JP2009271590A - 直流安定化電源回路及びこれを備える電子機器 - Google Patents

直流安定化電源回路及びこれを備える電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供する。
【解決手段】NPN型トランジスタQ11と、PNP型出力トランジスタQ1のベースから流れるコレクタ電流Ic2に対応した出力電流Io2を誤差増幅器2から引き抜くNPN型トランジスタQ12とを有する負荷変動補正回路5をさらに備え、NPN型トランジスタQ11とNPN型トランジスタQ12とはカレントミラー回路を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流安定化電源回路及びこれを備える電子機器に関するものである。
従来の直流安定化電源回路の一例として、PNP型出力トランジスタ及び制御用ICで構成された従来の直流安定化電源回路101のブロック図を図8に示す。図8に示すブロック図では、直流安定化電源回路101は、誤差増幅器102、PNP型出力トランジスタQ1、ドライブ回路103、出力電圧分圧用抵抗R1、R2及び、基準電圧回路104で構成されている。
図9は、従来の直流安定化電源回路101の回路図であり、従来の誤差増幅器102及び従来のドライブ回路103の一例を示す。図9に示す誤差増幅器102は、PNP型トランジスタQ3〜Q6、NPN型トランジスタQ7〜Q10及び定電流源I1により構成されている。また、ドライブ回路103は、NPN型トランジスタQ2により構成されている。
PNP型トランジスタQ3及びQ4、PNP型トランジスタQ5及びQ6、並びにNPN型トランジスタQ9及びQ10は、それぞれカレントミラー回路を構成している。誤差増幅器102は、基準電圧回路104によって非反転入力端子に与えられる一定の基準電圧Vrefと、反転入力端子に与えられる電圧(出力電圧調整端子電圧Vadj)とを比較する。
一方、直流安定化電源はいかなる外部要因に対しても、出力変動がゼロであることが理想的である。従って、出力端子に付属する負荷に依存する出力電圧Voの変動(負荷変動)も小さい方が望ましい。出力電圧Voと出力電圧調整端子電圧Vadjとの関係について、以下の(1)式が成立するため、出力電圧調整端子電圧Vadjの負荷変動は、出力電圧Voの負荷変動と比例する。
Vo={(R1+R2)/R2}×Vadj (1)
無負荷時や軽負荷時では、誤差増幅器102の均衡が保たれるため、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとは等しくなり、出力電圧Voは(1)式が成り立つように安定する。トランジスタQ3〜Q10の回路電流は少ないので、トランジスタQ3〜Q10のベース電流を無視した場合、トランジスタQ3〜Q10のコレクタ電流は全て同じ値になり、(I1)/2となる。よって、NPN型トランジスタQ7のベース−エミッタ間電圧VBE7、Q8のベース−エミッタ間電圧VBE8も等しくなるため、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとは同電位となる。
出力電流Ioが大きい場合は次のような動作となる。出力電流Ioが流れることにより、コレクタ電流Ic2及びベース電流Ib2が流れ出し、以下に示す(2)式が成立する。但し、無負荷時及び軽負荷時では、ベース電流Ib2が無視できるくらい小さいので、Ic3=Ic9となる。
Ic3=Ic9+Ib2 (2)
ベース電流を無視した場合、カレントミラー回路により、以下に示す(3)式、(4)式が成立する。よって、NPN型トランジスタQ7のコレクタ電流とNPN型トランジスタQ8のコレクタ電流との間に、ベース電流Ib2分の電流差が生じることにより、ベース−エミッタ間電圧VBE7とベース−エミッタ間電圧VBE8との間にも差が生じ、Vref>Vadjとなる。
Ic3=Ic4=Ic7=Ic8+Ib2 (3)
Ic9=Ic10=Ic6=Ic5=Ic8 (4)
よって、出力電流が大きくなるにつれて、出力電圧調整端子電圧Vadjの低下は大きくなる。このため、出力電圧調整端子電圧Vadjの負荷変動、及び出力電圧Voの負荷変動は、出力電流が大きくなるにつれて大きくなってしまう。
これを防ぐ手段として、誤差増幅器やドライブ回路のゲインを高くするという方法があるが、昨今、出力電流の増加や出力コンデンサ容量の低下が要望されているため、ゲインを高くし過ぎると、出力が発振する危険性を伴ってしまう。
先行技術を開示する文献として、特許文献1では、発光ダイオード(LED)を使い、出力電圧の電圧降下補償を備えた回路が開示されている。また、特許文献2では、出力電流の増加に応じて出力電圧を増加させることにより、負荷変動を低減した直流安定化電源回路が開示されている。さらに、特許文献3では、電池駆動のアナログ系回路を有する装置において、2種の電圧レギュレータを切替えて、効率的に、且つ高精度にアナログ系回路を駆動する電源供給装置が開示されている。
特開2003−79145号公報(2003年3月14日公開) 特開平10−97328号公報(平成10年4月14日公開) 特開平6−168038号公報(平成6年6月14日公開)
