JP2009271853A - 行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法 - Google Patents

行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの周囲の状況を取得することなく、ユーザが予定している行動を支援する情報を提供することを目的とする。
【解決手段】行動支援サーバ10は、ユーザの行動予定を示すスケジュール情報を移動通信端末Mから受信し、後述する支援コンテンツをその移動通信端末Mに送信する通信部11と、スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、該支援コンテンツを移動通信端末Mに送信するための条件を示す表示条件とを含んで構成されるポップアップ情報を記憶するポップアップ情報テーブル12cと、受信されたスケジュール情報が表示条件を満たす場合に、その表示条件に対応する支援コンテンツを選択する支援コンテンツ生成部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが予定している行動を支援するための情報を提供する行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法に関する。
ユーザは自身の置かれている状況に応じて様々な情報を必要としている。その状況を把握して必要な情報を提示することができれば、ユーザの生活全般をサポートすることが可能になる。これを目的とする技術として、下記特許文献1に記載のアクション提案・実行装置がある。この装置は、ユーザの周囲の状況(時間や場所など)に基づいてユーザの行動を推定し、その推定結果に基づいて、ユーザに提示するインストラクションを生成する。
特開2001−92878号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置は、ユーザの周囲の状況をその都度取得する必要があるので、ユーザが所有する端末と処理サーバとの間に通信が発生すると共に、処理時間が増大する可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザの周囲の状況を取得することなく、ユーザが予定している行動を支援する情報を提供することが可能な行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法を提供することを目的とする。
本発明の行動支援サーバは、ユーザの行動予定を示すスケジュール情報を通信端末から受信する受信手段と、スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、該支援コンテンツを通信端末に送信するための条件を示す送信条件とを含んで構成される条件情報を記憶する条件記憶手段と、受信手段により受信されたスケジュール情報が条件記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択する選択手段と、選択手段により選択された支援コンテンツを通信端末に送信する送信手段と、を備える。
また、本発明の行動支援システムは、上記行動支援サーバと、行動支援サーバにスケジュール情報を送信し、該送信に応じて行動支援サーバから送信された支援コンテンツを受信して表示する移動通信端末と、を備える。
また、本発明の行動支援方法は、行動支援サーバが、ユーザの行動予定を示すスケジュール情報を通信端末から受信する受信ステップと、行動支援サーバが、スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、該支援コンテンツを通信端末に送信するための条件を示す送信条件とを含んで構成される条件情報を記憶手段に記憶する条件記憶ステップと、行動支援サーバが、受信ステップにおいて受信されたスケジュール情報が記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択する選択ステップと、選択ステップにおいて選択された支援コンテンツを通信端末に送信する送信ステップと、を含む。
このような行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法によれば、通信端末から受信したスケジュール情報が予めサーバ内に記憶されている送信条件を満たす場合に、その送信条件に対応する支援コンテンツが通信端末に送信される。このように、スケジュール情報さえ行動支援サーバに送信すればその内容に基づいて支援コンテンツが選択され通信端末に送信されるので、ユーザの周囲の状況を取得することなく、ユーザが予定している行動を支援する情報(支援コンテンツ)を提供できる。
