JP2009272885A - グループ内通信方法およびグループ内通信管理装置 - Google Patents

グループ内通信方法およびグループ内通信管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話端末等の通信端末の構成を変更することなしに、特定のグループのメンバー間で、正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを行うことを可能にする。
【解決手段】グループ内通信管理装置120は、要求された数のグループ内電話番号を払い出す。グループのメンバーの携帯電話端末11および12は、自装置に割り当てられたグループ内電話番号と自装置の本来の電話番号の対応を登録する。そして、携帯電話端末11や12がグループ内電話番号を着信先に指定して発信を行うと、通信制御装置130が登録済みのグループ内電話番号と自装置の本来の電話番号の対応を参照して、着信先と発信元の置き換えを行う。
【選択図】 図2

Description

この発明は、特定のグループのメンバー間で、正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを行うことを可能にするグループ内通信方法およびグループ内通信管理装置に関する。
近年、携帯電話端末の普及にともなって、携帯電話端末の電話番号やメールアドレスは、所有者を特定し得る重要な個人情報として慎重な扱いが必要となっている。このため、単発的な用件のために他人に自分の携帯電話端末の電話番号やメールアドレスを知らせることはできるだけ避けることが好ましい。
他人に自分の携帯電話端末の正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを実現するためには、携帯電話端末内に複数の電話番号やメールアドレスに関する設定を記憶する記憶手段を設け、電話番号やメールアドレスを切り替えて通話やメールのやりとり行えるように構成することが考えられる。
特開平10−51349号公報
しかしながら、上記のように携帯電話端末の構成を変更する方式では、その方式に対応した携帯電話端末を所有している者以外は、正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを行うことができない。
開示の技術は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、携帯電話端末等の通信端末の構成を変更することなしに、特定のグループのメンバー間で、正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを行うことを可能にするグループ内通信方法およびグループ内通信管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願の開示するグループ内通信方法は、一つの態様において、予め第1の通信用識別番号を割り当てられている第1の通信端末と予め第2の通信用識別番号を割り当てられている第2の通信端末が通信システムを介して通信するグループ内通信方法であって、前記通信システムが、第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を払出し、グループを識別するためのグループ番号と対応付けて第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を記憶手段に記憶させる払出し工程と、前記通信システムが、前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記第1の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第1の利用登録工程と、前記通信システムが、前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記第2の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第2の利用登録工程と、前記第1の通信端末が、前記第1の通信用識別番号が送信元として設定され、前記第4の通信用識別番号が送信先として設定された電文を発信する発信工程と、前記通信システムが、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と送信先として設定されている通信用識別番号がいずれも前記記憶手段に記憶されており、かつ、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号と前記電文の送信先として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号とが一致していることを確認することにより、前記電文が前記グループ内での通信に係るものであるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程において前記電文が前記グループ内での通信に係るものであると判断された場合に、前記通信システムが、前記電文の送信元を前記第3の通信用識別番号に置換し、送信先を前記第2の通信用識別番号に置換する転送設定工程とを含む。
なお、本願の開示するグループ内通信方法の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本願の開示するグループ内通信方法およびグループ内通信管理装置の一つの態様によれば、携帯電話端末等の通信端末の構成を変更することなしに、特定のグループのメンバー間で、正式な電話番号やメールアドレスを知らせずに通話やメールのやりとりを行うことを可能にするという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本願の開示するグループ内通信方法およびグループ内通信管理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、実施例1に係るグループ内通信方法の概要について説明する。実施例1に係るグループ内通信方法は、正式な電話番号を相手に知らせることなく、特定のグループのメンバーが他のメンバーと通話することを、携帯電話端末の構成を変更することなく可能にする。
図1は、実施例1に係るグループ内通信方法の概要を示す図である。図1に示すように、実施例1に係るグループ内通信方法では、まず、グループの代表もしくは代理人である申請者Xがグループのメンバー数を払出し数として指定して通信事業者へ契約申請を行う(ステップS01)。
この契約申請を受けて、通信事業者のグループ内通信管理装置120は、払出し数分のグループ内電話番号を払い出す。さらに、グループ内通信管理装置120は、各グループ内電話番号に対応付けて暗証番号を生成し、グループ内電話番号と暗証番号の組合せを、契約申請毎に生成されるグループ番号とともにグループ内通信設定データ113としてデータベース装置110に記憶させる。
そして、グループ内通信管理装置120は、グループ内電話番号と暗証番号の組合せを出力し、申請者Xがそれを受け取る(ステップS02)。続いて、申請者Xは、グループのメンバーにグループ内電話番号と暗証番号の組合せを通知する(ステップS03、ステップS04)。ここでは、各メンバーに対して、少なくとも、そのメンバーに割り当てるグループ内電話番号とそれに対応する暗証番号の組合せと、他のメンバーに割り当てるグループ内電話番号のうち、そのメンバーが通話する必要があるメンバーのグループ内電話番号が通知される。
そして、グループのメンバーであるメンバーYは、申請者Xからの通知を受け取ると、グループ内通信管理装置120に対してグループ内電話番号の利用登録申請を行う。具体的にはメンバーYは、自身に割り当てられたグループ内電話番号が「α」であり、それに対応する暗証番号が「abc123」であることを確認すると、自身が所有する携帯電話端末11の本来の電話番号である「A」とともに、それらをグループ内通信管理装置120へ通知する(ステップS05)。
同様に、グループのメンバーであるメンバーZは、申請者Xからの通知を受け取ると、グループ内通信管理装置120に対してグループ内電話番号の利用登録申請を行う。具体的にはメンバーZは、自身に割り当てられたグループ内電話番号が「γ」であり、それに対応する暗証番号が「xyz789」であることを確認すると、自身が所有する携帯電話端末12の本来の電話番号である「N」とともに、それらをグループ内通信管理装置120へ通知する(ステップS06)。