上述した先行技術を開示する文献において、特許文献1の電圧降下補償を備えた電流および電圧感知回路は、直流安定化電源回路ではなく、LED素子等の多くの回路が必要である。また、特許文献2の安定化電源回路では、負荷変動を補償するために必要な回路素子が多い上、製造プロセスばらつきを打ち消すことができないので、製造プロセスばらつきがそのまま負荷変動に影響を及ぼすことが考えられる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することにある。
本発明の直流安定化電源回路は、上記課題を解決するために、入力電圧を出力する出力トランジスタと、出力電圧を帰還した出力電圧調整端子電圧と、基準電圧とを比較し、比較結果に基づき制御電流を出力する誤差増幅手段と、上記制御電流が入力される第1のトランジスタと、上記第1のトランジスタを介して入力される上記制御電流に基づき上記出力トランジスタをドライブする第2のトランジスタを有するドライブ手段とを備える直流安定化電源回路において、上記第1のトランジスタと、上記出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタとを有する負荷変動補正手段をさらに備え、上記第1のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成することを特徴とする。
上記発明によれば、上記第1のトランジスタと、上記第3のトランジスタとが1:1の割合のカレントミラー回路を構成しているので、上記制御電流と上記第2の制御電流とが等しくなる。よって、上記誤差増幅手段の均衡が保たれ、上記基準電圧と出力電圧調整端子電圧とが等しくなる。従って、大きな出力電流が流れた場合でも上記出力電圧調整端子電圧及び上記出力電圧が低下することはなく、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
上記直流安定化電源回路では、上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、同一の製造プロセスにて製造され、且つ、同じ形状を有してもよい。
これにより、上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、製造時に生じるプロセスのばらつき,またはそれによるデバイス特性のばらつき及び遅延のばらつきであり、拡散工程での拡散むら、エッチングむら、ゲート長のばらつき、不純物注入ばらつき等の製造プロセスばらつき、及び温度特性が同じ傾向を有する。このため、直流安定化電源回路の負荷変動は、製造プロセスばらつきや温度による影響を受けなくなる。
上記直流安定化電源回路では、上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、バイポーラトランジスタであってもよい。
また、上記直流安定化電源回路では、上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、電界効果トランジスタであってもよい。
これらの構成により、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
本発明の直流安定化電源回路は、上記課題を解決するために、入力電圧を出力する出力トランジスタと、出力電圧を帰還した出力電圧調整端子電圧と、基準電圧とを比較し、比較結果に基づき第3の制御電流を出力する誤差増幅手段と、上記第3の制御電流に基づき上記出力トランジスタをドライブする第2のトランジスタを有するドライブ手段とを備える直流安定化電源回路において、上記出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタと、該第3のトランジスタ及びグランドの間に接続され、上記第2の制御電流を調整する調整抵抗とを有する負荷変動補正手段をさらに備え、上記第2のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成することを特徴とする。
上記直流安定化電源回路では、上記負荷変動補正手段は、上記第3の制御電流が入力される第4のトランジスタを有し、上記第4のトランジスタと上記第2のトランジスタとはダーリントン回路を構成し、上記第2のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成してもよい。
上記第3の制御電流と上記第2の制御電流を等しくすることにより、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。さらに、上記第3の制御電流が上記制御電流と等しくなるまで上記出力電流を流すことが可能となり、上記いずれかの直流安定化電源回路よりも大きい出力電流を流すことが可能となる。
上記直流安定化電源回路では、上記第2のトランジスタないし上記第4のトランジスタは、バイポーラトランジスタであってもよい。
また、上記直流安定化電源回路では、上記第2のトランジスタ及び上記第3のトランジスタは、電界効果トランジスタであってもよい。
これらの構成により、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
本発明の電子機器は、上記いずれかの直流安定化電源回路を備えているので、安定した動作を行うことが可能となる。