本発明の行動支援サーバでは、ユーザの個人情報を記憶する個人情報記憶手段を更に備え、スケジュール情報がユーザを識別するユーザ識別子を含み、選択手段が、ユーザ識別子に基づいてスケジュール情報に対応する個人情報を個人情報記憶手段から読み出し、該スケジュール情報及び読み出した個人情報が条件記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択することが好ましい。
この場合、スケジュール情報に加えてその情報を送信したユーザの個人情報にも合致する支援コンテンツが選択されるので、ユーザの嗜好や生活環境などをより反映した支援コンテンツを提供することが可能になる。
本発明の行動支援サーバでは、条件情報が、支援コンテンツの分類を示すグループ情報と、同一分類内における支援コンテンツの送信の優先順位とを更に含み、選択手段が、同一分類の支援コンテンツが複数選択された場合に、該複数の支援コンテンツのうち優先順位が最も高い支援コンテンツを選択することが好ましい。
この場合、同一分類の支援コンテンツが複数選択されると、そのうち優先順位が最も高い支援コンテンツが選択されるので、特に重要な情報を優先してユーザに提供することが可能になる。
本発明の行動支援サーバでは、条件情報が、通信端末における支援コンテンツの出力方法を示す出力種別を更に含み、送信手段が、選択された支援コンテンツの出力種別に基づいて生成された支援コンテンツを送信することが好ましい。
この場合、支援コンテンツが出力種別に基づいて生成され通信端末に送信されるので、コンテンツの内容に応じた適切な形式で支援コンテンツを提供することが可能になる。
本発明の行動支援サーバでは、条件情報が、通信端末における支援コンテンツの出力タイミングを示すタイミング情報を更に含み、送信手段が、選択された支援コンテンツを、該支援コンテンツのタイミング情報で示されるタイミングで送信することが好ましい。
この場合、設定されたタイミングで支援コンテンツが通信端末に送信されるので、ユーザの行動予定に合わせて支援コンテンツを提供することが可能になる。
このような行動支援サーバ、行動支援システム及び行動支援方法によれば、通信端末から受信したスケジュール情報と予めサーバ内に記憶されている条件情報とに基づいて支援コンテンツが選択されるので、ユーザの周囲の状況を取得することなく、ユーザが予定している行動を支援する情報を提供できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、図1〜4を用いて、実施形態に係る行動支援システムの構成を説明する。図1は行動支援システムの全体構成を示す図である。図2は移動通信端末で入力されるスケジュール情報の例を示す図である。図3は図1に示す行動支援サーバのハードウェア構成を示す図である。図4は図1に示すポップアップ情報テーブルに記憶されるポップアップ情報(条件情報)の例を示す図である。
行動支援システム1は、行動支援サーバ10及び移動通信端末Mを含んで構成されている。行動支援サーバ10及び移動通信端末Mは、図示しないネットワークを介して互いに通信することが可能である。行動支援システム1は、移動通信端末Mのユーザが予定している行動を支援するための情報(支援コンテンツ)を提供する。
移動通信端末Mは、例えば携帯電話機や携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)などのようにユーザが携帯可能な通信端末である。移動通信端末Mは、ユーザが入力したスケジュール情報を受け付けて行動支援サーバ10に送信し、その送信に対する行動支援サーバ10の応答を受信した後にスケジュール情報をメモリに記憶する。また、移動通信端末Mは、行動支援サーバ10から受信した支援コンテンツを受信して出力する機能も有する。
スケジュール情報はユーザの行動予定を示す情報である。スケジュール情報は、ユーザを特定するためのユーザ識別子と、スケジュール情報の分類を示すカテゴリと、スケジュールの内容を示す件名と、行動予定日時(開始日付、開始時刻、終了日付及び終了時刻)と、施設情報(施設名、住所及び最寄駅)と、乗換案内情報(往路、復路及び終電)とで構成されている。このうち、カテゴリ、件名及び開始日付は入力必須項目である。また、ユーザが施設情報を登録する場合には施設名を必ず入力する必要がある。例えば、移動通信端末Mは図2に示すスケジュール情報を登録することが可能である。なお、スケジュール情報の構成、入力方法、及び入力必須項目は任意に決定してよい。
行動支援サーバ10は、移動通信端末Mのユーザが予定している行動(移動通信端末Mに登録されたスケジュール情報で示される行動)を支援するための支援コンテンツを提供するコンピュータである。行動支援サーバ10は、機能的構成要素として通信部(受信手段、送信手段)11、記憶部12、スケジュール管理部(送信手段)13、支援コンテンツ生成部(選択手段)14、地図生成部15及び乗換案内生成部16を備えている。