グループ内通信管理装置120は、これらの利用登録申請においてグループ内電話番号と暗証番号の対応が正しいことを確認すると、グループ内通信設定データ113に、グループ内電話番号「α」と対応付けて、携帯電話端末11の本来の電話番号である「A」を契約電話番号として登録する。また、グループ内通信管理装置120は、グループ内通信設定データ113に、グループ内電話番号「γ」と対応付けて、携帯電話端末12の本来の電話番号である「N」を契約電話番号として登録する。なお、利用登録申請は、例えば、メンバーYやメンバーZが所定のURL(Uniform Resource Locator)に携帯電話端末11および12のWEBブラウザを用いてアクセスして行われる。
こうして、準備が整った後、メンバーYがメンバーZと通話する必要が生じると、メンバーYは、申請者Xから通知されているメンバーZのグループ内電話番号「γ」を指定して、携帯電話端末11から発信を行う(ステップS07)。このとき、呼を確立するための呼処理制御電文には、発信元電話番号として携帯電話端末11の本来の電話番号である「A」が設定され、着信先電話番号として、グループ内電話番号「γ」が設定される。
そして、交換機に相当する通信制御装置130は、携帯電話端末11から送信された呼処理制御電文を受信すると、グループ内通信設定データ113を参照する。そして、通信制御装置130は、発信元電話番号である「A」と対応付けてグループ内電話番号「α」が登録されていること、着信先電話番号である「γ」と対応付けて契約電話番号「N」が登録されていること、発信元電話番号「A」と着信先電話番号「γ」に対応するグループ番号がいずれも「X001」であることを確認すると、呼処理制御電文の発信元電話番号を「α」に置き換え、着信先電話番号を「N」に置き換えて呼処理を実行する(ステップS08)。
この結果、発信元電話番号としてメンバーYのグループ内電話番号「α」が設定された呼制御電文がメンバーZの携帯電話端末12に受信され、携帯電話端末12が鳴動して着信をメンバーZに通知する(ステップS09)。このときメンバーZが携帯電話端末12の表示部を確認すると、発信元電話番号としてメンバーYのグループ内電話番号「α」が表示される。
このように、実施例1に係るグループ内通信方法では、グループのメンバーの間で、互いに本来の電話番号を教えることなく通話を行うことが可能になっている。これは、通信業者の設備の構成を変更することにより実現されているため、メンバーの所有する携帯電話端末は、従来どおりの構成であってよい。また、実施例1に係るグループ内通信方法では、グループ内電話番号と本来の電話番号を結びつけるための利用登録申請を各メンバーが行うように構成されているため、申請者Xに各メンバーの本来の電話番号を教える必要もない。
なお、通信制御装置130は、発信元電話番号や着信先電話番号がグループ内通信設定データ113に登録されていない場合や、発信元電話番号に対応するグループ番号と着信先電話番号に対応するグループ番号が一致しない場合には、呼処理制御電文の発信元電話番号と着信先電話番号の置き換えを行わない。このため、グループ内電話番号が第三者に知られてしまったとしても、その第三者がグループのメンバーでなければ、そのグループ内電話番号を着信先として指定しても相手の携帯電話端末に着信することはない。また、メンバーYやメンバーZが、グループ内電話番号以外の電話番号を着信先として指定すれば、置換が行われることなく、通常の呼処理が行われる。
次に、実施例1に係るグループ内通信方法を実行する通信システム100の構成について説明する。図2は、実施例1に係る通信システム100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、通信システム100は、データベース装置110と、グループ内通信管理装置120と、通信制御装置130とを含む。
データベース装置110は、通信に関する各種情報を記憶する装置であり、加入者データ111、グループ内通信契約データ112、グループ内通信設定データ113、課金データ114等を記憶する。なお、これらの情報は、データベース装置110以外の装置に記憶されていてもよい。
加入者データ111は、通信システム100を管理している通信事業者の加入者に関する情報である。加入者データ111の一例を図3に示す。図3に示すように、加入者データ111は、加入者名、契約電話番号、グループ内電話番号有無といった項目を有し、加入者毎にレコードが登録される。加入者名は、加入者の氏名である。契約電話番号は、加入者の携帯電話端末に割り当てられている本来の電話番号である。グループ内電話番号有無は、加入者の携帯電話端末にグループ内電話番号を有効に割り当てられていれば「有」が設定され、さもなければ「無」が設定される項目である。
グループ内通信契約データ112は、グループ内通信の契約に関する情報である。グループ内通信契約データ112の一例を図4に示す。図4に示すように、グループ内通信契約データ112は、申請者名、グループ番号、申請受付日時、有効期間、払出し数、手数料といった項目を有し、グループ内通信の契約申請があるたびにレコードが登録される。申請者名は、契約申請を行った者の名称である。グループ番号は、契約申請の対象のグループを識別するための番号である。申請受付日時は、契約申請が受け付けられた日時であり、有効期間は、グループ内通信を有効とする期間である。払出し数は、払い出すグループ内電話番号の数であり、手数料は、払出し数等に応じて申請者に課金される金額である。
グループ内通信設定データ113は、グループ内通信の設定に関する情報である。グループ内通信設定データ113の一例を図5に示す。図5に示すように、グループ内通信設定データ113は、グループ番号、グループ内電話番号、契約電話番号、暗証番号、有効期限といった項目を有し、払い出されたグループ内電話番号毎にレコードが登録される。グループ番号は、グループを識別するための番号であり、グループ内通信契約データ112のグループ番号と対応する。
グループ内電話番号は、払い出されたグループ内通信用の電話番号である。契約電話番号は、グループ内電話番号と対応付けられる本来の電話番号である。契約電話番号は、グループのメンバーから利用登録申請が行われるまでは未設定となる。暗証番号は、利用登録申請時に申請者を認証するための番号である。有効期限は、グループ内通信を有効とする期限であり、同一のグループ番号を有するグループ内通信契約データ112のレコードにおける申請受付日時に有効期限を加算したものに相当する。
課金データ114は、通信等のサービスの提供に対する課金に関する情報である。課金データ114の一例を図6に示す。図6に示すように、課金データ114は、加入者名、契約電話番号、サービス名、課金額といった項目を有する。加入者名は、加入者の氏名であり、加入者データ111の加入者名と対応する。契約電話番号は、加入者の携帯電話端末に割り当てられている本来の電話番号である。サービス名は、課金対象のサービスの名称であり、課金額は、サービスの対価として課金される金額である。
グループ内通信管理装置120は、グループ内通信に関する各種情報を管理する装置であり、契約受付部121と、契約登録部122と、グループ番号生成部123と、電話番号払出し部124と、暗証番号生成部125と、利用登録部126と、契約期間管理部127とを有する。
契約受付部121は、申請端末20からグループ内通信に関する契約申請を受け付けるとともに、契約申請に応じて払い出されたグループ内電話番号と、グループ内電話番号毎に生成された暗証暗号を申請端末20へ応答する。なお、申請端末20は、当該の通信事業者のオペレータが操作する端末であってもよいし、グループ内通信管理装置120とインターネットを介して接続され、申請者自身が操作する端末であってもよい。
契約登録部122は、契約受付部121において受け付けられた契約申請に応じてグループ内通信のための情報をデータベース装置110に登録する。具体的には、契約登録部122は、まず、グループ番号生成部123に新たなグループ番号を生成させる。そして契約登録部122は、所定の方式で手数料を算出し、生成されたグループ番号と、算出された手数料と、契約申請が受け付けられた日時を、契約申請に含まれていた申請者名、有効期間、払出し数とともにグループ内通信契約データ112に登録する。
