JP2009273106A - エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法 - Google Patents

エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009273106A
JP2009273106A JP2008265363A JP2008265363A JP2009273106A JP 2009273106 A JP2009273106 A JP 2009273106A JP 2008265363 A JP2008265363 A JP 2008265363A JP 2008265363 A JP2008265363 A JP 2008265363A JP 2009273106 A JP2009273106 A JP 2009273106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entropy decoding
coefficient
tile
entropy
decoding process
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008265363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4782181B2 (ja
Inventor
Chia-Ping Lin
家平 林
Choso Ko
朝宗 黄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novatek Microelectronics Corp
Original Assignee
Novatek Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Novatek Microelectronics Corp filed Critical Novatek Microelectronics Corp
Publication of JP2009273106A publication Critical patent/JP2009273106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4782181B2 publication Critical patent/JP4782181B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/93Run-length coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • H04N19/436Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation using parallelised computational arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/44Decoders specially adapted therefor, e.g. video decoders which are asymmetric with respect to the encoder
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

【課題】TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化処理を同時に行うことができる復号化回路および復号化方法を得る。
【解決手段】エントロピー復号化回路は、係数レジスタ装置443、第1エントロピーデコーダ420、読み/書き制御回路440、および第2エントロピーデコーダ430を有する。第1エントロピーデコーダ420は、符号化すべき第1ストリームを読み出して第1エントロピー復号化処理を行い、処理結果を読み/書き制御回路440により適応型走査順に係数レジスタ装置443に書き込む。第2エントロピーデコーダ430は、符号化すべき第2ストリームを読み出し、正規化パラメータおよび正規化係数がゼロか否かに基づいて復号化処理を行う。一方、係数レジスタ装置443内における正規化係数を、読み/書き制御回路440により固定走査順に読み出し、符号化処理を完了する。
【選択図】図4

Description

1.発明の分野
本発明は、概して、データ処理デバイスおよびその動作方法、とくにTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSを同時に復号化できるエントロピー復号化回路およびその復号化方法に関する。
2.関連技術の説明
一般の画像圧縮符号化処理において、ダウンサンプリングと色空間の変換は、主に変換および符号化圧縮した後に原画像データが符号化ストリームを生成することで行う。その後、重複変換(lapped transform:LT)を行う。続いて、量子化および係数予測を行って、符号化ブロックパターンを生成する。その後、適応型走査によってエントロピー符号化を行って、符号化ストリームを生成する。
圧縮符号化ストリームを原画像データに復号化する場合、符号化処理とは逆の復号化処理を符号化処理に対して行わなければならない。復号化処理は主に5つのステップを有する。図1につき説明すると、符号化ストリームデータを受信したあと、エントロピー復号化をステップ110で行う。その後、逆係数予測および逆量子化をステップ120で行う。続いて逆LTをステップ130で行う。その後逆色空間変換をステップ140で行う。例としてJPEG国際標準規格を考慮すると、まず、可変長復号化を符号化ストリームに対して行う。続いて、逆係数予測、逆量子化、および逆離散コサイン変換を、DC項の係数に対して行う。最後に、色空間をYCbCr色空間から所望の色空間に変換して、画像復号化を完了する。
マイクロソフト株式会社(米国)によって推進されたHDフォトフォーマットとして知られている新しい静止画圧縮フォーマットは、現在、JPEG国際標準における開発途上にあり、JPEG−XRとして指定されている。HDフォトフォーマットは、LTを4×4ブロックの単位に対して使用して、独立したブロック変換に起因するブロック効果を低減するようにしている。まず、重複(オーバーラップ)フィルタ処理を、4×4ブロックの交点で4×4ブロックに対して行う。続いて、コア変換をこの4×4ブロックに対して行う。このオーバーラップフィルタ変換およびコア変換の双方は、リフティング構造を使用して、ロスがない可逆圧縮の可能性を保証する。
図2は、HDフォトフォーマットに準拠したオーバーラップフィルタ変換およびコア変換のフローを示す線図的説明図である。その内容は特許文献1(「Reversible Overlap Operator for Efficient Lossless Data Compression」というタイトルの米国特許公開第2006/013682号)または特許文献2(「Efficient Coding and Decoding of Transform Block」というタイトルの米国特許公開第2007/0036223号)に開示されている。双方共に上述のHDフォトフォーマットについて記載している。例えば、まず、図示の2次元(2−D)入力データをタイリング(タイル化)する。続いて、LT、例えば図に示す順方向のオーバーラップフィルタ変換をまず行って、独立したブロック変換に起因するブロック効果を低減するようにし、続いて、ブロック変換、すなわちHDフォトコア変換(PCT)を元のタイリング(タイル化)したブロックに対して行って、1つのDC係数および15個のAC係数を得る。さらに、HDフォトフォーマットは2段変換を利用する。そのため、DC値を1個のブロックに集合し、つぎにオーバーラップフィルタ変換およびブロック変換を再度行う。
米国特許出願公開第2006/133682号明細書 米国特許出願公開第2007/036223号明細書
上述のオーバーラップフィルタ変換およびコア変換の双方は、リフティング構造を使用して、ロスのない可逆圧縮の可能性を保証するようにしている。リフティング構造の各ステップは、すべて完全に可逆的である。従って、ロスのない可逆圧縮変換の分野における信号を符号化処理に採用する場合、復号化時にまず逆コア変換を行い、続いて逆オーバーラップフィルタ変換を行う限りにおいては、元画像と完全に一致する画像を得ることができる。第1段のオーバーラップフィルタ変換および第2段のオーバーラップフィルタ変換を行うかどうかは、HDフォトフォーマットでは任意に選択できる。圧縮ビットストリームは、得られたDC係数およびAC係数に対して量子化およびエントロピー符号化、続いてパケット化を行った後に得られる。
HDフォト規格は、HDフォト規格がより広範囲のピクセル値を容認し、またカスタマイズしたYCoCg色空間およびカスタマイズした2段LT操作および係数予測操作を採用しているため、従前のJPEG国際標準とは完全に異なっている。図3は、主に、HDフォトフォーマットによる2段変換の結果を示す。図3につき説明すると、エントロピー符号化の部分で、係数を変換後の位置に基づいて異なるタイプに分割することができる。例えば、ラベル310は第1段の変換後に得られた結果のマクロブロックを示し、ラベル320は前記第1段の変換後に得られた結果の全DC値を記したものである。続いて第2段の変換を行い、その結果をラベル330で表示されたLOWPASSブロックとして示す。変換全体の結果は、DC、LOWPASS、HIGHPASS、およびFLEXBITSから成る4個の異なるデータタイプに分割し、これらに基づいて符号化を行う。
図3Aに示すように、変換、量子化、および係数予測後に得られる係数のマクロブロック310は16個のタイルを含み、各タイルは4×4の係数を含む。これら係数は、1個のTile_DC係数および15個のAC係数から成る。これらAC係数はTile_HIGHPASS型およびTile_FLEXBITS型の係数である。第1段の変換後、全てのTiles_DCをラベル320で示す4×4ブロックに集合する。ラベル330で示すタイルは、1個のDC係数と図中にLPとマーク付けした残りの15個のTile_LOWPASSを含む。
係数の正規化操作およびこれに続く符号化を、Tile_DC中の係数に対して行う。まず、正規化係数がゼロか否かに基づいて、符号化ブロックパターンを形成し、符号化を行う。続いて、カスタマイズした適応型可変長符号化を使用し、正規化された係数を符号化する。最後に、固定長符号化(FLC)を使用して正規化による係数の残りのビットを符号化するが、前記FLCを係数の符号に対して行うかどうかは、その係数がゼロか否かによって決定する。
Tile_LOWPASSの符号化はTile_DCの符号化と同様である。係数を正規化した後、まず4×4ブロック中の15個の係数全てがゼロか否かに基づいて符号化ブロックパターンを形成し、符号化した後、正規化された係数を適応型走査順でランレングス(run-length)符号化に変換し、続いて適応型可変長符号化を行う。正規化の残りのビットは固定走査方式でのFLCを使用して符号化する。非ゼロの係数が正規化後にゼロとなるとき、FLCを係数の符号に対しても行う。