行動支援サーバ10は、図3に示すように、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムなどを実行するCPU101と、ROM及びRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクなどで構成される補助記憶部103と、ネットワークカードなどの通信制御部104と、キーボードなどの入力部105と、モニタなどの出力部106とで構成される。図1に示される各機能は、図3に示すCPU101や主記憶部102の上に所定のソフトウェアを読み込ませ、CPU101の制御の下で通信制御部104を動作させるとともに、主記憶部102や補助記憶部103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
通信部11は、移動通信端末Mとの間で情報の送受信を行う手段である。具体的には、通信部11はスケジュール情報を移動通信端末Mから受信してスケジュール管理部13に出力する一方で、支援コンテンツ生成部14により選択された支援コンテンツを移動通信端末Mに送信する。
記憶部12は、支援コンテンツの提供に必要なデータを記憶する部分であり、個人情報テーブル(個人情報記憶手段)12a、スケジュール情報テーブル12b及びポップアップ情報テーブル(条件記憶手段)12cを備えている。
個人情報テーブル12aは、移動通信端末Mのユーザの個人情報を記憶する手段である。個人情報は、ユーザ毎に設定されたユーザ識別子により特定することが可能である。個人情報にどのような情報を含めるかは限定されない。例えば、個人情報テーブル12aは、氏名や電話番号などの基本情報に加えてユーザの自宅の最寄駅を含む個人情報を記憶する。
スケジュール情報テーブル12bは、後述する通信部11により受信されたスケジュール情報を記憶する手段である。より具体的には、スケジュール情報テーブル12bは後述するスケジュール管理部13から入力されたスケジュール情報を記憶する。
ポップアップ情報テーブル12cは、スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、支援コンテンツを移動通信端末Mに送信するための条件を示す表示条件(送信条件)とを含んで構成されるポップアップ情報(条件情報)を記憶する手段である。ポップアップ情報は、移動通信端末M上に支援コンテンツを表示するルールを示し、コンテンツグループ、コンテンツ情報、表示条件、ポップアップタイミング及び優先順位で構成されている。
コンテンツグループは支援コンテンツの分類を示すグループ情報であり、スケジュール情報で示される行動に付随して一般的に行われる行動(関連行動)毎に設定される。
コンテンツ情報は支援コンテンツの内容を示す情報であり、表示内容と表示タイプとで構成されている。表示内容は移動通信端末Mに表示する情報を示し、表示タイプは移動通信端末Mでの出力方法(出力種別)を示す。
表示タイプ「1」は、他機能へ遷移するためのボタンを移動通信端末M上に表示して、ユーザに対してその機能の実行を促す手段を意味する。表示タイプ「2」は、図示しない外部サーバが提供するコンテンツ(外部コンテンツ)へ遷移するためのボタンを移動通信端末M上に表示して、ユーザをそのコンテンツに誘導する手段を意味する。外部コンテンツとは、例えばインターネット上のウェブサイトである。表示タイプ「3」は、移動通信端末M上にアラートを表示してユーザにスケジュールの確認を促す手段を意味する。表示タイプ「4」は、移動通信端末M上に地図を表示する手段を意味する。表示タイプ「5」は、終電に関する情報を移動通信端末M上に表示する手段を意味する。
表示条件(送信条件)は支援コンテンツを移動通信端末M上に送信して表示させるための条件を示す情報であり、スケジュール情報のカテゴリと登録内容とで構成されている。登録内容はスケジュール情報に含まれているか否かを判定する対象となる項目を示している。ポップアップタイミングは、移動通信端末Mに支援コンテンツを表示する時期を示すタイミング情報である。
優先順位は表示の優先度を示す情報であり、コンテンツグループ毎に設定される。同一コンテンツグループ内で表示条件に合致した支援コンテンツが複数ある場合には、最も優先度の高い支援コンテンツのみが移動通信端末M上に表示される。表示条件に合致した支援コンテンツが複数あり、各コンテンツのコンテンツグループが互いに異なる場合には、すべての支援コンテンツが移動通信端末M上に表示される。図4の例において、表示条件に合致した支援コンテンツが「到着駅を表示する地図」と「目的地の天気」である場合には、双方の支援コンテンツが移動通信端末M上に表示される。
スケジュール管理部13は、ユーザのスケジュール情報を管理する手段である。スケジュール管理部13は通信部11から入力されたスケジュール情報をスケジュール情報テーブル12bに出力する。また、スケジュール管理部13は移動通信端末Mから受信した閲覧要求信号に基づいてスケジュール情報を読み出し、通信部11を介して移動通信端末Mに送信する。