本発明に係る直流安定化電源回路は、以上のように、第1のトランジスタと、出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタとを有する負荷変動補正手段をさらに備え、上記第1のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成するものである。
また、本発明に係る直流安定化電源回路は、以上のように、出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタと、該第3のトランジスタ及びグランドの間に接続され、上記第2の制御電流を調整する調整抵抗とを有する負荷変動補正手段をさらに備え、上記第2のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成するものである。
それゆえ、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供するという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本発明の実施の形態に係る直流安定化電源回路1のブロック図である。直流安定化電源回路1は、誤差増幅器2、PNP型出力トランジスタQ1、ドライブ回路3、出力電圧分圧用抵抗R1、R2、基準電圧回路4及び負荷変動補正回路5を備えている。
入力電圧Viは、PNP型出力トランジスタQ1のエミッタに印加される。PNP型出力トランジスタQ1のコレクタは、出力電圧分圧用抵抗R1の一端に接続され、出力電圧Vo及び出力電流Ioを出力する。出力電圧分圧用抵抗R1の他端は、出力電圧分圧用抵抗R2の一端及び誤差増幅器2の反転入力端子(−)に接続され、該反転入力端子(−)には出力電圧調整端子電圧Vadjが印加される。基準電圧回路4の+端子は誤差増幅器2の非反転入力端子(+)に接続され、該非反転入力端子(+)には基準電圧Vrefが印加される。
誤差増幅器2の第1出力o1はドライブ回路3の入力に接続され、ドライブ回路3の出力はPNP型出力トランジスタQ1のベースに接続される。また、誤差増幅器2の第2出力o2は、負荷変動補正回路5の入力に接続され、負荷変動補正回路5の出力はドライブ回路3の入力に接続される。出力電圧分圧用抵抗R2の他端、基準電圧回路4の−端子及びドライブ回路3のGNDは電気的に接地されている。
〔実施例1〕
図2は、本実施例1に係る直流安定化電源回路1の回路図であり、図1の直流安定化電源回路1の回路図である。図2の直流安定化電源回路1において、誤差増幅器2は、PNP型トランジスタQ3〜Q6、NPN型トランジスタQ7〜Q10及び定電流源I1を有している。また、ドライブ回路3は、NPN型トランジスタQ2により構成されている。さらに、負荷変動補正回路5は、NPN型トランジスタQ11、Q12を有している。
図2において、PNP型出力トランジスタQ1のエミッタは、PNP型トランジスタQ3のエミッタ、PNP型トランジスタQ4のエミッタ、PNP型トランジスタQ5のエミッタ及びPNP型トランジスタQ6のエミッタに接続され、入力電圧Viが印加される。PNP型出力トランジスタQ1のコレクタは、出力電圧分圧用抵抗R1の一端に接続され、出力電圧Vo及び出力電流Ioを出力する。出力電圧分圧用抵抗R1の他端は、出力電圧分圧用抵抗R2の一端及びNPN型トランジスタQ8のベースに接続され、該NPN型トランジスタQ8のベースには出力電圧調整端子電圧Vadjが印加される。基準電圧回路4の+端子はNPN型トランジスタQ7のベースに接続され、NPN型トランジスタQ7のベースには基準電圧Vrefが印加される。
また、PNP型トランジスタQ3のコレクタは、NPN型トランジスタQ9のコレクタ、NPN型トランジスタQ11のコレクタ及びNPN型トランジスタQ11のベースに接続されている。PNP型トランジスタQ3のベースは、PNP型トランジスタQ4のベース及びPNP型トランジスタQ4のコレクタに接続されている。PNP型トランジスタQ4のコレクタは、NPN型トランジスタQ7のコレクタに接続されている。
さらに、PNP型トランジスタQ5のベースは、PNP型トランジスタQ6のベース及びPNP型トランジスタQ5のコレクタに接続されている。PNP型トランジスタQ5のコレクタは、NPN型トランジスタQ8のコレクタに接続されている。PNP型トランジスタQ6のコレクタは、NPN型トランジスタQ10のコレクタ、NPN型トランジスタQ10のベース及びNPN型トランジスタQ12のコレクタに接続されている。NPN型トランジスタQ9のベースは、NPN型トランジスタQ10のベースに接続されている。
さらに、NPN型トランジスタQ7のエミッタは、NPN型トランジスタQ8のエミッタ及び定電流源I1の−端子に接続されている。NPN型トランジスタQ11のベースは、NPN型トランジスタQ2のベース及びNPN型トランジスタQ12のベースに接続されている。NPN型トランジスタQ2のコレクタは、PNP型出力トランジスタQ1のベースに接続されている。
そして、基準電圧回路4の−端子、NPN型トランジスタQ9のエミッタ、定電流源I1の+端子、NPN型トランジスタQ10のエミッタ、NPN型トランジスタQ11のエミッタ、NPN型トランジスタQ2のエミッタ、NPN型トランジスタQ12のエミッタ及び出力電圧分圧用抵抗R2の他端は、電気的に接地されている。