続いて、契約登録部122は、契約申請において指定されている払出し数分のグループ内電話番号の払出しを電話番号払出し部124に行わせ、払い出された各グループ内電話番号に対応する暗証番号を暗証番号生成部125に生成させる。そして、契約登録部122は、申請受付日時と有効期限から有効期限を算出し、グループ内電話番号と暗証番号の組合せ毎にグループ内通信設定データ113にレコードを登録する。なお、この時点では、グループ内通信設定データ113の契約電話番号には値が設定されない。
こうしてデータベース装置110への情報の登録が完了した後、契約登録部122は、契約申請に応じて払い出されたグループ内電話番号と暗証番号の組合せを申請端末20へ応答させる。
グループ番号生成部123は、グループを識別するためのグループ番号を生成する。電話番号払出し部124は、指定された数だけのグループ内電話番号を払い出す。なお、グループ内電話番号の払出しは、予めグループ内電話番号用に確保しておいた電話番号から払い出す方式で行ってもよいし、当該の通信事業者に割り当てられている全体の電話番号の中から未使用のものを払い出す方式で行ってもよい。暗証番号生成部125は、グループ内電話番号毎に暗証番号を生成する。
利用登録部126は、グループ内電話番号の利用登録申請を受け付け、利用登録申請されたグループ内電話番号に対応する本来の電話番号をグループ内通信設定データ113に設定する。具体的には、利用登録部126は、携帯電話端末11等からグループ内電話番号と、暗証番号と、本来の電話番号とを含んだ利用登録申請を受け付ける。そして、利用登録部126は、利用登録申請に含まれるグループ内電話番号をキーにしてグループ内通信設定データ113を検索し、該当レコードに設定されている暗証番号と利用登録申請に含まれる暗証番号が一致することを確認することにより、申請者を認証する。
そして、利用登録部126は、暗証番号が一致することが確認された場合、利用登録申請に含まれる本来の電話番号を、該当レコードの契約電話番号に設定するとともに、利用登録申請に含まれる本来の電話番号に対応する加入者データ111のレコードのグループ内電話番号有無を「有」に更新する。
契約期間管理部127は、有効期限切れとなったグループ内電話番号を使用不可能にする。具体的には、契約期間管理部127は、定期的にグループ内通信設定データ113を参照し、有効期限が現在時刻よりも古いレコードがあれば、そのレコードを削除するとともに、そのレコードの契約電話番号に対応する加入者データ111のレコードのグループ内電話番号有無を「無」に更新する。
通信制御装置130は、呼処理を制御する装置であり、呼処理制御部131と、グループ内通信制御部132と、課金部133とを有する。呼処理制御部131は、本来の電話番号に基づいて、呼の確立や切断のための各種制御を行う。呼処理制御部131は、呼の確立を求める呼処理制御電文が受信された場合、通常の呼制御処理を行う前に、呼処理制御電文をグループ内通信制御部132へ転送する。
グループ内通信制御部132は、グループ内通信を実現するための各種制御を行う制御部であり、グループ内通信判定部132aと、転送設定部132bとを有する。グループ内通信判定部132aは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文がグループ内通信のためのものであるか否かを判定する。
具体的には、グループ内通信判定部132aは、まず、送信元がグループ内通話の利用登録申請を行っているかを確認する。これは、呼処理制御電文において発信元電話番号として設定されている電話番号に対応する加入者データ111のレコードのグループ通信電話番号有無が「有」になっているか否かで判定される。
送信元がグループ内通話の利用登録申請を行っていることが確認された場合、グループ内通信判定部132aは、着信先の電話番号がグループ内電話番号であるかを確認する。これは、呼処理制御電文において着信先電話番号として設定されている電話番号と同一の電話番号がグループ内電話番号に設定されているレコードがグループ内通信設定データ113に存在するか否かで判定される。
着信先の電話番号がグループ内電話番号であることが確認された場合、グループ内通信判定部132aは、発信元と着信先のグループが同一であるかを確認する。これは、呼処理制御電文において発信元電話番号として設定されている電話番号と同一の電話番号が契約電話番号に設定されているグループ内通信設定データ113のレコードと、呼処理制御電文において着信先電話番号として設定されている電話番号と同一の電話番号がグループ内電話番号に設定されているグループ内通信設定データ113のレコードのグループ番号が一致するか否かで判定される。
そして、発信元と着信先のグループが同一であると判定された場合に、グループ内通信判定部132aは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文がグループ内通信のためのものであると判定する。
転送設定部132bは、グループ内通信判定部132aにおいて呼処理制御電文がグループ内通信のためのものであると判定された場合に、発信元電話番号と着信先電話番号の置換を行って、置換後の呼処理制御電文を呼処理制御部131へ応答する。具体的には、転送設定部132bは、呼処理制御電文の発信元電話番号を、送信元のグループ内電話番号に置き換え、呼処理制御電文の着信先電話番号を、着信先の本来の電話番号に置き換える。なお、グループ内通信判定部132aにおいて呼処理制御電文がグループ内通信のためのものでないと判定された場合、転送設定部132bは、転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答する。
課金部133は、通信に対する課金を行い、課金に関する情報を課金データ114に登録する。課金部133は、グループ内通信判定部132aにおいて呼処理制御電文がグループ内通信のためのものであると判定された場合、図6の課金データ114の例のように、通常の通話とは異なる「グループ内通信」として課金情報を登録する。
次に、図2に示した通信システム100の処理手順について説明する。図7は、グループ内電話番号払出し処理の処理手順を示すシーケンス図である。図7に示すように、まず、申請端末20がグループ内通信管理装置120に対して契約申請を行う(ステップS101)。この契約申請では、申請者名と払出し数と有効期間が、申請端末20からグループ内通信管理装置120へ送信される。この契約申請がグループ内通信管理装置120の契約受付部121において受け付けられると、グループ番号生成部123がグループ番号を1つ生成する(ステップS102)。そして、電話番号払出し部124が払出し数分のグループ内電話番号を払出し(ステップS103)、暗証番号生成部125が、グループ内電話番号毎に暗証番号を生成する(ステップS104)。
そして、契約登録部122が、グループ番号等の情報をグループ内通信契約データ112に登録し(ステップS105)、グループ内電話番号と暗証番号の組合せ毎に情報をグループ内通信設定データ113に登録する(ステップS106)。こうしてグループ内通信契約データ112とグループ内通信設定データ113への情報の登録が完了した後、契約受付部121が、グループ内電話番号と暗証番号の組合せを申請端末20へ応答する(ステップS107)。
応答を受信した申請端末20は、グループ内電話番号と暗証番号をグループのメンバーに周知させる(ステップS108)。なお、ここで、全てのグループ内電話番号と暗証番号を各メンバーに周知させる必要はなく、少なくとも、メンバー自身に割り当てられるグループ内電話番号と、そのグループ内電話番号に対応する暗証番号と、そのメンバーが通話する必要のある他のメンバーのグループ番号を周知させればよい。また、周知させる手法は問わない。
自身に割り当てられたグループ内電話番号とそれに対応する暗証番号を知ったメンバーは、携帯電話端末11等を操作して、グループ内通信管理装置120に対して利用登録申請を行う(ステップS109)。この利用登録申請においては、メンバーが所有している携帯電話端末の本来の電話番号(契約電話番号)と、メンバーに割り当てられたグループ内電話番号と、それに対応する暗証番号がグループ内通信管理装置120へ送信される。
グループ内通信管理装置120の利用登録部126は、利用登録申請を受け付けると、後述する利用登録処理を実行し(ステップS110)、その結果である利用登録結果を申請元へ応答する(ステップS111)。
図8は、図7に示した利用登録処理の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、利用登録部126は、利用登録申請に含まれるグループ内電話番号をキーにして、グループ内通信設定データ113を検索する(ステップS201)。ここで、同一の電話番号がグループ内電話番号に設定されているレコードがなければ(ステップS202否定)、利用登録部126は、利用登録結果を「不許可」として利用登録処理を終了する(ステップS212)。