スケジュール情報を登録する際に、スケジュール管理部13は入力されたスケジュール情報に対応するコンテンツ情報を支援コンテンツ生成部14に要求する。その後、その要求に応じて支援コンテンツ生成部14がコンテンツ情報を抽出すると、スケジュール管理部13はそのコンテンツ情報をスケジュール情報に埋め込んでスケジュール情報テーブル12bに出力する。続いて、スケジュール管理部13は、スケジュール情報の記憶(登録)が完了したことを示す応答信号を通信部11を介して送信元の移動通信端末Mに送信する。
また、スケジュール管理部13は、支援コンテンツ生成部14により選択された支援コンテンツを移動通信端末Mに送信する手段でもある。スケジュール管理部13は、スケジュール情報テーブル12b内のコンテンツ情報に含まれるポップアップタイミングと現在時刻とが一致するか否かを都度監視している。そして、現在時刻と合致するポップアップタイミングを含むコンテンツ情報を見つけた場合、スケジュール管理部13はそのコンテンツ情報で示される支援コンテンツを移動通信端末Mに送信するための処理を実行する。
送信すべき支援コンテンツを見つけた場合、スケジュール管理部13はコンテンツ情報に含まれる表示タイプを抽出する。ここで、表示タイプが1〜3のいずれかである場合には、スケジュール管理部13は表示内容で示される支援コンテンツを所定のフォーマットを用いて生成する(移動通信端末Mにポップアップ表示される画面を生成する)。続いて、スケジュール管理部13は生成した支援コンテンツを通信部11を介して移動通信端末Mに送信する。
表示タイプが「4」である場合には、スケジュール管理部13はコンテンツ情報を地図生成部15に出力し、そのコンテンツ情報に応じて地図生成部15が生成した地図を支援コンテンツとして取得する。続いて、スケジュール管理部13は取得した支援コンテンツを通信部11を介して移動通信端末Mに送信する。また、表示タイプが「5」である場合には、スケジュール管理部13はコンテンツ情報を乗換案内生成部16に出力し、そのコンテンツ情報に応じて乗換案内生成部16が生成した経路情報を支援コンテンツとして取得する。続いて、スケジュール管理部13は取得した支援コンテンツを通信部11を介して移動通信端末Mに送信する。
支援コンテンツ生成部14は、通信部11により受信されたスケジュール情報がポップアップ情報テーブル12cに記憶されている表示条件(送信条件)を満たす場合に、その表示条件に対応する支援コンテンツを選択する手段である。
支援コンテンツ生成部14は、移動通信端末Mから受信したスケジュール情報に含まれるユーザ識別子に基づいて個人情報テーブルを参照し、そのユーザ識別子に対応する最寄駅(自宅の最寄駅)の情報を読み出す。続いて、支援コンテンツ生成部14はポップアップ情報テーブル12cを参照し、受信したスケジュール情報及び読み出した最寄駅(自宅の最寄駅)の情報が表示条件と合致するコンテンツ情報を取得する。この際、支援コンテンツ生成部14はコンテンツ情報に対応するポップアップタイミングも併せて取得する。続いて、支援コンテンツ生成部14は、取得したコンテンツ情報(支援コンテンツ)及びポップアップタイミングをスケジュール管理部13に出力する。なお、表示条件と合致するコンテンツ情報及びポップアップタイミングは一つとは限らず、支援コンテンツ生成部14が複数の情報を取得する場合もある。
図2に示すスケジュール情報が受信され、ポップアップ情報テーブル12c内のデータが図4に示すものである場合を例に、支援コンテンツ生成部14の処理を説明する。この場合、スケジュール情報のカテゴリが「飲み会」であり、スケジュール情報が施設情報に関して施設名、施設の住所及び施設の最寄駅を、乗換案内に関して往路及び復路を、それぞれ含んでいる。したがって、支援コンテンツ生成部14は、コンテンツグループ「地図の確認」に所属する三つのコンテンツ情報「到着駅及び施設を表示する地図」、「到着駅を表示する地図」、「最寄駅及び施設を表示する地図」と、コンテンツグループ「終電の確認」に所属する二つのコンテンツ情報「最寄駅から自宅までの終電情報」及び「到着駅から自宅までの終電情報」と、コンテンツグループ「なし」に所属するコンテンツ情報「該当経路の遅延情報」とを抽出する。
ここで、一つのコンテンツグループからは優先順位に基づいて一つのコンテンツ情報のみが最終的に抽出される。すなわち、支援コンテンツ生成部14は、支援コンテンツの優先順位に基づいて「到着駅及び施設を表示する地図(表示タイプ=4、タイミング=到着時刻)」、「最寄駅から自宅までの終電情報(表示タイプ=5、タイミング=22時)」、「該当経路の遅延情報(表示タイプ=2、タイミング=即時)」を抽出する。そして、支援コンテンツ生成部14はこれら三つのコンテンツ情報をスケジュール管理部13に出力する。