PNP型トランジスタQ3及びQ4、PNP型トランジスタQ5及びQ6、並びにNPN型トランジスタQ9及びQ10は、それぞれカレントミラー回路を構成している。誤差増幅器2は、基準電圧回路4によって非反転入力端子に与えられる一定の基準電圧Vrefと、反転入力端子に与えられる電圧(出力電圧調整端子電圧Vadj)とを比較する。
一方、直流安定化電源はいかなる外部要因に対しても、出力変動がゼロであることが理想的である。従って、出力端子に付属する負荷に依存する出力電圧Voの変動(負荷変動)も小さい方が望ましい。出力電圧Voと出力電圧調整端子電圧Vadjとの関係について、以下の(5)式が成立するため、出力電圧調整端子電圧Vadjの負荷変動は、出力電圧Voの負荷変動と比例する。
Vo={(R1+R2)/R2}×Vadj (5)
無負荷時や軽負荷時では、後述するコレクタ電流Ic11及びコレクタ電流Ic12がほぼ0である、即ちIc11=Ic12≒0である。この場合、NPN型トランジスタQ7のコレクタ電流Ic7、NPN型トランジスタQ8のコレクタ電流をIc8に関してIc7=Ic8が成立するので、誤差増幅器2の均衡が保たれる。よって、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとは同電位となり、出力電圧Voは(5)式が成り立つように安定する。トランジスタQ3〜Q10の回路電流は少ないので、トランジスタQ3〜Q10のベース電流を無視した場合、トランジスタQ3〜Q10のコレクタ電流は全て同じ値になり、(I1)/2となる。よって、NPN型トランジスタQ7のベース−エミッタ間電圧VBE7、及びQ8のベース−エミッタ間電圧VBE8も等しくなるため、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとは同電位となる。
NPN型トランジスタQ2は、パワートランジスタであるPNP型出力トランジスタQ1をドライブするトランジスタである。また、NPN型トランジスタQ2、NPN型トランジスタQ11及びNPN型トランジスタQ12はカレントミラー回路を構成している。通常、NPN型トランジスタQ11とNPN型トランジスタQ12とのエミッタ面積比は1:1であり、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ11とのエミッタ面積比はn:1(n:1以上の有理数)となっている。これは、NPN型トランジスタQ11のコレクタ電流とNPN型トランジスタQ12のコレクタ電流とは等しくする必要があるが、NPN型トランジスタQ2のコレクタ電流はPNP型出力トランジスタQ1のベース電流でもあるため、より多くの電流を流す必要があるためである。NPN型トランジスタQ2のコレクタ電流は、PNP型出力トランジスタQ1の電流増幅率をhFEとすると以下の(6)式で表すことができる。
Ic2=Io/hFE (6)
NPN型トランジスタQ2のベース電流、NPN型トランジスタQ11のベース電流及びNPN型トランジスタQ12のベース電流を無視した場合、PNP型出力トランジスタQ1のコレクタから出力電流Ioを流すために、以下の(7)式に示されるコレクタ電流Ic11(出力電流Io1)がPNP型トランジスタQ3のコレクタから流れる。
Ic11={(Io/hFE)/n} (7)
この時、従来の回路では上述したように誤差増幅器の均衡が崩れ、出力電圧調整端子電圧Vadj及び出力電圧Voが低下してしまう。しかし、本発明では、コレクタ電流Ic11と同じ値のコレクタ電流Ic12(出力電流Io2)を、PNP型トランジスタQ6のコレクタから流しているため、誤差増幅器2の均衡は崩れることは無い。また、NPN型トランジスタQ7のベース−エミッタ間電圧VBE7、及びNPN型トランジスタQ8のベース−エミッタ間電圧VBE8も等しくなるため、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとが等しくなる。従って、大きな出力電流が流れた場合でも出力電圧調整端子電圧Vadj及び出力電圧Voが低下することはなく、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路1を提供することが可能となる。
また、負荷変動補正回路5を構成するNPN型トランジスタQ11及びNPN型トランジスタQ12、並びにドライブ回路3を構成するNPN型トランジスタQ2が、同一の製造プロセスにて製造され、且つ、同じ形状を有するように形成された場合を考える。この場合、NPN型トランジスタQ2、NPN型トランジスタQ11及びNPN型トランジスタQ12は、製造プロセスばらつき及び温度特性が同じ傾向を有する。このため、直流安定化電源回路の負荷変動は、製造プロセスばらつきや温度による影響を受けなくなる。
なお、上述した製造プロセスばらつきとは、製造時に生じるプロセスのばらつき,またはそれによるデバイス特性のばらつき及び遅延のばらつきであり、拡散工程での拡散むら、エッチングむら、ゲート長のばらつき、不純物注入ばらつき等がある。
〔実施例2〕
図3は、本実施例2に係る直流安定化電源回路6の回路図である。直流安定化電源回路6は、図2の直流安定化電源回路1において負荷変動補正回路5に代えて負荷変動補正回路8を設けて構成される。