Tile_HIGHPASSおよびTile_FLEXBITSの符号化は、Tile_LOWPASSの符号化と同様である。同様に、AC係数を符号化する。Tile_HIGHPASSにおけるストリームは、符号化ブロックパターンの符号および正規化された係数を含み、一方Tile_FLEXBITSにおけるストリームは、正規化の残りのビットおよび幾つかの係数の符号に対して固定長符号を含んでいる。
HDフォトフォーマットは、2種類の異なるストリームフォーマットを供給する。第1ストリームフォーマットは、主にマクロブロックの連続する連鎖に依存する従来の符号化と同一の空間モードである。Tile_DCおよびTile_LOWPASSのストリーム、すなわち圧縮ビットストリームは、各マクロブロックのそれぞれにおける第1位置に存在する。続いて、4×4ブロック配列における各ブロック中のTile_HIGHPASSおよびTile_FLEXBITS順に、符号を連鎖させる。
他のストリームフォーマットは、主にタイルの連続連鎖に依存する周波数モードである。マクロブロックの符号化順に基づいてタイルをそれぞれ符号化した後、4個の異なるタイプのタイルストリームを連鎖させる。周波数モードの復号化処理は、従来のJPEG標準の処理とは異なる。
図3Bにつき説明すると、HDフォト復号化のフローを示す。まず、図3B中のラベル320の逆変換の前に、4×4ブロックのDC値を得るように、TILE_DCに対してエントロピー復号化を行う。次にラベル330の逆変換の前に、4×4ブロック中のLP値を得るようにTILE_LOWPASSのエントロピー復号化を行う。続いて、310とラベル付けしたマクロブロックにおける全4×4ブロック中のAC値を得るように、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSの復号化を行い、これにより、エントロピー復号化操作を完了する。エントロピー復号化を完了した後、310とラベル付けしたマクロブロック中の全4×4ブロックのDC値を得るように、逆係数予測および逆量子化、続いて第1段の逆LTをラベル320の4×4ブロックに対して行う。続いて、逆係数予測および逆量子化後、第2段の逆LTをAC値ならびにDC値に対して行う。最後に、色空間をカスタマイズしたYCoCg色空間から所望の色空間に変換し、HDフォト復号化を完了する。
AC部分の係数は、TILE_HIGHPASSおよびTILE_ELEXBITSのエントロピー復号化を行う場合にのみ得られるため、HDフォトエントロピー復号化はハードウェアで実装する。係数の第1ハーフビット、つまり正規化パラメータ(変数)に基づいて決定される正規化係数は、TILE_HIGHPASSのエントロピー復号化を行うことでのみ得られる。係数の復号化を完了するためには、正規化パラメータ(変数)に基づいて決定される係数の第2ハーフビットを得るように、さらにTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化を行わなければならない。したがって、1個の係数に対して完全係数を得るためには、TILE_HIGHPASSに加えてTILE_FLEXBITSに対してもエントロピー復号化を行わなければならず、このことは必要な動作クロックを増大させる。
したがって、本発明は、周波数モードでのストリームビットデータに対して、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化処理を同時に行うことができる復号化回路および復号化方法を得ることを目的としている。
本発明は、係数レジスタ装置、第1エントロピーデコーダ、読み/書き制御回路、および第2エントロピーデコーダを具えるエントロピー復号化回路を提供する。第1エントロピーデコーダは、第1エントロピー復号化処理を行うよう、復号化すべき第1ストリームを読み、その値を読み/書き制御回路により適応型走査順に係数レジスタ装置に書き込む。第2エントロピーデコーダは、復号化すべき第2ストリームを読み、その後正規化パラメータおよび正規化係数がゼロか否かに従って復号化処理を行う。一方、係数レジスタ装置における正規化係数は、読み/書き制御回路により固定走査順に読み出され、復号化操作が完了する。
本発明は、係数レジスタ装置、第1エントロピーデコーダ、読み/書き制御回路、および第2エントロピーデコーダを具える復号化回路を提供する。係数レジスタ装置は、レジスタ記録される係数の読み書きおよび記憶(レジスタ記録)を同時に行うことができる。第1エントロピーデコーダを使用して、第1エントロピー復号化処理を行い、正規化係数、復号化順序制御信号を復号化し、続いて正規化係数がゼロか否かを表示する表示信号を生成する。読み/書き制御回路を、第1エントロピーデコーダに接続し、この読み/書き制御回路により、第1エントロピーデコーダが出力した復号化順制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換し、得られた位置に基づいて正規化係数をレジスタ記録し、そして表示信号に基づいて適応型走査順を調整する。第2エントロピーデコーダを正規化係数決定装置および読み/書き制御回路に接続し、この第2エントロピーデコーダは、正規化パラメータ(変数)および正規化係数決定装置が出力する正規化係数がゼロか否かを示す情報に基づいて第2エントロピー復号化処理を行い、そして読み/書き制御回路装置から固定走査順に従って正規化係数を読み出して係数の復号化を完了する。
上述の復号化回路は、さらに、正規化変数生成器を有し、この正規化変数生成器は、第1エントロピーデコーダに接続し、表示信号を受信し、またブロックにおける全ての非ゼロである正規化係数の数を見積もるように統計をとって、正規化パラメータ(変数)を調整し、また第2エントロピーデコーダが行う第2エントロピー復号化処理を調整するベースとして機能するようにする。
上述の復号化回路において、ビットストリームデータは、HDフォトフォーマットにおける周波数モードに準拠した符号化ストリームビットデータとする。第1エントロピー復号化処理および第2エントロピー復号化処理は、それぞれTILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理とする。
上述の復号化回路において、第1エントロピー復号化処理および第2エントロピー復号化処理は、AC部分の係数を復号化できる。HDフォト標準規格におけるカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、AC部分の係数とともに、TILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理で復号化された係数に対して、逆予測、逆量子化、および2段の逆重複変換することで得られる。
本発明は、以下のステップを有するエントロピー復号化方法を提供する。まず、第1および第2のビットストリームデータを時間的にインターリーブして交互に読み、レジスタ記録する。次に、第1のエントロピー復号化処理を第1のビットストリームデータに対して行い、正規化係数、復号化順序制御信号、および正規化係数がゼロか否か示す表示信号を生成する。復号化順序制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換した後、得られた位置に基づいて正規化係数をレジスタ記録し、表示信号に基づいて適応型走査順を調整する。固定走査順に対応する場所における正規化係数を読み出して、正規化パラメータおよび正規化係数がゼロか否かに基づいて第2エントロピー復号化処理を行う。
上述のエントロピー復号化方法はさらに、ブロックにおける全ての非ゼロである正規化係数の数を見積もるように表示信号に対して統計をとるステップを有し、これによって正規化変数を調整し、第2のエントロピー復号化プロセスを調整するためのベースとして機能させるようにする。
上述の復号化回路では、第1エントロピー復号化処理および第2エントロピー復号化処理は、AC部分の係数を復号化できる。HDフォト標準規格におけるカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、逆予測、逆量子化、および第2段の逆LTを、AC部分の係数とともに、TILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理で復号化した係数に対して行うことで得られる。
本発明は、HDフォトフォーマットにおける周波数モードに準拠して、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を符号化ストリームビットデータに対して同時に行うことが適用可能なパイプライン方式によるエントロピー復号化方法を提供する。この方法は、以下のステップを有する。符号化ストリームビットデータを読み、第1および第2のビットストリームデータとしてレジスタ記録する。第1ビットストリームデータは、第2ビットストリームデータよりも、時間軸で少なくとも1ブロックエントロピー復号化サイクル分だけ早いものとする。TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を第1のビットストリームデータに対して行い、これにより、正規化係数、復号化順序制御信号、および正規化係数がゼロか否かを示す表示信号を生成する。復号化順序制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換した後、得られた位置に基づいて正規化係数をレジスタ記録し、表示信号に基づいて適応型走査を調整する。固定走査順の位置に対応する正規化係数を読み出し、正規化パラメータ(変数)および正規化係数がゼロか否かに従って、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を第2ビットストリームデータに対して行う。
上述のエントロピー復号化方法は、さらに、ブロックにおける全ての非ゼロである正規化係数の数を見積もるように表示信号に対して統計をとり、これにより、正規化パラメータ(変数)を調整し、またTILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を調整するベースとして機能させるようにする、ステップを有する。
上述のエントロピー復号化方法では、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理および、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理は、AC部分の係数を復号化できる。HDフォト標準規格におけるカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、逆予測、逆量子化および2段のLTを、ACパートの係数とともに、TILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理復号化された係数に対して行うことで得られる。
本発明の上述したおよび他の目的、特徴ならびに利点を理解できるように、添付図面につき、好適な実施例を以下に詳細に説明する。
添付図面は、本発明をさらに理解できるようにするものであり、本明細書に組み込み、また本明細書の一部をなすものである。図面は本発明の実施例を示し、明細書と共に本発明の原理を説明するものである。