地図生成部15は、コンテンツ情報に基づいて地図を生成する手段である。スケジュール管理部13からコンテンツ情報が入力されると、地図生成部15は場所を特定するための情報(例えば地名や駅名など)をそのコンテンツ情報から抽出し、その場所に対応する地図を生成する。そして、地図生成部15は生成した地図を支援コンテンツとしてスケジュール管理部13に出力する。また、地図生成部15は、移動通信端末Mから受信した要求信号に基づいて地図情報を生成し、その地図情報を移動通信端末Mに送信することも可能である。
乗換案内生成部16は、コンテンツ情報に基づいて経路情報を生成する手段である。スケジュール管理部13からコンテンツ情報が入力されると、乗換案内生成部16は経路や乗車時間などを特定するための情報(例えば駅名や時刻、検索タイプ(往路・復路・終電)など)をそのコンテンツ情報から抽出し、条件に合致する経路情報を生成する。そして、乗換案内生成部16は生成した経路情報を支援コンテンツとしてスケジュール管理部13に出力する。また、乗換案内生成部16は、移動通信端末Mから受信した要求信号に基づいて経路情報を生成し、その経路情報を移動通信端末Mに送信することも可能である。
次に、図5,6を用いて、図1に示す行動支援システム1の処理を説明するとともに本実施形態に係る行動支援方法について説明する。図5は、スケジュール情報を登録する処理を示すフローチャートである。図6は定められたタイミングで支援コンテンツを移動通信端末Mに表示する処理を示すフローチャートである。
まず、図5を用いてスケジュール情報を登録する処理を説明する。前提として、行動支援サーバ10のポップアップ情報テーブル12cは、支援コンテンツを示すコンテンツ情報と、支援コンテンツを通信端末に送信する表示条件とを含んで構成されるポップアップ情報を記憶している(条件記憶ステップ)。
移動通信端末Mでユーザがスケジュールを入力すると、スケジュール情報が移動通信端末Mから行動支援サーバ10に送信され、通信部11がその情報を受信する(ステップS11、受信ステップ)。続いて、支援コンテンツ生成部14がスケジュール情報に含まれているユーザ識別子に対応する個人情報を個人情報テーブル12aから読み出す(ステップS12)。続いて、支援コンテンツ生成部14はスケジュール情報、個人情報に基づいてポップアップ情報テーブル12cを参照し、移動通信端末Mで出力する支援コンテンツを選択する(ステップS13、選択ステップ)。言い換えると、支援コンテンツ生成部14は表示条件がスケジュール情報の内容に合致するポップアップ情報を抽出し、そのポップアップ情報で示される支援コンテンツを予め定義されているタイミングで移動通信端末Mに表示することを決定する。
続いて、スケジュール管理部13が選択されたコンテンツ情報をスケジュール情報に埋め込んでスケジュール情報テーブル12bに記憶する(ステップS14)。そして、スケジュール管理部13はスケジュールの登録が完了したことを示す応答信号を移動通信端末Mに送信する(ステップS15)。移動通信端末Mは、応答信号を受信した後にスケジュール情報を自機内のメモリに記憶する。
次に、図6を用いて支援コンテンツを移動通信端末Mに表示する処理を説明する。スケジュール管理部13は、ポップアップ情報が現在時刻と合致するコンテンツ情報が存在するか(あるコンテンツ情報についてポップアップ時刻となったか)否かを都度監視している(ステップS21)。そして、そのようなコンテンツ情報が存在した場合(ステップS21;YES)、スケジュール管理部13は該当するコンテンツ情報をスケジュール情報テーブル12bから抽出し(ステップS22)、そのコンテンツ情報の表示タイプに基づいて支援コンテンツを生成する(ステップS23)。例えば表示タイプが「4」であれば、スケジュール管理部13は地図生成部15から取得した地図(地図情報)を含む支援コンテンツを生成し、表示タイプが「5」であれば、乗換案内生成部16から取得した経路情報を含む支援コンテンツを生成する。
続いて、スケジュール管理部13は生成した支援コンテンツを通信部11を介して移動通信端末Mに送信する(ステップS24、送信ステップ)。移動通信端末Mは、送られてきた支援コンテンツを受信して画面にポップアップ表示する。これにより、移動通信端末Mのユーザは予定している行動に関連する情報を確認できる。
図7,8は移動通信端末Mの画面に表示される支援コンテンツの模式図である。例えば、支援コンテンツは図7(a)に示すカレンダー画面の前面にポップアップ表示される。カレンダー画面は、上部のカレンダーと下部の予定表とで構成されている。もっとも、移動通信端末Mは画面の表示内容に関係なく任意のタイミングで支援コンテンツを表示することが可能である。