一方、同一の電話番号がグループ内電話番号に設定されているレコードがあれば(ステップS202肯定)、利用登録部126は、そのレコードの暗証番号と利用登録申請に含まれる暗証番号を比較する(ステップS203)。ここで、暗証番号が一致しなければ(ステップS204否定)、利用登録部126は、利用登録結果を「不許可」として利用登録処理を終了する(ステップS212)。
一方、暗証番号が一致した場合(ステップS204肯定)、利用登録部126は、検索されたレコードの有効期限を確認する(ステップS205)。ここで、有効期限切れだった場合、すなわち、検索されたレコードの有効期限が現在日時よりも古かった場合は(ステップS206否定)、利用登録部126は、利用登録結果を「不許可」として利用登録処理を終了する(ステップS212)。
一方、有効期限内、すなわち、検索されたレコードの有効期限が現在日時以降だった場合は(ステップS206肯定)、利用登録部126は、利用登録申請に含まれる契約電話番号をキーにして、加入者データ111を検索する(ステップS207)。ここで、同一の電話番号が契約電話番号に設定されているレコードがなければ(ステップS208否定)、利用登録部126は、利用登録結果を「不許可」として利用登録処理を終了する(ステップS212)。
一方、同一の電話番号が契約電話番号に設定されているレコードがあれば(ステップS208肯定)、利用登録部126は、そのレコードのグループ内電話番号有無を「有」に更新する(ステップS209)。そして、利用登録部126は、ステップS201でグループ内通信設定データ113から検索されたレコードの契約電話番号に、利用登録申請に含まれる契約電話番号を設定し(ステップS210)、利用登録結果を「許可」として利用登録処理を終了する(ステップS211)。
図9は、呼処理制御部131から呼処理制御電文が転送されるたびにグループ内通信制御部132において実行される転送処理の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、グループ内通信判定部132aが、呼処理制御電文を参照して発信元電話番号を取得する(ステップS301)。そして、グループ内通信判定部132aは、契約電話番号の値が発信元電話番号と一致するレコードを加入者データ111から検索する(ステップS302)。そして、グループ内通信判定部132aは、検索されたレコードのグループ内電話番号有無の値を確認する(ステップS303)。
ここで、グループ内電話番号有無の値が「有」でなかった場合、すなわち、発信元の携帯電話端末がグループ内通話の利用登録申請を行っていない場合は(ステップS304否定)、転送設定部132bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、検索されたレコードのグループ内電話番号有無の値が「有」であった場合、すなわち、発信元の携帯電話端末がグループ内通話の利用登録申請を行っていた場合は(ステップS304肯定)、グループ内通信判定部132aは、契約電話番号の値が発信元電話番号と一致するレコードをグループ内通信設定データ113から検索する(ステップS305)。そして、グループ内通信判定部132aは、検索されたレコードからグループ番号とグループ内電話番号の値を取得する(ステップS306)。
続いて、グループ内通信判定部132aは、呼処理制御電文を参照して着信先電話番号を取得する(ステップS307)。そして、グループ内通信判定部132aは、グループ内電話番号の値が取得した着信先電話番号と一致するレコードをグループ内通信設定データ113から検索する(ステップS308)。
ここで、該当するレコードがなかった場合、すなわち、着信先電話番号が有効なグループ内電話番号でなかった場合は(ステップS309否定)、転送設定部132bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、該当するレコードがあった場合(ステップS309肯定)、グループ内通信判定部132aは、そのレコードからグループ番号と契約電話番号の値を取得する(ステップS310)。そして、グループ内通信判定部132aは、ステップS306で取得したグループ番号と、ステップS310で取得したグループ番号を比較する(ステップS311)。
ここで、グループ番号が一致しなかった場合、すなわち、発信元のグループと着信先のグループが異なっていた場合は(ステップS312否定)、転送設定部132bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、グループ番号が一致した場合、すなわち、発信元のグループと着信先のグループが同一であった場合は(ステップS312肯定)、転送設定部132bが、呼処理制御電文の着信先電話番号をステップS310で取得した契約電話番号に更新し(ステップS313)、発信元電話番号をステップS306で取得したグループ内電話番号に更新し(ステップS314)、更新後の呼処理制御電文を呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
図9に示した転送処理の完了後、呼処理制御部131においては、本来の電話番号に基づく通常通りの呼制御処理が実行される。呼処理制御部131における呼制御処理について場合分けして説明しておく。
グループ内通信の利用登録申請を行っている携帯電話端末が、同一のグループのグループ内電話番号を着信先に指定して発信を行った場合、ステップS313において呼処理制御電文の着信先電話番号が着信先の正式な電話番号に置換される。この場合、呼処理制御部131においては、置換後の正式な電話番号を用いてこの接続が試みられ、相手が着信操作を行えば呼が確立されることになる。
また、グループ内通信の利用登録申請を行っている携帯電話端末が、同一のグループでないグループ内電話番号を着信先に指定して発信を行った場合、ステップS312においてグループ番号が一致しないため、呼処理制御電文の着信先電話番号が着信先の正式な電話番号に置換されることはない。この場合、呼処理制御部131は、グループ内電話番号からは着信先を特定することができないため、呼が確立されることはない。
また、グループ内通信の利用登録申請を行っている携帯電話端末が、グループ内電話番号ではない本来の電話番号を着信先に指定して発信を行った場合、ステップS309において該当レコードが見つからないため、呼処理制御電文の着信先電話番号が置換されることはない。この場合、呼処理制御部131においては、指定された正式な電話番号を用いてこの接続が試みられ、その電話番号が正しいものであり、相手が着信操作を行えば呼が確立されることになる。
また、グループ内通信の利用登録申請を行ってない携帯電話端末が、グループ内電話番号を着信先に指定して発信を行った場合、ステップS304においてグループ内電話番号有無の値が「有」でないため、呼処理制御電文の着信先電話番号が着信先の正式な電話番号に置換されることはない。この場合、呼処理制御部131は、グループ内電話番号からは着信先を特定することができないため、呼が確立されることはない。
また、グループ内通信の利用登録申請を行ってない携帯電話端末が、グループ内電話番号ではない本来の電話番号を着信先に指定して発信を行った場合、ステップS304においてグループ内電話番号有無の値が「有」でないため、呼処理制御電文の着信先電話番号が置換されることはない。この場合、呼処理制御部131においては、指定された正式な電話番号を用いてこの接続が試みられ、その電話番号が正しいものであり、相手が着信操作を行えば呼が確立されることになる。
図10は、契約期間管理部127が定期的に実行するグループ内電話番号無効化処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、契約期間管理部127は、グループ内通信設定データ113から未取得のレコードを1件取得する(ステップS401)。ここで、未取得のレコードを取得できた場合は(ステップS402肯定)、契約期間管理部127は、取得したレコードの有効期限の値を確認する(ステップS403)。