以下に、添付図面に示す、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。同一または類似部分に言及する図面および説明では、できるだけ同一参照符号を使用する。
本発明においては、周波数モードにおけるストリームビットデータに対して、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を同時に行う。
HDフォトフォーマットにおける符号化処理中に、HDフォトフォーマットにおけるエントロピー符号化をハードウェアで実行する場合、HDフォトフォーマットは1個の係数に対して正規化操作を行うため、その係数に関する限り、正規化された係数の他に、正規化の残りのビットに対しても符号化を行わなければならない。操作プロセス中、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSはAC部分の全係数の符号化を担い、AC部分は画像全体の全係数の90%以上を占め、ハードウェアによるHDフォトフォーマットにおけるエントロピー符号化中のクロックの大部分を消費する。
同様に、HDフォトエントロピー符号化をハードウェアで実行するとき、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化を行う場合にのみ、AC部分の係数が得られる。係数の第1ハーフビット、すなわち正規化変数に基づいて決定される正規化係数は、TILE_HIGHPASSのエントロピー復号化を行うことによってのみ得られる。係数全体を復号化するためには、正規化パラメータに基づいて決定された係数の第2ハーフビットを得るように、さらにTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化を行わなければならない。したがって、1個の係数に対して、エントロピー復号化は、TILE_HIGHPASSの他に、TILE_FLEXBITSに対しても行わなければならない。AC部分の係数は画像全体の全係数の90%以上を占めるため、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化行った場合に限り、それらの係数を得ることができ、このことは、ハードウェアによるHDフォトエントロピー復号化においてクロックの大部分を消費する。
本発明は、HDフォトフォーマットにおけるエントロピー復号化処理のためのTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSを同時に復号化することが可能なハードウェア・アーキテクチャを提供し、これによりハードウェア復号化に必要な動作クロック数を低減することができる。
TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSは同一の係数を復号化するが、復号化中それらは異なる係数走査順を有し、また正規化後に生成される、異なるビットセグメントを担当するという違いがある。TILE_HIGHPASSは前部のセグメント、例えば最初の数ビットにおける最も重要なビット(MSB)セグメントを担当する。TILE_FLEXBITSは後部のセグメント、例えば最後の数ビットの最も重要ではないビット(LSB)セグメントを担当する。正規化後の結果は最初のビットセグメントおよび最後のビットセグメントから成る。
本発明は、復号化すべきストリームが周波数モードで連鎖状態に連続しているとき、HDフォトエントロピー復号化のためのTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSを同時に復号化することが可能なハードウェア構造を提供し、これによりハードウェア復号化に必要な動作クロック数を低減することができる。
TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSの復号化を同時に行うためには、以下の問題を解決しなければならない。
まず第1に、TILE_FLEXBITSのエントロピー復号化に対して、符号の復号化を行うかどうかを決定するために、正規化パラメータに基づいて決定した係数の前部セグメントビットがゼロか否かを知らなければならない。したがって、1個の係数に対してTILE_HIGHPASSエントロピー復号化を最初に行う場合に限り、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行うことができる。
第2に、画像全体の符号化ストリーム中のTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSストリームの位置を同時に知らなければならない。
上述した第1の問題点の制限によって、まず、1個の係数に対してTILE_HIGHPASSのエントロピー復号化を行う場合に限り、TILE_FLEXBITSのエントロピー復号化を行うことができる。しかし、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSに対する係数位置の復号化順は異なる。TILE_HIGHPASSは適応型走査順であるのに対して、TILE_FLEXBITSは固定走査順である。双方がそれらの復号化順に従って同時にエントロピー復号化操作を行うと、第1の問題点の制限を満足することが保証されず、復号化に失敗することになる。
さらに、第2の問題点に関しては、復号化すべきストリームが周波数モードで連鎖状態に連続しているとき、画像全体の符号化ストリーム中のTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSストリームの位置は、そのストリームのヘッダ部分から知ることができる。復号化すべきストリームが空間モードで連鎖状態に連続しているとき、画像全体の符号化ストリームにおけるTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSストリームの位置を知ることは困難である。
したがって、本発明においては、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化処理を、ストリームビットデータに対して周波数モードで同時に行う。
本発明は係数レジスタ領域を設ける。TILE_HIGHPASSによって復号化される前部のセグメント係数を、まずレジスタ領域に書き込み、続いてTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化を行うために、前部のセグメント係数を十分に復号化した後に係数レジスタ領域から読み出しを行って、係数全体を復号化するようにする。
本発明は、さらに、適応型走査位置発生器を具える読み出し/書き込みコントローラを設け、TILE_FLEXBITSが必要とする、係数の適正位置を知ることができるようにする。したがって、レジスタ領域における適正位置で前部のセグメント係数を読み出すことによって、第1の問題点を解決できる。一方、TILE_HIGHPASSは、前部のセグメント係数に対して復号化操作の実行、およびそれらをレジスタ領域に書き込みを続行して、2個の同時エントロピー復号化を達成する。
ストリームビットデータに対してTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのエントロピー復号化処理を周波数モードで同時に行うことが可能な本発明で提供するハードウェア・アーキテクチャを、特別な実施例につき以下に示す。
まず、図4につき説明すると、本発明の一実施例によるエントロピー復号化回路は、HDフォト規格をサポート可能なエントロピー復号化回路である。このエントロピー復号化回路400は、ビットストリームレジスタ装置410を有し、このビットストリームレジスタ装置410は、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのストリームデータを同時に読み込み、記憶することができる。TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420およびTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、それぞれ信号412および信号414によりビットストリームデータを読み出す。
ここで、エントロピー復号化回路400は以下のように動作する。まず、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420は復号化すべき第1のストリームを読み込み、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を行い、リードおよびライト制御回路(これ以降「読み/書き制御回路」と称する)により適応型走査順にそれを係数レジスタ装置443に書き込む。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、復号化すべき第2のストリームを読み込み、正規化パラメータおよび正規化された係数がゼロか否かに従って復号化処理を行う。一方、読み/書き制御回路440により係数レジスタ装置443中の正規化係数を固定走査順に読み出し、復号化操作が完了する。この実施例では、読み/書き制御回路440中に係数レジスタ装置443が配置されているが、以下に詳細に説明されるように、読み出し、または書き込み可能ないずれのメモリ中に構成されてもよいが、それらに制限されない。
TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420は、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を行うことが可能なデコーダである。TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420によって復号化された正規化係数422(図に「Coeff」と示す)および適応型走査方式の復号化順の制御信号424(図において「Index_0」と示す)は、読み/書き制御回路440に送信される。正規化係数がゼロか否かを示す情報(Normalized_Coeff is zero)は、信号426により正規化パラメータ発生器460および読み/書き制御回路440に送信される。
読み/書き制御回路440は、適応型走査位置発生器441および係数レジスタ装置443を具える。適応型走査位置発生器441は、HDフォト規格に準拠した走査位置発生器とする。書き込み中、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420によって入力された適合型走査方式での復号化順を、固定走査位置に変換し、続いて係数レジスタ装置443に書き込み、また信号426によって得られる正規化係数がゼロか否かを表示する情報に基づいて適応型走査順を調整する。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、信号442により係数レジスタ装置443中に記憶されている係数データCoeffを読み込むことができ、また固定走査フォーマットデータの復号化順位置に基づいて係数を直接読み出すことができ、これにより、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を行う。さらに、正規化係数決定装置450は、信号444により係数レジスタ装置443に格納されている係数データCoeffを取得する。