支援コンテンツの表示タイプが「1」の場合には、図7(b)に示すように、他の機能へ遷移するための機能ショートカット画面D1が支援コンテンツとして表示される。機能ショートカット画面D1は、機能の提案理由を示す文章と、他の機能へ遷移するためのリンク(ボタン)とを含んでいる。
支援コンテンツの表示タイプが「2」の場合には、図7(c)に示すように、図示しない外部サーバが提供する外部コンテンツへ遷移するためのおすすめコンテンツ画面D2が支援コンテンツとして表示される。おすすめコンテンツ画面D2は、表示理由を示す文書と、外部コンテンツへ遷移するためのリンク(ボタン)とを含んでいる。
支援コンテンツの表示タイプが「3」の場合には、図8(a)に示すように、移動通信端末Mのユーザに注意喚起するためのアラート画面D3が支援コンテンツとして表示される。アラート画面D3は、アラートの対象となるスケジュールが何分後に迫っているかを示す文章を含んでいる。
支援コンテンツの表示タイプが「4」の場合には、図8(b)に示すような地図画面D4が支援コンテンツとして表示される。地図画面D4は、星印で示された特定の地点(例えば施設や最寄駅など)の周辺の地図を含んでいる。
支援コンテンツの表示タイプが「5」の場合には、図8(c)に示すような経路情報画面D5が支援コンテンツとして表示される。経路情報画面D5は、出発駅から到着駅までの経路と列車の時刻とで構成される経路情報を含んでいる。図8(c)に示す支援コンテンツは終電情報を示しているが、どのような列車の情報を表示するかは限定されない。
支援コンテンツの表示は、ポップアップ画面上の閉じるボタンが押されることで終了する。なお、支援コンテンツの内容や表示方法は図7,8に示すものに限定されず、任意に決定してよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、スケジュール情報さえ行動支援サーバ10に送信すればその内容に基づいて支援コンテンツが決定され移動通信端末Mに送信されるので、ユーザの周囲の状況を取得することなく支援コンテンツを提供できる。
また、本実施形態によれば、スケジュール情報及び個人情報に合致する支援コンテンツが選択されるので、ユーザの嗜好や生活環境などをより反映した支援コンテンツを提供できる。
また、本実施形態によれば、同一コンテンツグループの支援コンテンツが複数選択されると、そのうち優先順位が最も高い支援コンテンツが選択されるので、特に重要な情報を優先してユーザに提供できる。
また、本実施形態によれば、支援コンテンツが表示タイプに基づいて生成され移動通信端末Mに送信されるので、コンテンツの内容に応じた適切な表示形式で支援コンテンツを提供できる。
また、本実施形態によれば、設定されたタイミングで支援コンテンツが移動通信端末Mに送信されるので、ユーザの行動予定に合わせて支援コンテンツを提供することが可能になる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
ポップアップ情報(条件情報)の構成は上記実施形態(図4)に示すものに限定されない。例えば、表示内容のみで示されるコンテンツ情報と表示条件とで構成されるポップアップ情報に基づいて支援コンテンツを選択してもよい。また、コンテンツ情報、表示条件及びポップアップタイミングで構成されるポップアップ情報を用いてもよい。
上記実施形態では行動支援サーバ10が個人情報テーブル12aを備えていたが、個人情報記憶手段を備えない行動支援サーバを用いて行動支援システムを構築してもよい。この場合、行動支援サーバは受信したスケジュール情報とポップアップ情報(条件情報)とを照合し、その照合結果に基づいて支援コンテンツを選択する。
上記実施形態では行動支援サーバ10が地図生成部15及び乗換案内生成部16を備えていたが、行動支援サーバとは別のサーバが地図生成機能及び乗換案内生成機能を備えてもよい。また、行動支援システムがそれら二つの機能を備えなくてもよい。
上記実施形態では、通信端末として移動通信端末を採用したが、通信端末は固定端末(例えば据置型のパーソナルコンピュータなど)であってもよい。
実施形態に係る行動支援システムの全体構成を示す図である。 移動通信端末で入力されるスケジュール情報の例を示す図である。 図1に示す行動支援サーバのハードウェア構成を示す図である。 図1に示すポップアップ情報テーブルに記憶されるポップアップ情報の例を示す図である。 スケジュール情報を登録する処理を示すフローチャートである。 支援コンテンツを移動通信端末に表示する処理を示すフローチャートである。 (a)は、支援コンテンツ表示前の移動通信端末の画面を示す模式図であり、(b),(c)は、その画面に表示される支援コンテンツの模式図である。 (a)〜(c)は、移動通信端末の画面に表示される支援コンテンツの模式図である。
符号の説明