そして、有効期限切れだった場合、すなわち、取得されたレコードの有効期限が現在日時よりも古かった場合は(ステップS404肯定)、契約期間管理部127は、ステップS401で取得したレコードの契約電話番号に設定されている電話番号と同一の電話番号が契約電話番号に設定されているレコードを加入者データ111から検索し、検索されたレコードのグループ内電話番号有無を「無」に更新する(ステップS405)。そして、契約期間管理部127は、ステップS401で取得したレコードをグループ内通信設定データ113から削除し(ステップS406)、ステップS401に戻って、次の未取得のレコードを試みる。
一方、有効期限切れでなかった場合、すなわち、取得されたレコードの有効期限が現在日時以降だった場合は(ステップS404否定)、契約期間管理部127は、加入者データ111の更新とグループ内通信設定データ113の削除を行うことなく、ステップS401に戻って、次の未取得のレコードを試みる。
そして、グループ内通信設定データ113の全てのレコードを取得済みとなって未取得のレコードを取得できなくなった場合に(ステップS402否定)、契約期間管理部127は、グループ内電話番号無効化処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1では、通信事業者が有する通信システム100においてグループ内通信設定データ113に基づいて電話番号の置換を行うこととしたので、グループの他のメンバーに本来の電話番号を知らせることなく通話を行うことができる。
実施例1では、本来の電話番号を開示せずにグループのメンバーと通話を行う例を示したが、本来のメールアドレスを開示せずにグループのメンバーとメールのやりとりを行うこともできる。そこで、実施例2では、本来のメールアドレスを開示せずにグループのメンバーとメールのやりとりを行う例について説明する。
まず、実施例2に係る通信システム200の構成について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分には既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略することとする。
図11は、実施例2に係る通信システム200の構成を示すブロック図である。図11に示すように、通信システム200は、データベース装置210と、グループ内通信管理装置220と、通信制御装置230とを含む。
データベース装置210は、通信に関する各種情報を記憶する装置であり、加入者データ211、グループ内通信契約データ112、グループ内通信設定データ213、課金データ114等を記憶する。
加入者データ211は、通信システム200を管理している通信事業者の加入者に関する情報である。加入者データ211の一例を図12に示す。図12に示すように、加入者データ211は、加入者データ111が有する項目に加えて、契約電話番号に対応する本来のメールアドレスである契約メールアドレスを保持するように構成されている。
グループ内通信設定データ213は、グループ内通信の設定に関する情報である。グループ内通信設定データ213の一例を図13に示す。図13に示すように、グループ内通信設定データ213は、グループ内通信設定データ113が有するグループ内電話番号と契約電話番号に代えて、グループ内メールアドレスと契約メールアドレスを保持するように構成されている。グループ内メールアドレスは、グループ内通信用のメールアドレスであり、契約メールアドレスは、グループ内メールアドレスと対応付けられる本来のメールアドレスである。
グループ内通信管理装置220は、グループ内通信に関する各種情報を管理する装置であり、契約受付部221と、契約登録部222と、グループ番号生成部223と、メールアドレス払出し部224と、暗証番号生成部225と、利用登録部226と、契約期間管理部227とを有する。契約受付部221、契約登録部222、グループ番号生成部223、メールアドレス払出し部224、暗証番号生成部225、利用登録部226および契約期間管理部227は、契約電話番号が契約メールアドレスに置き換わり、グループ内電話番号がグループ内メールアドレスに置き換わることを除いては、既に説明した契約受付部121、契約登録部122、グループ番号生成部123、電話番号払出し部124、暗証番号生成部125、利用登録部126および契約期間管理部127と同様の処理を行う。
通信制御装置230は、メールの配送を制御する装置であり、配送制御部231と、グループ内通信制御部232と、課金部133とを有する。配送制御部231は、本来のメールアドレスに基づいて、メールの配送先を決定する。配送制御部231は、配送対象のメールが受信された場合、通常の処理を行う前に、メールをグループ内通信制御部232へ転送する。
グループ内通信制御部232は、グループ内通信を実現するための各種制御を行う制御部であり、グループ内通信判定部232aと、転送設定部232bとを有する。グループ内通信判定部232aは、配送制御部231から転送されたメールがグループ内通信に係るものであるか否かを判定する。なお、具体的な判定ロジックは、呼処理制御電文の発信元電話番号の代わりにメールのFromヘッダに設定された送信元メールアドレスを用い、呼処理制御電文の着信先電話番号の代わりにメールのToヘッダに設定された送信先メールアドレスを用いることを除いては、既に説明したグループ内通信判定部132aの判定ロジックと同様である。
転送設定部232bは、グループ内通信判定部232aにおいてメールがグループ内通信に係るものであると判定された場合に、送信元メールアドレスと送信先メールアドレスの置換を行って、メールを配送制御部231へ応答する。具体的には、転送設定部232bは、メールの送信元メールアドレスを、送信元のグループ内メールアドレスに置き換え、メールの送信先メールアドレスを、送信先の本来のメールアドレスに置き換える。なお、グループ内通信判定部232aにおいてメールがグループ内通信に係るものでないと判定された場合、転送設定部232bは、転送されたメールをそのまま配送制御部231へ応答する。
このように、本来のメールアドレスを開示せずにグループのメンバーとメールのやりとりを行うための構成は、実施例1において示した構成とほぼ同じ構成により実現することができる。また、電話番号やメールアドレス以外にも、通信において相手を識別するための本来の識別番号を開示せずにグループのメンバーと情報をやりとりする場合に、本願の開示する技術は適用可能である。
実施例1および実施例2では、グループの全てのメンバーが同一の通信事業者の加入者であることを前提にしていたが、グループのメンバーに異なる通信事業者の加入者が含まれている場合でも、本来の電話番号やメールアドレスを開示せずにグループのメンバーと通信を行うこともできる。
そこで、実施例3では、グループのメンバーに異なる通信事業者の加入者が含まれている場合において、本来の電話番号を開示せずにグループのメンバーと通話を行う例について説明する。なお、実施例2において説明した構成と、実施例3において説明する構成とを組み合わせることにより、グループのメンバーに異なる通信事業者の加入者が含まれている場合でも、本来のメールアドレスを開示せずにグループのメンバーと通信を行うことが可能になる。
まず、実施例3に係る通信システム300の構成について説明する。図14は、実施例3に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図14に示すように、通信システム300は、データベース装置110と、グループ内通信管理装置320と、通信制御装置330とを含む。また、通信システム300は、他の通信事業者によって管理されている通信システム301と接続されている。なお、通信システム301の構成は、通信システム300と同様である。
グループ内通信管理装置320は、契約登録部122に代えて契約登録部322を有することと、事業者間通信部328が追加されていることを除いては、グループ内通信管理装置120と同様の構成を有する。事業者間通信部328は、通信システム301に含まれるグループ内通信管理装置320との間でグループ内通信に関する情報のやりとりを行う。
契約登録部322は、契約受付部121において受け付けられた契約申請に他の通信事業者へのグループ内電話番号の払出し要求が含まれていた場合は、その要求を該当する通信事業者のグループ内通信管理装置320へ送信させる。そして、送信先のグループ内通信管理装置320からグループ内電話番号と暗証番号の組合せが応答されると、それらをグループ内通信設定データ113に登録し、自装置で払い出されたグループ内電話番号と暗証番号の組合せとともに申請端末20へ応答させる。