一方、TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、制御信号434(図中にIndex_1で示す)を、固定走査順を読むための位置として読み/書き制御回路440に送信する。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、読み/書き制御回路440により、必要な係数および正規化係数がゼロか否かを表示する情報を読む。正規化係数を読み出し、元の係数を再構成し、信号452により正規化係数決定装置450によって正規化係数がゼロか否かを示す上述の情報が与えられる。設計では、TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、復号化のための同一のクロックにて係数再構成を同時に行うことができ、続いてその係数を読み出す必要がある。操作が単純な復号化の場合、正規化パラメータおよび正規化係数がゼロか否かの情報だけを知る必要がある。
正規化パラメータ生成装置460はHDフォト規格に準拠した正規化パラメータ生成装置である。この正規化パラメータ発生器460は、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ420によって出力された、正規化係数がゼロか否かを示す情報を受信し、1個のマクロブロック内における非ゼロである正規化係数の数に関する統計を取り、正規化パラメータを調整し、そしてTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430に適正な正規化パラメータを入力する。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ430は、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行うことができるデコーダであり、正規化パラメータ生成装置460によって出力された正規化パラメータ462に基づいて復号化を行う。信号452、すなわち正規化係数決定装置450によって出力された、係数がゼロか否かを表示する情報と共に、ビットストリームレジスタ装置410による信号414、により出力されたストリームデータに対して、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行う。係数レジスタ装置443によって読み出された係数データCoeffは、次に元の係数を再構成するために、信号432(図中にCoeff_outと示す)により出力される。
HDフォト標準において、正規化パラメータはiModelBitsとして知られており、この標準で使用される復号化長を決定するパラメータを表す変数名であり、この変数名を本明細書では正規化パラメータと称する。このiModelBitsは、異なる係数位置に依存する6つの異なる値、例えばDC、HIGHPASS(HP)、LOWPASS(LP)、およびYまたはU、Vを有する。その値は、1個のマクロブロック内における6個の異なる位置にてゼロであるような正規化係数の数に基づいて動的に調整することができる(全てのマクロブロックの符号化/復号化の後に一回だけ)。調整方式は以下に詳細に紹介する。
周波数モードでのHDフォト符号化ストリームビットデータによる上述のアーキテクチャにおいて、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITS部分のストリームをエントロピーデコーダ400に入力し、AC部分の係数を復号化する。TILE_DCおよびTILE_LOWPASSによって復号化した係数と共にAC部分の係数に対して逆予測、逆量子化、および2段の逆LTを行うことで、HDフォト標準におけるカスタマイズしたYCoCg色空間の画像を得ることができる。続いてYCoCg色空間を適切な色空間に変換し、HDフォト標準に基づく画像復号化を完了する。
適正位置にてTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSのストリームをメモリから時間的にインターリーブして交互に読み出し、復号化に利用するためにそれらをビットストリームレジスタ装置410に書き込むメモリ読み出し回路を、上述のアーキテクチャに追加することもできる。
図5につき説明すると、本発明の実施例によるHDフォト規格をサポートするエントロピー復号化アーキテクチャの詳細な回路を示す。エントロピー復号化回路500は、記憶デバイス501に接続したメモリ読み出し回路503を具える。このビットストリームのデータを、それぞれ、マルチプレクサ505により、ビットストリームレジスタ装置510内部のTILE_HIGHPASSビットストリームレジスタ装置511、およびTILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置513に伝送する。さらに、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520およびTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ置530は、信号512および信号514により、TILE_HIGHPASSビットストリームレジスタ装置511およびTILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置513にそれぞれ接続し、ビットストリームデータを読み込む。読み/書き制御回路540を、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520およびTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530に接続する。読み/書き制御回路540は、適応型走査位置生成装置541、係数書き込みレジスタ装置543、および係数読み出しレジスタ装置545を具える。さらに、エントロピーデコーダ500は、それぞれ読み/書き制御回路540およびTILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520に接続した、正規化係数決定装置550および正規化パラメータ生成装置560を具える。
このエントロピーデコーダ500を以下に詳細に説明する。
まず、メモリ読み出し回路503は、記憶デバイス501に記憶したデータを時間的にインターリーブして交互に読むことが可能な読み出し回路である。記憶デバイス501は、例えば動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)とする。メモリ読み出し回路503は、記憶デバイス501に記憶したビットストリームデータに対して、TILE_HIGHPASSまたはTILE_FLEXBITSのストリーム内容を時間的にインターリーブして交互に読み出し、それをマルチプレクサ505によりTILE_HIGHPASSビットストリームレジスタ装置511およびTILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置513それぞれに送信し、レジスタ入力する。
ビットストリームレジスタ装置510は、2個の符号化ストリームを同時に読み出すことが可能なストリームバッファ領域であり、2個の静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)として実装することができ、一方はTILE_HIGHPASSストリームを記憶するためのもの、そして他方はTILE_FLEXBITSストリームを記憶するためのものであり、つまり図示のTILE_HIGHPASSビットストリームレジスタ装置511およびTILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置513である。
TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520は、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を行うことが可能な復号化装置である。TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520によって復号化される正規化係数522(図中に「Normalized_Coeff」と示す)は、読み/書き制御回路540の係数書き込み装置543に送信される。適応型走査方式の復号化順の制御信号524(図中に「Index_0」で示す)を、適応型走査位置生成装置541に送信する。また、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520は、さらに、正規化係数がゼロか否かを示す情報(Normalized_Coeffはゼロ)を、信号526により正規化パラメータ生成装置560および適応型走査位置生成装置541に送信する。
適応型走査位置生成装置541は、HDフォト規格に準拠した走査位置生成装置である。書き込み中、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520によって入力された復号化(適応型走査)順が固定走査位置に変換した後、その位置に従って正規化係数522が係数書き込み装置543に書き込まれ、信号526によって得られる正規化係数がゼロか否か示す情報に従って、適応型走査順が調整される。1個のブロックの復号化が完了した後、係数書き込み装置543の内容は、係数読み出し装置545に一度に書き込まれる。
一方、TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530は、信号542である読まれた正規化係数と共に、固定走査順に制御信号534を係数読み出しレジスタ装置545に送信する。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530は、制御信号534により復号化順を係数読み出し装置545に送信し、信号542により正規化係数Normalized_Coeffを読み出す。係数書き込みレジスタ装置543および係数読み出しレジスタ装置545中の係数は、読まれる係数よりも書かれる係数が1ブロック早い、異なるブロックの係数である。書き込み完了後、係数書き込み装置543の内容は、係数読み出し装置545に一度に書き込まれる。その後、係数書き込み装置543は、新しいブロックの係数を書き込み続けるとともに、係数読み出し装置545の内容を、読み出しのためにTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530に送信し、もはや変更されない。
上述のアーキテクチャは、同時に読み書き可能な係数バッファ領域を形成するために、係数書き込み装置543および係数読み出し装置545を使用する。正規化係数Normalized_Coeffを書き込むために、係数書き込み装置543は、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520のためのレジスタとして実装することができる。一ブロックの復号化が完了するとき、係数書き込み装置543の内容を係数読み出し装置545に書き込む。TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530の読み出しを同時に行うために、マルチプレクサと組み合わせたレジスタとして、係数読み出し装置545を実装することができる。
