが生じてしまうため、精度の高い測定が困難であることには変わりはない。
本実施形態における生体測定装置1によれば、応答スイッチ10の押圧という簡単な操作だけで、被験者にタイミングを容易に知らしめることができ、高精度な測定を行うことができる。
ここで、被験者が痛みを感じたときに口頭で伝えてもらうようにすると、痛みを感じた瞬間と口頭によって言葉を発する瞬間とのギャップが生じてしまうため、精度よく測定することは困難である。また、動作によって伝えてもらうようにすると、測定者がその動作を見てから、表示部6の表示を見るまでの間にギャップが生じてしまうため、精度の高い測定が困難であることには変わりはない。
本実施形態における生体測定装置1によれば、応答スイッチ10の押圧という簡単な操作だけで、被験者にタイミングを容易に知らしめることができ、高精度な測定を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、着脱用補助部80が一種類あるものとしているが、これに限ることはなく、サイズの異なる数種類の着脱用補助部を予め用意しておき、それらサイズの異なる先端チップを選択的に交換可能としてもよい。なお、「サイズ」とは、寸法だけでなく形状なども含まれるものである。例えば、図17に示すように、着脱用補助部80よりも小径で、かつ補助筒部26よりも大径の着脱用補助部80Aであってもよい。
また、応答スイッチ10を設けるとしたが、これはなくてもよい。ただし、応答スイッチ10を設けた方が、高精度な測定を行うことができる点で好ましい。
また、応答スイッチ10の応答を表示部6により報知するものとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、音声や振動などにより報知するものでもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
また、応答スイッチ10を設けるとしたが、これはなくてもよい。ただし、応答スイッチ10を設けた方が、高精度な測定を行うことができる点で好ましい。
また、応答スイッチ10の応答を表示部6により報知するものとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、音声や振動などにより報知するものでもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1 生体測定装置(生体用硬度計)
26 補助筒部(補助部)
40 先端チップ(当接部)
53 第二の圧力センサ(圧力センサ)
54 第一の圧力センサ(圧力センサ)
71 固定突起部(ロック機構)
73 長溝(溝部、ロック機構)
74a 周壁凹部(凹部)
80 着脱用補助部
80a 貫通孔
82 固定突起部(ロック機構、凸部)
83 突起部(ロック機構)
84 切欠部
C クリアランス
26 補助筒部(補助部)
40 先端チップ(当接部)
53 第二の圧力センサ(圧力センサ)
54 第一の圧力センサ(圧力センサ)
71 固定突起部(ロック機構)
73 長溝(溝部、ロック機構)
74a 周壁凹部(凹部)
80 着脱用補助部
80a 貫通孔
82 固定突起部(ロック機構、凸部)
83 突起部(ロック機構)
84 切欠部
C クリアランス
Claims (7)
- 生体に圧力を加えることにより前記生体の硬度を測定する生体用硬度計であって、
前記生体の被測定部位の近傍に当接されて前記被測定部位の近傍に圧力を加える補助部と、
前記補助部によって前記測定部位の近傍に圧力が加えられた状態で、前記被測定部位に当接されて前記被測定部位に圧力を加える当接部と、
前記被測定部位から前記当接部が受ける圧力を測定する圧力センサと、
前記補助部の先端に着脱可能に設けられる着脱用補助部とを備え、
前記着脱用補助部は、前記補助部の先端面よりも大きな面積を有し、前記被測定部位の近傍よりも大きな領域に圧力を加えることを特徴とする生体用硬度計。 - 前記補助部及び前記当接部が前記生体に圧力を加える方向と前記生体から圧力を受ける方向とを示す圧力方向において前記補助部と前記着脱用補助部とをロックするロック機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の生体用硬度計
- 前記着脱用補助部に、前記補助部が嵌合される貫通孔が形成されており、
前記ロック機構は、
前記補助部の先端部の基端部分に設けられ、前記圧力方向に交差する方向の外方に突出する固定突起部と、
前記補助部の先端部の外周に設けられ、前記交差する方向の内方に没する溝部と、
前記着脱用補助部の貫通孔の内壁に設けられ、前記交差する方向の内方に突出する突起部と、
前記着脱用補助部の貫通孔の基端部分に設けられ、前記交差する方向の内方に突出する固定突起部とを備え、
前記補助部が前記貫通孔に嵌合されると前記補助部の固定突起部が前記貫通孔の基端部分に当接し、さらに前記補助部及び前記着脱用突起部を前記圧力方向に延びる回転軸を中心として相対回転させることにより、前記着脱用補助部の突起部が前記補助部の溝部に係合するとともに、前記着脱用補助部の固定突起部が前記補助部の先端部の基端部分に当接することを特徴とする請求項2に記載の生体用硬度計。 - 前記貫通孔の基端部分に、前記圧力方向に没し、前記補助部の固定突起部が当接する切欠部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の生体用硬度計。
- 前記切欠部に前記補助部の固定突起部が当接し、かつ、前記補助部の溝部と前記着脱用補助部の突起部とが係合していない状態において、前記補助部の先端部の基端部分と、前記着脱用補助部の固定突起部との間に、前記圧力方向のクリアランスが設けられており、
前記切欠部の底部が、前記相対回転する方向において、前記着脱用補助部の固定突起部に向かってその深さ寸法が漸次小さくなるように傾斜しており、前記相対回転することにより、前記傾斜に案内されて、前記補助部の先端部の基端部分と、前記着脱用補助部の固定突起部とのクリアランスが小さくなることを特徴とする請求項4に記載の生体用硬度計。 - 前記補助部の先端部の外周又は前記貫通孔の内壁のいずれか一方に、前記直交する方向に没する凹部が設けられ、前記補助部の先端部の外周又は前記貫通孔の内壁の他方に、前記直交する方向に突出し、前記凹部に係合する凸部が設けられていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の生体用硬度計。
- 前記着脱用補助部が透明部材からなっていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の生体用硬度計。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-05-15 JP JP2008128378A patent/JP2009273697A/ja active Pending
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