図3の直流安定化電源回路6は、図1の直流安定化電源回路1から以下の点を変更している。まず、NPN型トランジスタQ11を除き、NPN型トランジスタQ2のベース及びNPN型トランジスタQ12のベースを第1出力o1に接続している。また、抵抗R3を備え、NPN型トランジスタQ12のエミッタは、抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端は、電気的に接地されている。
図3において、NPN型トランジスタQ2は、パワートランジスタであるPNP型出力トランジスタQ1をドライブするドライブ回路3を構成している。また、NPN型トランジスタQ12、抵抗R3は、負荷変動補正回路8を構成している。
〔実施例3〕
図4は、本実施例3に係る直流安定化電源回路9の回路図である。直流安定化電源回路9は、図1の直流安定化電源回路1において負荷変動補正回路5に代えて負荷変動補正回路8を設けて構成される。実施例1の直流安定化電源回路1の回路構成では、出力電流Ioは、多くても数十mAしか流すことができないため、出力電流Ioを大きくしたい場合には図4のような回路構成が好ましい。
図4の直流安定化電源回路9は、図1の直流安定化電源回路1から以下の点を変更している。まず、NPN型トランジスタQ11の代わりにNPN型トランジスタQ13を備えており、さらに抵抗R3を備えている。次に、NPN型トランジスタQ13のベースは、PNP型トランジスタQ3のコレクタに接続されている。また、NPN型トランジスタQ13のコレクタは、PNP型出力トランジスタQ1のエミッタに接続され、入力電圧Viが印加される。さらに、NPN型トランジスタQ13のエミッタは、NPN型トランジスタQ2のベース及びNPN型トランジスタQ12のベースに接続される。そして、NPN型トランジスタQ12のエミッタは、抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端は、電気的に接地されている。
図4は、出力電流が大きい場合の直流安定化電源回路9の実施例を示す回路図である。NPN型トランジスタQ2及びNPN型トランジスタQ13は、パワートランジスタであるPNP型出力トランジスタQ1をドライブするドライブ回路15を構成している。また、NPN型トランジスタQ12及び抵抗R3は、負荷変動補正回路8を構成している。
NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ13とはダーリントン回路を構成しているため、図4における出力電流Ioに対する誤差増幅器2の出力電流Io3は、図2における出力電流Io1、即ちコレクタ電流Ic11と比べて、大幅に少なくすることができる。逆に言えば、図4における出力電流Io3を図2における出力電流Io1と等しくすることにより、直流安定化電源回路9は、直流安定化電源回路1よりも大きい出力電流Ioを流すことが可能となる。
また、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ12とはカレントミラー回路を構成しているが、Q12のコレクタ電流Ic12は、NPN型トランジスタQ2のコレクタ電流Ic2に対し、1/(1+hFE13)・hFE2である必要があり、以下に示す(8)式が成立する必要がある。ここで、hFE2は、NPN型トランジスタQ2の電流増幅率であり、hFE13は、NPN型トランジスタQ13の電流増幅率である。
Ic12=Ic2/(1+hFE13)・hFE2 (8)
(8)式が成立する必要がある理由は、誤差増幅器2の均衡を保つためである。誤差増幅器2の均衡を保つためには、(9)式に示すように誤差増幅器2の出力電流Io3と誤差増幅器2の出力電流Io2とが等しくなければならない。
Io3=Io2 (9)
また、図4において、以下に示す(10)式〜(11)式が成立する。(10)式及び(11)式を(9)式に適用すると、(12)式が得られる。
Io3=Ib13 (10)
Io2=Ic12 (11)
Ib13=Ic12 (12)
さらに、NPN型トランジスタQ13に関して、以下に示す(13)式が成立し、(13)式から(14)式が得られる。
Ib2=Ib13+Ic13
=Ib13+hFE13Ib13
=(1+hFE13)・Ib13 (13)
Ib13=Ib2/(1+hFE13) (14)
さらに、NPN型トランジスタQ2に関して、以下に示す(15)式が成立、(15)式から(16)式が得られる。
Ic2=hFE2・Ib2 (15)
Ib2=Ic2/hFE2 (16)
そして、(16)式を(14)式に代入し、(14)式を(12)式に代入すると(8)式が得られる。
Ib13=Ib2/(1+hFE13)
Ib13=(Ic2/hFE2)/(1+hFE13)
Ib13=Ic2/(1+hFE13)・hFE2
Ic12=Ic2/(1+hFE13)・hFE2 (8)
(8)式より、Ic2はIc12の{(1+hFE13)・hFE2}倍となる。hFE13=hFE2=100とすると、Ic2はIc12の約1万倍となり、NPN型トランジスタQ2の面積を非常に大きく(例えば約1万倍に)する必要がある。この結果、チップサイズの増大、ひいてはチップコストと増大につながる。このように、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ12とのコレクタ電流比を、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ12とのエミッタ面積比nで作ることが困難である。このため、NPN型トランジスタQ12のエミッタに以下に示す抵抗R3を接続する。これにより、(8)式に示す関係を実現することができ、誤差増幅器2の均衡を保つことが可能となるので、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路6を提供することが可能となる。なお、抵抗R3に関して、以下に示す近似式(17)が成立する。ここで、VTは熱電圧であり、常温で約26mVである。