正規化パラメータ生成装置560は、HDフォト標準に準拠した正規化パラメータ生成装置とし、この装置はTILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520によって出力された正規化係数がゼロか否か示す情報を受け取り、1個のマクロブロックにおける非ゼロである正規化係数の数の統計を取り、正規化パラメータを調整し、そしてTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530での適正な正規化パラメータを入力する。
TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530は、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行うことが可能なデコーダとし、このデコーダは正規化パラメータ生成装置560によって出力された正規化パラメータ562に基づいて復号化する。TILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置513によって出力された信号514、および信号552、つまり正規化係数決定装置550によって出力された、係数がゼロか否かを示している情報により、ストリームデータに対して、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行う。正規化係数Normalized_Coeffを係数読み出し装置545によって読み出し、元の係数を再構成し、信号532(図にCoeff_decで示す)により出力する。
正規化係数決定装置550は、TILE_FLEXBITSの要求に基づいて読み出された正規化係数がゼロか否かを表示する情報を生成することが可能な回路である。正規化係数決定装置550は、係数読み出し装置545によって読み出された正規化係数Normalized_Coeffを入力し、論理回路を使用して係数がゼロか否かを決定する。
一実施例による上述したエントロピー復号化回路500のエントロピー復号化のフローを以下に説明する。まず、HDフォト標準の周波数モードに従ってTILE_DCおよびTILE_LOWPASSエントロピー復号化を符号化ストリームに対して行い、低周波数部分中の係数を取得する。
続いて、メモリ読み出し回路503を使用して、メモリ中のTILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSストリームを時間的にインターリーブして交互に読み、それをビットストリームレジスタ装置510におけるビットストリームレジスタ装置511および513に書き込む。続いて、TILE_HIGHPASSエントロピー符号化装置520を使用して、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化を行う。第1ブロックを復号化した後、読み/書き制御回路540により、復号化ストリームを係数書き込み装置543における適正位置に書き込む。続いて、係数書き込み装置543のデータを係数読み出し装置545に一度に書き込む。
続いて、TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520およびTILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530が同時にエントロピー復号化操作を行う。TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ520が次のブロックのTILE_HIGHPASS復号化を行っているとき、TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ530は、係数読み出し装置545、正規化係数決定装置550、および正規化パラメータ生成装置560の入力からストリームデータを読み出し、ビットストリームレジスタ装置510におけるビットストリームレジスタ装置513からのストリームデータを読み出して、第1ブロックの復号化操作を同時に行い、最終的に完全に復号化された係数を最終的に書き出すことができる。
YCoCg色空間で規定される画像は、この実施例において復号化されたAC部分の係数および低周波部分中の前回の係数に対して行われた逆予測、逆量子化、および逆変換により得られる。続いて、色空間変換を行って、HDフォト画像復号化が完了する。
図6につき説明するが、この図は、上述した読み/書き制御回路540の一実施例の回路ブロックを示す線図的説明図である。HDフォト標準においては、符号化(または復号化)順に従って1つずつ、適応型走査位置を調整する。1個の係数の符号化(または復号化)の際に、正規化係数がゼロか否かに基づいて、適応型走査順の全体を調整する。したがって、図に示すように、HDフォト標準に準拠した適応型走査位置生成装置は、正規化係数がゼロか否かを示している情報を必要とする。
したがって、適応型走査位置生成装置541は、信号544により係数書き込み装置543に送信される対応のアドレス信号Addr_0を生成するために、正規化係数がゼロか否か(Normalized_Coeff is zero)を示す復号化順序制御信号524および信号526を受信する。係数書き込み装置543は、アドレス信号Addr_0による対応する位置において、受信した正規化係数522(Normalized_Coeff)を記憶する。続いて、1個のブロックの復号化が完了した後、マルチポート送信ライン546により、係数書き込み装置543の内容を係数読み出し装置545に一度に書き込む。
この処理における書き込み中に、係数を変換された位置に書き込む。このようにして、復号化順を読み出し中に変換する必要がなくなる。復号化順を位置として取り扱うことによって、必要な係数を読み出すことができる(すなわち、TILE_FLEXBITSの走査順は左から右、および上から下へと固定されているからである)。係数レジスタ領域は、レジスタから成る2つのバッファとして実装することができる。一方のバッファは書き込みを許容し、また、所定量の内容で満たされたとき、び読み出しを行うためその内容を再び第2のバッファに送信することができる。
図7につき説明すると、図7は、上述した読み/書き制御回路540の他の実施例における回路ブロック示す線図的説明図である。このアーキテクチャは、走査順を書き込み中にレジスタ記録し、続いて読み出し中にレジスタ記録した走査位置を比較することにより適正読み出し位置に変換することによって読み出す点で、図6のものとは異なっている。その2つのアーキテクチャは順序が異なっており、このことを以下に詳細に説明する。
適応型走査位置生成装置541は、正規化係数がゼロか否か(Normalized_Coeff is zero)を示す復号化順序制御信号524および信号526を受信して、信号544によりアドレスレジスタ装置547に伝送される対応するアドレス信号Addr_0を生成する。1個のブロックの復号化が完了した後、マルチポート送信ライン548を経て、ブロック全体の対応アドレスデータをアドレスレジスタ装置549に送信する。さらに、係数書き込み装置543は、受信した正規化係数522(Normalized_Coeff)をアドレス信号Index_0(復号化順)に基づく対応位置に記憶する。続いて1個のブロックの復号化が完了した後、係数書き込み装置543の内容を、マルチポート送信ライン546を経て係数読み出し装置545に一度に書き込む。読み出し中に、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化装置530は制御信号534(図にIndex_1と示す)をアドレスレジスタ装置549に送信する。制御信号534に従ってアドレスレジスタ装置549から適正読み出し位置に変換するように、レジスタ記録した走査位置を比較する。読み出されるアドレス信号Addr_1を、適正データを得るために係数読み出し装置545に送信する。
HDフォト標準では、符号化(すなわち、復号化)順に基づいて、適応型走査位置を1個ずつ調整する。したがって、適応型走査位置は、TILE_HIGHPASS復号化中も、依然として更新しなければならない(すなわち、これは、TILE_FLEXBITS復号化順はTILE_HIGHPASS復号化順とは異なるからである)。しかし、走査順は、レジスタ記録するが、読み出しを行うまでは、変換しない。したがって、書き込みは、復号化順に基づいて行い、またこの走査順をレジスタ記録する。読み出し中に、レジスタ記録した走査位置と比較することによって、適正読み出し位置に変換し、続いて読み出す。係数レジスタ領域を、レジスタから成る2個のバッファで実装することができる。一方のバッファは書き込みを許容し、所定量の内容で満たされたとき、再びその内容を読み出しのための第2のバッファに送信する。
エントロピー復号化回路500の上述のアーキテクチャにおいて、TILE_FLEXBITS復号化はTILE_HIGHPASSによって復号化された結果の一部に頼らなければならないため、これら2個の要素による同一ブロックのエントロピー復号化を行うための順序は、依然として時間差を持たざるを得ず、したがって、パイプライン構造を形成する。図8につき説明すると、この図は、TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSによる、1個のブロックを使用したパイプライン処理のフローを示す。図に明示するように、時間軸におけるパイプライン遅延によって、16個のブロックを復号化するのに必要な全クロック数は、17ブロックを処理する時間となる。例えば、図中にマーク付けした16ブロック801〜816を使用して、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化を行うとともに、他の16ブロック821〜836を使用して、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行う。すなわち、ブロック841がTILE_HIGHPASSエントロピー復号化を行っているときに、パイプライン中で1クロックサイクル遅延した他のブロック842が、TILE_FLEXBITSエントロピー復号化を行っている。これら2つの処理を同時に行う。
図9につき説明すると、この図は、HDフォト標準における正規化パラメータの更新フローを示す線図的説明図である。HDフォト標準では、正規化パラメータは異なる係数位置に基づく6個の異なる値(DC、HP、およびLP)およびYまたはU、Vを有する。その値は、(全マクロブロックの符号化/復号化後に一度だけ)1個のマクロブロック中における6個の異なる位置でゼロとなる、正規化された係数の数に基づいて動的に調整することができる。図示のように、1個のマクロブロック(MB)の符号化または復号化(例えばステップ910において)が完了した後、このブロック中における非ゼロの正規化係数を統計によって計算する(例えばステップ920において)。ゼロである正規化係数の数が極めて大きい場合、正規化パラメータの値を増大させて、正規化係数をより小さくし、また、ゼロである正規化係数の数を増加させ、その係数の数を適正値に維持する、すなわちiModelBitsの値を更新する必要がある。