また、契約登録部322は、他の通信事業者のグループ内通信管理装置320からグループ内電話番号の払出し要求が送信されると、送信された数のグループ内電話番号の払出しを行うとともに、払い出した各グループ内電話番号に対応する暗証番号を生成し、グループ内電話番号と暗証番号の組合せを応答させる。
例えば、通信事業者Aが通信システム300を管理しており、通信事業者Bが通信システム301を管理しているものとする。この場合に、通信事業者Aの加入者向けに5件と通信事業者Bの加入者向けに8件のグループ内電話番号の払出しを要求する契約申請が通信システム300のグループ内通信管理装置320になされると、契約登録部322は、通信システム301のグループ内通信管理装置320へ8件のグループ内電話番号の払出し要求を送信させる。そして、契約登録部322は、通信システム301のグループ内通信管理装置320から8件のグループ内電話番号と暗証番号の組合せが応答されると、それらをグループ内通信設定データ113に登録する。
また、契約登録部322は、当該の通信事業者の加入者向けの5件のグループ内電話番号の払出しと、それぞれのグループ内電話番号に対応する暗証番号の生成を行わせ、5件のグループ内電話番号と暗証番号の組合せをグループ内通信設定データ113に登録する。なお、通信システム301のグループ内通信管理装置320から応答された8件のグループ内電話番号と、当該のグループ内通信管理装置320で払い出された5件のグループ内電話番号は、同一のグループに属するものなので、同一のグループ番号が与えられる。
そして、契約登録部322は、通信システム301のグループ内通信管理装置320から応答された8件のグループ内電話番号と暗証番号の組合せと、当該のグループ内通信管理装置320で払い出された5件のグループ内電話番号と暗証番号の組合せを申請端末20へ応答させる。
このように、通信事業者間で情報のやりとりを行うことにより、申請者は1つの事業者に契約申請を行うだけで、複数の通信事業者の加入者向けのグループ内電話番号の払出しを受けることができる。なお、利用登録申請については、通信事業者Aの加入者は、通信事業者Aが管理している通信システム300のグループ内通信管理装置320に対して行い、通信事業者Bの加入者は、通信事業者Bが管理している通信システム301のグループ内通信管理装置320に対して行う。
通信制御装置330は、グループ内通信制御部132がグループ内通信制御部332に置き換わっていることを除いては、通信制御装置130と同様の構成を有する。なお、グループ内通信制御部332に含まれるグループ内通信判定部332aと転送設定部332bの処理内容については、処理手順の説明の中で解説する。
次に、図14に示した通信システム300の処理手順について説明する。図15は、グループ内電話番号払出し処理の処理手順を示すシーケンス図である。なお、このシーケンス図は、通信事業者Aの通信システム300に対して、通信事業者Aと通信事業者Bの加入者向けにグループ内電話番号の払出しを申請する場合の例を示している。また、利用登録申請の処理手順については、実施例1と同様であるので図示を省略している。
図15に示すように、まず、申請端末20が通信事業者Aのグループ内通信管理装置320に対して契約申請を行う(ステップS501)。この契約申請では、申請者名と、通信事業者Aの事業者名である事業者名Aと、通信事業者Aの加入者向けのグループ内電話番号の払出し数である払出し数Aと、通信事業者Bの事業者名である事業者名Bと、通信事業者Bの加入者向けのグループ内電話番号の払出し数である払出し数Bと、有効期間とが、申請端末20からグループ内通信管理装置320へ送信される。
この契約申請が通信事業者Aのグループ内通信管理装置320の契約受付部121において受け付けられると、契約登録部322は、他業者分の払出し要求を該当する事業者のグループ内通信管理装置320へ送信させる(ステップS502)。この例の場合、契約登録部322は、通信事業者Bのグループ内通信管理装置320へ、申請者名と、事業者名Bと、払出し数Bと、有効期間とを送信させる。
通信事業者Bのグループ内通信管理装置320は、この要求を受信すると、図7に示したステップS102〜S106を実行して、払出し数B分のグループ内電話番号の払出し処理等を行って、処理結果をグループ内通信契約データ112とグループ内通信設定データ113に登録する(ステップS503)。そして、通信事業者Bのグループ内通信管理装置320は、払出し数B分のグループ内電話番号と暗証番号の組合せを通信事業者Aのグループ内通信管理装置320へ応答する(ステップS504)。
一方、通信事業者Aのグループ内通信管理装置320の契約登録部322は、図7に示したステップS102〜S106を実行して、払出し数A分のグループ内電話番号の払出し処理等を行って、処理結果をグループ内通信契約データ112とグループ内通信設定データ113に登録する(ステップS505)。さらに、契約登録部322は、通信事業者Bのグループ内通信管理装置320から応答されたグループ内電話番号と暗証番号の組合せをグループ内通信設定データ113に登録する(ステップS506)。なお、ステップS506においては、ステップS505と同一のグループ番号を用いて情報が登録される。また、契約登録部322は、通信事業者Bのグループ内通信管理装置320からの応答を待つことなく、ステップS505を開始してもよい。
そして、通信事業者Aのグループ内通信管理装置320の契約登録部322は、ステップS505で登録した払出し数A分のグループ内電話番号と暗証番号の組合せと、ステップS506で登録した払出し数B分のグループ内電話番号と暗証番号の組合せを申請端末20へ応答する(ステップS507)。
図16〜17は、呼処理制御部131から呼処理制御電文が転送されるたびにグループ内通信制御部332において実行される転送処理の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、ステップS302とS303の間に処理が追加されていることと、ステップS309の分岐先が異なっていることを除いて、図9に示したフローチャートと同一である。そこで、これらの相違部分について、具体例を示しながら説明することとする。
ここでは、図15に示したシーケンス図に基づいてグループ内電話番号の払出し処理が実行され、グループの各メンバーの携帯電話端末の利用登録申請が完了しているものとする。その状態で、通信事業者Bの加入者であるメンバーbが通信事業者Aの加入者であるメンバーaに割り当てられているグループ内電話番号を着信先として指定して発信を行うと、図18−1に示すように、発信元電話番号としてメンバーbの契約電話番号が設定され、着信先電話番号としてメンバーaのグループ内電話番号が設定された呼処理制御電文が通信事業者Bの通信制御装置330において受信される。
この場合、通信事業者Bのデータベース装置110のグループ内通信設定データ113には、着信先電話番号として設定されているメンバーaのグループ内電話番号が登録されていないため、ステップS308において、該当するレコードは検索されない。該当するレコードがない場合(ステップS309否定)、転送設定部332bは、呼処理制御電文の着信先電話番号を更新することなく、発信元電話番号をステップS306で取得したグループ内電話番号に更新し(ステップS314)、更新後の呼処理制御電文を呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
この結果、図18−2に示すように、発信元電話番号としてメンバーbのグループ内電話番号が設定され、着信先電話番号としてメンバーaのグループ内電話番号が設定された呼処理制御電文が、通信事業者Bの通信制御装置330の呼処理制御部131から、通信事業者Aの通信制御装置330の呼処理制御部131へ転送される。
この場合、通信事業者Aのデータベース装置110の加入者データ111には、発信元電話番号として設定されているメンバーbのグループ内電話番号が登録されていないため、ステップS302において、該当するレコードは検索されない。該当するレコードがない場合(ステップS601否定)、グループ内通信判定部332aと転送設定部332bは、以下の処理手順を実行する。
すなわち、グループ内通信判定部332aは、グループ内電話番号の値が発信元電話番号と一致するレコードをグループ内通信設定データ113から検索する(ステップS602)。ここで、該当するレコードがなかった場合、すなわち、発信元電話番号が有効なグループ内電話番号でなかった場合は(ステップS603否定)、転送設定部332bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、該当するレコードが存在した場合、すなわち、発信元電話番号が有効なグループ内電話番号であった場合は(ステップS603肯定)、グループ内通信判定部332aは、検索されたレコードからグループ番号の値を取得する(ステップS604)。