R3≒(VT/Ic12)・ln{n・(Ic2/Ic12)} (17)
また、(8)式より、n=(1+hFE13)・hFE2とする必要があるので、(17)式に代入すると(17’)式が得られる。
R3≒(VT/Ic12)・ln{(1+hFE13)・hFE2・(Ic2/Ic12)} (17’)
〔実施例4〕
図5は、本実施例4に係る直流安定化電源回路11の回路図である。直流安定化電源回路11は、実施例3の直流安定化電源回路9において、出力電圧分圧用抵抗R1に代えて3個直列に接続された発光ダイオード(Light Emitting Diode)LEDを備えている。
直流安定化電源回路11は、LEDドライバとして使用した場合の実施例である。直流安定化電源回路11では出力電圧調整端子電圧Vadjが低下せず、負荷変動を低減することができるため、発光ダイオードLEDに流れる電流の変動が減少し、従来よりも輝度のさらなる安定化を実現することが出来る。
なお、本実施例の直流安定化電源回路11においては、発光ダイオードが3個直列に接続されているが、これに限定されない。発光ダイオードの個数をn’、発光ダイオード1個の順方向電圧をVF、PNP型出力トランジスタのコレクタ−エミッタ間電圧をVCE1、抵抗R2の電圧降下をVR2とすると、入力電圧Viは、以下に示す(18)式を満足する必要がある。
Vi>VCE1+VF・n’+VR2 (18)
また、本実施例では、実施例3の直流安定化電源回路9において、出力電圧分圧用抵抗R1に代えて発光ダイオードLEDを備えることにより直流安定化電源回路11をLEDドライバとして使用したが、本発明はこれに限定されない。即ち、実施例1の直流安定化電源回路1において、出力電圧分圧用抵抗R1に代えて発光ダイオードLEDを備える直流安定化電源回路を、LEDドライバとして使用してもよい。
図6は、従来の直流安定化電源回路と本発明の直流安定化電源回路との出力電圧負荷変動の出力電流依存性を示すグラフである。図6において、T1は従来の直流安定化電源回路の出力電流依存性、T2は本発明の直流安定化電源回路の出力電流依存性を示し、Vnは出力電流Io=0Aの時の出力電圧Voである。
出力電流Ioによる出力電圧Voの変動の割合を示す負荷変動率εは、以下に示す(19)式により求められる。
ε=(Vo−Vn)/Vn×100〔%〕 (19)
従来の直流安定化電源回路では、出力電流Ioが例えばIo’まで上昇すると、出力電圧が0.99Vnまで低下する。この場合の負荷変動率ε1は、以下に示す(20)式のように−1%となる。以上に示した例では、従来の直流安定化電源回路では、負荷変動率は+1%以上及び−1%以下(+2%、−3%等)となる。
ε1=(0.99Vn−Vn)/Vn×100=−1〔%〕 (20)
これに対して、本発明の直流安定化電源回路では、従来の直流安定化電源回路よりも出力電流による出力電圧の変動が遥かに小さく、出力電流Ioが例えばIo’まで上昇しても出力電圧は0.999Vnに低下するのみである。従って、この場合の負荷変動率ε2は、以下に示す(21)式のように−0.1%となり、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動を小さくすることが可能となる。以上に示した例では、本発明の直流安定化電源回路では、負荷変動率は±1%の範囲内(−0.2%、+0.5%等)に収まり、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さくなる。
ε1=(0.999Vn−Vn)/Vn×100=−0.1〔%〕 (21)
なお、本実施の形態では、バイポーラ型トランジスタを用いて説明を行ったが、MOS型電界効果トランジスタ(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor:金属・酸化物・半導体電界効果トランジスタ)においても同様である。図7は、MOS型トランジスタを用いた直流安定化電源回路の一例を示す回路図である。図7の直流安定化電源回路12は、図2の直流安定化電源回路1においてバイポーラトランジスタQ1〜Q12をMOS型トランジスタM1〜M12に置き換え、さらにMOS型トランジスタM1のソース−ゲート間に抵抗R4を接続した回路である。この回路でも上述したそれぞれの直流安定化電源回路と同様に、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動を小さくすることが可能である。また、図4の直流安定化電源回路9及び図5の直流安定化電源回路11において、バイポーラトランジスタをMOS型トランジスタに置き換えて直流安定化電源回路を構成しても良い。
〔実施形態の総括〕
本発明の実施形態に係る直流安定化電源回路1は、入力電圧Viを出力するPNP型出力トランジスタQ1と、出力電圧Voを帰還した出力電圧調整端子電圧Vadjと、基準電圧Vrefとを比較し、比較結果に基づき出力電流Io1を出力する誤差増幅器2と、出力電流Io1が入力されるNPN型トランジスタQ11と、NPN型トランジスタQ11を介して入力される出力電流Io1に基づきPNP型出力トランジスタQ1をドライブするNPN型トランジスタQ2を有するドライブ回路3とを備える直流安定化電源回路において、NPN型トランジスタQ11と、PNP型出力トランジスタQ1のベースから流れるコレクタ電流Ic2に対応した出力電流Io2を誤差増幅器2から引き抜くNPN型トランジスタQ12とを有する負荷変動補正回路5をさらに備え、NPN型トランジスタQ11とNPN型トランジスタQ12とはカレントミラー回路を構成する。
上記構成によれば、NPN型トランジスタQ11と、NPN型トランジスタQ12とが1:1の割合のカレントミラー回路を構成しているので、出力電流Io1と出力電流Io2とが等しくなる。よって、誤差増幅器2の均衡が保たれ、基準電圧Vrefと出力電圧調整端子電圧Vadjとが等しくなる。従って、大きな出力電流Ioが流れた場合でも出力電圧調整端子電圧Vadj及び出力電圧Voが低下することはなく、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
直流安定化電源回路1では、NPN型トランジスタQ2、NPN型トランジスタQ11及びNPN型トランジスタQ12は、同一の製造プロセスにて製造され、且つ、同じ形状を有してもよい。
これにより、NPN型トランジスタQ2、NPN型トランジスタQ11及びNPN型トランジスタQ12は、製造時に生じるプロセスのばらつき,またはそれによるデバイス特性のばらつき及び遅延のばらつきであり、拡散工程での拡散むら、エッチングむら、ゲート長のばらつき、不純物注入ばらつき等の製造プロセスばらつき、及び温度特性が同じ傾向を有する。このため、直流安定化電源回路の負荷変動は、製造プロセスばらつきや温度による影響を受けなくなる。
直流安定化電源回路1では、NPN型トランジスタQ11、NPN型トランジスタQ2及びNPN型トランジスタQ12は、バイポーラトランジスタであってもよい。
また、直流安定化電源回路1では、NPN型トランジスタQ11、NPN型トランジスタQ2及びNPN型トランジスタQ12は、電界効果トランジスタであってもよい。
これらの構成により、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る直流安定化電源回路6は、入力電圧Viを出力するPNP型出力トランジスタQ1と、出力電圧Voを帰還した出力電圧調整端子電圧Vadjと、基準電圧Vrefとを比較し、比較結果に基づき出力電流Io3を出力する誤差増幅器2と、出力電流Io3に基づきPNP型出力トランジスタQ1をドライブするNPN型トランジスタQ2を有するドライブ回路3とを備える直流安定化電源回路において、上記出力トランジスタのベースから流れるコレクタ電流Ic2に対応した出力電流Io2を誤差増幅器2から引き抜くNPN型トランジスタQ12と、NPN型トランジスタQ12及びグランドGNDの間に接続され、出力電流Io2を調整する抵抗R3とを有する負荷変動補正回路8をさらに備え、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ12とはカレントミラー回路を構成する。
直流安定化電源回路9、11では、負荷変動補正回路8は、出力電流Io3が入力されるNPN型トランジスタQ13を有し、NPN型トランジスタQ13とNPN型トランジスタQ2とはダーリントン回路を構成し、NPN型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ12とはカレントミラー回路を構成してもよい。
出力電流Io3と出力電流Io2を等しくすることにより、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。さらに、出力電流Io3が出力電流Io1と等しくなるまで出力電流Ioを流すことが可能となり、上記いずれかの直流安定化電源回路よりも大きい出力電流を流すことが可能となる。
直流安定化電源回路9、11では、NPN型トランジスタQ2、NPN型トランジスタQ12及びNPN型トランジスタQ13は、バイポーラトランジスタであってもよい。
また、直流安定化電源回路6では、NPN型トランジスタQ2及びNPN型トランジスタQ12は、電界効果トランジスタであってもよい。
これらの構成により、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さい直流安定化電源回路を提供することが可能となる。
本発明の電子機器は、上記いずれかの直流安定化電源回路を備えているので、安定した動作を行うことが可能となる。
本発明の直流安定化電源回路は、従来の直流安定化電源回路よりも負荷変動が小さいので、負荷変動が小さい方が好ましいLEDドライバ等の電子機器に用いると好適である。