例示的な事例を示す。HIGHPASS(HP)におけるYが使用する元の正規化パラメータをゼロとすると、TILE_FLEXBITSにおける固定符号長(FLC)はゼロであり、ステータス値(足し合わされた変数)もまた0となる。しかし、1個のマクロブロックの符号化後、この部分における240個の非ゼロの正規化係数が得られる。調整後、次のマクロブロックのHPにおけるYの正規化パラメータを1に変更し、ステータス値を0とする。本発明の基本的な精神は、ゼロである正規化係数の数が極めて大きいとき、正規化パラメータの値を増加させ、正規化係数を小さくし、ゼロである正規化係数の数が増加して、その係数の数を適正値に維持するようにする必要がある。TILE_FLEXBITSにおける上述したFLC長に対するJPEG−XR画像符号化規格を参照されたい。
当業者にとって、本発明の範囲または精神から離れることなく、本発明の構造に対して様々な変更および改変が可能であることは明らかである。上述の点を考慮し、本発明は、特許請求の範囲およびそれらと等価なものの範囲に入る本発明の変更および改変をカバーすることを意図するものである。
従来の符号化ストリームに対する復号化操作のフローを示す線図的説明図である。 HDフォトフォーマットによる重複フィルタ変換およびコア変換のフローを示す線図的説明図である。 HDフォトフォーマットによって行った2段符号化および復号化変換の結果を示す線図的説明図である。 HDフォトフォーマットによって行った2段符号化および復号化変換の結果の線図的説明図である。 本発明の一実施例によるHDフォト仕様を支援することができるエントロピー復号化回路図である。 本発明の一実施例による、HDフォト規格を支援するエントロピー復号化アーキテクチャの詳細な回路図である。 読み/書き制御回路の一実施例の回路ブロックを示す線図的説明図である。 読み/書き制御回路の他の実施例における回路ブロックを示す線図的説明図である。 TILE_HIGHPASSおよびTILE_FLEXBITSによるパイプライン処理のフローを各1個のブロックで示した線図的説明図である。 HDフォト標準における正規化パラメータの更新のフローを示した線図的説明図である。
符号の説明
400 エントロピー復号化回路
410 ビットストリームレジスタ装置
412 信号
414 信号
420 TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ
422 正規化係数
424 制御信号
426 信号
430 TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ
432 信号
434 制御信号
440 読み/書き制御回路
441 適応型走査位置生成装置
442 信号
443 係数レジスタ装置
444 信号
450 正規化係数決定装置
452 信号
460 正規化パラメータ決定装置
462 正規化パラメータ
500 エントロピー復号化回路
501 ストーレジデバイス
503 メモリ読み出し回路
505 マルチプレクサ
510 ビットストリームレジスタ装置
511 TILE_HIGHPASSビットストリームレジスタ装置
512 信号
513 TILE_FLEXBITSビットストリームレジスタ装置
514 信号
520 TILE_HIGHPASSエントロピーデコーダ
522 正規化係数
524 制御信号
526 信号
530 TILE_FLEXBITSエントロピーデコーダ
532 信号
534 制御信号
540 読み/書き制御回路
541 適応型走査位置生成装置
542 信号
543 係数書き込みレジスタ装置
544 信号
545 係数読み出しレジスタ装置
546 マルチポート送信線
547 アドレスレジスタ装置
548 マルチポート送信線
549 アドレスレジスタ装置
550 正規化係数決定装置
552 信号
560 正規化パラメータ生成装置
562 正規化変数

Claims (28)

  1. エントロピー復号化回路において、
    ビットストリームを書き込んで記憶し、また第1および第2のビットストリームデータを同時に読み出すためのビットストリームレジスタ装置と、
    第1エントロピー復号化処理を行うよう前記第1ビットストリームを受信し、また正規化係数、復号順序制御信号、および前記正規化係数が結果的にゼロか否かを示す表示信号を生成する、第1エントロピーデコーダと、
    係数を同時に読み出しおよび書き込む係数レジスタ装置と、
    前記第1のエントロピーデコーダに接続した読み/書き制御回路であって、前記第1エントロピーデコーダによって出力された前記復号化順序制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換し、得られた位置に基づいて前記係数レジスタ装置に前記正規化係数をレジスタ記録し、また前記表示信号に基づいて前記適応型走査順を調整する、該読み/書き制御回路と、
    前記読み/書き制御回路に接続した第2エントロピーデコーダであって、前記第2ビットストリームおよび正規化パラメータを受信し、前記正規化係数を得るように前記読み/書き制御回路からの前記係数レジスタ装置を読み、また前記固定走査順の位置に基づいて前記正規化係数を読み出し、これにより、第2エントロピー復号化処理を行う、該第2エントロピーデコーダと、
    を具えたことを特徴とするエントロピー復号化回路。
  2. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、さらに、前記第1エントロピーデコーダに接続した正規化パラメータ生成装置であって、前記表示信号を受信し、この表示信号に対する統計をとって、一つのブロックにおける全ての非ゼロである正規化係数の数を計算して前記正規化パラメータを調整し、また前記第2エントロピーデコーダによって行った前記第2エントロピー復号化処理を調整するためのベースとして機能するようにした、該正規化変数生成装置を具えた、エントロピー復号化回路。
  3. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記ビットストリームデータは、HDフォトフォーマットの周波数ドメインモードに準拠する符号化ストリームビットデータとした、エントロピー復号化回路。
  4. 請求項3に記載のエントロピー復号化回路において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理は、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理とした、エントロピー復号化回路。
  5. 請求項4に記載のエントロピー復号化回路において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理は、AC部分の係数を復号化することができ、また、前記HDフォト標準でカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、前記AC部分の前記係数、ならびにTILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理によって復号化した係数に対する、逆予測、逆量子化、および第2段の逆重複変換(LT)を行うことによって、得るものとした、エントロピー復号化回路。
  6. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、さらに、第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理に適用可能な前記ビットストリームデータを、前記符号化ストリームのヘッダ部分情報に従って外部メモリから時間的にインターリーブして交互に読み出すためのメモリ読み出し回路を具えた、エントロピー復号化回路。
  7. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記ビットストリームレジスタ装置は、第1ビットストリームレジスタ装置および第2ビットストリームレジスタ装置を有し、前記第1ビットストリームレジスタ装置は前記第1のエントロピー復号化処理に適用可能な前記ビットストリームデータを記録し、また前記第2ビットストリームレジスタ装置は前記第2エントロピー復号化処理に適用可能な前記ビットストリームデータを記録するものとした、エントロピー復号化回路。
  8. 請求項7に記載のエントロピー復号化回路において、さらに、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理に適用可能な前記ビットストリームデータを、前記符号化ストリームのヘッダ部分情報に従って外部メモリから時間的にインターリーブして交互に読み出し、それを前記第1ビットストリームレジスタ装置および前記第2のビットストリームレジスタ装置にそれぞれ記録するためのメモリ読み出し回路を具えた、エントロピー復号化回路。
  9. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記第2エントロピーデコーダは、制御信号を前記読み/書き制御装置に送信し、前記正規化係数を読み出すよう前記係数レジスタ装置を制御する、エントロピー復号化回路。
  10. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記読み/書き制御回路は、適応型走査位置生成装置を有し、この適応型走査位置生成装置により、前記第1エントロピーデコーダによって出力された前記復号化順制御信号に基づいて前記適応型走査順を前記固定走査順に変換し、前記得られた位置に基づいて前記正規化係数を前記係数レジスタ装置にレジスタ記録し、また前記表示信号に基づいて前記適応型走査順を調整する、エントロピー復号化回路。
  11. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記係数レジスタ装置は、係数書き込み装置および係数読み出し装置を有し、前記正規化係数を前記係数書き込み装置の前記得られた位置に記録し、前記係数書き込み装置に記録した内容を、一個のブロックの復号化が完了した後に前記係数読み出し装置内に一度に書き込むようにした、エントロピー復号化回路。
  12. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記読み/書き制御回路は、前記適応型走査位置生成装置、第1アドレスレジスタ装置、および第2アドレスレジスタ装置を有し、前記適応型走査位置生成装置を使用して、前記第1エントロピーデコーダによって出力した前記復号化順序制御信号に基づいて前記適応型走査順を前記固定走査順に変換し、前記第1アドレスレジスタ装置に得られた多重位置の多重アドレスをレジスタ記録し、一個のブロックの前記復号化が完了した後に前記アドレスを前記第2アドレスレジスタ装置に書き込み、前記復号化順序制御信号に基づいて前記係数レジスタ装置に前記正規化係数をレジスタ記録し、また前記第2エントロピーデコーダによって入力された復号化順および前記第2アドレスレジスタ装置の内容に基づいて読み出し位置を制御するようにした、エントロピー復号化回路。