1…行動支援システム、10…行動支援サーバ、11…通信部(受信手段、送信手段)、12…記憶部、12a…個人情報テーブル(個人情報記憶手段)、12b…スケジュール情報テーブル、12c…ポップアップ情報テーブル(条件記憶手段)、13…スケジュール管理部(送信手段)、14…支援コンテンツ生成部(選択手段)、15…地図生成部、16…乗換案内生成部、M…移動通信端末。

Claims (7)

  1. ユーザの行動予定を示すスケジュール情報を通信端末から受信する受信手段と、
    前記スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、該支援コンテンツを前記通信端末に送信するための条件を示す送信条件とを含んで構成される条件情報を記憶する条件記憶手段と、
    前記受信手段により受信されたスケジュール情報が前記条件記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された支援コンテンツを前記通信端末に送信する送信手段と、
    を備える行動支援サーバ。
  2. 前記ユーザの個人情報を記憶する個人情報記憶手段を更に備え、
    前記スケジュール情報が前記ユーザを識別するユーザ識別子を含み、
    前記選択手段が、前記ユーザ識別子に基づいて前記スケジュール情報に対応する個人情報を前記個人情報記憶手段から読み出し、該スケジュール情報及び読み出した個人情報が前記条件記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択する、
    請求項1に記載の行動支援サーバ。
  3. 前記条件情報が、前記支援コンテンツの分類を示すグループ情報と、同一分類内における前記支援コンテンツの送信の優先順位とを更に含み、
    前記選択手段が、同一分類の支援コンテンツが複数選択された場合に、該複数の支援コンテンツのうち優先順位が最も高い支援コンテンツを選択する、
    請求項1又は2に記載の行動支援サーバ。
  4. 前記条件情報が、前記通信端末における前記支援コンテンツの出力方法を示す出力種別を更に含み、
    前記送信手段が、前記選択された支援コンテンツの出力種別に基づいて生成された支援コンテンツを送信する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の行動支援サーバ。
  5. 前記条件情報が、前記通信端末における前記支援コンテンツの出力タイミングを示すタイミング情報を更に含み、
    前記送信手段が、前記選択された支援コンテンツを、該支援コンテンツのタイミング情報で示されるタイミングで送信する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の行動支援サーバ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の行動支援サーバと、
    前記行動支援サーバに前記スケジュール情報を送信し、該送信に応じて前記行動支援サーバから送信された前記支援コンテンツを受信して出力する移動通信端末と、
    を備える行動支援システム。
  7. 行動支援サーバが、ユーザの行動予定を示すスケジュール情報を通信端末から受信する受信ステップと、
    前記行動支援サーバが、前記スケジュール情報で示される行動を支援するための支援コンテンツと、該支援コンテンツを前記通信端末に送信するための条件を示す送信条件とを含んで構成される条件情報を記憶手段に記憶する条件記憶ステップと、
    前記行動支援サーバが、前記受信ステップにおいて受信されたスケジュール情報が前記記憶手段に記憶されている送信条件を満たす場合に、該送信条件に対応する支援コンテンツを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択された支援コンテンツを前記通信端末に送信する送信ステップと、
    を含む行動支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012124259A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 株式会社ニコン 情報端末、情報提供サーバ及び制御プログラム
JP2014120103A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Casio Comput Co Ltd 情報表示装置、情報表示方法及びプログラム
JP2014157563A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2014203418A (ja) * 2013-04-10 2014-10-27 Necパーソナルコンピュータ株式会社 利用者端末及びプログラム

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