本発明の実施の形態に係る直流安定化電源回路のブロック図である。 本発明の実施例に係る直流安定化電源回路の回路図である。 本発明の他の実施例に係る直流安定化電源回路の回路図である。 本発明のさらに別の実施例に係る直流安定化電源回路の回路図である。 本発明のさらに別の実施例に係る直流安定化電源回路の回路図である。 従来の直流安定化電源回路と本発明の直流安定化電源回路との出力電圧負荷変動の出力電流依存性を示すグラフである。 MOS型トランジスタを用いた直流安定化電源回路の一例を示す回路図である。 従来の直流安定化電源回路のブロック図である。 従来の直流安定化電源回路の回路図である。
符号の説明
1、6、9、11、12 直流安定化電源回路
2 誤差増幅器(誤差増幅手段)
3 ドライブ回路(ドライブ手段)
4 基準電圧回路
5、8 負荷変動補正回路(負荷変動補正手段)
I1 定電流源
Ib2 ベース電流
Ic2 コレクタ電流(ドライブ電流)
Ic11、Ic12 コレクタ電流
Io 出力電流
Io1 誤差増幅器の出力電流(制御電流)
Io2 誤差増幅器の出力電流(第2の制御電流)
Io3 誤差増幅器の出力電流(第3の制御電流)
LED 発光ダイオード
M1〜M12 MOS型トランジスタ
M4 MOS型トランジスタ
Q1 PNP型出力トランジスタ(出力トランジスタ)
Q2 NPN型トランジスタ(第2のトランジスタ)
Q3〜Q6 PNP型トランジスタ
Q7〜Q10 NPN型トランジスタ
Q11 NPN型トランジスタ(第1のトランジスタ)
Q12 NPN型トランジスタ(第3のトランジスタ)
Q13 NPN型トランジスタ(第4のトランジスタ)
R1、R2 出力電圧分圧用抵抗
R3 抵抗(調整抵抗)
R4 抵抗
VBE7、VBE8 ベース−エミッタ間電圧
Vadj 出力電圧調整端子電圧
CE1 コレクタ−エミッタ間電圧
VF 順方向電圧
Vi 入力電圧
Vo 出力電圧
R2 電圧降下
Vref 基準電圧
VT 熱電圧
n エミッタ面積比
n’ 個数
o1 第1出力
o2 第2出力
ε、ε1、ε2 負荷変動率

Claims (9)

  1. 入力電圧を出力する出力トランジスタと、
    出力電圧を帰還した出力電圧調整端子電圧と、基準電圧とを比較し、比較結果に基づき制御電流を出力する誤差増幅手段と、
    上記制御電流が入力される第1のトランジスタと、
    上記第1のトランジスタを介して入力される上記制御電流に基づき上記出力トランジスタをドライブする第2のトランジスタを有するドライブ手段とを備える直流安定化電源回路において、
    上記第1のトランジスタと、上記出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタとを有する負荷変動補正手段をさらに備え、
    上記第1のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成することを特徴とする直流安定化電源回路。
  2. 上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、同一の製造プロセスにて製造され、且つ、同じ形状を有することを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源回路。
  3. 上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の直流安定化電源回路。
  4. 上記第1のトランジスタないし上記第3のトランジスタは、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の直流安定化電源回路。
  5. 入力電圧を出力する出力トランジスタと、
    出力電圧を帰還した出力電圧調整端子電圧と、基準電圧とを比較し、比較結果に基づき第3の制御電流を出力する誤差増幅手段と、
    上記第3の制御電流に基づき上記出力トランジスタをドライブする第2のトランジスタを有するドライブ手段とを備える直流安定化電源回路において、
    上記出力トランジスタのベースから流れるドライブ電流に対応した第2の制御電流を誤差増幅手段から引き抜く第3のトランジスタと、該第3のトランジスタ及びグランドの間に接続され、上記第2の制御電流を調整する調整抵抗とを有する負荷変動補正手段をさらに備え、
    上記第2のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成することを特徴とする直流安定化電源回路。
  6. 上記負荷変動補正手段は、上記制御電流が入力される第4のトランジスタを有し、
    上記第4のトランジスタと上記第2のトランジスタとはダーリントン回路を構成し、
    上記第2のトランジスタと上記第3のトランジスタとはカレントミラー回路を構成することを特徴とする請求項5に記載の直流安定化電源回路。
  7. 上記第2のトランジスタないし上記第4のトランジスタは、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項は6に記載の直流安定化電源回路。
  8. 上記第2のトランジスタ及び上記第3のトランジスタは、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項5記載の直流安定化電源回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の直流安定化電源回路を備えることを特徴とする電子機器。
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