  13. 請求項12に記載のエントロピー復号化回路において、前記正規化係数を得るために、前記第2エントロピーデコーダは、前記第2アドレスレジスタ装置をフィードバック制御するように前記制御信号を送信する、エントロピー復号化回路。
  14. 請求項1に記載のエントロピー復号化回路において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理をパイプライン方式によって行い、前記第1エントロピー復号化処理は、前記第2エントロピー復号化処理よりも、少なくとも1個のブロックを復号化する時間分だけ早いものとした、エントロピー復号化回路。
  15. エントロピー復号化方法において、
    第1ビットストリームデータおよび第2ビットストリームデータを時間的にインターリーブして交互に読み、またレジスタ記録するステップと、
    第1エントロピー復号化プロセスを前記第1ビットストリームデータに対して行い、正規化係数、復号化順序制御信号、および前記正規化係数がゼロか否かを示す表示信号を生成するステップと、
    前記復号化順序制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換し、得られた位置に基づいて前記正規化係数をレジスタ記録し、また前記表示信号に基づいて前記適応型走査順を調整するステップと、
    前記固定走査順の位置に対応する前記正規化係数を読み出して、第2エントロピー復号化処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする、エントロピー復号化方法。
  16. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、さらに、1個のブロックにおける全ての非ゼロの前記正規化係数の数を見積もるように前記表示信号に対して統計をとるステップを有し、これにより、正規化パラメータを調整し、また前記第2エントロピー復号化処理を調整するためのベースとして機能するようにしたエントロピー復号化方法。
  17. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記ビットストリームデータは、HDフォトフォーマットでの周波数モードに準拠した符号化ストリームビットデータとした、エントロピー復号化方法。
  18. 請求項17に記載のエントロピー復号化方法において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理は、TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理とした、エントロピー復号化方法。
  19. 請求項18に記載のエントロピー復号化方法において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理はAC部分の係数を復号化することができ、前記HDフォト標準でカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、前記AC部分の前記係数、ならびにTILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理によって復号化した係数に対する、逆予測、逆量子化、および第2段の逆重複変換を行うことによって得られるものとした、エントロピー復号化方法。
  20. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記第1ビットストリームデータおよび前記第2ビットストリームデータを時間的にインターリーブして交互に読む前記処理は、それぞれ前記第1ビットストリームデータおよび前記第2ビットストリームデータを、前記符号化ストリームデータのヘッダ部分情報に基づいて時間的にインターリーブして交互に読むステップを有する、エントロピー復号化方法。
  21. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記第2エントロピー復号化処理は、前記復号化後に制御信号を生成し、フィードバック制御を行って前記正規化係数を得るものとした、エントロピー復号化方法。
  22. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記正規化係数をレジスタ記録する前記プロセスは、前記正規化係数を第1レジスタ装置の前記得られた位置にレジスタ記録し、また前記第1レジスタ装置にレジスタ記録した内容を1個のブロックの復号化を完了した後に第2レジスタ装置に書き込むステップを有する、エントロピー復号化方法。
  23. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記符号化順序制御信号に基づいて前記適応型走査順を前記固定走査順に変換したあと、得られた多重位置の多重アドレスを前記第1アドレスレジスタ装置にレジスタ記録し、前記アドレスを1個のブロックの復号化が完了した後に前記第2アドレスレジスタ装置に書き込み、また前記復号化順序制御信号に基づいて前記正規化係数を第3レジスタ装置に書き込み、前記アドレスに基づいて出力する、エントロピー復号化方法。
  24. 請求項15に記載のエントロピー復号化方法において、前記第1エントロピー復号化処理および前記第2エントロピー復号化処理をパイプライン方式で行い、前記第1エントロピー復号化処理は、前記第2エントロピー復号化処理よりも、少なくとも1個のブロックを復号化する時間分だけ早いものとした、エントロピー復号化方法。
  25. HDフォトフォーマットでの周波数モードに準拠して符号化ストリームビットデータに対してTILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理およびTILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を同時に行うのに適用可能なパイプライン方式でのエントロピー復号化方法において、
    前記符号化ストリームビットデータを読み、それを前記第1ビットストリームデータおよび前記第2ビットストリームデータとしてレジスタ記録するステップであって、前記第1ビットストリームデータは、前記第2ビットストリームデータよりも、時間軸において少なくとも1個のブロックのエントロピー復号化サイクル分だけ早いものとした該ステップと、
    前記TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を前記第1ビットストリームデータに対して行い、正規化係数、復号化順序制御信号、および前記正規化係数がゼロか否かを示す表示信号を生成するステップと、
    前記復号化順序制御信号に基づいて適応型走査順を固定走査順に変換し、得られた位置に基づいて前記正規化係数をレジスタ記録し、また前記表示信号に基づいて前記適応型走査順を調整するステップと、および
    前記固定走査順の前記位置に対応する前記正規化係数を読み出して、前記TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理を前記第2ビットストリームデータに対して行うステップと、
    を有することを特徴とするエントロピー復号化方法。
  26. 請求項25に記載のエントロピー復号化方法において、さらに、1個のブロックにおける全ての非ゼロの正規化係数の数を見積もるように前記表示信号に対して統計をとるステップを有し、これにより、正規化パラメータを調整し、また前記TILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理を調整するためのベースとして機能するようにした、エントロピー復号化方法。
  27. 請求項25に記載のエントロピー復号化方法において、前記TILE_HIGHPASSエントロピー復号化処理および前記TILE_FLEXBITSエントロピー復号化処理はAC部分中の係数を復号化することができ、前記HDフォト標準でカスタマイズしたYCoCg色空間の画像は、前記AC部分中の係数およびTILE_DCエントロピー復号化処理およびTILE_LOWPASSエントロピー復号化処理によって復号化した係数に対する、逆予測、逆量子化、および第2段の逆重複変換を行うことによって得られるものとした、エントロピー復号化方法。
  28. 請求項25に記載のエントロピー復号化方法において、前記符号化ストリームビットデータを、前記符号化ストリームビットデータのヘッダ部分情報に基づいて時間的にインターリーブして交互にそれぞれ読み出す、エントロピー復号化方法。
JP2008265363A 2008-05-02 2008-10-14 エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法 Expired - Fee Related JP4782181B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW097116196 2008-05-02
TW97116196A TWI376959B (en) 2008-05-02 2008-05-02 Entropy decoding circuit, entropy decoding method, and entropy decoding method using a pipeline manner

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009273106A true JP2009273106A (ja) 2009-11-19
JP4782181B2 JP4782181B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=41257124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008265363A Expired - Fee Related JP4782181B2 (ja) 2008-05-02 2008-10-14 エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090274382A1 (ja)
JP (1) JP4782181B2 (ja)
TW (1) TWI376959B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235452A (ja) * 2011-04-19 2012-11-29 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8542748B2 (en) 2008-03-28 2013-09-24 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for parallel video encoding and decoding
JP5240916B2 (ja) * 2008-11-04 2013-07-17 株式会社メガチップス 画像処理装置