続いて、グループ内通信判定部332aは、呼処理制御電文を参照して着信先電話番号を取得する(ステップS605)。そして、グループ内通信判定部332aは、グループ内電話番号の値が取得した着信先電話番号と一致するレコードをグループ内通信設定データ113から検索する(ステップS606)。
ここで、該当するレコードがなかった場合、すなわち、着信先電話番号が有効なグループ内電話番号でなかった場合は(ステップS607否定)、転送設定部332bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、該当するレコードがあった場合(ステップS607肯定)、グループ内通信判定部332aは、そのレコードからグループ番号と契約電話番号の値を取得する(ステップS608)。そして、グループ内通信判定部332aは、ステップS604で取得したグループ番号と、ステップS608で取得したグループ番号を比較する(ステップS609)。
ここで、グループ番号が一致しなかった場合、すなわち、発信元のグループと着信先のグループが異なっていた場合は(ステップS610否定)、転送設定部332bは、呼処理制御部131から転送された呼処理制御電文をそのまま呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
一方、グループ番号が一致した場合、すなわち、発信元のグループと着信先のグループが同一であった場合は(ステップS610肯定)、転送設定部332bが、呼処理制御電文の着信先電話番号をステップS608で取得した契約電話番号に更新し(ステップS611)、更新後の呼処理制御電文を呼処理制御部131へ応答して、転送処理を終了する。
この例の場合、発信元と着信先のグループ内電話番号がいずれも有効であり、グループ番号も一致するので、図18−3に示すように、呼処理制御電文の着信先電話番号がメンバーaの契約電話番号に更新される。このため、呼は正常にメンバーaの携帯電話端末に着信し、着信先電番号としてメンバーbのグループ内電話番号が表示される。
このように、グループのメンバーが異なる通信事業者に加入している場合でも、グループの他のメンバーに本来の電話番号を知らせることなく通話を行うことができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)予め第1の通信用識別番号を割り当てられている第1の通信端末と予め第2の通信用識別番号を割り当てられている第2の通信端末が通信システムを介して通信するグループ内通信方法であって、
前記通信システムが、第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を払出し、グループを識別するためのグループ番号と対応付けて第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を記憶手段に記憶させる払出し工程と、
前記通信システムが、前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記第1の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第1の利用登録工程と、
前記通信システムが、前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記第2の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第2の利用登録工程と、
前記第1の通信端末が、前記第1の通信用識別番号が送信元として設定され、前記第4の通信用識別番号が送信先として設定された電文を発信する発信工程と、
前記通信システムが、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と送信先として設定されている通信用識別番号がいずれも前記記憶手段に記憶されており、かつ、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号と前記電文の送信先として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号とが一致していることを確認することにより、前記電文が前記グループ内での通信に係るものであるか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程において前記電文が前記グループ内での通信に係るものであると判断された場合に、前記通信システムが、前記電文の送信元を前記第3の通信用識別番号に置換し、送信先を前記第2の通信用識別番号に置換する転送設定工程と
を含んだことを特徴とするグループ内通信方法。
(付記2)前記通信システムが、暗証番号を生成し、前記暗証番号を前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶させる暗証番号生成工程と、
前記第1の通信端末が、前記第1の通信用識別番号と前記第3の通信用識別番号と暗証番号を前記通信システムへ送信する利用登録申請工程とをさらに含み、
前記第1の利用登録工程において、前記通信システムは、前記利用登録申請工程において送信された暗証番号が前記第3の通信用識別番号と対応付けて記憶されている暗証番号と一致しない場合には、前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記第1の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させることを中止することを特徴とする付記1に記載のグループ内通信方法。
(付記3)前記通信システムが、暗証番号を生成し、前記暗証番号を前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶させる暗証番号生成工程と、
前記第2の通信端末が、前記第2の通信用識別番号と前記第4の通信用識別番号と暗証番号を前記通信システムへ送信する利用登録申請工程とをさらに含み、
前記第2の利用登録工程において、前記通信システムは、前記利用登録申請工程において送信された暗証番号が前記第4の通信用識別番号と対応付けて記憶されている暗証番号と一致しない場合には、前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記第2の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させることを中止することを特徴とする付記1に記載のグループ内通信方法。
(付記4)グループ毎に設定された有効期限に基づいて、前記第3の通信用識別番号と前記第4の通信用識別番号を無効化する無効化工程をさらに含むことを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載のグループ内通信方法。
(付記5)前記通信用識別番号は、電話番号であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載のグループ内通信方法。
(付記6)前記通信用識別番号は、メールアドレスであることを特徴とする付記1〜4のいずれか1つに記載のグループ内通信方法。
(付記7)グループのメンバー間での通話のみに用いられるグループ内電話番号を管理するグループ内通信管理装置であって、
少なくとも払出し数を含む契約申請を受け付ける契約受付手段と、
前記契約受付手段において契約申請が受け付けられるたびにグループを識別するためのグループ番号を生成するグループ番号生成手段と、
前記契約受付手段において受け付けられた契約申請に含まれる払出し数分のグループ内電話番号を払い出す電話番号払出し手段と、
前記電話番号払出し手段によって払い出された各グループ内電話番号に対応付けて暗証番号を生成する暗証番号生成手段と、
グループ内電話番号と該グループ番号に対応する暗証番号の組合せを、前記グループ番号生成手段によって生成されたグループ番号と対応付けて記憶手段に記憶させる契約登録手段と、
少なくとも正式な電話番号とグループ内電話番号と暗証番号とを含む利用登録申請を受け付け、該利用登録申請に含まれるグループ内電話番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されている暗証番号と、該利用登録申請に含まれる暗証番号が一致する場合に、該利用登録申請に含まれる正式な電話番号を、該利用登録申請に含まれるグループ内電話番号に対応する正式な電話番号として前記記憶手段に記憶させる利用登録手段と
を備えることを特徴とするグループ内通信管理装置。
実施例1に係るグループ内通信方法の概要を示す図である。 実施例1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 加入者データの一例を示す図である。 グループ内通信契約データの一例を示す図である。 グループ内通信設定データの一例を示す図である。 課金データの一例を示す図である。 グループ内電話番号払出し処理の処理手順を示すシーケンス図である。 利用登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 転送処理の処理手順を示すフローチャートである。 グループ内電話番号無効化処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 加入者データの一例を示す図である。 グループ内通信設定データの一例を示す図である。 実施例3に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 グループ内電話番号払出し処理の処理手順を示すシーケンス図である。 転送処理の処理手順を示すフローチャートである。 転送処理の処理手順を示すフローチャートである。 発信時の呼処理制御電文を示す図である。 通信システム間を転送時の呼処理制御電文を示す図である。 着信時の呼処理制御電文を示す図である。
符号の説明
11、12 携帯電話端末
20 申請端末
100、200、300、301 通信システム
110、210 データベース装置
111、211 加入者データ
112 グループ内通信契約データ
113、213 グループ内通信設定データ
114 課金データ
120、220、320 グループ内通信管理装置
121、221 契約受付部
122、222、322 契約登録部
123、223 グループ番号生成部
124 電話番号払出し部
224 メールアドレス払出し部
125、225 暗証番号生成部
126、226 利用登録部
127、227 契約期間管理部
130、230、330 通信制御装置
131 呼処理制御部
132、232、332 グループ内通信制御部
132a、232a、332a グループ内通信判定部
132b、232b、332b 転送設定部
133 課金部
231 配送制御部
328 事業者間通信部

Claims (5)

  1. 予め第1の通信用識別番号を割り当てられている第1の通信端末と予め第2の通信用識別番号を割り当てられている第2の通信端末が通信システムを介して通信するグループ内通信方法であって、
    前記通信システムが、第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を払出し、グループを識別するためのグループ番号と対応付けて第3の通信用識別番号と第4の通信用識別番号を記憶手段に記憶させる払出し工程と、
    前記通信システムが、前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記第1の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第1の利用登録工程と、
    前記通信システムが、前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記第2の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させる第2の利用登録工程と、
    前記第1の通信端末が、前記第1の通信用識別番号が送信元として設定され、前記第4の通信用識別番号が送信先として設定された電文を発信する発信工程と、
    前記通信システムが、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と送信先として設定されている通信用識別番号がいずれも前記記憶手段に記憶されており、かつ、前記電文の送信元として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号と前記電文の送信先として設定されている通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されているグループ番号とが一致していることを確認することにより、前記電文が前記グループ内での通信に係るものであるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において前記電文が前記グループ内での通信に係るものであると判断された場合に、前記通信システムが、前記電文の送信元を前記第3の通信用識別番号に置換し、送信先を前記第2の通信用識別番号に置換する転送設定工程と
    を含んだことを特徴とするグループ内通信方法。
  2. 前記通信システムが、暗証番号を生成し、前記暗証番号を前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶させる暗証番号生成工程と、
    前記第1の通信端末が、前記第1の通信用識別番号と前記第3の通信用識別番号と暗証番号を前記通信システムへ送信する利用登録申請工程とをさらに含み、
    前記第1の利用登録工程において、前記通信システムは、前記利用登録申請工程において送信された暗証番号が前記第3の通信用識別番号と対応付けて記憶されている暗証番号と一致しない場合には、前記第3の通信用識別番号と対応付けて前記第1の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させることを中止することを特徴とする請求項1に記載のグループ内通信方法。
  3. 前記通信システムが、暗証番号を生成し、前記暗証番号を前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記記憶手段に記憶させる暗証番号生成工程と、
    前記第2の通信端末が、前記第2の通信用識別番号と前記第4の通信用識別番号と暗証番号を前記通信システムへ送信する利用登録申請工程とをさらに含み、
    前記第2の利用登録工程において、前記通信システムは、前記利用登録申請工程において送信された暗証番号が前記第4の通信用識別番号と対応付けて記憶されている暗証番号と一致しない場合には、前記第4の通信用識別番号と対応付けて前記第2の通信用識別番号を前記記憶手段に記憶させることを中止することを特徴とする請求項1に記載のグループ内通信方法。
  4. グループ毎に設定された有効期限に基づいて、前記第3の通信用識別番号と前記第4の通信用識別番号を無効化する無効化工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のグループ内通信方法。
  5. グループのメンバー間での通話のみに用いられるグループ内電話番号を管理するグループ内通信管理装置であって、
    少なくとも払出し数を含む契約申請を受け付ける契約受付手段と、
    前記契約受付手段において契約申請が受け付けられるたびにグループを識別するためのグループ番号を生成するグループ番号生成手段と、
    前記契約受付手段において受け付けられた契約申請に含まれる払出し数分のグループ内電話番号を払い出す電話番号払出し手段と、
    前記電話番号払出し手段によって払い出された各グループ内電話番号に対応付けて暗証番号を生成する暗証番号生成手段と、
    グループ内電話番号と該グループ番号に対応する暗証番号の組合せを、前記グループ番号生成手段によって生成されたグループ番号と対応付けて記憶手段に記憶させる契約登録手段と、
    少なくとも正式な電話番号とグループ内電話番号と暗証番号とを含む利用登録申請を受け付け、該利用登録申請に含まれるグループ内電話番号と対応付けて前記記憶手段に記憶されている暗証番号と、該利用登録申請に含まれる暗証番号が一致する場合に、該利用登録申請に含まれる正式な電話番号を、該利用登録申請に含まれるグループ内電話番号に対応する正式な電話番号として前記記憶手段に記憶させる利用登録手段と
    を備えることを特徴とするグループ内通信管理装置。
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