US9106933B1 (en) 2010-05-18 2015-08-11 Google Inc. Apparatus and method for encoding video using different second-stage transform
US9313514B2 (en) 2010-10-01 2016-04-12 Sharp Kabushiki Kaisha Methods and systems for entropy coder initialization
GB2484736B (en) * 2010-10-22 2014-11-05 Displaylink Uk Ltd Image generation
US9210442B2 (en) 2011-01-12 2015-12-08 Google Technology Holdings LLC Efficient transform unit representation
US9380319B2 (en) 2011-02-04 2016-06-28 Google Technology Holdings LLC Implicit transform unit representation
TWI455595B (zh) * 2011-09-29 2014-10-01 Mstar Semiconductor Inc 布林熵解碼器及影像播放系統之布林熵解碼方法
US9219915B1 (en) 2013-01-17 2015-12-22 Google Inc. Selection of transform size in video coding
US9544597B1 (en) 2013-02-11 2017-01-10 Google Inc. Hybrid transform in video encoding and decoding
US9967559B1 (en) 2013-02-11 2018-05-08 Google Llc Motion vector dependent spatial transformation in video coding
US9165538B2 (en) 2013-03-13 2015-10-20 Displaylink (Uk) Limited Image generation
US9674530B1 (en) 2013-04-30 2017-06-06 Google Inc. Hybrid transforms in video coding
US9565451B1 (en) 2014-10-31 2017-02-07 Google Inc. Prediction dependent transform coding
US9769499B2 (en) 2015-08-11 2017-09-19 Google Inc. Super-transform video coding
US10277905B2 (en) 2015-09-14 2019-04-30 Google Llc Transform selection for non-baseband signal coding
US9807423B1 (en) 2015-11-24 2017-10-31 Google Inc. Hybrid transform scheme for video coding
US11122297B2 (en) 2019-05-03 2021-09-14 Google Llc Using border-aligned block functions for image compression

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141600A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像階層符号化・復号方法および装置並びに記録媒体
JP2004032788A (ja) * 1997-07-25 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法
JP2006191628A (ja) * 2004-12-31 2006-07-20 Microsoft Corp 適応係数スキャン順序付け
WO2007066710A1 (ja) * 2005-12-07 2007-06-14 Sony Corporation 符号化装置、符号化方法および符号化プログラム、ならびに、復号装置、復号方法および復号プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583500A (en) * 1993-02-10 1996-12-10 Ricoh Corporation Method and apparatus for parallel encoding and decoding of data
US5818364A (en) * 1996-06-19 1998-10-06 Hewlett-Packard Company High bit-rate huffman decoding
US7428342B2 (en) * 2004-12-17 2008-09-23 Microsoft Corporation Reversible overlap operator for efficient lossless data compression
US8599925B2 (en) * 2005-08-12 2013-12-03 Microsoft Corporation Efficient coding and decoding of transform blocks
US7565018B2 (en) * 2005-08-12 2009-07-21 Microsoft Corporation Adaptive coding and decoding of wide-range coefficients
TW200727598A (en) * 2005-11-18 2007-07-16 Sony Corp Encoding/decoding device/method and the transmission system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141600A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像階層符号化・復号方法および装置並びに記録媒体
JP2004032788A (ja) * 1997-07-25 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法
JP2006191628A (ja) * 2004-12-31 2006-07-20 Microsoft Corp 適応係数スキャン順序付け
WO2007066710A1 (ja) * 2005-12-07 2007-06-14 Sony Corporation 符号化装置、符号化方法および符号化プログラム、ならびに、復号装置、復号方法および復号プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012235452A (ja) * 2011-04-19 2012-11-29 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法
US9271009B2 (en) 2011-04-19 2016-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method

Also Published As

Publication number Publication date
TW200948084A (en) 2009-11-16
TWI376959B (en) 2012-11-11
US20090274382A1 (en) 2009-11-05
JP4782181B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4782181B2 (ja) エントロピー復号化回路、エントロピー復号化方法、およびパイプライン方式を利用したエントロピー復号化方法
US8908982B2 (en) Image encoding device and image encoding method
JP5969914B2 (ja) 動画像圧縮伸張装置
US7102551B2 (en) Variable length decoding device
CN102547283A (zh) 动态视频数据压缩
CN113170140A (zh) 数据阵列的位平面编码
JP2020109937A (ja) マルチ再構成ポイントベースの量子化のための組み込みコーデック回路
US7929777B2 (en) Variable length decoding device, variable length decoding method and image capturing system
KR20040095742A (ko) 화상 복호 유닛과 그것을 이용한 화상 부호화 장치 및부호화 방법, 및 화상 복호 장치 및 복호 방법
JP2005502955A (ja) データをバッファから抽出し且つバッファへロードする装置及び方法
JP3816204B2 (ja) ランレングス・レベル符号化/復号化システム及び方法
JP2007158550A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US20080056381A1 (en) Image compression and decompression with fast storage device accessing
JP4061104B2 (ja) コンテキストモデルによるラン・スキップカウントに基づくメモリアクセス及びスキッピング
US20090245672A1 (en) Entropy encoding circuit and encoding method thereof
US20060170708A1 (en) Circuits for processing encoded image data using reduced external memory access and methods of operating the same
CN100576917C (zh) 逆扫描频率系数的方法和系统
WO2010095181A1 (ja) 可変長復号化装置
JP2013201562A (ja) 画像圧縮装置、画像処理システム、及び画像圧縮方法
CN112866723B (zh) 图像数据处理方法与系统
JP2005160021A (ja) 信号処理方法および信号処理装置
JP4461859B2 (ja) ランレングス符号の復号装置
US20220108480A1 (en) Bit plane decoding method and apparatus
JP2933029B2 (ja) デジタル信号符号化/復号化回路
JP2005293495A (ja) データ並び順変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees